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日記・想い

こんにちは!高橋建築のブログへようこそ。高橋 慎吾です。

家を建ててから数年。新しいお家に暮らしが馴染み、生活が落ち着いてきたタイミングで「そろそろお庭も整えたいな」とご相談をいただくことがよくあります。

今回は、数年前に建築させていただいたオーナー様から「玄関アプローチの前に壁を設置したい」とお庭づくりのご相談をいただきました。

建物と調和する「アンティーク×南欧風」のデザイン

お施主様のお家は、やさしい質感とあたたかみのある南欧風の外観。お家の中もこだわりのアンティーク調で統一されています。

そこで、玄関前の門壁もその世界観にぴったり合うよう、「モルタル造形」で仕上げることにしました!

モルタル造形とは、モルタル(セメントと砂を混ぜたもの)を使って、まるで年月を経た本物の石積みやレンガ、剥がれかけた壁のような質感を表現する職人技のことです。

信頼できる職人さんとのコラボレーション

デザインを担当してくれたのは、当社がいつも信頼してお仕事を依頼しているタイル屋さん。 とにかくセンスが抜群で、お施主様のご要望を汲み取りながら提案したデザイン案は、なんと一発OK!

そして完成したお写真がこちらです。

崩れた漆喰の下から古い石やレンガが顔を出しているような、絶妙な風合い。 上部の柔らかな曲線とアンティークな雰囲気が、お家全体の佇まいをぐっと引き立ててくれていて、本当にカッコいい仕上がりになりました!

暮らしに合わせて「育てるお庭」の魅力

家を建てるタイミングで一気にお庭まで完成させるのも素晴らしいですが、このように「暮らしながら徐々に自分たちのペースでお庭を仕上げていく」のも注文住宅ならではの醍醐味です。

数年暮らしてみたからこそ分かる「目隠しが欲しい場所」や「生活動線」に合わせた提案ができるというメリットもあります。

「そろそろ外構を整えたいな」「お家に合わせた外構デザインにこだわりたい」という方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

建築学会(広島)で発表してきました!「本当に安全な断熱」を科学する

こんにちは!高橋建築の代表・高橋慎吾です。

先日、広島県の安田女子大学で開催された「日本建築学会の全国大会」に参加してきました。 建築学会といえば、年に一度開催される国内最大のイベントです!

会場では、建築にまつわる本当に幅広い分野の研究発表が行われています。

  • 構造(地震に強い家づくり)
  • 防火(火災から命を守る技術)
  • 建築計画(使いやすい間取りやデザイン)
  • 歴史・意匠(建築の歴史や美しさ)
  • 環境工学(住み心地や省エネに関する技術)

……などなど、書ききれないほど多くの専門ジャンルに分かれているんです。

今回、私が参加したのは「環境工学」という分野。 文字通り「どうすれば人が快適&健康に暮らせるか?」を研究するジャンルです。

この環境工学だけでも、湿気、結露、音、光、睡眠環境、さらには微生物の影響まで多岐にわたり、なんと1,266本もの論文が発表されていました!

「湿気の問題」は、いま建築界で一番ホットなテーマ

私は初日の午前中、「外気の湿気問題」というセッションで発表を担当させていただきました。

タイトルは少し難しいのですが…… 『戸建て木造住宅の屋根複合断熱内の温湿度性状(3年間の温湿度の実測)』 というテーマです。

実は今、住宅の高断熱化がどんどん進む一方で、「家の中の湿気をどうコントロールするか」が大きな課題になっています。

学会の論文を見ていると、大手のハウスメーカーさんも湿気対策にとても苦慮していて、いろいろなアイデアで解決しようと奮闘しているのが伝わってきました。最新の試みを聞くだけでも、すごく勉強になります!

当社が施工している「断熱の安全性」を学会で検証

今回私が発表した内容は、実際に当社が採用している「屋根の断熱構成」が、長期的に見て本当に安全かどうかを3年間測定したデータです。
測定させていただいた、当社の住宅のオーナさんのFさんにはとても感謝しております。

自社の中だけで完結させるのではなく、学会という厳しい専門家の場で発表し、第一線の研究者の方々からご意見をいただくのも大切な目的でした。

発表後、足利工業大学の齋藤先生から「施工時のリスク」についてご質問をいただきました。

齋藤先生は海外の事情にも大変詳しい方です。 環境建築先進国である海外では、「完璧に施工できた場合」だけでなく、「もし職人さんが万が一施工ミスをしてしまった場合でも、家が腐らない設計になっているか?」という二重三重の安全性が求められます。

日本の住宅づくりは、残念ながらこうした「万が一のリスク管理」という考え方で海外に遅れをとっているのが現状です。

ですが、私は日頃から海外の最先端基準(パッシブハウスなど)を学んでいるため、あらかじめ施工ミスが起きても建物に被害が出ないシミュレーションを行った上で設計しています。それに関する安全性の実測確認です。

専門家の先生からまさにその「安全性の裏付け」に関する核心的な質問をいただけたのは、自社の取り組みの確かさを再確認できる素晴らしい機会になりました。

「なんとなく」の断熱工事が一番あぶない

断熱材は、ただ厚く詰め込めば良いというものではありません。 異素材の断熱材を組み合わせる技術は本来とても高度で、湿気や空気の動きを正しく理解していないと、数年後・数十年後に壁の中で結露が起き、家を痛めてしまう原因になります。

「よくわからないまま施工されている住宅」が世の中に増えている現状を見ると、プロとしてとても心配になります。後から取り返しのつかない事態にならなければいいのですが……。

当社ではこれからも科学的な根拠と実測データに基づき、「本当に長持ちして、住む人が健康に暮らせる家づくり」を追求していきます!

住まいの断熱や湿気対策について気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。

高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

おまけ
今回女子大の開催ということで
男子トイレが少なく仮設トイレがが多数設置されてました。(笑)