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髙橋建築

耐久性・災害対策,耐震・構造

カナダでの木の建物の話です。

6階建て以下の建物はほとんどが木造となっているそうです。

最近では18階建てというものまであります。

6階建て以下の建物で木造が多いのはやはりコストが安いから。

日本との違いは耐震と防火でしょう。

耐震に関しては地震が起こらないわけではないのである程度の強度は保たれています。

日本ではもう少し耐震要素が必要になりそうです。

 

大きく違うのは防火です。

カナダで基準が甘いのではありません。

日本の基準は燃えないようにするというのが強いです。

しかしカナダではスプリンクラーなどで消すということを重視しています。

今の日本の基準では木に石膏ボードでたくさん耐火被服をしなくては行けません。

木は見えなくなりますし、重くなります。工事量おも増えますね。

木のよさが失われてしまいます。

 

18階建ての大学の学生寮を見ました。

ユーチューブで見ることができます。https://youtu.be/GHtdnY_gnmE

木の骨組みは3ヶ月かからずに作ってしまいます。

これは日本でも利用始めているCLTという部材を使って作る方法です。

中央の大きな2本のコアで地震に耐えます。

そのコアは設備の配管やエレベーターシャフトとして利用されます。

 

さすがに18階となると今のところ少しコストがかかるようです。

現在これを安くできるように研究中とのことです。