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「心地よさの基準」を見つけにいらっしゃいませんか?横瀬町にて完成見学会のお知らせ

また横瀬町に高性能住宅ができました。

こんにちは。高橋建築の高橋です。

日ごとに春の気配を感じる季節になりましたね。 現在、秩父郡横瀬町にて進めてまいりました新しいお住まいが、まもなく完成を迎えようとしています。

施主様のご厚意により、3月28日(土)・29日(日)の2日間、完成見学会を開催することになりました。本日は、その「プレ発表」として、一足先にこの家の見どころをご紹介します。

数字の裏側にある「本当の快適さ」を体感してほしい

今回のお住まいは、私たちプロの視点で見ても非常にスペックの高い「超高断熱」な住宅です。

数値で言うと UA値=0.20W/㎡K。 と言ってもピンとこないかもしれませんが、これは「魔法瓶」の中に住んでいるような、あるいは「冬でも家全体が薄手のシャツ一枚で過ごせる」ような、そんな圧倒的な断熱性能です。

外壁には耐久性の高いヘーベルパワーボードに加え、一部に天然木を採用しました。性能だけでなく、美しさも大切にしています。

毎日がちょっと楽しくなる、木と大空間のデザイン

ドアを開けると、そこには木をふんだんに使った心地よい香りが広がります。

一番の自慢は、このダイナミックな吹き抜けと、2層にわたってかかる木製階段。 「開放感」という言葉では足りないくらいの、伸びやかな空間が広がっています。

キッチンは人気のペニンシュラタイプ。 奥様たちの憧れ、ドイツの高級家電「Bosch(ボッシュ)」の食洗機も完備しています。家事の負担を減らし、家族との時間を増やすための工夫です。

「暮らしやすさ」は、見えないところに宿る

デザインがかっこいいのはもちろんですが、長く住む上で大切なのは「収納」と「空気」です。

  • 冷暖房・空気清浄システム: どこの部屋にいても温度差がなく、空気がいつも綺麗。
  • たっぷり収納: 「どこに何を置くか」を徹底的に考えた収納スペース。
  • 広いロフト: 7.75坪もの小屋裏収納は、季節のものや思い出の品を仕舞うのに十分すぎる広さです。

さらに、屋根には11kWの太陽光パネルを搭載。高い断熱性能と合わせることで、家計にも地球にも優しい「コスパに優れた家」を実現しました。

「家づくりのものさし」としてお使いください

私たちは、流行りのデザインだけを追うのではなく、「50年、100年先も快適で丈夫であること」を真面目に考えて家を建てています。

「もう他のハウスメーカーと打ち合わせ中だよ」という方も、ぜひ一度遊びにいらしてください。

「この断熱性能だと、空気の感じがこんなに違うんだ」 「無垢の木の階段は、足触りがこんなに優しいんだ」

そんな風に、私たちの家を「ご自身の家づくりのものさし」にして比較していただければ、一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、これほど嬉しいことはありません。


【開催概要(プレ案内)】

  • 場所: 埼玉県秩父郡横瀬町(詳細はご予約時にお伝えします)
  • 日時: 3月28日(土)・29日(日)
  • 時間: 9:00 〜 17:00

現在(3/20)建築途中でご案内内容が乏しいですが、徐々に情報を追加いたします。まずはカレンダーにチェックを入れて、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
予約申し込むフォームからご予約できます。
https://forms.gle/eEZPNpyd5TuCTKUm6

皆様にお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋慎吾

まるでアスレチック!?ロフトまで突き抜ける大空間

高橋建築株式会社の設計担当、高橋祐哉です! 今後ブログ発信をしていきます。よろしくお願いします!

「夏涼しく冬暖かい、本当に心地よい家づくり」を追求していますが、性能と同じくらい大切にしているのが「暮らしを楽しむデザイン」です。

さて、前回・前々回のブログでご紹介してきた、現在建築中の新しいお住まい。 いよいよ完成が近づき、見学会の開催も決定しました!

今回は、その見どころを写真と一緒に少しだけお見せしますね。


まるでアスレチック!?ロフトまで突き抜ける大空間

まず、パッと目を引くのがこのダイナミックな吹き抜けです!

1階のLDKから見上げると、2階を通り越してその上のロフトまで、視線がスコーーン!と抜けていきます。この圧倒的な解放感、写真で伝わりますでしょうか?

「吹き抜けがあると冬寒いのでは?」と心配される方も多いですが、そこはパッシブハウスデザイナーである社長の出番。計算し尽くされた断熱と気密性能があるからこそ、この大空間でも家中の温度が一定に保たれ、冬でも裸足で快適に過ごせるんです。


「魅せる」と「使う」を両立したキッチン

お家の中心にあるLDK。中でも奥様・旦那様がこだわったのが、このアクセントの効いたキッチンです。

シックな色味のキッチンが、木の温もりあふれる空間をキリッと引き締めてくれています。 見た目がカッコいいのはもちろんですが、キッチンからリビング全体が見渡せるので、お料理中も家族の気配を感じられる「家族の特等席」になっています。
光が差し込む明るいキッチンです。


家族の気配がつながる、ぐるっと回れる2階ホール

そして、私が個人的にとても気に入っているのがこの2階の構成です。

階段を上がると、吹き抜けを囲むように廊下とホールが配置されています。 ここを「ぐるっ」と回遊できる間取りにすることで、家の中に動きが生まれ、どこにいても家族の声や気配が届くようになっています。

お子さんたちが楽しそうに2階を走り回る姿が、今から目に浮かぶようです(笑)。


ぜひ、この「空気感」を体感しに来てください!

パッシブハウスの性能は、数字(U値やC値など)も大切ですが、一番は「実際にその空間に立ってみた時の心地よさ」です。

  • 木の香りに包まれる安心感
  • 足の裏から伝わる木のぬくもり
  • 大空間なのにどこか落ち着く、不思議な感覚

こればかりは、ブログの写真や文章では100%お伝えすることができません。

今回の見学会は、私たちが自信を持っておすすめする「性能」と「デザイン」が融合した、見応えたっぷりのお住まいです。

家づくりを検討中の方はもちろん、「パッシブハウスって実際どうなの?」と気になっている方も、ぜひ遊びに来る感覚で足を運んでみてください。皆様とお会いできるのを楽しみにしています!

【開催概要】

  • 場所: 埼玉県秩父郡横瀬町(詳細はご予約時にお伝えします)
  • 日時: 3月28日(土)・29日(日)
  • 時間: 9:00 〜 17:00

現在(3/20)建築途中でご案内内容が乏しいですが、徐々に情報を追加いたします。まずはカレンダーにチェックを入れて、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
予約申し込むフォームからご予約できます。
https://forms.gle/eEZPNpyd5TuCTKUm6

皆様にお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。

ただいま!動線 「回遊動線」の秘密

高橋建築株式会社、代表の高橋です! 一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、日々「本当に心地よい住まいとは何か」を追求しています。

前回の記事「完成見学会のお知らせ」に続き、今回も今度の現場見学会の見どころを、設計のプロの視点からチラッとお見せしますね。

今回ご紹介するのは、玄関を開けてすぐ左側に広がる**「魔法の玄関収納」**です!


玄関は「家の顔」であり、「暮らしのエンジン」

家の第一印象を決める玄関。でも、現実は家族の靴が散らかったり、買い物袋の置き場所に困ったり…と、生活感が出やすい場所でもあります。

そこで今回の住まいでは、写真のような広々とした大容量の収納スペースを設けました!

この収納の「ここがすごい!」ポイント

  • 圧倒的な収納力: 靴はもちろん、家族全員分のアウター(コート)や、部活動の道具、ベビーカーなどもスッキリ収まります。
  • 「とりあえず置き」ができる安心感: トイレットペーパーや飲料の箱買いなど、ついつい玄関に放置しがちなストック品も、ここがあれば視界から消えてスッキリ。
  • 木のぬくもりを感じる仕上げ: パッシブハウスを手掛ける私たちだからこそ、素材にもこだわっています。OSB合板のラフな質感と木の棚板が、機能性だけでなくデザインのアクセントにもなっています。

ただいま!動線 「回遊動線」の秘密

実は、この収納スペース、ただの物置きではありません。 ここを通り抜けると、そのまま**トイレや洗面脱衣室へとつながる「回遊動線」**になっているんです。

  1. 帰宅してすぐ: コートを脱ぎ、靴をしまう。
  2. そのまま: 手洗い・うがいへ直行!
  3. リビングへ: 汚れをリビングに持ち込まない。

このスムーズな動きが、毎日のちょっとしたストレスを劇的に減らしてくれます。家事効率を考える一級建築士としても、ぜひ皆さんに体感していただきたい「家づくりの工夫」です。


ぜひ、会場で「広さ」と「空気」を体感してください!

写真ではお伝えしきれないのが、この空間の**「空気の質」**です。 高断熱・高気密なパッシブハウスの基準を熟知した私たちがつくる家は、玄関や収納の隅々まで温度差がなく、カラッとしていて本当に気持ちがいいんです。

「収納はどれくらいあれば足りる?」「回遊動線って本当に便利なの?」 そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ会場で実際に歩いて、触れてみてください。

皆さまのご来場、心よりお待ちしております!

【開催概要】

  • 場所: 埼玉県秩父郡横瀬町(詳細はご予約時にお伝えします)
  • 日時: 3月28日(土)・29日(日)
  • 時間: 9:00 〜 17:00

現在(3/20)建築途中でご案内内容が乏しいですが、徐々に情報を追加いたします。まずはカレンダーにチェックを入れて、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
予約申し込むフォームからご予約できます。
https://forms.gle/eEZPNpyd5TuCTKUm6

皆様にお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。

タイトル:ガソリン200円時代の足音。これからの「安心な家」の条件とは?

皆さん、こんにちは。高橋建築の高橋です。

最近、ニュースを見るたびに「これからどうなるんだろう」と不安になるような話題が多いですね。特に今、世界情勢の影響でエネルギー価格の高騰が深刻な問題になっています。

「ガソリン代が200円を超えた」「このままだと300円、いや500円になるかも…」なんて話も耳にします。車社会の私たちにとって、これは死活問題ですよね。

でも、実は本当に怖いのは、車に使うガソリン代だけではありません。私たちの暮らしに直結する**「電気代」**にも、大きな波が押し寄せようとしています。


電気代が今の2倍、3倍になる未来?

今の世界情勢を踏まえたAIの予測データを見ると、驚くような数字が出ています。

国名現在の価格 (1kWhあたり)悲観的な場合
日本約31円100円超
ドイツ約85円200円超
イギリス約65円150円前後

現在、日本では政府の補助金などでなんとか抑えられていますが、もしエネルギーの輸入がストップするような事態になれば、電気代は今の3倍以上になる可能性があるのです。

ひと月3万円だった電気代が、もし9万円になったら……。

想像するだけで、ゾッとしますよね。

供給が途絶えると、これ以上になる予想もつかないような値段になることも考えられるそうです。


「性能の高い家」は、家族を守るシェルターになる

そんな「何が起こるかわからない」不安定な世の中だからこそ、私が一級建築士として、そしてパッシブハウスデザイナーとしてお伝えしたいことがあります。

それは、**「家の性能を上げることが、最大の生活防衛になる」**ということです。

断熱性能や気密性能を極限まで高めた「パッシブハウス」のような家は、魔法瓶のようなものです。

  • 少ないエネルギーで夏涼しく、冬暖かい
  • 外の気温に左右されにくい
  • 電気代が高騰しても、家計へのダメージを最小限に抑えられる

これからの家づくりは、単におしゃれで快適なだけでなく、**「エネルギー不足や価格高騰から家族の暮らしを守る」**という視点が不可欠です。


「安心」を買うという選択

「性能にこだわると建築費が高くなるのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これから30年、40年と住み続けるなかで、電気代を払い続けるコストを考えてみてください。エネルギー価格が上がれば上がるほど、最初に「性能」に投資した家の方が、トータルでの支出は圧倒的に安く済みます。

何より、**「外で何が起きても、この家の中にいれば光熱費を気にせず家族が笑顔で過ごせる」**という心の平穏。これこそが、これからの時代における本当の「贅沢」であり「安心」なのだと私は信じています。


最後に

不安定な世の中だからこそ、私たちは地に足をつけ、未来を見据えた家づくりをしていかなければなりません。

どんな事が起こるかわからない時代。

だからこそ、私たちは**「住むだけで安心できる、安全な家造り」**を、これからも追求し続けていきます。

皆さんも、一度「家とエネルギーの未来」について考えてみませんか?

不安なことがあれば、いつでも専門家としてアドバイスさせていただきます。

一級建築士
PHI認定パッシブハウスデザイナー 
PHIUS認定パッシブハウスコンサルタント
高橋慎吾

秩父で安心・安全な家造り 高橋建築株式会社
秩父パッシブハウス

横瀬町がアツい!3軒同時進行中&こだわり満載の現場レポ

こんにちは!高橋建築の高橋です。
最近、秩父郡の横瀬町がとっても人気ですね! 自然豊かな環境はもちろん、ラビューが停まるなど、便利です。暮らしやすさのバランスが良いからでしょうか。実は現在、当社では横瀬町内で3つの現場が同時に進行中なんです。
今日はその中から、あと1ヶ月で完成を迎えるお住まいの「工事プレビュー」を少しだけお届けします!


「見た目」と「遊び心」を120%形にした外観・内観
今回のお家は、お施主様から「コストが抑えられればデザインはお任せします!」とありがたいお言葉をいただき、私のこだわりをギュッと詰め込ませていただきました。


外観のこだわり 南面には温もりを感じる木の外壁を。そして西面には、自転車もゆったり置ける広々としたポーチを作りました。実用性もありつつ、帰ってきたときに「あぁ、いい家だな」と思える佇まいです。
圧巻の2層階段デザイン 内部に入ると、ダイナミックな吹き抜けが広がります。そこには2階へ上がる階段と、さらにロフトへ上がる階段が。2層に重なる階段のラインは、開放感とデザインバランスを計算し尽くした自慢の設計です。
「既製品」にはない、手作りの温かみ
このお家の階段、実は当社の大工さんの手作りなんです。
今の家づくりは、工場で作られた「既製品」を組み立てるだけの形が一般的です。でも、当社には腕利きの自社大工がいます。その家に一番似合うサイズや質感で、棚や階段を一つひとつ作ることがしばしばあります。
「手作りって、お高いんでしょう?」
そう思われるかもしれません。もちろん手間はかかりますし、工期も少し長くいただいています。でも、そこは工務店としての努力の見せどころ!コストを抑えつつ、高い技術で期待以上のものをお届けするのが私たちのプライドです。
造作キッチンだって作っちゃうのです。

趣味を楽しむ「ワイルドなOSB壁」
リビングの正面には、お施主様が大好きなOSB合板を大胆に一面使いしました。 最近、若い世代の方に「ちょっとワイルドでかっこいい!」と人気の素材です。
ここに趣味のギターなどが飾られるシーンを想像すると、私までワクワクしてしまいます。住む人の「好き」が溢れる場所。これこそ注文住宅の醍醐味ですね。

「こんなに吹き抜けがあって、寒くないの?」
ダイナミックな吹き抜けの写真を見ると、多くの方がこう心配されます。 「冬は冷気が降りてきて寒いんじゃないかしら…」
結論から言うと、全く心配いりません!
私は「パッシブハウスデザイナー」として、家の性能を極限まで高める設計をしています。当社の家は「部屋を暖める」のではなく、**「家まるごとを快適な温度に保つ」**仕組み。
吹き抜けがあることで、むしろ家中の温度が均一になり、どこにいてもポカポカ(夏はサラサラ)なんです。このあたりのヒミツは、ぜひ他のブログ記事も覗いてみてくださいね!

さらに 空調の特別な仕掛けが。空調って温湿度コントロールだけが空調じゃないんです。それはまだ秘密。

完成まであと少し。 お施主様の喜ぶ顔を思い浮かべながら、最後まで丁寧に仕上げていきます!

高橋建築株式会社代表取締役 
一級建築士 
PHI認定 パッシブハウスデザイナー
PHIUS認定 パッシブハウスコンサルタント
髙橋慎吾

住宅業界の「建前」を破壊する本質的問い

—大手なら安心なの?

昨日、打ち合わせしたお客様のご友人の多くが大手ハウスメーカーで家づくりをされているということを聞きました。
大手ハウスメーカーのことをよく知っていて大手ハウスメーカーへの仲介をしている「まかろにお氏」を思い出したので久しぶりにその動画を見てみました。とても面白い動画がありましたのでご紹介します。https://www.youtube.com/watch?v=GpANKwl0gPo&t=1648s
少し認識が違うところもありますがおおむね同意見ですので要約を記載してみます。

住宅業界において、大手ハウスメーカーは「安心・安全・高品質」というブランドイメージを武器に高価格帯の住宅を販売しています。しかし、その「安心の根拠」を深掘りしていくと、論理的に説明がつかないブラックボックスが次々と現れます。まかろにお氏はこの動画で、施主が営業マンに投げかけるべき「急所」を解説しています。


1. 住宅の「ボリュームディスカウント」のパラドックス

大手ハウスメーカーの営業マンが必ず口にするのが、「弊社は年間数千棟、数万棟を建てているので、キッチンやトイレ、建材を安く仕入れられます。だから高品質なものを安く提供できるんです」というロジックです。

隠されたコスト構造

まかろにお氏は、ここで強烈な違和感を提示します。

  • 事実は逆である: 仕入れが安いはずの大手ハウスメーカーの坪単価は、地元の工務店よりも圧倒的に高い。普通、大量仕入れでコストを下げれば、それは価格競争力(安さ)として顧客に還元されるべきですが、現実はそうなっていません。
  • 消えたディスカウント分: 大量仕入れによって浮いたコストは、施主の財布に戻るのではなく、以下の「住宅性能とは無関係なコスト」に注ぎ込まれています。
    • 住宅展示場の維持費: 月に数百万円とも言われる出展料。
    • 莫大な広告宣伝費: テレビCMやカタログ。
    • 肥大な組織の維持費: 営業、設計、工務、本社スタッフの人件費。
  • 結論: 「ボリュームディスカウントがあるからお得」という説明は、施主側から見れば嘘になります。実際には「仕入れコストを下げて、その浮いた分でブランドを維持する費用を捻出している」のが実態です。

2. 「長期保証」という名の収益モデル

ハウスメーカーが誇る「30年保証」「60年保証」という制度。これは施主にとっての「安心」に見えますが、メーカー側から見れば「超長期の顧客囲い込み(ロックイン)」というビジネスモデルです。

メンテナンスの強制力

  • 有償工事が条件: 保証を延長し続けるためには、ハウスメーカーが指定する時期に、ハウスメーカーが指定する「有償メンテナンス」を受けることが必須条件です。
  • 競争原理の排除: 施主は、他社の安いリフォーム業者に依頼することができません。他社で工事をした瞬間に保証が切れるからです。その結果、メーカー側は「相見積もり」を気にすることなく、言い値の価格(市場価格の1.5倍〜2倍)を提示できます。
  • 「安心」の対価: 施主は、30年後に「保証を失う恐怖」から、本来払わなくていい数百万の余計なメンテナンス費用を支払うことになります。これは保証ではなく、将来の工事代金を人質に取った「定期集金システム」であると、まかろにお氏は喝破しています。
  • 実際にはほとんどない無償メンテ: 不具合が起きても無償メンテに至ることはほぼありません。有償メンテへと導きます。無償メンテをしなくて済むための仕組みであると言及しています。

3. シロアリ(防蟻)対策における科学的矛盾

多くのメーカーが「シロアリ対策は万全です。5年ごとに薬剤をまきます」と説明します。しかし、これは現代の住宅構造と照らし合わせると、論理的に説明がつきません。

物理的防備 vs 薬剤散布

  • ベタ基礎の意味: 現代の住宅は床下がコンクリート(ベタ基礎)で覆われています。シロアリが地中から侵入するには、このコンクリートを突き抜けるか、基礎の外側を登るしかありません。
  • 侵入経路の遮断: 本来、重要なのは「薬剤をまくこと」ではなく、配管の貫通部や基礎の継ぎ目に「物理的なバリア」を施すことです。
  • なぜ5年ごとの散布なのか?: 合成殺虫剤の有効期限が5年だからです。メーカーが薬剤散布を勧めるのは、それが「5年ごとに発生する継続収益」になるからです。物理的に侵入できない構造を作れば、薬剤散布は不要なはずですが、メーカーはそれを説明しません。

4. 化学物質と「健康住宅」の嘘

「わが社の家はF☆☆☆☆(フォースター)の建材を使っているので、シックハウスの心配はなく、空気も綺麗です」という営業トーク。これも、知識のない施主を騙す代表的なトークです。

指定物質以外への無関心

  • F☆☆☆☆の限界: この基準は「ホルムアルデヒド」などの特定の物質に対する放散量を制限しているだけで、それ以外の無数の化学物質(可塑剤や防腐剤など)については規制が緩い、あるいは無規制です。
  • 換気設備への責任転嫁: 「安全です」と言いつつ、法律で24時間換気が義務付けられているのは、建材から出る汚染物質を外に出さなければ健康を維持できないからです。
  • 真の健康住宅とは: 本当に空気を綺麗にしたいのであれば、基準値ギリギリの建材を換気でごまかすのではなく、化学物質をそもそも含まない天然素材や、放散量が極めて少ない接着剤を使用するべきですが、量産型のハウスメーカーではコスト的に困難です。

5. 「これ説明できる人いる ?」の真意:施主が持つべき問い

動画のクライマックスでまかろにお氏が強調するのは、施主が「無知なカモ」にならないための具体的なアクションです。

営業マンへの「キラークエスチョン」

「これ、具体的に説明してもらえますか?」と、以下のポイントを突くべきです。

  1. 原価と価格の乖離: 「大量仕入れで安くなっているはずなのに、なぜ建物価格は他より高いのか? その差額は何に消えているのか?」
  2. 保証の経済合理性: 「保証を維持するために必要な有償メンテナンス費用の累計額はいくらか? それは他社でリフォームした場合と比べて、いくら高いのか?」
  3. 防蟻の物理的根拠: 「薬剤の再散布が必要な理由を、基礎の構造図を見せながら物理的な侵入経路の観点で説明してほしい。」
  4. 化学物質の網羅性: 「ホルムアルデヒド以外に、この家にはどんな揮発性有機化合物がどの程度使われているのか?」

結論:本物を見極める眼

まかろにお氏は、ハウスメーカーの全ての仕組みが「悪」だと言っているわけではありません。**「説明できないまま、イメージだけで売っていること」**が問題だと言っています。

もし、これらの意地悪な質問に対し、嫌な顔をせず、論理的なデータや物理の法則に基づいて「説明できる人」がいたら、その担当者は信頼に値します。しかし、多くの場合は「会社が決めた基準ですので」「皆さんにご納得いただいています」という、中身のない回答に終始します。


📌 要約のまとめ:住宅攻略のためのマインドセット

この動画が伝えたかった最も重要なことは、**「住宅業界の常識を疑え」**ということです。

  • 数値や言葉の魔力: ボリュームディスカウント、長期保証、高気密・高断熱、F☆☆☆☆。これらは全て「安心」を売るためのバズワードです。
  • ロジックの徹底: 施主は、感情的な「安心」にお金を払うのではなく、その裏側にある「ロジック」にお金を払うべきです。
  • 自衛の知識: 住宅は人生最大の買い物です。だからこそ、メーカー側が隠しておきたい「不都合な真実(収益構造やメンテナンスの罠)」を理解し、彼らと同等の、あるいはそれ以上の知識を持って商談に臨むこと。

まかろにお氏のこの動画は、施主が「ブランド力」という催眠術から目を覚まし、自分の資産と家族の健康を守るための、まさに住宅攻略のバイブルと言える内容です。

Posted by 管理者