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髙橋建築

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パッシブハウスオープンデー2025

パッシブハウスのオープンハウス近づいてきました。
11月8日(土)11月9日(日)です。

あまり現場見学会を行わないので、お待ちいただいている方もいらっしゃると思います。

工事も順調に進み、もうすぐ完成。

内観写真がようやく撮れました。

広いLDKが特徴です。

今回の住宅は2階建てですが平屋として考えていただくこともできる間取りなので、平屋でご検討中の方もとても参考になると思います。

1階だけでも3LDK
一般的には子供部屋2室+主寝室で3LDKですから子育て世代の方にもとても参考になりそうですね。

今回のおうちは1階に主寝室とおばあちゃんの部屋+予備室で3LDKです。
実際は2階に2室洋室がありますので、5LDKです。ちょっと大きめですね。

昨日気密測定をしました。

旭化成建材さんの技術部の皆さんと一緒に測定です。
気密測定器は精度の高いRETROTEC社製

パッシブハウス専用の気密測定器です。
気密性能が良すぎるので精度高く測定が困難になってきたり、ISOの測定方法に準拠した測定がしたくて使っています。
旭化成建材さんも購入したので一緒に測定をお手伝いいただきました。

測定結果は0.1c㎡/㎡ いつも通りとても高性能です。

見学会の参加」申し込みフォームです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd6Hytefw8eyyZhtNjmUsFa4EdpKordBr0qkgw3lx1S8b1yKw/viewform

申し込み無しでも見学できますが、混み合うのを防ぎたい気もするので、申し込みフォームで予約いただけるとありがたいです。
是非、お気軽にお越しください。

日曜の午後が同じ時間で重なり始めています。
土曜日が比較的空いています
両日とも午前中がすいてます。
ゆっくりお話ししたい方は是非どうぞ。



排水管の建物からの出し方

生活をすると家の中で発生した排水を外に出さなくてはなりません。

どのように出すのでしょうか?

排水の種類

建物から出る排水は主に2つに分けられます。
トイレから流すうんちなどが混じる排水は 「汚水」と呼びます。
キッチンや浴室、洗濯機、洗面などの排水は 「雑排水」です。
一般的にこの2種類は建物の外にそれぞれ流すことが多いです。
排水の流れ方の違いによるので混ぜない方が無難です。
流すものの大きさや、流量など大きく変わるので、排水の詰まりや、トラップの封水切れなどで匂いの問題を起こす可能性もあります。

排水の外に出し方。基礎の貫通方法

コンクリート埋設型

昔よく行われていた方法です。当社も20年くらい前までこの方法でした。

コンクリートに排水パイプを直接埋め込んでしまう方法です。
コストが安いです。施工も簡単です。
欠点としては、排水管の取り替えができないこと。

もし取り替えが必要になったら、基礎を壊すしかありません。
長期優良住宅ではこの方法は認められていません。

「当社は長期優良住宅仕様ですよ。」といっていてこの方法をとっていたらちょっと???ですね。
怖いですね。排水管の検査までありませんから、ばれ無ければいいという業者もいそうです。
残念ですが、長期優良住宅を歌っているのにこの施工方法の業者がいます。(手抜き?)

露出型は管理しやすい

最近よく見られるのはこの露出形

施工が簡単です。 安くすみます。
配管の取り替えも一番簡単です。長期優良住宅でも認められた方法です。

しかし配管が露出していることで配管の劣化が早いという問題点があります。
取り替えやすいからいいか?という考えもあると思いますのでお客様が承知していれば問題ないですね。

私が採用しない理由はほかにもあります。
熱の逃げです。

外気がマイナスになる日もとても多いですね。
そのような場合どうでしょうか?
外に露出した排水管がマイナスになります。
凍るくらいの温度になりますね。(そのため本当の寒冷地ではこの方法はできません。凍って排水が流れませんので。秩父ならOKです。)
排水管の中の空気もかなり冷えます。
その空気はキッチンなどの各場所に10m以上伸びています。
冷たい空気の流れるパイプが屋内に張り巡らされるのです。
になってしまっているのです。

もちろん地中の熱で中和されるかもしれませんが、屋内の方が温度が高いので屋内の熱がどんどんパイプを通り外気に奪われるという仕組みなのです。
せっかくの高断熱住宅が大変なことになります。

屋内のパイプが冷たくなるということはパイプの結露が起こる可能性もあります。それがシロアリを寄せ付けるようなことになったら?ちょっと心配では無いでしょうか?

基礎貫通スリーブ型

おすすめの方法です。
コストも、手間もかかります。
ですが、ここはきちんとしておいた方がいいですね。

基礎にあらかじめ貫通スリーブを入れておきます。
そこに排水管を通す方法です。

前澤化成ホームページより引用 https://www.maezawa-k.co.jp/product/_product/catalog/data/wisebook_2006/index_h5.html#1

万が一の時には取り替えることもできます。
外部に露出していませんから劣化も少ないですし、外気の影響で冷えることもありません。

ただし施工をきちんとしないとシロアリの通り道になるリスクもあります。その施工が大切です。
念入りに防蟻のシール、ホウ酸処理などしたいですね。

基礎現場をのぞいてみよう。

今回は排水管を基礎に貫通させる方法をお話ししました。
これはぱっと見でわかる真面目な会社かみ分けられる方法です。
きちんと考えている住宅会社か見分けやすいです。覚えておいてくださいね。

シロアリ発生。

シロアリが出たと報告が。

もうありはいなくなった写真ですけど。

このおうちは当社で修繕工事などをお世話になっているおうちです。
某ハウスメーカーの住宅なのですが、おうちのメンテは必要です。

このシロアリが出た場所は、浴室の出入り口です。

お風呂の出入りで濡れ易いところです。
濡れた状態が長く続くとしっかり作ってあっても痛んでしまいます。

ここが濡れないようにするには?

湯ががりには、脱衣場では無く、できるだけ浴室内で体を拭きましょう。
そのためには浴室内部から手が届く位置にバスタオルがある必要があります。
浴室出口にタオル掛けがあるとか、ドアの裏にタオル掛けがあるといいですね。

そして、バスマット。
濡れたままで置かないでくださいね。
最後にお風呂に入った人はバスマットを上げて乾かしましょう。

高橋建築の住宅は大丈夫?

当社では、シロアリを寄せ付けない方法をとっています。
2重3重の防ぐ仕組みです。
シロアリの勉強は相当しているつもりです。
ベイト工法のシロアリ駆除のライセンスなども持ってます。

ですが、当社の建物であっても安心は禁物。
先ほどお話ししたように常時濡れたりするのはだめです。
シロアリはどこからともなくやってきて、生き延びてしまう強い生物です。
本当に気をつけてくださいね。

それともう一つ注意していただきたいのが、家の周りを清潔に保つこと。

家の周りにいろいろなものを立てかけたり、おいたり、陰になる空気が通らない場所を作ってはだめです。
シロアリは暗いところジメジメしたところが大好き。
シロアリを呼び寄せているようなものですね。

おうちも周りを清潔にきれいに保ちましょう。
もの置く場合には隙間をたくさん空けて空気が流れるようにしてくださいね。

草むしりなどもしましょうね。

国際パッシブハウスデー2025 見学会

今年も国際パッシブハウスデーが開催されます。
世界で同時にパッシブハウスを公開するイベントです。
パッシブハウスの完成見学会。
お住まいになられている実際の住宅の見学ができる世界的なイベントです。

イベントは11月の7日から9日です。
当社は11月8日(土)9日(日)に参加します。

パッシブハウスジャパンでこのようなポスターを作りました。
残念ながら当社の住宅は写真が間に合いませんでした。
公開に向けて工事中です。

当社の認定申請するパッシブハウスは現在工事中です。

現在はこんな感じ。
完成しきれるのか微妙です。
ですが公開はいたしますので安心してご来場ください。

場所は秩父郡 皆野町大字金崎です。 長瀞との境目なので鉄道は上長瀞駅が最寄りです。

主なスペック
認定長期優良住宅
耐震等級3
UA=0.19W/㎡K
ηAc=1.2(+アウターシェード)
BEI0.53(再エネ無し)
削減率69% BEI0.31(再エネあり)

ガレージ付き住宅です。

太陽光発電、日射熱取得を考え2階を後ろに後退させて作りました。
平屋としても十分成り立つ間取りです。平屋をお考えの方にもとても参考になります。

当社の空気清浄システム(研究中)付きです
一般初公開のトルネックスをビルトインしたエアハンドリングユニットです。

見学申し込みフォーム こちらから申し込みください。
https://forms.gle/cYUVZNVtnSDn1cuDA

この機会にパッシブハウスを是非ご覧ください。
お待ちしております。

HEAT20 アクティビティーズ2025 

HEAT20の昨年度の報告会が行われました。
岩前先生が中心になっている検証部会です。
私も参加させていただいています。

検証部会はHEAT20で進めている高断熱住宅の効果を検証したり、住まい方の変化などを調べて、今後の住宅性能の進歩に役立てていこうという部会です。

当社の住宅も3軒調査させていただきました。ご協力いただいたオーナーさん。ありがとうございます。
このような調査に参加させていただき、先生方と一緒に様々な検討をすることで当社もとても勉強になっています。
今回はその報告会で150名の参加の中、発表されました。

かいつまんでその内容をお伝えしたいと思います。

今回の調査は2地域から7地域までの20件です。
そのうちでG3が9軒 G2が11軒 です。
平屋が6軒 2階建てが14軒です。

実際のエアコンの大きさは メーカーの畳数表示の4倍以上となっているようです。
1台で冷房の住宅が多いようです。今では当たり前ですね。

冷房は 夏中自動運転でONにしている方が64%くらい。
連続でONにしているけど温度や風量を変化させている人が23%割くらい。
ON,OFFさせる方が13%くらいのようです。

暖房は自動運転でつけっぱなしが45% ON、OFFする人が55%です。
冬は日中いなかったり、日中は日射で暖かくなりますので切っているのでしょうね。
当社の2軒は暖房はほぼ使わないというイレギュラーとして扱われました(笑)

冷房期間が長くなっているようです。6月から9月まで冷房が一般的ですが、5月、10月も冷房をつけているという家庭も増えています。
5月、10月はさすがに消費電力は少ないですが、温度むらのない快適性を優先しているみたいです。当社のオーナーさんも5月に冷房を使ったというおうちと10月に冷房を使ったというおうちがありました。

冬の乾燥感は45%の方が感じるとのことです。

結露なほぼ無い、窓に少しが50:50

カビは無しが半数。窓の縁、浴室で発生が半数。

洗濯を干す場所は室内と乾燥機が9割 外干しが1割

夏の温度は26℃、27℃くらいが多いようです。

夏の湿度は50~60%がほとんどですが70%くらいのおうちもありました。当社の住宅は40~60%のようで快適です。

高断熱になると窓が小さめになっていく場合が多いという報告が多いですが、今回の報告のG3の住宅は、高性能を意識して作られた住宅が多いので日射取得のためにむしろ窓が大きめでした。G2の住宅の方が窓が小さめという少し意外な結果でした。

窓の開閉は1年を通じてあまり開けていないという結果でした。
高性能住宅になると家の中が快適なので窓開けをしなくなるみたいです。
当社の以前のアンケートでもそのような結果となっています。

カーテンはレースのカーテンを常に閉めているという方が多いですが、日射熱取得のためにレースカーテンも開けているという回答がかなりありました。

エネルギー使用量です。

出典:HEAT20

赤枠が当社住宅です。今回の高性能住宅の中でもずば抜けて省エネ高性能なのがわかります。
年間のエネルギー使用量はかなり少ないです。

高性能になると吹き抜けありのおうちが多くなったり、リビング一体空間に階段が設置される住宅が多くなります。
そして付随する非居室(廊下やホール、納戸、小屋裏収納など)でも居室と同じような使い方をしている例が多くなっていました。
リビングなどと温度が変わらないので、ストレスなく使えるようになったからでしょう。

服装は春、秋、冬が薄着になったというのがほとんどでした。夏は変わらないということでしたが一人だけ厚着になったという人がいました。

まとめ
冷房はエアコン1台の連続運転。窓開けが少ない。ほとんど部屋干し。
この辺は当社のお客様も同様なのであまりびっくりしませんでした。
今回の報告会で高性能な住宅が調査されていましたが、当社の住宅が群を抜いて省エネとわかりました。
このような最先端の住宅の中でも性能が際立って本当に良かったです。
ご協力いただいたオーナー様。ありがとうございました。

 

8月の電気の割合(実測)

本日、オーナー様の家にお邪魔し電気の実測データーをいただいてきました。

この家の電気代はとても安いです。

太陽光発電、蓄電池がありますからほぼ基本料金しか払っていません。
オール電化なのでもちろんガス代、灯油代は0円です。
エアコンは24時間つけっぱなし。連続運転です。

普通の家だと電気、ガスでどのくらいでしょうか?2万円?3万円?もっとでしょうか?

電気の使用割合はどうでしょうか?
8月1日から31日のデーターです。

やはりエアコンが一ヶ月連続運転ですから一番多いですね。
次はお湯を作るエコキュート
LDKはテレビがほとんどでしょう
冷蔵庫も多いです。

換気が多いですね。
換気システム 全館空調用の循環換気扇 全館空気清浄など とても重要な部分です。
この部分は普通の家より多くなってしまう部分です。

エアコンが5894W(5.9kW)が一番です。
もちろんどの部屋でも24時間快適温度。快適湿度です。

このデーターを見て私がアドバイスするなら、ウォシュレットを温水ではなく見ずにする。暖房便座のスイッチを切ることでしょうか?

太陽光発電・蓄電池があるのでほとんど外から電気を買っていませんから、これ以上節約する必要もないかもしれませんね。(笑)

Posted by 管理者