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髙橋建築

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上里パッシブハウス パッシブハウスオープンウィークス2024サマー 終了しました。

ご来場の皆さん ありがとうございました。
大賑わいで終了しました。
おうちを見せてくださったMさん本当にありがとうございました。
来場してくださった皆さんにも、施主さん目線でいろいろご説明いただけました。
本当にありがとうございます。

無事パッシブハウスのプレートも付けられました。

かっこいいでしょ。
参加くださった方の中にはこのプレートがほしいと言う方もいらっしゃいました。
確かに私もほしい!

当社の見学会はいつも通り売り込みではありません。みんなで楽しく、パッシブハウスを体感して貰うこと。
スタッフが感謝を込め料理を作り、わざわざお越しいただいた皆さんに食べていただきます。

今回は当社オリジナルキッチンと言うこともあり、使い勝手の検証も兼ねています。
ボッシュのIH 食洗を使いました。
4つ口のIH 大容量の食器洗い機はすごいですね。とても使い安いです。
グリルの無いIHなので どうかな?と思いますが、グリルパンを使うことでIHでグリル料理ができます。
フォカッチャを焼いたりお肉を焼いたりしてみました。バッチリです。
魚焼き(グリル)がないのでその部分は 引き出しが設置できます。

よく使う料理道具が置けるので便利ですね。
お魚を焼くなどの頻度が少ない方は、このおうちのような魚焼きグリルなしも検討してみたら良いかもしれませんね。

今回の当社のミッションは、パッシブハウスの夏の冷暖房システムの効率を調べることも一つです。

6畳用のエアコンがロフトに設置されています。
様々な設置場所が考えられると思いますが、今回はロフトにしました。
暖かい空気は上に上がります。その暖かい空気を冷やし、家中に広げることを狙っています。
勾配天井を介してリビングに冷気を広げます。

各個室には個別のFANで冷気を搬送。

今回のパッシブハウスの性能は

家全体の冷房のピーク負荷は1290W
家全体を冷やすのに6畳用エアコンで十分と言うことですね。
この家には冷房用として実際に6畳用のエアコンを付けました。
6畳用エアコンですから割安です。大きなエアコンに頼らなくてはならない住宅はかわいそうですね。

9時からイベント開始です。9時時点ではすでに30度を超えています。
上里ですから、熊谷の近く。この日の最高気温は36℃のようでした。

家の中で室温をたくさん測っています。
お客様も何カ所も測っていますし、大学の研究用の温湿度ロガーもあります。
エアコンの設定は25℃で 室温は25℃から26℃位でした。
家の中、どの場所でも快適です。

9時から料理も開始です。
IHは常時2口以上は使いっぱなし。
400~700Wh位ですね。

10時になると15人超えました。料理もしています。
レンジフードも運転しているので外気も取り込まれていますね。

冷房負荷は上がります。6畳エアコン1台では間に合わず26℃を超えました。
やばい!

でも安心。「もう1台付いてますよ。!」

実は和室にバックアップ用(暖房はこちらをメインで使用)のエアコンがあるのです。

10時30分にもう1台の6畳用エアコンを付けました。
これで、また25℃26℃を維持できました。

その後はずっと25℃。お客様も途切れず、IHも付けっぱなしですがOKでした。
ピークでは20名くらいいたと思いますけど。

本当に計算通りですね。
すごいでしょ。(笑)

今回の見学会では、冷房が計画通りに動くのか? それを試すことができました。

来場者の感想も良かったです。
・ハウスメーカーさんの展示場ではエアコンがたくさん付いていて快適にしていますけど、小さなエアコン1台(2台)のエアコンで家中快適になる
・木の家がとても気持ちいい。
・キッチンがすごく使い安そう。
などなど

当社の住宅に住んでいらっしゃる方もたくさん来てくれました。
蓄電池無しなのに電気代が5000円、7000円など
今年の冬は暖房3回だけで本当に快適でした。
等など

今まで建ててくださった方たちがたくさん来てくれて、おうち自慢も。
今回の見学会も楽しくできてとても良かったです。

皆さんありがとうございました。

来週 8/11(日)は 寄居パッシブハウス(認定申請中)のオープンハウスです。
予約フォームからお申し込みお願いします。

(寄居は都合により中止になりました。(8/7))


上里パッシブハウス プレミアム

上里パッシブハウスは プレミアム認定です。

どのくらいすごいかというと、とてつもない感じ。(笑)

今回は見ていただくのは冷房です。
PHPPによる 緻密な計算の冷房負荷は12W/㎡
計算上の面積は104.9㎡ですから6条エアコンでも余裕があります。

しかし、 今回は見学会と言うことで想定より内部発熱が多めになります。
冬はこの内部発熱が有利に働きますが、夏は不利側です。

増えた内部発熱の負荷も冷房しなくてはなりません。
かなりきついですね。

今回は,BOSCHNOIHで料理も作って見たりします。
人間の発熱分、料理の発熱分があります。
IHをフルパワーだと5kW位熱が出そうです。

蓄熱もされていますので急に室温が上がるのは考えにくいですが、水蒸気も出ますね。
メインの6畳用エアコン 予備の6畳用エアコン足しても 4.4kW
珪藻土の水分吸収もどのくらい役に立つのか?

とても面白そうですね。
ワクワクです。

この日にはNHKの取材スタッフさんも下見にいらっしゃるので、どのような評価となるのか?(笑)

ここまで聴講生の住宅の真実を見せられるのは当社くらいじゃないかな?

上里パッシブハウス パッシブハウスオープンウィークス2024 

直前のご案内で済みません。
オープンウィークス2024サマー案内
明日8/3(土)9時~16時
このおうちの公開です。
https://www.ta-k.jp/2024/06/03/

https://www.ta-k.jp/post-5966/
ブログの予約フォームから申し込みいただければ 場所のご案内をいたします。
返信が無い場合はお手数ですがメールをいただければと思います。
info@ta-k.jp

お時間ございましたら遊びに来てください。

今回は、初めてboschのIHを使ってみたので 料理も作って見ます。
料理を食べながらお施主様とまったりと時間を過ごす予定です。

今回の見学会は 営業と言うより 海外製IHの使い勝手を確認するのも目的です。
エアコンの効きなども確認したいですね。
暑くなれば良いなと思います。

6畳用エアコンで間に合うのか?
見学者の人数! 料理の熱! それらがどのくらい計算に影響するのかも見物ですね。

パッシブハウスオープンウィークス2024 サマー 申し込みフォーム

冬のパッシブハウスオープンウィークスが 毎年全国で開催されています。
当社でも2月に行い70名以上の方にお越しいただきました。

「冬暖かいのはわかったけど夏はどうなの?」

皆さんそう思いますよね。

そこで 今年は夏にもやってみようと言うことになりました。
パッシブハウスオープンウィークス

実際に、パッシブハウスレベルの住宅は冬はとても快適ですが、夏は難しいのです。

パッシブハウスを見当されている方に、夏を見ていただき、本当に快適かどうかを見比べていただきたいと思っています。

当社では 2024/8/3(土) 上里パッシブハウス 上里町嘉美
平屋のパッシブハウスプレミアム認定取得積み

2024/8/11(日)寄居パッシブハウス 寄居町桜沢
2階建て(半平屋2F屋根下に子供室)パッシブハウスプラス申請中

(都合により中止となりました。(8/07追記))

を公開します。

駐車場が狭いため予約制にいたします。

ご覧になりたい方は予約フォームからご予約をお願いします。

予約フォーム

https://forms.gle/wTjBG5pnZVDskxQA8

建物の詳しい内容は後日ブログに載せたいと思います。

一般の方優先です。(無料)
業者様は有料(1万円/1人)です。
PHJ会員は無料です。

皆さんぜひお越しください。お待ちしております。

HEAT20 G3 地域補正

G1、G2、G3はご存じですよね。
HEAT20で提唱されている断熱グレードです。

一般的には 秩父は5地域なので、G2は0.34 G3は0.23です。
熊谷は6地域なので G2は0.46 G3は0.26ですね。

ですがこの表をよく見てください。
地域のところに 宇都宮と 東京と書いてありませんか?

そうなんです。
5地域の代表として宇都宮で計算してある数値なのです。
6地域は東京を代表都市として計算しています。

本来は、住宅を作る地域で計算し直さなくてはならないのです。

そのツールがこちらです。
外皮水準地域補正ツール

これで補正してみた結果がこちらです。

熊谷も東京と比べると寒そうですがG3はむしろ楽になりました。
秩父はG2が同じでG1,G3は厳しくなりましたね。

熊谷のG3が楽になるのはちょっと驚きです。

HEAT20では「システム認証」と言う精度もあります。
システム認証ホームページ
システム認証では、シナリオの①,③に関しては「概ね満たす」で良いことになっています。
これは、その工務店の建物が一定の水準にあることを示すために作られた制度です。
一つ一つの建物がその水準をクリアーしていると補償するものではありません。

秩父は5地域なのでUA0.23
なので0.23で再計算すると

概ね満たすなのでOKです。
0.24でもOKでした。

しかし、これには大きな落とし穴があります。
「本認証は、この申請で示された内容に従って企画された住宅システムが一定の水準であることを証するもので、建設された個々の住宅の性能を保証するものではありません。」
システム認証G3の建物が本来のG3の性能を持っているわけではないと言うことですね。

ですが、システム認証通りに建てられた建物であれば「G3の認証住宅」と胸を張って言うことができるというわけです。
それも書いてあります。
「本認証は、個々の邸別住宅ではなく、「住宅システム」として、モデルプランを用いて、断熱等の仕様や適用地域を申請いただき、それが一定の水準であることを認証するものです。認証取得後は、申請いただいた内容に適合する住宅全てを、HEAT20 の「認証住宅」と称することができます。」
システム認証をとれば少しハードルが下がるという感じです。

しかし、きちんとG3の建物だと言うなら、建物ごと個別に計算したUA値が、地域補正で求めたUA値以下にしておきたいですね。

このことを、HEAT20の鈴木先生に確認したところご回答いただきました。
「認証に合わせるか否かの差であり、ここはつくり手の判断でよい とおおらかに考えています。」
G1,G2,G3のグレードを作ってくださった先生も、別に数値競争ではないので、それぞれ考えて良い家を作ればそれで良いと考えていらっしゃるみたいですね。

たまに、HEATが競争をあおっているかとのようなことを言う人がいますが、それは間違いです。
UAの競争ではなく、住みやすく省エネな家を作るためのシナリオを満たすか満たさないかという水準です。
住宅シナリオ

「日射の計算が入っていない」とか「換気の計算が入ってない」とか目くじらを立てて行っている人がいますけど、あくまでもシナリオを満たすための、目安ですから。
先生がおっしゃるように それぞれが「おおらかに」利用しましょうね。(笑)


皆さんも自分の地域で試してみてくださいね。
 

設計通りの性能を出す。

省エネで快適に住むには、冷暖房のエネルギーの少ない家を作ることが重要です。

そのためにきちんと計算をし断熱の設計をしています。

そして、重要なのはきちんと作ることです。

施工のばらつき

きちんとした性能を出すためには、正しい施工が重要です。
より丁寧な施工が必要です。

ですが、100%の施工はできません。人の手に委ねるものですから施工ミスも起こりえます。
そして施工者によるばらつきもあります。

これらは仕方の無いことです。
それらをできる限り減らしたり、万が一の時でもリスクの無い納まりにすることが重要です。

丁寧に時間をかければ良いというものでもありません。
コストを落とすためには施工品質を確保しつつ、施工のスピードも体で切です。

施工スピードを上げると、どうしてもきちんとできないところも出てきます。

どこが重要か?どこが重要では無いか?

例えば断熱材の施工でもとても重要なところとあまり重要では無いところがあります。

それをやったら結露のリスクが高まり家が腐ってしまう。それでは困りますね。
とても重要なことです。
それは適当でもほぼ性能に差が無い。このような場所に手間をかけても人件費が高くなるだけですね。

全てのことを100の精度でやれば良いのですがそれは不可能ですね。
重要なところは確実に。それほど重要で無いところはある程度曖昧に。
そうできないと施工者も大変です。
一から十まで張り詰めた状態だと、本当に重要なところのミスが増えてしまう可能性がありますね。

理屈を知らないとどこが重要か見誤ることがありますね。
普段から施工者も学ぶことが重要です。

断熱材に気流が入ると断熱性能が落ちる

当たり前のことですが、断熱材がしわしわになっていたりすると、空気が通りやすい空間ができてきて壁体内で気流が起こります。

そうすると断熱材の性能が発揮されないのです。

柱間柱の空間の寸法にあった断熱材を使わないといけない理由がそれです。
もちろん断熱材が小さければ空間が空いてしまいますし、断熱材が大きくて無理矢理詰め込んでもしわしわになってしまいます。

出展旭ファイバーグラスホームページ

きちんと断熱材が奥まで入れられていない場合もそうですね。

一般的な袋入り断熱材の施工方法

https://www.afgc.co.jp/knowledge/2017/04/26/27

シート別張りの断熱材でやる方が楽かも知れませんね。

気流を入れない

断熱材の入れ方が100%上手くいかないなら隙間を塞ぎ気流を入れなければ良いという考え方もあります。
そもそも壁体内に気流が入らなければ、断熱材の隙間を空気が動くようなことも無くなるはずです。

壁体の表裏で対流が起こるほどの隙間は考えられません。主には壁体の上下での隙間を無くすことが重要そうです。

どのような隙間があるか?

壁体に気流が入るところはどのような場所でしょうか?

土台と剛床
剛床と柱回り
巾木周り
コンセント
スイッチ
壁と天井の取り合い
桁との取り合い
そして耐力面材と躯体
ダクト、配線などの貫通部

たくさんありますね。
それらをきちんと塞ぐことが重要ですね。

躯体ワーキンググループ

HEAT20では設計部会の中に躯体WGというのがあります。
そこで現実の施工に沿った方法での検証が進められています。

私も委員の一人なのですがとても勉強になります。
そこでの話し合いの内容なども皆さんにお伝えしたいのですが、まだ公式に発表されていないので残念ですがここに書くことができません。

当社の住宅には、それらの内容を素早くフィードバックしておりますのでご安心ください。



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