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BLOG  カテゴリー:建築費・光熱費

太陽光発電,建築費・光熱費,日記・想い

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。


皆さんに有益な情報を提供するため太陽光発電25年以上で培ったノウハウを特別に公開します。

太陽光発電と蓄電池を考えるとき、「パネルはできるだけ多く」「屋根は南向きが一番」「蓄電池は大きいほど安心」と、それぞれをバラバラに考えてしまいがちです。

でも本当に大切なのは、パネル・パワコン・蓄電池・給湯・家の性能を、ひとつのシステムとしてバランスさせることです。

今回は、高橋建築が太陽光と蓄電池をどんな考え方で組み合わせているのか、その「最高のバランス」を目指す取り組みの一例をご紹介します。

高橋建築の基本構成

現在、私たちが採用している構成はこちらです。

  • 太陽光パネル:約10kW以上(過積載)できればです。
  • パワーコンディショナ(パワコン):Huaweiのハイブリッドパワコン 4.95kW × 1台
  • 蓄電池:Huawei 15kWh
  • エコキュート:日中に太陽光で沸き上げ(15時まで)

パワコン1台に対してパネルを約2倍載せる「過積載」が、この構成の中心です。なぜこの組み合わせなのか、順にお話しします。

価格のバランス:安いものを増やし、高いものを最小限に

ここ数年で、太陽光パネルの価格は大きく下がりました。一方で、パワコンや蓄電池は今も高価な機器です。

それなら、安くなったパネルを多めに載せ、高価なパワコンは最小限の台数に抑えるのが、費用対効果の高い組み合わせになります。

パネルを増やすコストは比較的小さく、パワコンを増やすコストは大きい。過積載は、この価格差を活かす考え方です。

15年後を見据えて:パワコンは1台に

太陽光システムの中で、最初に交換の時期を迎えるのがパワコンです。一般的に10〜15年程度で交換を検討することになります。

パワコンが2台、3台あれば、交換費用もその分かかります。パワコンを1台にまとめておけば、将来の交換費用も1台分で済みます。

家は建てたときの費用だけでなく、何十年と住み続ける間のメンテナンス費まで含めて考えたい。それが高橋建築の家づくりの基本です。

蓄電池の稼働率を上げるための過積載

15kWhの蓄電池を載せても、毎日しっかり充電できなければ宝の持ち腐れです。

もしパネルが6kW程度だと、冬や曇りの日は家で使う分だけで精一杯になり、蓄電池を満充電にできない日が増えてしまいます。せっかくの大容量蓄電池を使い切れません。

パネルを12kW載せることで、冬や曇りの日でも蓄電池に電気を貯められる日が増え、蓄電池の稼働率がぐっと上がります。

さらに、Huaweiのハイブリッドパワコンは、パネルで発電した電気を直流のまま蓄電池に充電できます。晴れた日にパワコンの上限を超えた分も、捨てずに蓄電池へ回すことができるのです。

もちろん、快晴の真昼には蓄電池の充電速度も超えてしまい、一部の発電はカットされます。それでも、年間を通して見れば**「捨てる電気」より「貯めて使える電気」を増やす**ことを優先した設計です。

売電より、自分の家で使い切る

今は、電気を売る単価より、電気を買う単価のほうがずっと高い時代です。発電した電気は、売るより自分の家で使ったほうがお得です。

だから高橋建築では、売電を極力減らし、発電した電気を自宅で使い切ることを目標にしています。過積載で貯め、蓄電池で夜へつなぎ、電気を買わない暮らしを目指しています。

曇りの日こそ、過積載が効く

実際に運用してみて、私自身も驚いたのが曇りの日の発電です。

晴れた日は、パネルをいくら増やしてもパワコンの上限で頭打ちになります。ところが曇りの日は日射が弱く、上限まで届きません。そのため、パネルの枚数に比例して発電量がそのまま増えます。

10kWのパネルは、同じ曇り空の下で5kWのパネルの約2倍発電します。過積載の本当の価値は、晴れの日よりも曇りの日に表れるのです。

エコキュートは「もうひとつの蓄電池」

エコキュートは夜ではなく、日中の太陽光で沸き上げています。

蓄電池に貯めた電気を夜に給湯へ回すより、昼の電気でお湯にしてタンクに貯めておくほうが無駄がありません。貯湯タンクは、熱でエネルギーを貯めるもうひとつの蓄電池です。

冬の秩父は朝晩が冷え込みますが、エコキュートは外気温が高いほど効率よく動きます。気温の上がる日中に沸かすのは、効率の面でも理にかなっています。

発電のピークに合わせるなら14時までが理想ですが、早く沸かし終えるほど夜までの保温時間が長くなります。過積載のおかげで15時でも十分な発電が見込めるため、15時までを標準にしています。

屋根の向きは「選択肢のひとつ」

太陽光というと「南向きが一番」と言われます。年間の発電量だけを比べれば、確かに南向きが有利です。

ただ、過積載と蓄電池を組み合わせる場合、東西の屋根も有力な選択肢になります。東西設置は発電が朝から夕方まで広がるため、暮らしの電気を使う時間帯と重なりやすく、パワコンの上限で頭打ちになる時間も短くなります。

大切なのは、向きを決めつけることではなく、その家の屋根と敷地に合わせて最適なバランスを探すことです。

秩父は山に囲まれた盆地で、冬は朝夕の日射が山に遮られることもあります。高橋建築では、地形データを取り込んだdesignPH(パッシブハウスの設計ツール)で山の影まで検証したうえで、パネルの配置を決めています。

雪の日はさすがに発電できませんが、秩父は雪の翌日に晴れて暖かくなることが多く、勾配のある屋根なら雪は自然に滑り落ちます。

実測データでは買電が37.44kWh/月

この考え方で建てた5件の住宅の実測データでは、電力会社から電気を買う「買電」は一ヶ月37.44kWhでした。
これは8月の電気単価で考えると電気使用量料がわずか1110円です。(基本料金1871円)(AI調べ)

曇りの日が何日も続けば電気を買う日も出てきますが、秩父でそうした日はほとんどありません。理屈だけでなく、実際の暮らしで結果が出ていることが、私たちの自信になっています。

オーナーさんからの喜びの声が多数寄せられることも励みになっています。

まとめ:最高のバランスを目指して

高橋建築の太陽光・蓄電池の考え方をまとめると、こうなります。

  • 安くなったパネルを多く載せ、高価なパワコンは1台に抑える
  • 15年後のパワコン交換まで見据えて、維持費を最小限にする
  • 過積載で蓄電池の稼働率を上げ、売電を減らして自家消費を増やす
  • 曇りの日の発電まで含めて、年間を通した自給を目指す
  • エコキュートを日中に沸かし、貯湯タンクも蓄電池として使う
  • 屋根の向きは敷地に合わせて検証し、最適なバランスを選ぶ

そしてその前提にあるのが、パッシブハウスレベルの家の性能です。家そのものでエネルギーを使わない住まいをつくるからこそ、太陽光と蓄電池が最大限に活きてきます。

パッシブハウスの暮らしを体感してください

**11月14日(土)・15日(日)**の「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」では、実際にオーナー様が暮らしているパッシブハウスをご見学いただけます。太陽光や蓄電池のことも、ぜひ現地でご質問ください。

▶ オープンデーの詳細はこちらの記事をご覧ください

▶ お申込みはこちらから。見学申込フォーム

太陽光や蓄電池の組み合わせ、家づくりのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

[→ お問い合わせ・資料請求はこちら]
お電話:0494-75-2377(営業時間 9:00〜18:00)

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント/パッシブハウスジャパン元理事)

パッシブハウス,建築費・光熱費,日記・想い

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

「パッシブハウスって、本当に光熱費が安くなるの?」
見学会や打ち合わせで、いちばんよくいただくご質問です。

そこで今回は、パッシブハウスオープンデーの参加住宅の**実際の電気代1年分(2025年9月〜2026年8月)**を、オーナー様のご厚意で公開させていただくことになりました。
42坪のお家。家族は5人です。

このお家はオール電化。ガス代や灯油代はもちろん0円です。つまり、これからご紹介する数字が、暖房も冷房も、お風呂も料理も、すべてを含んだ「光熱費のすべて」です。

「すべて!」です。

結論:1年間の光熱費は「52,688円のプラス」

まずは結論からお伝えします。

1年間の合計は、電力会社から買った電気(買電)が54,368円(月平均 約4,531円)、太陽光で発電して売った電気(売電)が107,056円。差し引きすると、なんと52,688円のプラスです!

光熱費を「払う」のではなく、1年を通して「受け取っている」状態です。しかも、12か月すべての月で売電が買電を上回りました。真冬の1月・2月もです。

月ごとの電気代はこちら

年月買電売電差し引き
2025年9月4,359円8,192円+3,833円
2025年10月3,945円5,552円+1,607円
2025年11月4,401円6,848円+2,447円
2025年12月4,782円9,696円+4,914円
2026年1月7,384円10,384円+3,000円
2026年2月8,073円11,088円+3,015円
2026年3月3,706円11,344円+7,638円
2026年4月3,080円9,584円+6,504円
2026年5月2,426円11,968円+9,542円
2026年6月3,983円8,304円+4,321円
2026年7月4,082円6,016円+1,934円
2026年8月4,147円8,080円+3,933円
合計54,368円107,056円+52,688円

秩父の真冬でも、電気代は月8,000円ほど

秩父の冬は、盆地ならではの底冷えが厳しいですよね。それでも、1年でいちばん電気を買った2月で8,073円、1月で7,384円。この中に、家じゅうの暖房、お風呂のお湯、料理、家電のすべてが含まれています。

パッシブハウスは、大きな暖房設備で「能動的」に暖めるのではなく、太陽の光や人の体温、家電の熱を逃がさず活かして、建物そのものの性能で暖かさを保つ家です。だからこそ、冬でもこれだけのエネルギーで家全体が暖かいのです。

春は電気代わずか2,000〜3,000円台

冷暖房がほとんどいらない4月・5月の買電は、それぞれ3,080円・2,426円。日が長く晴れの日も多いので売電もぐんと伸び、5月は9,542円のプラスと1年でいちばんの黒字になりました。

夏の猛暑でも月4,000円前後

近年の秩父の夏は、本当に暑くなりました。それでも6〜8月の買電は4,000円前後で安定しています。外の熱を家に入れにくいので、エアコンが小さな力でしっかり効いてくれます。

数字以上に大切なこと

家づくりでは、どうしても「建てるときの金額」に目が向きがちです。でも、住まいは何十年も暮らし続けるもの。毎月の光熱費の差は、10年、20年、30年と積み重なっていきます。

そして、数字以上に大切にしていただきたいのが毎日の住み心地です。冬でも廊下や脱衣所が寒くない、夏も家の中が穏やか。そんな「お家に守られている」安心感は、ご家族の健康にもつながっていきます。

このお家を、実際に体感していただけます!

今回ご紹介したお家は、**11月14日(土)・15日(日)に開催される世界同時見学会「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」**で公開させていただきます。

モデルハウスではなく、実際にオーナー様が暮らしているお家です。今回の電気代のことも、住み心地のことも、オーナー様の「本音」を直接聞ける貴重な機会です。

数字だけでは伝わらない、パッシブハウスの空気感。ぜひご自身の五感で確かめにいらしてください。皆様のご来場を、心よりお待ちしております!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

建築費・光熱費

こんにちは!高橋建築株式会社 代表の高橋 慎吾です。

住宅の性能計算をするとき、私たちは「PHPP(パッシブハウス・プランニング・パッケージ)」という専門の計算ソフトを使います。

今回、当社で設計した新築パッシブハウスの間取りや窓の位置などをそのままベースにして、「一般的な住宅(K社)の最新仕様で建てた場合」のデータと入力比較シミュレーションを行ってみました!

同じ間取り、同じ窓の配置でも、「建物の性能(断熱・気密・パッシブ設計)」の違いでどれほど快適性や光熱費が変わるのか、驚きの結果が出ましたので分かりやすく解説していきます。

今回比較したモデルハウスの概要

比較のベースにしたのは、今月完成見学会を開催させていただいた小鹿野町のI様邸です。

建物スペックと環境

  • 間取り・ロケーション:南からわずか13度しか振っていない、ほぼ真南を向いた日当たりの良い好立地。綿密なパッシブデザインを施しています。
  • 有効床面積:86.7㎡
    • ※パッシブハウスの床面積計算は実に厳しく、階段や壁の厚みを除いた「実際に住める有効スペース」のみで計算します。
  • 比較対象:K住宅(最新仕様)。※シミュレーション上、少し甘め(有利)に入力して比較しています。

衝撃のシミュレーション結果!

計算結果をグラフにまとめました。

項目ごとに詳しく見ていきましょう。

1. 年間の暖房エネルギー比較(家中を20℃に維持)

まずは、冬場にお家の中全体を「20℃」で快適に保つために必要なエネルギーの比較です。

  • K住宅(最新仕様):143.5 kWh/㎡
  • パッシブハウス:13.5 kWh/㎡

なんと、その差は10.6倍!

一般的な商品比較だと「1.1倍良い」「1.5倍違う」といったレベルが多いですよね。2倍違えば大ニュースです。それが10.6倍という結果になり、計算した私自身も驚いて何度も入力を確認してしまいました。

(ちなみに、私が住んでいる26年前の自社施工の自宅が、今のK住宅より少し良いくらいの性能なのですが、実際の我が家の光熱費と比べても非常にリアルで納得のいく数値でした。)

💡 年間の暖房電気代に換算すると…?

エアコン暖房(COP 4.0 / 電力一次エネ換算 2.7 / 電気代 35円/kWh)として計算してみます。

  • K住宅:約 293,929円 / 年
  • パッシブハウス:約 27,713円 / 年
  • 年間の差:約26万6,000円
  • 10年間の差:266万円
  • 50年間の差:1,330万円

「そんなに暖房使わないよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この計算は「廊下もトイレも家中どこでも20℃で快適に過ごす」という前提です。パッシブハウスなら、日射取得などをうまく使えば実質暖房がいらない(0円)日も多くあります。

2. 年間の冷房エネルギー比較(室内25℃・湿度60%を維持)

続いて夏場、室内を「25℃・湿度60%程度」に保つエネルギーの比較です。

  • K住宅(最新仕様):30.2 kWh/㎡
  • パッシブハウス:16.3 kWh/㎡
  • その差:1.9倍(約2倍)

冷房は暖房に比べて元々性能差が出にくい領域です。「エアコンを付けっぱなしにするから夏の方が電気代がかかる」と思われがちですが、実は建物全体のエネルギー消費としては暖房ほど大きくありません。それでもパッシブハウスは約2倍の省エネ性能を発揮しました。

💡 年間の冷房電気代に換算すると…?

  • K住宅:約 61,879円 / 年
  • パッシブハウス:約 33,408円 / 年
  • 年間の差:約2万8,000円
  • 10年間の差:28万円
  • 50年間の差:140万円

3. エアコンの買い替えコスト(ピーク負荷と設備台数)

見落とされがちなのが「一番寒い日に必要なエアコンのパワー(ピーク負荷)」です。

極寒の時期はエアコンの効率(COP)が2.8程度まで下がります。この厳しい条件で計算すると、必要なエアコンの台数は以下のようになります。

  • パッシブハウス:6畳用エアコン1台で十分!
    • ※当社では故障時のバックアップを考慮し、実際には2台設置をおすすめしています。
  • K住宅:3台必要(3LDKの一般的な間取りなら実際は4台設置になるケースが多いです)。

10年ごとの買い替え、50年間(5回買い替え)で計算してみましょう(高性能エアコン1台20万円として計算)。

  • K住宅:20万円 × 4台 × 5回 = 400万円
  • パッシブハウス:20万円 × 2台 × 5回 = 200万円

エアコンの設備・更新費用だけで200万円の差が生まれます。

50年間のトータルコスト比較まとめ

光熱費とエアコン買い替え費用を含めた50年間のコスト比較です。

項目K住宅(最新仕様)パッシブハウス
50年間の暖房費約 1,469 万円約 138 万円
50年間の冷房費約 310 万円約 168 万円
エアコン更新費用400 万円200 万円
合計2,179 万円506 万円

50年間の差額:1,673万円

建築時の初期費用(イニシャルコスト)が少し安かったとしても、住んでからの維持費(ランニングコスト)でこれだけの大きな差がついてしまいます。

お金には換算できない「プライスレス」な価値

今回のシミュレーションでは数字(金額)でお伝えしましたが、パッシブハウスの本当の価値は「住み心地」にあります。

  • 家の中で厚着をする必要がない
  • 足元が冷えないので、スリッパを履く必要がない
  • 冬場の分厚い羽毛布団や毛布をしまう収納スペースがいらない
  • 家中の温度差がなく、ヒートショックのリスクがない

実際にパッシブハウスにお住まいのお客様からは、皆様口を揃えてこう言っていただけます。

「なんでみんな、パッシブハウスに住まないの?」

家づくりをご検討中の方は、見た目のデザインや初期費用だけでなく、ぜひ「住んでからの快適性とトータルコスト」にも目を向けてみてくださいね。
そして一生の住心地を犠牲にしないでくださいね。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

建築費・光熱費

こんにちは!高橋建築株式会社 代表の高橋 慎吾です。

毎日暑い日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか?

さて今回は、先日とても嬉しい出来事がありましたので、ブログでお知らせいたします!

■ 昨年新築されたオーナー様が完成見学会へ!

昨年お家を新築されたオーナー様が、先日開催した当社の完成現場見学会に遊びに来てくださいました。

夏の住み心地についてお伺いすると、

「家中どこにいても爽やかで本当に快適です!家の中でまったり過ごしたり、涼しい部屋でエアロバイクを漕いだりして夏を楽しんでいますよ」

とお話ししてくださいました!ご家族皆様で夏を快適にお過ごしいただけているようで、建築士として本当に嬉しく励みになります。

ですが……実はこの日、オーナー様がわざわざご報告に来てくださった本当の理由は「快適性の自慢」だけではなかったのです!

■ エアコンを我慢する夏…努力しても電気代が2万円越え?

最近は燃料費の高騰などの影響で、電気代も爆上がりしていますよね。

  • エアコンをつけたいけれど電気代が心配で我慢している
  • 家族が集まる一部の部屋だけ冷房を入れている
  • 夜はもったいないからエアコンを切って寝ている

そんな風に、暑さを我慢しながら電気代を節約されている方も多いのではないでしょうか。

そして、それだけ努力して我慢したのにもかかわらず、「夏の電気代が2万円以上になってしまった…」という悲鳴のようなお声もよく耳にします。

さらにそこへガス代や灯油代が加わると、1ヶ月の光熱費は一体いくらになってしまうのでしょうか…考えただけでも恐ろしいですよね。

■ 最高気温39.4℃の7月!気になる「高橋建築の家」のデータは?

そんな中、オーナー様が持参してくださったのが「今年7月(1ヶ月間)のリアルな暮らしのデータ」でした!

データを拝見して、私も思わずびっくり!

  • 7月最高外気温:39.4℃(うだるような猛暑日もありました!)
  • リビング平均室内環境:室温 25.5℃ / 湿度 56.8%(いつでもサラサラ快適!)

最高気温が39.4℃を記録するような極暑の夏だったにもかかわらず、1ヶ月間のリビングの平均室温は25.5℃、平均湿度は56.8%と、まさに理想的な快適空間です。

「リビングはいいとして、他の部屋や廊下はどうなの?」

そんな声が聞こえてきそうですが……ご安心ください、高橋建築の家ですよ!!

ほぼ同じに決まってますよ。(笑)

■ 電気代の発表です!なんと1ヶ月で買った電気は…

そして、気になる電気代の発表です。なんと!

1ヶ月間で買った電気は 1,505円!!

1日あたりたったの 約50円 です!(笑)(笑)

基本料金があるので実際の支払いは3,500円くらいにはなると思いますが、それにしてもすごいですよね。

オール電化住宅なのでガス代金は0円。給湯などで灯油なども使っていないので0円です。

ですから、すべての光熱費を合わせても1ヶ月で約3,500円ですよ。

これなら電気代を気にして冷房をケチる必要もありませんし、安心して快適に暮らせますね。

この家の住まい手さんは、エアコンの使い方をさらに工夫してくれているようで、快適な生活を送りながらさらにエネルギー削減を楽しんでくださっているようです。

■ どうしてこのような住まいとなるのでしょうか?

それは【高性能住宅 + 太陽光発電 + 蓄電池】の組み合わせに秘密があります。

自分のお家でエネルギーを作り、ためて、使う。

そして、そもそも家自体が高性能住宅だから、使うエネルギー量(使用量)そのものが圧倒的に少ないのです。

■ (ちなみに…私の自宅の話)

みなさんごめなさい。

私の自宅も、ここまでではないですが7月全部で12,000円です。26年前の家ですけど。(オール電化です)

かなり電気使いたい放題です。贅沢な生活しています。(笑)

26年前の家でもこれくらいで収まりますが、やはり最新の超高性能住宅の省エネ性能は桁違いですね!

ですが当社のパッシブハウス前のお客様てもこのくらいは行けるということです。(笑)

すごいでしょ。

オール電化住宅にして失敗した!
太陽光蓄電池つけて失敗した!

そんな記事見つけたら、何も知らない素人か、ボッタクリ業者なのでご注意くださいね。

■ 当社の太陽光発電・蓄電池は格安です!

当社の蓄電池・太陽光発電は格安でご提供しております。

ですが、これは「当社の住宅のオーナー様のみ」の特別価格です。

皆様に快適に住んでいただくために、考えられないギリギリ価格で設置しております。

他社で買って仕舞う前に、ぜひ一度ご相談くださいね。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

太陽光発電,建築費・光熱費,換気・空気,日記・想い,設備・空調

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
先日、お引渡しから丸1年が経ったオーナー様(OB施主様)宅の「1年点検」にお伺いしてきました。
夏と冬、それぞれの厳しい季節を一度ずつ乗り越え、再び新しい夏を迎えようとしているタイミングです。私たちの建てた家が、実際の暮らしの中でどれほど実力を発揮しているか、一級建築士として、そしてパッシブハウス・デザイナーとして非常に楽しみに訪問しました。

誘導なしの第一声が「とても快適です!」

お家に入ってご挨拶をすると、こちらからお聞きするよりも前に、オーナー様から「とても快適です!」と嬉しい第一声をいただきました。
もちろん、建物自体にも不具合は一切ありません。
こちらのお宅は、ご家族3人+猫ちゃん+ワンちゃんで暮らされています。 ペットを飼われているご家庭で気になるのが「ニオイ」や「抜け毛・ホコリ」ですが、このお家ではニオイが全くなく、ホコリもほとんど目立ちません。本当にキレイに住んでいただいています。

点検時の空気質を測定したデータがこちらです。 エアコンを動かしていないタイミングだったため湿度は少し高め(梅雨時期など)ですが、PM2.5などの微粒子は信じられないほど少ない数値を示しています!
実はこのお家には、トルネックスというビルトインの電気集塵機が組み込まれています。最近の私たちが特にこだわっている「空気質」の設計と、この換気システムがバッチリ機能している証拠ですね。猫ちゃんはキャットウォークやキャットタワーを縦横無尽に元気に走り回っているそうです。癒されますね。

「オール電化なのに電気代が3,000円なんです」

そして、空気の快適さに続いてオーナー様が驚きながら、とても嬉しそうに教えてくださったのが「光熱費」のことでした。
「電気代が3,000円台で済んでるんですよ。オール電化なのに!」 「ということは、ガス代も灯油代も0円ですから、本当にそれだけですよね」
とお返しすると、この1年間の安さに本当に満足されているご様子でした。
もちろん月によって変動はあり、実際には5,000円台の月もあれば、2,000円台の月もあると推測されますが、年間を通じた平均は間違いなく3,000円台前半に収まっています。


こちらが、オーナー様から共有いただいたリアルな「1年間の消費電力グラフ」です。 1ヶ月あたりの平均消費電力は411kWh。
「411kWhも使っていたら、普通はもっと電気代が高くなるのでは?」と思われるかもしれません。 その秘密は、屋根に乗っている太陽光発電と10kWhの大容量蓄電池にあります。
日中の電気や夜間の大部分は太陽光と蓄電池で自給自足しているため、東京電力から「買う電気」は極めて少なく、月平均でわずか35kWhほど。基本料金や再エネ賦課金を合わせても、毎月の支払いが3,000円台前半になるのは当然の計算なのです。
さらに、使い切れずに余った電気の「売電」もあります。 オーナー様は「実質、光熱費はタダ(というかプラス)で済んでいます!」と仰っていました。データを見ても月平均336kWhも売電されているので、まさにその通り、家計は完全に「黒字」です。当社のOB様宅ではめずらしくない光景ですが、やはりこうして喜んでいただけると本当に嬉しいですね。

どこに電気を使っている?データを楽しく分析!

お客様からいただいた詳細な電力データをお金に換算して分析するのも、私の密かな楽しみです(笑)。 「我が家は一体どこにエネルギーを使っているのか?」を紐解いてみましょう。

1kWhあたり40円として、1日あたりの電気代に換算した主な内訳がこちらです。
エコキュート(給湯):約102円 / 日 (毎日お風呂にお湯を張るため、ここはなかなか減らせない生命線です)
換気・空気清浄・循環:約77円 / 日 (第一種熱交換換気、循環換気、電気集塵式空気清浄機、お風呂の換気扇など)
テレビ:約75円 / 日
エアコン(冷暖房):約67円 / 日
冷蔵庫:約43円 / 日
暖房便座(ウォシュレット):約32円 / 日
IHクッキングヒーター:約32円 / 日
こうして見ると、エアコン(冷暖房費)が1日わずか67円というのは、普通の住宅と比べると格段に少ない数値です。(これでも家の形状や向きの関係上、当社の設計の中では少し多めに出ている方です)
※なお、これらはあくまで「消費した電力」の計算です。実際には太陽光と蓄電池でほぼ無料(0円)になっているため、普段の暮らしで細かく節電を気にする必要は全くありません!

なぜ「換気」に電気を使うのか?私が考える最適解

「換気の電気代(1日77円)が、エアコン(67円)より高いのはなぜ?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この換気システムにお金をかけているからこそ、エアコンの電気代が劇的に減らせているのです。
当社の換気システムは、ただ空気を合法的に回すだけではありません。 外の不純物を取り除いて綺麗な空気にするだけでなく、冷暖房の熱を逃がさない「熱交換」を行い、さらにその心地よい空気をすべての部屋へ上手く配る役割を担っています。だからこそ、暑い夏であっても、家のどこにいても涼しく快適に保つことができるのです。
家づくりにおいて、エネルギーを削減することはもちろん大切です。 しかし、それ以上に「家族が健康で、ストレスなく、快適に暮らせること」の方がもっと大切だと私は考えています。
「省エネ」と「健康・快適」のバランスを極限まで突き詰めた結果が、このデータに現れています。これこそが、現時点で私が考える「家づくりの最適解」です。
これからもOB様の快適な暮らしをサポートしながら、この素晴らしい住み心地を多くの方に届けていきたいと思います!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / パッシブハウス・デザイナー)

建築費・光熱費,日記・想い

ブログの作成

建築資材の高騰と「今、家を建てるということ」への本音。

こんにちは。高橋建築の高橋です。

最近、ニュースや新聞で「ナフサショック(石油化学製品の原料高騰)」という言葉を耳にすることが増えたのではないでしょうか。私たち建築業界にも、その波は凄まじい勢いで押し寄せています。

毎日のように届く「値上げのお知らせ」「受注制限」「出荷停止」の通知。 正直に申し上げまして、一級建築士として、そして工務店の代表として、これほどまでに「家づくりが難しくなるのではないか」という危機感を感じる日々はありません。

本日は、そんな不安な社会情勢の中で、これから家づくりを考えている皆様に、当社の現状と私の正直な想いをお伝えしたいと思います。

当社の現状について:今、進んでいる工事は大丈夫?

まず、現在工事が進んでいる4棟のお客様、ご安心ください。 これらの物件については、必要な資材のほとんどを確保済み、あるいは確保の目処が立っています。もうしばらくは、予定通り安心して工事を続けていくことができます。

また、ご契約済みで着工をお待ちいただいている3件についても、不透明な部分は一部残るものの、協力業者さんや問屋さんの尽力のおかげで、資材確保の目処が立ちつつあります。

「契約時の金額のまま、お客様に負担をかけずに完成させたい」

その一心で、信頼できるパートナーである業者さんたちと日々奔走しています。普段からの繋がりがいかに大切かを、改めて痛感する毎日です。

これから家づくりを始める方へ。「今」契約すべきか?

現在、最も苦心しているのが、これから契約を予定している物件についてです。 すでに打ち合わせを重ね、あとは契約を残すのみ……という段階のお客様に対して、非常に心苦しい判断を迫られる場面が増えています。

資材の中には、すでに3割〜4割も値上がりしているものや、住宅設備機器(キッチンやトイレなど)も10%程度の値上げが5月以降に予想されています。

正直なところ、「これが正解です」という確信を持って断言することは難しい状況です。ですが、一つの考え方としてお伝えしたいことがあります。

  • 早めに決断し、資材を確保する: 今後さらに価格が上がる前に契約を結び、資材をキープに動く。
  • 建築を諦める、または先延ばしにする: 賃貸に住み続ける選択もありますが、数年後に「やっぱり建てよう」と思った時、今より価格が下がっている保証はありません。

もし、一生のうちのどこかのタイミングで家を建てるのであれば、「上がりきらない今のうちに決断し、多少のコストアップを容認してでも進める」ことが、結果的に賢い選択になる可能性が高いと考えています。

わずかな光と、私たちの強み

暗いニュースばかりではありません。 本日の日経新聞では、「木材の価格が下がり始めた」という情報もありました。他社さんで工事を延期されるケースが出てきたため、木材の在庫に余裕が出始めているようです。過去のリーマンショック時のような値動きになる可能性もゼロではありません。

しかし、工業製品(設備など)の値上がりは続くでしょう。楽観視はできません。

そんな中で、手前味噌ですが当社の強みをお伝えさせてください。 高橋建築には「大きな自社倉庫」があります。現在もそこをフル活用し、多くの資材を早めに確保・保管しています。また、問屋さんの倉庫も一部お借りして、資材のキープを続けています。

他社さんと比べても、かなり有利な状態で資材を管理できていると自負しています。
このような工務店は、あまりお見かけしません。

最後に

家づくりは、ご家族の人生にとって一番の大きなイベントです。 このような不安定な情勢だからこそ、私たちは気を緩めることなく、安定して「良い家」を供給できるよう、泥臭く、誠実に動いてまいります。

不安なことがあれば、いつでもご相談ください。 一緒に、これからの住まいのあり方を考えていきましょう。


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

太陽光発電,建築費・光熱費,環境・エネルギー

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

一級建築士として、そして世界基準の省エネ住宅「パッシブハウス」の設計士として、日々「本当に快適で家計に優しい家」を追求しています。

今日は、昨年11月にお引渡しをしたM様からいただいた、「驚愕の電気代明細」を皆さんにシェアしたいと思います。家づくりを検討中の方は、ぜひこの「現実」を目に焼き付けておいてください。

2月の請求額は、なんと「3,472円」

電気代の高騰が止まらない今、冬場の光熱費が2万、3万と膨らんで頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そんな中、M様邸の2月の請求額は…… たったの「3,472円」でした。

内訳をみるとさらに驚きです。

  • 基本料金: 1,870円
  • 実質の電気使用料(再エネ賦課金等含む): 1,602円

その他の月(11月〜1月)にいたっては、総額が月々2,000円台(赤囲い)という数字。 「えっ、基本料金を払いにいってるだけじゃないの?」と疑いたくなるレベルの安さです。

さらに驚きの事実:2月の売電収入は「9,504円」!

実はM様邸、太陽光発電と蓄電池をフル活用されています。 2月の「売電(余った電気を売ったお金)」のデータも見せていただいたのですが、その額は9,504円。

整理してみましょう。

  • 電力会社へ支払ったお金:3,472円
  • 電力会社からもらったお金:9,504円
  • 差し引き:+6,032円(黒字!)

つまり、冬一番の寒さの中でも「実質光熱費0円」どころか、お金が増えているんです。 もちろんオール電化ですので、ガス代も灯油代も一切かかっていません。

なぜハウスメーカーは「実データ」を公開しないのか?

「省エネ」「家計に優しい」とうたうハウスメーカーはたくさんあります。 しかし、実際に住んでいるお客様の「生(なま)の明細データ」をここまで詳細に公開している会社は、実はほとんどありません。

なぜでしょうか? ……もしかすると、「公開できない理由」があるのかもしれません。 「省エネと言いつつ、実際に住んでみたら意外と電気代がかかる」 「シミュレーション上の数字と現実がかけ離れている」 そんなケースが少なくないのが、今の日本の住宅業界の悲しい現実でもあります。

皆さんも、住宅会社選びの際はぜひ聞いてみてください。「実際に住んでいる方の、冬の電気代明細を見せていただけますか?」と。1月か2月の単月が良いですね。年間だとプラスになって当たり前ですから。太陽光発電だけ大きくすればいいだけです。
でもFITが終わったら収入がほとんど無くなることを忘れないでくださいね。売電無しでの光熱費を比較しましょう。

「燃費」の良い家は、家族の未来を守る

パッシブハウスの設計手法を取り入れた私たちの家は、魔法瓶のように熱を逃さず、太陽の光を暖房代わりに使います。だから、最小限のエネルギーで1年中春のような心地よさが保てるのです。

家を建てた後、30年、40年と払い続ける光熱費。 その差額は、一生涯で数百万円、下手をすれば一千万円以上の差になって現れます。

高橋建築は、これからも「根拠のある数字」と「確かな性能」で、お客様の暮らしを守り続けていきます。


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高橋建築株式会社代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

建築費・光熱費,設備・空調

近年、SNSを中心に「家事を楽にする神アイテム」として絶大な人気を誇るリンナイのガス衣類乾燥機**「乾太(かんた)くん」。

その乾燥スピードと仕上がりは確かに魅力的です。しかし、私が設計するような超省エネ住宅、そしてC値=0.1レベルの「超高気密・高断熱住宅」**においては、安易な導入は「住宅性能の崩壊」を招きかねない諸刃の剣となります。

これは、パッシブハウスの認定を通しにくい(認定された物件が確認できない)ことでもわかると思います。

今回は、住宅エネルギーの専門家として、また設計のプロとしての私見を詳しく解説します。


1. 「負圧」が引き起こす物理的な限界

C値0.1という数値は、家全体に1枚分程度の隙間しかないことを意味します。そこに、毎時約100立方メートルの空気を強制排出する乾太くんを動かしたらどうなるか。
これはトイレなどから排気する5倍程度の換気量にあたります。

  • 玄関ドアが開きにくくなる: 室内が猛烈な負圧になり、子供や高齢者はドアを開けられないほどの重圧がかかります。
  • 排水口の異臭: 隙間がないため、空気を求めて排水トラップから封水を吸い上げようとし、「ポコポコ」という音と共に下水の臭気が室内に逆流します。
  • 換気システムの機能不全: 第一種換気システムなどの精密な空気の流れが完全に無視され、計画換気が破綻します。

これらは、超高性能住宅が前提としている「制御された空気環境」を真っ向から否定する事態です。第一種換気ならまだしも第三種換気で高気密が本当に実現できている住宅なら排気口として考えられているトイレの換気扇からの逆流も考えられるレベルかもしれません。

この内容に関しては、機器スペックやほかの信頼できる建築士の記事を頼りにしており、実際に私が確かめていませんのでご承知ください。


2. 夏季の「除湿負荷」という見えない爆弾

超省エネ住宅が最もエネルギーを使うのは、実は「冷房」よりも「除湿」です。

乾太くんが排気する100立方メートルの空気の代わりに、外から同量の「高温多湿な空気」が入り込みます。

  • 夏季のシミュレーション:日本の夏、外気(35℃/70%)の空気を1時間取り込むと、室内には約1.4kgもの水蒸気が強制的に運び込まれます。

せっかく24時間エアコンで維持している「サラサラした快適な室内」は、乾太くんを回した瞬間に湿度が急上昇し、エアコンは除湿(潜熱処理)のために過剰な電力を消費することになります。これは、エネルギー工学の観点からは非常に非効率な挙動です。

さらには、燃焼ガス排気のための煙突も熱効率を下げます。
使っていないときには外の冷たい空気が煙突内に充満しています。煙突は外とつながっていますのでとても大きな熱橋となります。
この試算は難しいので割愛しますがとても注意が必要です。


3. プロパンガス(LPG)運用における衝撃のコスト格差

家計への影響も無視できません。特にプロパンガス地域で、太陽光発電を搭載した住宅の場合、その差は絶望的です。

近年のエネルギー高騰のさなか過去の記事では参考にならないと感じましたので資産のし直しをしてみます。ガス衣類乾燥機に関してはメーカーカタログやメーカーホームページからの情報です。電気衣類乾燥機に関しては当社でたくさんのデーターがありますので信頼性は高いです。。

カタログなどでは燃料費の高いプロパンガスでの試算はあまり触れられず、都市ガスでの試算が多く見受けられます。
そしてプロパンガスには月に2000円程度の基本料金もかかります。
もし、家事ラク、時短のためにガスコンロではなくIHクッキングヒータを使い、高熱費削減のためにガス給湯器ではなく、石油給湯器やエコキュートを利用する場合には。ガス衣類乾燥機だけのためにガス契約の基本料金がかかります。一日に1回利用すると考えると、基本料金の負担は1回あたり67円もかかることになるのです。

1回あたりの乾燥コストを、前述した空調リカバリー代を含めて試算するとこうなります。
ガスはメーカーが言っている内容にほぼ近く甘めに、電気は実測をもとなので厳しめになっているかもしれません。

基本料金を含めた、1ヶ月(30日)あたりのトータルコストです。

一日当たり比較でもこんな感じ。

項目乾太くん(LPG)電気ヒートポンプ(太陽光利用)
燃料・エネルギー代約183円/回(基本料金込)約8.5円/回太陽光発電売電分

その差、約22倍。

年間で見れば6万円以上の差が出ます。「時短」という付加価値に対し、このコスト差と住宅性能へのダメージを許容できるか、慎重に考える必要があります。

この試算は、信頼性を高めるため、メーカーホームページから情報を集めたりAIを使い試算しています。私の試算となります。
ほかのホームページの情報と比較してほぼ間違いないと考えています。


4. 住宅の寿命を左右する「壁内結露」のリスク

C値0.1の住宅でも、コンセントボックスや配管周りにわずかな隙間は存在します。強力な負圧がかかると、そこから湿った外気が「壁の内部」を通って室内に吸い込まれます。

近年注目される夏型結露。
これは夏場に、高温多湿の外気が壁体内に侵入し冷やされた室内の壁などでける炉を起こす現象です。熟練した職人を抱える当社といえども外気の侵入をゼロにすることはできません。どこかに必ず侵入してしまうリスクがあります。高気密高断熱住宅ならほとんど隙間がないですから、その欠点に集中してしまう可能性があります。室内を極端な負圧状態にしてしまうことは本当に怖いことです。

**構造材を腐らせる原因(壁内結露)**になるリスクを孕んでいます。

「便利だから」という理由だけで、数千万円かけて建てた高性能住宅の寿命を縮めては本末転倒です。


建築士としての結論:どうすべきか?

それでも、乾太くんの「あの仕上がり」を諦めきれない方へ。私は以下の2つの選択肢を提示します。

① 合理的な選択:最新の「ヒートポンプ式」ドラム機

今のヒートポンプ式は、かつての電気式とは別物です。

  • 気密を破らない: 機内で湿気を回収するため、排気口が不要。
  • 太陽光と相性抜群: 買電35円ではなく、売電分8.5円の自家消費で動かせばコストは微々たるものです。
  • 衣類に優しい: 低温除湿なので、お気に入りの服も傷みにくい。

② 乾太くんを強行する場合:ランドリールームの「半隔離」

どうしても導入するなら、脱衣所・ランドリールームを居室から完全に切り離し、「半外部」として扱う設計が必要かもしれません。

  • 他室と仕切る。
  • 乾太くん専用の「連動電動給気シャッター」を設置し、その部屋だけで空気の流れを完結させる。
  • 排気口の熱橋処理をする。

高性能住宅なので少し注意が必要です。

最後に

家づくりは、何かを得れば何かを失うトレードオフの連続です。

しかし、C値0.1を達成するほどの情熱がある施主様には、ぜひ**「エネルギーの質」**にもこだわっていただきたい。

「爆速乾燥」という1時間の快楽のために、24時間の快適性と30年の資産価値を犠牲にしていないか。設計図を確定させる前に、今一度立ち止まって考えてみてください。

SNSの表面上の投稿だけではなく、思慮深く判断していただけるとよいと思います。


一級建築士・パッシブハウスジャパン理事
高橋慎吾

追伸

様々な理由でガス衣類乾燥機をお勧めできないことを書いてしまいました。
ガス乾燥機ファンのかたごめんなさい。ガス衣類乾燥機を全否定しているわけではありません。
当社は快適性、省エネ、長持ちを考えた家づくりをしていますので、その観点からはこのような意見となってしまいます。
それでも早く乾かしたいという人もたくさんいらっしゃると思います。
ガス衣類乾燥機をどうしても使いたいという方もいらっしゃると思います。
その場合には設置もできますので事前にご相談ください。
お客様の住まい方を最優先いたします。
建築工事が進んでからの設置は、当社のような高性能住宅だと性能の確保ができなくなってしまいます。
早めのご連絡をお願いします。

エネルギーのことを考えれば洗濯物は外干しがいいのですが、時間も大切なので、衣類乾燥機についてのブログを住宅の性能にこだわる一級建築士目線から書いてみました。
お気に障った方、申し訳ございません。(笑)

建築費・光熱費

省エネ・エネルギー消費量を少なくする。

夏に一番消費電力が大きいのは、エアコンです。

省エネにするには、まずエアコンの稼働を下げることが重要です。

冷房負荷を下げる

冷房負荷を下げるのに効果的なのは、日射遮蔽。
太陽の光を遮ること。
これについては疑う余地はないですね。
太陽の光の熱はすごい量です。
遮らないと窓にストーブがあるくらい熱が入ってきていると思ってください。
窓がストーブ!!怖いですね。

断熱も重要です。
外が35度もあったら内部を25度に保つには10度の温度差を維持しなくてはなりません。
壁や屋根の面積は300平方メートルくらいありますから全体ではすごい熱ですね。(笑)
10℃の差が300㎡ 一体どのくらいの熱が?(笑)

忘れがちなのが換気・気密性能
熱い空気が隙間から入ってきたら?
換気システムの熱も大変。普通の家では100m3位の換気をします。
10℃差の空気が100m3大変ですね。
外のきれいな空気も直接取り入れるのでは無く熱交換されて入ってくれば?
これは温度の成分だけで無く、湿度も大きくかかわります。
ジメジメした空気はいやですね。ジメジメ空気を直接取り入れてしまうことを想像することができますか?
除湿しなくては!!

そして冷房

冷房はエアコンに頼ることになります。
できるだけ性能の良いエアコンを選びましょう。(い)を満たすエアコンにしましょう。

光熱費から見る省エネ

上に挙げた対策をして冷房負荷を下げルことは大切ですが、ある程度のところで効果があまり変わらなくなります。
やり過ぎてももったいないのです。バランスが大事。
太陽光発電や蓄電池を使うことも考えましょう。光熱費は格段に下がります。

光熱費を下げるには太陽光発電、蓄電池です。
今年の夏の電力消費量の実測結果は以前のブログでお伝えしましたが、その中で蓄電池のついたおうちの光熱費を記載します。
一番光熱費が安かった例ですので、すべてこうなるわけではありません。おうちは30坪くらいです。
東京電力に支払った実際の光熱費です。
7/17-8/16 2038円
8/17-9/16 2004円
9/17-10/16 1935円です。

えっ!
一ヶ月の電気代が2000円。
今年の夏暑かったですよね。
基本料が1870円ですから基本料プラス200円?位ですね。

日射遮蔽、断熱、気密、換気がしっかりしていればこその金額ですが、この金額はびっくりです。
ちなみにオール電化住宅ですので、ガス代、灯油代は0円
洗濯物はすべてドラム型の乾燥洗濯機で電気で乾かしているそうです。
上手にすんでいますね。
すみ方をレクチャーしてもらいたいですね。
正直、ここまでは難しそう。

でも、3000円台のご報告も多いので、太陽光発電、蓄電池はさすがです。

太陽光発電、蓄電池があれば良いのか?

太陽光発電、蓄電池は光熱費削減には絶大な効果がありますが、設置費用もかかります。
太陽光10kW、蓄電池10kWhで250万くらい。
そして日中使った分は売電が減るわけです。

それでも光熱費がこんなに少ないのは安心ですね。
電気代がどんなに上がってもあまりダメージを受けません。
普通の家庭では2,3万円払っているでしょうから、毎月2,3万円家計に差が出るのは大きいですね。

高性能な住宅に高性能な設備で安心生活を送りましょう。

日射遮蔽、断熱、気密、熱交換換気の基本的な要素は必要ということをお忘れ無く
これができていないおうちは、太陽光発電・蓄電池がついていてももっともっと多いですよ。

このご紹介した住宅は、エアコンつけっぱなしでどこでもほぼ25度から26度くらい。家全体が快適爽やか。
決してエアコンをつけないでせこい生活をしているわけではありません。(笑)


建築費・光熱費

本日、オーナー様の家にお邪魔し電気の実測データーをいただいてきました。

この家の電気代はとても安いです。

太陽光発電、蓄電池がありますからほぼ基本料金しか払っていません。
オール電化なのでもちろんガス代、灯油代は0円です。
エアコンは24時間つけっぱなし。連続運転です。

普通の家だと電気、ガスでどのくらいでしょうか?2万円?3万円?もっとでしょうか?

電気の使用割合はどうでしょうか?
8月1日から31日のデーターです。

やはりエアコンが一ヶ月連続運転ですから一番多いですね。
次はお湯を作るエコキュート
LDKはテレビがほとんどでしょう
冷蔵庫も多いです。

換気が多いですね。
換気システム 全館空調用の循環換気扇 全館空気清浄など とても重要な部分です。
この部分は普通の家より多くなってしまう部分です。

エアコンが5894W(5.9kW)が一番です。
もちろんどの部屋でも24時間快適温度。快適湿度です。

このデーターを見て私がアドバイスするなら、ウォシュレットを温水ではなく見ずにする。暖房便座のスイッチを切ることでしょうか?

太陽光発電・蓄電池があるのでほとんど外から電気を買っていませんから、これ以上節約する必要もないかもしれませんね。(笑)

建築費・光熱費,設計 デザイン

暑い夏が続きますね。

今の流行はアメリカンスタイル?

お客さまのご要望で、アメリカンスタイル?カリフォルニアスタイル?このように呼ばれている図面を書くこともあります。

最近人気がありますね。

私もアメリカ、カナダに何度か行ったことがあります。
そのたびに「いいな。つくろう!」と思ったものです。
外国に行くとその土地ではぐくまれたデザインが素敵に見えます。
スイスあたりの素朴な木の建築がマイブームです。

日本では、それらが流行という形でもてはやされます。
少し前はビンテージが流行っていたり、その前は北欧風、その前は南欧風だったでしょうか?

時代ごとに流行廃りがありますね。

今、南欧風の建物をみると、ちょっとその時の時代を感じます。かわいいおうちです。
その時にはとても持て流行らされましたが、今はその時ほどの感動はありませんし、人によっては「あれ?」と思う人もいるでしょうね。

そう考えると今流行のアメリカンスタイルの建物も少し心配です。

流行を超えた美しさ。バランスの良さ。

流行は流行として押さえながらも、それが経年変化したとき。流行が終わったときでも素敵に見えるようにデザイン出来ると良いですね。

流行を超えた美しさは、建物の形。バランス。色彩など。
多くの人が、変に思わない。素敵に思えるデザインに出来れば良いと思います。

そういった基本的な意匠性を備えた上で、流行を取り入れたいですね。

カバードポーチのあるおうちのメリット

カバードポーチがあると建物我のぺーっと見えないです。変化があり素敵に見えますね。

そして広いポーチ部分に、おうちの中には持ち込みにくいものなど置くスペースとして利用出来ます。

そして、屋内のリビングと庭をつなげる役割が一番の魅力です。
リビングの延長として庭を取り込むことができます。

外が好きな方。自然が好きな方。子供の外遊びなどにはとても良いですね。

バーベキューやプールなども良いかもしれません。

休日にくつろぐにはとても良いスペースです。

そのほかにも、雨の日でも窓開け出来るとか 洗濯物が干しっぱなしにできるとかありそうですね。

カバードポーチはリビングに面した南面につくることが多いです。
庇が大きく南の窓に直射が入りにくいので、夏の日射熱取得量が減り冷房負荷が大きく減ります。
すずしいおうちとなります。暑い地域に適した作りですね。

夏至の12時の日影です。

カバードポーチのデメリット

デメリットもあります。

カバードポーチも建築費がかかります。
実際につくっても使わなかったらどうでしょう?
そのお金でリビングを広くした方が良かった。なんてことになるかも知れませんね。

維持費も少し多めになります。屋外なので定期的なお手入れの頻度は、屋内よりも高くなります。
具体的にはペンキ塗りだったり、お掃除だったり。

先ほどのメリットの反対ですが、冬は寒いです。
冬のお日様の温かい熱があまり入ってきません。
無料の太陽の恩恵が受けられないのです。
ちょっともったいないですね。

冬至の12時の日影
カバードポーチにより窓の下部にしか光が入りません。ちょっともったいないですね。

カバードポーチありなし住宅の暖冷房エネルギーの比較


まず、カバードポーチありで秩父での年間の暖房需要が43kWh/㎡です。このモデルは82.2㎡なので 3588kWhの暖房が必要です。

COP3 40円/kWhで換算すると 47500円くらいです。
パッシブハウスクラスの断熱なのでこのくらいで住みます。
暖房期間が11月~3月までの5ヶ月間とするなら月々9500円の暖房費。
大きめのエアコンが必要となりますが建物内は均一となりそうです。

カバードポーチ無しならほぼパッシブハウス

寒いときでも家中の暖房が6畳用エアコンでバッチリ間に合います。
同様に暖房費を計算すると16890円 月々3380円くらいですね。
多分、実際の暖房はほぼいらないのではないでしょうか?

一般的な高断熱住宅でも計算してみましょう。
UA=0.46にしてみました。

この断熱レベルは等級6となります。なんだかすごそうですがたいしたことないです。
そして第3種換気にします。

そうすると等級6カバードポーチありだと

136.09kWhです。
エアコンの暖房費用はおよそ149,154円となりました。

全館を均一に暖房するのに無理ある性能ですし,もしできたとしても15万円の暖房費がかかります。

暖房期間が11月~3月までの5ヶ月間とするなら月々29830円の暖房費。
住み心地、光熱費と見た目のバランスがちょっと危険です。
寒い思いをしてまでカバードポーチ付ける必要があるのか?考えてしまいますね。

この等級6の断熱でカバードポーチ無しなら

暖房費用は109,150円 暖房期間が11月~3月までの5ヶ月間とするなら月々21830円

デザインのためならなんとか我慢出来る暖房費用でしょうか?
大きめのエアコンを強く動かし続ければなんとかなるかも知れません。

当社レベルの断熱なら、カバードポーチを付けても月々の暖房費用が3380円
そして建物内はどこも均一の暖かさ。

カバードポーチを付けるなら、当社レベルの断熱はしておきたいという結果となってしまいました。

一方冷房ですがこれはたいした差は出ません。断熱性能の差もありますが日射性能の差が大きいです。

等級6レベル カバードポーチ無し

ポーチあり

パッシブハウスレベル断熱 カバードポーチ無し

ポーチあり

どちらの断熱でもポーチありの方がさすがに6kWh/㎡年小さいですね。
冷房費を比較すると 等級6カバードポーチ無し28496円 冷房期間が2ヶ月だと14248円
あり21920円 冷房期間が2ヶ月だと10860円

パッシブハウスレベル断熱 カバードポーチ無し 23016円 冷房期間が2ヶ月だと11508円
あり 16440円です。冷房期間が2ヶ月だと8220円

夏期はパッシブハウスレベルの断熱を大きくPRするほどの性能差は見いだせませんね。
カバードポーチがあった方が少し涼しいのは明らかです。

ですがちょっとまって?

夏の日中の光熱費ってそもそも太陽句発電付きの住宅ならかんがえなくてもいいんじゃない?
そうなんですよね。
暑い日差しの日は電気があまります。
あまった電気を使えば!!

カバードポーチ付けるなら徹底的な高断熱が必要

まとめです。
いかがでしたか?
少し位の高断熱ではカバードポーチは危険ですね。

今までレベルのおうちなら「まあやむを得ないな」ですまされるかも知れませんが、これがこれからずっと住む家となると。

10年後。20年後。大丈夫でしょうか?
周りで作られる家はどんどん高性能化されてきます。
あなたの家だけ住み心地が悪い。温度ムラもすごい。

電気代も上がるでしょう。
周りの家は光熱費が安い。
あなたの家は光熱費が高い。
そうなってしまいます。

大丈夫でしょうか?

カバードポーチ付けたいなら、きちんと計算してシミュレーションしましょう。

どんなデザインでも建物の性能は必要です。

当社の性能を生かし、今後はデザインもお客さまのご要望にお応えしていきます。つくるのが得意です。つくるのが得意です。

お断り
このシミュレーションは当社作成のプランで計算しています。条件も当社設定です。
そのため、これより違いが大きくなることも小さくなることもあります。
平均的な一例として計算しました。

建築費・光熱費,日記・想い

再エネ賦課金がまた値上げです。

資源エネルギー庁ホームページリンクはこちら

家計は大変ですね。

税金、社会保証料は高いし。その上物価上昇。

そして、電気代も

再エネ賦課金は、再生可能エネルギーを推進する上で大切なことかも知れませんが、3.98円/kWhまでなってしまいました。
4円にならないようにギリギリ調整したような数値ですね。

一般的なオール電化住宅の電気料金試算して見よう

東京電力でオール電化契約は スマートライフLと言う契約が多いと思います。

仮に大きめの太陽光発電が付いていると(100A)契約 基本料金3117.5円
資料電力に応じて 日中は35.76円/kWh 深夜(午前1時~午前6時)27.86円/kWhです。
これに燃料調整費と、今回お話ししている再エネ賦課金がプラスされます。

日中は (35.76+3.98)円/kWh。 39.74円/kWhになるわけです。

一般的なオール電化住宅では800kWh/月とか言われているので 35000円/月にもなってしまいますね。

1500kWh /月の家もあると聞きました。 そうすると63000円/月くらい。

びっくっりですね。

オール電化ですから 灯油やガス代金がかからないとしても莫大な金額です。

当社の住宅の電気料金

お客様からお聞きした金額ではこの冬で、およそ7千円~1.5万円/月くらいが多いようです。
どうして当社の住宅は光熱費が安いのでしょうか?
蓄電池があるおうちはもっと安い。

省エネ住宅はありがたいですね。


パッシブハウス,建築費・光熱費,環境・エネルギー

無尽蔵とも言える太陽のエネルギー。

しかも太陽エネルギーは無料です。

これを上手に利用しなくてはもったいないですね。

とてもお世話になっている 都立大の須永先生が 以前会長を努めておられた
【日本太陽エネルギー学会】が太陽について判りやすいyoutube動画を上げてました。

皆さん太陽について学んでみませんか?

もっともっと、太陽のエネルギーを利用していきましょう。

当社のパッシブハウスは、まさに太陽のエネルギーで、暖房エネルギーのほとんどをまかないます。
写真を見てください。とても温かそうですね。
条件さえ整えば、暖房なしで冬を越すことも可能です。

そして、さらに太陽光発電で電気を作ります。電気代も格安です。

皆さん。太陽を旨く利用できる設計をしましょうね。
使わないともったいないですよ。

建築費・光熱費,設計 デザイン

いよいよ住宅もインターネットで買う時代が来たらしい。すごいですね。

https://services.rakutap.jp/#lineup

間取りや仕様など選んで、契約までネットで完結してしまうようです。

基本性能もかなり良いです。

若いお客様や 都会の忙しい方は煩わしさがなくて逆に良いかもしれませんね。

当社でも一部この仕組みを取り入れたらどうかな?と思いました。

NETで全てというわけには行かないですけど、

そうすれば、経費があまりかからなくなりますので、建物を安くできます。

その分性能を上げることもできますね。

家を建てる人が心配なのは、価格では無いでしょうか?

このくらい広くしたらいくら増えるのか?

この設備を付けたらいくらになるのか?

ロフトを付けたら?

吹抜にしたら?

今回ご紹介したこの会社の仕組みでは決まり切ったプランでしか値段が出せないようですが、

実際の家づくりでは、たくさんの思い描いている夢がありますね。
それらを実現させるために、様々な取捨選択が必要です。

無限にお金がかけられるわけでは無いですから、いろいろ悩んで、自分似合った家を目指して行きます。

それが自動でできたら、楽しく計画できそうですね。

当社でもちょっとやってみようかな?

スマホで入力していくと金額が出たりしたら面白いですね。

見積の仕組みはあるので、それをスマホからお客さんが入力しやすいところだけ入力して貰う。

そして金額を算出。
当社では見積は、とても詳細にかなり正確に算出する仕組みができています。
当社に来ていただく必要はありますが、お客さんに当社の原価を公開し、それを元に目の前で見積を作っていく仕組みがあります。

当社が原価を公開するのは、全くズルをしていないですし、価格が安いという自信もあるからです。
普通の工務店ではこの経費では作ることはできないです。

そのあたりの考え方は機会が詳しくお伝えしたいと思います。

でも値段ばかり求めてくるお客様の仕事は、あまりしたくないかな?
打合せが終始お金の話ばかりで、本当につまらないのです。
私は、建築士ですから。
 ほとんどのお客様とは、夢を語りながら楽しく打合せができ、工事中もどんどん家が良くなっていくので喜んで貰いながら家づくりをしています。お客様にとっては、人生の大イベント。せっかくの家づくりですから楽しみながら進めたいですね。

お客さんにとってお金が心配なのはわかります。ですからその心配を払拭し無くてはなりません。私にとってお金の話ばかりのつまらない仕事を回避するためにもお客様が入力して自動で見積ができる仕組みが必要かも。

IT強い人身近にいれば良いな。
面白そうだから自分で作って見ようかな。(笑)
協力してくれる人いませんか?
エクセル HTML javaスクリプト強い方。お声がけください。(笑)

建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー

宇都宮大学の高橋若菜先生とその学生さん 県議会議員や市議のかた。
産業技術総合研究所の先生方などが視察に来てくださいました。


まず、13年前当社で初めて建てたパッシブハウスの住み心地など体感いただきました。
この家は暖房無しで過ごしている住宅です。

そして、現在建築中の建物の見学をしていただきました。

皆さんご承知の通り2050年までにカーボンニュートラルの目標ですね。
それでも遅いくらいですけど。

家庭で使われるエネルギーが、とても多いと言うことも皆さんご承知の通りです。

これらを減らすことがとても重要ですね。

まずは”消費エネルギーを減らす。”!!

そして、どうしても必要なエネルギーは、”効率の高い機器”を使う。

この順番を間違えてはダメですね。

住宅で言うと、まずは断熱です。

きちんと断熱することで熱損失を減らします。

そして高効率機器ですね。

この辺の説明はこの方たちには当たり前の内容なので省きました。(笑)

実行しやすく効果がある取り組みが必要!!

私がお伝えしようと思ったのは、実際に実行しやすいノウハウを作ることです。

私は、現場、実測主義の研究が好きです。

勉強して、考え、実行して、測定
これを繰り返しより良い方法を探しています。

ハウスメーカーより早く、研究者よりも実践により確かな方法を

当社の省エネのノウハウはかなりレベルが高いです。

机上の空論では上手くいかないことも多いですね。
思いがけないことがおこったり、コストがかかったり。

当社では、コスパよく省エネにしていくノウハウを積み重ねています。
効果があってもコストがかかるのでは、普及はしていきません。
お客様の負担が大きくなってはならないのです。

勉強、研究、実践、検証 これができないと、コスパの良い省エネ住宅は作れないと思っています。

それを一番皆さんにお伝えしたいと思っていました。

当社ではあらゆる側面から、安く高性能な省エネ住宅を作る方法を考えています。

建築費・光熱費

光熱費削減は誰のため?世の中のため?自分のため?

住宅の性能を上げて使用するエネルギーを削減すのは良いことです。
CO2を削減して温暖化を抑制しよう。環境維持に貢献しよう。
そのようなことが叫ばれています。
確かにそれは大切なことですが、私たちが考えている一番の目的は、光熱費を削減することではないでしょうか?
まずは自分たちの生活が楽になる。
それが第一優先ですね。

自分のための光熱費削減。それはエネルギーの使用量の削減をすることです。電気代を払いたくなければ、使う電気の使用量を減らす。
当たり前のことですね。そうすれば、おのずとCO2削減。環境問題に貢献できるわけです。
自分のために光熱費削減は、世界のためなのです。

一歩進んで、使うエネルギーを削減するより、買うエネルギーを削減することを考えよう。

もちろん使うエネルギー削減すれば、買うエネルギーは少なくなります。
でも自宅でエネルギーが作れれば?
太陽光発電などで自宅でエネルギーが作れれば買う量は減ります。
もちろん雨の日や、夜などは買わなくてはなりませんが、お日様の出ている日中は買わずにすみますね。
購入する電気が減らせます。
その分また環境貢献はできるし、電気代は安くなります。

できるだけお日様の出ている日中に電気を使おう!

夜は電気を買わなくてはならない。
昼間の太陽光発電は使い切れないで、余ってしまう。
そうなりますね。
余った電気を上手く使うこと。
夜に使う分を日中使えたら良いですね。
そうすれば夜に電気をあまり買わずにすみます。
蓄電池を付ければ良いのですが、まだまだ高価です。
ある程度は生活の仕方で改善できます。

一番大きいのは、エコキュートを日中動かすこと。
エコキュートは深夜電力でしかお湯を作れないと思っていませんか?
それは間違いです。
日中でも作れますよ。
お日様エコキュートというものもありますし、時刻の設定をずらすだけで日中にわかすようにもできます。
効果は絶大です。

そのほか、家電製品を動かすのを日中にする工夫はできますね。
電気をたくさん使うものから考えましょう。洗濯機、乾燥機、食器洗い機。

消費電力が大きいのは冷暖房!エアコンを考えよう

そしてここからが本題。

使う電気を削減するには、限度がありますよね。
そして快適な生活を送りたい。
快適な生活を送るにはなんと言っても温熱環境を整えること。

エアコンの使うことです。冷房もできますし、暖房の効率も高い。

エアコンはとても消費電力が大きいですね。これをどうにかしたいです。
夏も冬も使います。(他の暖房器具よりは少ないです)

秩父地域では夏より冬の方が長いです。冷房は使っても7月から9月の半ばくらいの2.5ヶ月
冬は10月から4月くらいの7ヶ月くらいでしょう。圧倒的に冬が長い

そして、冬は外気温0度以下になることも。0℃を快適と言われる20度まで暖めるわけですね。
夏は35度を27度まで。
冬の温度差は20度 夏の温度差は8度。
解りやすく簡単に考えての話なのでマイナス5度を22度だとか40度を28度だとか言わないでくださいね。
大雑把に言ってです。圧倒的に冬の方が負荷が有り大変。

夏と冬を比べると冷暖房の期間は倍以上。上げ下げする温度も倍以上です。
気がついてましたか?
冬の方が冷暖房のエネルギーが多くなるのです。
圧倒的に!

しかし、高気密高断熱にすることによって、暖房期間は短くできます。2,3ヶ月暖房すれば十分だったり、無暖房で住んでいる人もいます。
暖房エネルギーは住宅次第でかなり削減できるのです。
一方冷房は?

冷房エネルギーを減らす。太陽光発電との相性バッチリ。購入電力減らすなら簡単

高断熱住宅でも冷房エネルギー削減は苦手です。
保温力は高いのですが、日射などでおうちは暖まります。
暖まってしまった家はエアコンで冷ますしかないのです。
でもよく考えると?
日射などで家が暖まる?それってお日様の出ている日中じゃない?

勘のいい人なら気がつきますね。

暑い日中には太陽光発電もバッチリ働いているので、電気はあまり余っているのです。


そう!余っている電気で家を冷やせば電気は買わずにすむのです。
日中のエアコンの電気代は東京電力に払う必要が無いのです。!!

お日様がなくなってからは、徐々に涼しくなりますからエアコンもそれほど電気を食わなくなります。
0円にはなりませんけど、少なくなるのです。

夏の光熱費は太陽光発電で削減 冬の光熱費は高断熱で削減 優先すべきは暖房負荷

光熱費を削減するためには、高断熱と太陽光発電でバッチリなのがおわかりいただけたと思います。

年間を通して光熱費のかからない家を作りましょう。

夏の冷房負荷より冬の暖房負荷優先に家造りした方が、光熱費は削減できます。
夏の取り組みも大事ですけど、光熱費で考えるとどちらを優先すべきかが解りますね。


太陽光発電,建築費・光熱費

ZEH(ゼッチ)と言う言葉をご存じだと思います。

太陽光発電などの再生可能エネルギーで 暖冷房、換気、照明、給湯のエネルギーをゼロにするという住宅です。

ゼロエネルギー住宅と呼ばれているモノですね。

電気を買わないわけではない。

解りやすい太陽光発電のオール電化の家で説明します。
発電の量より、使用した電力量の方が少なければZEHです。(暖冷房、換気、照明、給湯のみの電気)
太陽光発電は昼間しか利用できませんから、余った電気を売って、夜に買うと言うことになります。
売る量の方が買う量より多ければいいわけですね。(電気代ではなく電力量)

電気代が0円ではない。

これから契約すると太陽光発電は16円/kWhでしか売れません。買うのは40円/kWh以上です。
ですから、買う量より売る量の方が多くても、お金は0円にならない可能性が多いですね。
圧倒的に売る量が多くなくては無理そうですね。

家電は含まれない。

さらには大きな落とし穴が。
これは住宅に付随する機器(暖冷房、換気、照明、給湯のみ)のエネルギー消費量のみですから、家電は含まれないのです。
テレビや冷蔵庫、洗濯機、IH、炊飯器、電子レンジ、スマホやルーターなどほとんど含まれません。
冷蔵庫や、ウォシュレットなどかなり消費電力がありますから、ZEHの機器とは別にまだまだ電気を消費することになります。

ゼロエネ住宅で光熱費0円のつもりが!!

ZEHレベルの住宅では、0円で暮らせるつもりが全く0円で暮らすことができないと言うことになります。

とても残念。

0円で暮らすにはどんな住宅?

0円で暮らすにはどのくらいのレベルの住宅が必要でしょうか?

いちばん電気を使うのは,冷暖房費です。エアコンです。
ここを改善するにはパッシブハウスクラスにすると良いですね。

太陽光発電はできれば10kWくらいのせたいです。
電気自動車の世の中にもなります。たくさん発電しましょう。

そして、10年の買取期間を過ぎたら蓄電池です。売り電単価がガクッと落ちますから、太陽光発電の電気は売らずに自宅で消費しましょう。

他にも様々な省エネ手法が有りそれもやるべきですが、大きなところはこのようなことです。

今更、このレベル?

今回、国土交通省が住宅展示場にこのパンフレットを配るそうです。
まだこのレベルです。
困りましたね。
https://www.mlit.go.jp/common/001582580.pdf

国で進めているからと言って、これが十分というわけではないですからご注意ください。(当社20年前レベル)
だまされないでくださいね。(笑)

国土交通省パンフレットから

パッシブハウス,建築費・光熱費,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

私は賃貸住宅、アパートほど高性能であるべきだと考えています。
今回、オーナーさんが、とても素晴らしいかたで、世の中が良くなるためにとパッシブハウスアパート建築することになったので、考えをまとめました。

アパートこそパッシブハウスが必要

私は常々、アパートこそパッシブハウスが必要と考えています。
パッシブハウスは、光熱費が安く家計の負担が抑えられます。
アパート住まいをしながら支出を抑え貯蓄をしたり豊かな生活を送ることができたらとおもいます。

そして、快適な空間で健康に暮らすことができる。
暑さ寒さのストレスから解放され、カビなどに悩まされることなく暮らせたらどんなに良いでしょう。

海外では、低所得者向けの公営住宅がパッシブハウスで建てられることが多くなっています。
秩父市も頑張ってほしいものですね。

一般のアパートの住み心地がなぜ悪いか?

一般的な賃貸住宅は、オーナーさんが利益を出すために建てられています。
できるだけ安く建てて、借りるひとが納得できる家賃にして、空き室を作らないというのが鉄則です。
安く建て、高く貸す。最大限の利益を出せる家賃。
そのため、本当にギリギリの内容で作ります。建物にコストをかけられません。

断熱基準もギリギリ。使う建材も安いモノ。そうなってしまっても仕方ないですね。

断熱基準も等級4ギリギリですから大変です。秩父地域は一応5地域ですが、朝の冷え込みは北海道並み。
マイナス5度は当たり前。時にはマイナス10度になることもありますね。それを等級4の断熱では寒くて仕方ないですし、暖房エネルギーもとても使ってしまいます。
光熱費がとても高くなりますね。
窓の結露なども相当すると思います。

アパートに住むタイミング

多くの場合、結婚を機に親元を離れるとか、仕事のため、進学のためなどの転機に、アパート住まいを始めるかたが多いです。
そして、「新たな生活を夢見て!」というかたが多いのでは無いかと思います。
新婚なら、そこで赤ちゃんが生まれ子育てが始まるかも知れませんね。

または、それまでとても広い一戸建ての住宅に住んでいたが、子供たちが成長しそんなに広い家は必要無いというかたもいらっしゃるでしょう。

便利な場所で老後を送りたい。というかたもいらっしゃりそうですね。病院やスーパーが近かったり、バスや鉄道などが近くを通っているととても便利です。

便利な場所に住みたいというのは、若いかたでも同じですね。飲食店が近くにあったり、買い物に便利だったりというのは、とてもありがたいことです。一人暮らしなんだからより便利な場所に住みたいというシングルのかたもいらっしゃいますね。

健康快適の重要性。

建物が原因で健康を害してしまうという話は良く聞くと思います。病気になるのはいやですね。

子育て期間は、人生でとても充実している時期です。その時期を快適で健康的な住居で過ごせるか?
寒くて、住み心地の悪い住居で過ごせるかは大きく違います。
特に小さなお子様には、健康に留意してあげたいですね。
子供の時に、寒い家、かび臭い家に住んで健康を害してしまったら。

小さなお子さんが、アトピーや咳などで苦しんでいるのは、大変かわいそうです。
その原因が住まいにあったとしたら。
できるだけ健康に配慮した住まいで子供に成長してほしいですね。

おとなにとっても住環境は大切です。
ヒートショックという言葉を皆さんもお聞きになっていることと思います。
室内で温度差が大きいと体に負担がかかります。
温度差が原因で心臓や血管に負担がかかり亡くなってしまうかたも多いと聞きます。

若いかたでも、温度変化や空気の悪さで、健康を害してしまうことが多いようです。
体にとっては少なからずストレスがかかります。それが影響するようです。
快適な空間で過ごすひととストレスのある空間で過ごすひとでは、体にかかる負担がだいぶ違い、健康に影響すると言うこともわかり始めています。

パッシブハウスの技術で温度変化の少ない家を目指して。

パッシブハウス デザインPH

パッシブハウスは冷暖房のエネルギーを減らすために、とても断熱をします。
目標の温度は冬期で20℃ 夏期で25℃です。
とても快適な温度にたもたれることを目指しています。

そしてこの温度を わずかなエネルギー消費量で実現しなくてはなりません。
ですから、家から逃げる熱が極力少なくなるように断熱をします。
その断熱性により、室内の温度はほとんど変わらなくなるのです。
おうちのどこに行っても寒い場所がないという状況になります。

温度差が少ない家なのです。
ヒートショックなども起こりにくいですね。

日本の基準で見てみましょう

このパッシブハウスアパートは UA=0.21W/㎡kですから HEAT20のグレードでG3ですね。

すごいですね。等級7を軽くクリアーです。
暖房費をとても節約できそうです。

パッシブハウスレベルの気密性。

どんなに断熱をしても隙間風が入ると寒いです。
隙間風が入ると寒くなるばかりではなく温度ムラも大きくなります。
寒いお部屋と暖かいお部屋の温度差ができ快適ではなくなります。

そして、せっかくの24時間計画換気も上手く働きません。
24時間換気は空気の入ってくるところから、出て行くところの経路を設定しきちんと空気が入れ替わるようにしています。
隙間から空気が入ったり、隙間から空気が出て行ったりしてしまうと、空気の流れる経路が途絶えてしまいます。
空気が綺麗に入れ替わらず、匂いが取れなかったり、化学物質などがたまったままになっていまいかねません。

そのためにきちんと気密施工をしなくてはなりません。
パッシブハウスではきちんと現場で気密試験を行います。

目標は50Pa時に0.6回/hです。かなりの圧力差がついたときでも空気が0.6回しか入れ替わらないように気密をとります。
C値で言うと0.2㎡/㎡以下くらいにする必要があります。実測して確かめますので確実な性能となります。

換気性能も大切です。

気密の欄で書いたようにきちんとした気密性能があるからこそきちんとした換気ができます。

室内の有害物質や匂いを取り除いたり、CO2濃度を下げる。湿気を排出したりと言う役目があります。
健康維持に欠かせないものです。

外部からの空気もフィルターを通ってから入ってきますから、ホコリや花粉なども少ないですし、虫などの侵入も減ります。
花粉症が大分楽になったというお話も聞きます。ひとによるとは思いますが。

この換気は、第一種全熱交換換気扇というものでとても高性能です。
外部から取り込まれる空気と室内の空気の温度や湿度を上手く入れ替えるのです。
ですからとても省エネで快適になります。

ローヤル電機熱交換換気扇

このように、アパートに住む人が健康快適に暮らせるように、パッシブハウスは温熱環境を整えています。

家計に優しい光熱費削減

アパートに住んで安い家賃だったとしても、光熱費がたくさんかかってしまったり、光熱費を意識するあまり暖房や照明をケチって暮らさなければならないとしたらいやですね。

この住宅は、できるだけ光熱費が削減できるようあらゆる工夫をしています。

パッシブハウスですから、もちろん冷暖房費はとても少なくすみます。計算上は冬のピークでも上手に暮らせば、寒さを我慢することなく、3000円/月くらいの暖房費でまかなえるように断熱をしています。

照明はLED 換気扇はDCモーターです。

給湯はエコキュートなので高効率でお湯が沸かせます。

また、洗濯機には浴槽の残り湯が使える「残り湯取り」配管も装備。水道代も削減できそうです。

太陽光発電標準装備

日中お日様が出ていれば太陽光パネルで発電された電気を使うことができます。
これもオーナー様が地球環境と住む人のメリットを考えて設置してくださいます。

素晴らしいですね。こんなアパートあり得るのでしょうか?

日中太陽が出ている時間は東京電力からあまり電気を買う必要がありません。すごくお得ですね。
上手に太陽光発電の電気を利用すれば、光熱費がかなり削減できそうです。

健康・快適・省エネ アパート

太陽光のついたパッシブハウスレベルのアパート。

このアパートに住むことができる人はうらやましいですね。

完成が待ち遠しいです。

内容について詳しくお知りになりたいかたは当社にメールいただければ、オーナー様にご連絡いたします。
info@ta-k.jp当てに件名パッシブハウスアパートと記載の上、ご連絡ください。

メディア掲載・受賞,建築費・光熱費,設備・空調,設計 デザイン

当社の築5年の住宅の取材がありました。

HEAT20で高断熱住宅の奨励の本を作るそうです。
その事例として、このお客様の住宅が選ばれました。

このオタクはG3ほぼパッシブハウスクラスの住宅です。
とても温かい住宅です。

ほとんど暖房が必要無いレベルの住宅なのですが、「こたつ」がついています。

掘りごたつです。

写真でも解るとおり、真冬なのにエアコンのコンセントが抜かれていますね。
すごいですね。(笑)

秩父にお住まいの方にお話を伺うと、こたつ大好きな方が多いですね。

私も大好きです。こんな素晴らしい日本の文化があるのに、わざわざ西洋のまねをしなくても良いのにと思います。

現実的には、お客様の希望でソファの提案がほとんどですけど。

皆さんこたつの良さが解っていないのでは無いかなと思います。

こたつの消費電力を見てみましょう

1月のこたつの消費電力(Wh)

60台のご夫婦がお住まいで多くの時間をこたつで過ごすことが多いそうです。

1月中の毎日の消費電力の平均は、わずか1.532kWh
とても少ないですね。これはパッシブハウスレベルのおうちにこたつだからできる省エネ性能。
普通の家だとすごいことになりますので注意してくださいね。

昨年のパッシブハウスジャパンで行ったアワードが行われました。私はそこで審査員としてエネルギーを分析し発表いたしました。
エントリーされているのはパッシブハウスクラスのおうちでエアコンを使用しています。
日本全国の住宅がエントリーされていましたが、静岡のパッシブハウスを除く建物の冬の一日の暖房が10kWh位でした。

パッシブハウスクラスでも10kWhですよ。当社のこたつ住宅が1.5kWh

それと比較すると、この家の性能! 生活の工夫での省エネのすごさが解るでしょう。

パッシブハウスで「こたつ」は相性バツグン

パッシブハウスレベルの住宅の性能なら、暖房しなくてもさほど寒くないです。

2023年1月6日~13日

1月のリビング室温です。1週間分です。もちろんエアコンなどの暖房器具は付けてません。
室温は17.8度まで下がってしまっている日がありますが、日中は20度を超えていて暖かそうですね。

この室温で「こたつ」がつけばとても快適ですよね。

上半身が少し涼しく、下半身が温かい。とても理想的です。
床暖房は足裏だけですから(笑)足全体が暖かいこたつは優秀です。

ここで重要なのは、パッシブハウスクラスの住宅なら、室温があまり下がらないため、メインの暖房がいらないと言うことです。

エアコンやファンヒーターなど無くても大丈夫なのです。

こたつの内部の温度は?

朝晩、こたつを付けているみたいですね。
こたつ内は35度くらいになると温かいと感じ、スイッチを切るかもしくはサーモスタットが働きスイッチが切れるみたいですね。
それほど高くないことが解ります。
掘りごたつもXPSできちんと断熱がなされていますから一度暖まると、しばらくは暖かいみたいですね。保温性バツグンです。

それほど運転しなくても大丈夫と言うことです。
「スイッチが入っていなくても自分の足の熱で暖かく感じることある」とも言ってました。

寝室も気持ちいい。寝やすい

高断熱の住宅は、少しの暖房でどのお部屋も暖かくなると言うのがメリットですが、そこまで暖かくない方が良いという部屋がありますね。

それは寝室です。

もちろん、呼吸に影響があるほど寒いのは良くありません。10度以下に下がってしまうようでは、ダメですね。健康を害します。

当社の高断熱の建物ではリビングを22℃とかに暖房すると寝室まで22度になってしまうと言うのは良くあります。寝室は暖房しなくてもです。家中どこでも温かいというのは都合が悪いこともあります。
お客様から住み心地を聞くとこんな回答があります。
 毛布1枚だけで冬を過ごした。
 羽毛布団が無駄になってしまった。
 布団をかけて寝たいけど熱くて寝苦しい
など。

寝室が暑いのは良くないですね。
「少し涼し目でお布団を軽く掛けて寝る」というのが快適そうです。
それではこの家の寝室温度を見てみましょう

寝室の室温(℃)

日中は、日射取得熱の影響で20度を超えていますが就寝時は17℃から20℃くらいですね。
とても良い感じです。
これならお布団を掛けて寝るのが気持ちよさそうです。

家事も快適

リビングにくつろぐひとに合わせると言うことは、室温を高めにしなくてはなりません。
家事をしながら動き回っているひとにとっては、暑く感じます。
少し涼しいくらいの方が、動き回るのには楽ですね。

パッシブハウスで「こたつ生活」なら、それほど室温を上げる必要もありませんから、家事をするひとも楽ですね。
室温低めというと、寒がりの女性には大変になるとお感じになるかも知れませんが、そうでもありません。
なぜなら、室温が18度の時に壁や床や天井などの温度もほとんど変わらない温度だからです。
気持ちの良い、5月くらいの温度を想像してもらえると解りやすそうです。
暖房をしなくても、全く温度を意識しなくて快適な時期。そういう感じなのです。

活発な子供も快適

パッシブハウスレベルの住宅だと動き回る子供が冬なのに汗ばんでいる姿を見ることがあります。

子供にとっては暑いのでしょうね。

子供は活動的ですから、発熱もすごそうです。
子供のことを考えずに、リビングでくつろいでいるお父さんに合わせる必要があるのかな?
そう常々考えていました。「お父さんのためだけの家じゃないぞ!」そう思います。

「子供のために暖かく」と考えがちですが、パッシブハウスレベルの家はそれほど寒くはなりませんから、子供のためには暖房はいらないかも知れませんね。パッシブハウスレベルのこたつの家なら、くつろぐひとはこたつ、室温は少し低め。それが実現できそうです。

家族が集まる

家族のコミュニケーションは必要ですね。
楽しくわいわい。

せっかく作った新しいおうちで、家族がバラバラに生活する。
コミュニケーションもとれない。
そんなので良いですか?

お父さんがソファーでごろっとしていたら、他の人はどこに?
近くののテーブル?
ご飯食べたら自分の部屋に戻っちゃうかも。

快適なこたつなら自然に人が集まります。
皆で集まり、テレビを見たり、ゴロゴロしたり。

スペースが多彩に利用可能! 省スペースにも有効

こたつスペースは、食事もできます。

くつろぐスペースにもなります。

ゴロゴロもできます。

お客様を接客もできます。

子供の勉強にも使えます。

そのほかいろいろ・・・・・・・

これらをするのに、それぞれのスペースを作ったら大変ですね。
こたつスペースならすべて可能です。
すごくないですか?

テーブルにソファー。それぞれすごくスペースとりますよね。
せめて10畳くらい必要ですよね。狭苦しいリビングダイニングは貧素でカッコ悪く見えます。
テーブルソファーに憧れていたんだろうな。なんて感じます。
小さめのせこいテーブルや小さなソファーは残念ですね。

同じ10畳なら6畳の畳コーナーのこたつスペースと4畳の多目的スペースにしたらどうでしょうか?
子供が遊んだりするスペースとして広々残しても良いですね。
6畳の部屋なら1畳くらいある大きなこたつが置けますよ。
この大きなこたつが当社では人気です。大勢がいっぺんに座れますから。

最初の写真の家は8畳に地袋がついてます。とても広くて快適です。
周りに収納がついていて手を伸ばせばとれるので便利ですね。

地袋カウンターにお気に入りのモノなど飾って楽しむのも良いでしょうね。

高橋建築が進める新しい考え方

このような考え方が今まではありませんでした。

「寒い家にこたつ」それが常識でしたから。

「高断熱住宅にこたつ」

この新しい考え方をHEAT20で発表したのは、もうずいぶん前です。

今回、HEAT20の書籍を作るに当たり、高断熱住宅を推進したいという他に、これからの断熱住宅を考えていきたい。高断熱住宅ならではの新しい住まい方を考えたいと言うことで、当社のこの建物が推選されたようです。

「リビングにソファ」?

憧れはあるかも知れませんけど、

「リビングにこたつ」

一度考えてみませんか?


建築費・光熱費

洗濯の仕方で消費エネルギーはどのくらい変化するのか調べてみました。

おうちによって 洗濯の量がずいぶん違うと思うのであくまでも目安です。
でも解ることはたくさんあります。

洗濯のコストは?

量や洗濯モードによって大きく違いそうです。

念入りに洗うモードや、すすぎ回数などでも大きく違います。

Wh

例を2軒分 3日づつです。
洗濯は、あまり電気を食わなそうですね。
大まかには、1回あたり50Wh、100Wh位ですね。 電気代が40円/kWhと考えても 一回の洗濯で5円くらいのようです。
他のおうちも数件測定していますが概ねこのような感じです。洗濯機の大きさの差などもありますのではっきりは解りませんが、斜めドラムより縦型の方が少なめに見えました。

洗濯・乾燥のコストは?

洗濯乾燥機 Wh

このおうちのデーターがとても解りやすいので見てみましょう。

最初の2日は洗濯乾燥機を4回 3日目は3回使っています。
洗濯乾燥1回あたりの消費電力は991Whです。
同じように40円/kWhで計算すると、39.6円です。およそ40円ですね。
この洗濯乾燥機はヒートポンプ式なので省エネですね。

ちなみにヒートポンプ式ではないところは60~70円くらいでした。

まとめ

洗濯のコストは 5円くらいの電気代なのでそれほど気にしなくても良さそうです。

乾燥は40~70円くらいかかります。当社の別のアンケートで子育て世帯のかたは、一日に平均2回くらい洗濯していることが解っているので、およそ100円くらいですね。電気代で月に3000円。
私の印象では、家事労働が削減できるので、乾燥機の使用は有りだと思いました。しわや縮みなどの問題もありますので好みは分けれますね。
太陽光発電の電気で洗濯乾燥機を動かせば今の売電価格だと半値です。
乾燥機を2回回してもひと月に1500円。
安い!!
お日様が出ているときに動かすようにできると良いですね。

皆さん光熱費削減の参考になりましたか? 頑張りましょう。!!