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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:建築費・光熱費

建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー

宇都宮大学の高橋若菜先生とその学生さん 県議会議員や市議のかた。
産業技術総合研究所の先生方などが視察に来てくださいました。


まず、13年前当社で初めて建てたパッシブハウスの住み心地など体感いただきました。
この家は暖房無しで過ごしている住宅です。

そして、現在建築中の建物の見学をしていただきました。

皆さんご承知の通り2050年までにカーボンニュートラルの目標ですね。
それでも遅いくらいですけど。

家庭で使われるエネルギーが、とても多いと言うことも皆さんご承知の通りです。

これらを減らすことがとても重要ですね。

まずは”消費エネルギーを減らす。”!!

そして、どうしても必要なエネルギーは、”効率の高い機器”を使う。

この順番を間違えてはダメですね。

住宅で言うと、まずは断熱です。

きちんと断熱することで熱損失を減らします。

そして高効率機器ですね。

この辺の説明はこの方たちには当たり前の内容なので省きました。(笑)

実行しやすく効果がある取り組みが必要!!

私がお伝えしようと思ったのは、実際に実行しやすいノウハウを作ることです。

私は、現場、実測主義の研究が好きです。

勉強して、考え、実行して、測定
これを繰り返しより良い方法を探しています。

ハウスメーカーより早く、研究者よりも実践により確かな方法を

当社の省エネのノウハウはかなりレベルが高いです。

机上の空論では上手くいかないことも多いですね。
思いがけないことがおこったり、コストがかかったり。

当社では、コスパよく省エネにしていくノウハウを積み重ねています。
効果があってもコストがかかるのでは、普及はしていきません。
お客様の負担が大きくなってはならないのです。

勉強、研究、実践、検証 これができないと、コスパの良い省エネ住宅は作れないと思っています。

それを一番皆さんにお伝えしたいと思っていました。

当社ではあらゆる側面から、安く高性能な省エネ住宅を作る方法を考えています。

建築費・光熱費

光熱費削減は誰のため?世の中のため?自分のため?

住宅の性能を上げて使用するエネルギーを削減すのは良いことです。
CO2を削減して温暖化を抑制しよう。環境維持に貢献しよう。
そのようなことが叫ばれています。
確かにそれは大切なことですが、私たちが考えている一番の目的は、光熱費を削減することではないでしょうか?
まずは自分たちの生活が楽になる。
それが第一優先ですね。

自分のための光熱費削減。それはエネルギーの使用量の削減をすることです。電気代を払いたくなければ、使う電気の使用量を減らす。
当たり前のことですね。そうすれば、おのずとCO2削減。環境問題に貢献できるわけです。
自分のために光熱費削減は、世界のためなのです。

一歩進んで、使うエネルギーを削減するより、買うエネルギーを削減することを考えよう。

もちろん使うエネルギー削減すれば、買うエネルギーは少なくなります。
でも自宅でエネルギーが作れれば?
太陽光発電などで自宅でエネルギーが作れれば買う量は減ります。
もちろん雨の日や、夜などは買わなくてはなりませんが、お日様の出ている日中は買わずにすみますね。
購入する電気が減らせます。
その分また環境貢献はできるし、電気代は安くなります。

できるだけお日様の出ている日中に電気を使おう!

夜は電気を買わなくてはならない。
昼間の太陽光発電は使い切れないで、余ってしまう。
そうなりますね。
余った電気を上手く使うこと。
夜に使う分を日中使えたら良いですね。
そうすれば夜に電気をあまり買わずにすみます。
蓄電池を付ければ良いのですが、まだまだ高価です。
ある程度は生活の仕方で改善できます。

一番大きいのは、エコキュートを日中動かすこと。
エコキュートは深夜電力でしかお湯を作れないと思っていませんか?
それは間違いです。
日中でも作れますよ。
お日様エコキュートというものもありますし、時刻の設定をずらすだけで日中にわかすようにもできます。
効果は絶大です。

そのほか、家電製品を動かすのを日中にする工夫はできますね。
電気をたくさん使うものから考えましょう。洗濯機、乾燥機、食器洗い機。

消費電力が大きいのは冷暖房!エアコンを考えよう

そしてここからが本題。

使う電気を削減するには、限度がありますよね。
そして快適な生活を送りたい。
快適な生活を送るにはなんと言っても温熱環境を整えること。

エアコンの使うことです。冷房もできますし、暖房の効率も高い。

エアコンはとても消費電力が大きいですね。これをどうにかしたいです。
夏も冬も使います。(他の暖房器具よりは少ないです)

秩父地域では夏より冬の方が長いです。冷房は使っても7月から9月の半ばくらいの2.5ヶ月
冬は10月から4月くらいの7ヶ月くらいでしょう。圧倒的に冬が長い

そして、冬は外気温0度以下になることも。0℃を快適と言われる20度まで暖めるわけですね。
夏は35度を27度まで。
冬の温度差は20度 夏の温度差は8度。
解りやすく簡単に考えての話なのでマイナス5度を22度だとか40度を28度だとか言わないでくださいね。
大雑把に言ってです。圧倒的に冬の方が負荷が有り大変。

夏と冬を比べると冷暖房の期間は倍以上。上げ下げする温度も倍以上です。
気がついてましたか?
冬の方が冷暖房のエネルギーが多くなるのです。
圧倒的に!

しかし、高気密高断熱にすることによって、暖房期間は短くできます。2,3ヶ月暖房すれば十分だったり、無暖房で住んでいる人もいます。
暖房エネルギーは住宅次第でかなり削減できるのです。
一方冷房は?

冷房エネルギーを減らす。太陽光発電との相性バッチリ。購入電力減らすなら簡単

高断熱住宅でも冷房エネルギー削減は苦手です。
保温力は高いのですが、日射などでおうちは暖まります。
暖まってしまった家はエアコンで冷ますしかないのです。
でもよく考えると?
日射などで家が暖まる?それってお日様の出ている日中じゃない?

勘のいい人なら気がつきますね。

暑い日中には太陽光発電もバッチリ働いているので、電気はあまり余っているのです。


そう!余っている電気で家を冷やせば電気は買わずにすむのです。
日中のエアコンの電気代は東京電力に払う必要が無いのです。!!

お日様がなくなってからは、徐々に涼しくなりますからエアコンもそれほど電気を食わなくなります。
0円にはなりませんけど、少なくなるのです。

夏の光熱費は太陽光発電で削減 冬の光熱費は高断熱で削減 優先すべきは暖房負荷

光熱費を削減するためには、高断熱と太陽光発電でバッチリなのがおわかりいただけたと思います。

年間を通して光熱費のかからない家を作りましょう。

夏の冷房負荷より冬の暖房負荷優先に家造りした方が、光熱費は削減できます。
夏の取り組みも大事ですけど、光熱費で考えるとどちらを優先すべきかが解りますね。


太陽光発電,建築費・光熱費

ZEH(ゼッチ)と言う言葉をご存じだと思います。

太陽光発電などの再生可能エネルギーで 暖冷房、換気、照明、給湯のエネルギーをゼロにするという住宅です。

ゼロエネルギー住宅と呼ばれているモノですね。

電気を買わないわけではない。

解りやすい太陽光発電のオール電化の家で説明します。
発電の量より、使用した電力量の方が少なければZEHです。(暖冷房、換気、照明、給湯のみの電気)
太陽光発電は昼間しか利用できませんから、余った電気を売って、夜に買うと言うことになります。
売る量の方が買う量より多ければいいわけですね。(電気代ではなく電力量)

電気代が0円ではない。

これから契約すると太陽光発電は16円/kWhでしか売れません。買うのは40円/kWh以上です。
ですから、買う量より売る量の方が多くても、お金は0円にならない可能性が多いですね。
圧倒的に売る量が多くなくては無理そうですね。

家電は含まれない。

さらには大きな落とし穴が。
これは住宅に付随する機器(暖冷房、換気、照明、給湯のみ)のエネルギー消費量のみですから、家電は含まれないのです。
テレビや冷蔵庫、洗濯機、IH、炊飯器、電子レンジ、スマホやルーターなどほとんど含まれません。
冷蔵庫や、ウォシュレットなどかなり消費電力がありますから、ZEHの機器とは別にまだまだ電気を消費することになります。

ゼロエネ住宅で光熱費0円のつもりが!!

ZEHレベルの住宅では、0円で暮らせるつもりが全く0円で暮らすことができないと言うことになります。

とても残念。

0円で暮らすにはどんな住宅?

0円で暮らすにはどのくらいのレベルの住宅が必要でしょうか?

いちばん電気を使うのは,冷暖房費です。エアコンです。
ここを改善するにはパッシブハウスクラスにすると良いですね。

太陽光発電はできれば10kWくらいのせたいです。
電気自動車の世の中にもなります。たくさん発電しましょう。

そして、10年の買取期間を過ぎたら蓄電池です。売り電単価がガクッと落ちますから、太陽光発電の電気は売らずに自宅で消費しましょう。

他にも様々な省エネ手法が有りそれもやるべきですが、大きなところはこのようなことです。

今更、このレベル?

今回、国土交通省が住宅展示場にこのパンフレットを配るそうです。
まだこのレベルです。
困りましたね。
https://www.mlit.go.jp/common/001582580.pdf

国で進めているからと言って、これが十分というわけではないですからご注意ください。(当社20年前レベル)
だまされないでくださいね。(笑)

国土交通省パンフレットから

パッシブハウス,建築費・光熱費,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

私は賃貸住宅、アパートほど高性能であるべきだと考えています。
今回、オーナーさんが、とても素晴らしいかたで、世の中が良くなるためにとパッシブハウスアパート建築することになったので、考えをまとめました。

アパートこそパッシブハウスが必要

私は常々、アパートこそパッシブハウスが必要と考えています。
パッシブハウスは、光熱費が安く家計の負担が抑えられます。
アパート住まいをしながら支出を抑え貯蓄をしたり豊かな生活を送ることができたらとおもいます。

そして、快適な空間で健康に暮らすことができる。
暑さ寒さのストレスから解放され、カビなどに悩まされることなく暮らせたらどんなに良いでしょう。

海外では、低所得者向けの公営住宅がパッシブハウスで建てられることが多くなっています。
秩父市も頑張ってほしいものですね。

一般のアパートの住み心地がなぜ悪いか?

一般的な賃貸住宅は、オーナーさんが利益を出すために建てられています。
できるだけ安く建てて、借りるひとが納得できる家賃にして、空き室を作らないというのが鉄則です。
安く建て、高く貸す。最大限の利益を出せる家賃。
そのため、本当にギリギリの内容で作ります。建物にコストをかけられません。

断熱基準もギリギリ。使う建材も安いモノ。そうなってしまっても仕方ないですね。

断熱基準も等級4ギリギリですから大変です。秩父地域は一応5地域ですが、朝の冷え込みは北海道並み。
マイナス5度は当たり前。時にはマイナス10度になることもありますね。それを等級4の断熱では寒くて仕方ないですし、暖房エネルギーもとても使ってしまいます。
光熱費がとても高くなりますね。
窓の結露なども相当すると思います。

アパートに住むタイミング

多くの場合、結婚を機に親元を離れるとか、仕事のため、進学のためなどの転機に、アパート住まいを始めるかたが多いです。
そして、「新たな生活を夢見て!」というかたが多いのでは無いかと思います。
新婚なら、そこで赤ちゃんが生まれ子育てが始まるかも知れませんね。

または、それまでとても広い一戸建ての住宅に住んでいたが、子供たちが成長しそんなに広い家は必要無いというかたもいらっしゃるでしょう。

便利な場所で老後を送りたい。というかたもいらっしゃりそうですね。病院やスーパーが近かったり、バスや鉄道などが近くを通っているととても便利です。

便利な場所に住みたいというのは、若いかたでも同じですね。飲食店が近くにあったり、買い物に便利だったりというのは、とてもありがたいことです。一人暮らしなんだからより便利な場所に住みたいというシングルのかたもいらっしゃいますね。

健康快適の重要性。

建物が原因で健康を害してしまうという話は良く聞くと思います。病気になるのはいやですね。

子育て期間は、人生でとても充実している時期です。その時期を快適で健康的な住居で過ごせるか?
寒くて、住み心地の悪い住居で過ごせるかは大きく違います。
特に小さなお子様には、健康に留意してあげたいですね。
子供の時に、寒い家、かび臭い家に住んで健康を害してしまったら。

小さなお子さんが、アトピーや咳などで苦しんでいるのは、大変かわいそうです。
その原因が住まいにあったとしたら。
できるだけ健康に配慮した住まいで子供に成長してほしいですね。

おとなにとっても住環境は大切です。
ヒートショックという言葉を皆さんもお聞きになっていることと思います。
室内で温度差が大きいと体に負担がかかります。
温度差が原因で心臓や血管に負担がかかり亡くなってしまうかたも多いと聞きます。

若いかたでも、温度変化や空気の悪さで、健康を害してしまうことが多いようです。
体にとっては少なからずストレスがかかります。それが影響するようです。
快適な空間で過ごすひととストレスのある空間で過ごすひとでは、体にかかる負担がだいぶ違い、健康に影響すると言うこともわかり始めています。

パッシブハウスの技術で温度変化の少ない家を目指して。

パッシブハウス デザインPH

パッシブハウスは冷暖房のエネルギーを減らすために、とても断熱をします。
目標の温度は冬期で20℃ 夏期で25℃です。
とても快適な温度にたもたれることを目指しています。

そしてこの温度を わずかなエネルギー消費量で実現しなくてはなりません。
ですから、家から逃げる熱が極力少なくなるように断熱をします。
その断熱性により、室内の温度はほとんど変わらなくなるのです。
おうちのどこに行っても寒い場所がないという状況になります。

温度差が少ない家なのです。
ヒートショックなども起こりにくいですね。

日本の基準で見てみましょう

このパッシブハウスアパートは UA=0.21W/㎡kですから HEAT20のグレードでG3ですね。

すごいですね。等級7を軽くクリアーです。
暖房費をとても節約できそうです。

パッシブハウスレベルの気密性。

どんなに断熱をしても隙間風が入ると寒いです。
隙間風が入ると寒くなるばかりではなく温度ムラも大きくなります。
寒いお部屋と暖かいお部屋の温度差ができ快適ではなくなります。

そして、せっかくの24時間計画換気も上手く働きません。
24時間換気は空気の入ってくるところから、出て行くところの経路を設定しきちんと空気が入れ替わるようにしています。
隙間から空気が入ったり、隙間から空気が出て行ったりしてしまうと、空気の流れる経路が途絶えてしまいます。
空気が綺麗に入れ替わらず、匂いが取れなかったり、化学物質などがたまったままになっていまいかねません。

そのためにきちんと気密施工をしなくてはなりません。
パッシブハウスではきちんと現場で気密試験を行います。

目標は50Pa時に0.6回/hです。かなりの圧力差がついたときでも空気が0.6回しか入れ替わらないように気密をとります。
C値で言うと0.2㎡/㎡以下くらいにする必要があります。実測して確かめますので確実な性能となります。

換気性能も大切です。

気密の欄で書いたようにきちんとした気密性能があるからこそきちんとした換気ができます。

室内の有害物質や匂いを取り除いたり、CO2濃度を下げる。湿気を排出したりと言う役目があります。
健康維持に欠かせないものです。

外部からの空気もフィルターを通ってから入ってきますから、ホコリや花粉なども少ないですし、虫などの侵入も減ります。
花粉症が大分楽になったというお話も聞きます。ひとによるとは思いますが。

この換気は、第一種全熱交換換気扇というものでとても高性能です。
外部から取り込まれる空気と室内の空気の温度や湿度を上手く入れ替えるのです。
ですからとても省エネで快適になります。

ローヤル電機熱交換換気扇

このように、アパートに住む人が健康快適に暮らせるように、パッシブハウスは温熱環境を整えています。

家計に優しい光熱費削減

アパートに住んで安い家賃だったとしても、光熱費がたくさんかかってしまったり、光熱費を意識するあまり暖房や照明をケチって暮らさなければならないとしたらいやですね。

この住宅は、できるだけ光熱費が削減できるようあらゆる工夫をしています。

パッシブハウスですから、もちろん冷暖房費はとても少なくすみます。計算上は冬のピークでも上手に暮らせば、寒さを我慢することなく、3000円/月くらいの暖房費でまかなえるように断熱をしています。

照明はLED 換気扇はDCモーターです。

給湯はエコキュートなので高効率でお湯が沸かせます。

また、洗濯機には浴槽の残り湯が使える「残り湯取り」配管も装備。水道代も削減できそうです。

太陽光発電標準装備

日中お日様が出ていれば太陽光パネルで発電された電気を使うことができます。
これもオーナー様が地球環境と住む人のメリットを考えて設置してくださいます。

素晴らしいですね。こんなアパートあり得るのでしょうか?

日中太陽が出ている時間は東京電力からあまり電気を買う必要がありません。すごくお得ですね。
上手に太陽光発電の電気を利用すれば、光熱費がかなり削減できそうです。

健康・快適・省エネ アパート

太陽光のついたパッシブハウスレベルのアパート。

このアパートに住むことができる人はうらやましいですね。

完成が待ち遠しいです。

内容について詳しくお知りになりたいかたは当社にメールいただければ、オーナー様にご連絡いたします。
info@ta-k.jp当てに件名パッシブハウスアパートと記載の上、ご連絡ください。

メディア掲載・受賞,建築費・光熱費,設備・空調,設計 デザイン

当社の築5年の住宅の取材がありました。

HEAT20で高断熱住宅の奨励の本を作るそうです。
その事例として、このお客様の住宅が選ばれました。

このオタクはG3ほぼパッシブハウスクラスの住宅です。
とても温かい住宅です。

ほとんど暖房が必要無いレベルの住宅なのですが、「こたつ」がついています。

掘りごたつです。

写真でも解るとおり、真冬なのにエアコンのコンセントが抜かれていますね。
すごいですね。(笑)

秩父にお住まいの方にお話を伺うと、こたつ大好きな方が多いですね。

私も大好きです。こんな素晴らしい日本の文化があるのに、わざわざ西洋のまねをしなくても良いのにと思います。

現実的には、お客様の希望でソファの提案がほとんどですけど。

皆さんこたつの良さが解っていないのでは無いかなと思います。

こたつの消費電力を見てみましょう

1月のこたつの消費電力(Wh)

60台のご夫婦がお住まいで多くの時間をこたつで過ごすことが多いそうです。

1月中の毎日の消費電力の平均は、わずか1.532kWh
とても少ないですね。これはパッシブハウスレベルのおうちにこたつだからできる省エネ性能。
普通の家だとすごいことになりますので注意してくださいね。

昨年のパッシブハウスジャパンで行ったアワードが行われました。私はそこで審査員としてエネルギーを分析し発表いたしました。
エントリーされているのはパッシブハウスクラスのおうちでエアコンを使用しています。
日本全国の住宅がエントリーされていましたが、静岡のパッシブハウスを除く建物の冬の一日の暖房が10kWh位でした。

パッシブハウスクラスでも10kWhですよ。当社のこたつ住宅が1.5kWh

それと比較すると、この家の性能! 生活の工夫での省エネのすごさが解るでしょう。

パッシブハウスで「こたつ」は相性バツグン

パッシブハウスレベルの住宅の性能なら、暖房しなくてもさほど寒くないです。

2023年1月6日~13日

1月のリビング室温です。1週間分です。もちろんエアコンなどの暖房器具は付けてません。
室温は17.8度まで下がってしまっている日がありますが、日中は20度を超えていて暖かそうですね。

この室温で「こたつ」がつけばとても快適ですよね。

上半身が少し涼しく、下半身が温かい。とても理想的です。
床暖房は足裏だけですから(笑)足全体が暖かいこたつは優秀です。

ここで重要なのは、パッシブハウスクラスの住宅なら、室温があまり下がらないため、メインの暖房がいらないと言うことです。

エアコンやファンヒーターなど無くても大丈夫なのです。

こたつの内部の温度は?

朝晩、こたつを付けているみたいですね。
こたつ内は35度くらいになると温かいと感じ、スイッチを切るかもしくはサーモスタットが働きスイッチが切れるみたいですね。
それほど高くないことが解ります。
掘りごたつもXPSできちんと断熱がなされていますから一度暖まると、しばらくは暖かいみたいですね。保温性バツグンです。

それほど運転しなくても大丈夫と言うことです。
「スイッチが入っていなくても自分の足の熱で暖かく感じることある」とも言ってました。

寝室も気持ちいい。寝やすい

高断熱の住宅は、少しの暖房でどのお部屋も暖かくなると言うのがメリットですが、そこまで暖かくない方が良いという部屋がありますね。

それは寝室です。

もちろん、呼吸に影響があるほど寒いのは良くありません。10度以下に下がってしまうようでは、ダメですね。健康を害します。

当社の高断熱の建物ではリビングを22℃とかに暖房すると寝室まで22度になってしまうと言うのは良くあります。寝室は暖房しなくてもです。家中どこでも温かいというのは都合が悪いこともあります。
お客様から住み心地を聞くとこんな回答があります。
 毛布1枚だけで冬を過ごした。
 羽毛布団が無駄になってしまった。
 布団をかけて寝たいけど熱くて寝苦しい
など。

寝室が暑いのは良くないですね。
「少し涼し目でお布団を軽く掛けて寝る」というのが快適そうです。
それではこの家の寝室温度を見てみましょう

寝室の室温(℃)

日中は、日射取得熱の影響で20度を超えていますが就寝時は17℃から20℃くらいですね。
とても良い感じです。
これならお布団を掛けて寝るのが気持ちよさそうです。

家事も快適

リビングにくつろぐひとに合わせると言うことは、室温を高めにしなくてはなりません。
家事をしながら動き回っているひとにとっては、暑く感じます。
少し涼しいくらいの方が、動き回るのには楽ですね。

パッシブハウスで「こたつ生活」なら、それほど室温を上げる必要もありませんから、家事をするひとも楽ですね。
室温低めというと、寒がりの女性には大変になるとお感じになるかも知れませんが、そうでもありません。
なぜなら、室温が18度の時に壁や床や天井などの温度もほとんど変わらない温度だからです。
気持ちの良い、5月くらいの温度を想像してもらえると解りやすそうです。
暖房をしなくても、全く温度を意識しなくて快適な時期。そういう感じなのです。

活発な子供も快適

パッシブハウスレベルの住宅だと動き回る子供が冬なのに汗ばんでいる姿を見ることがあります。

子供にとっては暑いのでしょうね。

子供は活動的ですから、発熱もすごそうです。
子供のことを考えずに、リビングでくつろいでいるお父さんに合わせる必要があるのかな?
そう常々考えていました。「お父さんのためだけの家じゃないぞ!」そう思います。

「子供のために暖かく」と考えがちですが、パッシブハウスレベルの家はそれほど寒くはなりませんから、子供のためには暖房はいらないかも知れませんね。パッシブハウスレベルのこたつの家なら、くつろぐひとはこたつ、室温は少し低め。それが実現できそうです。

家族が集まる

家族のコミュニケーションは必要ですね。
楽しくわいわい。

せっかく作った新しいおうちで、家族がバラバラに生活する。
コミュニケーションもとれない。
そんなので良いですか?

お父さんがソファーでごろっとしていたら、他の人はどこに?
近くののテーブル?
ご飯食べたら自分の部屋に戻っちゃうかも。

快適なこたつなら自然に人が集まります。
皆で集まり、テレビを見たり、ゴロゴロしたり。

スペースが多彩に利用可能! 省スペースにも有効

こたつスペースは、食事もできます。

くつろぐスペースにもなります。

ゴロゴロもできます。

お客様を接客もできます。

子供の勉強にも使えます。

そのほかいろいろ・・・・・・・

これらをするのに、それぞれのスペースを作ったら大変ですね。
こたつスペースならすべて可能です。
すごくないですか?

テーブルにソファー。それぞれすごくスペースとりますよね。
せめて10畳くらい必要ですよね。狭苦しいリビングダイニングは貧素でカッコ悪く見えます。
テーブルソファーに憧れていたんだろうな。なんて感じます。
小さめのせこいテーブルや小さなソファーは残念ですね。

同じ10畳なら6畳の畳コーナーのこたつスペースと4畳の多目的スペースにしたらどうでしょうか?
子供が遊んだりするスペースとして広々残しても良いですね。
6畳の部屋なら1畳くらいある大きなこたつが置けますよ。
この大きなこたつが当社では人気です。大勢がいっぺんに座れますから。

最初の写真の家は8畳に地袋がついてます。とても広くて快適です。
周りに収納がついていて手を伸ばせばとれるので便利ですね。

地袋カウンターにお気に入りのモノなど飾って楽しむのも良いでしょうね。

高橋建築が進める新しい考え方

このような考え方が今まではありませんでした。

「寒い家にこたつ」それが常識でしたから。

「高断熱住宅にこたつ」

この新しい考え方をHEAT20で発表したのは、もうずいぶん前です。

今回、HEAT20の書籍を作るに当たり、高断熱住宅を推進したいという他に、これからの断熱住宅を考えていきたい。高断熱住宅ならではの新しい住まい方を考えたいと言うことで、当社のこの建物が推選されたようです。

「リビングにソファ」?

憧れはあるかも知れませんけど、

「リビングにこたつ」

一度考えてみませんか?


建築費・光熱費

洗濯の仕方で消費エネルギーはどのくらい変化するのか調べてみました。

おうちによって 洗濯の量がずいぶん違うと思うのであくまでも目安です。
でも解ることはたくさんあります。

洗濯のコストは?

量や洗濯モードによって大きく違いそうです。

念入りに洗うモードや、すすぎ回数などでも大きく違います。

Wh

例を2軒分 3日づつです。
洗濯は、あまり電気を食わなそうですね。
大まかには、1回あたり50Wh、100Wh位ですね。 電気代が40円/kWhと考えても 一回の洗濯で5円くらいのようです。
他のおうちも数件測定していますが概ねこのような感じです。洗濯機の大きさの差などもありますのではっきりは解りませんが、斜めドラムより縦型の方が少なめに見えました。

洗濯・乾燥のコストは?

洗濯乾燥機 Wh

このおうちのデーターがとても解りやすいので見てみましょう。

最初の2日は洗濯乾燥機を4回 3日目は3回使っています。
洗濯乾燥1回あたりの消費電力は991Whです。
同じように40円/kWhで計算すると、39.6円です。およそ40円ですね。
この洗濯乾燥機はヒートポンプ式なので省エネですね。

ちなみにヒートポンプ式ではないところは60~70円くらいでした。

まとめ

洗濯のコストは 5円くらいの電気代なのでそれほど気にしなくても良さそうです。

乾燥は40~70円くらいかかります。当社の別のアンケートで子育て世帯のかたは、一日に平均2回くらい洗濯していることが解っているので、およそ100円くらいですね。電気代で月に3000円。
私の印象では、家事労働が削減できるので、乾燥機の使用は有りだと思いました。しわや縮みなどの問題もありますので好みは分けれますね。
太陽光発電の電気で洗濯乾燥機を動かせば今の売電価格だと半値です。
乾燥機を2回回してもひと月に1500円。
安い!!
お日様が出ているときに動かすようにできると良いですね。

皆さん光熱費削減の参考になりましたか? 頑張りましょう。!!

建築費・光熱費

今年の冬も寒いですね。
電気代も値上がりし、光熱費がとても高くなっています。
電気代が高くならないように、エアコンを我慢しての生活のかたもいらっしゃるようです。

電気や灯油、ガスの値上がりで、ひと月の光熱費が4万円、5万円になってしまったというお話も聞きます。

当社の高性能住宅ではどのような住まい方が可能なのでしょうか?


当社の住宅のオーナー様で、快適に住みながらも、上手に工夫され、とても光熱費が安くなっているかたがいらっしゃいます。
今回はそのご紹介です。

一般的な髙橋建築の住宅

光熱費は?

皆さんのおうちの、光熱費はどのくらいですか?
電気、灯油、ガスを合わせた金額は?
2万円?3万円?

当社の住宅のアンケートでは、12月分が1万円から1.5万円くらいが標準的でした。

この金額でもすごいですよね。オール電化住宅なので 灯油は0円、ガスも0円
横軸は対象住宅の築年数です。電気代のみの金額です。

12月の光熱費 横軸は築年数

平均は13,382円でした。

これでさらに太陽光発電による売電の収入もありますから、実質0円の光熱費で住んでいらっしゃるかたがほとんどです。

そしてこのおうちのかたは、決して我慢をして光熱費削減をされているわけではございません。
パッシブハウス並みの当社の住宅ですからもちろん、「ぬくぬく生活」
薄着で活動的な住まい方できます。

暖房温度は?

今回のアンケートはリビングの温度です。
平均室温ではなくて、何度以下なら暖房するか?
暖房時の温度です。
エアコンの設定温度ですね。
パッシブハウスレベルの家では、室温はほぼ設定温度です。
リビングばかりではなく、ほぼ家中この温度に近い室温になっていると思います。1,2℃寒いところもあるかも知れませんけど(笑)

12月の暖房温度 横軸は築年数

暖房温度はというと、17℃から25℃くらいでお住まいのようです。
これは平均温度ではなく、エアコンの設定温度を集計しました。
ですから住んでいる平均室温はもう少し高いと思います。日射熱や内部発熱がありますから。

今回のアンケートの平均温度は21.8℃
21.8℃を切ると暖房をするというのは、なんとも贅沢な住み方ですね。

17℃での住み方

17℃のかたがいらっしゃいますね。17℃は一般的に言うと少し涼し目ですが、当社の住宅では、室温が17℃のときには、壁などの表面温度も大体17℃。一般的な住宅では暖房つけて室温20℃になったけど、壁や、床が10℃しかない!なんて住宅もありますね。それでは寒いです。
気温も周辺の温度も17℃というのは、少し涼し目な春のようなイメージです。
ちょっと余計に着れば寒くなさそうです。
この住宅でも、日中や夕方は20度以上の生活をされているようです。朝だけ少し涼しい感じの住み方ですね。

私は17℃生活は 「有り」だと思っています。ちょっと着込めば十分です。「こたつ」があれば最高ですね!

髙橋建築の住宅で工夫されて住んでいる方。

今回のアンケート後に、当社のホームオーナー様から、喜びのLINEをいただきました。
ブログ記載OKを貰いましたので公開いたします。

* * * * * * * * 

お世話になります。○○です。
電気代に関しまして、1月使用分がかなり減っておりましたのでご参考までにご連絡です。

我が家はちょうど年末のタイミングで、
①給湯器の時刻設定変更
②ハニカムの上げ下ろしタイミング変更
を行いました。①②により、どのくらい電力使用量を下げられたか、わかりやすいと思いまして、ご連絡させていただきました。

電気代】
12月使用分(TEPCOでは、1月料金と表示)  13,823円
1月使用分(TEPCOでは2月料金と表示)   9,972円

【使用電力】
12月使用分 285kWh
1月使用分  173kWh

1月の方が寒波などで寒い日が多かったですが、おかげさまで、約4000円も減らすことができ、夫婦で驚いております。かつ、暖かく過ごせているので、電力高騰が叫ばれる中、うれしい悲鳴です。
どうもありがとうございます。

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すごいですね!
1月の電気代が1万円切ってます。
さらにこの続きがあります。

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電気代の件、続きがありましたので、ご連絡です。
昨日まで、1月の使用料金(9,972円)は未確定料金だったのですが、今日、料金が確定し、更に下がっていました(8,731円)(ぽっ)
使用電力量は、173kWhのままです。12月比で▲5,000円となりました。

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8731円/月!!

びっくりですね。このおうちも、もちろんオール電化住宅です。灯油、ガス代金はもちろん0円

上手に住まわれています。テクニックを教えて貰いたいですね。
当社の高性能住宅なら、工夫すれば快適な生活を送りながら、とても省エネ、経済的な生活が送れることを証明していただきました。

この方の生活を学ばせていただき、参考にしながら当社のホームオーナーさんと共有していこうと思います。

このときの売電価格、太陽光発電は? 家建てた方がお得?

売電価格は12,308円

うわぁ! マイナスですね。

普通の家だと 住宅ローン + 光熱費 

この家だと 住宅ローン + 光熱費 - 太陽光売電

普通の家と数万円は違いますね。

アパート家賃6万円で光熱費が3万 だと 9万円

9万円の住宅ローンなら おうち建てられたりして。(笑)

3000間年を1%で35年借りると 月々85000円の返済みたい。

髙橋建築の「快適エコ研究所」

「快適エコ研究所」 通称 「快適エコラボ」は 髙橋建築のホームオーナーさんが任意で参加可能なコミュニティーです。

省エネ生活の方法など、意見交換しています。

私も、最新の情報をお伝えして役立てて貰ったり、ホームオーナーさんが生活の中で気がついたことなど共有しています。

参加者全員が「快適エコラボ」の研究員

より省エネに

より快適に

より住宅を長持ちさせる

そんな情報が話し合われています。
皆さんも、髙橋建築の住宅のオーナーになって 参加してみませんか?

お待ちしております。!!

建築費・光熱費

暖房に最適な温度は何度でしょうか?
パッシブハウスでは家中を20℃に保った場合に必要なエネルギー量で計算します。

20度では寒いのでは無いかと思う人が多いと思いますが、この20度とはもちろん室温です。
20度の室温の時一般的なおうちでは、天井や壁や床などの温度は低いですから、より寒く感じてしまします。

しかし、パッシブハウスレベルの高断熱のおうちでは、壁の面などの温度は室温とほとんど変わりません。
ですから20℃でも快適なのです。

本当に快適かというと、感じ方は人それぞれですし、衣服の着る量により全く違いますので寒いと感じる人もいますし、温かいという人もいます。
今まで寒いおうち煮お住まいでガンガンに石油ファンヒーターなどでお部屋を暖かくされていたかたは、その癖が残っているので、室温(空気の温度)が高めでないと暖かいと感じないかたもいらっしゃいます。
超高断熱住宅になれてくると、不自然に暖かいと感じる温度でなくても快適と思えるようになってくるかたも多く、徐々に温度を下げていき省エネを目指す人も多いようです。

今回、当社のホームオーナーさんと、これから建てる打合せをしている人に、リビングでくつろいでいる時間にどのくらいの室温にしているかアンケートをとりました。

高断熱住宅の温度、光熱費検証

結果は 当社の暖かいおうちに住んでいる人の平均は 21.5℃でした。

20℃、21℃の人が多いのですが、25℃の人が2名いたり23℃くらいの人は複数いたり平均を上げる傾向がありました。
暖かい温度のかたは、築年数に限らずまんべんなくいらっしゃいます。

20度未満のかたは17℃という方と18度という方が1名いらっしゃいました。一方のかたはほぼ暖房しておらず、もう一方のかたはこたつ併用のようです。

そして、この方々の光熱費ですが、もちろん高い温度の方が高い傾向です。しかしその差は思ったほどありません。12月の光熱費で9500円から16000円。基本的にオール電化ですから、この冬のエネルギーの高騰を受けているのに安いですね。
ガス併用のかたが一人いらっしゃいましたが電気13000円ガス2500円でした。
平均では13382円です。この燃料高騰の中でとても安いですね。太陽光発電の分が計算されていないので、大まかに考えてください。

きちんと温度を保っていると思いますが暖房時間平均は7時間です。短い人は1時間長い人で17時間でした。朝だけ2,3時間の暖房という人が多いのも特徴的です。日中はお日様の光でお部屋を暖め夜は無暖房という住み方のようです。ですから夜のくつろぎ時間帯の温度が23度以上のかたは、暖房しているから23度というわけではなく、自然に23度になってしまっているかたも多そうです。

この電気代のホームオーナーさんから追加コメント
この冬でも短パンで過ごし、毛布1枚で寝ているそうです。それでも光熱費これしかかからない。(笑)とのことです。ちなみにそのおうちは木造3階建てのおうちです。

家を建てる前の現在お住まいのおうちの温度、光熱費

この検証は、これから家を建てる打合せ中の皆さんにお聞きした結果です。古いおうちもあるし、新しいアパートの方もいます。

大きさも、おうちの作りも違うので、上手く調査できたともいえませんが、分析してみました。

まず、暖房温度ですが、18.5℃。14℃から24℃までいらっしゃいます。平均的には低めです。
14どのかたは、光熱費を結構使っていますし、暖房時間も14時間なのでかなり暖房していますが、暖房してもその温度にしかならないのかも知れません。こたつも併用されていますしエアコン、ファンヒータでも暖房しています。

8割以上のかたがこたつを併用しています。室温だけ高くしただけではあまり暖かさを感じにくいのかも知れません。

光熱費は16000円から45000円。 狭いアパートのかたもいらっしゃいますので、広めの新築住宅と比べるのは乱暴ですが、光熱費がかかるのに寒さに我慢しているのが見て取れます。
平均の光熱費は27666円でした。

快適空間、省エネを楽しむゆとり

当社の高断熱住宅に住んでらっしゃるかたは、かなりの省エネですけど、決して寒さを我慢して省エネにしているわけではありません。

自然に省エネになってしまっているようです。

むしろ、省エネなんて考えていなくて、快適にすんでらっしゃるかたも多いようです。

「光熱費がまったくきにならない。」「温度が何度か意識していない」そういう人もいらっしゃいます。
太陽光発電なんかがついていると余計そう思うようです。
エネルギーを意識しないで済むと言うのもありがたいですね。

アンケートに答えてくださった方ありがとうございました。



建築費・光熱費

実測データーがどんどん集まってきています。昨日は5軒。

貴重なデーターです。

その中でいろいろ気がつくことがありますが、今回はトイレを取り上げてみましょう。

トイレの消費電力は馬鹿になりません。

1階、2階にそれぞれトイレがあると1軒で2台ですね。当社では便器、ウォシュレットの消費電力を測っています。

ウォシュレットの消費電力がかなり大きいことを皆さんご存じでしょうか?

最近の機種ははかなり節電になってきていますが、2台で、10kWh/月くらい。今の電気代で400円くらいです。ちょっと古いものだと1000円以上、2000円かかっていいるおうちもあります。

実測していてとても少ないおうちが、たまにあります。1kWh/月以下なのです。10円/月くらい。
使い方を聞いたら、便座のスイッチはOFF
ウォシュレットの温水もOFFだそうです。
そしてエコモードとのこと

寒くないか聞いてみました。
せっかくの新しいおうちで、節電のために我慢の生活ではもったいないですから。

秘密はやはり住宅性能にありました。
家が温かいので便座が寒くない。お尻を洗う水もそれほど冷たくない。
掃除がしやすいように便座カバーもしていないし、床マットもないそうです。

清潔にされているご家庭で、むしろ、「便座の熱で雑菌が繁殖するのがいや!」とおっしゃっていました。
たしかにそんな感じもしますね。

家が温かいと、トイレも節電できる。清潔に住むことができる。
いろいろな可能性がありますね。

当社は温かい家を作ると言うだけではなく、先に家を建てたお客様にご協力いただきながら、少しでも省エネに住むことができるよう、あらゆる工夫をしてます。


建築費・光熱費

皆さん電気代が5年くらい前と比べてほぼ倍になっているの気がついてますか?

東京電力ホームページ

最近家を建てたオール電化住宅のかたはきっとこのプランだと思います。
深夜電力が17.78円/kWh そのほかが25.8円/kWhですね。

しかし電気代はこれだけではありません。再エネを増やしていくために国民が負担している再エネ賦課金というものがあります。

資源エネルギー庁ホームページからhttps://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/surcharge.html

電気を1kWh使うごとに3.45円取られます。消費税よりも高いですね。

そしてこれだけではないのです。

大きいのが燃料調整費。

東京電力ホームページhttps://www.tepco.co.jp/ep/private/fuelcost2/new/index-j.html

なんと12.99円/kWhです。数年前はマイナス3円とか(笑)

2023年1月の予定は 全部合わせると 深夜が17.78+3.45+12.99=34.22円
そのほかの時間が 25.80+3.45+12.99=42.24円です。

すごいことになってますね。

電気を上手く使わないと大変ですね。去年より電気代が増えてしまっている人増えて当たり前なんですよ。あなたが悪いのじゃないです。

今後もエネルギー価格の高騰は避けて通れません。世界中の人が我々日本人のようにエネルギーを使い始めるとたりるはずありませんから高騰するに決まってます。

高いとはいえ、まだ42円 これが 100円 200円となっていったら? 極端に言うと、家庭の電気代が3万円 5万円 10万円 20万円となっていったら?生活できますか?
そんな世の中が急に来なければ良いのですけど。

これまで以上に住宅の省エネ性が問われることになりそうですね。

修理 メンテナンス,建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー,耐久性・災害対策,耐震・構造,設備・空調

建築はシンプルに

これは私が普段から心がけていることです。
できるだけシンプルな方が良いことがたくさんあります。

デザインをシンプルに

外観、内観とも こったデザインがあります。それはそれで一見素敵なのですが、長い年月が建つと流行も変わります。あのときあれがはやっていたな?みたいなのもありますし、デザインは人の好みが大きいです。素敵だと思う人もいれば、やり過ぎと思う人も。年齢により感じ方も大きく違いますので若いときには良くても歳をとってから後悔もありそうです。
よりシンプルでバランスの良い方が、多くの人に受け入れられますし、長い年月が経ってもおかしく見えないです。

間取りをシンプルに

間取りが変形していたり細かい部屋がたくさんあるおうちが増えていますね。

今たくさんご要望いただくのが、シューズクローク、玄関手洗いコーナー、ファミリークローゼット、パントリー、スタディーコーナーその他、細かい部屋が1階にたくさんあります。細かいお部屋がぎっしり。その分LDKが狭めに。
将来その小さなスペースにものがたくさん詰め込まれるのだろうな。便利と言えば便利ですが、大金を払っておうちを作っているのにまるで収納を作っているようなおうちもあります。細切れのたくさんの収納ではなくもう少しシンプルに出来ないのかなと思います。

シンプルだけど人の居場所がある豊かな空間を作りたいと思っています。
細切れのお部屋ではなく。

部屋に役割を持たすのは良いのですが、可変的に住みこなすような家が良いと思います。将来のライフスタイルの変化に合わせてお部屋の役割を変えやすいような。生活に合わせて変化させやすいシンプルな間取り。
住む人の構成も変わるし、年齢も変わる。時代も変わる。そのような変化に耐えられない細かく固定された間取りだと将来住みにくくて壊されやすくなってしまうと思います。

構造をシンプルに

きちんとした構造区画で計画された住宅は頑丈です。大きな地震や台風などにも強くなります。

そして余分な補強材も少なくなりますからコストダウンできます。間取りがいびつだと大きな梁が必要になったり柱が多くなったりお金が余分にかかります。

将来、間取りの変更や増改築なども構造がシンプルだと やりやすいですね。

外壁の凹凸をシンプルに

間取りをシンプル 構造をシンプルと通じますが、でこぼこが多いと外壁の面積が多くなります。

外壁の面積が多いと言うことは、そこから熱が逃げやすいと言うことです。壁からの熱の逃げは 壁の面積×壁の断熱性能×内外温度差です。壁の面積が1割多ければ1割多く熱が逃げてしまいます。できるだけ小さい面積に抑えることが重要ですね。
複雑な外観は気密性も落ちそうですね。

屋根をシンプルに

屋根が複雑なのは一見かっこよく見えます。ですが屋根と壁の取り合い部分が増えたりして雨漏りがしやすくなります。雨漏りは屋根の平らな部分からと言うことはほとんどありません。ほとんどが屋根と壁などの取り合い部分からです。こういう部分を少なくするためにもできるだけ屋根はシンプルに作りたいですね。

窓をシンプルに

一昔前、小さな窓をたくさん付けるのがはやりましたね。私もやっていました。しかし、最近は見なおしています。

窓が多いと言うことは、雨漏りのリスクが増えると言うのは皆さんわかりやすいと思います。

しかし大きな問題は他にあります。熱の逃げです。
窓は主にガラスの部分とフレームの部分で出来ています。
このフレームの部分の熱の逃げが大きいのです。同じ窓の面積をとるのでも小さい窓を数多く付ける方がフレームの長さが多くなりますね。その分ガラスの面積の割合も小さめになります。

窓の役割は 光を取り入れる「採光」 風を取り入れる「通風」。そして太陽の日射熱を取り入れる「日射取得」があります。小さな窓が多いのはこれらが不利になります。
ガラスの面積や開く面積が小さくなるともったいないですね。

さらに同じ面積を確保するのに大きな窓一つと小さな窓二つでは、価格も違いますね。子捨て面でも不利な場合が多いですね。

窓の取り付け部位からの熱の逃げも重要です。窓を取り付けるためには何らかの下地部材が必要です。その分は断熱しにくいですね。その部分から割と熱が逃げることが知られています。我々の言葉でinstallψです。窓が細かくて多いのはデメリットがたくさんありますね。

設備をシンプルに

様々な設備があり、それらの設備は欠かせないものと、便利だから使うものがありますね。

それらの設備の一つ一つを解説したいところですが、長くなるので割愛します。

設備は壊れます。メンテナンスが必要です。取り替えも必要です。

最初に家を建てるときには憧れもあって付けることが多い設備でも、10年後くらいに壊れた時のことを考えてみてください。
途中で数万円の修理が必要かもしれません。
10年後取り替え時には数十万円かかるかもしれません。
新しい設備ができ、それまでの設備とは相容れず、不必要になったり取り替え不要かもしれませんね。本当に必要かもう一度冷静に考えて見られると良いですね。

設備類も数が多ければ数が多いだけ修理の頻度は多くなります。複雑な機械なら複雑なだけ修理の頻度が多くなります。本当に必要か、他のもので代用できないか考えてみた方が良さそうです。

シンプルは長持ち、省エネ、ローコスト

まだまだありそうですが、わかりやすいところを取り上げました。

このようにシンプルに作ることのメリットがたくさんあります。
住宅はファッション的な面もありますが、長い時間軸で見ると、私はそれより「シンプルに作ること」がとても重要なことだと思っています。
洋服や、靴、自動車やスマホとは違うのです。将来にわたりずっと住み続け、コストがかかり続けます。
長い時間軸で考えてみましょう。
あなたもシンプルが一番と思いませんか?

パッシブハウス,建築費・光熱費

目標に建てた アパート住まいからの脱却を応援する、快適、高性能な住宅。ローコストパッシブを実現すべく、このお正月休みはずっとそれの企画や設計、見積もりに明け暮れていました。

それの一つの成果が出来たのでご披露いたします。

設計のコンセプトは アパート代金で住める、快適、省エネなおうち。

大きさ間取り

大きさは4間*3間の総二階 24坪です。少し小さめですが中は広々を目指しました。アパートに比べると十分すぎるくらい広いです。

一階には、16畳のLDK 一坪の浴室 一坪の洗面脱衣室 そしてトイレと玄関です。
 二階は住に区切れます。とりあえず、主寝室と子供室二つに区切ってみました。ウォークインクローゼットもついています。
 十分な広さですね。24坪は約80平米ですからマンションなどに比べると十分な広さと言えます。

収納もたっぷり

 収納は 階段下を玄関側から使う玄関収納。下駄箱は幅が160cmもあり高さも高い大容量。
  LDKにも物入れ。対面キッチンのダイニング側にも本棚収納。2階にもウォークインクローゼットと押し入れサイズのクローゼットを付けました。

外観

シンプルな外観は素敵ですね。 雨漏りもしにくく お手入れもしやすい。
 日当たりも考えてあります。日射取得が十分で 明るくて暖かい。


外構工事は別途です。お好みに合わせて庭いじりや家庭菜園など出来ると楽しそうですね。

耐震性能

 耐震等級3はもはや当たり前ですね。もちろん許容応力度計算により安全性を確かめています。頑丈が長持ちの基本です。

耐久性

高強度のコンクリートのベタ基礎はもちろん、ガルバの縦ハゼ葺きの屋根。
  外壁はヘーベルハウスなどでおなじみのヘーベルパワーボード。そのほかあらゆる物を長持ちの視点で選んでいます。
  シロアリ対策もバッチリ。防蟻EPS 防蟻シート アリ返し ホウ酸処理など何重にも考えています。

断熱性能

 壁の断熱は、ネオマフォーム90mmを外張りし内側にロックウール100mm
  U=0.142W/㎡kですからすごいですね。
 ちなみに一般の吹きつけウレタンですと100mm吹いてもU=0.391W/㎡k
 60mmならU=0.522W/㎡kですから2倍から3倍の性能です。
 
  

サッシはYKK430 トリプルガラス。ダブルlow-Eアルゴンです。玄関ドアはイノベスト 

性能に妥協はしません。

設備

 設備も良い物を使います。プロの方に人気のあるしっかりした作りのクリナップ製。お求めやすい価格帯からのチョイスですがとてもよく出来ています。

 キッチンはラクエラ2550mm対面キッチン お掃除しやすいレンジフード。同時給排。IHクッキングヒーター  
 システムバスはユアシス。 まるごと保温の浴室で入り心地は抜群です。

 太陽光発電設備も8.28kW 売り電により家計が楽になります。自家消費分を含めた、ひと月の経済効果は15000円くらいになると思います。

 そして エコキュートによる給湯。オール電化住宅です。

 もちろん照明器具、アンテナ持ついています。

価格

価格ですが、本体価格が1300万円台 諸経費込み込みで1800万台くらいです。
すごく頑張りました。土地代は別になってしまいますが、とてもお求めやすいですね。

お正月前にいろいろな方と打ち合わせしました。ローコストと言われるビルダーさんや工務店で打ち合わせしている人が多かったです。
見積もりを見せてもらうと内容の割にとても高いのでびっくり。
安く見えるように見積書は工夫して書いてありますけど。

直接、その方たちに言えませんが、ちょっと残念。気の毒です。そのまま建ててしまうのかな?
 

限定  

この内容は、打合せを少なめにしたりあらゆるところで経費を削減しての価格です。

お客様のご協力も必要です。

こればかり作っていると当社も経営が危うくなります。

申し訳ございませんが家づくりを切に願い、当社にご協力いただける方に限らせていただきます。

住宅ローン・補助金,建築費・光熱費,日記・想い

家の値段の実際はどうなのでしょう。

 信頼できる公的機関の調査を見てみましょう。
今回はフラット35の調査を元に解説します。

フラット35って?

 住宅金融支援機構という独立行政法人が運営している 住宅専用の金融機関ですね。35年の固定金利でお金が借りられます。固定金利というところがミソです。銀行より少し高いですが、金利が変動して慌てることがありません。35年間同じ金利なので安心ですね。でもちょっと高いままかもしれないので、自分の経済状況と合わせて慎重な判断をしてくださいね。

住宅資金を借りた人の年齢


30代39.8% 40代 25.4%と3分の2が30~49歳ですね。

50歳以上の方が役2割もいるというのも印象的です。現代は長生き出来ますから60歳で建てて100まで生きると40年も住めるわけです。

 40年間寒い家で住むより暖かく快適な家で住んだ方が良いですね。

 光熱費が年間2万円安くなったとするとおよそ1千万円節約できます。
  健康で過ごせて医療費が減ったら?
  さらにお布団もあまりいらないし、部屋着も薄いので十分
  おうちは端から端まで暖かいので広く使えるし。

 そう考えると50すぎになってから建て替えても十分元が取れますね。

 アパート住まいの方ならなおさらです。5万円の家賃があったらどうでしょう。更新の費用を考えなくても40年で2400万円。
  40年住む前提なら新しいおうちを建てた方がずっと安いことがわかります。

 これは、若い方にも言えますね。アパートで子育てするか?新しいおうちで子育てするか?

家族数

 


 家を建てた人の家族人数です。結婚してこどもを育てていくという方が多いので2,3,4人が多いのはわかります。

 1人、2人が多いのに注目ですね。若夫婦も多いでしょうが、高齢の方も多いのかと想像が出来ますね。

世帯年収

 おうちを取得しようという方の世帯年収です。申込者本人と収入合算社の合計なので、一人の収入だけで借りられた場合には他の人の収入は含まれていません。その場合は世帯収入じゃないことに注意です。世帯収入はもっとずっと多いと考えられます。

400から600万という方が多いですね。400万未満という方も22%いらっしゃいます。高齢者で働いていない場合も含まれますのでわかりずらい統計ですね。

所要資金

注文住宅の購入金額です。首都圏では3808万円です。土地付きだとなんと5162万円。

 お金を借りる時に実際の見積書を提出して借りるわけですからかなり正確な値です。人によっては事情があっていろいろな費用を入れたり、抜いたりして、高く見せたり安く見せたりしますが、これが実際に借りるときに提出する見積書の契約金額。実際には皆さんずいぶん払っていることがわかるでしょう。
  広告や、インターネットで言われている金額はなんなんだと言うことになりますね。それらは全くの嘘の金額です。

年収倍率

 平均で年収の6から7倍のお金を借りているみたいですね。400万の年収の方なら2800万借りる。 600万の人なら4200万借りていると言うことです。
  6倍くらいに抑えればまあ安全 7倍までなら普通だよ。という噂は本当のようですね。

返済負担率

これは毎月の給与とローンの返済額の割合です。

 25から30%の人が多いですね。

40万円の給与で25%なら10万円のローンということです。4分の一も3分の一も住宅ローン?と思っちゃいますよね。

 でもアパート代に消えるよりは良いでしょうか?住み心地の悪アパートに毎月毎月お金を費やし、それでも自分の物にならない。お金を捨てている感じですね。とてももったいなくはないでしょうか?
  住宅を取得すればこどもたちに残すことも出来ますし、万が一の時には売ることも出来ます。

住宅面積

住宅の大きさです

 
マンションは20坪

建て売りは30坪

戸建ては37.7坪

  きれいに約10坪くらいづつ並びましたね。

 当社でも35から40坪くらいが多いようです。

まとめ

 住宅取得の実際を見ると、若い方が多いけど50以上も増えている

 世帯人数は少なくなっている

 年収400から600万が多い。

 平均取得額は3800万円

 年収の6から7倍借りる人が多い

 月々の返済は給与の4分の1から3分の一

 住宅の面積は35から40坪

  ということでした。皆さん頑張っておうち作りをしましょう。所得があるのに我慢して小さすぎるおうちにしている人もいますね。後で増やしたり建て替えたりは大変です。

 返済額には気をつけましょう。お友達がたくさん借りているから自分も大丈夫というのではなく、身の丈に合った、借り入れにしましょう。

 資金の計画のアドバイス出来ますのでお気軽にご相談くださいね。

パッシブハウス,建築費・光熱費,日記・想い

今日はとても反省しています。ごめんなさい。

国際的なメーカーからの依頼で、温熱解析をパッシブハウスジャパンで行っていました。

森さん 鎌倉さん 私。
私のチェックが甘く間違えたまま計算が進んでしまっていました。


私は地域の工務店なので、国の基準やHEAT20の水準なども理解しています。一方、森さんや鎌倉さんはパッシブハウスのエキスパート。国の低レベルにはあまり関心がありません。

今回のミスは、森さんが計算していた東京のUA値がG2 0.34で計算していたこと。

東京がまさか6地域とは思っていなかったみたいです。まあまあ寒いですし。
九州四国を含む西の地域と東京がまさか同じとは思っていなかったみたいです。

 日本の多くの人が住んでいるの大半の地域が6地域7地域というあまり断熱しなくていい地域なのも不思議です。

東京はG2でもUA0.46 めちゃくちゃレベルが低いのです。
外貼り断熱しなくても達成できます。

森さんの感覚では東京でG2が、0.46とは
さすがに 思わなかったようで、5地域の0.34で計算していました。

 6地域のG2は 温熱シミュレーションできる我々の感覚ではとても頼りないレベルなのです。エネルギー消費量は全く違うのです。

6地域で「G2です。」と言っているのには注意が必要です。

きちんと暖房負荷計算すると全く違うことがわかります。

きちんと暖房負荷の計算をすると、熊谷あたりも6地域ですが 東京都、名古屋あたり、大阪あたり、九州あたりでは全く断熱量が違うという計算になります。
本当に同じ6地域でも断熱量が倍も違うようなことさえもあるのです。

 ですから G3が5地域0.23 6地域0.26というのには納得できます。

 6地域が0.46から0.26にいきなり上がったように見えますが、そもそも0.46が緩すぎるのです。

 0.46はダメです。寒いです。
  
  私も普段そんなにレベルの低い家を作らないので気がつきませんでした。 森さんが「今の仕様だと東京が0.34切れない」と言ったときに気がつくべきでした。
  スペシャルな能力のあるお二人に無駄な仕事を増やしてしまいました。

本当に申し訳ないことをしてしまいました。ごめんなさい。

 私の感覚でも0.46はあり得ないな。

パッシブハウス,建築費・光熱費

世界基準の高性能住宅。秩父パッシブハウス2019の省エネ性能を、皆さんにわかりやすく光熱費でご説明したいと思います。パッシブハウス工務店 高橋建築の新築住宅の性能です。

基本性能

世界的にはパッシブハウスと言うだけですごい家という認識ですが、日本ではなかなか通じません。わかりやすく日本の基準でご説明します。
秩父パッシブハウス2019は、延べ床面積150.71㎡あります。45.5坪です。大きめですね。これに。ロフトが4.97㎡小屋裏収納19.87㎡ 併せて7.5坪あります。総床面積は53坪。屋外ですが工事面積としてほかにポーチもあります。吹抜もあります。
これだけ大きな家だと言うことを頭に入れておいてくださいね。
UA=0.25W/㎡ C=0.065c㎡/㎡ すごい断熱性能 気密性能です。
これがとてつもなくすごいというのがわかる方は住宅性能マニアです。(笑)
さらには 許容応力度計算での耐震等級3です。熊本地震のような大きな地震でも安心ですね。
そして太陽光発電10.36kW。十分すぎるくらい載っています。LCCM余裕ですね。

耐久性に優れた建物の証。長期優良住宅の認定取得も言うまでもありません。

まずはシミュレーション結果

シミュレーションだと毎月9,462円の電気代の支払いですみそうです。こんな大きな家なのに大丈夫でしょうか?
この大きな家を家中快適に保ったり、お風呂わかしたり、テレビ見たり冷蔵庫、洗濯、料理。家中の光熱費全部ですよ!!

もしこれが可能なら??大事件!!

寒いところがない快適な家で?そんな家ってあるの?

いよいよ、光熱費公開します。

お待たせしました。嘘のないデーターです。

2020年パッシブハウス光熱費

2020年の一年で使った電気代が89,659円 
振り込まれた電気代が316,632円
なんと226,973円の儲けです。

わかりやすいように月々の支払いで見てみましょう。
7,472円払って 26,386円もらって 差し引き18,914円の利益
おうちがお金を稼いでいます。(笑)

オール電化住宅なので ガス代はもちろん灯油代も0円です。

信じられますか?

18,914円もらいながら電気使って快適に生活できる。

「高いお金払って太陽光発電つければ儲かって当たり前じゃない。」そういう批判も聞こえそうですが10.36kWの太陽光発電が200万以下なのです。それも、実発電量の多いソーラーフロンティア。すごいですね。6年ちょっとで元が取れそうですね。太陽光発電のおかげもありますが、決め手は高性能な家。断熱以外にも省エネの工夫があります。

我慢しているのでは?

そんなことはありません。パッシブハウスの性能があるとリビングを暖めれば家中どこでも寒いところはありません。
にわかに信じられないでしょ。うそだと思うでしょ。
それを実現する圧倒的な性能なのです。
ハウスメーカーやその辺の工務店が作っている「暖かい家」というのとは全く違います。(普通の家を建ててしまった人、ごめんなさい。)

覚えていますか?この家の大きさ。
45.5坪ですよ。小屋裏まで含めると53坪!!

これが普通の暖かいと言われる家のレベルの家だったらどんなに光熱費がかかるでしょう。
家全体を暖かくするなんて考えられないし、そんなことをしたら、とんでもない光熱費になるのが想像できますね。あー恐ろしい。

「大きな家は寒いだけ」そんなことはないのです。

今後もエネルギー価格は上がり続ける。

最近のガソリンの値上がりや電気の値上がりはすごいですね。

今後も上がり続けるでしょう。

もし電気代が2倍の値段になったら?3倍の値段になったら?

光熱費だけで一月に10万円とか言うことになったら生活できませんね。

普通の性能の家に住んでいて、燃料代や電気代が高くなったら、寒くても我慢するしかないですね。

あなたのお住まいの光熱費は?

あなたの今のお住まいの光熱費を調べてみてください。
電気代
ガス代
灯油代
これらの合計は?

そしてあなたの家の大きさは?

アパートレベルにお住まいなのに2万円以上もかかっている?
寒い思いをして、結露とか大変で。


良いおうちに住みましょう。
将来を考えて。

中途半端じゃなく。

長持ちして、住み心地が良くて、経済的で。

あなたの家づくりを高橋建築にお手伝いさせてください。
お気軽にお声がけください。
残念な家づくりをする人が増えないように頑張ります。


ブログを見たホームオーナーさんからうれしいコメントいただいたので追記します。

数字にしてみるとすごい稼げててびっくりしました。捕捉ですが…ほんとになにも節電とかしてなくて、むしろ家事をサボりぎみなので笑 食洗機もルンバもフル稼働してます💨💨最近朝晩寒いので、実家や知人の家は、こやつ+暖房など使いはじめているのに暖房器具をなにも使っていないのに暖かいのが本当に不思議なくらいです。

光熱費は安いし、家中快適なので本当に高橋建築さんに頼んで良かったといつも旦那と話してます。

ありがとうございます✨

建築費・光熱費,日記・想い

「高橋建築で建てたいけど,高いから」

そんな声が聞こえてきます。

当社の周りの工務店さんが「高橋建築はいい家建てるけど高いよ。」「あそこまでやらなくても十分だからもったいないよ。」

そんなことを言っているみたいです。
悪口では無いのですが、わざと遠ざけようとしているとのことです。

多分当社との相見積もりを避けたいのだと思います。

当社に来たお客様からそんなことを言われました。

当社はコストダウンへの取り組みはすごいです。
他社を圧倒する構造や、断熱への取り組みと同じです。

良い家を作っているのだから高いのが当たり前とはおもっていません。
むしろできるだけお金をかけずに良い家に住んでもらいたいと思っています。

家を建てたがために、家族で旅行に行ったり,ディズニーランドに行ったり,外食に行ったりできなくなるなんてことがあったらいやですよね。
家族の幸せのために家を作ったのに、家のために楽しみが無くなるなってことは避けなくてはなりません。

ですから、家を作る方々の幸せのために,無駄なコストはかけたくないのです。

当社のコストダウンの取り組み

当社に来ていただいた方はわかると思いますが、当社は営業マンがいません。すべての人が現場に携わる職人だったり、監督だったりします。
特別なもの以外の普段使いの共通の資材の発注も現場の職人さんが発注します。
大量に使う資材は、当社の大きな倉庫でまとめ買いしてコストを下げています。
多くの資材が地域の建材屋さん材木屋さんを通さず、メーカーや商社から直接仕入れです。
全国での当社の知名度から特別価格での仕入れ
営業活動はほとんどしません。
住宅雑誌などへの記事の記載はしません。(無料の紹介記事のみ)
有料のポータルサイトには登録しません。(google、facebookのみ)
構法の合理化
基礎、大工は自社社員
モデルハウスを持たない。


様々な取り組みをしています。
無駄な経費、人件費をかけずに、お客様からお預かりしたお金のほとんどを家づくりのために使っています。

コスト比較してみました。

坪単価ほどいい加減なものはありません。
各社で入っているものと入っていないものがあります。
使っている資材も全く違います。

ですから、コミコミ全額表示で比べないと意味が無いのです。

ローコスト住宅メーカーとして知られる住宅会社の36坪のモデルプランにすべてコミコミ価格が載っていました。2120万円税込みです。 諸経費 設計費 屋外給排水 カーテン 照明 地デジアンテナ 網戸 普通に必要なものはほぼ入れてあるようです。

これを当社の標準のローコスト仕様にして計算してみました。

そうしたら2148万円でした。
業績を伸ばしているローコストメーカーのコミコミ価格とほぼ同じ。
本体価格では16,957,504円(照明も網戸も入ってますよ)
ネットで調べられる、入っているものをできるだけ調べ検証しました。
高橋建築めちゃ安いですね。

しかし仕様に大きな違い

当社は、性能重視。長持ち重視

仕様が大きく違います。

当社はすべて樹脂サッシトリプルガラス。ローコストビルダーは掃出窓のみトリプルで残りはペアガラス。

断熱は倍以上の差 気密性能も圧倒的な差
当社は全棟 許容応力度計算耐震等級3

当社は第一種全熱交換換気扇 ローコストビルダーは第3種

当社は無垢フローリング、ローコストビルダーは複合フローリング

当社はプレミアムエコキュート ローコストビルダーはガス。
当社はIHクッキングヒーター ローコストビルダーは安いガスレンジ

そのほか多くが違うようです。


通常のおすすめ

比較のためにいつもと変えたところがあります。

当社では 長期優良住宅の認定取得をしていますが、これは抜きました。

それと大きいのが 太陽光発電システム

当社では、格安で太陽光発電システムをつけていますが今回の見積もりで抜きました。絶対につけた方がいいので,通常の見積もりには間違いなくつけます。

大体 普通につけられれば10kWで税込み190万円くらいだと思います。

当社はワンプライス

当社はお客様によって価格を変える,値引きをするなどしておりません。それにより損をしてしまったり得をしてしまう人がいるのは良くないと思うからです。

ですから、何度も図面を書き直す,敷地が狭い,現場が遠いなど特別なことが無い限りは高くなりません。

「今契約すれば100万安くしますよ。」なんてうさんくさいですね。

実際に建てる人の価格

当社で実際に建てている人は、間取りにこだわりがあったり,バルコニー、ロフト、ウッドデッキ、先ほどお話しした太陽光発電などがありますので、実際には当社にお支払いいただく総額で2500万から3000万円くらいがボリュームゾーンです。

建て主さんの要望に合わせていろいろ足していくと増えますね。

単純な間取り 単純な設備 単純な仕様がローコストの建物になる秘訣ですね。

建築費・光熱費,断熱・気密

私の家のこの夏のエアコンの使用状況です。批判もありそうですが、あえて公開することとしました。

8月1日から21日までの 21日間のデーターです。

私の家 住宅スペック初公開!

まずどんなおうちかというと、40坪くらいで吹抜があります。築20年くらいですが当時の最先端。ZEHレベルくらいです。
今でも世の中的には最先端かもしれませんね。


 完成当時の写真 この夏はよしず 今はアウターシェード

20年前の電気図面1F 上が南
食品庫 ファミクロ 薪ストーブ 回遊動線 換気システム 太陽光発電
C=0.38 UA=0.5くらい(ペアガラス2セットガラス4枚)ウレタン断熱壁60屋根120 基礎断熱XPS50 同時給排 床暖房 エアコン全館冷房
掘りごたつ(笑)食器洗い機(使っていない) 収納たくさん 畳リビング

2F 吹抜があります。左側はスキップフロアーのスタディーコーナー
6畳吹抜 夫婦分離寝室 洗濯干し室 バルコニー 

小屋裏利用のロフト階

火災報知器も義務化前だし、シックハウス法も義務化前だけどしっかりやっていました。ほぼ珪藻土の内装 20年前なのに 今の最先端(笑)

特別お金をかけたつもりでは無いけど我ながらよくやっているな。今やっていることも20年後時代が追いつくのかも。(笑)

コスモスイッチだったり間接照明 スポットライト ダウンライト 今でも変わらないですね。この当時、ほかの住宅会社はみんなお部屋の真ん中に照明一つが主流でしたから。

この夏のお天気

皆さん覚えていると思いますが前半は猛暑でした。逆にお盆は雨が続き涼しいけど湿度がずっと90%オーバー

8/1日から21日のデーターです。前半一週間がとても暑く8/5が最高気温ですね

一方、8/12~18の1週間は気温は低く湿度が高い状況です。

8/5の時間ごと

8/15の時間ごと

空気線図で見ると

室温は?

室温は24℃位をずっとキープ 湿度は55% 
若干のプラマイはあるけど 夏中ずっと全室 キープ

エアコンは代金AX40

 全く暑いことなんて無いです。知らないうちに夏が終わっちゃう感じ。

私は 1年中 同じ羽毛布団で寝ています。 気持ちいいのです。

着衣はTシャツにポロシャツを重ね着 下はズボン 靴下は無し。

妻も同じくらいです。

いよいよ電気データー

快適さを追い求めてほかの工務店さんの設定温度よりかなり低いので 比較するときには注意してくださいね。むしろここまで下げているのにこんなに安いの?と驚いてください

まず1地番暑かった8/5ですが

8.1kWhです。電気の単価を26円/kWhとすると210.6円です。この日が一ヶ月続くと6300円になっちゃいますね。6300円で夏が春になるとしたら?このストレスフリーを考えたら安いかな?

本当はFIT切れの太陽光発電なので電気の単価は8.5円/kWh この単価だと1日で68.85円 30日をかけると2065円/月 一ヶ月2000円です。安くてごめんなさい。(蓄電池もあります)

もう元を取りきった太陽光発電設備の利用なので 日中は無料で冷房しているともいえなくも無いですね。

一方涼しかった日

エアコンつける必要も無いけど湿度が高いのであまり気持ちよくない。あえて15日はエアコンを動かしっぱなしに。
まあ、電気が入っているけど動いていない感じですね。

0.3*26=7.8円 この日が一ヶ月続いたら234円

FITぎれ太陽光なら 一日2.55円

3円しない。(笑)

17日から2日間はエアコン止めているけど果たして止める意味があるのか無いのか?わずか2.5円のためにエアコン止める必要があったのでしょうか?

動かしていた方がカビとかのリスクは少ない気がしますね。
こんなことなら止めなければ良かったと反省。

21日間の結果は?

88kWh

88*26円=2288円

3週間で2288円です。半分涼しい夏でしたからね。

一日100円です。

40坪以上の家ですよ。家の中どこでも涼しい!(笑)

パッシブハウスでは?

20年前のおうちでこれですからパッシブハウスはもっとすごいのでは?
そう思うでしょう。

しかし残念なことに夏の太陽の日射はパッシブハウスでも普通の家でも変わらないですし断熱性能の影響は少ないのです。(冬は大きな差が出ます)
ほどほどの断熱があれば 日射遮蔽が大きく関係します。

ですから、家の設計力の影響の方が強いですね。
日射遮熱を取り込まないことが大切です。

気密性能の確保は絶対ですね。

当社の実測では夏はに関しては パッシブハウスとUA0.5C=0.3以下の住宅の差は同じ日射遮蔽効果のおうちなら大差ないことがわかっています。

夏はZEHレベルくらいでもきちんと日射遮蔽の設計すればOKということですね。

何十年の差は?

今回私の家を公開しましたが どうでしょうか?

住み心地の差

私は 世の中の人に「申し訳ない」と思うことがあります。
「みんな、【暑い】【寒い】と毎年毎年苦労しているんだろうな?」と

私はこの20年 一年中快適。 おうちの中では 知らないうちに夏が終わる感じ。知らないうちに冬が終わる感じです。

「みんな苦労しているのだろうな?自分たちだけ快適でごめんなさい!」

建築時にきちんと作る。わずかな差で 何十年もこの差が出るのです。

恐ろしい!

将来の老後も快適で安心。本当に良かった。

光熱費の差

私の家はオール電化です。ですから電気代のみの光熱費です。太陽光発電もあり冷暖房費が少ないですから 20年間ほぼ0円に近い状態でした。一方同じ大きさくらいの普通の家では 全館冷暖房をしない悲惨な状態にもかかわらず電気ガス灯油で年間20万から30万くらいかかるのでは無いでしょうか?20年で500万円くらいの違いが出ますね。もしいろんな部屋を冷暖房したら20年で1000万くらいの光熱費という人もいそうですね。月に3万4万かかるという人はいますから。

建築時の差の何倍もお得です。当社で建てたお客さんは年数が経てば立つほど喜んでくださいます。

維持管理費の差

冷房が1台のエアコンで済むと言うことは、壊れたときも1台だけ取り替えればいいと言うことです。

これが3台あったら3倍の維持費がかかりますね。エアコンも10万20万かかりますので3台を10年ごとに取り替えたら大金ですね。20年で2回の取り替え100万くらいかかってしまうかもしれません。一生だといくらの差?

まとめ

夏のエアコン代金はたいしたことないです。つけっぱなしでいいと思います。

そして最初の家づくりをきちんとすること。

住み心地が全く違う!光熱費が全く違う!維持管理費が全く違う!

20年で計算しましたが、30歳で家を作ると90までには60年あります。3倍です。

大きな違いですね。

そして その後、その家が使い続けられるか?孫に住んでもらえるようなら孫が新築する代金、解体する代金も浮くことになりますね。何千万円もの効果があります。

おうちはきちんと作りましょう。(笑)

住宅ローン・補助金,建築費・光熱費

高橋建築の建築費はローコストビルダーに比べれば高いですが、ハウスメーカーに比べればとても安いです。

それは相見積もりになった見積もりをお客様にいただき比較しているのではっきりわかっています。

ローコストビルダーと相見積もり

先日、たくさん作られているローコストビルダーさんと相見積もりになったので、お客様に同じ図面で見積もりを提出することになりました。

間取りはお客様の要望をただ聞いて作っただけの?マークの間取り。
プロが書いてないなとすぐにわかるような図面でした。

相見積もりなので合わせられる仕様はできるだけ合わせようかと思い、相手のローコストビルダーの仕様や内容を調べていたのですが、だんだんいやになってきました。

内容の差がひどい?スマホとガラケー比べるの?

どうしてこんなに違うのか?

様々なところが全く違います。
でも、見た目はほどほどにきれい。素人うけしそう。

構造も 断熱も 遮音も 耐久性も維持管理費も
設備のグレードも違う。
ホームページやカタログは一般の人が勘違いするように書いてあるので、「まあいいか」くらいには見える。でも実際は??

唯一負けるのは 防火性能。
当社は木材の内装仕上げなどするので省令準耐火にはしていないところ。
お客様の希望で当社も省令準耐火にするのは簡単ですが、少しでも癒やしの空間を作りたいのでできるだけ木材を使いたい。木の内装があると落ち着きますよね。
外からの防火性能はヘーベルパワーボードなので当社の方が強そうです。

あまりにも内容が違うので、さすがに相見積もりの会社に合わせる気にはならなくなってしまいました。
スマホとガラケー比べても意味ないですよね。ある意味そんな感じ。

でもガラケーの使い勝手がいいといってガラケー使い続ける人もいるので、ガラケーを選ぶことを非難するわけではないです。
あくまでも当社の目指している住宅とは違うということ。

どこが違うの?

違いを事細かに書くことはできません。

ばれちゃうから。

でも,せっかくなので光熱費や住み心地に大きく関わる暖房需要で比較すると 当社の住宅で30kWh/㎡ ローコストビルダーで215kWh/㎡
7倍の差。(笑)

私も改めて計算してみてびっくり。
ローコストビルダーが作った間取りがパッシブ設計になっていないので当社のいつもの住宅(15kWh/㎡)より倍くらいになってしまっているけど、桁が違うとは。

でもそれもわかります。当社で建てた方がよく言うのは「お友達の家に行くと帰りたくなる」という言葉です。
この言葉は本当によく聞くのです。

家の快適さが全く違うので、そう感じてしまうらしいのです。

価格の差

そして今日のテーマ

建築費の差です。

正直500万くらい差がありました。
当社は太陽光発電10kW プレミアムエコキュートなど高性能。
外壁もヘーベルパワーボードだったり
小さな換気扇一つから全く違う性能のものがついてます。

「高い!」とお感じになるかもしれません。

しかし実はめちゃくちゃ安いのです。

光熱費の差

当社の住宅は光熱費が少ないですし、太陽光発電が稼ぎます。シミュレーションでの差は毎月36,888円です。

設備更新の価格の差

さらには ローコストビルダーの家は各お部屋にエアコンが必要ですから、エアコンの設置費や取り替えの費用がかかります。
10年ごとに4台取り替えなくてはならないとしたらとても大変なことですね。
10年ごとに30万円くらいは余分にかかるでしょう。

収納スペースの差

そのほか暖かいおうちと寒いおうちで暮らすので お布団や室内着なども厚手のものが必要ですね。家族4人分のお布団置き場の増加量など考えると押入1室分くらい余分に必要です。押入にアクセスするためのスペースもなりませんしなりませんし、押入があることで家具がおけない、窓がつけにくいなどの間取りの制約も考えると大きいですね。そういったことを考えると ローコストビルダーのおうちは、1坪くらい大きさが違う。損をしていると考えてもいいですね。

一坪50万の家なら 50万余分に払うと言うことです。

医療費の差

暖かい家にすむ人は健康で医療費が大分少なくなるようです。研究の結果は様々報告があるので皆さん調べてみてください。世帯あたり58000円と書いてありますね。
https://newsrelease.lixil.co.jp/news/pdf/2020112401.pdf

外壁の差

10年ごとにコーキングの補修が推奨され30年後に張り替えになる窯業系サイディングと20~30年ごとの塗装の塗り替えだけですむヘーベルパワーボードとのメンテナンスコストの差も大きいですね。

シミュレーション結果

まずはローコストビルダー

そして当社仕様

当社仕様はこれでもいつも作っている家の倍性能が悪いのです。(間取りって重要ですね。ふだんは、いい方向に誘導しようと頑張っているのでここまで悪いことはないですが、間取りの都合でうまくいかないことは当社でも多いです。当社の住宅ならほとんどパッシブハウスにできるのにとても残念です。)

結論

当社の住宅はすめばすむほど安くなります。
ですので、住宅ローンが組切れれば、絶対にお得です。

3000万円の35年ローンが7%だと72,309円
光熱費の差を考えると毎月35,421円です。
1500万円くらいのローンと同じですね。
それに加え様々なメリットを考えると、結論は明らかですね。

長い目で見れば、お金が少ない人ほど、当社ののレベルの住宅を建てた方が良いと言うことです。

「安物買いの銭失い」にならないようにしてくださいね。

建築費・光熱費

当社では建物の性能向上のため燃費計算をしています。
建築基準法のUa計算では外皮の熱の逃げる性能しか解りません。

建築基準法の外皮の計算

いわゆるUa値の計算です。

この計算は 屋根 壁 床 窓 建物を覆い尽くす各部位の熱の逃げ平均値を出しています。

まずは全体の熱の逃げを算出します。
全体の熱の逃げ = 屋根の熱貫流率 * 屋根の面積 + 壁の熱貫流率 * 壁の面積 + 床の熱貫流率 * 床の面積 + 窓の熱貫流率 * 窓の面積

次に それを 全体の面積で割ります。
UA = 全体の熱の逃げ * 全体の面積

簡単ですね。

Ua で足りないもの

皆さんお気づきだと思いますが これでは家の性能は解りませんね。

足りないのは何でしょうか?

日射熱

一番大きな影響があるのが お日様の力 日射熱です。
これは、夏にも 冬にも影響がありますね。
夏は日射が多すぎるととても暑くなります。
冬にたくさん入れば、とても温かくなります。
窓の位置や大きさ。サッシの種類やガラスの種類で大きく変わります。
庇、日よけの付け方も重要です。
建物の方位でも全く変わります。

換気

24時間換気による熱損失
キッチンのレンジフードや 浴室などの個別の換気扇
これらの影響は大きいです。
冬にはせっかく暖めた空気を排出してしまいます。
出した分だけは外から冷たい空気が取り込まれているわけですから、大変な熱ロスになっています。

気密性能

気密性能の違いによる隙間風の影響も大きいです。
スカスカな家だと寒いですね。
これは温度ムラを作る原因の一つにもなります。

影の影響

一番最初の日射熱と関連するのですが、自分の建物の日射熱の性能の他に、近隣の影の影響があります。
南に日差しを遮る建物があったり、木がたくさん生い茂ったり、思うように日差しを取り入れられないこともありますね。

内部発熱

室内で発生する熱もたくさんあります。
人が生活すれば 人体から出る熱はもちろん、料理や,照明、テレビなどの家電からも熱が出ます。
これらの熱をうまく使うことも需要ですね。

大きなものはこのくらいでしょうか?

これらの数字を 地域の気象データーで計算していきます。



設計により家の性能は全く変わりますよ。
この計算をしないで、「建物の燃費」や「暖かい家」を語れないことが解りますね。

建築費・光熱費,設備・空調

冷暖房をするのに設備の選択は重要です。

昔は木材を燃やして暖をとるしか有りませんでした。それも囲炉裏や暖炉です。

多くの熱が上に逃げていき捨てられ効率の悪いものでした。それがきちんと密閉されたストーブ等に変わり効率が上がりました。

燃料も木だけではなく、灯油やガスなども用いられ、徐々にそれらの比率が上がっていきました。

しかし、それらの化石燃料が持つすべてのエネルギーを暖房エネルギーとして利用できるわけではありません。煙突から逃げていったり、不完全燃焼をしたりとか、ロスがあります。効率は100%以下です。

しかし、エアコンは、ヒートポンプという熱を入れ替える技術を使い100%以上の効率となります。条件にもよりますが400% 700%等ととても高い効率です。

1のエネルギーから4の熱や7の熱を得ることができるのです。

そのため、欧米では新築の住宅では、オール電化を原則としなくてはならないと言うところが多くなってきているとのことです。

ワシントン在住の建築士さんに確認したところ、新築の省エネ住宅では調理も電気とすることになっているようです。ガスは基本的に使えないとのこと。
電気調理器の種類を聞いてみたらIHだそうです。
日本ではガスメーカーなどのネガティブキャンペーンでIHは危ないとの噂が広がり、オール電化にするのに、ラジエントヒーターをわざわざ選択する人もいるくらいです。その方の話だとラジエントヒーターの選択はほとんど無く皆IHだと言っていました。他のアメリカの建築士さんもみなIHにしていると言っていました。

ガスはエネルギーの多くが鍋に伝わらす周りや換気扇に逃げて行ってしまいます。IHは直接鍋を温めます。効率の差は一目瞭然です。
日本でもエネルギー削減にようやく取り組む兆しが見えてきましたから、いずれは同じような認識に変わっていくでしょう。
日本人は保守的ですし、インターネットの中途半端な情報多いですから、しばらくはガスやラジエントヒーター選択の人もいるでしょう。
もちろん欧米人の判断がすべて正しいわけではないです。しかし蓄熱ヒーターなども欧米で売れなくなったものを日本に売り込まれ使わされて、実際に今は見向きもされなくなったわけですからガス調理器やラジエントヒーターも同じような流れになりそうな気がします。数年後れで日本でもそうなるといういつもの流れですね。

住宅を省エネにするには高効率なエアコン、IHと言うことになりそうですね。

そして触れませんでしたが、給湯はやはりエアコンと同じヒートポンプの技術を使ったエコキュートと言うことになります。

間違いなくオール電化という選択になります。
住宅のエネルギー源は電気ということになっていくと言うことです。

電気が止まった時を心配する人がいますが、災害時には電気が一番早く復活します。
特に住宅の場合には太陽光発電により電気は自宅で作れます。
ガスや、灯油は世界情勢が不安定になったり、新興国などの需要増など安定した供給ができなくなったり、価格がとても上がったりする懸念があります。そのようなリスクを減らすためにもオール電化を進めているようです。

さらには太陽光発電+蓄電池で自分の家のエネルギーは自分の家でまかなうと言うことが必要になって来るようです。そのときのためにも準備をしておいた方が良いですね。効率の良い設備を選択しておかないとまかないきれませんから。