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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:環境・エネルギー

環境・エネルギー,設備・空調

今年も令和4年度建築基準整備促進事業の委員となりました。

この会議は次の建築基準法の元となる、考え方など準備する事業です。

私は、熱的環境検討WGに所属しています。

昨年度の話し合われた内容についてかいつまんでご報告です。

資料は国交省のホームページで公開されてますのでそれを引用させていただきます。

現在の冷暖房の消費エネルギー評価

出展 令和3年度建築基準整備促進事業(E16)
成果報告会資料

現在は、3種類のパターンから一つ選んで計算します。

①昔ながらの人がいるだけの部屋を人がいるときだけ冷暖房する居室間歇(かんけつ)運転方式

②人がいる部屋をずっと冷暖房する運転方式 居室連続運転

③家中すべてのお部屋をずっと冷暖房する方式 全館連続運転

これたのどれかに当てはめてエネルギーを計算していました。

ほとんどの場合、①番の居室間歇運転でしょう。

リビングにエアコンを付け暑いときだけエアコンを付ける 寒いときだけエアコンを付けるという生活ではないでしょうか?

寝室や子供部屋もそうですね。

最近、エアコンは付けっぱなしの方が経済的なんて言う話もあり、リビングだけは②のずっと付けっぱなしと言う人も増えてきたかもしれません。

省エネ性は解らないBEI評価。

省エネ性能は普通に作ったときの消費エネルギーと実際に作ったときの家の消費エネルギーを比較します。

比較する対象は同じ運転モードの時なので、元々の絶対値が違います。ただ削減の割合を見ているだけです。

出展 令和3年度建築基準整備促進事業(E16)
成果報告会資料

居室間歇運転ではリビングを人がいるときだけしか冷暖房しませんから、元々の消費エネルギーも少ないですし削減量も少なめです。

ですが全館連続運転は元々の消費エネルギーが多いので削減量も大きくなります。

しかし変ですね。 省エネのための削減量を見ているのに 実際に使うエネルギー量は全館連続運転の方法が一番多くなります。

高断熱化や住まい方で当てはまらなくなっている

当社のような高性能な住宅の場合、全く当てはまらなくなってきます。

エアコンを1台リビングに付ければ家中暖かくなってしまうからです。
エアコンをリビングに一台ですから基準となる普通の住宅は居室間歇運転方式です。

しかし、エアコンを付けると家中暖まってしまう全館暖房。

さらに、人がいるとき付けたりいなくなったら止める 間歇(かんけつ)運転 ずっと付けっぱなしの 連続運転 というのとも違います。 例えば暖房なら 朝だけしか付けなくても暖かいという人も多いですから 人がいるとかいないとか言うのとも違いますし、連続で付けている用でほとんど止まっていますからそれも当てはまりません。この場合は朝だけ運転 寒いときの成り行き運転です。

昨年の実態調査結果

出展 令和3年度建築基準整備促進事業(E16)
成果報告会資料

この会議のメンバーは 学者さん ハウスメーカー研究所 そして私のような先進的な工務店

ですのでアンケート結果も少しゆがんでいそうです。

上が私たちが提供したデーター したが主にハウスメーカーのデーターです。

私たちのデーターの一部はパッシブハウスジャパンのメンバーに依頼しましたので性能が高い住宅が多いですね。

ハウスメーカーは等級4良くてZEH(UA0.5位の断熱)レベルです。

上のグラフで解るのが 性能が高い住宅(G3)では居室に個別のエアコンが全くないと言うことです。

すべて全館連続運転方式で計算すれば?

委員会で私は 複雑な計算方式をやめて 家全体を冷暖房してどこでもいつでも快適にするためのエネルギーを計算したらどうかと言うことを提案しています。私だけです。

今後高性能化は進みますし、レベルの低い住宅に住んでいる人でも、エアコンを付けっぱなしにする人も増えているからです。

省エネルギーのために住宅の性能評価が目的ですから、家の全体の性能を把握できれば良くて運転の方法の違いでのエネルギー消費量の差は考えなくて良いと思います。

昨日の会議でも 「高橋さんの言うのは理想論で現状とかけ離れている。」と言われてしまいました。現状はハウスメーカーの作っている等級4 ZEHレベルの家がターゲットのようで、その家のエネルギーを計算するためのようです。

欧米や中国ではすでにパッシブハウスの考え方が取り入れられ全館いつでも快適な温度でエネルギーを計算しています。

ちょっと残念ですね。

先の情報提供者として。

私のことは先生方も解っていはず。それでも呼ばれていると言うことは、その先も見据えていると言うこと。

変わり者、かけ離れた異端児 ではなく 先駆者 先駆けみたいな役割を求められているのかも。

あまり極論を言わずに様子を見ながら、10年後は普通になるかもしれない、これからの住宅の情報を伝えていきたいと思います。

修理 メンテナンス,建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー,耐久性・災害対策,耐震・構造,設備・空調

建築はシンプルに

これは私が普段から心がけていることです。
できるだけシンプルな方が良いことがたくさんあります。

デザインをシンプルに

外観、内観とも こったデザインがあります。それはそれで一見素敵なのですが、長い年月が建つと流行も変わります。あのときあれがはやっていたな?みたいなのもありますし、デザインは人の好みが大きいです。素敵だと思う人もいれば、やり過ぎと思う人も。年齢により感じ方も大きく違いますので若いときには良くても歳をとってから後悔もありそうです。
よりシンプルでバランスの良い方が、多くの人に受け入れられますし、長い年月が経ってもおかしく見えないです。

間取りをシンプルに

間取りが変形していたり細かい部屋がたくさんあるおうちが増えていますね。

今たくさんご要望いただくのが、シューズクローク、玄関手洗いコーナー、ファミリークローゼット、パントリー、スタディーコーナーその他、細かい部屋が1階にたくさんあります。細かいお部屋がぎっしり。その分LDKが狭めに。
将来その小さなスペースにものがたくさん詰め込まれるのだろうな。便利と言えば便利ですが、大金を払っておうちを作っているのにまるで収納を作っているようなおうちもあります。細切れのたくさんの収納ではなくもう少しシンプルに出来ないのかなと思います。

シンプルだけど人の居場所がある豊かな空間を作りたいと思っています。
細切れのお部屋ではなく。

部屋に役割を持たすのは良いのですが、可変的に住みこなすような家が良いと思います。将来のライフスタイルの変化に合わせてお部屋の役割を変えやすいような。生活に合わせて変化させやすいシンプルな間取り。
住む人の構成も変わるし、年齢も変わる。時代も変わる。そのような変化に耐えられない細かく固定された間取りだと将来住みにくくて壊されやすくなってしまうと思います。

構造をシンプルに

きちんとした構造区画で計画された住宅は頑丈です。大きな地震や台風などにも強くなります。

そして余分な補強材も少なくなりますからコストダウンできます。間取りがいびつだと大きな梁が必要になったり柱が多くなったりお金が余分にかかります。

将来、間取りの変更や増改築なども構造がシンプルだと やりやすいですね。

外壁の凹凸をシンプルに

間取りをシンプル 構造をシンプルと通じますが、でこぼこが多いと外壁の面積が多くなります。

外壁の面積が多いと言うことは、そこから熱が逃げやすいと言うことです。壁からの熱の逃げは 壁の面積×壁の断熱性能×内外温度差です。壁の面積が1割多ければ1割多く熱が逃げてしまいます。できるだけ小さい面積に抑えることが重要ですね。
複雑な外観は気密性も落ちそうですね。

屋根をシンプルに

屋根が複雑なのは一見かっこよく見えます。ですが屋根と壁の取り合い部分が増えたりして雨漏りがしやすくなります。雨漏りは屋根の平らな部分からと言うことはほとんどありません。ほとんどが屋根と壁などの取り合い部分からです。こういう部分を少なくするためにもできるだけ屋根はシンプルに作りたいですね。

窓をシンプルに

一昔前、小さな窓をたくさん付けるのがはやりましたね。私もやっていました。しかし、最近は見なおしています。

窓が多いと言うことは、雨漏りのリスクが増えると言うのは皆さんわかりやすいと思います。

しかし大きな問題は他にあります。熱の逃げです。
窓は主にガラスの部分とフレームの部分で出来ています。
このフレームの部分の熱の逃げが大きいのです。同じ窓の面積をとるのでも小さい窓を数多く付ける方がフレームの長さが多くなりますね。その分ガラスの面積の割合も小さめになります。

窓の役割は 光を取り入れる「採光」 風を取り入れる「通風」。そして太陽の日射熱を取り入れる「日射取得」があります。小さな窓が多いのはこれらが不利になります。
ガラスの面積や開く面積が小さくなるともったいないですね。

さらに同じ面積を確保するのに大きな窓一つと小さな窓二つでは、価格も違いますね。子捨て面でも不利な場合が多いですね。

窓の取り付け部位からの熱の逃げも重要です。窓を取り付けるためには何らかの下地部材が必要です。その分は断熱しにくいですね。その部分から割と熱が逃げることが知られています。我々の言葉でinstallψです。窓が細かくて多いのはデメリットがたくさんありますね。

設備をシンプルに

様々な設備があり、それらの設備は欠かせないものと、便利だから使うものがありますね。

それらの設備の一つ一つを解説したいところですが、長くなるので割愛します。

設備は壊れます。メンテナンスが必要です。取り替えも必要です。

最初に家を建てるときには憧れもあって付けることが多い設備でも、10年後くらいに壊れた時のことを考えてみてください。
途中で数万円の修理が必要かもしれません。
10年後取り替え時には数十万円かかるかもしれません。
新しい設備ができ、それまでの設備とは相容れず、不必要になったり取り替え不要かもしれませんね。本当に必要かもう一度冷静に考えて見られると良いですね。

設備類も数が多ければ数が多いだけ修理の頻度は多くなります。複雑な機械なら複雑なだけ修理の頻度が多くなります。本当に必要か、他のもので代用できないか考えてみた方が良さそうです。

シンプルは長持ち、省エネ、ローコスト

まだまだありそうですが、わかりやすいところを取り上げました。

このようにシンプルに作ることのメリットがたくさんあります。
住宅はファッション的な面もありますが、長い時間軸で見ると、私はそれより「シンプルに作ること」がとても重要なことだと思っています。
洋服や、靴、自動車やスマホとは違うのです。将来にわたりずっと住み続け、コストがかかり続けます。
長い時間軸で考えてみましょう。
あなたもシンプルが一番と思いませんか?

パッシブハウス,換気・空気,断熱・気密,日記・想い,環境・エネルギー,設備・空調

高断熱住宅は夏暑い!

そういうお話を聞きませんか?

それは正しいです。高断熱住宅は一般の住宅より室内の温度が高くなり易いです。
一般の住宅は、断熱されておらず熱は逃げ放題。
スカスカなので風は入り放題です。
ですから室内の温度は外気温に近づきます。

パッシブハウスが夏暖かくなってしまう原因

原因は主にこれらが考えられます。

断熱での保温力

内部発熱

地中放熱

放射冷却

隙間風

これらの原因が重なり合い、室内のお温度が高くなってしまいます。

保温力による室温維持

まずはわかりやすい保温力です。

一般的な住宅では、断熱が少ないですから室内の熱が逃げていきます。

人間に例えるとわかりやすいですね。

パッシブハウスがダウンジャケット。 普通の家が薄手のシャツ。

体温は36度くらい有、外気温が30度だとすると薄手のシャツなら体温が放熱されて涼しそうですが、ダウンジャケットだと暑いです。
パッシブハウスは夏にもダウンジャケットを着ているようなものかもしれません。

内部発熱

人は生活すると多くの熱を発します。

人間の体温も36度ありますから、わずかですが熱を出し室温を暖めます。

テレビを見れば熱が出ます。テレビも触ると暖かいですね。300Wの消費電力のテレビは300Wの熱を出しているのと同じです。
 料理をすれば熱も出ます。炊飯器も電子レンジもポットも。電気やガスを使った分だけ熱に変わるのです。

照明もそうですね。LEDの電球も暖かいですね。洗濯機もスマートホンも熱を出します。

これらの熱で自然に室内は暖まっていきます。先ほどの保温力がこれらの熱を逃がしません。室内で作られた熱が室内にとどまってしまうのです。

夜間の放射冷却

夜間は外気温が低くなると言うこともありますが、無視できないのが放射冷却現象です。
宇宙は寒いですから、空に向かって熱が放射されています。

普通の家なら屋根から放射される熱の影響で室内が涼しくなります。
しかしパッシブハウスですときちんと断熱されていますから放射冷却の恩恵は受けられません。夏の夜間だけ断熱がとれれば良いのではないかと思うのですがそういうわけにもいきませんね。

地中への放熱

地中の温度は安定しています。外気温に比べて夏は涼しく冬は暖かいです。地中の深くは一年の平均気温位の温度となっています。
 パッシブハウスでは基礎の下にもきちんと断熱をしますから、地面に熱を逃がしません。冬は良いのですが、夏は地面に熱が吸い取られた方が良いですね。
 普通の家は基礎の下に断熱をしませんから暑くなった室内の熱を地面に流せます。地面の冷たい熱が室内に入り込むイメージです。

隙間風

隙間のが多い一般的な家では外の空気がどんどん入り込み空気が入れ換えられます。これは換気と同じです。室内の暖かい空気が外に排出されると言うことです。外が涼しければ室内も涼しくなります。

しかしパッシブハウスでは計画された換気のみです。それ以外の換気は行われませんから熱も入れ替わりません。

パッシブハウスは本当に夏暑いのか?

ご安心ください。パッシブハウスは快適です。
先にデメリットとしての原因を並べておきました。これだけ聞くと不安になりますよね。
これからパッシブハウスのすごさの解説をしながら皆さんの不安を取り除きましょう。

保温力は涼しさも保温する

保温力がすごいと言うことはどういうことでしょうか?

室温が高ければ高いまま。室温が低ければ低いままにしやすいと言うことです。
簡単に言うと、暑ければ暑いまま 寒ければ寒いままということですね。

それでは、快適な温度なら快適なままだと言うことです。

パッシブハウスでは決して無暖房、無冷房を目指しているわけではなく、最小限のエアコンなどの稼働は許容している規格です。めちゃくちゃ暑い日や寒い日にまでエアコンいらない家を作るより、ちょっとだけはエアコン使う家の方がコスパ良いですよね。

冷房の許容される大きさは除湿量の違いから地域によって違うので、今回は暖房に習って 冷房負荷を10W/㎡として解説します。

35坪くらいの家はパッシブハウスの床面積の考え方ではおよそ100㎡

その家を冷やすのには10W/㎡×100㎡で1000W必要だというのがパッシブハウスです。
一番暑いときに1000Wです。すごいと思いませんか?

6畳用のエアコンが2200Wです。

一番暑いときでさえ 35坪くらいの家が6畳用エアコン半分で冷えます。

本当のピーク時以外はとても少ない電力で大丈夫ですね。ほとんどの場合、弱く動いているだけだったり、止まっている時間が長かったりします。笑い話みたいですが、あまりに動いている時間が短いので「エアコンが壊れている」とお客様から言われたことがあるくらいです。

ですから、ちょっとの冷房で室内は涼しくなり、その涼しい快適な温度を維持するのが得意というわけです。大きなエアコンがうなっている室内と小さなエアコンがゆっくり動いているだけの室内どちらが良いですか?

エアコン嫌いの方にもおすすめです。無理矢理冷たい空気で冷やすと寒くてだるくなったりしますね。パッシブハウスでは無理矢理冷やすのではなくマイルドに冷やします。
私は暑さも涼しさも感じない快適な空間を目指しています。なかなかたどり着けないですけど。

内部発熱分を冷やす

室温が高くなる原因は、外気温が壁や屋根から伝わる。隙間風から入り込む。太陽の日射で暖まる。そして内部発熱です。

パッシブハウスでは最初の三つは設計力と性能でカバーします。高断熱により熱を入れない。高気密により隙間風を入れない。日射遮蔽により太陽熱を入れないと言うことですね。

ですが、最後の内部発熱だけはどうしようもありません。

室内での生活するのは一緒ですから。むしろパッシブハウスではおうちの中かが快適なため、あまり出かけたくなくなりおうちにいる時間が長くなるようです。
 内部発熱が増えてしまいますね。(笑)

ですがご安心ください。パッシブハウスはきちんと設計されています。内部発熱分だけ冷やしてしまえば良いと言うことです。エアコンを適切に使い、まんべんなく家中を空気が回るような計画をすることで、おうちの中どこにいても涼しくなります。快適な空間が広がりますから余計活動的になりまた内部発熱増えるかもしれませんね。
 余談ですが、快適なのでお友達が集まりやすくなった。という話も良く聞きます。これも内部発熱が増えますけど、楽しい時間を過ごすために少しエアコン稼働させるのはやむを得ないですね。お友達5人内部発熱があってもパッシブハウスなら理理論的には冷房費は1時間あたり10円も増えませんよ。(笑)

放射冷却を活用できるか?

これに関してそのままのパッシブハウスでは難しいですね。

何らかの設計の工夫が必要です。

屋根の通気そうから冷気を室内に送るとか、その冷気を基礎に蓄熱させるとか。

工夫をすれば何かしら出来そうです。でもなぜ髙橋建築はやらないのか?

それは、コストと安全性です。

そのような仕組みを作るためにはコストがかかります。それだけコストを掛けたとしてもエアコンをなくすことは不可能でしょう。ですからすべて追加費用ですね。パッシブハウスではエアコンの効率がとても良いですから、底に掛けた費用をペイすることは出来ないでしょう。それならそこに費用は掛けずに少しエアコンを多く動かした方が良さそうです。
 地球環境のために少しでもエアコンの稼働を減らしエネルギー削減をしたいという方がいらっしゃるかもしれません。しかし、その費用を太陽光発電設備に使えば余るほどの電気が作れます。余分な仕組みを作らずに太陽光発電+エアコンの方がコスパは断然いいですね。
放射冷却で冷やされた外気を取り込むと言うことは温度は下がりますけど、湿気もたくさん持ち込むのでそれを除湿するエネルギーは膨大です。放射冷却利用がうまくいかない理由がそこにもあります。

基礎から放熱 地中熱利用は得か?

皆さんこれも理論的に考えてみてください。
夏に基礎から放熱させて、室内を冷やすと言うことは、冬にも熱が逃げていると言うことですね。

冬の熱の逃げは大きいです。何しろ冬の方が期間がないですから。

夏ちょっと得でも冬は大分そんです。

ですがこれは地域によって大きく状況が変わります。沖縄などは夏が長いので基礎下には断熱しない方が断然得なようです。

宮崎あたりだと薄い断熱のようです。秩父だとまあまあ。東北北海道だと大分必要になります。

この断熱量はシミュレーションをして夏冬考え最適なところを見つけてください。

隙間風をどうするか?

隙間が多い住宅は、夜間外が涼しくなってくると、外の空気が入り込んで家の中も涼しくなっていきます。

ですがパッシブハウスでは自然に涼しくなって行きませんね。

風で涼しくなると言うのは、快適というのとはちょっと違いそうです。もちろん暑いときに爽やかなそよ風みたいなのがあると気持ち良いです。しかし、夏に涼しく感じるほどの風をずっと当たり続けるのは不快ですね。扇風機は涼しいですけどずっと扇風機に当たり続けることが快適ですか?

外気温が率い時の隙間風は少し涼しいですが、大きな問題があります。それは湿気です。
夏の外気はたくさんの湿気を含んでいます。
本当の快適な空間を作るには、その湿気を取り除かなくてはなりません。

エアコンで湿気を取るしかないのですが、温度を下げるより湿気を取り除く方が難しいですし、エネルギーも使います。

ですから、本当に暑い日が続くときには、外気はできるだけ取り込まず、室内の涼しい快適な空気を維持することを務めた方が良いのです。この辺を勘違いしている人が多いですね。

地域や時期にもよりますので一概には言えませんが、私たちの地域では、夏に外気はできるだけ取り込まないというのが良さそうです。

結論:夏のパッシブハウスは暑いのか?

普通の家より快適で省エネ。

当たり前ですね。

絶対にエアコンは使いたくないという方は除きます。
パッシブハウスはエアコン使っている感が少ないのでエアコン嫌いの方にもおすすめなことは間違いないですけど、エアコン使うのはポリシーに反するというかたくなな方は、パッシブハウスじゃない方が良いかもですね。

ですが、ちょっとだけエアコンを使うことにより快適な空間で生活できます。室内が適切な環境に維持され、カビや、だになども少なくなり健康にも良いとなったらいかがでしょう?

パッシブハウスが夏暑いという、理論的でない、感情だけで、思いつきで情報を発信している人がいますが、残念ですね。

皆さんはそういう人に惑わされないでくださいね。

環境・エネルギー,設備・空調

アメリカで家庭のエネルギー消費からガスの排除が進んでいます。

オール電化が進んでいます。

この流れは、ウクライナの問題でロシアからのガスを少なくしようというのとは別の流れです。
ウクライナ問題より前から始まっています。

理由はCO2排出量を減らすためです。

関連記事のアドレスです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/041200178/?fbclid=IwAR0FXh-iSzsPE2FuhJg88wFndFsULDEsGq00Dt9FDcng7jw-_HPYQhV1TS4

当社では省エネ性を高めるため、CO2排出量を減らすため、オール電化を進めてきていましたが、お客様のご要望でガス器具も使うこともありました。

どうしてもといわれると、断り切れませんでした。
特に、ガス衣類乾燥機などよく乾くからという理由でどうしてもといわれることもありました。
これに関しては、ご説明を丁寧にしてご理解いただき未だかって1台も入れておりません。

しかし、ヒーターやコンロはガスもありました。

ちょっとっ矛盾もありますね。

私の曖昧な態度が悪かったのだと思います。

省エネはお客様のため。地球のためということをしっかりと考えると、きちんとした態度を表明しなくてはならないと思いました。

今後当社ではガス、灯油を直接燃焼させる器具の設置はいたしません。
皆さんも、省エネ、CO2排出量削減をまじめに考えていきましょう。

パッシブハウス,環境・エネルギー

パッシブハウスの計算で大切な日射取得。

たくさんの日射を取得することで熱エネルギーを室内に取り込みおうちを温かく出来ます。
その分エアコンなどの暖房に頼る量を少なく出来ます。
条件さえよければ、無暖房住宅にすることさえ可能かもしれません。

熊谷パッシブハウスの事例です。棒グラフの左側が年間での熱損失です。
おうちから逃げる熱ですね。
外壁、窓、地盤、換気の順ですね。

右側が20度を維持するために必要な熱取得です。
上から窓から入る熱、内部発熱(人体の熱や家電の熱など)、そして暖房です。

窓から逃げる熱より、太陽の光で室内を温める熱のほうが大きいのが分かります。
上手に窓の設計すれば暖房を減らせるのが分かりますね。

熊谷パッシブハウスのシミュレーション

熊谷パッシブハウスの外観はこんな感じ

この1階の窓のシミュレーションです。

窓の南側にとても大きな家があります。
この家の影の影響を見てみましょう

日射取得をシミュレーション

デザインPHでシミュレーションしてみましょう

このシミュレーションは家を建てる前に行ったものです。
隣棟の影の影響がかなり大きいのが分かります。11月、12月、1月は全く直射が入らないのが分かります。

そして2月には窓の上のほうなら屋根の上を通っていく太陽が見えるということもわかります。

実際の太陽の動き

こちらが2月20日11時撮影の写真です。

いかがでしょうか?

全くシミュレーション通りですね。

暖房機関の大半、特に寒い11月、12月、1月は全く日射取得ができず、2月も窓の半分は影。あまり役に立たない窓ということです。残念です。

上が影のない場合。したが今回のように影ができる場合
だいぶ少ないですね。

2階の吹き抜け窓に期待

当初よりこの窓があまり日射を期待できないので、2階の窓から吹き抜けを通じて日射取得を考えました。

この窓をシミュレーションしてみましょう
暖房期にはほとんど南側のおうちの影響を受けないのが分かります。

一方、夏には庇の効果でほとんど直射が入らないことが分かります。

7月のBeamが全くないのが分かりますね

冬に72%も役に立ちます。

パッシブハウスの設計では一つ一つの窓の影響をきちんとシミュレーションします。

確実に暖かい家 涼しい家を作るには、きちんとしたシミュレーションが大切です。

隣棟の影の影響は大きいです。
甘く見ないできちんとした設計を心がけましょう。

いろいろな手法があるので、どれがいいということは言いませんが、それぞれの手法できちんと計算したほうがいいよね。というお話でした。

お知らせ,断熱・気密,環境・エネルギー

等級6,等級7の案はハウスメーカーが猛反対しているみたいですけど、断熱性能等級5 一次エネルギー消費量等級6は、官報に載ったので確実ですね。

まあ実にしょぼい基準ですね。
4地域以南で0.60W/㎡K

笑いが止まりません。

寒すぎるし 2050年の目標なんて考えてなさ過ぎる。

https://kanpou.npb.go.jp/20211201/20211201g00270/20211201g002700044f.html

UA0.6でこれから秩父で家を作ったら悲しい。多分30年後には建て直したくなるでしょうね。


日記・想い,環境・エネルギー

異常気象が続き、災害が多発しています。

人類の活動から発生するCO2が地球温暖化につながり、その影響で気象に変化が起きているのがほぼ確実だそうです。

本気で省エネを目指さないとなりません。

当社では、基本的にLCCMの住宅造りを推進しています。

住宅は、建てるときにたくさんのエネルギーを使います。

すごい量のCO2排出しますね。
この出してしまったCO2を取り戻すには太陽光発電をきちんと住宅に設置することが大切です。
そして長持ちする住宅にすることも大切です。
太陽光発電が取り戻す前に家が壊れるなんてことがあってはなりません。
それには長期優良住宅レベルが最低必要です。

そのため当社では長期優良住宅 太陽光発電設置を推進しているわけです。

住宅を作ると言うことはたくさんのCO2を出します。

社会に責任を負うと言うことです。

未来の子供たちに負担を残さないよう、きちんとした家づくりをしましょう。

とてもわかりやすい温暖化のyoutubeです。皆さんご覧ください。

海外住宅事情,環境・エネルギー

APlugのコラムで、スイス在住の滝川さんのレーポートを読んだので、自分のメモ代わりにブログに記載し皆さんにもシェアいたします。

2018年視察 ズント-の設計の住宅

家庭からのエネルギー消費が多い

日本と同様に2050年にゼロカーボンをを目指しているようです。それも、原子力発電には全く頼らないで建物上の太陽光発電を重視しているとのこと。

スイスでは温暖化ガスの排出量が 交通分野が34% 建築分野が24%と 日本と同じように家庭で排出される量が多いようです。

最終エネルギーの消費量という観点から見るとなんと42%が建築分野。
建築分野の省エネが重要であることがわかります。
もちろん日本でも同じです。 

2018年スイス視察時の建築中写真

再エネ100%めざす。

先日、日本の方向性を決めるタスクフォースや,あり方検討会では、パッシブハウスジャパンの理事の竹内先生が太陽光発電の100%の積載を求めるも、うやむやに議論が進められ太陽光発電の義務化は無いことになりそうです。

スイスでは2045年までに建築分野のエネルギー消費を-45%削減し100%再生可能エネルギーにしていく必要があるとされているそうです。

住宅の屋根に太陽光設置をするなど住宅で使うエネルギーは自分の住宅でまかなうというこの流れは世界的に進んでいきそうなので、日本では法的には義務化されなそうですが、いずれは日本でもそうなるでしょう。現在建てられている住宅も太陽光発電が乗せられなくても、そのときに対応できるように屋根形状などきちんと考えておく必要がありそうです。ゼロエネにできないから建て替えを考えなくてはならないと言うことが無いようにしなくてはなりません。

戸建て住宅の省エネ基準は?

現行の基準は2014年に改訂されたものだそうです。すでに6年も前ですね。

文章を抜粋すると

「新築ではニアリーゼロエナジーを旨とするこの規制基準では、戸建てであれば熱需要(暖房・給湯・換気)は35kWh/㎡年、暖房熱は16kWh/㎡年以下と定められ、簡易計算による許認可の場合、U値(W/㎡K)では外壁・屋根は0.17、窓は1.0、ドアは1.2以下が求められています。また、庇や外付けシャッターといった、夏場の過熱防止対策の証明も必要です。」

とのこと。
ほとんどパッシブハウスレベルですね。かなり厳しいです。これが2014年の省エネ基準と言うから驚きです。

ちなみに日本では 平均熱貫流率0.87W/㎡Kという スイスの外壁屋根の基準の5倍の基準でさえ2020年義務化が見送られ 2025年には義務化しようというながれですからとても情けないですね。

この日本の基準義務化も竹内先生がG2レベル義務化を訴えましたがレベルが低いものとなってしまいました。

基準は一次エネルギー消費量

省エネ性能を壁などから熱が逃げる量。U値(熱貫流率)で議論することが多いですが世界的には暖房エネルギーの消費量で表します。
断熱をたくさんして熱が逃げる量をすくなくすることに加えて、太陽の日射熱を取り込んで温かくすることも重要だからです。

スイスの現行の基準では 暖房エネルギーは16kWh/㎡年とありました。
パッシブハウス基準では15kWh/㎡年なのでほぼ同じです。

同じ断熱の家でも設計により消費エネルギーは違いますから、暖房エネルギー(暖房需要)で基準を作らないと意味がありません。

このことも日本は大きく遅れています。

省エネ設計は断熱性だけでは無くたいようの日射熱利用が必要
太陽の日射をうまく取り入れる設計となっている

日本の今後

世界ではこのようにパッシブハウスクラスが当たり前になって来ています。

お隣の中国や韓国でもたくさんのパッシブハウスが建てられ始めています。

この格差は本当にすごいでのです。日本の国民は、情報がきちんと与えられずだまされているのと同じですね。
何度も建て替えをさせてお金を循環させようという,政府の策略でしょうか?ハウスメーカーの陰謀でしょうか?

周りの国がスマホを使っているのに日本だけガラケー
イメージではそのくらいレベルが違います。

しかし、日本だけエネルギー垂れ流しの住宅が許されるはずがありません。

そのうち国際社会からバッシングを受けるでしょう。そのときは国際的な基準に従わざる終えないのです。

パッシブハウスはやり過ぎという人がいたら笑ってやってください。残念ですがその人は何も知らないのです。国際的な流れも。パッシブハウスの実力も。
その人が住宅会社の人だったら深刻です。
パッシブハウスが作れない言い訳をしているのです。
お客さんをだましているのと同じなのです。

日本以外の先進国、韓国中国などの新興国もパッシブハウスに向かっています。

これが事実なのです。

後で後悔しない家づくりをしていきましょう。
長く住み続けられ子供たちに資産として残せる家づくりを一緒に取り組みませんか?

断熱・気密,環境・エネルギー

当社ではネオマフォームという高性能断熱材を使っています。

このネオマフォームは高性能なのですがプラスチック系断熱材と言うことで、地球環境から見ると良くないのではないかと言われることがあります。

しかし、そうではありません。
確かに製造時に化石燃料を消費してしまいますが、ネオマフォームを使うことにより住宅の断熱性が上がり暖房エネルギーなどを減らせることにより、大きく環境負荷を減らすことができます。
さらにパネルを並べているだけですから再利用が可能です。
又、この断熱材は長期間にわたり性能が下がりにくいことも知られていますので安心です。

きちんとした確実な断熱性能、長期性能、リサイクル性などとても大切ですね。

これらのことから、SDGsの第一人者の先生の住宅もネオマフォームが使われています。

この住宅の断熱施工技術監修は当社 高橋建築です。
勝手に写真が使えないのでこちらの記事をご覧ください。

https://miraimedia.asahi.com/kanie_06/

リンクをご覧いただければ、ネオマフォームもSDGsに適していることが詳しく書かれています。

気密測定地の写真に私もでていました。
C=0.1でした。当社大工さんの指導は完璧でした。(笑)

現場の施工ばかりではなく、高断熱に必要な内容などもお伝えしました。とくに熱橋の補強方法などもレクチャーしました。

そのときの一部です。

環境・エネルギー

日本の改革が叫ばれている。

日本の省エネ基準はとても遅れています。

電気製品や自動車は世界でトップレベルの性能ですが、住宅になると 世界で最低レベルです。
その事実に河野大臣が気がつき、今回の会議となったようです。
YOUTUBEで会議を公開するというとてもすごい意気込みが感じられます。

東京大学の前先生のプレゼンもすごいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=3tsyOZo0upk&t=5978s

時間の無いかは 前先生のところと最後の河野大臣のところだけでも聞いた置くと良いですよ。


国土交通省がタジタジになっているの面白いですね。
工務店ができないからと言ってますが、実はハウスメーカーが義務化を反対していたという事実もあります。

ですが、これで、省エネ住宅が進みますね。
高断熱が当たり前になるでしょう。
その先はパッシブハウスレベルが当たり前になるでしょう。

今きちんとした住宅を作っておかないと2050年の省エネ目標はとても無理ですね。

パッシブハウス,建築費・光熱費,断熱・気密,環境・エネルギー

お正月休みを利用して 建物の向きとエアコンの使い方による消費エネルギーのシミュレーションをしました。

この冬実際にできた建物です。この後お客さまにご協力頂き検証をしていきたいと思っていますが、まずはシミュレーション結果です。

秩父市に建つ木造2階建て パッシブハウスクラスの住宅です。

吹き抜け含めて35坪のボリュームです。 実際の建物は南東向き

その建物をそのまま南東向きと南向き 南西向きでどのように変わるかシミュレーションしてみました。

ソフトは BEST-Hです。時刻別に計算できる最先端のエンジンです。

24時間エアコン連続運転で室温20°維持の結果

SE 106kWh/年

S 88kWh/年

SW 130kWh/年

です。

これから解ることは,やはり南に付けた日射取得優先の大きな窓の効果を高めるためには建物を真南に向けた方が効果が高いと言うこと。

パッシブハウスクラスの断熱性能の建物ですから建物本体からにげる熱はとても少なくなっています。

ですから、どれだけ太陽の熱を利用できるかが重要な要素となってきます。高性能の建物でなければ、数字が一桁違いますから太陽の影響はとても少なくなります。

真南向ければ年間2200円(25円/kWh)で1年間暖房できるとの結果です。

もう一つ解ることとしては 1日中暖かいのを維持するなら東向きの方が有利との結果です。20%位の違いがあります。
朝早めに日が当たった方が朝の暖房が減るということなのでしょう。

エアコンを連続運転ではなく 夜中と日中はとめて 朝晩のみとしました。

 

これも以前検証し解っていましたが 高断熱住宅はエアコンを連続運転ではなくうまくとめることが肝心です。
エアコンは動いていなくてもアイドリング時に電気は消費します。

当社の住宅ほど高性能でない高断熱の住宅ならエアコンの立ち上がり時の消費電力を抑えるために連続運転の方がお得という結果がありますが当社レベルの住宅になると止めた方がお得となります。

しかし 106→92kWhですから14kWh/年です。350円ですから タイミングを見ながら入りきりするなら付けっぱなしでも良い感じはしますね。日中8時16時のお日様が出ているときと寝る1,2時間前から朝起きる2時間くらい前までとめてみたら良い気がします。こう決めておけばタイマー運転が可能ですね。夜の23時に寝るならその1時間くらい前の22時に止め お母さんが朝6時に起きるならその二時間前の4時頃タイマーでオンにするという具合です。昼間はほぼ晴れますから7時か8時にはとめて16時~18時くらいにスイッチが入るといいですね。このスイッチが入るタイミングは室温が目標温度を下回らないうちにスイッチオンにすることが肝心です。暖かめの22℃の人もいるでしょうし18℃位の涼し目が好きな人もいますね。

目標温度を下回ってからスイッチオンにするとエアコンが強く動いてがんばってしまいますからエネルギー消費量も増えてしまいます。エアコンはゆっくり長く動かすのがこつです。

もう一つの条件でもシミュレーションしました。
それは 朝は忙しく出かけて日中お家にいないタイプの人向けです。
朝は15度位まで落ちてもいいから暖房を付けないでがんばり出かけてしまい,帰ってきてから暖かいくつろぎを満喫するタイプです。(笑)

SE 52kWh/年

S 40kWh/年

SW 59kWh/年

当社の住宅なら前の日たくさんの日差しをうけ 夜少し暖房して20℃くらいで寝れば 次の日の朝も15℃くらいはあると思います。条件によっては18℃くらいありますね。

実測している住宅だとこんな感じです。日が当たる直前まで室温が下がり続けます。

普通の家の15℃とは違い壁面や床の温度なども15度位ですから、トレーナーでも着ていればあまり寒さを感じないと思います。暖かいとは言えませんが。短時間なのでその室温で朝は乗り切って(笑)日中太陽の日差しで暖房して夜は暖かくゆっくりくつろぐ。この生活が実践できればこの住宅の場合なんと52kWh/年です。

すごすぎです。

もうほとんど無暖房住宅です。(笑)

しかし毎日 晴れるわけではありません。

無暖房でシミュレーションしてみると1年間で一番下がる曇りと雪が数日続いた日です。

温度は茶の間で11.5℃

一番厳しい日だとさすがに暖房が必要ですね。秩父で無暖房住宅の大変さが解ります。

でも実際はシミュレーション以上のかなり良い結果になるはずです。

実際の住宅の検証が楽しみです。

 

 

お知らせ,メディア掲載・受賞,環境・エネルギー

埼玉県環境住宅賞 知事賞をいただきました。

もちろん最高の賞です。

一人だけ賞状が大きいのが私です。

毎年 開催されているみたいですが私はあまり興味がなかったのでこれまで出したことがありませんでした。

初めてのチャレンジです。

常連の強豪会社さんがならでいます。(笑)

住宅メーカーさんなども参加しています。それらを抑えての受賞ですから喜びもひとしおです。

家族が楽しく子育てをしながら暖かい家庭を築いていく。子供から出る熱を暖房に利用できるレベル。

名付けて「子供暖房」(笑)

当社の断熱レベルが高いからこそ実現できる考え方です。

子供が賑やかにお家の中で動き回る。その熱を利用します。

この受賞も 当社を選んで建ててくれたホームオーナ様がたがいてくれたからこそです。

本当にありがとうございます。

これからも一棟一棟しっかり建てていきたいと思います。

 

 

お知らせ,メディア掲載・受賞,環境・エネルギー

日本エコハウス大賞の授賞式に行ってきました。

当社は東京大学の前真之先生の審査員特別賞をいただきました。

温熱性能とその工夫をとても評価いただきました。

大賞は飯塚さん。

グランドピアノを中心としたかっこいい室内空間でした。無理なデザインはなくとても洗練されたものでした。温熱重視では無い感じですが一定以上はクリアしてます。

仲間の丸山さんは都内の狭小住宅でチャレンジしています。

惜しくも大賞は逃しましたが、狭い敷地をとても上手に生かした設計でした。

飯塚さんのプレゼンが旨かったかな?

来年もこのコンテストは。行われるようです。

このコンテストに出すのは日本の強者ばかりなので、ちょっと勇気が要りますが、来年も出せるように一棟一棟きちんと作りたいと思います。

環境・エネルギー

LCCMは必要なのでしょうか?

最近 LCCM住宅が性能の高い最高の住宅と宣伝している建築会社がありますね。

当社もLCCMを勧めていますが LCCMにすることが目標ではありません。
良い家を作った上でLCCMにするというのが基本で まずは良い性能の家を作ると言うことが重要です。

LCCMになっていればすごい家というわけでは無いので皆さん勘違いしないでください。

再生可能エネルギーを設置すると自分の家で消費するエネルギーをまかなうことができます。 これがZEHです。
このエネルギーは建物に使うエネルギーのみなので
暖房エネルギー
冷房エネルギー
換気エネルギー
給湯エネルギー
照明エネルギー です。
それらの消費量より 太陽光発電などの発電量が多ければZEHですね。 ZEHをクリアーするには少々断熱基準をよくする必要もあります。

次に テレビや料理、洗濯など通常消費されるエネルギーまで含めて 太陽光発電でまかなえれば REAL ZEH等と言うこともあります。

さらに上位の概念として 建築をする時や 建物を解体するときまで含めたエネルギーまで 太陽光発電でまかなえれば LCCMです。 これはすごいことですね。

しかし、この基準は エネルギーのことだけしか考慮していません。

当社のLCCM住宅でシミュレーションしてみました。

当社の住宅はUA=0.26ですので 一次消費エネルギーはこんな感じです。

暖房エネルギーが15528kWh 合計の設計一次エネルギーが50416kWhとかなりの省エネです。太陽光発電は8.88kW乗せていてもちろんZEH LCCMともクリアーになります。当社の性能ですから当たり前ですね。(笑)

この住宅が 多くの建築会社が目指している28年基準の省エネ性能だとすると一次エネルギーはこんな感じです。太陽光発電はそのままです。

暖房エネルギーは倍以上の35631kWh 設計一次エネルギーは66621kWhです。 断熱が悪いのでZEH基準にはなりませんがエネルギーだけですとZEHクリアーですね。LCCMももちろんだめです。

それではこのあまり良くない性能の住宅に後2kW位の太陽光を追加したらどうでしょうか?

勿論住宅の性能を良くした訳では無く太陽光発電を付け足しただけですから エネルギーは変わりません。

寒い家で暖房エネルギーも使います。

し・か・し!!

LCCM]を計算してみると

LCCM適合です。

わずか2kWの太陽光発電を足しただけで。(笑)

ベースは省エネ基準ぎりぎりのレベルの低い住宅。

私が計算したところ 現在建てられている住宅でしたら 10kWの太陽光発電を乗せれば だいたい楽にLCCMとなります。

長期優良住宅の耐久性が必要ですが。。。。
長期優良住宅の認定も取らずにLCCMといっている会社があるならとても怪しいですね。

前に説明したように LCCMには住宅の断熱性能などは全く関係ないことが解ります。

太陽光発電さえたくさん乗せれば良いという規格なのです。

LCCMだからすごい住宅と宣伝していたら きちんとUA値や C値を確認しましょう

太陽光発電は後でも乗せられますが UA値やC値は後で改善することはとても難しいです。

ですから住宅づくりでまず大事なのが 直せない躯体の性能を良くしておくことなのです。太陽光発電の量ではありません

LCCMかどうか以前に 躯体の性能を良くすることが必要なのです。

それではどのくらいのUA値にする必要があるのでしょうか?

私の経験では HEAT20の推奨するG2レベル以上が最低レベルです。

このレベルにすると輻射面温度も安定して体感温度が違います。そのほかにも理由がありますがここでは割愛します。

その性能をきちんと担保するには c=0.5c㎡/㎡以下の性能が必要でしょう

太陽光発電で光熱費が安くても住み心地の悪い家ではだめですね。(笑)

皆さん 家づくりは まず「躯体の性能向上」 これを心がけてくださいね。

お知らせ,メディア掲載・受賞,環境・エネルギー

昨日 日本エコハウス大賞の発表が行われました。

http://builders-ecohouse.jp/news/%E7%AC%AC4%E5%9B%9E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%A4%A7%E8%B3%9E%e3%80%80%E4%B8%80%E6%AC%A1%E5%AF%A9%E6%9F%BB-%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AE%E3%81%8A/

当社にとっては初めての挑戦です。

この賞は、エコハウスのデザインを競う日本でもっとも大きなコンテストです。

エコな住宅でデザインメインのコンテストです。

過去の受賞者を見ても 設計士さんが作ったかっこいい建物ばかりが受賞しています。当社が出してもという気がありました。
何しろ設計士さんたちは本当に細部まで作り込んできていて 価格は1.5倍から2倍もするような作品ばかりだからです。
地方の工務店たちもこの賞を狙い 設計士さんと組み 自社の宣伝となる作品を作り込んできます。

プレゼン資料などもしっかりしていてすごいです。
何枚にも渡り皆さん資料を出してきます。(笑)

当社は忙しさもあって 1日くらいしかかけずに作ったとりあえず応募できる資料での勝負となったしまいました。

今までも、いろいろな人に「応募してみれば」といってもらっていたので、とりあえず出さなくちゃと思いおそるおそる出してみました。

昨年 今年にかけて作られたお家で選ばなくてはなりません。
みな、良いお家で見所がおのおのあります。

どれを出しても恥ずかしくないのですが、小屋裏エアコンが完成に近づいているのでそのできばえを披露しようと最新物件のY様邸にしました。
小屋裏エアコンは皆さんに実験に協力してもらいながら数年かけてここまで来たというのにたどり着きました。
その成果の発表です。

昨日が結果発表とは知らずにいましたが イタリアのベネチアに着いたときに
「高橋さん 賞おめでとう」と仲間に声をかけられたので何のことか解らずいました。

なんと 東京大学の前(まえ)真之先生が 当社の作品を推してくださり 審査員特別賞になったのです。
大賞は逃しましたが ある意味 私にとっては最高の賞です。

審査員は 伊礼先生をはじめとするデザイン専門の先生ばかり
そこで 高断熱住宅の最高の先生である 前先生が当社の作品に目をとめ審査員特別賞をくださったのです。

デザインでは一流の建築家さんたちに及びも付かないのが解っていましたが、温熱の工夫だけでは負けないと思っていました。

ある意味それが証明されたのです。

私にとっては最高の賞をいただけました。 本当にありがたい!!

ご協力頂いた皆様

本当にありがとうございます。

お施主さんのYさんありがとうございます。

今まで当社で建ててくれたお客さんがいてくれたからこそ取れました。
本当にありがとうございます。

海外住宅事情,環境・エネルギー

オーストリアの建築家 カウフマンさんの話を聞きに品川に行ってきました。

1時間早く着いたので 三菱重工のショールームで ロケットとかガスタービンの展示を見ていたら 気がつくと開始5分前。

セミナーでは一番前の席を陣取り他の人の2倍聞いて帰ろうというのがいつもの私。

数百人入って後ろの法までぎっしり。半分あきらめていたけど一番前まで言ってみると なんと!あいていました。

一番前だけあいているという。何ともラッキー。今日も2倍聞かせて頂きました。

環境に良いのはやはり木で造った家。

なるべく他の素材を使わないで作る。

オーストリアでも一時期は 木材離れしていたのですが,今は木に戻ってきているそうです。

木造ルネサンスといっていました。

日本は世界でもたぐいまれな木造の技術があります。それを大切にがんばって欲しいというメッセージもありました。

そういえば日本でも 外壁に木を貼ったり 木質構造を現しにしたりする建築が増えてきましたね。

良い傾向です。

木は、使った後も自然に帰ります。そしてまた木として再生されます。

本当の再生可能建材なのです。

ですから 塗装などにも気を遣う必要があります。 自然計の塗料で塗れば 塗料と木も自然に帰ります。

でもビニル系の塗料ではなかなか自然に帰ることができません。

ですから 輪染みができるからとカウンターなどにはウレタン塗料を塗る場合が多いですが それはよくなさそうですね。

今後は自然系の塗料を使って行きたいと思います。

カウフマンさんの話でとても感動したのは 木造住宅が町を救った話です。

当社のある小鹿野町も人口減、産業が無いなど苦しくなっています。

カウフマンさんのふるさともオーストリアのアルプスの麓の小さな町だそうです。

林業ぐらいしか特別な産業はありません。

ですが カウフマンさん設計で庁舎を木造のパッシブハウスで作り いろいろな施設も地元の木を使って建築したり

住宅もすてきな木造住宅にしたりしていました。(実は8年前オーストリアに見に行きました)

そうしたら、町でお金が回るわけですから 木材関係の産業が活気づいたり 建築産業も発展して どんどん町が活性化されていったそうです。

今小鹿野町では庁舎建築の話があるのですが 町で審議している人も所詮素人の集まり。

コンサルも他人事の様な案しか出さない。熱心な議論が無い。表面的なことだけ。 心が困っていない感じです。

とてもその様な話は出てきていなそうです。見習って欲しいですね。

木の建築で 町が復活する。 その様な志のある政策を小鹿野町もやってもらいたいですね。

 

セミナー後の懇親会ではぐっと人数が減って50名くらいだったでしょうか?

見慣れた顔ぶればっかりです。

日本中から集まっています。

皆さん忙しいはずなのに(笑)

こういうときには 必ずいる。(笑)

私もですね。。。。

断熱・気密,環境・エネルギー

LCCMにするにはどのくらいのスペックにすれば良いのでしょうか?

まずは 建築時にエネルギーを使わない建材を使うことが重要です。

製造エネルギーをたくさん使う建材を使わないことが重要です。製造時のエネルギーが酪酸必要なのは アルミ、鉄とかコンクリートなどありますね。

ですから鉄骨系の住宅や鉄筋コンクリートの住宅ではいけません。 木造が一番適しています。

外壁や屋根などは特に修理が必要な部分ですからできるだけ直さなくて済む材料の選定が必要ですね。

当社で標準にしているヘーベルパワーボードは長持ちする外壁の一つです。

水道管なども更新が容易にできる設計が必要ですね。水道管一つ直すのに 床を剥いだり コンクリートを打ち直したりするのではとても無駄です。

建築時の配慮がとても重要です。

 

二つ目に 生活するのに必要なエネルギーが少なくなければいけません。これはZEHの話と同じです。

断熱をしっかりして冷暖房費を押さえたり 高効率のエアコンや給湯器などの設備機器を設置することが重要です。

断熱性はZEH以上の性能が求められます。5地域だとUA=0.4W/(㎡・k)位必要になると思います。

もちろん当社は余裕でクリアーできていますのでご安心ください。

 

3つめはやはり太陽光発電を大きくする必要があります。

だいたいのレベルで言うと ZEH に4kW位をプラスするレベルと言われています。

テレビや冷蔵庫、洗濯機などの生活のエネルギー分がプラス2kW

建築時のエネルギーを減らしていくのに必要なのが2kWです。

併せて4kW位です。

ZEHに必要なのがおおよそ5kW位ですから9kW位は必要と言うことになりますね。

10kW以上の太陽光発電で全量買い取りのものは、あくまでも売電目的なので、住宅のエネルギーを減らすために設置したとは言えません。

LCCMの計算には使えませんので注意が必要です。

 

4つめは高効率の設備ですね。

エアコンや給湯器などもできるだけ高性能なものを選びましょう。

給湯器は潜熱回収型の機器やエコキュートなどになりますね。

給湯エネルギーを減らすためには 浴槽のお湯がすぐに冷めないことも必要です。

高断熱の浴槽を選定してください。

節水のシャワー 節水のキッチンの水栓 洗面の水栓も必要です。

トイレも節水型のものを選びましょう。最近の良い便器は5L以下で流せるものが多いですから

この辺は簡単にクリアーできますね。

配管方法もヘッダー配管で先の配管が13A以下の細いものにするとお湯を出す際に無駄になる量が少ないのでおすすめです。

 

計算はしていませんが 今までの当社の建物でもLCCMになっていた建物がたくさんありそうです。

時間が取れたら計算してみたいと思います。