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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:日記・想い

パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

冬のパッシブハウスオープンウィークスが 毎年全国で開催されています。
当社でも2月に行い70名以上の方にお越しいただきました。

「冬暖かいのはわかったけど夏はどうなの?」

皆さんそう思いますよね。

そこで 今年は夏にもやってみようと言うことになりました。
パッシブハウスオープンウィークス

実際に、パッシブハウスレベルの住宅は冬はとても快適ですが、夏は難しいのです。

パッシブハウスを見当されている方に、夏を見ていただき、本当に快適かどうかを見比べていただきたいと思っています。

当社では 2024/8/3(土) 上里パッシブハウス 上里町嘉美
平屋のパッシブハウスプレミアム認定取得積み

2024/8/11(日)寄居パッシブハウス 寄居町桜沢
2階建て(半平屋2F屋根下に子供室)パッシブハウスプラス申請中

を公開します。

駐車場が狭いため予約制にいたします。

ご覧になりたい方は予約フォームからご予約をお願いします。

予約フォーム

https://forms.gle/wTjBG5pnZVDskxQA8

建物の詳しい内容は後日ブログに載せたいと思います。

一般の方優先です。(無料)
業者様は有料(1万円/1人)です。
PHJ会員は無料です。

皆さんぜひお越しください。お待ちしております。

日記・想い,設備・空調

近畿大学の東京センターで HEAT20のイベントが行われました。

ONLINEセミナーで、東京から全国へ配信です。

私も呼ばれ参加してきました。

建築業界の人なら知らない人はいないと思われる、先生方
この先生方とご一緒できるなんて光栄です。

様々な報告を生で聞くことができてとても勉強になりました。

私はこちら側。
こちら側もすごい面々です。

今回のお題は 「改めて考えるHEAT20水準の住宅と 空調システム・暮らし方」。

私が考える 高性能住宅 G3 パッシブハウスレベルの建物の空調設備について発表させていただきました。
高性能な外皮性能を持つ住宅になると設備の使い方も大きく変わってきます。
既存の考え方はなじまなくなります。

私の考え方の中心をお伝えする最初のプレゼンシートです。

将来、ホームオーナーさんの負担になるような、過剰な設備 高価な設備、複雑な設備はいらないと考えています。

当社は家の性能、エアコンの仕組みで 解決します。
家電量販店でも手に入る機器のみで構成することにより、万が一壊れたときの修理も簡単です。
買い換えとなったときも、簡単です。

高価な全館空調システムだと、何十万円以上かかります。
300万くらいかかったという話も聞きます。

まどりの変更時もパッケージ化された全館空調システムだと変更は難しいですね。
当社の仕組みなら臨機応変に対応可能です。

その辺が評価され、今回のセミナーに呼ばれ登壇させて貰ったのだと思います。

皆さんご存じないかも知れませんが、エアコンは、一般的な家庭用の壁に付けるものが一番性能が高いです。
普段、家電量販店に売られているものですね。
普通のエアコンが一番売れますからメーカーもここに力を注ぎます。
そのエアコンは性能も高いし、数も出るので値段も安いです。
壊れても取り替えやすい。
良いことづくめです。
これを使わない手はありません。

それではなぜハウスメーカーは独自の全館空調システムを使うのでしょうか?
それはあまりご存じない一般のお客様をだましやすいからです。
すごそうに見えますよね。
実は全くたいしたことないですよ。
そして将来壊れたときにはすごく利益も出せます。
特殊な設備なので他社に修理を依頼できませんからお客様は住宅会社の言いなりとなります。修理せざる追えませんから、200万かかると言われれば200万払わざる追えませんよね。
修理費が払えないので、修理できずに、その全館空調システムは壊れたままにして、普通のエアコンを壁に付けざる追えない方も多いようですね。

建物はできるだけシンプルに。
直さなくてはならないところをできるだけ作らない。
修理費がかからないように計画する
汎用品で構成する

大切なことですね。


日記・想い,設計 デザイン

夜の見学会を行いました。

夜開催した理由は照明の計画の重要性を知ってもらうためです。

照明はただ明るくして夜に生活をしやすくするだけではありません。

日中働いて、疲れた体を癒やす睡眠に誘う効果も期待されています。

明るすぎはNG

欧米に比べて日本の照明はとても明るいと言われています。
海外旅行に聞くとホテルでの暗さにびっくりすることもありますね。
一般のおうちでも日本よりもずっと暗めなようです。
明るすぎると、体が日中と勘違いしてしまうようです。
暗い方が体が休もうというモードに入るそうですね。

照明の色に注意

照明の色にも注意が必要です。

皆さんも照明の色の違いは普段から目にされているのでご存じだと思います。
オレンジ色っぽい電球色 青白っぽい昼光色

出店元:パナソニックホームページhttps://panasonic.jp/life/housework/100038.html

電球色はくつろぎの色 昼光色は日中のような明るい色です。
詳しくはパナソニックさんのホームページをご覧ください。

年をとってくるとものが見えにくくなるのでどうしても白っぽい色の光を好みとても明るくしがります。
ですがこれでは体が日中と勘違いしてしまいゆっくり休もうというモードになりにくいですね。

当社ではくつろぐ空間は電球色をおすすめしたいます。
外でも夕方はオレンジ色っぽい感じになりますね。
「夕方ですよ!これから夜ですよ!」体にお知らせしてあげましょう。

光を一カ所にまとめない

以前の照明と言えばリビングでも部屋の中央に大きな照明がどーんとある感じでした。
それは空に太陽があるようなもの。
「まだ明るいから働けるのでは無い?」みたいな感じ。

それではダメですね。
照明は分散させて全体を照らすような明かりにしましょう。
空間がまあまあ明るい。夕暮れ時のそんな明るさが良いですね。
「一日が終わった。!!これからおうちでゆっくり休もう!!」
そんな思いにさせてくれるぼやっとした明るさが良いですね。

光の位置は低めで

これは当社も実践が難しいところです。
明るさのバランスをできるだけ下げた方が良いと言われています。
でも下に下げただけで明るすぎたらダメですね。
それはおかしくなってしまいます。
寝室では可能でもリビングでは難しいでしょうか?

夜の見学会での感想

住む人にゆっくりくつろいで貰いたい。
家で、きちんと休み疲れをとり、毎日元気で生活してほしい。
そのような配慮を考えて当社の照明計画をしています。

見学会にいらしていただいた方に感想を伺いました。多かったご意見です。

・最初は暗めだなと感じましたが、すぐに全く問題ない明るさだと思いました。

・すごくくつろげる照明!

・眠くなってきた。

・雰囲気がとても良い。

落ち着いた雰囲気でとても高級な感じがした。と言うご意見も。

皆さん実践してみてください!!

追伸

勉強するところ、新聞を読むところ、キッチンなどの作業するところには、別の方法できちんと明るさの確保も忘れずに!!



日記・想い

見学会をして気がつきました。

今回の見学会では、現在他社で打合せ中、他社で建築中のかたも見学いただいてます。

そのような方々にも内容をご説明させていただいておりますが、あまり性能のことをご存じない方も多いと感じましたし、随分勘違いされている.もしくは住宅会社に洗脳されているのだなと思いました。

「この家ZEHですか?」

ちょっと思いがけない質問でちょっと戸惑いました。
当社のことを全くご存じないのだろうな?とは思います。
でも、この質問の仕方は、ZEHがすごいと勘違いしている?と言う可能性があります。

ZEHは全くすごくありません。最低限の性能です。
さすがにここ2,3年は、太陽光発電が当たり前ですから、ZEHにならない家があるのか?ZEHを作れない住宅会社があるのか?と疑問思うレベルになってきました。
断熱レベルでもZEHはちょっと時代遅れレベルです。それで満足している。もしくは大丈夫だと思わされているとしたらとても気の毒です。

「性能高いというと長期優良住宅ですか?」

お話を聞いていると長期優良住宅をとてっも難易度の高いものと勘違いしているのがわかりました。
長期優良住宅も最低限のレベルを基準化しただけ。
特に大変な技術やノウハウは必要ありません。
長期優良住宅は誰もが当たり前に作ります。
ですが、一部のローコストビルダーさんの中にはわかっていても品質を落としているところもあります。
確信犯ですね。
そういったところは、「長期優良住宅は作れるけど認定はとらない」と言い訳する見たいです。
自分のおうちを最低限のレベル確保するためには認定はしておいたほうが良いと思います。
住宅会社にだまされないようにしてくださいね。
長期優良住宅の認定は耐震性能などきちんとしているかの技術的審査もあります。
建築確認では耐震等級3とかはわからないですから、長期優良住宅の認定などで審査して貰っておくと良いですね。

長期優良住宅は最低限のレベル。その認定をとらないという言うのはちょっと考えられないですね。
大丈夫?ちょっと疑っちゃいますね。

現場見学会で説明しなくちゃかな?

実は今回の当社の住宅がパッシブハウスレベルの性能と言うことを見学会では一言も言っていません。
これだけ情報が多い時代。
家を建てようと思って調べればパッシブハウスという言葉はすぐ出てくるはず。
本当に良い家を考えるならパッシブハウスを調べているはずだと思ってました。

ですが知っている人はいないのかも知れません。
パッシブハウスの認定状がいっぺんに4つ
こんなの日本で見たことありますか?

これがすごいことだとわかってくれる人が多くなると良いですね。

最低限の断熱性能は?

等級7と言いたいところですが等級6と言うことにしておきたいと思います。
イレギュラーなこともありますので。
本当は全棟 パッシブハウスもしくはG3と言いたいところですけど、現状ではやむを得ないですね。

家を建てる皆さん 最低等級6にしてくださいね。もちろん太陽光発電付きで。
可能ならパッシブハウス。

まだ家づくりを見当し始めたばかりで性能についてあまりご存じない人のために、ブログにしておきました。


日記・想い

昨日は見学会初日。
今回も、ほとんど宣伝しませんでした。
仕事増やしてもやりきれないので。(笑)

本当に当社のことを理解してくださる人の仕事を一生懸命やりたいと考えています。
そのため、宣伝はしないのです。
お友達や、ご親戚などからのご紹介や、知り合いから話を聞いた。
ほとんどそんな方のお仕事をしています。

だから当社のお客様はいい人ばかり。
本当にいい人ばかりです。
数年に一度くらい手強い人もいますけど。

今回も大勢の方が来てくださっています。
30組以上。ありがたいですね。
今回もお知り合いから聞いたという人が何人も来てくださいました。
いい人のお友達はいい人なんだと言うことを再確認。(笑)
話が弾みます。

それと、他社で計画中、建築中という方も多数いらっしゃいました。
別に当社の内容を隠していませんから、見に来ていただけるのはとてもありがたいです。
当社の建物を見て、良かったところが少しでもあれば、お持ち帰りいただき、ご自分のおうちの計画に生かしていただけると良いですね。
すでに作ってしまった人でとても後悔されている方もいらっしゃいました。
「髙橋建築を知っていれば絶対に建てたのに!」
そう言っていただけるととてもうれしいですけどちょっと複雑な気持ちですね。
当社の宣伝不足?ちょっと申し訳ないですね。

ロフトのクロスがお子様に大人気

こういったキャラクターのクロス人気がありますね。
雰囲気が一気に楽しくなります。

ロフトに木の天井もちょっと贅沢ですね。
在庫品を使っていただきました。(笑)

子供室のロフトも人気の空間ですね。

小さなお子さんも上り下りしてました。楽しそうです。

今回久しぶりの夜の見学会。

夜の見学会は2組 3人のみ。
とても勉強になったと言っていただきましたけど、あまり人数が集まらず、
これはちょっと期待外れでした。
当社で今現在計画中のお客様に見ていただけると、照明の計画が上手くいくと思うのですけど。
本日も夜9時まで開催しておりますので、特に当社で計画中の皆さんに見てほしいです。
お待ちしております。

日記・想い

2024/6/29(土) 6/30(日)の2日間 完成現場見学会を行います。
時間は9時~21時 
当社事務所のお隣です。
お隣と言うこともあり 夜まで開催です。
照明の雰囲気を味わって、夜のくつろぎ感を確かめてみてもらえればと思いました。
久しぶりの昼間・夜間 連続の開催です。

今回の住宅は パッシブハウス基準ダブル認定を目指しております。

現在パッシブハウス認定は 以前からある本家本元の パッシブハウス研究所の パッシブハウス認定と
アメリカパッシブハウス研究所の パッシブハウス認定の二つがあります。

私は両方の免許を取得しております。国内では両方とるのは珍しそうです。
超高性能住宅のお墨付きを2つ取得。
1つで十分ですが、両方の認定の比較をして見たいと言う私の趣味みたいなものです。

木の外壁とALC

外装は 杉の赤身にキシラデコール塗装とALCの外壁です。
どちらもとても長持ちする仕様ですね。
ALCはヘーベル・パワーボード。ヘーベルハウスと同じ素材です。
軽量気泡コンクリートという素材で、20~30年ごとに塗装を繰り返すことで、とても長持ちする外壁です。
素材自体はあまり痛まないので、メンテナンスし直せばほぼ新品同様となります。
当社では長く使っていますが、20年以上経った他のハウスメーカーの住宅と比べると、当社でALCを使った住宅が圧倒的にしっかりして見えます。20年後、30年後がどうなるかが重要だと思っています。



木の外壁に関しては、あまりご存じない方は「長持ちしない。」「メンテナンスが大変。」と勘違いしがちです。
それはとても古い建物や仮に建てたような粗末な建物を見ていることが原因ではにでしょうか?
100年、200年経っている住宅や倉庫などを見て、木の外壁は痛みやすいと思っていませんか?
よく考えて下さい。その建物はすでに100年経っているのですよ。
すごいじゃ無いですか。
100年持つなんて。(笑)
今の住宅に主流で貼られている”窯業系のサイディング”はどのくらい持つと思いますか?
20年くらいでボロボロなのも多いですね。
数年ままでは綺麗だったのに、とてもみすぼらしい感じになった。そのようなおうちが周りに多くないですか?
10年、20年で大変痛んで見えます。
木のような本物の素材は、古くなっても経年劣化で味わいが出てきます。それほどみすぼらしい感じにはなりませんね。
そして痛んだところは部分的に補修も容易です。
デザイン性のある窯業系サイディングはモデルチェンジなどで数年で同じものがなくなり、部分的な補修も難しくなります。

建物概要

今回の建物は、建物は少し大きめです。37.7坪くらいでゆとりがあります。

太陽光発電10kW以上 蓄電池10kWh以上

許容応力度計算耐震等級3

UA=0.22

C=0.2以下

認定長期優良住宅

太陽光発電付きのパッシブハウスですから ZEH LCCMは余裕クリアー

大手ハウスメーカーの皆さんも勉強のため視察に来たり、する内容の住宅です。
長持ちする高性能住宅をローコストで。と言ういうが当社の目標です。

ビルトインガレージが便利

それにビルトインガレージが付いています。

濡れないで、おうちに入れるのは、とても良いですね。
お買い物や、お子さんの送り迎えなどにとても便利です。

広々玄関ホールが気持ちいい。

今回、ご主人様のご要望の一つが、広い玄関ホールでした。
玄関は住宅の顔ですね。
おうちに来るお客様は、玄関で帰る人がほとんどです。
玄関でそのおうちの評価をしていきます。
来たお客様が気持ちよく感じてほしい。
そして素敵な住まいだなと感じてほしい。
スペースを無駄に感じる方も多いとは思いますが、他にはあまり無いレベルの気持ち胃の良い玄関を計画してみました。

家族が使いやすい位置に洗面コーナー

おうちに入って"手洗い・うがい”が日常になってきました。
玄関を入って使い安い場所にあると良いですね。
玄関から見て、あえて存在感を少し残しています。
洗面台を綺麗に使うのは難しいですね。
歯ブラシ、化粧品などたくさんのものが使われます。
上手く隠すのも大切ですね。
玄関から見た広々感と、洗面を見えにくくすることの両立を考えました。
カウンター上においてあるものを見えにくくしています。サイドの腰壁の高さが絶妙ですね。
そして3面鏡は便利ですね。カガミの裏が収納になっています。
ですが、ちょっとダサい。
どうしたら素敵に収まるかを考えました。既製品の3面鏡に見えない納まりでしょう。
素敵ですね。

カウンターは在庫のウォルナットを使わせていただきました。
洗面ボールも在庫品。
当社の倉庫片付けにご協力いただきありがとうございます。(笑)

LDKに入ると圧倒する広々空間

玄関ホールは広々空間ですから、広い玄関ホールからLDKに入ったときに狭く感じてしまったら残念ですね
入った瞬間に視線がどのように移動するかを考えなくてはなりません。
できるだけ広々した空間に見せたいですね。

LDKはキッチンの脇を通ります。
カウンター上の雑多のものはあまり見せたくないですね。

まずはこのように見えます。すっきり上手くまとまっていますね。
ウォルナットのフローリングとキッチンやフローリングの色合いが落ち着いて素敵ですね。
そして視線を右に移していくと広々空間です。

斜めに奥行きを感じる距離をとってあります。
そして視線の先の壁をカウンターからの間接照明で明るくし、さらに奥行き感をアップ
さらに視線を移すと、外の景色が伸びやかに広がります。
いかがでしょうか?
実物を見たくなりませんか?

そしてさらに前に進むと大きな吹き抜け空間が目に入ります。

吹き抜け天井は明るめの木にしてみました。
一年を通して吹抜の大きな窓のおかげでとても明るいですね。

どんなテーブル・ソファーが入るのでしょうね。家具選びも楽しみの一つですね。

写真右側はステディーコーナーです。
写真忘れました。(笑)

素敵なキッチンはセミオーダー

キッチンはこだわりたいところの一つですね。
それぞれの人が思い描くキッチンがあると思います。

思いを全て実現しようとするとオーダーキッチンにせざる追えませんね。
でも、コストがかかる。

コストをかけずにできないか?
今回それにチャレンジしてみました。

メーカーの便利機能+お客様こだわりの機能。使いやすさ。

キッチンはアイランドですがオープンな感じを保ちつつ手元を隠します。
そして、リビング周りで使う細かなものを収納できたり飾りも置けるカウンターや棚も付いてます。
リビング側から使える収納がとても便利そうですね。
アイランドですからキッチンの周りが回れます。
右からも左からも回れるとても便利なキッチンです。

間接照明も素敵ですね。

キッチン本体はI型のキッチンです。その背面に奥行き550のカウンターです。
サイドには食品のストック棚もあります。扉を開けると一面収納です。

収納量バツグンですね。
BOSCHの600mm食器洗い機も付いています。
ゼオライト乾燥で蒸気も出ません。高気密高断熱住宅にうってつけです。

背面カウンター上には 手の届きやすい位置にフラップアップの吊り戸棚。
奥様は身長が小さめなのですがこの高さなら使ってもらえそうです。

キッチン天板は普通よりも奥行きを20cm以上広げてあります。

そうすることでざるやボールなども置けますね。細かな調理道具もたくさんあります。計量カップ、秤。スライサーいろいろありますね。料理中に出したり片付けたりも大変です。
そして料理が終わった後も全て綺麗に、棚に戻すのも大変ですね。
明日もすぐに使うものなら、カウンタートップにおいておきたい気分にもなりますね。

シンクはシゲル工業のスッテップシンクです。

まな板。水切り。かごなどが高さを変えておくことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=mGt2WCb4hqk&t=1s
とても便利そうですね。

2階吹抜 廊下

とても解放的ですね。
明るめのフローリング。天井材と 濃いグレーの手すりのコントラストがかっこいいですね。

そのほか見所たくさん

ロフトや ご主人の書斎
寝室や明るい子供部屋
小屋裏収納。
玄関収納
ファミリークローゼット
ランドリースペース
畳コーナー

盛りだくさんですね。

見学会場所 日時

場所は当社事務所の近くです。
当社に来ていただければ見えます。
https://maps.app.goo.gl/Nxm7N9XiTtX5s19B9https://maps.app.goo.gl/Nxm7N9XiTtX5s19B9

時日時は6/29(土)6/30(日)です。
時間は何時でも大丈夫。基本的には9時~21時の予定です。

将来、家を建ててみたいと思う方 是非参考に見に来て見てください。
当社は、ほぼ営業しません。電話での後追い等しませんので安心です。
(しつこい住宅会社にはうんざりですよね。その手間もコストなのに残念ですね。)
営業レスでコストダウンを目指しております。

また、すでに建ててしまった方の、自宅との比較も大歓迎
当社のオーナ様も遊びに来てください。
自宅の良かったところなども教えてくださいね。
新しいお客様に見ていただくのも大切ですが、オーナー様との会話も楽しいです。
お待ちしております。(笑)

今回は 予約無しで開催します。ご自由にお越しください。
詳しいお話がしたい方は事前にご連絡いただければ、できるだけ特別な時間を設け対応させていただきます。

どうしても日程が合わない方はご相談ください。
当社のお隣ですので、随時対応できます。夜でもOKですよ。
ご連絡お待ちしております
(Email)info@ta-k.jp

お問い合わせURL https://ta-k.jp/contact/

日記・想い

一度アップしましたがメーカーからクレーム入ったりちょっと炎上したので取り下げていました。少し訂正し、直しましたが炎上怖いので、シェアはお控えください。(笑)
たいしたこと書いてないのですけど。
でも、様々な方から間違えていない。
良く書いてくれた。ありがたい。などメールいただきました。
現在の高断熱住宅を牽引する研究者さんや、住宅生産者の皆さんです。
見たいというリクエストが多く寄せられたので、差し支えない範囲に絞って再公開することにしました。
こういうことをご承知の実務者さんには解りきっていることばかりの内容ですが、この言い回しはまずいとかありましたら、教えてください。直します。

様々な全館空調がありますね。
それらの全館空調がどんな仕組みでどのような感じなのか考えたいと思います。

全館空調比較、メーカーに直接聞く

全館空調がブームになり、どのような仕組みが良いのか、どのメーカーのシステムが本当に良いのか?
おうちを建てたい皆さんお悩みだと思います。
我々工務店もその内容の違いなど把握して設計に生かしてきました。
そのため、工務店の全国組織であるJBNで勉強会をしようと言うことになりました。
JBNのなかの環境委員会というオタクの集まりで企画することになりました。

東京に30名集まりZOOMで150名ほど。メーカーはこちらで選ばせて貰いました。

特徴あるメーカーを選定

たくさんのメーカーがありますが、全ての話を聞くのは大変です。
特徴があるとか、メジャーだったりするところに絞りました。

我々が選んだメーカーは 

OMソーラー
ひのきや
キムラ
ダイキン
ゼンダー
ユカコ

です。
それぞれについて説明を聞きましたので私の感想付き解説です。
メーカーの皆さんには感謝です。


私の理解の範囲の 私個人的な意見なので、皆さんで判断くださいね。
私なりの解釈なので、間違えていたら教えてください。都度訂正させていただきます。

**********************************
申し訳ございません。一部の参加メーカーさんから、ご意見をいただきました。
メーカーさんに都合の悪いことを書いてしまい申し訳ございませんでした。
内容を差し障りのない範囲にしていただきます。

OMソーラー

最初に発表くださったのがOMソーラーさんです。
OMさんは屋根で日射熱を集熱しその熱を床下に送り暖房を手助けする仕組みが有名ですね。
そのOMさんがさらにシステムアップして作ったのがOMXです。
https://product.omsolar.jp/lineup/omx.php

出展 OMソーラーホームページ https://product.omsolar.jp/lineup/omx.php

できることをいろいろ取り込み頑張っているシステムです。
屋根で集熱そしてその熱を床下に送り暖房利用
太陽光パネルも有ります。熱交換換気システムも入り、冷房もできます。
さらにヒートポンプの排熱でお湯もわかすというすごさ。

思いつくことを全てビルトインした感じですね。
実物も見て体感したことがあります。

かなりのお値段がしそうですね。

将来、壊れたときは大変そう。私は汎用品を使い回すのが好きなので少し心配です。
空気集熱面も発電も、どっちみち太陽の出ているときだけなので、十分発電出来れば、太陽光パネルの電力で、エアコン動かし、エコキュート動かすので十分かとおもいました。

私は10kWの太陽光発電システムを200万円くらいで買い、それにエコキュート エアコンの方が、安くてすむし、リスク管理の面でも良いかなと感じました。

そしてさらに、全館空調システムとしてパッシブエアコンが紹介されました。
https://passivaircon.com/?dgm_bcn_cdc=tSWXyWvosEJAdMoS7vHg05PevH47OOtCQXYdNmLk

出展OMソーラーホームページhttps://passivaircon.com/?dgm_bcn_cdc=tSWXyWvosEJAdMoS7vHg05PevH47OOtCQXYdNmLk

エアコンを小屋裏に設置して、各部屋や床下に暖房を送るシステムです。
OMXみたいに複雑ではなく冷暖房に特化しています。
床下に空気を送ることで足下を暖めます。
床下が広いチャンバー代わりになるので、1Fの様々なところに暖気を分配しようとしています。
小屋裏から床下や1Fを暖めることのできる大量の空気を送るのが特徴のようです。
小屋裏エアコンと床下エアコンの2台のエアコンにした方が、エアコンも汎用品が使えますし、故障のリスクも分散できるので単純なのが好きな私は一般的な小屋裏エアコン、床下エアコンで十分かもと思いました。
でも、エアコン1台で家中に大きな風量で冷暖房できるので、1台でムラの無い空間を作るには良いかも知れないと思いました。
足下も温かいですし。

キムラ エアボレー

次はキムラさんのエアボレーです。
このシステムも実物を体感したことがあります。

https://arumik-skog.com/airvolley/


出展 キムラホームページhttps://arumik-skog.com/airvolley/

単純に床下エアコン専用機を床付近に配置しています。
そして床下に冷暖房の空気を送り2階には、ダクトで送ります。

十分な断熱性能があれば快適になると思いますが、冷房も床下利用というのが、難しそうです。
床が冷たく不快になりそう。床下で結露を起こすリスクがありそうだと思いました。
環境委員会のメンバーからも、そのあたりのを懸念する質問が出ていました。
メーカさんの説明では全く大丈夫だし、これまで事故も起きていないとのことです。安心しました。

紹介されたシステムの中では単純なのは良いと思いました。コストも安そうです。

桧家 Z空調

テレビでもCMをしているZ空調です。

https://www.z-kucho.jp/

ご存じの方も多いと思います。

出展 Z空調ホームページhttps://www.z-kucho.jp/

エアコンを中央に配置し、熱をダクトで分配しています。エンジンはダイキンのアメニティーエアコンです。
https://www.ac.daikin.co.jp/sumai/aircon/housing/built_in

それを各階の建物中央におき空気をダクトで送るしくみです。
桧家さんの担当は特許と言ってましたが、この仕組みは誰もが昔から考えやっていたことなのでどこが特許なのか?ちょっと解りませんでした。ホームページでは吹き出し口の仕組みが特許と書いてあります。??
特許に触れると怖いのでどこが特許か知りたいですね。

床下に「すみか」のような熱交換換気扇を置いてますね。これをエアコンに入れているかは解りません。

中央に配置し、ダクトを短くすると言うことを説明していましたが一般的なことですし、SAをエアコンに入れることも皆さん良くやることですね。
熱交換した空気をエアコンに入れても熱交換された後ですから換気システムの性能が高ければそれほど効率に影響するとも考えられません。外皮性能の方が影響すると思います。
多くの空気は建物中央から循環風量として再加熱されます。循環風量が多いことは効率が上がり、温度ムラも少なくなりますので良いことかも知れません。

良いと感じたところとは、エアコン自体はダイキンの汎用機の異形版ですから信頼性はありますし、交換などもしやすいでしょう。

桧家さんのシステムはダイキンのアメニティーエアコンを利用し商品とした感じでしょうか?
説明員のかたがZEH(等級5)レベルの断熱で十分。お客様アンケートでも皆満足していると言っていました。
ZEHレベルの断熱で温度ムラを無くすのはエアコン大きくして風量に頼るのかなと思います。
その辺の考え方はわかりませんでした。

ダイキン サラビア

全館空調ではなく、除湿を目的に作られた機械です。
https://www.ac.daikin.co.jp/kanki_home/saravia

換気システムと小さなエアコンが一体化されている機械です。

出展ダイキンホームページhttps://www.ac.daikin.co.jp/kanki_home/saravia

冷暖房を目的とした機械ではなく 外の空気を綺麗にして、ちょうど良い温湿度にして取り込む機械です。
フィルターで外の空気の汚れを取り、熱交換器である程度の温度まで熱交換します。ここまでが換気システムと同じ機能。
それに小さなエアコンで除湿をします。再熱除湿機能付きなので冷えすぎないようにコントロールもできます。

能力は小さいですが給気冷暖房システムです。
我々が作るパッシブハウスレベルの住宅ならこれで熱がまかなえる可能性があります。

スペックはこんな感じです。
冷房能力800W 暖房能力1000W 除湿能力1.1L/h 換気能力120m3 顕熱交換率81%(暖房)

小型の割にはまあまあです。
小さめなパッシブハウスなら1台ですむかも知れません。

1,2階2台設置なら十分でしょう。
再熱除湿付きの換気システムがあり、1.1L/hですから除湿量も機械的には十分あります。
しかし、これはSA(給気)のみ除湿するものです。室内の発生分は除湿出来ないので注意が必要です。
室内では、人体から、料理から、浴室から、植物からかなりの水分が発生します。それは別途エアコンで除湿せざる追えません。
その場合にはやはり、高断熱のパッシブハウスレベルの住宅では、エアコンの稼働率が下がりますので、きちんと除湿出来るか疑問です。
SAだけで除湿するのではなく、室内の空気も含めて循環風量で除湿出来できれば良いなと思いました。
個人的には、ちょっと残念です。
室内の除湿専用機みたいなのが作ってもらえると良いですね。
アメリカではこんなの売ってます。
https://www.santa-fe-products.com/product/santa-fe-ultra70-dehumidifier/https://www.santa-fe-products.com/product/santa-fe-ultra70-dehumidifier/

ダイキンさんのように 世界で活躍する巨大メーカーが、住宅レベルの空気質にまで目を向けてくれて開発してくれたのはありがたいですね。私たちが望むものまであと少しといった感じです。
今後に期待です。
(アドバイスしてあげたい(笑))

ゼンダー コンフォフォーム

次はまたしても世界企業ゼンダーです。スイス発祥でこの機械はゼンダーチャイナが作っています。

世界で全館空調、換気システムと言えば泣く子も黙る大本命です。

パッシブハウスを数多く作っている田中ホームさんが、日本に良いシステムがないので、自らが日本の総代理店として日本向けに改良し輸入し、販売しています。
https://blauleben.jp/comfohome.php

出店コンフォフォームカタログhttps://blauleben.jp/images/comfohome_pamphlet.pdf

簡単に言うと換気システムとエアコンが合体したシステムです。
妥協がなく良いものを組み合わせて作った機械です。

スペックも高性能住宅にはちょうど良い感じです。
冷暖房能力は、ピークを考えパッシブハウスだと少しゆとりがあります。しかし、パッシブハウスなら通常は弱運転、定格運転になるため、機械は長持ちしそうです。
換気風量も200m3/h50坪の家なら十分そうです。 循環風量600m3 室内を均一で安定した温湿度にできそうです。
エンタルピー熱交換率。少し低めですがパッシブハウス認定用の数値。日本の換気システムでは公称値から12%減でしかPHPPで計算出来ないくらいの信頼性なので、信頼性がある80%はとてもすごいことです。
除湿能力が1.3kg/h これも十分です。循環空気も除湿出来るので室内は快適です。

温湿度データーも公開していましたが、室内のどこでも、どの時期でも温湿度が均一でちょうど良い。
データーを見ても変化がなく「つまらない」レベルです。パッシブハウスジャパンで分析してみたことがあります。
消費電力も少なく、すごい機械です。

欠点は、
・機械が大きいこと。ある程度の場所が必要です。
配管の取り回しも大変です。これは大きな風量を安定的に圧損少なくすることで省エネにするためなのでやむを得ないところです。
・海外製だと言うこと。部品点数は少なく修理しやすく作られています。メンテは修理と言うより部品交換での対応と言うことになります。
電気屋さんなら部品を取り替えるだけなので誰でもできると言うことです。しかし日本のお客様は、すぐ修理の対応になれていますから、どのくらいの時間がかかるか心配です。部品の在庫はあると言っていましたので、逆に早い可能性もあります。
・設計、施工が重要。安定的な風量の確保のための設計やきちんとした施工がより大切です。これまで説明した他のシステムでも同じです。

私の評価としては、私が知る限りでは最高の機械です。
これだけ良くできた機械があるなら、他のシステムはいらないと感じてしまうほどです。
これが主流になれば、とても良くなると思います。

ユカコシステム

最後はユカコシステムです
https://yucacosystem.co.jp/about/

このシステムも一般の機械を上手く組み合わせ室内を快適にしています。

出展ユカコシステムホームページhttps://yucacosystem.co.jp/about/

換気システムのSAは広い空間に吹出しそれを1畳ほどのエアコン室に取り込みます。
ここでトルネックスなどの空気清浄機を挟む場合もあるようです。
それによりエアコンは汚れず、掃除の回数も減りますし、性能も維持されます。

エアコン室で冷暖房した空気はファンにより床下や各居室に送られます。FANを居室用にそれぞれの付け空気を送る仕組みと、大きなFANで送り自然に分配する方法がとれるようです。

最大の特徴は、循環風量がとても多いこと。1部屋あたり100~200m3位の空気を循環させます。
風量が大きいですからそれほど温度差がない空気でも冷暖房が可能です。

エアコン室も大風量が流れエアコンの冷暖房の空気とすぐにミキシングされます。
冷暖房の目標温度と5℃くらいしか変わらない空気を各部屋に供給します。吹出空気が熱いとか寒いとか無く快適そうです。

エアコン室もダクトも温度が下がりすぎたりしませんから、結露の恐れもありません。
大風量ですから、エアコンの効率も良さそうです。

機械も普通のエアコンと 普通のDCモーターのFANです。安く手に入りますし、交換やメンテナンスも簡単です。

このシステムも体感したことがあります。
とても快適でしたが、やはり風量が気になりました。そしてエアコン室には10個以上のFANが所狭しと並んでいたのに少々びっくりしました。

DCモーターのFANですので、エアコンに比べたら消費電力はわずかです。
壊れにくいですからランニングコストはたいしたことないでしょう。
しかし100m3以上の大風量を循環させるシステムなので150Φくらいのダクトが必要になりそれを至る所に取り回さなくてはなりません。

FANも定価で4万円位するのでは無いかと思います。安い汎用品とはいえ数があると、購入代金、施工代金もまあまあかかるのかなと思います。
パッシブハウスレベルならもう少し風量を落とせるかも知れませんし、結露コントロールができればもう少し温度差がある空気を搬送しても良いかも知れません。
超高断熱の住宅でユカコシステムが採用されてくれば、もう少し変わってきそうです。

最後に

私の理解力不足でところもありましたがところもありましたが、各社、今までの施工例なども踏まえて改良されてきている結果が、現時点のシステムだと思います。
良いところもありますし、私にとって疑問点もあります。
もう少し詳しく話を聞きたい部分もありました。

ある程度の知識を持って今までトライアンドエラーを繰り返してきた人なら私の中途半端な説明の裏にある内容も解ってくださると思います。
今回はあまり難しいところには踏み込まず、一般の人でも詳しい人なら読み取ることができる解りやすいところをお話しました。

私もいろいろ試しています。
詳しい聞きたい人は是非話を聞きにいらしてください。当社で建築を考えてみたい方大歓迎です。

補足説明
私が考える全館空調の考えは、断熱性のをあげ、できるだけ設備能力をを小さくすることです。
設備能力が小さくなると言うことは、風量も少なくて済むと言うことですので、気流感が少なくなります。
運転が弱運転ですめば、音も小さくなります。
小さい設備は値段も安いです。
ですが、他に考慮すべきことと相反することも出てきます。
例えば小さな能力の機械は、思いがけない負荷に対応しにくいと言うことです。夏場に予想以上に大勢が集まりパーティをすると言うことなどあると内部発熱が多くなり小さな能力の機械では間に合わないことがあるかも知れません。子供室なども、高性能のゲーミングマシンが動いたりすると負荷が多くなります。そのようなことが予想される場合には負荷に対応することができるように余力がほしいところです。
エアコンの風量が多いと言うことはエアコンの効率が上がると思います。効率を優先させるなら多少の気流感や、音などを我慢するという人もいるかも知れません。
人それぞれ、考えることが違いますので設計の仕方も変わるでしょう。
今回のブログはメーカーさんを比較して優劣を言っているのではなくて、私が理解した範囲での特徴を書いたに過ぎません。
皆さんそれぞれが良く検討をして、計画してくださいね。

日記・想い

今週末に理事セミナーを行います。

全館空調の内容です。
事前にはなりますが、私の考えを少しお話ししておきたいと思います。
詳しい内容はセミナーを聞いてください。

今なぜ全館空調?

パッシブハウスは、高断熱の技術により最低限の設備で、快適な空間を実現する技術です。

きちんとパッシブハウスの設計ができている住宅で、冬なら日中晴れていれば、ほとんど暖房を使わずに、快適に生活することができます。
13年前に当社で作った秩父パッシブハウスは、完成してからほとんど暖房を使っていません。無暖房で生活をしています。一冬中、暖房を全く使わないのです。エアコンや、ファンヒーターなど全く付けなくても、温かい空間になります。
魔法みたいな感じです。
真冬の朝方は20℃を切って17、18度くらいになってしまうことも多いですが、朝の2,3時間だけ。
お日様が出ればすぐに20℃を超えてきます。

何日もお日様が出ない日が連続するとどうなるでしょうか?
今年の冬で曇りや雪の日が続いたときには15℃まで落ちた日もあるようでした。
寒いとはいえ、それでも15℃です。
トレーナーくらい着れば十分過ごせますね。

夏はどうでしょうか?
夏はお日様の熱は邪魔になりますからきちんと日射遮蔽を行います。
それにより、冷房を減らすことができます。
温度は割と抑えやすいのですが、問題は湿度です。
快適性を求めるとエアコンによる冷房は必要になります。
パッシブハウスといえどもエアコンを動かすことが多くなります。

エアコンを動かすと言ってもパッシブハウスだと6畳用エアコン、大きくても14畳エアコン1台を動かせば良いレベルです。すごいですね。

しかし、冬でも、夏でも、自然任せですと室温は変化します。
日中は暖かめで、朝は涼し目です。
南側の部屋は暖かめですし、北側の部屋は涼し目になります。
それほどの温度ムラは無いですが、温度ムラや、一日の中での温度変化は、割とあります。

より快適にすむにはパッシブハウスといえどもエアコンなどの熱源に頼ることになります。
そして、家の中あらゆる場所の温度ムラを解消していこうとすると、空調設備を考えることになります。

そして家の中のほとんどを快適にすることができるシステムを全館空調と呼んでいるようです。
パッシブハウスならすでに、それほどの温度ムラはありませんし、概ね快適性は維持できていますので特別な設備が無くても、どこかにエアコン1台れば全館空調の家と言えなくは無いと思います。
パッシブハウスなら、それだけで全館空調の家と言うことです。

全館空調とは

全館空調は「家全体を快適な空間」とするためのものです。

パッシブハウスではすでにどこかにエアコンが1台あれば全館空調と言えなくは無いですが、現在普通に作られている多くの住宅はそこまでは性能が無いですし、パッシブハウスといえども、より安定した空間を目指すこともできますので、ここではあえて、設備により家全体の空調を考えることを全館空調と呼びましょう。

全館空調に求められること

全館空調に求められることはどのようなことでしょうか?

お狭い意味では 室内の 「温度」 「湿度」 「気流」 の調節です。
全館空調というなら最低限これらの調節ができないといけません。

そして、広い意味では   「浮遊粉塵」 「臭気」 「汚染物質」 「微生物」の 除去
これらができることも大切です。
人間が一日に摂取する空気を重さにするとおよそ20kgです。
食べ物や水よりも圧倒的に多いのです。
綺麗な空気を20kg吸うのか?汚れた空気を20kg吸うのかでは大きく違いますね。
それが健康にどの程度影響するかはわかりませんが、カビや化学物質を吸い続けるのが体に良くなさそうだと言うことは誰でもわかります。

全館空調の役割

これらを考えると全館空調には2つの大きな役割があることが考えられます。

一つは 温度 湿度 気流 の調節
  冷暖房の役割です。

もうひとつは、浮遊粉塵 臭気 汚染物質 微生物の除去
  換気の役割です。

この二つの役割を持たせ、効率よく効果を出せる仕組みを持たせなくてはなりません。

現状の全館空調

以前炎上してしまったブログに書きましたが、現在の全館空調は、温度と湿度(除湿のみ)を全体的にコントロールできるものしかありません。

パッシブハウスレベルの家ですと、大がかりの設備を使わなくてもすでに、ある程度はコントロール可能ですから、現在売られているレベルの全館空調システムがどこまで必要か?と考えるレベルです。
そのため、パッシブハウスを作る我々の仲間は、1台のエアコンで、上手く空気が回る仕組みを作ることを一番に考えています。
その方が、コストも安いですし、メンテナンスも楽ですね。

どこを目標にするか?

全館空調に求められる性能はどこまで必要でしょうか?
過剰な性能要求は、とてもコストが高くなります。

家の隅々まで 温度差無し、湿度差無しにすることが全館空調に求められる性能でしょうか?
私はそれは難しいし、必要無いと思っています。

生活をする上で、不快な場所をできるだけ無くし、健康が維持しやすい家を目指す。それで十分ではないでしょうか?

寒くて我慢できない。
暑くて我慢できない。
汚れた空気を吸い続ける

そういうことが無い空間が維持できればとても良いですね。

パッシブハウスレベルの家なら、基本性能が高いので、大がかりな設備を使わずとも容易に実現できそうです。

目標とする空気質

それではどのくらいを目標としていくのが良いのでしょうか?

ビル衛生管理法では

温度 18~28度
湿度 40~70%
気流 0.5m/s以下
二酸化炭素 1000ppm以下
浮遊粉塵量 0.15mg/m3以下
ホルムアルデヒド 0.1mg/m3以下
  ・
  ・
のようです。

PASSIVE HOUSEでは
温度 20度(冬) 25度(夏)
湿度 12g/kg以下(夏)ですね。

パッシブハウスにお住まいの方の温度を測ると
温度 22度(冬) 26度(夏)
湿度 40~60%
位で生活されている方が多いようです。

でもそれを実現しても難しい点がありますね。
人それぞれ感じ方が違うと言うことです。

好みの問題が大きいと思います。
ある人に合わせると、ある人は快適ではないと言うことにもなる場合があります。
  寒がり 暑がり 体調変化 年齢変化 等で大きく変わりそうです。

人体の温感を考えて見ましょう。
  温度(室温、放射面温度)
  湿度
  気流
  活動量
  着衣量

で、暑さ寒さは感じ方が変わります。

湿度が高ければ暑いと感じることもありますし、風も寒いと感じたり、すずしいと感じたりもします。
動いていれば暖かくなります。
服を着ても暖かくなります。

均一が良いのか?

このようなことを考えると、均一温度、湿度空間を作れば良いのか?と疑問も出てきます。

家事などで動き回るひとと、ソファーで寝そべる人の快適な温度は違いますし、
布団に入って寝るときにはまた温度の感じ方が変わります。

その人その人、その時々、その空間にあった温度、湿度がありそうです。
それをどの湯に実現していくか。それが難しい問題です。

無理矢理、温湿度均一の快適を目指しすぎて
エネルギーの使いすぎは省エネなパッシブハウスを作るのに、本末転倒な話では無いかとも思います。

全館空調とともに省エネな住まいを考える。その目標

どのような空間を考えるのか?
どのレベルにするのか?
設備の性能を考える上で目標を考えておかなくてはなりません。

住まい方を工夫することで、とても省エネにできそうです。

均一な温湿度にしても、人それぞれの好みや、体調、活動量、着衣量など様々な条件で、感じ方は違い全ての人が一番満足な温湿度というのは、とても難しいです。

それなら 皆の好みに近いある程度の温湿度環境を作り、それぞれの生活の工夫で調整して貰った方が省エネになりますね。

パッシブハウスなら、快適なベースの温湿度を環境を作るのは、簡単です。
当社では、そのベースの環境を作れることを目標としたいと思います。

この続きもあります。より詳しい情報もあります。セミナーで

セミナー前なのでネタバレしてしまわないよう、とりあえずここまでにしておきます。
皆さんのご参加をお待ちしております。




断熱・気密,日記・想い

断熱構成を考える上で必要なこと

長年にわたり パッシブハウスレベルの家を作っています。
そのため、当社の基本的な断熱構成は、様々な試行錯誤から「これだ!」という研ぎ澄まされた仕様になっています。
断熱性の確保
気密性の確保
施工性の確保
構造安定性の確保
コスパの確保
そして、壁体の健全性の確保が重要です。
これまで、様々な断熱に取り組んできました。メジャーなところはほぼ試し実践してきました。
それぞれ良いところも、良くないところも有りますので、屋根、壁、基礎など利用する部位に応じて性質を考え上手く使いこなしていくわけです。

パッシブハウス性能確保に必要な断熱量

パッシブハウスを作るには、緻密なシミュレーションを行い、暖房需要、冷房需要などを計算します。
当社レベルの基本的な断熱量があり、きちんと日射取得をすれば秩父の寒さでもパッシブハウスが可能です。外皮性能はUAで0.2~0.25位が多いようです。
ばらつきがあるのは、取得日射量や家の形や大きさによることで外皮の面積が違うからです。
パッシブハウスの性能は、エネルギーベースでの計算です。
外皮性能は良いに越したことはありませんが、日射熱が取れない場合はその分、暖房が必要になります。
パッシブハウスの場合には、年間の暖房需要が15kWh/㎡以下となっていますから、そこまでの暖房に押さえながら、外皮性能をコントロールしていくわけです。

日射熱が上手く取れる住宅は、断熱材が薄くできるということです。

さらなる断熱補強が必要になる場合も!

日射熱が上手く取れない場合は、逆に外皮性能を上げていく必要があります。
今まで決めてある断熱構成があるなら、その断熱材の厚みを厚くするのが基本でしょう。
その方法なら、性質はあまり変わりませんから、一般的には割と安全でしょう。
ですが、断熱構成の中間に合板などの透湿抵抗の高い部材などがあるときには、注意が必要です。
断熱材の厚さの変え型によっては、結露する恐れがあります。
とても怖いですね。
外側の断熱材の厚さを厚くするのか?
内側の断熱材を厚くするのか?
地域によって違いが大きく出るので、地域の気象データーを参考に計算してみましょう。

構成まで変えた断熱補強

時には暖房需要が大きくなりすぎて、断熱構成まで変えなくてはならないこともあります。
今回の事例はそうでした。
そのような場合は、大変な量力がかかります。

断熱材の費用が上がるのはやむを得ないのですが、そのことにより大きくコストが上がってしまうのは避けなければなりません。
施工性の検証もとても大切です。

しかしそれより重要なのが、壁体の健全性を保つこと。

将来、壁や屋根が腐ってしまっては大変です。
当社の今までの断熱構成は、シミュレーションや実測などを行い安全性が解っていますが、新しく取り組む方法が安全かは、誰もやってことが無いですから慎重に進めなくてはなりません。

様々なパターンでのシミュレーションをしてみる

ありがたいことに、今は精度の高いシミュレーションソフトがあります。

当社で使っているのはWUFIと言うソフトです。
このソフトでシミュレーションした結果通りになるのは、これまで当社で実測してきて解っています。
今回はこのような断熱構成としてみました。

気象データーは秩父を選択

気象状況は温暖化もありますし、思いがけない寒い年もありますので、その気象データーを元に暖かめにしたり、寒めにしたり違うバリエーションも試してみることが重要です。

たまにWUFIの気象データーは少し古いので役に立たないという人がいますが、地域による温度変化の傾向は気象データーでよくわかりますのでとても精密だと思います。
適当なデーターで計算するより、それをつかい、暑い年とか寒い年とか、それ以上のシミュレーションをしておくと安心ですね。

内部が乾いていくと安全

壁体内が湿っていると、カビが生えたり木材が腐ったりしてしまいます。
建物そのものが壊れたり、健康に害があったりすると大変ですね。
ですから壁体が乾いていくことを確認することが大切です。

この構成は全体的に乾いていきますね。

一番心配な中間の合板はどうでしょうか?

こちらも大丈夫そうです。
初期は湿っている合板を使ってしまったとしても乾いていくと言うのが解ります。
安心ですね。

長期間に渡って安全性を確保するには、長い間に乾いていくという断面構成が必須ですね。

さらにワーストケース

工事は完璧というわけにはいきませんし、長い間には経年変化もありますね。
特に木材はのびチジミや狂いがあります。
そのとき、雨漏りとしては確認出来ないレベルの雨水が浸入することがあるかも知れませんし、室内の湿気が断熱層内に入ることもあるでしょう。
そのようなもしもの時があったと場合でも、安全でしょうか?

水道の蛇口マークが湿気の流入です。
左から まず、通気層はかなりの湿気が入ります。
そして、雨水が浸入し合板に水が来た場合。
そして室内側から湿気が直接入ってしまった場合です。

このような、過酷な場合もあるかも知れません。

全体として乾いていくか見てみましょう。

安全そうですね。

見よう見まねは危険

一般的に良くあるレベルの断熱構成でも、高断熱になると危険な場合があります。

そこまでの厚さを想定していない場合が多いからです。
暑くなると断熱性能は良くなり熱は遮ることができますが、湿気を遮ることができない場合もありますし、遮りすぎてそこで滞留してしまうこともあります。

断熱材の構成は本当に難しいです。
そこはしっかり検討し、お金をかけなくてはならないならケチらない方が良いですね。

どこまで考えて仕様を決めているのか、工務店を見極める上でとても大切ですね。


日記・想い

様々な外壁の種類

近年の一番多いのが窯業系のサイディングです。
モルタル
ガルバなどの金属サイディング
木材
EPSなどの断熱材に塗装
タイル
などがメジャーなところでしょうか?

どれが良いというのは、デザインなどの好みでも分かれますね。
すっきりした外観なら、モルタルやEPS塗装などになるでしょう。
レンガやタイルも素敵ですね。

それぞれの特徴

それぞれのメリット、デメリットを詳しくお話ししたいのですが、全館空調の時のように炎上するのがいやなので、ブログには書かないでおこうと思います。
皆さん調べてみてください。
それぞれの特徴を言っているサイトがありますので、それぞれの外壁業者になったつもりで、他社製品の良い点や弱点など考えると良いかも知れません。
でも、それが本当の弱点なのか?それが本当に必要なことなのか?
住宅は長期間にわたり使うものです。
使った後も資産として売却したりもあるかも知れません。
長期的な視点で考え、比較し選定することが大切ですね。

当社の選択は ALC

当社ではALCを選んでいます。
具体的には「ヘーベルパワーボード」と言う商品です。

以前はALCと言えば高級品でした。
ハウスメーカーなども高級なグレードで採用されていました。
歴史も長く、超高層ビルなどでも使われています。
実績があるといういうのは安心ですね。

ALCとは

ALCは軽量気泡コンクリート
簡単に言うと、コンクリートは重たいので、コンクリートの性質をそのままにして軽くするために、空気の泡を混ぜたものです。詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/

素材が長持ち、長期間経った後でも見た目が良い

外壁のいたみは、10年後、20年後に目立ってきます。

周りに建っているおうちも、完成時は素敵だったのに、ちょっと古びて綺麗じゃなくなってしまった。というのに気がつくと思います。
偽物のタイル柄が色あせて。。。。。
外壁がゆがみ、まるで倉庫?と思うような外観に見えたり。
20年後、30年後にどのように見えるかって大切ですよね。
そのときに住み続けたいか、新しいおうちに憧れてしまうか。大きく気持ちが変わる原因になると思います。

ALCは機材がコンクリートですから とても長持ちします。

出展:旭化成建材ホームページhttps://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/durability.html

ゆがみ、剥がれ、伸縮による隙間など見た目も考慮すると、さらに圧倒的な差があると思っています。
タイルでも下地の機材が窯業系サイディングだと残念なことにそちらの耐久年数に左右されてしまいますね。
ALCは機材はほぼ傷みませんから表面の塗装を上手に繰り返すことで、新築時にほぼ戻るような感じです。
当社では長年建築業を営み、様々なリフォームなどお手伝いしてきていますが、リフォームしたときに「ALCで良かった。」と思います。

音が静か

厚い外壁です。住宅用でも37mmもあります。それもコンクリート。
音をとても遮ります。

当社でもお客様の希望でたまに様々な外壁材を使いますが、圧倒的に遮音性が高いです。
びっくりするほど違います。見学会など開催したときなど、違いをとても感じで改めて思い知らされます。
新しい住宅街などで様々な住宅メーカーの建物があるわけですが、夜行ったりすると解りやすいですね。
室内の話し声などが良く聞こえるおうちがあります。残念ですね。

出展:旭化成建材ホームページ https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/block.html?sct=0

先日、当社が10年くらい前に建築した建物のとなりに建て替えをされるお客様統治合わせをしました。
「高橋さんが以前建てたお隣には元気なお子さんが二人いるはずなのに夜はいないかのようです。」とお話ししていました。
他にも様々な外壁の住宅が近くにたくさんありますが、当社の住宅だけ特別と言うことでした。
それも、当社を選んでいただいたきっかけのようでした。

防火性能がすごい

防火性能の高さは、他に類を見ないレベルです。

実は以前、家が寒いのでと言うことで、古い木造住宅の隣に新しく住宅を建築しました。同じ方が住むので古いおうちと新しいおうちはほとんど離れていません。くっついてはいませんでしたが人が通れるほどでした。
古いおうちに悪い人が放火してすごい大火事になり全焼してしまったのです。
ですが、新しいおうちはほぼ被害無し。ALCのすごさを本当に感じました。
塗装の補修とテレビアンテナの取り替えぐらいですんでしまいました。

これが他の外壁だったらと思うと、本当に恐ろしく感じました。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/fireproof.html?sct=0

もちろん他の外壁でも防火性能は満たしています。

でも防火性能とはどのようなものかご存じですか?
防耐火性能は、逃げられる時間を確保出来る性能なのです。
私も木造の防耐火性能の第一人者の安井先生の講座に通って勉強しました。
それも2回も(笑)(先生にはあきれられました)

そこで詳しく学びましたが、疑問も残りました。
倒壊しないで逃げられる時間を確保できるのが、基準です。
様々な外壁や、窓などが防耐火基準をクリアーしています。

木の外壁であっても、壁の中にダイライトのような燃えない耐力面材や、グラスウール、内側に石膏ボードなどあれば一定時間は室内まで燃え抜けませんね。
それでクリアーなのです。
壁は燃えてしまっても良いのです。燃え抜けるまでの時間が確保出来れば。

外壁によって、燃え方が全く違い、その後に使用出来るか?使用出来ないか?
それこそ無くなってしまうか?ちょっとの補修ですむかも違ってしまいます。

家を建てる施主さんは、そこまで考えているのでしょうか?

当社も木を使った家づくりは得意です。
私も木の外壁はとても好きです。
外壁に木を使うこともあります。でもお施主さんにリスクも説明しますし、隣家が十分に離れているところにしか木の外壁は使いません。

他の外壁材でも、性能が十分でない場合は、外壁材と内部の石膏ボートとの組み合わせで防耐火の認定をとる場合が多いようです。室内にたくさん木を用いたい場合などはなかなか難しくなります。
ALCなら外壁材だけで十分な防火性能を持っているので内装材に気を使う必要が少なくなりますね。

より安心、より安全を考えると ALCの外壁をおすすめしたいと思ってしまうのです。

将来のメンテナンス

基本的なメンテナンスは20年30年ごとくらいに塗装をし直すこと。
これはどうしても必要です。
そして、万が一悪くなったところがあればパネル1枚だけでも取り替えることができます。
それはとても良いですね。
デザインが豊富なサイディングだと、数年後にはそのデザインがなくなっており、張り替えするとそこだけ目立ってしまうと言うことがあります。数枚悪くなっただけなのに、全て貼りかえなんて話も聞いたことがあります。

デメリットはないのか?

このようにALCの外壁は、外壁に要求される性能を高い基準で満たしています。
では、悪いところはないのでしょうか?

大きなところはデザイン性ではないでしょうか?
その素材性からどっしりした重厚な感じになりがちです。
それを好まない方も多いのではないでしょうか?

デザインが少ないですね。私は十分だと思いますがたくさんの中から選びたいという人も多いと思います。

多色で塗りにくい。窯業系のサイディングはプリンターで印刷していると聞いています。様々な素敵な柄が有り、テクスチャーも本物さながら。良くできていて偽物とは思えないようなものもあります。
ALCは現場で貼って、塗装ですから、細かく塗り分けることができません。
のっぺりした感じになりがちですね。ですがカラフルなサイディングでも将来は現場塗装ですからのっぺりします。同じタイル柄であっても板が厚いALCの方が目地の堀が深く影が出ますから塗り替えるとALCの方が断然素敵に見えますね。

工期がかかる。サイディングは貼ってコーキングすれば終わりです。ですが、ALCの場合そこからさらに時間がかかります。ALC用の塗料の吹きつけです。1週間以上余分に工期がかかると思います。
普通の住宅なら内部の大工さんの作業のあいだにできるので、全体の工期に影響はありませんが、建売住宅のように工程にゆとりがない場合には敬遠されるようです。

職人が少ない。 あまりメジャーとはいえないので職人が少ないようです。
当社は、いつも頼んでいるので大丈夫ですが、普段ALCを取り扱っていない工務店さんは、職人捜しに苦労するらしく、良いと解っていてもALCにされないところも多い用です。それでも工務店社長の自宅は、ALCにしたりするのを見ることがありますから微妙ですね。

値段が高い。冒頭に書きましたが、決して高いと言うことではないです。安いバリエーションがないと言うことです。サイディングなどでしたら、お求めやすいラインナップがあります。ローコスト住宅用のものですね。ですが、ALC(パワーボード)は、全てが厚いどっしりしたもののみです。デザインにより価格差はありますけど、安いとはいえません。とはいえ、長持ちしますから、将来まで考えるととても安いと言うことになるのですけどね。

材料選び 構法選び 設備選びは重要

住宅建築には様々な材料や、作り方(構法)、そしてキッチンなどの住設機器などがあります。
それらを選ばなくてはなりません。

youtubeやブログ インスタなど様々な情報がありますが、それらはポジショントークがほとんどです。
本当に知らないか?知っていても自分の製品を売るために行っているというのがほとんどです。

最近は、家を建てたお客様が情報発信されているケースも多いです。
一生懸命勉強し、選んだのですから自慢したくなるのも解ります。
これしかない。これを選んで大正解でした。みたいなのをよく見かけます。
でもその方が参考にした情報源が、同じような、先に建てた方の自慢話だったり、メーカーのポジショントークだったりを信じて選んだものというのがほとんどです。

実際に、勉強を繰り返し、長い間、きちんと見たり実際に使ったりして公平に判断していると思える情報は少ないです。
私が書いたこの情報もそうかも知れないと疑ってみてください。
今回の外壁の話も、別の角度から見ると私とは異なった選択になるかも知れませんね。

信頼出来る業者さんと巡り会え、本当の情報できちんと判断出来る環境ができると良いと思います。
なぜそれを選んだか?聞いてみてください。しっかり説明出来てその説明が納得出来るならとても良いと思います。それが大切ですね。

皆さん家づくり頑張ってください!!

日記・想い,設備・空調

様々な全館空調がありますね。
それらの全館空調がどんな仕組みでどのような感じなのか考えたいと思います。

全館空調比較、メーカーに直接聞く

全館空調がブームになり、どのような仕組みが良いのか、どのメーカーのシステムが本当に良いのか?
おうちを建てたい皆さんお悩みだと思います。
我々工務店もその内容の違いなど把握して設計に生かしてきました。
そのため、工務店の全国組織であるJBNで勉強会をしようと言うことになりました。
JBNのなかの環境委員会というオタクの集まりで企画することになりました。

東京に30名集まりZOOMで150名ほど。メーカーはこちらで選ばせて貰いました。

特徴あるメーカーを選定

たくさんのメーカーがありますが、全ての話を聞くのは大変です。
特徴があるとか、メジャーだったりするところに絞りました。

我々が選んだメーカーは 

OMソーラー
ひのきや
キムラ
ダイキン
ゼンダー
ユカコ

です。
それぞれについて説明を聞きましたので私の感想付き解説です。


私の理解の範囲の 私個人的な意見なので、皆さんで判断くださいね。
私なりの解釈なので、間違えていたら教えてください。都度訂正させていただきます。

**********************************
本文 削除

申し訳ございません。一部の参加メーカーさんから、ご意見をいただきました。
メーカーさんに都合の悪いことを書いてしまい申し訳ございませんでした。
内容を削除させていただきます。
私の理解の範囲で控えめに書いたつもりなのですが、メーカーさんにご迷惑をかけると申し訳ないので本文を削除しました。
全館空調も様々なメーカーさんが出していて、一般の方や工務店にとって、どれが良いのか解らない状態でした。
それを考える会でした。
建物と設備のバランスが大切です。
住み心地を、設備の力のみで無理矢理解決するのに疑問もあります。
私は、過剰な設備を使わずに、まずは建物の性能を上げ負荷を減らした上で、建物にあった設備を選択出来れば良いと思っています。
建物の性能、住まい手が望まれる住み方などで、設備の選択が変わると思います。
将来の変化への対応なども大切です。
住まい方などの違いで、エネルギーを使いすぎたり、温度ムラができたり、除湿不足になったり、様々なことが起こると思います。
今回のJBNの環境委員会のイベントはとても楽しみで、そこまで皆さんと議論し、様々な全館空調について考えたいと思いました。
私のブログは、そういった内容の本当に端の方をかいつまんだだけのつもりでした。もっと専門的な話までできれば良いと本当に思いました。そのため、誰でも気がつくであろうところまでの解説でとどめたつもりでした。
ですが、メーカーさんにとっては厳しい内容ととられてしまったのだと思います。
とても反省しております。申し訳ございませんでした。

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最後に

私の理解力不足でところもありましたがところもありましたが、各社、今までの施工例なども踏まえて改良されてきている結果が、現時点のシステムだと思います。
良いところもありますし、私にとって疑問点もあります。
もう少し詳しく話を聞きたい部分もありました。

ある程度の知識を持って今までトライアンドエラーを繰り返してきた人なら私の中途半端な説明の裏にある内容も解ってくださると思います。
今回はあまり難しいところには踏み込まず、一般の人でも詳しい人なら読み取ることができる解りやすいところをお話しました。

私もいろいろ試しています。
詳しい聞きたい人は是非話を聞きにいらしてください。当社で建築を考えてみたい方大歓迎です。

補足説明
私が考える全館空調の考えは、断熱性のをあげ、できるだけ設備能力をを小さくすることです。
設備能力が小さくなると言うことは、風量も少なくて済むと言うことですので、気流感が少なくなります。
運転が弱運転ですめば、音も小さくなります。
小さい設備は値段も安いです。
ですが、他に考慮すべきことと相反することも出てきます。
例えば小さな能力の機械は、思いがけない負荷に対応しにくいと言うことです。夏場に予想以上に大勢が集まりパーティをすると言うことなどあると内部発熱が多くなり小さな能力の機械では間に合わないことがあるかも知れません。子供室なども、高性能のゲーミングマシンが動いたりすると負荷が多くなります。そのようなことが予想される場合には負荷に対応することができるように余力がほしいところです。
エアコンの風量が多いと言うことはエアコンの効率が上がると思います。効率を優先させるなら多少の気流感や、音などを我慢するという人もいるかも知れません。
人それぞれ、考えることが違いますので設計の仕方も変わるでしょう。
今回のブログはメーカーさんを比較して優劣を言っているのではなくて、私が理解した範囲での特徴を書いたに過ぎません。
皆さんそれぞれが良く検討をして、計画してくださいね。

メディア掲載・受賞,日記・想い


令和5年度 国土交通省補助事業「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」が発刊されました。
高断熱住宅の上手な住まい方を記載した冊子です。

高断熱住宅は、快適な温度で暮らすことができます。
ですが、住み方が悪いと、あまり光熱費を減らすことができなかったりする場合もありますし、上手に住むと光熱費がそれほどかからなくできます。

特に当社レベルの住宅だと、暖房無しで生活できる場合もあります。実際に暖房を全く使わないというおうちや、今年は数回エアコンを付けただけというおうちも多くなってきました。

住み方はとても重要なのです。

住み方を 建築では 住まい方と言いますが、上手に工夫して住みこなすみたいな意味があると思っています。

パッシブハウスはこの冊子で想定している以上の性能がありますので、少し考え方も違うこともあります。
住まい方も違う場合があります。
より上手な住まい方で、より性能が発揮できます。

ですから、当社でこの冊子に少しコメントを入れました。

私もこの冊子作りに少し関わっています。とても高断熱な住宅の住まい方と言うことで、意見を求められました。
この追記した内容はお伝えしたのですが、まだ周りがこのレベルには全く到達していないと言うことです。あまり特殊なレベルの事例は載せにくいとの判断のようですね。

このような方々で作られた冊子です。

他の団体を通してもいろいろお世話になっている方々ばかりです。こういうところに参加させていただけて、情報も得られる立場でいられることは大変ありがたいです。
当社のレベルは、ここで話し合われている内容よりも高いレベルですが、当社では気がつかない参考になる内容もたまにあります。
あまり先に進みすぎると、目に入らないこともあるのです。「灯台もと暗し」でしょうか?

情報は大切です。さらに勉強していきます。
今後も頑張って、良い家を安く作れるように頑張りたいと思います。

参考になると思いますので皆さんも読んでみてください。

当社のオーナーさんには、私の欠き込みのある冊子をお渡しします。
ご連絡ください。

パッシブハウス,日記・想い

上里町初となる,パッシブハウスが完成します。

最後の仕上げ作業が進んでいます。
昨日も日曜日にもかかわらず、電気屋さんが工事してくださいました。

私も1日中、工事の最終チェック
パッシブハウス認定申請を行うのに、図面との整合性を確認します。
整合性を確認しながら、認定申請書の資料作りを現場で行います。

エアコンの冷房運転の試運転で寒かったです。(笑)
でも、ドレイン水がきちんと流れるかの確認は大切ですね。
冬なのにどんどん冷やすことができました。(笑)

リビカウンターカウンターがあるととても助かります。(笑)
デスク代わりに使わせていただけます。
厚い杉板、当社作成の格子の引き戸かっこいいですね。
性能はバッチリなので、断熱性能は全く問題ありません。

ヒートブリッジが入力されていませんが、現在こんな感じ

ヒートブリッジ入力しても暖房需要15kWh/㎡年は余裕でクリアー出来ますね。

気密性能もバッチリです。C値も0.1台です。
50Pa時換気回数も0.5回を切っています。

後は風量測定。
換気が計画通りに機能するのかしっかり見なくてはなりません。
各グリルの風量(SA,RA)や全体の風量(OA,EA)を測定し、計画通りの風量になる用に調整します。
この作業が大切です。

資料も大半ができてきました。
今回は、屋根がグラスウールのブローイングなので、熱橋計算を直す必要があります。ちょっと大変です。

この下に 調湿シートを施工した。

すかっとシートプレミアムです。湿度が過剰に上がると、水蒸気を逃がすことができます。

この下駄箱すごすぎる。

きちんと完成したら 写真を撮らせていただきます。
とても楽しみです。

日記・想い

高断熱住宅に住むと健康に良いというのは本当でしょうか?

多くのハウスメーカーや工務店が「高断熱住宅に住み替えると健康になる」という話をします。

病気が治るなら、家族のために家を建てよう!
と、決断する人も多いでしょう。

温かい家は病気が治るというのは本当なのでしょうか?

岩前先生の研究 健康改善効果

まずは良く目にする有名なグラフです。

HEAT20でとてもお世話になっている岩前先生の研究です。
グラフは横軸が断熱性能です。 左に行くほど高断熱です。

高断熱住宅の方が改善率が高いですね。

様々な研究で、断熱性が高くなると、様々な病気の改善がなされることが多いと言うこと解っています。
病気がよくなる可能性が高いと言うことは、間違いなさそうです。

でも、このグラフでは、どのくらいの人がどのくらい改善したのかが解りません。

高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

上のタイトルの論文が最近発表されました。
慶応大学の伊香賀研究室で出したようです。

20才から49才の266名の調査です。割とサンプルは多く信頼性も高そうです。

子育て世代の女性は、仕事や家事、育児など忙しく、自身への健康意識が薄れやすく、体調が悪くなりやすかったり、不調を訴える人も多いので女性中心に変化を見たようです。
体の不調を訴える女性は多いですね。

調査対象の住宅の断熱レベル

建物は 本当に高断熱の等級6、等級7を対象にしたとのこと。
等級4やZEHレベルの等級5ではないところが評価出来ます。
このレベルでは高断熱とはとてもいえません。
今回はきちんと高断熱の住宅で調査したと言うことです。

平均で3地域 UA=0.27W/㎡k 
4地域 UA=0.29W/㎡k 
5地域 UA=0.33W/㎡k
6地域 UA=0.37W/㎡k
7地域 UA=0.43W/㎡k だそうです。

一般的なレベルと比較すると、良い断熱だと思います。

実際の暖かさの感じ方

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

転居後は、様々な部屋であまり寒さを感じなくなっています。
乾燥感は住み始めは変かなく乾燥を訴えていますが、数年経つとなれるようで、乾燥感を訴える人は減っています。
暗さや匂い藻減りますね
今回の内容とあまり関係ないですが、面白いのは外からの視線が改善しないことです。この辺に注意して設計したいですね。当社では、透明ガラスをあまり使わず、視線の気になりにくい型板ガラスを多めにしています。良かったです。

住まいでの諸症状の変化(女性)

それでは本題です。
体調は改善するのでしょうか?

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

これを見ると、明らかに改善した人がいることは解ります。
しかし、それほどの割合ではないですね。

例えば「体がだるい」という人を見ると、毎日のように体のだるかった人が15%位が12%ぐらいに減っているだけに見えます。

頭痛に至っては増えているようにも見えますね。
そのほかも大差なく、微妙な現象です。

大きく変化が見えるのは「手足が冷える」と言うところくらいでしょうか?

睡眠の質の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

睡眠の質は 女性の改善率が良いですね。
およそ50%悪いという状況から、25%位まで減っています。
男性は 25%位から20%位です。

特に女性は、よく寝られる人が多くなっています。
ただこれは、家を建てると決断したときには、赤ちゃんができた頃で、家ができたときには少し大きくなっているので夜泣きなどの対応が減ったとかは、データーから見えません。そういった生活の変化の影響も多そうです。

主観的健康状態の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

健康になったかどうか?と言う問いです。
全く良くない、良くない、あまり良くないと言う人が
女性は25%位から22%位
男性は24%位から18%位
思ったほど変化ないですね。

今回の論文で思うこと

高断熱住宅にして、温かい家にすることで住み心地は本当に変わります。快適になるのは間違いないです。

そして体の負担が減り、体調が良くなる人が多いのも事実のようです。

しかし、皆が全て、体調改善するわけではありません。

住宅会社は、宣伝のため温かい家にすれば健康になるようなことを言いますが、全ての人に当てはまるわけではなく、あまり変化ない人の方が多いことも事実です。

今回の論文では、そのあたりのことが明らかになったと思います。

「健康になるために高断熱住宅を作る」と過度な期待をすると大変です。
我々住宅会社も説明に気をつけなくてはならないですね。

これから家を建てる人は、住宅会社の都合の良いデーターでの説明には気をつけてくださいね。
実際の様々な知識、説明なしに、この辺を強調して来る住宅会社には、ご注意ください。
きちんとした数値などで比較出来ることが大切ですね。
「当社の住宅は暖かいですよ。」
「この断熱レベルで十分ですよ。」
「長持ちしますよ。」
「地震に強いですよ。」
そして
「暖かい家は健康になりますよ。」
そうした、抽象的な話は、解らないですね。
きちんと比較検討したいですね。

今回の論文は、私もとても勉強になりました。

日記・想い

建築確認申請も 長期優良住宅確認申請も 民間は電子申請です。
とても便利でありがたいです。

民間でのビジネスは、メールなどで連絡とるのが当たり前。
頻繁にやりとりするならメッセンジャーでしょうか?

電子申請はWEBです。夜でも申請出来手島います。

画面はこんな感じ

PDFやエクセルファイルでのやりとりです。
間違いの指摘を受けても送り直すだけ。

時間もかからないし とてもエコです。

市役所のように持ってこいとか、FAXで送れとかありません。
今の時代に、もってこいとかあり得ないですよね。
埼玉県の窓口では「郵送もダメ」と言われたこともあります。(笑)
自動車乗って持っていったらCO2ばらまきです。
役所で「グレタさんに怒られますよ」と言いたいですね。
これだけ物流良くなってネット環境も発展しているのに役所相手は大変です。

水道の配管図面をPDFで送ってくれと言ったら取りに来いと言われたこともあります。
某市役所まで取りに来いと言うのです。
でも市長への手紙にそのことを書いたら翌日送ってくれました。
その後、PDFで送ることができるようになったようです。
言わなくちゃダメですね。みんなで役所我より効率上がるように、導いてあげましょう。

何で役所は遅れているのでしょうね?
パソコンだってみんな使っているのに。

役所に行くと 「ここは昭和ですか?」と思わず言ってしまいそうです。(笑)(笑)
レスポンスもすごく悪いし。
とても時間のロスがありますね。
コピー代金10円とかとられます。それで集金してレシート出してくれます。
その行為が10円以上かかってますし、待っている私も時間の無駄。
タイムパフォーマンスの意識が欠如しています。

ちょっと本当にがっかりですね。

言ってもあまり改善されないし、より厳しい判断に意地悪されるだけのような気もします。
言うだけ損だとみんな思って言わない人が多いのでしょうね。
皆さん言いましょうよ。

“今は令和”
時間削減と環境破壊から地球を守ることがとても大切です。
そういう意味でも、積極的に改善してほしいです。
でも、役所はそんなものかな?(笑)
あまりタイムパフォーマンスとか、環境問題とか関係なさそう。

役所はそんなものだと諦めて、自分たちだけでも効率よく頑張らなくちゃですね。

今日一日そう思いました。

パッシブハウス,日記・想い

昨日、お引き渡し説明が済みました

パッシブハウスの認定資料作成中でまだパッシブハウスと公言することはできませんが、性能は到達しています。
後はきちんとした認定資料を作り、認定して貰うことになります。

当社得意の木の家です。

きちんとした写真がまだ無いですけど家具でも入ったら撮影させて貰う予定です。

明るい玄関が素敵ですね。

落ち着いた寝室も素敵です。

勾配天井で広々。間接照明、バーチカルブラインド、杉の無垢板で作った地袋カウンター

本当に素敵なおうちができました。


日記・想い,設備・空調,設計 デザイン

久しぶりの造作キッチンです。
今までも何度か作らせていただいてますが、今回は 本格的に学んで、緻密な計画の上に作ったキッチンです。

見た目が大切!木材のすっきりデザイン。

扉の面材は 杉の赤身の集成材です。
綺麗ですね。
取っ手は付けませんでした。キッチン本体部分は 押すと開くプッシュオープンです。便利ですね。
そして、カップボードカウンター部分は彫り込みの引き手です。扉の上部をJ型の加工をして引きやすく作っています。形状や深さなど難しいですよ。

収納量が大切。必要なところに必要な収納

収納力がすごいですね。
右のキッチン本体部の足下収納は500mlの缶ビールケースもすっと入ってしまいます。
45cm引き出せます。
2番目の段も50cm引き出せる収納です。お鍋や調味料、大きな油や醤油、みりんなどのペットボトルも入ります。高さも十分です。
1地番上はキッチンの左右に小物入れ。左右に配置しているところが良いでしょ!右はカトラリー、左は細かい調味料などと別けても良いですね。
もちろんレールもこだわってますよ。HAFELE(ハーフェレ)の高級レールです。
めちゃくちゃスムーズだし頑丈です。

これを採用したのは、制作キッチンの第一人者の和田先生が一押しだから。
ブルムが良いと思っていたけど実はこれが最高らしい。
私の師匠はこちら。当社社員で数日間みっちり勉強させていただきました。(当社だけのため)
(お金はびっくりするほどかかったけど中途半端じゃなく最先端の情報。最高の技術が短期間で得られるなら安いと考えています。)
耐荷重40kgのレールにしました。ちょっとやそっとじゃ壊れませんね。

カップボードカウンターの奥行きは広めに

カウンターの奥行きは60cm 長さも270cmです。
広めですね。
当社以外では一般的には45cmが多いですね。長さも短めが多いです。
しかし、近年は料理家電がとても多いです。
炊飯器、トースター、電子レンジ、ケトル、コーヒーメーカー、クックフォーミー、ミキサー(ジューサー)などなど。
それらをおくとすぐいっぱいになってしまいます。
その調理家電の前にお皿を置いたり、お茶碗やカップなど置きたいときはないですか?
45cmではそれらが置けないのです。
当社では、既製品のキッチンの場合でもできるだけ奥行きを深くすることをおすすめしています。
(でも、あまり私のアドバイス受け入れない人もいます。残念ですけど何でだろ?)

カウンター下には、引出収納です。
上段はお皿やお茶碗などの織機を想定しています。
下はもういろいろですね。食材などでも良いですし、調理器具でも良いですね。大きめなものなどですね。
とても収納量があります。
50cm全部引き出せますし、スムーズに閉まるのも当たり前ですね。

ゴミ箱の位置、捨てやすさ。

カウンター下の中央部はゴミ箱置き場です。
幅を860mm位の空間にしていますから、ゴミ箱を3つくらい置けます。分別しておくのに便利です。この位置も重要。
冷蔵庫、食品庫から取り出して調理台の上でパッケージを開けます。そして振り向けばゴミ箱です。
私は調理台の上で料理の途中はある程度まとめてからいっぺんに捨てますが、最近は包装が多いですからたくさんゴミが出ます。その都度、近い位置でまめに捨てられることで調理台の上はすっきりつかい易くなります。
手前でなく少し奥まった中央に配置することで、リビングやダイニングから見えにくくもななっています。

私は蓋のないオープンなゴミ箱が好きです。あまり目立たない位置ならゴミ箱の中身が見えて良いと思っています。
テキパキ料理を作るタイプなので、いちいちゴミ箱の蓋を開けるのが面倒です。
そして蓋が開くタイプだと、蓋が開く高さの確保が必要になりますのでゴミ箱も高さが低い容量の小さなものになってしまいます。
あまりゴミが入らないと、入りきれなかったゴミをゴミ出し日までにどこかに仮保管する必要があります。それこそスペースの無駄ですね。一時保管場所の匂いの問題も起こりそうです。

使い安いアイエリア収納

見やすく使い易いアイエリアの収納も付けました。
オープンな棚で仕上げることも多いですが、すっきりさせるのを重視しました。
前面の扉は、フラップアップ。
軽い力で開けることができます。
閉めるときもゆっくりスムーズ。バタバタしません。
もちろん開けたままにもできます。

大型の食器洗い機 BOSCH

今回採用したのはBOSCH(ボッシュ)の食器洗い機です。

すっきりしてますね。
前面に操作パネルがありません。

スイッチは扉の上の見えなくなるところにあります。

残り時間などは、床に照射されます。

私がBOSCHを選んだのには訳があります。
もちろん前述の和田先生がおすすめしていたというものあるのですが、一番は乾燥です。

食器洗い機から発生する水蒸気がとても多い。

食器洗い機は、高温のお湯で洗います。
その水蒸気の量が多いのです。
国産のものなどでは、水蒸気を吹き出す仕組みになっていたりしますね。

ミーレも食器洗いが終わって乾燥に入ると、前面のパネルが空き食器の余熱で自然に乾かす仕組みです。
庫内や食器に着いている水分が室内に放出されてしまいます。
かなりの量になるはずです。

高性能住宅は室内の空気環境を整えていますから過剰な水蒸気が出ると大変です。冬はそれほど問題にならないかも知れませんが、夏は除湿負荷が増えますね。エアコンの電力消費量が増えてしまうと言うことです。食器洗い機はただでさえ電力消費量が大きい機器ですからエアコンでさらに電気を使われているとしたら悲しいです。

BOSCHは余分な水蒸気を外に出さないゼオライト乾燥です。すごいこと思いつきましたね。

食器洗い機の必要性。

そもそも私は食器洗い機いらない派です。
本当にもったいないと思っています。
私は料理を作りながらフライパン、鍋、ボールなどの調理器具はどんどん洗ってしまいますし、食器もそれほど多く使いません。
食器洗い機を使ったことがない人のために、食器洗い機の使用手順です。
ゴミを払って、食器洗い機に食器を綺麗に並べてます。汚れ落ちは並べ方で決まります。私は並べるのが面倒で嫌いです。
洗剤を入れてスイッチを入れます。洗った後、食器はそのままでも良いですが、底にたまったゴミを毎回掃除することになっています。
いかがでしょうか?
食べ終わったらチャチャッと手洗いした方が私は楽だと思っています。
料理した後、食べた後すぐに洗えば、汚れも簡単に落ちますし、洗剤まで使って洗う必要もないものも多いです。
洗剤の使用量を減らすのはサスティナブルな世界を維持するのに大切なことですね。

食器洗い機の費用も高いですね。
ビルトインだと国産のもので10万円20万円くらい
海外のものだと30万、40万ですね。ちょっと高い。

食器洗い器の寿命の問題もあります。
10年くらいでしょうか?パナソニックなどはすぐに部品切れで修理出来なくなりますね。
普段の修理の依頼も割と多いです。
海外のものは部品20年とか長い間修理が可能なものが多いようですが、修理費もまあまあかかります。
日本市場から撤退されたら困りますし。部品が届くまで時間がかかってしまうと言うことも多いです。
食器洗い機をそれまで使っていた人も、壊れたと同時に新しい食器洗い機に買い換えずに、食器洗い機の場所を棚にしてくれと言う人がとても多いのも事実です。

海外製食器洗い機のメリット

たくさん入る
国産に比べて容量が多いのは確かです。

下段からでも上段からでも入れられる
国産の引出式だと上に食器を置いてしまうと下の段に食器が置きにくいです。上のものをどかしてから、下にいれ戻すという作業が必要です。
海外製はフロントオープンで、好きな段から並べることができます。順番を考える必要が無いです。

音が静か
私が良いと思っているのは、海外製は音が静かだと言うこと。
パナソニックに比べて本当に静かです。食事の後、くつろぎの時間には本当に助かります。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは国産にしました。
グリルが付いているからです。

パナソニック製を選択することが多いです。他のメーカーも良いものがありますね。

海外ではIHの他に、別の場所にビルトインオーブンなど付けることが一般的なようですが、日本ではあまりオーブンは使わないですね。
それより多いのは魚焼きでしょう。私にとって両面自動魚焼きは重要です。

IHのオーブン機能も使うことも多いです。
掃除しやすく、使い易いのが良いですね。
このオーブン機能で本当にいろいろな料理を作ります。
私にはこれで十分です。海外製のビルトインオーブンを使ってみたいけど、それほどの頻度ではないでしょうし。
機械には寿命があるので、機械の数を減らす計画も重要だと考えました。

水栓

水栓はグローエです。
この辺はお客様の見ためのこだわりで選ぶことが多いですね。
私はそれほど重視していませんが、今回はとても良いものを付けました。

シャワーの水はねや値段などから考えると当社の標準タイプ
タカギの水栓で十分と考えています。
シャワーのきめ細かさが選べたり浄水器が内蔵出来たり、一通りの性能はとても良いです。

キッチンカウンター

カウンターはステンレスを採用しました。
気軽に調理を楽しみ、長く使ってほしいとの思いです。
傷が目立ちにくいバイブレーション仕上げにしました。価格はちょっと高いです。

調理台前とシンク前は、カウンターの奥行きを広くしました。
ここに料理中に頻繁に使う調理道具をおくことができます。
頻繁に使うボールやざるなどだったり砂糖や塩などの基本的な調味料ケースなど出し入れ大変ですね。
ここに置けば料理中さっととれますしさっと片付けられます。
フラットなので掃除も楽です。
手が届く範囲に頻繁に使うものを置けるのも大切です。

キッチンレイアウト

今回のキッチンは並列型の対面型です。
セミオープンと言っても良いかもしれません。

リビング側から手元が隠せるのも良いと思いませんか?
毎日きちんと綺麗に片付けておくのは大変ですね。
リビングと一帯の空間で有り、目線は通ります。
でも手元は見えない。
片付けが本当に楽です。
塗れたままでもおいておけますし。

今の流行はアイランドキッチン。当社でも依頼が多く一年に何度も作っています。
オープンで素敵です。憧れますね。
料理をする人の孤立感も少ないです。
でも冷静に考えてください。
「お子さんが料理を手伝うためにフラットで」とお願いされることもありますが、シンクの反対側でお子さんが手伝いができることは少ないですね。どうしてもシンクが使える側にいないとできないことが多いのも事実です。
お子さんと料理するなら、アイランドにするよりお子さんと並んで調理ができるように調理台の幅などの確保の方が重要な気がします。
カウンター反対側でできるお手伝いは、テーブルでもできますから。
むしろテーブルの方がお子さんには高さが低く作業が安全で楽ではないでしょうか?

今回のキッチンもキッチン本体と、カウンターが並列型
振り向けば、料理家電や食器などすぐに手が届きます。
合理的な使いやすさを重視しました。

使い安い立体シンク

シンクは立体シンクです。

低い段に水切りプレートが付けられます。とても便利ですね。
まな板を低い段に付ければ、力を入れやすいそうです。カボチャなど切るのには良いですね。
具体的な使い方はこちらをご覧ください。

水切りプレートを上段にももちろんできます。

重ねられます。

まな板置いても頑丈です。
調理台が広くできるのも良いですね。

サポートプレートで調理スペースを広げることができますから、シンクは少し中央に寄せ、右側にも調理スペースを設けてあります。

複数の調理を同時に行う場合など、便利です。
下ごしらえしたものなども置いておきたいですから。
もちろん、一段上がったカウンター上も一時置きスペースとして利用出来ます。

お掃除しやすい排水口も重要

あたりまえのことですけど、排水口も重要です。
お掃除しやすいこと。
下の収納量を減らすことにならない納まりなど。排水管が邪魔でシンクの下の引出だけ奥行きが狭いものが一般的です。当社オリジナル制作キッチンはシンク下も奥行き50cmの引出です。ここに入れたいものは多いですからとても重要です。

そしてステンレス一体成形の排水口でないと掃除しにくいです。継ぎ目の水垢など掃除が大変ですね。
そして網かごも、目の粗い上の網かごと、目の細かい下の網かごの二段構え。
排水が詰まりにくい工夫です。
見落としがちですが、こんなところも注意が必要です。

壁面も利用しよう!

IHクッキングヒーターの前に壁を作ることも利点があります。
オープンな感じは少し少なくなりますが、とても便利です。

仮にいろいろおいてみました。
お玉やフライ返し。キッチンペーパーやラップ、調味料、計量スプーンなどやミトンだって、さっととりたいですね。使ったらすぐに引出にしまえないし。
鍋のフタだって邪魔です。
いろいろ工夫ができそうですね。

自然光で明るさを確保 動線も確保

カップボードカウンターの上のアイエリア収納のさらに上部には高窓
自然の明るさを確保しています。

さらに突き当たりには食品庫
さらにその先は、5畳もある広いランドリースペースに洗面脱衣室
通り抜けられる回遊動線です。

様々なことを考慮に入れて設計してます。
こちらの提案を理解してくれ、取り入れてくれる施主さんあってこそ。
やりやすい施主さんだとこちらも提案しやすく、どんどん良い家になります。

価格は?

お求めやすい既製品より高いです。でも高級キッチンよりずっと低価格でできます。
でも、当社は現在忙しいので基本的には既製品とさせていただきます。
生意気なようですが、当社が作りたいときだけの対応となりますのでよろしくお願いします。

ちなみにこの家のキッチンは、普通だと2~300万位になるのかも。
もっと高くても文句言われなそう。
でも当社は、自社生産。
仕入れも先生から教わり、特別ルートなので激安。
だから予想以上の低価格。でも既製品より高いですけどね。
良いもの使ってますから。
でも施主さんがとても素晴らしい方だったので、特別な価格です。

毎日の料理は特別ではない。

皆さんも表面的な見た目だけではなく、実際に料理を作るときの手順など考えながら素敵なキッチンを考えてください。
得意な料理などでも、仕様が変わると思います。
今回のキッチンは、普段、私が料理を作りながら自分で使い易いように、さらにキッチンアカデミーで学んだ結果や和田先生に教えていただいたことなどを、総合的に考え作りました。
異論があって当然だと思います。作るものや手順、道具もそれぞれ違いますから。
でも、最近の内容のない、ブログやYOUTUBEなどは鵜呑みにしない方が良いですよ。
自分でよく考えてください。
特別な料理を作るときのことを優先させてはダメです。
一番、普段の繰り返し作業がスムーズにできることが大切です。

毎日の料理が楽に楽しくできるように!!
皆さん頑張りましょう。





建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー

宇都宮大学の高橋若菜先生とその学生さん 県議会議員や市議のかた。
産業技術総合研究所の先生方などが視察に来てくださいました。


まず、13年前当社で初めて建てたパッシブハウスの住み心地など体感いただきました。
この家は暖房無しで過ごしている住宅です。

そして、現在建築中の建物の見学をしていただきました。

皆さんご承知の通り2050年までにカーボンニュートラルの目標ですね。
それでも遅いくらいですけど。

家庭で使われるエネルギーが、とても多いと言うことも皆さんご承知の通りです。

これらを減らすことがとても重要ですね。

まずは”消費エネルギーを減らす。”!!

そして、どうしても必要なエネルギーは、”効率の高い機器”を使う。

この順番を間違えてはダメですね。

住宅で言うと、まずは断熱です。

きちんと断熱することで熱損失を減らします。

そして高効率機器ですね。

この辺の説明はこの方たちには当たり前の内容なので省きました。(笑)

実行しやすく効果がある取り組みが必要!!

私がお伝えしようと思ったのは、実際に実行しやすいノウハウを作ることです。

私は、現場、実測主義の研究が好きです。

勉強して、考え、実行して、測定
これを繰り返しより良い方法を探しています。

ハウスメーカーより早く、研究者よりも実践により確かな方法を

当社の省エネのノウハウはかなりレベルが高いです。

机上の空論では上手くいかないことも多いですね。
思いがけないことがおこったり、コストがかかったり。

当社では、コスパよく省エネにしていくノウハウを積み重ねています。
効果があってもコストがかかるのでは、普及はしていきません。
お客様の負担が大きくなってはならないのです。

勉強、研究、実践、検証 これができないと、コスパの良い省エネ住宅は作れないと思っています。

それを一番皆さんにお伝えしたいと思っていました。

当社ではあらゆる側面から、安く高性能な省エネ住宅を作る方法を考えています。

パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

パッシブハウスオープンウィークス2024が土日に行われました。

https://passivehouseopenweeks.jp/
パッシブハウス認定申請予定の構造見学会を行いました。

パッシブハウスオープンウィークスは日本中でパッシブハウスが同時に公開されるイベントです。

各地で行われていますので是非調べて、行ってみてください。

当社では、お客様をお待たせしてしまっている状態のため、大々的に宣伝することはできません。
新規のお客様の増えすぎを抑えています。
当社ホームオーナさんからいただくご紹介をこなすのに精一杯の状態です。

そのため、イベントに来ていただくかたは、当社で建築されていただいたホームオーナーさん。現在建築中のかた。そして予約をいただいている方です。
当社のホームオーナー様のグループへのお知らせだけでした。
(当社のホームオーナーさんで登録希望の方はご連絡ください。)

イベントは、宣伝ではなく皆さんに楽しんでいただくイベントとしました。

おいしいお肉で定評のある「和銅バーベキューセンター」さんに、炭火焼きセットを依頼。
焼肉大会です。(笑)

それと群馬県上野村のおいしい椎茸もあります。
高級料理屋さんに出されているものだそうです。

まずは職人が試食(笑)

そのほか ピザ作り 金魚すくい(おもちゃ) などなど
社長特製「牛すじカレー」も準備しました。

2日間で70名以上の参加をいただきました。

皆さん普段できないおうちの自慢話をしていたようです。

お友達とかには、当社レベルのおうちの快適さを話すと嫌みに聞こえるのでできないそうです。
 特に他社で新築してしまったお友達とのおうちの会話はとても困るとのこと。
 お友達がおうちの説明してくれてもお返事出来ないそうです。何を答えて良いか解らないそうです。

ホームオーナーさんからは喜びの声がたくさん。
無暖房で過ごしている自慢とか、オーバーヒート自慢とか。(笑)
温度の安定性や湿度の話。詳しすぎる!

皆さん大満足しているみたい。話が弾んでいました。
職人さんたちもそれが聞けてとても良かったです。職人さんに直接、お客様からの感謝の言葉なかなか伝わらないので本当に良かったです。

予約中のお客さんや、建築中のお客さんも当社と今までお客さんとの仲の良い様子が伝わり、安心して貰えたみたいだし。

でも、過度に期待して貰うのも怖いかな?

皆さんに大変盛り上げて貰いました。皆さんにたくさん召し上がっていただきました。
今日はお片付けです。和銅バーベキューセンターさんのサービスはゴミも食器もそのまま返却出来るのがありがたいですね。
準備も片付けも楽させて貰いました。

あー楽しかった。
見学会も、ちらし作りや印刷、折り込み料、そのほか運営費がかかります。秩父郡市にチラシの折り込み見学会の運営費だけでも相当なお金がかかりますよね。30万とか位は最低かかるのじゃないかな?
それを考えると数万円でできる今回のイベントはやっぱりやって良かったです。
みんな大満足で平和なイベントでした。
建築費用に広告宣伝費を上乗せしたくない。わずかですけど、みんなで楽しめることにお金が使えて良かったです。
次回も企画したいと思います。

ちなみに構造見学もしてましたよ。

さっと見て貰った程度ですけど。
それと、大学の先生や学生さんたちにも来ていただけました。
学生さんたちはとても勉強になったはずです。(と思いたい。)
学生さんたちには熱心に説明させて貰いました。
どこまで理解して貰えたかな?。
めんどくさい説明されたなと思うか、とても貴重な現場が見れたし話が聞けたと思えるかは、学生さんの能力次第ですね。
そして若いのでお肉もたくさん召し上がって貰いました。
「社長カレー」も食べて貰い、無理矢理「旨い!」と言わせませた。(笑)

パッシブハウス建築まだの方。

皆さんも、パッシブハウス作ってみてください。
パッシブハウスオーナー仲間になりませんか?




日記・想い

これからの エネルギー計算のロジックの説明を住環境研究所の水谷さんに説明いただきながらわいわいガヤガヤ。

これからこのオタクの人たちからの設問責めがありそう。