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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:日記・想い

断熱・気密,日記・想い

断熱構成を考える上で必要なこと

長年にわたり パッシブハウスレベルの家を作っています。
そのため、当社の基本的な断熱構成は、様々な試行錯誤から「これだ!」という研ぎ澄まされた仕様になっています。
断熱性の確保
気密性の確保
施工性の確保
構造安定性の確保
コスパの確保
そして、壁体の健全性の確保が重要です。
これまで、様々な断熱に取り組んできました。メジャーなところはほぼ試し実践してきました。
それぞれ良いところも、良くないところも有りますので、屋根、壁、基礎など利用する部位に応じて性質を考え上手く使いこなしていくわけです。

パッシブハウス性能確保に必要な断熱量

パッシブハウスを作るには、緻密なシミュレーションを行い、暖房需要、冷房需要などを計算します。
当社レベルの基本的な断熱量があり、きちんと日射取得をすれば秩父の寒さでもパッシブハウスが可能です。外皮性能はUAで0.2~0.25位が多いようです。
ばらつきがあるのは、取得日射量や家の形や大きさによることで外皮の面積が違うからです。
パッシブハウスの性能は、エネルギーベースでの計算です。
外皮性能は良いに越したことはありませんが、日射熱が取れない場合はその分、暖房が必要になります。
パッシブハウスの場合には、年間の暖房需要が15kWh/㎡以下となっていますから、そこまでの暖房に押さえながら、外皮性能をコントロールしていくわけです。

日射熱が上手く取れる住宅は、断熱材が薄くできるということです。

さらなる断熱補強が必要になる場合も!

日射熱が上手く取れない場合は、逆に外皮性能を上げていく必要があります。
今まで決めてある断熱構成があるなら、その断熱材の厚みを厚くするのが基本でしょう。
その方法なら、性質はあまり変わりませんから、一般的には割と安全でしょう。
ですが、断熱構成の中間に合板などの透湿抵抗の高い部材などがあるときには、注意が必要です。
断熱材の厚さの変え型によっては、結露する恐れがあります。
とても怖いですね。
外側の断熱材の厚さを厚くするのか?
内側の断熱材を厚くするのか?
地域によって違いが大きく出るので、地域の気象データーを参考に計算してみましょう。

構成まで変えた断熱補強

時には暖房需要が大きくなりすぎて、断熱構成まで変えなくてはならないこともあります。
今回の事例はそうでした。
そのような場合は、大変な量力がかかります。

断熱材の費用が上がるのはやむを得ないのですが、そのことにより大きくコストが上がってしまうのは避けなければなりません。
施工性の検証もとても大切です。

しかしそれより重要なのが、壁体の健全性を保つこと。

将来、壁や屋根が腐ってしまっては大変です。
当社の今までの断熱構成は、シミュレーションや実測などを行い安全性が解っていますが、新しく取り組む方法が安全かは、誰もやってことが無いですから慎重に進めなくてはなりません。

様々なパターンでのシミュレーションをしてみる

ありがたいことに、今は精度の高いシミュレーションソフトがあります。

当社で使っているのはWUFIと言うソフトです。
このソフトでシミュレーションした結果通りになるのは、これまで当社で実測してきて解っています。
今回はこのような断熱構成としてみました。

気象データーは秩父を選択

気象状況は温暖化もありますし、思いがけない寒い年もありますので、その気象データーを元に暖かめにしたり、寒めにしたり違うバリエーションも試してみることが重要です。

たまにWUFIの気象データーは少し古いので役に立たないという人がいますが、地域による温度変化の傾向は気象データーでよくわかりますのでとても精密だと思います。
適当なデーターで計算するより、それをつかい、暑い年とか寒い年とか、それ以上のシミュレーションをしておくと安心ですね。

内部が乾いていくと安全

壁体内が湿っていると、カビが生えたり木材が腐ったりしてしまいます。
建物そのものが壊れたり、健康に害があったりすると大変ですね。
ですから壁体が乾いていくことを確認することが大切です。

この構成は全体的に乾いていきますね。

一番心配な中間の合板はどうでしょうか?

こちらも大丈夫そうです。
初期は湿っている合板を使ってしまったとしても乾いていくと言うのが解ります。
安心ですね。

長期間に渡って安全性を確保するには、長い間に乾いていくという断面構成が必須ですね。

さらにワーストケース

工事は完璧というわけにはいきませんし、長い間には経年変化もありますね。
特に木材はのびチジミや狂いがあります。
そのとき、雨漏りとしては確認出来ないレベルの雨水が浸入することがあるかも知れませんし、室内の湿気が断熱層内に入ることもあるでしょう。
そのようなもしもの時があったと場合でも、安全でしょうか?

水道の蛇口マークが湿気の流入です。
左から まず、通気層はかなりの湿気が入ります。
そして、雨水が浸入し合板に水が来た場合。
そして室内側から湿気が直接入ってしまった場合です。

このような、過酷な場合もあるかも知れません。

全体として乾いていくか見てみましょう。

安全そうですね。

見よう見まねは危険

一般的に良くあるレベルの断熱構成でも、高断熱になると危険な場合があります。

そこまでの厚さを想定していない場合が多いからです。
暑くなると断熱性能は良くなり熱は遮ることができますが、湿気を遮ることができない場合もありますし、遮りすぎてそこで滞留してしまうこともあります。

断熱材の構成は本当に難しいです。
そこはしっかり検討し、お金をかけなくてはならないならケチらない方が良いですね。

どこまで考えて仕様を決めているのか、工務店を見極める上でとても大切ですね。


日記・想い

様々な外壁の種類

近年の一番多いのが窯業系のサイディングです。
モルタル
ガルバなどの金属サイディング
木材
EPSなどの断熱材に塗装
タイル
などがメジャーなところでしょうか?

どれが良いというのは、デザインなどの好みでも分かれますね。
すっきりした外観なら、モルタルやEPS塗装などになるでしょう。
レンガやタイルも素敵ですね。

それぞれの特徴

それぞれのメリット、デメリットを詳しくお話ししたいのですが、全館空調の時のように炎上するのがいやなので、ブログには書かないでおこうと思います。
皆さん調べてみてください。
それぞれの特徴を言っているサイトがありますので、それぞれの外壁業者になったつもりで、他社製品の良い点や弱点など考えると良いかも知れません。
でも、それが本当の弱点なのか?それが本当に必要なことなのか?
住宅は長期間にわたり使うものです。
使った後も資産として売却したりもあるかも知れません。
長期的な視点で考え、比較し選定することが大切ですね。

当社の選択は ALC

当社ではALCを選んでいます。
具体的には「ヘーベルパワーボード」と言う商品です。

以前はALCと言えば高級品でした。
ハウスメーカーなども高級なグレードで採用されていました。
歴史も長く、超高層ビルなどでも使われています。
実績があるといういうのは安心ですね。

ALCとは

ALCは軽量気泡コンクリート
簡単に言うと、コンクリートは重たいので、コンクリートの性質をそのままにして軽くするために、空気の泡を混ぜたものです。詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/

素材が長持ち、長期間経った後でも見た目が良い

外壁のいたみは、10年後、20年後に目立ってきます。

周りに建っているおうちも、完成時は素敵だったのに、ちょっと古びて綺麗じゃなくなってしまった。というのに気がつくと思います。
偽物のタイル柄が色あせて。。。。。
外壁がゆがみ、まるで倉庫?と思うような外観に見えたり。
20年後、30年後にどのように見えるかって大切ですよね。
そのときに住み続けたいか、新しいおうちに憧れてしまうか。大きく気持ちが変わる原因になると思います。

ALCは機材がコンクリートですから とても長持ちします。

出展:旭化成建材ホームページhttps://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/durability.html

ゆがみ、剥がれ、伸縮による隙間など見た目も考慮すると、さらに圧倒的な差があると思っています。
タイルでも下地の機材が窯業系サイディングだと残念なことにそちらの耐久年数に左右されてしまいますね。
ALCは機材はほぼ傷みませんから表面の塗装を上手に繰り返すことで、新築時にほぼ戻るような感じです。
当社では長年建築業を営み、様々なリフォームなどお手伝いしてきていますが、リフォームしたときに「ALCで良かった。」と思います。

音が静か

厚い外壁です。住宅用でも37mmもあります。それもコンクリート。
音をとても遮ります。

当社でもお客様の希望でたまに様々な外壁材を使いますが、圧倒的に遮音性が高いです。
びっくりするほど違います。見学会など開催したときなど、違いをとても感じで改めて思い知らされます。
新しい住宅街などで様々な住宅メーカーの建物があるわけですが、夜行ったりすると解りやすいですね。
室内の話し声などが良く聞こえるおうちがあります。残念ですね。

出展:旭化成建材ホームページ https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/block.html?sct=0

先日、当社が10年くらい前に建築した建物のとなりに建て替えをされるお客様統治合わせをしました。
「高橋さんが以前建てたお隣には元気なお子さんが二人いるはずなのに夜はいないかのようです。」とお話ししていました。
他にも様々な外壁の住宅が近くにたくさんありますが、当社の住宅だけ特別と言うことでした。
それも、当社を選んでいただいたきっかけのようでした。

防火性能がすごい

防火性能の高さは、他に類を見ないレベルです。

実は以前、家が寒いのでと言うことで、古い木造住宅の隣に新しく住宅を建築しました。同じ方が住むので古いおうちと新しいおうちはほとんど離れていません。くっついてはいませんでしたが人が通れるほどでした。
古いおうちに悪い人が放火してすごい大火事になり全焼してしまったのです。
ですが、新しいおうちはほぼ被害無し。ALCのすごさを本当に感じました。
塗装の補修とテレビアンテナの取り替えぐらいですんでしまいました。

これが他の外壁だったらと思うと、本当に恐ろしく感じました。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/fireproof.html?sct=0

もちろん他の外壁でも防火性能は満たしています。

でも防火性能とはどのようなものかご存じですか?
防耐火性能は、逃げられる時間を確保出来る性能なのです。
私も木造の防耐火性能の第一人者の安井先生の講座に通って勉強しました。
それも2回も(笑)(先生にはあきれられました)

そこで詳しく学びましたが、疑問も残りました。
倒壊しないで逃げられる時間を確保できるのが、基準です。
様々な外壁や、窓などが防耐火基準をクリアーしています。

木の外壁であっても、壁の中にダイライトのような燃えない耐力面材や、グラスウール、内側に石膏ボードなどあれば一定時間は室内まで燃え抜けませんね。
それでクリアーなのです。
壁は燃えてしまっても良いのです。燃え抜けるまでの時間が確保出来れば。

外壁によって、燃え方が全く違い、その後に使用出来るか?使用出来ないか?
それこそ無くなってしまうか?ちょっとの補修ですむかも違ってしまいます。

家を建てる施主さんは、そこまで考えているのでしょうか?

当社も木を使った家づくりは得意です。
私も木の外壁はとても好きです。
外壁に木を使うこともあります。でもお施主さんにリスクも説明しますし、隣家が十分に離れているところにしか木の外壁は使いません。

他の外壁材でも、性能が十分でない場合は、外壁材と内部の石膏ボートとの組み合わせで防耐火の認定をとる場合が多いようです。室内にたくさん木を用いたい場合などはなかなか難しくなります。
ALCなら外壁材だけで十分な防火性能を持っているので内装材に気を使う必要が少なくなりますね。

より安心、より安全を考えると ALCの外壁をおすすめしたいと思ってしまうのです。

将来のメンテナンス

基本的なメンテナンスは20年30年ごとくらいに塗装をし直すこと。
これはどうしても必要です。
そして、万が一悪くなったところがあればパネル1枚だけでも取り替えることができます。
それはとても良いですね。
デザインが豊富なサイディングだと、数年後にはそのデザインがなくなっており、張り替えするとそこだけ目立ってしまうと言うことがあります。数枚悪くなっただけなのに、全て貼りかえなんて話も聞いたことがあります。

デメリットはないのか?

このようにALCの外壁は、外壁に要求される性能を高い基準で満たしています。
では、悪いところはないのでしょうか?

大きなところはデザイン性ではないでしょうか?
その素材性からどっしりした重厚な感じになりがちです。
それを好まない方も多いのではないでしょうか?

デザインが少ないですね。私は十分だと思いますがたくさんの中から選びたいという人も多いと思います。

多色で塗りにくい。窯業系のサイディングはプリンターで印刷していると聞いています。様々な素敵な柄が有り、テクスチャーも本物さながら。良くできていて偽物とは思えないようなものもあります。
ALCは現場で貼って、塗装ですから、細かく塗り分けることができません。
のっぺりした感じになりがちですね。ですがカラフルなサイディングでも将来は現場塗装ですからのっぺりします。同じタイル柄であっても板が厚いALCの方が目地の堀が深く影が出ますから塗り替えるとALCの方が断然素敵に見えますね。

工期がかかる。サイディングは貼ってコーキングすれば終わりです。ですが、ALCの場合そこからさらに時間がかかります。ALC用の塗料の吹きつけです。1週間以上余分に工期がかかると思います。
普通の住宅なら内部の大工さんの作業のあいだにできるので、全体の工期に影響はありませんが、建売住宅のように工程にゆとりがない場合には敬遠されるようです。

職人が少ない。 あまりメジャーとはいえないので職人が少ないようです。
当社は、いつも頼んでいるので大丈夫ですが、普段ALCを取り扱っていない工務店さんは、職人捜しに苦労するらしく、良いと解っていてもALCにされないところも多い用です。それでも工務店社長の自宅は、ALCにしたりするのを見ることがありますから微妙ですね。

値段が高い。冒頭に書きましたが、決して高いと言うことではないです。安いバリエーションがないと言うことです。サイディングなどでしたら、お求めやすいラインナップがあります。ローコスト住宅用のものですね。ですが、ALC(パワーボード)は、全てが厚いどっしりしたもののみです。デザインにより価格差はありますけど、安いとはいえません。とはいえ、長持ちしますから、将来まで考えるととても安いと言うことになるのですけどね。

材料選び 構法選び 設備選びは重要

住宅建築には様々な材料や、作り方(構法)、そしてキッチンなどの住設機器などがあります。
それらを選ばなくてはなりません。

youtubeやブログ インスタなど様々な情報がありますが、それらはポジショントークがほとんどです。
本当に知らないか?知っていても自分の製品を売るために行っているというのがほとんどです。

最近は、家を建てたお客様が情報発信されているケースも多いです。
一生懸命勉強し、選んだのですから自慢したくなるのも解ります。
これしかない。これを選んで大正解でした。みたいなのをよく見かけます。
でもその方が参考にした情報源が、同じような、先に建てた方の自慢話だったり、メーカーのポジショントークだったりを信じて選んだものというのがほとんどです。

実際に、勉強を繰り返し、長い間、きちんと見たり実際に使ったりして公平に判断していると思える情報は少ないです。
私が書いたこの情報もそうかも知れないと疑ってみてください。
今回の外壁の話も、別の角度から見ると私とは異なった選択になるかも知れませんね。

信頼出来る業者さんと巡り会え、本当の情報できちんと判断出来る環境ができると良いと思います。
なぜそれを選んだか?聞いてみてください。しっかり説明出来てその説明が納得出来るならとても良いと思います。それが大切ですね。

皆さん家づくり頑張ってください!!

日記・想い,設備・空調

様々な全館空調がありますね。
それらの全館空調がどんな仕組みでどのような感じなのか考えたいと思います。

全館空調比較、メーカーに直接聞く

全館空調がブームになり、どのような仕組みが良いのか、どのメーカーのシステムが本当に良いのか?
おうちを建てたい皆さんお悩みだと思います。
我々工務店もその内容の違いなど把握して設計に生かしてきました。
そのため、工務店の全国組織であるJBNで勉強会をしようと言うことになりました。
JBNのなかの環境委員会というオタクの集まりで企画することになりました。

東京に30名集まりZOOMで150名ほど。メーカーはこちらで選ばせて貰いました。

特徴あるメーカーを選定

たくさんのメーカーがありますが、全ての話を聞くのは大変です。
特徴があるとか、メジャーだったりするところに絞りました。

我々が選んだメーカーは 

OMソーラー
ひのきや
キムラ
ダイキン
ゼンダー
ユカコ

です。
それぞれについて説明を聞きましたので私の感想付き解説です。


私の理解の範囲の 私個人的な意見なので、皆さんで判断くださいね。
私なりの解釈なので、間違えていたら教えてください。都度訂正させていただきます。

**********************************
本文 削除

申し訳ございません。一部の参加メーカーさんから、ご意見をいただきました。
メーカーさんに都合の悪いことを書いてしまい申し訳ございませんでした。
内容を削除させていただきます。
私の理解の範囲で控えめに書いたつもりなのですが、メーカーさんにご迷惑をかけると申し訳ないので本文を削除しました。
全館空調も様々なメーカーさんが出していて、一般の方や工務店にとって、どれが良いのか解らない状態でした。
それを考える会でした。
建物と設備のバランスが大切です。
住み心地を、設備の力のみで無理矢理解決するのに疑問もあります。
私は、過剰な設備を使わずに、まずは建物の性能を上げ負荷を減らした上で、建物にあった設備を選択出来れば良いと思っています。
建物の性能、住まい手が望まれる住み方などで、設備の選択が変わると思います。
将来の変化への対応なども大切です。
住まい方などの違いで、エネルギーを使いすぎたり、温度ムラができたり、除湿不足になったり、様々なことが起こると思います。
今回のJBNの環境委員会のイベントはとても楽しみで、そこまで皆さんと議論し、様々な全館空調について考えたいと思いました。
私のブログは、そういった内容の本当に端の方をかいつまんだだけのつもりでした。もっと専門的な話までできれば良いと本当に思いました。そのため、誰でも気がつくであろうところまでの解説でとどめたつもりでした。
ですが、メーカーさんにとっては厳しい内容ととられてしまったのだと思います。
とても反省しております。申し訳ございませんでした。

*******************************************************

最後に

私の理解力不足でところもありましたがところもありましたが、各社、今までの施工例なども踏まえて改良されてきている結果が、現時点のシステムだと思います。
良いところもありますし、私にとって疑問点もあります。
もう少し詳しく話を聞きたい部分もありました。

ある程度の知識を持って今までトライアンドエラーを繰り返してきた人なら私の中途半端な説明の裏にある内容も解ってくださると思います。
今回はあまり難しいところには踏み込まず、一般の人でも詳しい人なら読み取ることができる解りやすいところをお話しました。

私もいろいろ試しています。
詳しい聞きたい人は是非話を聞きにいらしてください。当社で建築を考えてみたい方大歓迎です。

補足説明
私が考える全館空調の考えは、断熱性のをあげ、できるだけ設備能力をを小さくすることです。
設備能力が小さくなると言うことは、風量も少なくて済むと言うことですので、気流感が少なくなります。
運転が弱運転ですめば、音も小さくなります。
小さい設備は値段も安いです。
ですが、他に考慮すべきことと相反することも出てきます。
例えば小さな能力の機械は、思いがけない負荷に対応しにくいと言うことです。夏場に予想以上に大勢が集まりパーティをすると言うことなどあると内部発熱が多くなり小さな能力の機械では間に合わないことがあるかも知れません。子供室なども、高性能のゲーミングマシンが動いたりすると負荷が多くなります。そのようなことが予想される場合には負荷に対応することができるように余力がほしいところです。
エアコンの風量が多いと言うことはエアコンの効率が上がると思います。効率を優先させるなら多少の気流感や、音などを我慢するという人もいるかも知れません。
人それぞれ、考えることが違いますので設計の仕方も変わるでしょう。
今回のブログはメーカーさんを比較して優劣を言っているのではなくて、私が理解した範囲での特徴を書いたに過ぎません。
皆さんそれぞれが良く検討をして、計画してくださいね。

メディア掲載・受賞,日記・想い


令和5年度 国土交通省補助事業「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」が発刊されました。
高断熱住宅の上手な住まい方を記載した冊子です。

高断熱住宅は、快適な温度で暮らすことができます。
ですが、住み方が悪いと、あまり光熱費を減らすことができなかったりする場合もありますし、上手に住むと光熱費がそれほどかからなくできます。

特に当社レベルの住宅だと、暖房無しで生活できる場合もあります。実際に暖房を全く使わないというおうちや、今年は数回エアコンを付けただけというおうちも多くなってきました。

住み方はとても重要なのです。

住み方を 建築では 住まい方と言いますが、上手に工夫して住みこなすみたいな意味があると思っています。

パッシブハウスはこの冊子で想定している以上の性能がありますので、少し考え方も違うこともあります。
住まい方も違う場合があります。
より上手な住まい方で、より性能が発揮できます。

ですから、当社でこの冊子に少しコメントを入れました。

私もこの冊子作りに少し関わっています。とても高断熱な住宅の住まい方と言うことで、意見を求められました。
この追記した内容はお伝えしたのですが、まだ周りがこのレベルには全く到達していないと言うことです。あまり特殊なレベルの事例は載せにくいとの判断のようですね。

このような方々で作られた冊子です。

他の団体を通してもいろいろお世話になっている方々ばかりです。こういうところに参加させていただけて、情報も得られる立場でいられることは大変ありがたいです。
当社のレベルは、ここで話し合われている内容よりも高いレベルですが、当社では気がつかない参考になる内容もたまにあります。
あまり先に進みすぎると、目に入らないこともあるのです。「灯台もと暗し」でしょうか?

情報は大切です。さらに勉強していきます。
今後も頑張って、良い家を安く作れるように頑張りたいと思います。

参考になると思いますので皆さんも読んでみてください。

当社のオーナーさんには、私の欠き込みのある冊子をお渡しします。
ご連絡ください。

パッシブハウス,日記・想い

上里町初となる,パッシブハウスが完成します。

最後の仕上げ作業が進んでいます。
昨日も日曜日にもかかわらず、電気屋さんが工事してくださいました。

私も1日中、工事の最終チェック
パッシブハウス認定申請を行うのに、図面との整合性を確認します。
整合性を確認しながら、認定申請書の資料作りを現場で行います。

エアコンの冷房運転の試運転で寒かったです。(笑)
でも、ドレイン水がきちんと流れるかの確認は大切ですね。
冬なのにどんどん冷やすことができました。(笑)

リビカウンターカウンターがあるととても助かります。(笑)
デスク代わりに使わせていただけます。
厚い杉板、当社作成の格子の引き戸かっこいいですね。
性能はバッチリなので、断熱性能は全く問題ありません。

ヒートブリッジが入力されていませんが、現在こんな感じ

ヒートブリッジ入力しても暖房需要15kWh/㎡年は余裕でクリアー出来ますね。

気密性能もバッチリです。C値も0.1台です。
50Pa時換気回数も0.5回を切っています。

後は風量測定。
換気が計画通りに機能するのかしっかり見なくてはなりません。
各グリルの風量(SA,RA)や全体の風量(OA,EA)を測定し、計画通りの風量になる用に調整します。
この作業が大切です。

資料も大半ができてきました。
今回は、屋根がグラスウールのブローイングなので、熱橋計算を直す必要があります。ちょっと大変です。

この下に 調湿シートを施工した。

すかっとシートプレミアムです。湿度が過剰に上がると、水蒸気を逃がすことができます。

この下駄箱すごすぎる。

きちんと完成したら 写真を撮らせていただきます。
とても楽しみです。

日記・想い

高断熱住宅に住むと健康に良いというのは本当でしょうか?

多くのハウスメーカーや工務店が「高断熱住宅に住み替えると健康になる」という話をします。

病気が治るなら、家族のために家を建てよう!
と、決断する人も多いでしょう。

温かい家は病気が治るというのは本当なのでしょうか?

岩前先生の研究 健康改善効果

まずは良く目にする有名なグラフです。

HEAT20でとてもお世話になっている岩前先生の研究です。
グラフは横軸が断熱性能です。 左に行くほど高断熱です。

高断熱住宅の方が改善率が高いですね。

様々な研究で、断熱性が高くなると、様々な病気の改善がなされることが多いと言うこと解っています。
病気がよくなる可能性が高いと言うことは、間違いなさそうです。

でも、このグラフでは、どのくらいの人がどのくらい改善したのかが解りません。

高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

上のタイトルの論文が最近発表されました。
慶応大学の伊香賀研究室で出したようです。

20才から49才の266名の調査です。割とサンプルは多く信頼性も高そうです。

子育て世代の女性は、仕事や家事、育児など忙しく、自身への健康意識が薄れやすく、体調が悪くなりやすかったり、不調を訴える人も多いので女性中心に変化を見たようです。
体の不調を訴える女性は多いですね。

調査対象の住宅の断熱レベル

建物は 本当に高断熱の等級6、等級7を対象にしたとのこと。
等級4やZEHレベルの等級5ではないところが評価出来ます。
このレベルでは高断熱とはとてもいえません。
今回はきちんと高断熱の住宅で調査したと言うことです。

平均で3地域 UA=0.27W/㎡k 
4地域 UA=0.29W/㎡k 
5地域 UA=0.33W/㎡k
6地域 UA=0.37W/㎡k
7地域 UA=0.43W/㎡k だそうです。

一般的なレベルと比較すると、良い断熱だと思います。

実際の暖かさの感じ方

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

転居後は、様々な部屋であまり寒さを感じなくなっています。
乾燥感は住み始めは変かなく乾燥を訴えていますが、数年経つとなれるようで、乾燥感を訴える人は減っています。
暗さや匂い藻減りますね
今回の内容とあまり関係ないですが、面白いのは外からの視線が改善しないことです。この辺に注意して設計したいですね。当社では、透明ガラスをあまり使わず、視線の気になりにくい型板ガラスを多めにしています。良かったです。

住まいでの諸症状の変化(女性)

それでは本題です。
体調は改善するのでしょうか?

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

これを見ると、明らかに改善した人がいることは解ります。
しかし、それほどの割合ではないですね。

例えば「体がだるい」という人を見ると、毎日のように体のだるかった人が15%位が12%ぐらいに減っているだけに見えます。

頭痛に至っては増えているようにも見えますね。
そのほかも大差なく、微妙な現象です。

大きく変化が見えるのは「手足が冷える」と言うところくらいでしょうか?

睡眠の質の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

睡眠の質は 女性の改善率が良いですね。
およそ50%悪いという状況から、25%位まで減っています。
男性は 25%位から20%位です。

特に女性は、よく寝られる人が多くなっています。
ただこれは、家を建てると決断したときには、赤ちゃんができた頃で、家ができたときには少し大きくなっているので夜泣きなどの対応が減ったとかは、データーから見えません。そういった生活の変化の影響も多そうです。

主観的健康状態の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

健康になったかどうか?と言う問いです。
全く良くない、良くない、あまり良くないと言う人が
女性は25%位から22%位
男性は24%位から18%位
思ったほど変化ないですね。

今回の論文で思うこと

高断熱住宅にして、温かい家にすることで住み心地は本当に変わります。快適になるのは間違いないです。

そして体の負担が減り、体調が良くなる人が多いのも事実のようです。

しかし、皆が全て、体調改善するわけではありません。

住宅会社は、宣伝のため温かい家にすれば健康になるようなことを言いますが、全ての人に当てはまるわけではなく、あまり変化ない人の方が多いことも事実です。

今回の論文では、そのあたりのことが明らかになったと思います。

「健康になるために高断熱住宅を作る」と過度な期待をすると大変です。
我々住宅会社も説明に気をつけなくてはならないですね。

これから家を建てる人は、住宅会社の都合の良いデーターでの説明には気をつけてくださいね。
実際の様々な知識、説明なしに、この辺を強調して来る住宅会社には、ご注意ください。
きちんとした数値などで比較出来ることが大切ですね。
「当社の住宅は暖かいですよ。」
「この断熱レベルで十分ですよ。」
「長持ちしますよ。」
「地震に強いですよ。」
そして
「暖かい家は健康になりますよ。」
そうした、抽象的な話は、解らないですね。
きちんと比較検討したいですね。

今回の論文は、私もとても勉強になりました。

日記・想い

建築確認申請も 長期優良住宅確認申請も 民間は電子申請です。
とても便利でありがたいです。

民間でのビジネスは、メールなどで連絡とるのが当たり前。
頻繁にやりとりするならメッセンジャーでしょうか?

電子申請はWEBです。夜でも申請出来手島います。

画面はこんな感じ

PDFやエクセルファイルでのやりとりです。
間違いの指摘を受けても送り直すだけ。

時間もかからないし とてもエコです。

市役所のように持ってこいとか、FAXで送れとかありません。
今の時代に、もってこいとかあり得ないですよね。
埼玉県の窓口では「郵送もダメ」と言われたこともあります。(笑)
自動車乗って持っていったらCO2ばらまきです。
役所で「グレタさんに怒られますよ」と言いたいですね。
これだけ物流良くなってネット環境も発展しているのに役所相手は大変です。

水道の配管図面をPDFで送ってくれと言ったら取りに来いと言われたこともあります。
某市役所まで取りに来いと言うのです。
でも市長への手紙にそのことを書いたら翌日送ってくれました。
その後、PDFで送ることができるようになったようです。
言わなくちゃダメですね。みんなで役所我より効率上がるように、導いてあげましょう。

何で役所は遅れているのでしょうね?
パソコンだってみんな使っているのに。

役所に行くと 「ここは昭和ですか?」と思わず言ってしまいそうです。(笑)(笑)
レスポンスもすごく悪いし。
とても時間のロスがありますね。
コピー代金10円とかとられます。それで集金してレシート出してくれます。
その行為が10円以上かかってますし、待っている私も時間の無駄。
タイムパフォーマンスの意識が欠如しています。

ちょっと本当にがっかりですね。

言ってもあまり改善されないし、より厳しい判断に意地悪されるだけのような気もします。
言うだけ損だとみんな思って言わない人が多いのでしょうね。
皆さん言いましょうよ。

“今は令和”
時間削減と環境破壊から地球を守ることがとても大切です。
そういう意味でも、積極的に改善してほしいです。
でも、役所はそんなものかな?(笑)
あまりタイムパフォーマンスとか、環境問題とか関係なさそう。

役所はそんなものだと諦めて、自分たちだけでも効率よく頑張らなくちゃですね。

今日一日そう思いました。

パッシブハウス,日記・想い

昨日、お引き渡し説明が済みました

パッシブハウスの認定資料作成中でまだパッシブハウスと公言することはできませんが、性能は到達しています。
後はきちんとした認定資料を作り、認定して貰うことになります。

当社得意の木の家です。

きちんとした写真がまだ無いですけど家具でも入ったら撮影させて貰う予定です。

明るい玄関が素敵ですね。

落ち着いた寝室も素敵です。

勾配天井で広々。間接照明、バーチカルブラインド、杉の無垢板で作った地袋カウンター

本当に素敵なおうちができました。


日記・想い,設備・空調,設計 デザイン

久しぶりの造作キッチンです。
今までも何度か作らせていただいてますが、今回は 本格的に学んで、緻密な計画の上に作ったキッチンです。

見た目が大切!木材のすっきりデザイン。

扉の面材は 杉の赤身の集成材です。
綺麗ですね。
取っ手は付けませんでした。キッチン本体部分は 押すと開くプッシュオープンです。便利ですね。
そして、カップボードカウンター部分は彫り込みの引き手です。扉の上部をJ型の加工をして引きやすく作っています。形状や深さなど難しいですよ。

収納量が大切。必要なところに必要な収納

収納力がすごいですね。
右のキッチン本体部の足下収納は500mlの缶ビールケースもすっと入ってしまいます。
45cm引き出せます。
2番目の段も50cm引き出せる収納です。お鍋や調味料、大きな油や醤油、みりんなどのペットボトルも入ります。高さも十分です。
1地番上はキッチンの左右に小物入れ。左右に配置しているところが良いでしょ!右はカトラリー、左は細かい調味料などと別けても良いですね。
もちろんレールもこだわってますよ。HAFELE(ハーフェレ)の高級レールです。
めちゃくちゃスムーズだし頑丈です。

これを採用したのは、制作キッチンの第一人者の和田先生が一押しだから。
ブルムが良いと思っていたけど実はこれが最高らしい。
私の師匠はこちら。当社社員で数日間みっちり勉強させていただきました。(当社だけのため)
(お金はびっくりするほどかかったけど中途半端じゃなく最先端の情報。最高の技術が短期間で得られるなら安いと考えています。)
耐荷重40kgのレールにしました。ちょっとやそっとじゃ壊れませんね。

カップボードカウンターの奥行きは広めに

カウンターの奥行きは60cm 長さも270cmです。
広めですね。
当社以外では一般的には45cmが多いですね。長さも短めが多いです。
しかし、近年は料理家電がとても多いです。
炊飯器、トースター、電子レンジ、ケトル、コーヒーメーカー、クックフォーミー、ミキサー(ジューサー)などなど。
それらをおくとすぐいっぱいになってしまいます。
その調理家電の前にお皿を置いたり、お茶碗やカップなど置きたいときはないですか?
45cmではそれらが置けないのです。
当社では、既製品のキッチンの場合でもできるだけ奥行きを深くすることをおすすめしています。
(でも、あまり私のアドバイス受け入れない人もいます。残念ですけど何でだろ?)

カウンター下には、引出収納です。
上段はお皿やお茶碗などの織機を想定しています。
下はもういろいろですね。食材などでも良いですし、調理器具でも良いですね。大きめなものなどですね。
とても収納量があります。
50cm全部引き出せますし、スムーズに閉まるのも当たり前ですね。

ゴミ箱の位置、捨てやすさ。

カウンター下の中央部はゴミ箱置き場です。
幅を860mm位の空間にしていますから、ゴミ箱を3つくらい置けます。分別しておくのに便利です。この位置も重要。
冷蔵庫、食品庫から取り出して調理台の上でパッケージを開けます。そして振り向けばゴミ箱です。
私は調理台の上で料理の途中はある程度まとめてからいっぺんに捨てますが、最近は包装が多いですからたくさんゴミが出ます。その都度、近い位置でまめに捨てられることで調理台の上はすっきりつかい易くなります。
手前でなく少し奥まった中央に配置することで、リビングやダイニングから見えにくくもななっています。

私は蓋のないオープンなゴミ箱が好きです。あまり目立たない位置ならゴミ箱の中身が見えて良いと思っています。
テキパキ料理を作るタイプなので、いちいちゴミ箱の蓋を開けるのが面倒です。
そして蓋が開くタイプだと、蓋が開く高さの確保が必要になりますのでゴミ箱も高さが低い容量の小さなものになってしまいます。
あまりゴミが入らないと、入りきれなかったゴミをゴミ出し日までにどこかに仮保管する必要があります。それこそスペースの無駄ですね。一時保管場所の匂いの問題も起こりそうです。

使い安いアイエリア収納

見やすく使い易いアイエリアの収納も付けました。
オープンな棚で仕上げることも多いですが、すっきりさせるのを重視しました。
前面の扉は、フラップアップ。
軽い力で開けることができます。
閉めるときもゆっくりスムーズ。バタバタしません。
もちろん開けたままにもできます。

大型の食器洗い機 BOSCH

今回採用したのはBOSCH(ボッシュ)の食器洗い機です。

すっきりしてますね。
前面に操作パネルがありません。

スイッチは扉の上の見えなくなるところにあります。

残り時間などは、床に照射されます。

私がBOSCHを選んだのには訳があります。
もちろん前述の和田先生がおすすめしていたというものあるのですが、一番は乾燥です。

食器洗い機から発生する水蒸気がとても多い。

食器洗い機は、高温のお湯で洗います。
その水蒸気の量が多いのです。
国産のものなどでは、水蒸気を吹き出す仕組みになっていたりしますね。

ミーレも食器洗いが終わって乾燥に入ると、前面のパネルが空き食器の余熱で自然に乾かす仕組みです。
庫内や食器に着いている水分が室内に放出されてしまいます。
かなりの量になるはずです。

高性能住宅は室内の空気環境を整えていますから過剰な水蒸気が出ると大変です。冬はそれほど問題にならないかも知れませんが、夏は除湿負荷が増えますね。エアコンの電力消費量が増えてしまうと言うことです。食器洗い機はただでさえ電力消費量が大きい機器ですからエアコンでさらに電気を使われているとしたら悲しいです。

BOSCHは余分な水蒸気を外に出さないゼオライト乾燥です。すごいこと思いつきましたね。

食器洗い機の必要性。

そもそも私は食器洗い機いらない派です。
本当にもったいないと思っています。
私は料理を作りながらフライパン、鍋、ボールなどの調理器具はどんどん洗ってしまいますし、食器もそれほど多く使いません。
食器洗い機を使ったことがない人のために、食器洗い機の使用手順です。
ゴミを払って、食器洗い機に食器を綺麗に並べてます。汚れ落ちは並べ方で決まります。私は並べるのが面倒で嫌いです。
洗剤を入れてスイッチを入れます。洗った後、食器はそのままでも良いですが、底にたまったゴミを毎回掃除することになっています。
いかがでしょうか?
食べ終わったらチャチャッと手洗いした方が私は楽だと思っています。
料理した後、食べた後すぐに洗えば、汚れも簡単に落ちますし、洗剤まで使って洗う必要もないものも多いです。
洗剤の使用量を減らすのはサスティナブルな世界を維持するのに大切なことですね。

食器洗い機の費用も高いですね。
ビルトインだと国産のもので10万円20万円くらい
海外のものだと30万、40万ですね。ちょっと高い。

食器洗い器の寿命の問題もあります。
10年くらいでしょうか?パナソニックなどはすぐに部品切れで修理出来なくなりますね。
普段の修理の依頼も割と多いです。
海外のものは部品20年とか長い間修理が可能なものが多いようですが、修理費もまあまあかかります。
日本市場から撤退されたら困りますし。部品が届くまで時間がかかってしまうと言うことも多いです。
食器洗い機をそれまで使っていた人も、壊れたと同時に新しい食器洗い機に買い換えずに、食器洗い機の場所を棚にしてくれと言う人がとても多いのも事実です。

海外製食器洗い機のメリット

たくさん入る
国産に比べて容量が多いのは確かです。

下段からでも上段からでも入れられる
国産の引出式だと上に食器を置いてしまうと下の段に食器が置きにくいです。上のものをどかしてから、下にいれ戻すという作業が必要です。
海外製はフロントオープンで、好きな段から並べることができます。順番を考える必要が無いです。

音が静か
私が良いと思っているのは、海外製は音が静かだと言うこと。
パナソニックに比べて本当に静かです。食事の後、くつろぎの時間には本当に助かります。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは国産にしました。
グリルが付いているからです。

パナソニック製を選択することが多いです。他のメーカーも良いものがありますね。

海外ではIHの他に、別の場所にビルトインオーブンなど付けることが一般的なようですが、日本ではあまりオーブンは使わないですね。
それより多いのは魚焼きでしょう。私にとって両面自動魚焼きは重要です。

IHのオーブン機能も使うことも多いです。
掃除しやすく、使い易いのが良いですね。
このオーブン機能で本当にいろいろな料理を作ります。
私にはこれで十分です。海外製のビルトインオーブンを使ってみたいけど、それほどの頻度ではないでしょうし。
機械には寿命があるので、機械の数を減らす計画も重要だと考えました。

水栓

水栓はグローエです。
この辺はお客様の見ためのこだわりで選ぶことが多いですね。
私はそれほど重視していませんが、今回はとても良いものを付けました。

シャワーの水はねや値段などから考えると当社の標準タイプ
タカギの水栓で十分と考えています。
シャワーのきめ細かさが選べたり浄水器が内蔵出来たり、一通りの性能はとても良いです。

キッチンカウンター

カウンターはステンレスを採用しました。
気軽に調理を楽しみ、長く使ってほしいとの思いです。
傷が目立ちにくいバイブレーション仕上げにしました。価格はちょっと高いです。

調理台前とシンク前は、カウンターの奥行きを広くしました。
ここに料理中に頻繁に使う調理道具をおくことができます。
頻繁に使うボールやざるなどだったり砂糖や塩などの基本的な調味料ケースなど出し入れ大変ですね。
ここに置けば料理中さっととれますしさっと片付けられます。
フラットなので掃除も楽です。
手が届く範囲に頻繁に使うものを置けるのも大切です。

キッチンレイアウト

今回のキッチンは並列型の対面型です。
セミオープンと言っても良いかもしれません。

リビング側から手元が隠せるのも良いと思いませんか?
毎日きちんと綺麗に片付けておくのは大変ですね。
リビングと一帯の空間で有り、目線は通ります。
でも手元は見えない。
片付けが本当に楽です。
塗れたままでもおいておけますし。

今の流行はアイランドキッチン。当社でも依頼が多く一年に何度も作っています。
オープンで素敵です。憧れますね。
料理をする人の孤立感も少ないです。
でも冷静に考えてください。
「お子さんが料理を手伝うためにフラットで」とお願いされることもありますが、シンクの反対側でお子さんが手伝いができることは少ないですね。どうしてもシンクが使える側にいないとできないことが多いのも事実です。
お子さんと料理するなら、アイランドにするよりお子さんと並んで調理ができるように調理台の幅などの確保の方が重要な気がします。
カウンター反対側でできるお手伝いは、テーブルでもできますから。
むしろテーブルの方がお子さんには高さが低く作業が安全で楽ではないでしょうか?

今回のキッチンもキッチン本体と、カウンターが並列型
振り向けば、料理家電や食器などすぐに手が届きます。
合理的な使いやすさを重視しました。

使い安い立体シンク

シンクは立体シンクです。

低い段に水切りプレートが付けられます。とても便利ですね。
まな板を低い段に付ければ、力を入れやすいそうです。カボチャなど切るのには良いですね。
具体的な使い方はこちらをご覧ください。

水切りプレートを上段にももちろんできます。

重ねられます。

まな板置いても頑丈です。
調理台が広くできるのも良いですね。

サポートプレートで調理スペースを広げることができますから、シンクは少し中央に寄せ、右側にも調理スペースを設けてあります。

複数の調理を同時に行う場合など、便利です。
下ごしらえしたものなども置いておきたいですから。
もちろん、一段上がったカウンター上も一時置きスペースとして利用出来ます。

お掃除しやすい排水口も重要

あたりまえのことですけど、排水口も重要です。
お掃除しやすいこと。
下の収納量を減らすことにならない納まりなど。排水管が邪魔でシンクの下の引出だけ奥行きが狭いものが一般的です。当社オリジナル制作キッチンはシンク下も奥行き50cmの引出です。ここに入れたいものは多いですからとても重要です。

そしてステンレス一体成形の排水口でないと掃除しにくいです。継ぎ目の水垢など掃除が大変ですね。
そして網かごも、目の粗い上の網かごと、目の細かい下の網かごの二段構え。
排水が詰まりにくい工夫です。
見落としがちですが、こんなところも注意が必要です。

壁面も利用しよう!

IHクッキングヒーターの前に壁を作ることも利点があります。
オープンな感じは少し少なくなりますが、とても便利です。

仮にいろいろおいてみました。
お玉やフライ返し。キッチンペーパーやラップ、調味料、計量スプーンなどやミトンだって、さっととりたいですね。使ったらすぐに引出にしまえないし。
鍋のフタだって邪魔です。
いろいろ工夫ができそうですね。

自然光で明るさを確保 動線も確保

カップボードカウンターの上のアイエリア収納のさらに上部には高窓
自然の明るさを確保しています。

さらに突き当たりには食品庫
さらにその先は、5畳もある広いランドリースペースに洗面脱衣室
通り抜けられる回遊動線です。

様々なことを考慮に入れて設計してます。
こちらの提案を理解してくれ、取り入れてくれる施主さんあってこそ。
やりやすい施主さんだとこちらも提案しやすく、どんどん良い家になります。

価格は?

お求めやすい既製品より高いです。でも高級キッチンよりずっと低価格でできます。
でも、当社は現在忙しいので基本的には既製品とさせていただきます。
生意気なようですが、当社が作りたいときだけの対応となりますのでよろしくお願いします。

ちなみにこの家のキッチンは、普通だと2~300万位になるのかも。
もっと高くても文句言われなそう。
でも当社は、自社生産。
仕入れも先生から教わり、特別ルートなので激安。
だから予想以上の低価格。でも既製品より高いですけどね。
良いもの使ってますから。
でも施主さんがとても素晴らしい方だったので、特別な価格です。

毎日の料理は特別ではない。

皆さんも表面的な見た目だけではなく、実際に料理を作るときの手順など考えながら素敵なキッチンを考えてください。
得意な料理などでも、仕様が変わると思います。
今回のキッチンは、普段、私が料理を作りながら自分で使い易いように、さらにキッチンアカデミーで学んだ結果や和田先生に教えていただいたことなどを、総合的に考え作りました。
異論があって当然だと思います。作るものや手順、道具もそれぞれ違いますから。
でも、最近の内容のない、ブログやYOUTUBEなどは鵜呑みにしない方が良いですよ。
自分でよく考えてください。
特別な料理を作るときのことを優先させてはダメです。
一番、普段の繰り返し作業がスムーズにできることが大切です。

毎日の料理が楽に楽しくできるように!!
皆さん頑張りましょう。





建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー

宇都宮大学の高橋若菜先生とその学生さん 県議会議員や市議のかた。
産業技術総合研究所の先生方などが視察に来てくださいました。


まず、13年前当社で初めて建てたパッシブハウスの住み心地など体感いただきました。
この家は暖房無しで過ごしている住宅です。

そして、現在建築中の建物の見学をしていただきました。

皆さんご承知の通り2050年までにカーボンニュートラルの目標ですね。
それでも遅いくらいですけど。

家庭で使われるエネルギーが、とても多いと言うことも皆さんご承知の通りです。

これらを減らすことがとても重要ですね。

まずは”消費エネルギーを減らす。”!!

そして、どうしても必要なエネルギーは、”効率の高い機器”を使う。

この順番を間違えてはダメですね。

住宅で言うと、まずは断熱です。

きちんと断熱することで熱損失を減らします。

そして高効率機器ですね。

この辺の説明はこの方たちには当たり前の内容なので省きました。(笑)

実行しやすく効果がある取り組みが必要!!

私がお伝えしようと思ったのは、実際に実行しやすいノウハウを作ることです。

私は、現場、実測主義の研究が好きです。

勉強して、考え、実行して、測定
これを繰り返しより良い方法を探しています。

ハウスメーカーより早く、研究者よりも実践により確かな方法を

当社の省エネのノウハウはかなりレベルが高いです。

机上の空論では上手くいかないことも多いですね。
思いがけないことがおこったり、コストがかかったり。

当社では、コスパよく省エネにしていくノウハウを積み重ねています。
効果があってもコストがかかるのでは、普及はしていきません。
お客様の負担が大きくなってはならないのです。

勉強、研究、実践、検証 これができないと、コスパの良い省エネ住宅は作れないと思っています。

それを一番皆さんにお伝えしたいと思っていました。

当社ではあらゆる側面から、安く高性能な省エネ住宅を作る方法を考えています。

パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

パッシブハウスオープンウィークス2024が土日に行われました。

https://passivehouseopenweeks.jp/
パッシブハウス認定申請予定の構造見学会を行いました。

パッシブハウスオープンウィークスは日本中でパッシブハウスが同時に公開されるイベントです。

各地で行われていますので是非調べて、行ってみてください。

当社では、お客様をお待たせしてしまっている状態のため、大々的に宣伝することはできません。
新規のお客様の増えすぎを抑えています。
当社ホームオーナさんからいただくご紹介をこなすのに精一杯の状態です。

そのため、イベントに来ていただくかたは、当社で建築されていただいたホームオーナーさん。現在建築中のかた。そして予約をいただいている方です。
当社のホームオーナー様のグループへのお知らせだけでした。
(当社のホームオーナーさんで登録希望の方はご連絡ください。)

イベントは、宣伝ではなく皆さんに楽しんでいただくイベントとしました。

おいしいお肉で定評のある「和銅バーベキューセンター」さんに、炭火焼きセットを依頼。
焼肉大会です。(笑)

それと群馬県上野村のおいしい椎茸もあります。
高級料理屋さんに出されているものだそうです。

まずは職人が試食(笑)

そのほか ピザ作り 金魚すくい(おもちゃ) などなど
社長特製「牛すじカレー」も準備しました。

2日間で70名以上の参加をいただきました。

皆さん普段できないおうちの自慢話をしていたようです。

お友達とかには、当社レベルのおうちの快適さを話すと嫌みに聞こえるのでできないそうです。
 特に他社で新築してしまったお友達とのおうちの会話はとても困るとのこと。
 お友達がおうちの説明してくれてもお返事出来ないそうです。何を答えて良いか解らないそうです。

ホームオーナーさんからは喜びの声がたくさん。
無暖房で過ごしている自慢とか、オーバーヒート自慢とか。(笑)
温度の安定性や湿度の話。詳しすぎる!

皆さん大満足しているみたい。話が弾んでいました。
職人さんたちもそれが聞けてとても良かったです。職人さんに直接、お客様からの感謝の言葉なかなか伝わらないので本当に良かったです。

予約中のお客さんや、建築中のお客さんも当社と今までお客さんとの仲の良い様子が伝わり、安心して貰えたみたいだし。

でも、過度に期待して貰うのも怖いかな?

皆さんに大変盛り上げて貰いました。皆さんにたくさん召し上がっていただきました。
今日はお片付けです。和銅バーベキューセンターさんのサービスはゴミも食器もそのまま返却出来るのがありがたいですね。
準備も片付けも楽させて貰いました。

あー楽しかった。
見学会も、ちらし作りや印刷、折り込み料、そのほか運営費がかかります。秩父郡市にチラシの折り込み見学会の運営費だけでも相当なお金がかかりますよね。30万とか位は最低かかるのじゃないかな?
それを考えると数万円でできる今回のイベントはやっぱりやって良かったです。
みんな大満足で平和なイベントでした。
建築費用に広告宣伝費を上乗せしたくない。わずかですけど、みんなで楽しめることにお金が使えて良かったです。
次回も企画したいと思います。

ちなみに構造見学もしてましたよ。

さっと見て貰った程度ですけど。
それと、大学の先生や学生さんたちにも来ていただけました。
学生さんたちはとても勉強になったはずです。(と思いたい。)
学生さんたちには熱心に説明させて貰いました。
どこまで理解して貰えたかな?。
めんどくさい説明されたなと思うか、とても貴重な現場が見れたし話が聞けたと思えるかは、学生さんの能力次第ですね。
そして若いのでお肉もたくさん召し上がって貰いました。
「社長カレー」も食べて貰い、無理矢理「旨い!」と言わせませた。(笑)

パッシブハウス建築まだの方。

皆さんも、パッシブハウス作ってみてください。
パッシブハウスオーナー仲間になりませんか?




日記・想い

これからの エネルギー計算のロジックの説明を住環境研究所の水谷さんに説明いただきながらわいわいガヤガヤ。

これからこのオタクの人たちからの設問責めがありそう。

日記・想い

ものつくり大学で授業をさせてもらいました。
HEAT20でお世話になっている松岡先生の講義での1コマです。

定期的にやらせて貰ってます。

高性能住宅の実際の設計方法のプロセスをお話しし、「温熱設計は経験やカンでやるものではなく、きちんと計画し、シミュレーションなど計算に基づき進めなくてはならない」ということを解って貰うための授業です。

経験や勘だけではダメ!

温熱設計の大切さ
現地調査やヒアリング
設計やシミュレーション
安全性の確認

そういったことをお伝えしてきました。

平成25年基準の住宅やZEHレベルの住宅はまだまだ消費エネルギーが大きいです。特に暖房エネルギーこれを減らしたいですね。

日照チェック。日が当たる場所を狙って設計。

デザインPHデモでリング 日射熱のエネルギー量を出します。

PHPPで計算してパッシブハウスに

断熱構成の安全性もチェック。内部結露など興したら大変だ! 冬型、夏型も非定常でチェック!!

熱橋を潰すことも怠りなく。取んない断熱しても熱橋が大きかったら、鍋に穴が空いているのと同じ。どんどん熱が逃げていきます。表面温度も低いところがでてしまってカビが生えやすくなっちゃいますね。不健康です。

基礎断熱もチェック。間違った噂を流している人は笑って無視。(勉強不足youtuberや工務店にだまされないで。)

中途半端な情報を流して恥ずかしくないのかな?一般の人をだます形になっている人もいますね。偉そうな有名な人でも間違っている人もいるから気をつけてくださいね。

機器の選定もよく調べましょう。性能やメンテナンスまで。効率よくはとても大切ですけど、メンテナンスのしやすさも重要ですね。
表面上の効率だけで意外な欠点を持っている機械も。
多くの仲間と情報交換して不具合事例などのチェックも必要ですね。

学生さんには盛りだくさんすぎたでしょうか?

ハウスメーカーや普通の工務店では全く理解出来ないレベルの内容です。

でも、聞いたことがあれば将来社会に出たときに自分が最先端の内容を聞いていたことに驚くはず。勉強してきた自信にもなるかも。「あっつ!このことだ。」そう思ってもらえれば良いかな。経験や勘で設計するのではなく、プロは計算すると言うことを知ってもらうだけでも良かったかなと思います。

家を建てようとする皆さん! 計算してくれる建築会社をさがしてくださいね。全く違うものが作れますよ。

日記・想い

JBNは全国2000社以上の工務店で組織する組合です。
とても大きな組織です。
そこに環境委員会という委員会があります。環境委員会で先進的な取り組みをしている工務店がクローズドでノウハウを講評し会う機会がありました。

いろいろなオタク的な取り組みをしているところもありますね。

当社もその一つかも知れませんが 当社は超高性能でローコストを目指しています。皆さんに熱心に聞いていただけました。

他の皆さんの発表も素晴らしいものでした。皆さん頑張っています。
面白いものもありましたが、こだわりがすごすぎてまね出来そうもありません。
超高性能をできるだけ安くと言う当社の方針にはそぐわない感じでした。

断熱ばかりでなく 冷暖房や換気の方法なども話し合われました。地域性もありますからそのまま使えないと思いますけど皆さんが考えていることはとても参考になりました。

このような勉強会は、オープンではないので普段話せないことも話せてとても良い情報交換になりました。

日記・想い,設備・空調

今日は お施主さんとショールムでキッチン選びです。

みんなで楽しくキッチン選びをしてきました。

普段は当社の女性スタッフのみのご案内なのですが、久しぶりに私も行ってみました。

私にとってはお客様との久しぶりのショールーム巡りなのでワクワクでした。

当社では メインのキッチンとして クリナップのステディア

木製扉のキッチンとしてウッドワンのスイージー

そして当社の造作キッチンです。

クリナップ ステディア

当社で一番のおすすめがクリナップのステディア。
キッチンの専業メーカーのおすすめキッチンと言うだけあって、細かいところまで良くできています。

様々なメーカーがありますが、ステディアは各部がとても良くできていると思います。他の大手各社ともこだわりというかピーアールポイントがあって素晴らしいのですが、様々な面でトップクラスの面を持ち合わせて作られているのがこのキッチンです。

https://cleanup.jp/kitchen/stedia/

キッチンのことが解るようになって、いろいろ比べると、細かいところまで使いやすさにこだわっているのが解ります。
本当におすすめです。

詳しくはショールームで見て比べていただけるの一番良いと思います。

収納量バツグンですね。

ウッドワン スイージー

建具の専業メーカーウッドワンの作るシステムキッチンです。

無垢の建具 ピノアースを作っているメーカーですね。

ショールームのスタッフさんに詳しく説明いただいています。

その建具に合わせてパインの扉のキッチンも選べますし、オークやウォルナットのキッチンもあります。

木のおうちにとても合うキッチンですね。

当社造作キッチン

当社ではお客様のご要望に合わせてキッチンの制作も行っています。
造作キッチンですから割と自由自在です。
カウンタートップもいろいろな材質も選べますが今のお気に入りは、シゲル工業のステップシンクです。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=mGt2WCb4hqk
ご存じの方も多いかも知れませんね。

食器洗い機はBOSCHが標準です。
大容量ですね。とても良くできています。

https://www.club-bs.jp/dishwasher/

室内に湿気を放出しないゼオライト乾燥です。夏場でも安心ですね。

水栓はDelta。

https://rs-bd.com/delta/product-category/kitchen_faucet/touch_kitchen_faucet/

反応が良いタッチ水栓です。とても使い良いと評判です。

当社はキッチン制作部を立ち上げました。
キッチンアカデミーで学び最先端のノウハウでキッチン作りを始めました。

キッチンの金物はより良いものを作ろうとすると悔しいですが海外製になってしまっています。
ちょっと高級ですが現在はHAFELE(ハーフェレ)を使っています。すごく良くできてます。

使いやすさを考えてキッチンを選ぼう!つくろう!

忙しい世の中ですが、なんだかんだ言って、キッチンが生活の中心ですね。

昔は、女性が一人で北側の独立した台所で作業をしていました。
でも今は違います。

楽しくキッチンを中心にしての生活が主流になってきましたね。

男性もキッチンに立つ人多いですね。私も普段から料理を作ります。

料理も楽しいですね。
工夫しながら、おいしい料理をつくり、家族みんなに喜んでもらえる。

お気に入りのお料理道具を集め使うのも楽しみの一つですね。

最近では夫婦で料理というのも当たり前になってきたようです。私も料理作ることが多いですね。現在ではクックパッドやYOUTUBEで料理の仕方が詳細にわかりますから割と上手に作れます。

気分転換にも良いですね。

私の場合、キッチンに立つのは設計にも役立ちます。料理の手順から動線を確認したり、道具や調味料の位置を考えたり。でも道具も様々で難しいですね。いろいろありすぎて把握しきれません。毎日勉強ですね。

道具、食器の把握をしよう

特別な道具をお使いかお聞きしたりしますが、シンプルな道具だけでいろいろなお料理を作る方もいらっしゃるし、道具を集めて楽しむ方もいます。人によって全く量が違います。

収納が多ければ良いというわけでもないようです。

料理家電も様々です。炊飯器や電子レンジなどベーシックなものもありますが、あまり使わないようなものもあります。意外に多いのがたこ焼き器。(笑)かなりの確率でお持ちです。

食器もとても多いかたがいらっしゃいます。

家電や食器、置く場所を考えることがたいせつですね。

キッチンは難しい!!

キッチンの計画は難しいけど楽しいですね。

皆さんも自分の動きや、持っているもを考えて見ましょう。
取り出しやすさなど考えながら。皆さんキッチンの計画楽しみながら頑張ってくださいね。

メディア掲載・受賞,日記・想い

建築の環境性能を考える団体である「環境共生住宅推進協議会」というのがあります。

この団体は、影響力のある大手メーカーが中心の団体です。

そして当社のような工務店が各県に1社づつになるよう増やしていこうとしています。

当社は埼玉県で選ばれたと言うことのようです。他にもたくさん優秀な工務店さんはおりますが当社が選ばれたと言うことは大変名誉なことですね。頑張らなくてはなりません

当社もホームページで紹介されていますので是非ご覧ください。

https://www.kkj.or.jp/contents/introduce_action/index_jco_m.html

環境に関しては、エネルギーを減らすことが特に重要です。
もちろん 緑を残すなども重要ですが、CO2排出などのことを考えると、家での消費エネルギーを減らすこと特に重要ですね。

この団体は、エネルギーを減らすと言うことも頑張ろうとしていますが、自然環境との融合のような考えを重視しているようにも感じます。
 その辺は外構計画にも大きく関わりますからお施主さんそれぞれが頑張ってほしいですね。

 それぞれの家に小さくともビオトープとかが作れると面白いと思います。
 皆さんのお知恵をかりながら増やしてみたいですね。

こんなホームページがありました。後でじっくり見てみたいと思います。


日記・想い,社員募集

仕事がこなしきれないです。

社員募集してます。

建築士さん

大工さん

当社は、ほぼ残業無し

建築会社なのに 労働日数も少なめで 一般の企業並みに休日もあります。

なぜか夏休みを2週間以上しています。(笑)(社員の希望でそうなってます)

賞与も出るし。

田舎でのんびり暮らしながら、家づくりをしてお客様に喜ばれる。そんなお仕事を一緒にしてみませんか?

仕事はこなしきれなくてお断りするほどなので、無理な営業をする必要が無いからストレスも無いです。

都会で働くより気持ちよくはないかな?人間的な気もするし。

私も、毎朝、田舎道の犬のお散歩から始まります。気持ちいいですよ。

でも仕事するときは、みんな、能率良くバリバリ。生き生き仕事してる感じ。

今の社員にあまり無理させないためにも社員増やしたい。

誰か手伝って!!

日記・想い

YKKAPさんのビルダーズコンベンションにご招待いただきました。
当社の規模の工務店は珍しく、大きな影響力のあるビルダーさんがよばれています。
ちょっと場違いな感じです。
埼玉県では数社のレベル。

どうして呼んで貰えたか確認したら、やはり超高性能住宅で業界をリードしているからとのこと。
規模じゃなくて良かった。理由があって。遠慮無く飲み食いさせて貰おう!(笑)

取締役の重役さんたちも私の席までご挨拶に来てくださり恐縮していました。
割と当社のことを知っているのでこちらがびっくり。ありがたい。

社長さんが来たので証拠写真にと一緒に写真を撮ってもらいました。ミーハーですね。
そのとき社長さんが、「髙橋さん。ちゃんとSNSに乗せてくださいよ。」とお願いされたので載せておきますね。
冗談かも知れませんが私は本気にしましたよ。(笑)

これも、当社を支持してくれた皆さんのおかげです。
私を信じてくれパッシブハウスまでたどり着かせていただきました。
本当に感謝です。

追伸
コンラッド東京」というホテルで最高の料理でした。

日記・想い,耐震・構造

耐震の説明動画ご紹介

当社ではオーナー様のLINEグループがあります。
そこであるオーナー様から良い動画を紹介していただきましたのでリンクを張っておきます。
https://youtu.be/j3A1wYBc2U0?si=kVcY6v0UcAyFytjt

佐藤先生の構造の説明は解りやすいですね。
私の構造設計の恩師ともいえる人です。

私は今までの人生で、その分野トップの人から上手く学んで来ているのがとてもラッキーです。
と言うか、実力のある本物の人を探しとその人から学ぶのが得意です。
中途半端な人から学んでも時間の無駄ですよね。
いまのYOUTUBE乱立でいい加減な人の発信を信じてしてしまっている一般のユーザーはとても気の毒ですし、われわれもそれを信じたお客様が理解し直して貰うために説明し直しが必要になるなど、とても打合せが大変になってきています。

実際に見て地震の恐ろしさを感じる

今回の地震は、まだ全貌が明らかになっていないですが、落ち着いたら社員と行っててみようと思っています。
実際の建物の壊れ方を見るのはとても勉強になります。
不謹慎と思わないでください。
設計側と作る側がきちんと地震の怖さを理解していないと、このくらいで良いだろうという感覚になってしまいがちです。
地震の恐ろしさを我々建築業者の体にしみこませることはとても大切です。
熊本も2度行きました。
能登半島、全部を見て回るわけにも行かないので、特長がでている場所に限定しなくちゃですね。

熊本地震で壊れた社寺建築

温熱設計と構造設計の融合は難しい

温熱設計と構造設計を融合させるのは、かなり難易度が高いです。
温かい省エネな家を作るには、太陽の日射熱取得のために南面に大きな開口が必要になります。そしてそこに広いリビング、温かい家になると大きな吹抜も可能になります。
南側の壁量や、水平構面がたりなくなりやすいです。
太陽光発電のパネルなども南面に載せるので片荷重になりやすいです。
その辺の理解が少ない実務者が多いですね。
ホームページやチラシなど見ても「ちょっとまずいのでは?」というのを見かけます。
今デザインを売りにしている秩父の工務店さんの悪口となるといけないですけど、佐藤先生が言うように「形になるからと何でもやって良い」という訳ではありません。

地震の怖さを施主様にも認識して貰う。

地震の怖さを施主様に十分伝えられるかはとても大切です。そこを理解して貰っていると打合せもスムーズです。
私が書く図面も初期プレゼンの間取りが一番構造がしっかりしています。
今のお客さんはインスタなどで見てそれが良いと思えば、こうしたい、あーしたいとかなりの要望が出てきます。
そして構造的に不安定になっています。
それをどうにかするのもプロとしては当然なのでなんとかつじつまを合わせようと努力します。当社の住宅はもちろん許容応力度計算で耐震等級3です。それも準耐力壁などの雑壁までは計算しないで確保しています。ですから余力がある等級3です。
でも、最近のお客さんの要望をかなえつつ構造を満足させるには本当に苦労しています。見た目や、動線を必要以上に重視しますから。インスタなどではそこしか解りませんかららね。一流の建築会社は構造もしっかりさせながらデザインも満足させますのですごいですね。
まどりのために、「どんどん構造的に不安定になっていく」施主さんがいらっしゃいます。
「あまり良くないですよ。」といっても【できないのですか?】「できなくはないですけど、・・・」
そんな流れで 無理矢理つじつま合わせの 等級3となって行ってしまいます。
つじつま合わせのなんとか等級3にした建物より、「構造的に安定したすんなり綺麗に等級3になる建物」がより安心出来ますね。
当社の建物が割とシンプルで、私がシンプルにしたがるのはその辺の理由からなのです。
シンプルな建物の中に、上手く空間の広がりやダイナミックさが表現出来ると良いですね。
シンプルな多々ものが長い目で見ても綺麗だと思っています。
お客さんを無理矢理説得するのも良くないと思うので、上手に説明しながらできるだけご要望をかなえるのは難しいです。

地震の怖さを忘れないで!

今回の地震は、被災者はとても気の毒ですけど、耐震設計が大切だと皆さんが認識してくれるきっかけになったと思います。
耐震の設計の重要性が、解って貰いながら設計出来ます。
ですが、阪神淡路や熊本の時もそうでしたが、「耐震のためなら間取りを我慢してその構造でお願いします。」と言うのも、短期間ですぐ無くななってしまうのかな。残念ですけど。
皆さんには地震の怖さを忘れないで貰いたいです。

等級3相当 "相当"の曖昧さ

等級3と言っても 等級3相当 というのは気をつけてくださいね。 ”相当”と言うのは第三者機関で審査を受けているわけではないですから。
その設計している人のスキルがどのくらいのものか?疑ってみないと。
私もずっと構造の勉強してます。それでも100%の自信は無くグレーもある。
構造塾佐藤先生からも学び、木の建築フォラムが東京大学で行っているの最先端のセミナーなども出席し続けても解らないところもあります。
素人同然のその辺の建築士、建築の免許も持っていない営業の設計。そんな人の言うことが信じられますか?
皆さんが思っている以上に工務店の構造設計のレベル差は大きいです。
ですから、きちんと第三者機関の審査を受けていないと安心出来ませんよね。
自分の身を守るには、工務店さんがなんと言おうとも、長期優良住宅など第三者機関の審査を入れた方が良いと思います。

必ず許容応力度計算の耐震等級3を目指そう!

私がいうまでもないですが、必ず許容応力度計算はして貰ってください。
今や当たり前ですね。

そして第三者機関のお墨付きを貰ってください。



断熱・気密,日記・想い

付加断熱(外断熱)の雨漏りなどのリスクのヒアリングありました。
国交省の社会資本整備審議会で、高断熱をしていくと雨漏り、内部結露などが増えるのではないかという意見を受けて、そういったことが増えないようにまずは状況を調べることが始まりました。
変なところにお金をかけますね。

まずは先日、先進的な工務店として当社がヒアリングを受け受けました。
そして、パッシブハウスジャパンのメンバーなら様々な断熱方法の人がいるのでもっと事例も有り役に立つだろうと紹介しました。

昨日のヒアリングの様子

パッシブハウスジャパンのコンサルチームです。
パッシブハウスジャパンでは会員相互に情報交換や勉強などをしてかなりレベルが高いので、もちろん雨漏りなどの事例はありません。
内部結露なども日本で行われているレベル以上のことを実践していますから、安心です。

事故は付加断熱のせいではない。

付加断熱が増えると事故が増えると勘違いしている社会資本整備審議会の委員はどなただったのか?

付加断熱が増えると困る人が、邪魔をしているのかも知れませんね。

工務店のレベルの差は本当にあります。レベルの低い工務店が、付加断熱を見よう見まねで取り組めば、事故は起こりやすいでしょう。
さすがに建築の工程は増えますし、難易度は上がります。
しかし、知識の少ない工務店は、付加断熱しなくても様々なリスクが起こりやすいです。
付加断熱が瑕疵の原因となるのではなく、レベルの低い工務店にきちんとした勉強して貰い、丁寧な施工をして貰うことがとても大切なのです。

パッシブハウスジャパンの取り組み

やはり、工務店がそれぞれレベルを上げることが重要です。

勉強が大切ですね。

パッシブハウスジャパンでは、会員のレベルアップができるよう、勉強したり、皆で助け合ったり、する仕組みが充実しています。

入門編としては 「省エネ建築診断士」セミナー すでに数千人の診断士が誕生しました。

次には「PHPP集中講座」パッシブハウスの計算を学ぶハイレベルな講座です。

「コンサル養成講座」 パッシブハウス建築をお手伝いしたり申請を出したりできるレベルになるような講座です。

そして普段は、日本全国の支部で行われる 支部主催のセミナーや現場見学会などもあります。どの支部の勉強会にも参加出来とても充実しています。

本部のセミナーや、イベントなども随時開催され情報満載で勉強出来ます。

レベル差、違いはわからりにくい。

このような勉強を積み重ねている工務店と、していない工務店の技術差は歴然としています。

しかし、違いはわかりにくいでしょう。

私の地域でも、見た目はこだわっているけど、建築の内容的には解っていない工務店が見受けられます。そういう工務店が事故を起こしてしまうのでしょうね。

そういった内容はお客さんにはわかりませんね。工務店本人にも解っていません。
構造の見学会のチラシに 「それじゃだめでしょう。」と言う写真が堂々と載ってますから。工務店も気がついていれば載せませんよね。勉強不足で間違っていることにも気がついてないのですね。

知識の無い人に説明しても理解出来ませんし、気がつくこともできませんね。解りやすい「見た目」と、わかりにくい「技術の差」。解りやすいところだけでの判断だけだと、後で後悔することになりそうです。

勉強して知っているからこそ、それがとても大切だと判断できるのです。

まとめ

付加断熱(外断熱)で事故が増えるのではない。

勉強している工務店と していない工務店では作っているものが全く違う。

工務店本人もお客様もその違いに気がつくことはできない。