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BLOG  カテゴリー:日記・想い

平屋,日記・想い

こんにちは!高橋建築の代表・高橋慎吾です。

最近、YouTubeで生田絵梨花さんの「今も、ありがとう」のMVを見かける機会がありました。あたたかい木漏れ日のような曲調はもちろんですが、ご家族との日常を描いた歌詞が本当に素敵で、優しい気持ちになりました。このMVで始めて知りました。

「いつもありがとう」「家族と暮らしたお家」「帰れる場所がある」

そんなフレーズを聴いているうちに、「健やかに、家族と笑顔で日常を過ごせるお家を、もっと身近な価格で届けたい!」という想いがむくむくと湧き上がってきて……夜な夜な一気にひとつの計画案(プラン)を作り上げてしまいました!(笑)

今回は、その即席プランをちょっとだけご紹介します。

20坪で叶える、コンパクトで贅沢な暮らし

今回のテーマは、「コストをしっかり抑えつつ、可愛くてとびきり快適な20坪の平屋」です。

お家のサイズをギュッと20坪ほどに凝縮(ジャストサイズ化)することで、建築費用や将来のメンテナンスコストをぐっと抑えることができます。でも、狭さを感じさせない工夫や、家族の気配を感じられる間取りをぎゅっと詰め込みました。

家族が「ただいま!」と帰ってきたとき、リビングから笑顔で迎えられる、そんなぬくもりあふれる空間を目指しています。

外観は「可愛い下見板張り」×「アースグリーン」

外観は、昔ながらの懐かしさとナチュラルな可愛さがある「下見板張り(横板を重ねて張るデザイン)」にしてみました。

色合いは、周りの緑や街並みに優しく馴染む「グリーン」をイメージ。

爽やかで絵本に出てくるような可愛らしさですよね! 皆さんはどんな外観の色が好きですか?「白×木目」や「やわらかいブルー」なんかも似合いそうだな~と妄想が膨らみます。

インテリアは「明るく、楽しく、可愛く!」

内観も、お家に帰ってくるだけでホッと気持ちがほぐれるような雰囲気に。

自然光がたくさん入る明るいリビングで、家族が自然と集まりたくなる工夫を凝らしています。 ……と言っても、まだ夜中に思い立って作った「即席プラン」なので、もっともっと住みやすく楽しくなるようにブラッシュアップしていきますね!(笑)

「高橋建築の性能」だからこそ、お金がかからなくて快適!

「見た目が可愛い」だけじゃなく、住んでからの暮らしが本当にラクで快適なのが、私たちがつくるお家の自慢です。

一級建築士として、そしてパッシブハウス(世界基準の超省エネ住宅)の専門家として、「冬あたたかく、夏すずしい」高性能な住まいをお届けしています。

高断熱・高気密な設計にすることで、

  • 光熱費(電気代)がびっくりするほど抑えられる
  • 家中どこにいても温度差がなく、年中健やかに過ごせる
  • お財布にも体にも優しいから、毎日がストレスフリー!

コストダウンして建築費用を抑えつつ、住んでからのランニングコストもかからない。「可愛い」「快適」「経済的」、そして何より「家族で過ごす時間が楽しい!」。そんなお家をこれからも作っていきたいと思っています。

「20坪くらいの平屋って実際どんな感じ?」「高気密・高断熱ってどれくらい快適なの?」など、気になった方はぜひお気軽にご相談くださいね。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

太陽光発電,建築費・光熱費,日記・想い

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。


皆さんに有益な情報を提供するため太陽光発電25年以上で培ったノウハウを特別に公開します。

太陽光発電と蓄電池を考えるとき、「パネルはできるだけ多く」「屋根は南向きが一番」「蓄電池は大きいほど安心」と、それぞれをバラバラに考えてしまいがちです。

でも本当に大切なのは、パネル・パワコン・蓄電池・給湯・家の性能を、ひとつのシステムとしてバランスさせることです。

今回は、高橋建築が太陽光と蓄電池をどんな考え方で組み合わせているのか、その「最高のバランス」を目指す取り組みの一例をご紹介します。

高橋建築の基本構成

現在、私たちが採用している構成はこちらです。

  • 太陽光パネル:約10kW以上(過積載)できればです。
  • パワーコンディショナ(パワコン):Huaweiのハイブリッドパワコン 4.95kW × 1台
  • 蓄電池:Huawei 15kWh
  • エコキュート:日中に太陽光で沸き上げ(15時まで)

パワコン1台に対してパネルを約2倍載せる「過積載」が、この構成の中心です。なぜこの組み合わせなのか、順にお話しします。

価格のバランス:安いものを増やし、高いものを最小限に

ここ数年で、太陽光パネルの価格は大きく下がりました。一方で、パワコンや蓄電池は今も高価な機器です。

それなら、安くなったパネルを多めに載せ、高価なパワコンは最小限の台数に抑えるのが、費用対効果の高い組み合わせになります。

パネルを増やすコストは比較的小さく、パワコンを増やすコストは大きい。過積載は、この価格差を活かす考え方です。

15年後を見据えて:パワコンは1台に

太陽光システムの中で、最初に交換の時期を迎えるのがパワコンです。一般的に10〜15年程度で交換を検討することになります。

パワコンが2台、3台あれば、交換費用もその分かかります。パワコンを1台にまとめておけば、将来の交換費用も1台分で済みます。

家は建てたときの費用だけでなく、何十年と住み続ける間のメンテナンス費まで含めて考えたい。それが高橋建築の家づくりの基本です。

蓄電池の稼働率を上げるための過積載

15kWhの蓄電池を載せても、毎日しっかり充電できなければ宝の持ち腐れです。

もしパネルが6kW程度だと、冬や曇りの日は家で使う分だけで精一杯になり、蓄電池を満充電にできない日が増えてしまいます。せっかくの大容量蓄電池を使い切れません。

パネルを12kW載せることで、冬や曇りの日でも蓄電池に電気を貯められる日が増え、蓄電池の稼働率がぐっと上がります。

さらに、Huaweiのハイブリッドパワコンは、パネルで発電した電気を直流のまま蓄電池に充電できます。晴れた日にパワコンの上限を超えた分も、捨てずに蓄電池へ回すことができるのです。

もちろん、快晴の真昼には蓄電池の充電速度も超えてしまい、一部の発電はカットされます。それでも、年間を通して見れば**「捨てる電気」より「貯めて使える電気」を増やす**ことを優先した設計です。

売電より、自分の家で使い切る

今は、電気を売る単価より、電気を買う単価のほうがずっと高い時代です。発電した電気は、売るより自分の家で使ったほうがお得です。

だから高橋建築では、売電を極力減らし、発電した電気を自宅で使い切ることを目標にしています。過積載で貯め、蓄電池で夜へつなぎ、電気を買わない暮らしを目指しています。

曇りの日こそ、過積載が効く

実際に運用してみて、私自身も驚いたのが曇りの日の発電です。

晴れた日は、パネルをいくら増やしてもパワコンの上限で頭打ちになります。ところが曇りの日は日射が弱く、上限まで届きません。そのため、パネルの枚数に比例して発電量がそのまま増えます。

10kWのパネルは、同じ曇り空の下で5kWのパネルの約2倍発電します。過積載の本当の価値は、晴れの日よりも曇りの日に表れるのです。

エコキュートは「もうひとつの蓄電池」

エコキュートは夜ではなく、日中の太陽光で沸き上げています。

蓄電池に貯めた電気を夜に給湯へ回すより、昼の電気でお湯にしてタンクに貯めておくほうが無駄がありません。貯湯タンクは、熱でエネルギーを貯めるもうひとつの蓄電池です。

冬の秩父は朝晩が冷え込みますが、エコキュートは外気温が高いほど効率よく動きます。気温の上がる日中に沸かすのは、効率の面でも理にかなっています。

発電のピークに合わせるなら14時までが理想ですが、早く沸かし終えるほど夜までの保温時間が長くなります。過積載のおかげで15時でも十分な発電が見込めるため、15時までを標準にしています。

屋根の向きは「選択肢のひとつ」

太陽光というと「南向きが一番」と言われます。年間の発電量だけを比べれば、確かに南向きが有利です。

ただ、過積載と蓄電池を組み合わせる場合、東西の屋根も有力な選択肢になります。東西設置は発電が朝から夕方まで広がるため、暮らしの電気を使う時間帯と重なりやすく、パワコンの上限で頭打ちになる時間も短くなります。

大切なのは、向きを決めつけることではなく、その家の屋根と敷地に合わせて最適なバランスを探すことです。

秩父は山に囲まれた盆地で、冬は朝夕の日射が山に遮られることもあります。高橋建築では、地形データを取り込んだdesignPH(パッシブハウスの設計ツール)で山の影まで検証したうえで、パネルの配置を決めています。

雪の日はさすがに発電できませんが、秩父は雪の翌日に晴れて暖かくなることが多く、勾配のある屋根なら雪は自然に滑り落ちます。

実測データでは買電が37.44kWh/月

この考え方で建てた5件の住宅の実測データでは、電力会社から電気を買う「買電」は一ヶ月37.44kWhでした。
これは8月の電気単価で考えると電気使用量料がわずか1110円です。(基本料金1871円)(AI調べ)

曇りの日が何日も続けば電気を買う日も出てきますが、秩父でそうした日はほとんどありません。理屈だけでなく、実際の暮らしで結果が出ていることが、私たちの自信になっています。

オーナーさんからの喜びの声が多数寄せられることも励みになっています。

まとめ:最高のバランスを目指して

高橋建築の太陽光・蓄電池の考え方をまとめると、こうなります。

  • 安くなったパネルを多く載せ、高価なパワコンは1台に抑える
  • 15年後のパワコン交換まで見据えて、維持費を最小限にする
  • 過積載で蓄電池の稼働率を上げ、売電を減らして自家消費を増やす
  • 曇りの日の発電まで含めて、年間を通した自給を目指す
  • エコキュートを日中に沸かし、貯湯タンクも蓄電池として使う
  • 屋根の向きは敷地に合わせて検証し、最適なバランスを選ぶ

そしてその前提にあるのが、パッシブハウスレベルの家の性能です。家そのものでエネルギーを使わない住まいをつくるからこそ、太陽光と蓄電池が最大限に活きてきます。

パッシブハウスの暮らしを体感してください

**11月14日(土)・15日(日)**の「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」では、実際にオーナー様が暮らしているパッシブハウスをご見学いただけます。太陽光や蓄電池のことも、ぜひ現地でご質問ください。

▶ オープンデーの詳細はこちらの記事をご覧ください

▶ お申込みはこちらから。見学申込フォーム

太陽光や蓄電池の組み合わせ、家づくりのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

[→ お問い合わせ・資料請求はこちら]
お電話:0494-75-2377(営業時間 9:00〜18:00)

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント/パッシブハウスジャパン元理事)

換気・空気,断熱・気密,日記・想い,設備・空調

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

暑い夏の日、扇風機を「強」にして風を浴びても、なんだか生ぬるい風がずっと当たっているだけ…。そんな経験はありませんか?

逆に冬は、ほんの少しのすきま風でもヒヤッと寒く感じますよね。

同じ「風」なのに、夏と冬でこんなにも感じ方が違う。今回はその理由を、**「体感温度」**という考え方から、グラフを使ってご説明したいと思います。

体感温度を計算する「ミスナールの式」

人が感じる暑さ・寒さは、気温だけでは決まりません。湿度や風によって、同じ気温でも感じ方は大きく変わります。

これを数値で表す方法のひとつが、フランスの研究者ミスナールが考案した**「ミスナールの式」**です。気温・湿度・風速から、人が実際に感じる温度(体感温度)を計算できます。

体感温度 = 37 −(37 − T)÷(0.68 − 0.0014H + 1 ÷(1.76 + 1.4v^0.75))− 0.29T ×(1 − H/100)
T は気温(℃)、H は相対湿度(%)、v は風速(m/s)

今回は湿度50%として、気温と風速ごとの体感温度をグラフにしてみました。

グラフの線はそれぞれの気温を、横軸は風速を表しています。風が強くなるほど体感温度が下がっていきますが、下がり方は気温によってまったく違うことがわかります。

夏:とても暑いとき、風はあまり効かない

まずは気温35℃の線を見てください。ほとんど横ばいですね。

無風で30.2℃だった体感温度は、風速1m/sで29.8℃、5m/sまで強めても29.3℃。風を5倍に強めても、1℃も下がりません。

これは、気温が人の肌の温度に近づくと、風が体から熱を奪えなくなるためです。風を浴びているのに涼しくない、むしろ**「熱風を浴びている感じ」**がするのはこのためです。

しかも、扇風機の強運転をずっと浴び続けるのは体にも負担ですよね。弱運転でも首振りにしないと辛い。とても暑いときの風は、涼しさを得る手段としては限定的なのです。

一方で、気温30℃の線を見ると、無風で26.7℃が1m/sで25.1℃と、少し下がり方が大きくなります。ある程度室温が下がっていれば、風で少し涼しく感じられるということです。

つまり夏の快適さは、「風を浴びること」ではなく、まず室温そのものを上げないことが出発点になります。

冬:少しの風でもとても寒い

今度は低い気温の線を見てください。線がぐっと急な下り坂になっています。

気温無風風速1m/s下がり幅
35℃30.2℃29.8℃−0.4℃
30℃26.7℃25.1℃−1.6℃
20℃19.7℃15.8℃−3.9℃
15℃16.2℃11.1℃−5.1℃
10℃12.6℃6.4℃−6.2℃

室温20℃でも、風速1m/sの風が当たると体感温度は約16℃まで下がります。室温が低いほど、ほんの少しの風で体感がガクッと下がるのです。

冬の家で感じるこの風の正体が、すきま風とコールドドラフトです。コールドドラフトとは、冷たい窓や壁で冷やされた空気が床へ流れ落ちてくる現象のこと。窓際や足元がスースーするのはこのためです。暖房で室温を上げても「なんだか寒い」と感じる家の多くは、この風が原因になっています。

大切なのは「風を感じない家」

ここまでをまとめると、こうなります。

夏のとても暑いときは、風を浴びても涼しさは限定的。冬は、少しの風でもとても寒く感じる。

だからこそ、室内では**「あまり風を感じない環境」をつくること**がとても大切です。

パッシブハウスは、この「風を感じない家」を目指してつくられています。高い気密性能ですきま風をなくし、高性能な窓と断熱で窓や壁の表面が冷たくならないので、コールドドラフトも起きにくくなります。夏は日射を遮り、室温そのものを上げない工夫をすることで、扇風機の強風に頼らなくても過ごしやすい室内を保てます。

エアコンや扇風機の風で無理やり涼しくしたり、暖かくしたりするのではなく、家そのものの性能で、風を感じずに快適に過ごせる。それがパッシブハウスの住み心地です。

風が気持ちい日は窓開けしましょう

もちろん通風を否定しているわけではないのです。
外が気持ちいいときは窓開けすればいいだけですね。
窓開けも賛成です。

「風を感じない快適さ」を体感してください

この寒いの「風を感じない心地よさ」は、言葉や数字だけではなかなか伝わりません。体感できる機械を準備しました。

**11月14日(土)・15日(日)**の「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」では、実際にオーナー様が暮らしているパッシブハウスをご見学いただけます。窓際に立ったとき、足元に手をかざしたとき、普通の家との違いをぜひ肌で感じてみてください。

▶ オープンデーの詳細はこちらの記事をご覧ください

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント/パッシブハウスジャパン元理事)

パッシブハウス,建築費・光熱費,日記・想い

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

「パッシブハウスって、本当に光熱費が安くなるの?」
見学会や打ち合わせで、いちばんよくいただくご質問です。

そこで今回は、パッシブハウスオープンデーの参加住宅の**実際の電気代1年分(2025年9月〜2026年8月)**を、オーナー様のご厚意で公開させていただくことになりました。
42坪のお家。家族は5人です。

このお家はオール電化。ガス代や灯油代はもちろん0円です。つまり、これからご紹介する数字が、暖房も冷房も、お風呂も料理も、すべてを含んだ「光熱費のすべて」です。

「すべて!」です。

結論:1年間の光熱費は「52,688円のプラス」

まずは結論からお伝えします。

1年間の合計は、電力会社から買った電気(買電)が54,368円(月平均 約4,531円)、太陽光で発電して売った電気(売電)が107,056円。差し引きすると、なんと52,688円のプラスです!

光熱費を「払う」のではなく、1年を通して「受け取っている」状態です。しかも、12か月すべての月で売電が買電を上回りました。真冬の1月・2月もです。

月ごとの電気代はこちら

年月買電売電差し引き
2025年9月4,359円8,192円+3,833円
2025年10月3,945円5,552円+1,607円
2025年11月4,401円6,848円+2,447円
2025年12月4,782円9,696円+4,914円
2026年1月7,384円10,384円+3,000円
2026年2月8,073円11,088円+3,015円
2026年3月3,706円11,344円+7,638円
2026年4月3,080円9,584円+6,504円
2026年5月2,426円11,968円+9,542円
2026年6月3,983円8,304円+4,321円
2026年7月4,082円6,016円+1,934円
2026年8月4,147円8,080円+3,933円
合計54,368円107,056円+52,688円

秩父の真冬でも、電気代は月8,000円ほど

秩父の冬は、盆地ならではの底冷えが厳しいですよね。それでも、1年でいちばん電気を買った2月で8,073円、1月で7,384円。この中に、家じゅうの暖房、お風呂のお湯、料理、家電のすべてが含まれています。

パッシブハウスは、大きな暖房設備で「能動的」に暖めるのではなく、太陽の光や人の体温、家電の熱を逃がさず活かして、建物そのものの性能で暖かさを保つ家です。だからこそ、冬でもこれだけのエネルギーで家全体が暖かいのです。

春は電気代わずか2,000〜3,000円台

冷暖房がほとんどいらない4月・5月の買電は、それぞれ3,080円・2,426円。日が長く晴れの日も多いので売電もぐんと伸び、5月は9,542円のプラスと1年でいちばんの黒字になりました。

夏の猛暑でも月4,000円前後

近年の秩父の夏は、本当に暑くなりました。それでも6〜8月の買電は4,000円前後で安定しています。外の熱を家に入れにくいので、エアコンが小さな力でしっかり効いてくれます。

数字以上に大切なこと

家づくりでは、どうしても「建てるときの金額」に目が向きがちです。でも、住まいは何十年も暮らし続けるもの。毎月の光熱費の差は、10年、20年、30年と積み重なっていきます。

そして、数字以上に大切にしていただきたいのが毎日の住み心地です。冬でも廊下や脱衣所が寒くない、夏も家の中が穏やか。そんな「お家に守られている」安心感は、ご家族の健康にもつながっていきます。

このお家を、実際に体感していただけます!

今回ご紹介したお家は、**11月14日(土)・15日(日)に開催される世界同時見学会「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」**で公開させていただきます。

モデルハウスではなく、実際にオーナー様が暮らしているお家です。今回の電気代のことも、住み心地のことも、オーナー様の「本音」を直接聞ける貴重な機会です。

数字だけでは伝わらない、パッシブハウスの空気感。ぜひご自身の五感で確かめにいらしてください。皆様のご来場を、心よりお待ちしております!

▶ オープンデーの詳細はこちらの記事をご覧ください

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日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

突然ですが、皆さんは家の中にいて「お家に守られている」と感じたことはありますか?

冬は足元からぽかぽかと暖かく、夏は森の中にいるように爽やか。しかも、それをエアコンやストーブに頼り切るのではなく、「家そのものの力」で叶えてしまう。

そんな魔法のような「本当の住み心地」を、実際に体感していただける特別なイベントのお知らせです。

世界中のパッシブハウスが一斉にドアを開く2日間

毎年、世界中のパッシブハウスで一斉に開催される見学会「インターナショナル・パッシブハウス・オープンデー」。

当社もこの世界的なイベントに参加し、11月14日(土)・15日(日)の2日間、私たちが手掛けた「秩父パッシブハウス2024」を特別に公開いたします!

モデルハウスではなく、「実際にオーナー様がお住まいになっているお家」です。 ほぼ暖房しないで過ごせる一年中快適な空間を肌で感じていただけるだけでなく、実際の住み心地や光熱費について、オーナー様の「本音」を直接聞ける大変貴重なチャンスでもあります。

どうして「ほぼ無暖房」でこんなに暖かいの?

見学会にいらっしゃった方の多くが「どうしてこんな家が作れるの?」と驚かれます。

その秘密は、「パッシブハウスの厳密な計算」に基づいて家づくりをしているからです。

「パッシブ(受動的)」とは、巨大な暖房設備で「能動的」に暖めるのではなく、太陽の光や人の体温、家電の熱などを逃がさず活かし、建物自体の性能で快適さを保つという考え方です。

これを実現するために、日本の一般的な住宅基準とは比較にならないほど、科学的で緻密な専用ソフト(PHPP)を使ったエネルギー計算を行っています。

  • 断熱性能の桁が違います 日本の2025年新築義務化基準(関東などでUA値0.87以下)に対し、パッシブハウスはその数分の一(UA値0.2前後)という、圧倒的な断熱性能が求められます。気密性(すき間のなさ)も、日本の高気密住宅のさらに数倍の厳しさです。

30年以上の歴史と、当社の16年の歩み

実はこの「パッシブハウス」、1991年にドイツの物理学者らによって生み出されて以来、ヨーロッパや北米など世界中で30年以上にわたり進化し続けてきた「省エネ建築の世界共通ゴール」とも言える基準です。

ベルギーやカナダ、アメリカの一部では、行政の建築基準や街づくりの「お手本」としてパッシブハウス基準が採用されるなど、今や世界の常識になりつつあります。

私が初めてこのパッシブハウスの緻密な計算を行ったのは、今から16年前の2010年のことでした。当時からすでに計算ソフトは非常に高度に進化しており、大きな衝撃を受けたのを覚えています。

それ以来、当社は2011年にいち早くこの世界水準の家を秩父で実現。さらに「秩父パッシブハウス2019」では、太陽光発電などの創エネも評価される世界トップクラスの上位認定「プラス」も取得しました。

私は長年、パッシブハウス・ジャパンの理事として(※2026年退任)、このドイツ生まれの厳しい基準を「高温多湿な日本の気候」にどう適合させるか、最前線で研究と普及に努めてまいりました。

百聞は一見に如かず。!

いくら数値や計算が素晴らしくても、一番大切なのは「そこで暮らす人が心地よいかどうか」です。

厳しい基準をクリアした家だけが持つ、しんとした静けさ、空調の風を感じない自然な暖かさ、そして「お家に守られているような安心感」。これは、実際に足を踏み入れてみないと絶対にわかりません。

一生に一度の家づくり。世界最高峰の快適さを、ぜひご自身の五感で確かめにいらしてください。 皆様のご来場を、心よりお待ちしております!

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換気・空気,日記・想い

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。

日々、一級建築士やパッシブハウスコンサルタントとして、「夏は涼しく、冬は暖かい、そして健康的に過ごせる家づくり」に情熱を注いでいます。

突然ですが、みなさんに質問です! 「安全な自然素材や、体に優しい建材だけを使って建てた家なら、室内空気は完璧にきれい!」 …そう思っていませんか?

実は、どれだけ高スペックな健康住宅を建てたとしても、暮らし方によっては体調を崩すリスクが潜んでいるのです。

今回は、最新の研究データも交えながら、私たちの「」についての意外な事実をお話しします!

建材だけじゃない!化学物質(VOC)の発生源

「新築独特のにおい」や「シックハウス症候群」の原因となる揮発性有機化合物(VOC)。 もちろん、合板や接着剤といった建材由来の化学物質を極力減らすことは、家づくりの大前提です。

しかし、日本建築学会の最新研究(2026年)などでも明らかになっているのですが、実は家を建てた後の「毎日の生活行為」からもたくさんの化学物質が作られているのです。

たとえば、こんな日常のシーンに心当たりはありませんか?

  • お風呂上がり・洗面所:シャンプー、コンディショナー、ボディローション、化粧品
  • お洗濯:衣類用洗剤、柔軟剤の香り成分
  • お掃除:各種洗剤やスプレー
  • 日々の調理:料理中の油煙やガス
  • クローゼット:衣類に付着した防虫剤や消臭剤

これらに含まれる成分(環状シロキサンやデカン、ジクロロベンゼンなど)は、私たちが生活する中で空気中に広がり、知らず知らずのうちに室内空気の質(室内空気質)を変化させています。

高性能な家だからこそ「空気の流れ」と「暮らしの意識」が大切

「じゃあ、どうすればいいの?」と思いますよね。

化学物質の影響を減らすために、大切なポイントは2つあります。

1. 正しい「換気計画」と「空気の通り道」の確保

最近の住宅は気密性が高いため、計画的な換気がとても重要です。 例えば、夜寝るときに「寝室のドアをピタッと閉め切ってしまう」と、人の呼吸や体に塗った保湿ケア用品、入浴後の湿気などが寝室内に溜まり、夜間に空気中のVOC濃度が高くなってしまうことがあります。

24時間換気システムを正しく稼働させることはもちろん、ドアの開き具合や空気の通り道を意識することがポイントです。

2. 「空気の変動」に対するちょっとした気づき

「お鍋をしたから少し窓を開けて換気しよう」 「柔軟剤や香水を使ったときは意識して空気を入れ替えよう」

このように、自分の生活行為によって「いま空気質が変化したかも」と少し意識するだけでも、頭痛や目のかゆみといった「建物関連症状(シックハウスのような不調)」を防ぐ大きな効果があります。

まとめ:本当に健康的で快適な暮らしを目指して

家づくりにおいて、体に優しい建材を選び、断熱・気密・換気性能を高めることは非常に大切です。 しかし、それはあくまで「健やかな暮らしのためのスタートライン」。

その素晴らしい器(お家)の中で、私たちがどう過ごし、どう空気と付き合っていくかまでを考えることで、初めて本当の意味での「健康で快適な住まい」が完成します。

高橋建築では、単に家を建てるだけでなく、住んでからの「空気の質」や「快適な暮らし方」まで見据えたご提案をしています。

「家族が安心して健やかに暮らせる家にしたい」 「パッシブハウスのような高気密・高断熱住宅の空気環境についてもっと知りたい」

という方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!

[→ お問い合わせ・資料請求はこちら] 高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

皆様、こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

普段は一級建築士として、またPHI公認パッシブハウスデザイナー、PHIUS公認パッシブハウスコンサルタントという立場で、日々の家づくりに取り組んでいます。

実は現在、私は「HEAT20」という団体の、住宅の性能水準の仕組みづくりを行うワーキンググループ(WG)に参加しています。HEAT20が提案してきた「G2」や「G3」といった断熱基準は、国の省エネ基準のもとになるなど、これからの日本の家づくりにおいて非常に大きな影響力を持っています。

そんな重要な「性能水準づくり」ですが、実は基準を決めるというのはものすごく難しい作業なのです。先日、会議のあと私が「性能水準WG メモ 髙橋 2026_09_25」という資料に考えていることをまとめました。今回はその内容をもとに、なぜ家の性能を決めるのが難しいのか、少し裏話をお話ししたいと思います。

計算通りにいかないのが「人間の暮らし」

住宅の性能を考えるとき、「外の暑さや寒さをどれだけ防げるか」という建物の外側(外皮)と外部との熱の収支は、簡単ではありませんが理論的に細かく計算で出すことができます。

しかし、どれだけ微細なところまで完璧に計算しても、それを一瞬で「リセット」してしまうものがあります。 それはズバリ、「住み方」です。

窓開け、エアコン、そして「何をしているか」

例えば「窓を開ける」という行為は非常に曖昧で、計算式に当てはめるのが困難です。また、家の中での熱の収支は、住む人の生活パターンによって全く違います。

  • 家族の様子: 家族が何人いるか、ペットはいるかといった家族構成によって発生する熱は変わります。
  • 何をしているか: 部屋の中でテレビを見ているのか、本を読んでいるのか、家事をしているのか、あるいは友人が遊びに来ているのかによっても室内の環境は変化します。
  • エアコンのタイミング: 人間は決まった温度で機械的にスイッチをON/OFFするわけではありません。「まだ我慢できる」という感覚の違いや、出かける前だからつけないなど、時間帯や季節によっても使い方が大きく変わります。

このように、人の生活パターンや個人差によって、家の中の状況は全く違ってきます。どんなに精密なシミュレーションをしても、実際の「住み方」によって計算が無意味になってしまうほどの違いが生じるのです。

100年先を見据えた「基本」と「プラスアルファ」

では、これからの家づくりはどうあるべきでしょうか。私は、シミュレーションが目指すべきレベルとして大きく2つの段階があると考えています。

まずは「基本」のレベルです。外部からの熱の影響を最小限にし、部屋間の熱移動をできるだけ多くして家全体の温度差をなくすことです。 そして大切なのが、その先にある「プラスアルファ」のレベルです。ただ数値上の性能を追い求めるだけでなく、「快適と感じられる場所の創出」や、「住み方での快適さ・省エネの提案」を含んだレベルを目指す必要があります。

将来の温暖化などの気候予測や、アメダスだけでは測れないその土地特有の局所的な気候(ロケーション)まで考慮し、100年先を見据えた基準づくりが求められています。

最後に

私たち専門家がどれほど高性能な家を設計しても、最終的に家を完成させるのは「お客様自身の暮らし方」です。だからこそ、数字だけにとらわれず、お客様のリアルな生活に寄り添った「住み方の提案」ができる設計者でありたいと、日々の議論を通じて改めて感じています。

少し専門的なお話になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!家づくりについて気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

みなさん、こんにちは!高橋建築の代表・高橋です。

先日、毎年恒例となっている素敵なイベントがありました! ものつくり大学の松岡先生とゼミ生の皆さんが、当社の住宅や建築現場の勉強に訪れてくださったのです。

未来の建築界を担う若い学生さんたちに、実際の現場や最新の住まいを見ていただけるのは、私にとっても本当に励みになる嬉しい時間です。

今回は、当日の見学会の様子や、私たちが大切にしている「住まいの性能」についてお話ししたことをご紹介します!

実際に「住んでいる家」で体感する、本当に性能が良い住宅とは?

まず最初に向かったのは、すでに施主様が暮らしている当社の完成・高性能住宅です。

教科書や図面の上だけではなく、「実際の住まい」で性能の違いを感じてもらうのが一番の学びになります。当日は、一般的な高気密・高断熱住宅との比較を交えながら、松岡先生から学生さんへ詳しい解説がありました。

  • 本当に良い住宅を作るために、本当に重要なこととは何か?
  • 経験や「勘」だけに頼って家を建てることの危険性
  • 事前に温熱環境やエネルギーを数値化する「シミュレーション」の重要性

先生からは、当社の最先端技術について「大手ハウスメーカー以上のクオリティと性能を備えている」というありがたいお墨付きもいただきました!

私も学生さんたちに向けて、1時間ほど熱を入れてお話しさせていただきました。真剣な眼差しで耳を傾けてくれる姿がとても印象的でした。

カタログでは分からない!「最先端の工事現場」を見学

完成住宅の見学を終えたあとは、施工中の実際の工事現場へ移動しました!

今回はもちろんどんな風に作られているかを直接見てもらうため、ちょうど断熱工事が完了し、24時間換気システムが設置された状態の建物を見ていただきました。

普段なかなか見ることができない「壁の裏側」や「完成したら隠れてしまう構造の部分」を見学できるのは、現場だからこその醍醐味です。

  • どのように隙間なく断熱材が詰められているのか
  • 綺麗な空気を循環させる換気システムがどう配管されているのか

最先端の現場技術を間近で体感したこの経験は、皆さんが卒業してさまざまな企業へ就職したあとも、きっと大きな糧になるはずです!

見学のあとは美味しく慰労!「和銅ぶどう園」さんでバーベキュー

しっかりとお勉強したあとは、頑張った先生と学生さんたちをねぎらうための慰労会へ!

まずは、地元の和銅ぶどう園さんで名物のシャインマスカットスムージーをいただきました。なんと賞味期限60秒というフレッシュなつくりたてで、口いっぱいに広がる濃厚な甘さが大好評でした!

その後は、和銅バーベキューセンターさんへ移動して肉いっぱいの焼肉慰労会を開催!

美味しいお肉を堪能しながら、建築についての熱いトークから世雑談まで、ワイワイと楽しい時間を過ごすことができました。

最後に

松岡先生、そして学生の皆さん、一日本当にお疲れ様でした!

家づくりは「見た目のデザイン」だけでなく、住む人の健康や快適さを支える「科学的な根拠に基づいた基本性能」が何より大切です。今回の体験を通して、建築の楽しさや奥深さを少しでも実感していただけていたら嬉しいです。

高橋建築はこれからも、妥協のない最先端の性能追求と、次世代を担うものづくり人材の応援を続けてまいります!

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日記・想い,設計 デザイン

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋です。

皆さんは、このフローリングの貼り方をご覧になったことはありますか?

縦方向の「大引き」という骨組みに対して直角方向に床板を張っていく、「朝鮮張り(ちょうせんばり)」という日本の伝統的な貼り方です。とても風情があって美しい仕上げですが、近年ではあまり見かけなくなりました。

今回、お施主様にご提案したところ「ぜひやってみたい!」と興味を持ってくださり、採用する運びとなりました。

ただのデザインじゃない!「外せる床」で大容量の床下収納に

実はこの朝鮮張り、単に見た目がおしゃれなだけではありません。

以前、建築業界で著名な南雄三先生が飯能市で手がけた住宅で、厚い杉板を使った朝鮮張りを目にしたことがありました。その床板はなんと「外せる構造」になっており、下は広大な床下収納になっていたのです。

「これは素晴らしいアイデアだ!」と感銘を受けた私は、今回の30坪ほどの平屋のお住まいでも、通常の2.5倍もの厚みがあるしっかりとした床板を使い、取り外せる構造として設計しました。

床板を外すと……

スーツケースや季節物の衣類、捨てられない大切な思い出の品まで、収納力を気にせず丸ごとしまっておける「家全体におよぶ大容量の床下収納」が完成しました!

コスパ抜群 大きな収納追加!

基礎を高くしただけですから、コストの増加はわずか。

20坪以上の床下収納が増えたということは大きいですね。
坪単価にしたら一体いくらなのでしょう?

とてもお得ですね。
きちんと計算していませんが床下収納が坪1万円以下でできているかもしれません。

カビや湿気は大丈夫?「基礎断熱」だから年中快適

「床下にものを置くと、湿気やカビが心配……」と思われるかもしれません。

しかし、ご安心ください。このお住まいは「基礎断熱」を採用しています。 床下も室内と同じ温湿度環境に保たれるため、この夏も安定した環境をキープできました。しけたりカビが生えたりする心配もありません。

また、使いやすさを考慮し、大きな荷物も出し入れしやすいよう基礎の立ち上がり高さを通常の40cmから約60cmへと高めに設定しています。

専門家としてのこだわり:温湿度・熱損失の緻密なシミュレーション

実は、基礎の建ち上がりを高くすると外気に接する面積が増え、冬場に基礎が冷えて床下が寒くなったり、結露が発生したりするリスクが高まります。

そこで、パッシブハウスの専門家として緻密な熱計算とシミュレーションを行いました。

  1. ダブル断熱で熱の逃げをブロック当社の基礎断熱は、外側にEPS75mm+内側にネオマフォーム45mmのダブル断熱構造。外からの影響を最小限に抑えます。
  2. 表面温度と結露の危険度(fRsi)を計算熱橋シミュレーションソフト(WinIsoなど)を用い、一番冷える部分の表面温度や指標(fRsi)を計算し、結露が発生しない安全な設計であることを確認しています。
  3. 大工さんと考案した新しい納まり床板と土台・壁との接合部(取り合い)から熱が逃げないよう、現場の大工さんと知恵を絞り、外壁の外張り断熱と基礎断熱が連続する特別な納まりを考案しました。

まとめ:見た目だけではない「長持ち・省エネ・快適」な家づくり

一見するとシンプルな「床下に収納がついた美しい床」ですが、快適で安全に長持ちさせるためには、温熱環境の基礎知識と細やかな技術・ノウハウが不可欠です。

見た目だけを真似してしまうと、湿気で荷物が傷んだり、冬場に底冷えする「使えない床下収納」になってしまいます。

高橋建築では、伝統的なデザインの美しさと、最新の建築物理学に基づいた性能設計を組み合わせ、ご家族が永く快適に暮らせる住まいをご提案しています。

気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
朝鮮貼り床下収納!!
建築コストが増えて床面積が減っていますね。
収納でお悩みの方の大きな解決策になるかもしれません。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い,見学会・相談会・イベント情報,設計 デザイン

みなさん、こんにちは!高橋建築の代表・高橋です。

先日開催いたしました完成現場見学会ですが、あいにくの台風・大雨にもかかわらず、本当に多くの方にご来場いただきました!足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回は過ごしやすい気候だったこともあり、「高断熱・高気密ならではの快適な室温」を大きく体感していただくのは少し難しかったのですが……(そこは少し残念!)。

代わりに、来場された皆さまが口をそろえて驚かれていたある大きな魅力がありました。

それが「家の中の圧倒的な静けさ」です。

静かなリビング 景色は加工してあります。

台風の雨音も、車の走行音も聞こえない!?

見学会当日は外で激しい雨が降り続いていました。しかし、一歩家の中に入ると……雨音がほとんど聞こえないのです。目の前を車が通り過ぎても、室内にいると全く気がつかないほど!

「えっ、外って今そんなに降ってますか?」と、皆さん不思議そうに窓の外を眺められていました。

実は、この「心が落ち着く静かな空間」をつくっているのには、建築科学に裏付けられた明確な理由があります。大きな理由は次の3点です。

  1. 壁の優れた遮音構造
  2. トリプルガラス(3枚ガラス)の遮音効果
  3. 超高気密(C値 0.1)による音漏れの遮断

それぞれの仕組みを、専門家の視点から少し分かりやすく解説しますね。

1. 重さや素材の違う壁を重ねて「音」を徹底ブロック!

今回の住宅では、外壁にパワーボード(軽量気泡コンクリート)を採用しています。金属系の外壁材(ガルバリウム鋼板など)に比べて音を遮る性能が非常に高く、外からの騒音はもちろん、室内の子ども達の大騒ぎや音楽の音漏れもしっかり防いでくれます。

さらに、壁の内部にもこだわりが詰まっています。

このように、「比重(重さや密度)の異なる材料」を何層も組み合わせることで、低い音から高い音まで、さまざまな種類の音の波をカットできるのです。

特に今回使用した充填断熱材の「ウッドファイバー」は、一般的な木造住宅に使われる繊維系断熱材の中でも密度(比重)が高いため、音を遮る力がずば抜けています!

2. 窓には「厚みの違う」トリプルガラスを採用

窓は家の中で最も音が侵入しやすい場所です。そのため、今回はトリプルガラス(3枚ガラス)を採用しています。

一般的な2枚組みのペアガラスよりも遮音性能が高いのはもちろんですが、大きな掃き出し窓には「4mm厚と3mm厚の異なるガラス」を組み合わせて配置しました。

ガラスの厚みを変えることで、音の共鳴(同じ厚みだと特定の音が通り抜けてしまう現象)を防ぐ効果があり、より音が伝わりにくくなっています。(割れにくく耐久性が増すメリットもあります!)

3. 気密性の高さ=防音性の高さ!「C値 0.1」の秘密

建物の「隙間の少なさ」を表す指標をC値(相当隙間面積)と呼びますが、今回の住宅も「C値=0.1cm²/m²」という極めて高い気密性能を測定・実証しています。

「空気の漏れ」は、そのまま「音の漏れ」につながります。どんなに分厚い壁や高級な窓を使っても、家に小さな隙間がたくさん開いていたら、そこから音はどんどん出入りしてしまうのです。

つまり、家全体の隙間を徹底的に塞ぐ高気密施工は、省エネ・快適性だけでなく「防音性」にとっても不可欠な要素なのです。

最後に:基本性能の高さが「豊かな暮らし」をつくる

高橋建築では、見た目のデザインだけでなく、「住む人の健康」や「本当の住み心地」を支える基本性能を何より大切にしています。

静かで快適、夏は涼しく冬は暖かい――。 そんな圧倒的な基本性能を備えた住まいに、お気に入りの家具や小物を添えて、ご家族でゆとりある時間を楽しみながら過ごしていただきたい。それが私たちの想いです。

次回の見学会や構造勉強会などのイベント情報も随時発信していきますので、ぜひ楽しみにお待ちください!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い,耐久性・災害対策

こんにちは!高橋建築株式会社の代表・高橋 慎吾です。

「これからの人生、余計な不安を持たずに健康で安心して過ごしたい」

「定年退職を機に、第二の人生を暮らす『終の棲家』を建てたい」

そんな想いをお持ちではありませんか?

今回は、定年を節目に埼玉県小鹿野町へと移住を決められたお施主様の家づくりストーリーをご紹介します。

変形・細長敷地という土地の制約に直面しながらも、勘や経験に頼らない「科学的なシミュレーション」によって、ガマンのない快適な住まいを叶えた実例です。

1. 定年を機に決めた「人生の第二章」を過ごす家

今回ご紹介するお施主様は、長年のお仕事を勤め上げ、定年退職という大きな節目を迎えられたご夫婦です。

お子様が独立されたことをきっかけに、奥様のご実家の隣地(埼玉県小鹿野町)へ移住することを決意されました。

これからの人生100年時代、ずっと健康で心地よく過ごすために。 お施主様が求めたのは、「将来への余計な不安がなく、絶対の安心と快適さが手に入る住まい」でした。

2. 命と健康、そして財産を守る「5つの必須性能」

長く暮らす家だからこそ、見た目のおしゃれさだけでなく、ごまかしてはいけない「基礎体力(住宅性能)」があります。高橋建築では、以下の5つの性能を大切にしています。

  1. 耐震性能:将来の大地震に備え、ずっと安心して住み続けられる強度
  2. 防火性能:周囲の火災から家族と住まいを守る燃えにくい構造
  3. 省エネ性能:ヒートショックを防ぎ、毎月の光熱費も気にならない快適さ
  4. 防音性能:外の騒音を遮り、静かでストレスのない穏やかな室内環境
  5. 耐久性能:メンテナンスの手間と費用を最小限に抑え、長持ちする構造

どれか一つでも欠けてしまっては、本当の「安心」とは言えません。

3. 立ちはだかった壁——「細長敷地」でパッシブハウスは建てられる?

家づくりを進める中で、大きな壁が立ちはだかりました。 新しい敷地は、「細長く、変形した土地」だったのです。

周辺建物との位置関係から、日照の確保や建物の配置には大きな制約がありました。

「日差しが本当に入るのだろうか?」

「冬寒く、夏暑い家になってしまわないだろうか?」

お施主様が不安に思うのも当然です。 ですが、こうした不安に対して「たぶん大丈夫ですよ」「経験上、陽は入ります」といった曖昧な感覚で答えることは、プロとしてできません。生涯の安心はお金で買えるものではなく、しっかりとした「根拠」が必要だからです。

4. 勘に頼らない!「数多くのシミュレーション」で導き出した最適解

細長い土地のデメリットを完全に克服するために、私たちが取り入れたのは科学的なアプローチです。

① 環境の徹底データ化

敷地条件や太陽の動き、風の通り道、熱の逃げやすさを精密に解析します。

② 数値シミュレーション

パッシブハウス計算ソフト(PHPPなど)を使い、何パターンもの建物配置・窓の大きさ・断熱仕様を比較検証しました。

③ 唯一の最適プラン立案

感覚ではなく「根拠ある数値データ」に基づき、土地の制約を強みに変える絶妙な配置と設計を導き出しました。

結果として、冬でも太陽のあたたかな光をしっかり取り込み、夏は日差しを遮る、科学的根拠に基づいた最適解の家が完成したのです。

5. 「建てた後」の経済的な安心——電気代月5,000円以下の暮らし

暮らし始めてからの「光熱費」や「家の維持費」も、将来の大切なチェックポイントです。

高橋建築の住まいは、少ないエネルギーでも「冬は家中どこでも約20℃以上」「夏は約25℃以下を」をキープできます。

そのような生活をしているおうちの実際のデータを見てみましょう。 オール電化の同規模建物において、年間を通じて買電量を抑え、月々の電気代が5,000円以下に収まる月がほとんどという実測結果が出ています。

電気使用量は実測値、基本料、電力量料金はAIにて算出(2026/9/18)

もちろんオール電化住宅なのでガス代、灯油代は無料です。

近年の電気代高騰の中でも、毎月の光熱費にビクビクすることなく、家じゅう暖かく快適に過ごせるのは大きな安心につながります。また、結露を発生させない構造設計と耐久性の高い部材選定により、将来の修繕リスクも最小限に抑えています。

こちらは建築学会で私が発表した論文の資料です。快適な建物を長持ちさせるために最先端の研究にも携わっています。

地元の工務店として、あなたの暮らしに寄り添う家づくりを

高橋建築は、大手メーカーのような利益主義の家づくりはいたしません。

  • お客様第一の設計:一人ひとりの理想の暮らしと将来の安心に寄り添ったプランをご提案します。
  • 気候風土に合わせた家づくり:地域の特性や気候を熟知しているからこそ、この土地に最適化された快適な住まいがつくれます。
  • 生涯のパートナー:家は建てて終わりではありません。困ったときにはすぐに駆けつけられる地元の工務店として、末永くお守りします。

あなたの「これからの暮らし」に、根拠ある安心を。

たとえ敷地や予算に制約があったとしても、科学的な分析と確かな技術力があれば「最適解」は必ず見つかります。

「うちの土地でも日当たりは大丈夫かな?」

「老後も安心して住める暖かい家にしたい」

そうお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。 まずはご自身の土地での「温熱・日照シミュレーション」をお見せいたします。

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こちらのおうちの見学会が行われます。

2026/9/20(日)9/21(月)の二日間

9:00-17:00

安心して長く住める住まいをお考えの方。

ぜひご覧ください

場所は小鹿野小学校の近くです。

お気軽にお越しください。

高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

お知らせ,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

みなさん、こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

9月20日(土)・21日(日)に開催する「完成現場見学会」の続報をお届けします!

……実は、今回の見学会でお見せするお家の内観写真が、まだ撮れておりません(笑)。写真が間に合わず申し訳ないのですが、現場は着々と素晴らしい仕上がりになっていますよ!

今回のお家は、足元から心地よい無垢のフローリングに、空気を優しく整える珪藻土壁など、自然素材をふんだんに取り入れた住まいです。

そして、注目の断熱材には「ウッドファイバー」を採用しています。 木から生まれたこの断熱材は、高い断熱性はもちろん、調湿性や防音性にも優れた優れものです。(ウッドファイバーの詳しい魅力はまた改めてブログでじっくりご説明しますね!)

「待ちきれない!早く知りたい!」という方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。 👉 木の断熱材「ウッドファイバー」について(https://mokudannetsu.com/)

気になる「住宅性能」を一挙発表!

高橋建築のお家ですので、「高性能」なのはいわば当たり前なのですが……(笑)。「世の中の高性能住宅って実際どれくらいのスペックなの?」という方のために、今回の数値データをわかりやすく発表します!

  • 耐震性能:許容応力度計算による「耐震等級3」 今や業界の標準とも言えますが、当社では10年以上前から全棟で当たり前にクリアしています。
  • 長期優良住宅:標準クリア こちらも長く安心して住み続けるための必須要件としてしっかり満たしています。

【断熱性能】UA値 = 0.20

  • 断熱等級:7
  • HEAT20:G3レベル 現時点での国内最高峰レベルの断熱性能です。「10年後にはこれが日本の標準スペックになる」と確信しているレベルの暖かさ・涼しさを、ひと足早く体感していただけます。

【省エネ性能】BEI = 0.48

BELS評価書の通り、一次エネルギー消費量を大幅に削減しています。

BEI 0.48 という数値は、「国の省エネ基準の住宅と比べて、エネルギーを48%しか使わない(52%削減する)」という意味です。

お風呂のお湯を沸かすエネルギーや照明、換気、そして冷暖房まで、家全体の合計でここまでエネルギーを抑えるのは実に大変なことです。お湯や照明の消費電力はなかなか減らせませんし、第一種熱交換換気システムでキレイな空気をバランスよくコントロールしているため、換気にかかるエネルギーはむしろ少し増えるくらいです。

だからこそ、冷暖房の効率を極限まで高めることでこの圧倒的な省エネを実現しています!

さらに今回は、太陽光発電システムと蓄電池もフル装備しています。 毎月の電気代は電力会社へ数千円程度払うくらいで済む、驚くほど家計に優しい設計です。(電気代の詳しいシミュレーションは以前のブログにも書いていますので、併せてチェックしてみてくださいね。)

何より違うのは「住み心地」と「音の静かさ」

数字上のスペックも自慢ですが、私たちが一番お伝えしたいのは実際の住み心地です。

見学会を開催する9月下旬はとても過ごしやすい気候ですので、真夏や真冬のような激しい暑さ・寒さの比較は体感しにくいかもしれません。ですが、家の中に足を踏み入れた瞬間の「なんだか気持ちいいな」「空気が澄んでいるな」という雰囲気はしっかり感じていただけるはずです。

そして今回はぜひ、「音の性能(防音性・静かさ)」の違いを体感してみてください。 自然素材やウッドファイバーがもたらす静寂感は、言葉で説明するのが少し難しいのですが、現地に入ると一発で「あ、静かだ」と実感していただけます!

スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。 気になることや疑問点など、ぜひ現地で気軽にお声がけくださいね。

見学会はご予約無しの当日参加もできますが、ご予約いただけると詳しいお話もできますので、ご予約できる方はお願いしますね。

予約はこちらから(予約フォーム)

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

こんにちは!高橋建築のブログへようこそ。高橋 慎吾です。

家を建ててから数年。新しいお家に暮らしが馴染み、生活が落ち着いてきたタイミングで「そろそろお庭も整えたいな」とご相談をいただくことがよくあります。

今回は、数年前に建築させていただいたオーナー様から「玄関アプローチの前に壁を設置したい」とお庭づくりのご相談をいただきました。

建物と調和する「アンティーク×南欧風」のデザイン

お施主様のお家は、やさしい質感とあたたかみのある南欧風の外観。お家の中もこだわりのアンティーク調で統一されています。

そこで、玄関前の門壁もその世界観にぴったり合うよう、「モルタル造形」で仕上げることにしました!

モルタル造形とは、モルタル(セメントと砂を混ぜたもの)を使って、まるで年月を経た本物の石積みやレンガ、剥がれかけた壁のような質感を表現する職人技のことです。

信頼できる職人さんとのコラボレーション

デザインを担当してくれたのは、当社がいつも信頼してお仕事を依頼しているタイル屋さん。 とにかくセンスが抜群で、お施主様のご要望を汲み取りながら提案したデザイン案は、なんと一発OK!

そして完成したお写真がこちらです。

崩れた漆喰の下から古い石やレンガが顔を出しているような、絶妙な風合い。 上部の柔らかな曲線とアンティークな雰囲気が、お家全体の佇まいをぐっと引き立ててくれていて、本当にカッコいい仕上がりになりました!

暮らしに合わせて「育てるお庭」の魅力

家を建てるタイミングで一気にお庭まで完成させるのも素晴らしいですが、このように「暮らしながら徐々に自分たちのペースでお庭を仕上げていく」のも注文住宅ならではの醍醐味です。

数年暮らしてみたからこそ分かる「目隠しが欲しい場所」や「生活動線」に合わせた提案ができるというメリットもあります。

「そろそろ外構を整えたいな」「お家に合わせた外構デザインにこだわりたい」という方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

建築学会(広島)で発表してきました!「本当に安全な断熱」を科学する

こんにちは!高橋建築の代表・高橋慎吾です。

先日、広島県の安田女子大学で開催された「日本建築学会の全国大会」に参加してきました。 建築学会といえば、年に一度開催される国内最大のイベントです!

会場では、建築にまつわる本当に幅広い分野の研究発表が行われています。

  • 構造(地震に強い家づくり)
  • 防火(火災から命を守る技術)
  • 建築計画(使いやすい間取りやデザイン)
  • 歴史・意匠(建築の歴史や美しさ)
  • 環境工学(住み心地や省エネに関する技術)

……などなど、書ききれないほど多くの専門ジャンルに分かれているんです。

今回、私が参加したのは「環境工学」という分野。 文字通り「どうすれば人が快適&健康に暮らせるか?」を研究するジャンルです。

この環境工学だけでも、湿気、結露、音、光、睡眠環境、さらには微生物の影響まで多岐にわたり、なんと1,266本もの論文が発表されていました!

「湿気の問題」は、いま建築界で一番ホットなテーマ

私は初日の午前中、「外気の湿気問題」というセッションで発表を担当させていただきました。

タイトルは少し難しいのですが…… 『戸建て木造住宅の屋根複合断熱内の温湿度性状(3年間の温湿度の実測)』 というテーマです。

実は今、住宅の高断熱化がどんどん進む一方で、「家の中の湿気をどうコントロールするか」が大きな課題になっています。

学会の論文を見ていると、大手のハウスメーカーさんも湿気対策にとても苦慮していて、いろいろなアイデアで解決しようと奮闘しているのが伝わってきました。最新の試みを聞くだけでも、すごく勉強になります!

当社が施工している「断熱の安全性」を学会で検証

今回私が発表した内容は、実際に当社が採用している「屋根の断熱構成」が、長期的に見て本当に安全かどうかを3年間測定したデータです。
測定させていただいた、当社の住宅のオーナさんのFさんにはとても感謝しております。

自社の中だけで完結させるのではなく、学会という厳しい専門家の場で発表し、第一線の研究者の方々からご意見をいただくのも大切な目的でした。

発表後、足利工業大学の齋藤先生から「施工時のリスク」についてご質問をいただきました。

齋藤先生は海外の事情にも大変詳しい方です。 環境建築先進国である海外では、「完璧に施工できた場合」だけでなく、「もし職人さんが万が一施工ミスをしてしまった場合でも、家が腐らない設計になっているか?」という二重三重の安全性が求められます。

日本の住宅づくりは、残念ながらこうした「万が一のリスク管理」という考え方で海外に遅れをとっているのが現状です。

ですが、私は日頃から海外の最先端基準(パッシブハウスなど)を学んでいるため、あらかじめ施工ミスが起きても建物に被害が出ないシミュレーションを行った上で設計しています。それに関する安全性の実測確認です。

専門家の先生からまさにその「安全性の裏付け」に関する核心的な質問をいただけたのは、自社の取り組みの確かさを再確認できる素晴らしい機会になりました。

「なんとなく」の断熱工事が一番あぶない

断熱材は、ただ厚く詰め込めば良いというものではありません。 異素材の断熱材を組み合わせる技術は本来とても高度で、湿気や空気の動きを正しく理解していないと、数年後・数十年後に壁の中で結露が起き、家を痛めてしまう原因になります。

「よくわからないまま施工されている住宅」が世の中に増えている現状を見ると、プロとしてとても心配になります。後から取り返しのつかない事態にならなければいいのですが……。

当社ではこれからも科学的な根拠と実測データに基づき、「本当に長持ちして、住む人が健康に暮らせる家づくり」を追求していきます!

住まいの断熱や湿気対策について気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。

高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

おまけ
今回女子大の開催ということで
男子トイレが少なく仮設トイレがが多数設置されてました。(笑)

コスト,日記・想い

「パッシブハウスのような高性能住宅に住みたい!」 最近、そう思って家づくりを調べ始める方がとても増えていて、建築のプロとして本当にうれしく思っています。

しかし、熱心に勉強されている方ほど、こんなイメージをお持ちではないでしょうか?

「パッシブハウスって、すごく高いんじゃないの?」「予算に相当ゆとりがある人だけの、特別な高級住宅なんじゃないか……」

SNSやウェブサイトを見ていると、5,000万円〜6,000万円もするような素敵なパッシブハウスがたくさん紹介されていますよね。確かにデザインも洗練されていて素晴らしいお家ばかりです。

でも、それを見て「うちにはとても手が出ないや……」と、あきらめかけてしまっていませんか?

今日は、そんな皆さんにどうしても伝えたいことがあります。

「高性能住宅=手が出ないほど高い」は本当?

実は、お客様から時々「高橋建築さんの家はものすごく性能が良いから、やっぱり相当高いんですよね?」と聞かれることがあります。

ですが、実際に当社に来ていただき、具体的なお見積もりや打ち合わせを進めると、「えっ、一般的な住宅会社とそんなに変わらないんですか!?」と驚かれます。 さらに、大手ハウスメーカーさんの価格と比べると「圧倒的に安い!」と、さらにびっくりされることがほとんどです。

私たちは、「パッシブハウスレベルの最高の住み心地を、特別な人だけでなく、もっと多くの方に手に入れてほしい」という強い想いを持っています。

そのため、高橋建築では「会社として利益を追うこと」よりも、「いかに性能の良い住宅を、できるだけ安く提供できるか」というコストダウンの工夫に日々知恵を絞り、全力を注いでいます。

物価高の今だからこそ、限界まで努力したい

ここ最近、世の中の物価が上がり、住宅の価格もどんどん高くなっています。 周りの住宅会社が値上げをしていく中で、当社は「なんとか価格を抑えられないか」と限界まで努力を続けています。

資金面が理由で、マイホームという夢をあきらめてしまうのは、あまりにももったいないことです。

自分の家を持ち、家族で楽しく子育てをしたり、心豊かな毎日を過ごすこと。 そして将来、老後の不安もなく、冬あたたかく夏涼しい、安心・快適・健康な家で暮らしていくこと。

そのためには、「品質を落とさずに、しっかり手の届く価格(適正価格)で提供すること」が絶対条件だと考えています。

「どうすれば品質を守ったままコストを下げられるか?」 「どうすればもっと良い内容にできるか?」 私は毎日、そんなことばかり考えています。

安くても、長持ちしない家では意味がない

ただし、ひとつだけ譲れないこだわりがあります。

いくら安くても、性能が低かったり、すぐに傷んでしまうような長持ちしない家は、絶対につくってはいけないということです。

私たちが目指しているのは、以下のような家です。

  • 耐震性・安全性がしっかり確保されていること
  • 10年先、20年先になっても「この性能にして良かった」と後悔しないこと
  • 50年先、100年先でも建て替える必要がなく、大切な資産価値を守り続けられること

目先の安さにとらわれず、将来にわたって住む人を守り続ける家。それこそが、私たちが自信を持ってお届けしたい「本当の高性能住宅」です。

家づくりで悩みや不安があれば、まずは気軽な気持ちでご相談ください。 本当に価値のある家づくりを、一緒につくっていきましょう!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾
(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

換気・空気,日記・想い

【8/8・9開催】完成現場見学会のおしらせと、我が家の「熱の逃げ道」を塞ぐ最新のこだわり

みなさん、こんにちは!
高橋建築の代表を務めております、高橋慎吾です。
一級建築士として、そして「パッシブハウス(世界基準の超省エネ住宅)」の専門家として、毎日「本当に快適で長持ちする家づくり」を追求しています。
本日 8月8日(土) と、明日 8月9日(日) の2日間、お客様のご厚意により完成現場見学会を開催しております!
まずは、普段からお付き合いのあるお客様向けのLINEグループでお送りしたご案内を、こちらにも掲載させていただきますね。


LINEでお送りしたご案内メッセージ
高橋建築も、みなさんのご紹介などをいただき、この不景気な中でも安定的に受注をいただけています。本当にありがとうございます。
なので、本来は営業目的で行う現場見学会ですが、当社では**「OBのお客様やみなさんと楽しくお話しできる機会」**くらいに考えております(笑)。
今回も美味しく召し上がっていただけるバーベキューをご用意しています! 新規のお客様にガンガン営業活動をするより、みなさんの近況を聞いたり世間話をしたりするほうが楽しいという、ちょっと変わった工務店ですが……(笑)。
ぜひ遊びに来ていただいて、お話を聞かせてくださいね!


※LINEグループはここ10年ほどのお客様を中心にご案内しているため、グループに入っていない方や、これから家づくりを検討される方に向けて、こちらにも同じ内容を掲載させていただきました。

今回のおうちの「見どころ」をちょこっとご紹介!

今回の住宅は、敷地の条件的に「太陽の光(日射熱)を取り込んで暖かくする」という効果がそこまで大きく見込めない立地でした。
そこで重要になるのが、「とにかく家の中から熱を逃がさない(エネルギーロスを徹底的に減らす)」という設計アプローチです。
高断熱な家というのは、壁や屋根、窓から逃げる熱は本当に少なくなっています。 では、どこから熱が逃げてしまうのか?
実は「換気(空気の入れ替え)」なんです。
部屋の換気
もちろん「第一種熱交換換気」を入れて、空気はきれいに保ちつつ、熱だけを逃がさない仕組みにしています。
お風呂の熱対策
ここも高橋建築独自のノウハウでバッチリ対策済みです!
最後の難敵「キッチンのレンジフード」に挑む
今までなかなか手を付けにくかったのが、「キッチンのレンジフード(換気扇)」でした。
料理中の煙を吸い出すため、レンジフードは家全体の換気システムの「2倍〜3倍」という凄まじい勢いで部屋の空気を外へ吐き出します(だいたい毎時300立方メートル以上!)。
外の空気がお部屋の空気とそのまま入れ替わらないように「同時給排」という仕組みをつけるのが一般的ですが、それでもかなりの暖かさ・涼しさが外に逃げてしまうのが悩みどころでした。
そこで今回は、久しぶりに「循環型レンジフード」を採用しました!
循環型レンジフードとは?
部屋の暖かい(涼しい)空気を外に捨てず、高性能なフィルターで油やニオイだけをろ過して、綺麗な空気にして部屋に戻す仕組みです。
これなら、せっかく快適にしたお部屋の温度を壊さずに料理ができます。
気になる方は、ぜひ「富士工業 循環型レンジフード」などで検索してみてくださいね!(※現場でも実物をご覧いただけます)
家づくりのプロとしてのこだわりはもちろん詰まっていますが、現場見学会自体はいつもの通り、アットホームでゆるやかな雰囲気です。
場所は  埼玉県秩父郡横瀬町横瀬3646 付近です。


「高橋建築の家ってどんな感じなんだろう?」と気になっている方も、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね!

高橋建築株式会社
代表取締役 高橋 慎吾
(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

20年後も「この家にしてよかった」と思える家づくりを。UA値0.19の住まいを計画中!

みなさん、こんにちは!

高橋建築株式会社 代表の高橋 慎吾です。

現在、新しいお住まいの計画が着々と進んでいます!

今回のお施主様がとてもセンスの良い方で、図面やパースを見ているだけでも「これは素敵な家になるぞ…!」と、私自身ワクワクが止まりません。

「UA値 0.19」ってどれくらいすごいの?

高橋建築の家づくりといえば、徹底的にこだわった「超・断熱性能」。

今回の計画でも、断熱性能を示す値であるUA値は「0.19 W/㎡K」を叩き出しています!

数字だけ言われてもピンとこないかもしれませんが、断熱等級でいうと最高等級である「等級7」(UA値 0.26以下)を大幅にクリアするレベルです。

普段から当たり前のように超高気密・超高断熱のパッシブハウスを手がけていると、日本の一般的な基準から見たら当社の立ち位置がどれほど突き抜けているのか、時々自分でも感覚がわからなくなることがあります(笑)。

ですが、専門的な視点から見ても、「かなりすごい性能の住まい」になっていると胸を張って言えます!

なぜ、そこまで「性能」にこだわるのか?

私たちが目指しているのは、「20年後であっても、時代の先端を走り続けている家」です。

20年という年月は、過ぎてしまえばあっという間です。

スマホや自動車なら数年から10年程度で最新モデルに買い替えることができますが、お家は簡単に買い替えることができません。

もし建築時に「これくらいでいいか」と性能を妥協してしまうと、10年後、20年後に寒さや熱さに悩みながら住み続けることになってしまいます。それはとても悲しいことですよね。

だからこそ、私たちは最初から妥協しない家づくりをご提案しています。

「あのとき高橋建築で建ててよかった」

おかげさまで、実際に住み始めてから何年も経ったお客様からも、

「あのとき高橋建築さんで建てて本当に良かったです!」

という嬉しいお声をたくさんいただいています。

家は、ご家族の歴史を刻みながら、長く長く使い続けていく大切な資産です。

だからこそ、後悔のないよう、本当に慎重におうちづくりを進めていただきたいと思っています。

「住み心地の良い家をつくりたい」「本当の高性能住宅について知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

メディア掲載・受賞,日記・想い

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。

皆さんは「家を建てる」「家をリフォームする」と考えたとき、どんなシーンを思い浮かべますか?

きっと、陽当たりの良いリビングでのんびり過ごす時間や、冬でも素足で快適に過ごせる温かい部屋、家族の笑顔あふれる日常ではないでしょうか。

私たち建築家や工務店の役割は、そうした夢や憧れを「確かなカタチ」にすることです。

しかし、その「カタチ」をつくる裏側――つまり「現場でどのように家がつくられているか」について、じっくり考えたことはありますでしょうか。

なぜ、街の工務店が「国のガイドラインづくり」に携わるのか

この度、私は一般社団法人JBN・全国工務店協会の代表として、一般財団法人ベターリビングが主催するふたつの重要な委員会に参加させていただきました。

  1. 施工の省力化に配慮した住宅部品のガイドライン検討委員会
  2. リフォーム工事中の騒音・振動・粉塵対策に配慮した住宅部品のガイドライン検討委員会

大学の著名な教授陣や大手設備メーカーの皆様とともに、2026年3月に策定されたこれらのガイドラインは、これからの日本の住まいづくりを支えるための「大切な基盤」となるものです。

「なぜ、一地域の工務店がそんな大きな取り組みに参加するのか?」と思われるかもしれません。

理由はとてもシンプルです。「一軒一軒の現場を大切にし、住まう人と職人さんの双方を守りたい」という想いが、私の家づくりの原点にあるからです。

家づくりの裏側にある「ふたつの課題」に向き合う

いま、日本の建設業界は大きな曲がり角を迎えています。

1. 職人さんの高齢化と「施工の省力化」

日本全国で腕の良い大工さんや職人さんの高齢化が進み、人手不足が叫ばれています。熟練の技を持つ職人さんが減っていく中で、これまで通りの高い品質をどう維持し、どう高めていくか。 その答えのひとつが「施工の省力化」です。

単に作業を楽にするという意味ではありません。工場であらかじめ精密に加工された部材(プレカット)や、施工しやすいユニット部品を採用することで、「人間の集中力や熟練度に頼りすぎず、誰が作っても最高品質を再現できる仕組み」をつくることです。 無駄な作業時間を減らし、体に負担をかけない環境を整えることは、職人さんの安全を守り、結果として施工ミスをゼロに近づける「究極の品質管理」に繋がります。

2. リフォーム中の「住みながらの安心」

もうひとつは、住みながら行うリフォームでの「暮らしのストレス」です。 工事中に発生する激しい騒音や振動、部屋中に舞う粉塵……。「キレイになるのは嬉しいけれど、工事の期間中が本当につらかった」というお声を聞くことがあります。

今回のガイドラインでは、壁を壊さずに窓やドアを取り替える「カバー工法」や、騒音を抑えた低振動工具の活用、粉塵を出さないプレカット部材の積極的な利用などを評価基準として整理しました。 住まわれているご家族はもちろん、近隣の皆様にも安心してお過ごしいただける環境づくり。それもまた、プロフェッショナルとしての重要な責務だと考えています。

一級建築士・パッシブハウスデザイナーとして叶えたい世界

私は普段、世界基準の超省エネ住宅である「パッシブハウス」のデザインやコンサルティングを行っています。

パッシブハウスが目指すのは、最小限のエネルギーで、1年中快適に、健康に暮らせる住まいです。

どんなに緻密な物理計算に基づいた「理想の図面」を描いても、それを現場で正確に形にする「確かな施工」がなければ、最高の性能は発揮できません。

最高峰の温熱性能(パッシブハウス)という「理想のデザイン」と、職人さんが丁寧かつ確実に施工できる現場環境(施工省力化・マニュアル化)という「現場のリアリティ」。

このふたつが揃って初めて、お客様に心から満足していただける一生ものの住まいが完成します。

おわりに――誠実な家づくりを、あなたへ

家づくりは、人生の中で最も大きな決断のひとつです。

だからこそ、目に見えるデザインや設備だけでなく、目に見えない構造や断熱、そしてそれをつくり出す「現場の姿勢」にまで、一切の妥協をしたくありません。

国や業界全体のルールづくりに携わることで得た最新の知見と、現場への深い愛情をもって、私たちはこれからも「心から安心して託せる家づくり」を追求し続けます。

「冬あたたかく、夏すずしい家に住みたい」

「長く大切に暮らせるリフォームをしたい」

「何から始めればいいか分からない」

どんな些細な疑問や夢でも構いません。どうぞお気軽に、高橋建築にご相談ください。

あなたの想いに、真摯に耳を傾けさせていただきます。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

太陽光発電,建築費・光熱費,換気・空気,日記・想い,設備・空調

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
先日、お引渡しから丸1年が経ったオーナー様(OB施主様)宅の「1年点検」にお伺いしてきました。
夏と冬、それぞれの厳しい季節を一度ずつ乗り越え、再び新しい夏を迎えようとしているタイミングです。私たちの建てた家が、実際の暮らしの中でどれほど実力を発揮しているか、一級建築士として、そしてパッシブハウス・デザイナーとして非常に楽しみに訪問しました。

誘導なしの第一声が「とても快適です!」

お家に入ってご挨拶をすると、こちらからお聞きするよりも前に、オーナー様から「とても快適です!」と嬉しい第一声をいただきました。
もちろん、建物自体にも不具合は一切ありません。
こちらのお宅は、ご家族3人+猫ちゃん+ワンちゃんで暮らされています。 ペットを飼われているご家庭で気になるのが「ニオイ」や「抜け毛・ホコリ」ですが、このお家ではニオイが全くなく、ホコリもほとんど目立ちません。本当にキレイに住んでいただいています。

点検時の空気質を測定したデータがこちらです。 エアコンを動かしていないタイミングだったため湿度は少し高め(梅雨時期など)ですが、PM2.5などの微粒子は信じられないほど少ない数値を示しています!
実はこのお家には、トルネックスというビルトインの電気集塵機が組み込まれています。最近の私たちが特にこだわっている「空気質」の設計と、この換気システムがバッチリ機能している証拠ですね。猫ちゃんはキャットウォークやキャットタワーを縦横無尽に元気に走り回っているそうです。癒されますね。

「オール電化なのに電気代が3,000円なんです」

そして、空気の快適さに続いてオーナー様が驚きながら、とても嬉しそうに教えてくださったのが「光熱費」のことでした。
「電気代が3,000円台で済んでるんですよ。オール電化なのに!」 「ということは、ガス代も灯油代も0円ですから、本当にそれだけですよね」
とお返しすると、この1年間の安さに本当に満足されているご様子でした。
もちろん月によって変動はあり、実際には5,000円台の月もあれば、2,000円台の月もあると推測されますが、年間を通じた平均は間違いなく3,000円台前半に収まっています。


こちらが、オーナー様から共有いただいたリアルな「1年間の消費電力グラフ」です。 1ヶ月あたりの平均消費電力は411kWh。
「411kWhも使っていたら、普通はもっと電気代が高くなるのでは?」と思われるかもしれません。 その秘密は、屋根に乗っている太陽光発電と10kWhの大容量蓄電池にあります。
日中の電気や夜間の大部分は太陽光と蓄電池で自給自足しているため、東京電力から「買う電気」は極めて少なく、月平均でわずか35kWhほど。基本料金や再エネ賦課金を合わせても、毎月の支払いが3,000円台前半になるのは当然の計算なのです。
さらに、使い切れずに余った電気の「売電」もあります。 オーナー様は「実質、光熱費はタダ(というかプラス)で済んでいます!」と仰っていました。データを見ても月平均336kWhも売電されているので、まさにその通り、家計は完全に「黒字」です。当社のOB様宅ではめずらしくない光景ですが、やはりこうして喜んでいただけると本当に嬉しいですね。

どこに電気を使っている?データを楽しく分析!

お客様からいただいた詳細な電力データをお金に換算して分析するのも、私の密かな楽しみです(笑)。 「我が家は一体どこにエネルギーを使っているのか?」を紐解いてみましょう。

1kWhあたり40円として、1日あたりの電気代に換算した主な内訳がこちらです。
エコキュート(給湯):約102円 / 日 (毎日お風呂にお湯を張るため、ここはなかなか減らせない生命線です)
換気・空気清浄・循環:約77円 / 日 (第一種熱交換換気、循環換気、電気集塵式空気清浄機、お風呂の換気扇など)
テレビ:約75円 / 日
エアコン(冷暖房):約67円 / 日
冷蔵庫:約43円 / 日
暖房便座(ウォシュレット):約32円 / 日
IHクッキングヒーター:約32円 / 日
こうして見ると、エアコン(冷暖房費)が1日わずか67円というのは、普通の住宅と比べると格段に少ない数値です。(これでも家の形状や向きの関係上、当社の設計の中では少し多めに出ている方です)
※なお、これらはあくまで「消費した電力」の計算です。実際には太陽光と蓄電池でほぼ無料(0円)になっているため、普段の暮らしで細かく節電を気にする必要は全くありません!

なぜ「換気」に電気を使うのか?私が考える最適解

「換気の電気代(1日77円)が、エアコン(67円)より高いのはなぜ?」と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この換気システムにお金をかけているからこそ、エアコンの電気代が劇的に減らせているのです。
当社の換気システムは、ただ空気を合法的に回すだけではありません。 外の不純物を取り除いて綺麗な空気にするだけでなく、冷暖房の熱を逃がさない「熱交換」を行い、さらにその心地よい空気をすべての部屋へ上手く配る役割を担っています。だからこそ、暑い夏であっても、家のどこにいても涼しく快適に保つことができるのです。
家づくりにおいて、エネルギーを削減することはもちろん大切です。 しかし、それ以上に「家族が健康で、ストレスなく、快適に暮らせること」の方がもっと大切だと私は考えています。
「省エネ」と「健康・快適」のバランスを極限まで突き詰めた結果が、このデータに現れています。これこそが、現時点で私が考える「家づくりの最適解」です。
これからもOB様の快適な暮らしをサポートしながら、この素晴らしい住み心地を多くの方に届けていきたいと思います!

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高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / パッシブハウス・デザイナー)

修理 メンテナンス,日記・想い

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
今月は、大変ありがたいことに「10年点検」のスケジュールがたくさん入っており、OB様のお宅を順番にお伺いしています。
一級建築士、そしてパッシブハウスのデザイナー・コンサルタントとしての専門的な視点から、建物の隅々まで不具合がないか詳細にチェックさせていただく大切な機会。それと同時に、オーナー様がこの10年間をどのように過ごされてきたか、生のお声を伺えるとても楽しみな時間でもあります。


「10年経っても変わらず快適」その言葉が何よりの励みです
点検でお会いしたオーナー様のほとんどが、開口一番にこう仰ってくださいます。
「本当に毎日、快適に暮らさせていただいてます!」
この言葉をいただける瞬間が、家づくりに真面目に取り組んできて本当によかったと、心から嬉しくなる瞬間です。


さらに、「光熱費もすごく抑えられているので、生活にゆとりができて助かっています」という嬉しいお声もいただきました。 私たちがこだわり続けている「高気密・高断熱」やパッシブハウスの設計思想が、10年という歳月を経てもなお、オーナー様の暮らしと家計をしっかり支えていることを実感し、胸が熱くなります。

大がかりな修理はゼロ!高橋建築の家が「長持ち」する理由


一般的なハウスメーカーなどでは、「10年点検のタイミングで数百万の修繕費用(外壁や防水など)を提示された……」という話をよく耳にされるかもしれません。
ですが、当社の建てた家ではそのような高額な修理費用がかかるケースはまずありません。
今回の点検で気づいた点も、生活に支障のない軽微なものばかりでした。
ドアの開閉の微調整(数件): その場で工具を使ってスムーズに直る範囲でした。
窓まわりのシーリング(コーキング)の劣化補修
基礎の樹脂モルタルの部分的な補修
網戸の破れの張り替え
(※窓まわりや基礎、網戸については、後日改めてしっかり補修にお伺いします!)



また、換気扇の屋外ルーバー(フード)に汚れが溜まっている箇所もありましたが、こちらもその場でサッとお掃除をしてキレイに完了しました!

ローコストやハウスメーカーの建物を見てきたからこそ分かること

当社ではリフォームのご相談をいただくことも多いため、他社(大手ハウスメーカーやローコストビルダー)が建てた家の「10年後の劣化具合」もたくさん見てきています。 中には、構造の危うさやメンテナンスコストの重さに驚くことも少なくありません。
それらと比べると、当社の建物の「圧倒的な劣化の少なさ」には、我ながら本当にシミジミさせられます。「最初から長持ちすることを一番に考えて、真面目に素材を選び、丁寧に作ってきて本当に正解だった」と、自分の信じてきた家づくりに改めて自信を持つことができました。

10年点検の裏ミッション?「24時間換気システム」のチェック

そして、高気密・高断熱の家にとって極めて重要なのが「24時間換気システム」です。今回の点検でもしっかり中身を確認してきました。
空気の通り道である「ダクト」の中は、10年経ってもとても綺麗な状態をキープできていました!
ただ、「フィルター」に関しては、オーナー様のお手入れ頻度によって、少し汚れているものや、経年で傷んでいるものも見受けられます。
そこで当社では、10年点検のタイミングで新しい交換用フィルターをプレゼントしています!

「これからもこれを使って、お掃除を続けてくださいね!」という、私たちからの“無言のプレッシャー(笑)”でもあるのですが、お家の健康とキレイな空気を保つために、ぜひご活用いただければと思います。

これからも、ずっと安心して住み続けていただくために

10年という節目に伺って、大きな不満もなく、笑顔で喜んで迎えていただける。これほど地域工務店冥利に尽きることはありません。
大切なのは、建てて終わりではなく、建てた後も安心して心地よく住み続けていただくこと。 これからも定期点検やアフターサービスに全力で努め、皆様の快適な暮らしを末永くサポートしてまいります!
お家のメンテナンスや、これから「本当に長持ちする家を建てたい」とお考えの方は、いつでもお気軽にご相談くださいね。


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