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髙橋建築

日記・想い

FACEBOOKってすごいですね。

思い出が呼び起こされて楽しい。10年前の記事です。
この2年くらい前に森さんの弟子となり
パッシブハウスを作り、さら森さんの自邸のお手伝いをさせてもらった。
次から次えと海外の最先端の技術を教えてもらい、どんどん実践。
やる気に満ちあふれていました。(笑)
懐かしいな。

日記・想い

快適な建物を作るには建築地の気象が重要

建物を作るときに建築地の気象を把握することが重要です。

大げさに言うと 北海道と東京、九州で作るのは全く違います。

その地域の気温や湿度、日射、雨、雪、風様々なデーターをみて、特徴を理解しないとなりません。

気象庁で調べる

気象庁でアメダスデーターが保存されています。何十年分も保存されているので過去データーと比較するのも面白いです。

https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

でもこれでは数字の羅列で見にくいです。直感的にわかりにくいですね。

気象の特徴がわかりやすいサイトが出来た

建築設計者のために建築研究所で作ったらしい。

https://climate.archlab.jp/#/

7月に見学会をする小鹿野町を出してみました。

今建築中の本庄市

本庄市の1月変ですね。
-10度以下
熊谷、伊勢崎 、寄居など周辺の気象台のデーターはアメダスとそれほど変わらないのでおかしいですね。

本庄市には気象台がないので 周辺の気象データーから 高度など解る違いを考慮して推測していると思いますが、変ですね。
建築研究所の方に連絡しておきます。

パッシブハウスでは独自のロジック

パッシブハウスの計算ではアメダスの気象データーをパッシブハウス計算用に作り直しているそうです。

日本でまだ各地域のデーターが揃っていないですが秩父はあります。寒いですけど冬の南面の日射に恵まれているのが特徴ですね。

気象データーで窓の付け方、断熱量を最適化

特徴を把握すれば、無駄な断熱をしなくてすんだり効果的な窓の配置が出来ます。当社は秩父地域がメインなので秩父地域似合わせて断熱をしています。熊谷、深谷、本庄市も多いです。少し特性が違います。暖かいので若干段炎津が減らすことが出来そうです。しかし、敷地の大きさや近隣建物の影響で冬期の日射取得量が十分でない場合が多いので、結局秩父地域で建てるのと同じくらいの断熱としてしまうことがほとんどです。
今度、群馬の山の中のおうちを建てることになると思うのでどのくらい断熱量を変化させなくてはならないかちょっと楽しみです。
コストバランスを考え気象条件を考え最適化する作業は重要ですね。


修理 メンテナンス,建築費・光熱費,日記・想い,環境・エネルギー,耐久性・災害対策,耐震・構造,設備・空調

建築はシンプルに

これは私が普段から心がけていることです。
できるだけシンプルな方が良いことがたくさんあります。

デザインをシンプルに

外観、内観とも こったデザインがあります。それはそれで一見素敵なのですが、長い年月が建つと流行も変わります。あのときあれがはやっていたな?みたいなのもありますし、デザインは人の好みが大きいです。素敵だと思う人もいれば、やり過ぎと思う人も。年齢により感じ方も大きく違いますので若いときには良くても歳をとってから後悔もありそうです。
よりシンプルでバランスの良い方が、多くの人に受け入れられますし、長い年月が経ってもおかしく見えないです。

間取りをシンプルに

間取りが変形していたり細かい部屋がたくさんあるおうちが増えていますね。

今たくさんご要望いただくのが、シューズクローク、玄関手洗いコーナー、ファミリークローゼット、パントリー、スタディーコーナーその他、細かい部屋が1階にたくさんあります。細かいお部屋がぎっしり。その分LDKが狭めに。
将来その小さなスペースにものがたくさん詰め込まれるのだろうな。便利と言えば便利ですが、大金を払っておうちを作っているのにまるで収納を作っているようなおうちもあります。細切れのたくさんの収納ではなくもう少しシンプルに出来ないのかなと思います。

シンプルだけど人の居場所がある豊かな空間を作りたいと思っています。
細切れのお部屋ではなく。

部屋に役割を持たすのは良いのですが、可変的に住みこなすような家が良いと思います。将来のライフスタイルの変化に合わせてお部屋の役割を変えやすいような。生活に合わせて変化させやすいシンプルな間取り。
住む人の構成も変わるし、年齢も変わる。時代も変わる。そのような変化に耐えられない細かく固定された間取りだと将来住みにくくて壊されやすくなってしまうと思います。

構造をシンプルに

きちんとした構造区画で計画された住宅は頑丈です。大きな地震や台風などにも強くなります。

そして余分な補強材も少なくなりますからコストダウンできます。間取りがいびつだと大きな梁が必要になったり柱が多くなったりお金が余分にかかります。

将来、間取りの変更や増改築なども構造がシンプルだと やりやすいですね。

外壁の凹凸をシンプルに

間取りをシンプル 構造をシンプルと通じますが、でこぼこが多いと外壁の面積が多くなります。

外壁の面積が多いと言うことは、そこから熱が逃げやすいと言うことです。壁からの熱の逃げは 壁の面積×壁の断熱性能×内外温度差です。壁の面積が1割多ければ1割多く熱が逃げてしまいます。できるだけ小さい面積に抑えることが重要ですね。
複雑な外観は気密性も落ちそうですね。

屋根をシンプルに

屋根が複雑なのは一見かっこよく見えます。ですが屋根と壁の取り合い部分が増えたりして雨漏りがしやすくなります。雨漏りは屋根の平らな部分からと言うことはほとんどありません。ほとんどが屋根と壁などの取り合い部分からです。こういう部分を少なくするためにもできるだけ屋根はシンプルに作りたいですね。

窓をシンプルに

一昔前、小さな窓をたくさん付けるのがはやりましたね。私もやっていました。しかし、最近は見なおしています。

窓が多いと言うことは、雨漏りのリスクが増えると言うのは皆さんわかりやすいと思います。

しかし大きな問題は他にあります。熱の逃げです。
窓は主にガラスの部分とフレームの部分で出来ています。
このフレームの部分の熱の逃げが大きいのです。同じ窓の面積をとるのでも小さい窓を数多く付ける方がフレームの長さが多くなりますね。その分ガラスの面積の割合も小さめになります。

窓の役割は 光を取り入れる「採光」 風を取り入れる「通風」。そして太陽の日射熱を取り入れる「日射取得」があります。小さな窓が多いのはこれらが不利になります。
ガラスの面積や開く面積が小さくなるともったいないですね。

さらに同じ面積を確保するのに大きな窓一つと小さな窓二つでは、価格も違いますね。子捨て面でも不利な場合が多いですね。

窓の取り付け部位からの熱の逃げも重要です。窓を取り付けるためには何らかの下地部材が必要です。その分は断熱しにくいですね。その部分から割と熱が逃げることが知られています。我々の言葉でinstallψです。窓が細かくて多いのはデメリットがたくさんありますね。

設備をシンプルに

様々な設備があり、それらの設備は欠かせないものと、便利だから使うものがありますね。

それらの設備の一つ一つを解説したいところですが、長くなるので割愛します。

設備は壊れます。メンテナンスが必要です。取り替えも必要です。

最初に家を建てるときには憧れもあって付けることが多い設備でも、10年後くらいに壊れた時のことを考えてみてください。
途中で数万円の修理が必要かもしれません。
10年後取り替え時には数十万円かかるかもしれません。
新しい設備ができ、それまでの設備とは相容れず、不必要になったり取り替え不要かもしれませんね。本当に必要かもう一度冷静に考えて見られると良いですね。

設備類も数が多ければ数が多いだけ修理の頻度は多くなります。複雑な機械なら複雑なだけ修理の頻度が多くなります。本当に必要か、他のもので代用できないか考えてみた方が良さそうです。

シンプルは長持ち、省エネ、ローコスト

まだまだありそうですが、わかりやすいところを取り上げました。

このようにシンプルに作ることのメリットがたくさんあります。
住宅はファッション的な面もありますが、長い時間軸で見ると、私はそれより「シンプルに作ること」がとても重要なことだと思っています。
洋服や、靴、自動車やスマホとは違うのです。将来にわたりずっと住み続け、コストがかかり続けます。
長い時間軸で考えてみましょう。
あなたもシンプルが一番と思いませんか?

換気・空気,日記・想い,設備・空調

皆さんF式エアコンというのをご存じでしょうか?

ツイッターなどで様々な方がつぶやいているエアコンの設置方法です。

私の理解では、吹抜や階段の上部など熱のたまる位置にエアコンを付けそのエアコンで全館冷暖房するというもの。

暖かい熱は上に行くので普通に考えるとそこに付けるということはまず思いつきますね。

そして高断熱の住宅ならそのエアコン1台で家全体の冷暖房をしてしまえば良いのではないかと。

一番暖かいところにエアコンを置くことでエアコンの稼働率が上げられます。

すぐに冷えて止まってしまうと言うことが防げるわけです。

一般の方で家づくりをしているときにこれを思いつくというのはすごいですね。普通はデザインや間取りに気をとられてそこまで気が回らなそう。

我々のようなプロなら、一棟一棟試行錯誤を繰り返してますから、何も考えていないのはむしろ手抜き的なところですが、今の施主さんはすごいです。

このようにプロ顔負けの施主さんを「プロ施主」と言うらしいです。

ツイッターやブログを見ると自分の家でエアコンの設定温度を変えたり吹き出しの風量を変えたりしてエアコンを上手に動かしています。

上手に動かすというのは、省エネな運転はもちろん 除湿を促進させる運転。高性能住宅では湿度が高くなりがちですが、それを再熱除湿などの機能を使わずに、エアコンの使い方で冷房時の潜熱比を上げようというのだからすごい。

私が今まで取り組んできたことが、一般の施主さんが始めているなんてびっくりです。

すごいな!

F式エアコン

このエアコンは3台目。20年以上前にF式エアコンしていた。UA=0.5W/㎡くらいだから冷房時には1台のエアコンでまかなえても、暖房はダメでした。(笑)(暖まるけど消費電力が大きすぎで)

このところ暑いので今年は早めに動かし始めました。

F式エアコン よく調べたら 吹抜(ふきぬけ)式エアコンじゃなく フエッピーさんが考えたエアコン方式らしいですね。

昨日は35度くらいだったらしいのでそれなりに消費電力多いね。

夜間の低負荷時にも除湿すれば良いけど、「プロ施主」さんが言うようにあまり除湿は進まない。ちいさなエアコンじゃないとだめだね 。40坪40エアコンは夜間では大きいのかな?

この辺は全く解らないや。成り行きなので。「プロ施主」のブログで勉強しよう。!!

日本中で試しているのでとても参考になる。(笑)

こういう時代なんだな。

パッシブハウス,換気・空気,断熱・気密,日記・想い,環境・エネルギー,設備・空調

高断熱住宅は夏暑い!

そういうお話を聞きませんか?

それは正しいです。高断熱住宅は一般の住宅より室内の温度が高くなり易いです。
一般の住宅は、断熱されておらず熱は逃げ放題。
スカスカなので風は入り放題です。
ですから室内の温度は外気温に近づきます。

パッシブハウスが夏暖かくなってしまう原因

原因は主にこれらが考えられます。

断熱での保温力

内部発熱

地中放熱

放射冷却

隙間風

これらの原因が重なり合い、室内のお温度が高くなってしまいます。

保温力による室温維持

まずはわかりやすい保温力です。

一般的な住宅では、断熱が少ないですから室内の熱が逃げていきます。

人間に例えるとわかりやすいですね。

パッシブハウスがダウンジャケット。 普通の家が薄手のシャツ。

体温は36度くらい有、外気温が30度だとすると薄手のシャツなら体温が放熱されて涼しそうですが、ダウンジャケットだと暑いです。
パッシブハウスは夏にもダウンジャケットを着ているようなものかもしれません。

内部発熱

人は生活すると多くの熱を発します。

人間の体温も36度ありますから、わずかですが熱を出し室温を暖めます。

テレビを見れば熱が出ます。テレビも触ると暖かいですね。300Wの消費電力のテレビは300Wの熱を出しているのと同じです。
 料理をすれば熱も出ます。炊飯器も電子レンジもポットも。電気やガスを使った分だけ熱に変わるのです。

照明もそうですね。LEDの電球も暖かいですね。洗濯機もスマートホンも熱を出します。

これらの熱で自然に室内は暖まっていきます。先ほどの保温力がこれらの熱を逃がしません。室内で作られた熱が室内にとどまってしまうのです。

夜間の放射冷却

夜間は外気温が低くなると言うこともありますが、無視できないのが放射冷却現象です。
宇宙は寒いですから、空に向かって熱が放射されています。

普通の家なら屋根から放射される熱の影響で室内が涼しくなります。
しかしパッシブハウスですときちんと断熱されていますから放射冷却の恩恵は受けられません。夏の夜間だけ断熱がとれれば良いのではないかと思うのですがそういうわけにもいきませんね。

地中への放熱

地中の温度は安定しています。外気温に比べて夏は涼しく冬は暖かいです。地中の深くは一年の平均気温位の温度となっています。
 パッシブハウスでは基礎の下にもきちんと断熱をしますから、地面に熱を逃がしません。冬は良いのですが、夏は地面に熱が吸い取られた方が良いですね。
 普通の家は基礎の下に断熱をしませんから暑くなった室内の熱を地面に流せます。地面の冷たい熱が室内に入り込むイメージです。

隙間風

隙間のが多い一般的な家では外の空気がどんどん入り込み空気が入れ換えられます。これは換気と同じです。室内の暖かい空気が外に排出されると言うことです。外が涼しければ室内も涼しくなります。

しかしパッシブハウスでは計画された換気のみです。それ以外の換気は行われませんから熱も入れ替わりません。

パッシブハウスは本当に夏暑いのか?

ご安心ください。パッシブハウスは快適です。
先にデメリットとしての原因を並べておきました。これだけ聞くと不安になりますよね。
これからパッシブハウスのすごさの解説をしながら皆さんの不安を取り除きましょう。

保温力は涼しさも保温する

保温力がすごいと言うことはどういうことでしょうか?

室温が高ければ高いまま。室温が低ければ低いままにしやすいと言うことです。
簡単に言うと、暑ければ暑いまま 寒ければ寒いままということですね。

それでは、快適な温度なら快適なままだと言うことです。

パッシブハウスでは決して無暖房、無冷房を目指しているわけではなく、最小限のエアコンなどの稼働は許容している規格です。めちゃくちゃ暑い日や寒い日にまでエアコンいらない家を作るより、ちょっとだけはエアコン使う家の方がコスパ良いですよね。

冷房の許容される大きさは除湿量の違いから地域によって違うので、今回は暖房に習って 冷房負荷を10W/㎡として解説します。

35坪くらいの家はパッシブハウスの床面積の考え方ではおよそ100㎡

その家を冷やすのには10W/㎡×100㎡で1000W必要だというのがパッシブハウスです。
一番暑いときに1000Wです。すごいと思いませんか?

6畳用のエアコンが2200Wです。

一番暑いときでさえ 35坪くらいの家が6畳用エアコン半分で冷えます。

本当のピーク時以外はとても少ない電力で大丈夫ですね。ほとんどの場合、弱く動いているだけだったり、止まっている時間が長かったりします。笑い話みたいですが、あまりに動いている時間が短いので「エアコンが壊れている」とお客様から言われたことがあるくらいです。

ですから、ちょっとの冷房で室内は涼しくなり、その涼しい快適な温度を維持するのが得意というわけです。大きなエアコンがうなっている室内と小さなエアコンがゆっくり動いているだけの室内どちらが良いですか?

エアコン嫌いの方にもおすすめです。無理矢理冷たい空気で冷やすと寒くてだるくなったりしますね。パッシブハウスでは無理矢理冷やすのではなくマイルドに冷やします。
私は暑さも涼しさも感じない快適な空間を目指しています。なかなかたどり着けないですけど。

内部発熱分を冷やす

室温が高くなる原因は、外気温が壁や屋根から伝わる。隙間風から入り込む。太陽の日射で暖まる。そして内部発熱です。

パッシブハウスでは最初の三つは設計力と性能でカバーします。高断熱により熱を入れない。高気密により隙間風を入れない。日射遮蔽により太陽熱を入れないと言うことですね。

ですが、最後の内部発熱だけはどうしようもありません。

室内での生活するのは一緒ですから。むしろパッシブハウスではおうちの中かが快適なため、あまり出かけたくなくなりおうちにいる時間が長くなるようです。
 内部発熱が増えてしまいますね。(笑)

ですがご安心ください。パッシブハウスはきちんと設計されています。内部発熱分だけ冷やしてしまえば良いと言うことです。エアコンを適切に使い、まんべんなく家中を空気が回るような計画をすることで、おうちの中どこにいても涼しくなります。快適な空間が広がりますから余計活動的になりまた内部発熱増えるかもしれませんね。
 余談ですが、快適なのでお友達が集まりやすくなった。という話も良く聞きます。これも内部発熱が増えますけど、楽しい時間を過ごすために少しエアコン稼働させるのはやむを得ないですね。お友達5人内部発熱があってもパッシブハウスなら理理論的には冷房費は1時間あたり10円も増えませんよ。(笑)

放射冷却を活用できるか?

これに関してそのままのパッシブハウスでは難しいですね。

何らかの設計の工夫が必要です。

屋根の通気そうから冷気を室内に送るとか、その冷気を基礎に蓄熱させるとか。

工夫をすれば何かしら出来そうです。でもなぜ髙橋建築はやらないのか?

それは、コストと安全性です。

そのような仕組みを作るためにはコストがかかります。それだけコストを掛けたとしてもエアコンをなくすことは不可能でしょう。ですからすべて追加費用ですね。パッシブハウスではエアコンの効率がとても良いですから、底に掛けた費用をペイすることは出来ないでしょう。それならそこに費用は掛けずに少しエアコンを多く動かした方が良さそうです。
 地球環境のために少しでもエアコンの稼働を減らしエネルギー削減をしたいという方がいらっしゃるかもしれません。しかし、その費用を太陽光発電設備に使えば余るほどの電気が作れます。余分な仕組みを作らずに太陽光発電+エアコンの方がコスパは断然いいですね。
放射冷却で冷やされた外気を取り込むと言うことは温度は下がりますけど、湿気もたくさん持ち込むのでそれを除湿するエネルギーは膨大です。放射冷却利用がうまくいかない理由がそこにもあります。

基礎から放熱 地中熱利用は得か?

皆さんこれも理論的に考えてみてください。
夏に基礎から放熱させて、室内を冷やすと言うことは、冬にも熱が逃げていると言うことですね。

冬の熱の逃げは大きいです。何しろ冬の方が期間がないですから。

夏ちょっと得でも冬は大分そんです。

ですがこれは地域によって大きく状況が変わります。沖縄などは夏が長いので基礎下には断熱しない方が断然得なようです。

宮崎あたりだと薄い断熱のようです。秩父だとまあまあ。東北北海道だと大分必要になります。

この断熱量はシミュレーションをして夏冬考え最適なところを見つけてください。

隙間風をどうするか?

隙間が多い住宅は、夜間外が涼しくなってくると、外の空気が入り込んで家の中も涼しくなっていきます。

ですがパッシブハウスでは自然に涼しくなって行きませんね。

風で涼しくなると言うのは、快適というのとはちょっと違いそうです。もちろん暑いときに爽やかなそよ風みたいなのがあると気持ち良いです。しかし、夏に涼しく感じるほどの風をずっと当たり続けるのは不快ですね。扇風機は涼しいですけどずっと扇風機に当たり続けることが快適ですか?

外気温が率い時の隙間風は少し涼しいですが、大きな問題があります。それは湿気です。
夏の外気はたくさんの湿気を含んでいます。
本当の快適な空間を作るには、その湿気を取り除かなくてはなりません。

エアコンで湿気を取るしかないのですが、温度を下げるより湿気を取り除く方が難しいですし、エネルギーも使います。

ですから、本当に暑い日が続くときには、外気はできるだけ取り込まず、室内の涼しい快適な空気を維持することを務めた方が良いのです。この辺を勘違いしている人が多いですね。

地域や時期にもよりますので一概には言えませんが、私たちの地域では、夏に外気はできるだけ取り込まないというのが良さそうです。

結論:夏のパッシブハウスは暑いのか?

普通の家より快適で省エネ。

当たり前ですね。

絶対にエアコンは使いたくないという方は除きます。
パッシブハウスはエアコン使っている感が少ないのでエアコン嫌いの方にもおすすめなことは間違いないですけど、エアコン使うのはポリシーに反するというかたくなな方は、パッシブハウスじゃない方が良いかもですね。

ですが、ちょっとだけエアコンを使うことにより快適な空間で生活できます。室内が適切な環境に維持され、カビや、だになども少なくなり健康にも良いとなったらいかがでしょう?

パッシブハウスが夏暑いという、理論的でない、感情だけで、思いつきで情報を発信している人がいますが、残念ですね。

皆さんはそういう人に惑わされないでくださいね。

日記・想い

ここで悩む必要あるかな?と思うくらい私たちにとっては明白で疑いのないことです。

様々な要素で検討してみましょう。

耐震性で比較

どちらもきちんと計算していれば安心です。

鉄骨だから強い。木造だから強い。ということはありません。
そのおうちごとの間取りで個別にきちんと計算されているかどうかと言うことですね。

型式認定がで個別に計算がしていない場合は注意してくださいね。間取りによっては予期せぬ力が集中してしまう場合もありますから危険な場合もあります。メーカーの耐震実験なども鵜呑みにしないでください。YOUTUBEなどで上げられているメーカーの耐震実験の動画を見ると気がつきますね。
 ほとんどの場合、メーカーが強さをアピールするための実験ですから、真四角であまり大きな窓がない、きちんときれいな四角い構造で実験していることがほとんどです。あの動画を見てこのメーカーが強いと思ったら大間違い。
 不整形な形になったとき。大きな窓が付けたいときなど、変わった状態で家が建てられたときに強さが保ちやすいか、急に弱くなってしまうのかが重要ですね。

 また、リフォーム時。 増築や減築、間取りの変更などに対応しやすいかも重要です。
 新築時にきちんと構造計算がなされていても、後々の変更がしにくい場合もあります。特にメーカー独自の工法の場合にはそのメーカーしか対応できなかったり、メーカーが残っていても、そのシリーズがなくなっていて、対応不可能になる場合もあります。
 そのメーカーしか出来ない場合は、リフォーム費用もメーカーの言いなりですね。私の調べの範囲ではメーカーリフォームは市中相場の2倍くらいかなと思っています。

 それでは木造なのか?鉄骨なのか?どちらなんだ?という話になりますが、鉄骨系はメーカー独自すぎでNG。木質系はツーバーフォーか在来木造軸組ならOK 特殊な木造はダメと言うことになります。

 ハウスメーカーがモデルチェンジしないとか、永遠に潰れない。統廃合しないなんてことは無いですから気をつけてくださいね。住宅はスマホや、家電、自動車などとは違いメンテを繰り返しながら長持ちさせるものですから、考え方が全く違いますね。

耐久性は?

 耐久性に関してどちらが有利なのでしょうか?

 木造は腐ったりシロアリに食われたりするイメージがありますね。

 確かにその通りです。構造躯体が腐ったりすると大変なことになります。鉄骨系のメーカーはそのあたりのネガティブな写真など見せて不安をあおります。ですが新しい住宅でそのような被害が出ているでしょうか?

 きちんと作られた現在の木造住宅ではそのような被害はあまりなさそうです。

 木造メーカーは鉄鋼系のメーカーの鉄の構造材が錆びたりして腐って壊れそうな写真を見せたりします。これも本当にあるのかな?と思います。私も鉄骨プレハブ系の建物のリフォームなどで骨組みを見ることがあります。確かに少し錆びている場合などありますが、腐ってボロボロ状態は見たことはありません。何十年かごとにきちんと防錆処理など繰り返せば大丈夫でしょう。

 下地材に関してはどこも一緒ですね。本体の構造は軽量鉄骨、重量鉄骨、軸組、ツーバイフォー、ビックフレームなどいろいろありますが、下地は皆どれも木造です。鉄骨系でも全体から見ると半分は木造と言うことですね。それなのに木造のことをネガティブに言う鉄骨メーカーってどうなのでしょうね。ちょっと笑ってしまいますね。

 耐久性に関してはどの構法もそれな入りの対策などによって、メンテをきちんとしていれば長持ちします。

 基本はメンテがし続けられるか。そのことが重要です。

 メンテをし続ける条件として
 メンテしやすいか?ということが重要です。そのメーカーの独自仕様だとメーカーに頼らざる終えませんので一般的なオープン工法が良いですね。そのメーカーが潰れても他の工務店などでメンテできることが大切です。

断熱性は?

 言うまでも無く木質系が圧倒的に有利です。

 鉄は熱を伝えやすい物質です。今後高断熱化が進んできますが鉄骨メーカーは苦戦しています。
 断熱しにくいことが原因で大手鉄骨系のメーカーも木造のシリーズを作るなど戦略を見なおさざるを得ない状況です。
 メインは木造に。しかし大規模な工場のラインを止めるわけにもいかないし、関連する下請け企業のこともあるでしょうから鉄骨プレハブメーカーも鉄骨を辞めるわけにもいかないという状況でもあるようです。
 高性能は木造。性能はどうでも良いという方のためにてこ津プレハブを残すと言うことになっていくのではないのでしょうか?

 ですが、新たに鉄骨プレハブ作る人、もうすでに鉄骨プレハブを作った人はちょっとかわいそうですね。将来、もう少し性能を上げようと考えてもなかなか困難です。断熱材を加えることもとてもしにくいですし、そもそも鉄骨が大きな熱の通り道になりますから、断熱材を足してもあまり効果がありません。寒い家に住み続けると言うことにしかならないようです。大量のエネルギーを使い力任せに冷暖房するしか無いですね。

 木質系でしたら、構造体は木なのでそれほどの熱橋にはなり難いですし、外壁修理を伴いお金はかかりますが、外にネオマフォームなどの付加断熱を足すというのも出来るでしょう。

将来の可変性

構造のところでも触れましたが、特殊な構造はNGです。汎用的な技術で作ることが大切です。

何かしようと思っても特殊な構造はブラックボックス。

構造設計のプロが計算し直そうと思っても特殊な構造で、計算の元となるその構造パーツの基本的なデーターさえ出してもらえません。メーカーは何を恐れているのか?データー公開をしないこともあるのです。そうなるとそのメーカーでしかいじれません。

在来軸組構法やツーバイフォーなどのような、こなれた構法なら、誰でもいじれますし、一部をいじるときも大規模な計算のやり直しなど必要ありません。

住宅は長く使うものです。将来の家族構成の変化や、ライフスタイルの変化によって必要な部屋や間取りも変わるでしょう。そのようなときにスムーズに対応でき工事費を抑えるなら特殊な構造はリスクがあるだけですね。

まとめ

 項目を絞って書かせてもらいましたが、これは私だけの意見ではなく、世間一般のわかりきっているレベルの考え方です。

 どちらが良いとは書きません。皆さんが判断してください。

 皆さんもよく考えていただければ、ご納得でき、判断しやすいかと思います。


 それでも、特殊な工法のメーカーの建物は建てられ続けています。 
 家づくりを考えるときに、家づくりを見た目やうわべの使いやすさなど、表面的なことだけで考えて深くきちんと考えていないと言うことの表れだと思います。
 メーカーの営業さんは良いことしか言いません。
 皆さんきちんと考えて住宅を作りましょう。
 高額な買い物です。一生を左右してしまうほどの事柄です。

 家づくり頑張ってください。

日記・想い

工務店社長目線でハウスメーカー選びについて書いてみたいと思います。

家を建てるなら工務店かハウスメーカーか?

これについては、いろいろ考えることがあるので今回は簡単にコメントします。

工務店はピンキリです。まともな工務店は10%以下のようなイメージもあります。
上手に工務店が見つけられればとてもお得です。
ハウスメーカーより圧倒的な性能で、内容もとても良いものが割安で建てられます。

しかし、レベルの低い工務店を選んでしまうと?

見た目だけで内容が悪い工務店も多いですので注意が必要です。ばばを引かないようにしましょう。
一般の方では解らないブラックボックスが多いです。
ローコスト工務店は安いだけの理由があります。住めれば良いというなら洗濯筋に入れて良いと思いますけど長く住むなら、メンテナンス非が掛かったり光熱費がかかったり、住み心地が悪かったり。初期コストが安い以外には良いことはないですね。安物買いの銭失いです。

大手のハウスメーカーは最低レベルの品質は確保されていますが、あくまでも最低レベルです。とんでもない失敗というのは少ないと思います。工務店より価格は大分高くなりますが安心料ですね。家について考える余裕のない人は、工務店でばばを引くより、ハウスメーカーで大きな失敗をしないと言うのが良いかもしれませんね。

総合住宅展示場に出展していればハウスメーカー?

ハウスメーカーと呼べるのは、全国に展開していて数千棟レベルで作っている住宅会社のこと。明確な基準はありませんけど。

近年では地域の工務店も総合展示場に出店していますので、間違えてしまいますね。地域の工務店でも大きくなってくると、安定的な着工棟数の確保が必要になりますから、総合住宅展示場に出店するのが多くなっております。ローコストビルダーでも出店していて展示場コストを負担しながら経営するのは大変そうですね。

ハウスメーカーの違い

このブログを見ている方は家のことをたくさん調べている方なので今更の話ですけど、大手ハウスメーカーでも大きく鉄骨系と木質系にわけられますね。そして鉄骨なら軽量鉄鋼系と、重量鉄骨系があります。
 木質系も軸組系とツーバイフォーに分かれますね。

鉄骨系?木質系?

それではどちらが良いのでしょうか?
2階建ての住宅に限定するなら、私は圧倒的に木質系が良いと思います。

様々な理由があります。鉄骨系を選ぶ理由はほとんど無いに等しいと思います。
建築の勉強をしたことが有、各社の構造を知っている人なら解ると思います。

本日はここまでにします。

日記・想い

この冬を越したお客様からお便りをいただきました。

ご紹介させていただきます。

喜んでいただけとてもうれしくなりました。

いろいろ工夫されてすんでいらっしゃるようでとても素晴らしいですね。

高性能な住宅の性能を生かしてくれていますね。

住まい方一つでもエネルギー消費量は大きく変わります。このオーナーさんはそれを理解してくれています。こちらも学ぶことが多いですね。実際に住まわれている方の本当の情報は勉強になります。

実際にお住まいなのですから、我々より住まい方の工夫は正しい情報でしょう。「プロ施主」ですね。

先日お邪魔したときもお友達がいらしていて賑やかでした。広々リビングや吹き抜けを介して一体となった大空間はとても気持ち良いですね。

包み込まれる暖かさや、木陰にいるような涼しさ。この感覚が味わえる住宅はなかなかありません。
気持ちよくすんでいただけて本当にうれしいです。

これからも頑張ろうと思います。 本当にありがとうございます。

太陽光発電,日記・想い

プロ向けに太陽区発電のセミナーをさせていただきました。

「太陽光発電はインフラだ!」

このようなタイトルです。

かなり挑戦的なタイトルですね。

太陽光発電はインフラ?

インフラとは皆さんの生活を送る上でなくてはならない公共上必要なもの。

道路や水道。鉄道もんなんかも当たりますね。
もちろん電力網もそうですね。

「太陽光発電はインフラだ!」というのは私の思いです。

エネルギー資源のない日本。

そんな日本で唯一たくさんエネルギーを作れるのが太陽光発電です。

いろいろなところで電気が作れるようになり、融通し合える新しい社会が出来れば、日本もエネルギーで心配が減ります。

まさしく太陽光発電が当たり前のように存在し社会になくてはならないものとなる。もはやインフラの一部という認識になるでしょう。

地産地消 マイクログリッド

現在の電力網は遠くの方の大規模な発電所で発電し大がかりな送電設備で各地域に配電されています。

もし太陽光発電が普及し、地域で発電し、その場で消費できるようになれば 大規模な送電設備はいらなくなりそうですね。

遠くから送電するロスも少なくてすみますし、災害時に大規模な停電なども起こりにくくなります。

地域単位のグリッドで小さく結う図示和える仕組みが必要ですね。

しかし太陽光発電は、曇りや雨の日発電しなかったり、夜間は発電しないなど欠点のあります。

この仕組みが増えて行くには、蓄電のシステムなどの進歩が必要になるでしょう。

それとVPPなどの電力網を管理し電気を融通するシステムの構築も大切です。

まずはコストダウン

まずは今の状況の中で太陽光発電をできるだけ増やすことが必要です。

そのためにも価格を下げる必要があります。現在は固定価格買取制度(FIT)に助けられていますが、FIT無しでもプラスとなるようなコストダウンが必要です。

当社では、これまでも他社に比べ圧倒的な低価格で太陽光発電設備を提供していましたが、今年はさらに低価格を実現しています。

当社のある秩父地域の皆さんには特別な価格でご提供させていただくこととしました。

メーカー直仕入れ 太陽光発電施工実績20年以上 ライセンス多数所持の 他社ではまねできないレベルです。

お気軽にお問い合わせください。

info@ta-k.jpにどうぞ。

修理 メンテナンス,日記・想い

水の音がうるさい

キッチンで洗い物をすると水の音がうるさいですね。

ほとんどが蛇口から出る水が勢い良くシンクに当たる音です。
ジャージャーうるさいです。

近年は対面キッチンやオープンキッチンで近くにリビングがありますから、リビングでテレビを見たりしていると音が聞こえにくいことがしばしばです。

最近のキッチンは防音がすごい

最近の高級タイプのキッチンは,その点しっかり作られています。防音のゴムなどがしっかり貼られ、とても静かに使えるように出来ています。ショールームなどでシンクのそこをコンコンしてもらえば解ります。

お求めやすいシリーズはあまり防音されていないことが多いですね。キッチン選び重要ですね。

後施工可能!

もうすでに大きな音になってしまうものをお使いでも、諦めないでください。
お金はかかりますが、後施工可能です。

メーカーによって対応の期間違う

メーカによって対応が違うかもしれません。メーカーが長持ち前提で作っていて対応を長期間してくれるところと、頻繁なモデルチェンジなどで古いモデルは対応しないところもありますので注意が必要ですね。
最初安くても、かっこよくても、将来、部品切れなどで対応してもらえないと困りますね。

実際に工事しました。

今回は20年越のキッチンです。

メーカーはクリナップさんです。

さすがに20年以上となると部品があるのかと思いましたが、対応可能とのこと。

工事開始です。

前の断熱シートをしっかり剥ぎます。そしてヤスリ掛け。残ったのりをしっかりとります。

この重くて厚いゴムシートを貼ります。
とても重いのでびっくりです。

ゴムシートに断熱シートを貼ってできあがり。
排水トラップ、ホースなども20年以上経っていて堅くなっていたので交換いただきました。

音が全然違う

直す前後を比較すると全く音が違うのでびっくりです。

住宅もメンテナンスが必要です。

メンテナンスしながら徐々に使いやすくバージョンアップ。

キッチンなどの設備機器は、修理したり取り替えが長く出来るメーカーを選びましょうね。

売れればいいやという物作りのメーカーはダメですね。