本庄パッシブハウスが パッシブハウスデーターベースに登録されました。
https://passivehouse-database.org/index.php?lang=en#d_6993

当社で作った、パッシブハウスのオーナー様より連絡がありました。
オーナー様の許可を貰ったので転載します。
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おはようございます。
昨日アメリカの知人にパッシブハウスをすごく羨ましがられました。(玄関のプレートをチェックしていたみたいです)
アメリカでも最近流行ってきていて、アメリカではパッシブハウスは20%上乗せされるらしく、すごく高いんでしょ?と言っていました。
すごく良い工務店さんで、コストも性能も素晴らしいことを伝えました✨
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うれしい連絡ですね。
海外では、当たり前のように建つようになってきている「パッシブハウス」
件数も多くなり、一般の人でも、パッシブハウスを知っています。
パッシブハウスが全く違う性能の建物だと認知されているみたいですね。
パッシブハウスに住んでいない方は、パッシブハウスに住んでいる方がとてもうらやましいみたいです。
「世界共通のプレート」が、世界で通用する性能の高さを表します。
「すごく高いんでしょ」そんな言葉もあったみたいですが、心配しないでください。
当社では、一般の人でも手に入れられるよう、低価格でパッシブハウスを立てることを目指しています。
あなたの家もこのプレート付けられると良いですね。
私は賃貸住宅、アパートほど高性能であるべきだと考えています。
今回、オーナーさんが、とても素晴らしいかたで、世の中が良くなるためにとパッシブハウスアパート建築することになったので、考えをまとめました。
私は常々、アパートこそパッシブハウスが必要と考えています。
パッシブハウスは、光熱費が安く家計の負担が抑えられます。
アパート住まいをしながら支出を抑え貯蓄をしたり豊かな生活を送ることができたらとおもいます。
そして、快適な空間で健康に暮らすことができる。
暑さ寒さのストレスから解放され、カビなどに悩まされることなく暮らせたらどんなに良いでしょう。
海外では、低所得者向けの公営住宅がパッシブハウスで建てられることが多くなっています。
秩父市も頑張ってほしいものですね。
一般的な賃貸住宅は、オーナーさんが利益を出すために建てられています。
できるだけ安く建てて、借りるひとが納得できる家賃にして、空き室を作らないというのが鉄則です。
安く建て、高く貸す。最大限の利益を出せる家賃。
そのため、本当にギリギリの内容で作ります。建物にコストをかけられません。
断熱基準もギリギリ。使う建材も安いモノ。そうなってしまっても仕方ないですね。
断熱基準も等級4ギリギリですから大変です。秩父地域は一応5地域ですが、朝の冷え込みは北海道並み。
マイナス5度は当たり前。時にはマイナス10度になることもありますね。それを等級4の断熱では寒くて仕方ないですし、暖房エネルギーもとても使ってしまいます。
光熱費がとても高くなりますね。
窓の結露なども相当すると思います。
多くの場合、結婚を機に親元を離れるとか、仕事のため、進学のためなどの転機に、アパート住まいを始めるかたが多いです。
そして、「新たな生活を夢見て!」というかたが多いのでは無いかと思います。
新婚なら、そこで赤ちゃんが生まれ子育てが始まるかも知れませんね。
または、それまでとても広い一戸建ての住宅に住んでいたが、子供たちが成長しそんなに広い家は必要無いというかたもいらっしゃるでしょう。
便利な場所で老後を送りたい。というかたもいらっしゃりそうですね。病院やスーパーが近かったり、バスや鉄道などが近くを通っているととても便利です。
便利な場所に住みたいというのは、若いかたでも同じですね。飲食店が近くにあったり、買い物に便利だったりというのは、とてもありがたいことです。一人暮らしなんだからより便利な場所に住みたいというシングルのかたもいらっしゃいますね。
建物が原因で健康を害してしまうという話は良く聞くと思います。病気になるのはいやですね。
子育て期間は、人生でとても充実している時期です。その時期を快適で健康的な住居で過ごせるか?
寒くて、住み心地の悪い住居で過ごせるかは大きく違います。
特に小さなお子様には、健康に留意してあげたいですね。
子供の時に、寒い家、かび臭い家に住んで健康を害してしまったら。
小さなお子さんが、アトピーや咳などで苦しんでいるのは、大変かわいそうです。
その原因が住まいにあったとしたら。
できるだけ健康に配慮した住まいで子供に成長してほしいですね。
おとなにとっても住環境は大切です。
ヒートショックという言葉を皆さんもお聞きになっていることと思います。
室内で温度差が大きいと体に負担がかかります。
温度差が原因で心臓や血管に負担がかかり亡くなってしまうかたも多いと聞きます。
若いかたでも、温度変化や空気の悪さで、健康を害してしまうことが多いようです。
体にとっては少なからずストレスがかかります。それが影響するようです。
快適な空間で過ごすひととストレスのある空間で過ごすひとでは、体にかかる負担がだいぶ違い、健康に影響すると言うこともわかり始めています。
パッシブハウスは冷暖房のエネルギーを減らすために、とても断熱をします。
目標の温度は冬期で20℃ 夏期で25℃です。
とても快適な温度にたもたれることを目指しています。
そしてこの温度を わずかなエネルギー消費量で実現しなくてはなりません。
ですから、家から逃げる熱が極力少なくなるように断熱をします。
その断熱性により、室内の温度はほとんど変わらなくなるのです。
おうちのどこに行っても寒い場所がないという状況になります。
温度差が少ない家なのです。
ヒートショックなども起こりにくいですね。
日本の基準で見てみましょう
このパッシブハウスアパートは UA=0.21W/㎡kですから HEAT20のグレードでG3ですね。
すごいですね。等級7を軽くクリアーです。
暖房費をとても節約できそうです。
どんなに断熱をしても隙間風が入ると寒いです。
隙間風が入ると寒くなるばかりではなく温度ムラも大きくなります。
寒いお部屋と暖かいお部屋の温度差ができ快適ではなくなります。
そして、せっかくの24時間計画換気も上手く働きません。
24時間換気は空気の入ってくるところから、出て行くところの経路を設定しきちんと空気が入れ替わるようにしています。
隙間から空気が入ったり、隙間から空気が出て行ったりしてしまうと、空気の流れる経路が途絶えてしまいます。
空気が綺麗に入れ替わらず、匂いが取れなかったり、化学物質などがたまったままになっていまいかねません。
そのためにきちんと気密施工をしなくてはなりません。
パッシブハウスではきちんと現場で気密試験を行います。
目標は50Pa時に0.6回/hです。かなりの圧力差がついたときでも空気が0.6回しか入れ替わらないように気密をとります。
C値で言うと0.2㎡/㎡以下くらいにする必要があります。実測して確かめますので確実な性能となります。
気密の欄で書いたようにきちんとした気密性能があるからこそきちんとした換気ができます。
室内の有害物質や匂いを取り除いたり、CO2濃度を下げる。湿気を排出したりと言う役目があります。
健康維持に欠かせないものです。
外部からの空気もフィルターを通ってから入ってきますから、ホコリや花粉なども少ないですし、虫などの侵入も減ります。
花粉症が大分楽になったというお話も聞きます。ひとによるとは思いますが。
この換気は、第一種全熱交換換気扇というものでとても高性能です。
外部から取り込まれる空気と室内の空気の温度や湿度を上手く入れ替えるのです。
ですからとても省エネで快適になります。
このように、アパートに住む人が健康快適に暮らせるように、パッシブハウスは温熱環境を整えています。
アパートに住んで安い家賃だったとしても、光熱費がたくさんかかってしまったり、光熱費を意識するあまり暖房や照明をケチって暮らさなければならないとしたらいやですね。
この住宅は、できるだけ光熱費が削減できるようあらゆる工夫をしています。
パッシブハウスですから、もちろん冷暖房費はとても少なくすみます。計算上は冬のピークでも上手に暮らせば、寒さを我慢することなく、3000円/月くらいの暖房費でまかなえるように断熱をしています。
照明はLED 換気扇はDCモーターです。
給湯はエコキュートなので高効率でお湯が沸かせます。
また、洗濯機には浴槽の残り湯が使える「残り湯取り」配管も装備。水道代も削減できそうです。
日中お日様が出ていれば太陽光パネルで発電された電気を使うことができます。
これもオーナー様が地球環境と住む人のメリットを考えて設置してくださいます。
素晴らしいですね。こんなアパートあり得るのでしょうか?
日中太陽が出ている時間は東京電力からあまり電気を買う必要がありません。すごくお得ですね。
上手に太陽光発電の電気を利用すれば、光熱費がかなり削減できそうです。
太陽光のついたパッシブハウスレベルのアパート。
このアパートに住むことができる人はうらやましいですね。
完成が待ち遠しいです。
内容について詳しくお知りになりたいかたは当社にメールいただければ、オーナー様にご連絡いたします。
info@ta-k.jp当てに件名パッシブハウスアパートと記載の上、ご連絡ください。
本庄パッシブハウスの認定がおりました。
なんとパッシブハウスプレミアム。
普通のパッシブハウスではなくプレミアムです。
パッシブハウスプレミアムはパッシブハウスに再生可能エネルギーを搭載しているばかりではなく、再生可能エネルギーを使わなくても一次エネルギー消費量が少なくなくてはなりません。
45kWh/㎡をクリアーしなくてはならないのです。暖房、冷房、家電を合わせてなので至難の業ですね。
今回はギリギリのクリアー。全く余裕がありませんでした。すごく難しいですね。
クリアーすれば、めちゃくちゃ省エネ住宅なのは確かです。
今後もプレミアム目指して頑張りたいとおもいます。!!
見学会の受付が始まってます。工事が終盤局面です。
写真もあげていないのに、すでに数名のかたにお申し込みいただきました。ありがとうございます。
まだ完成してはいませんが、写真を撮ってきましたので載せたいと思います。
今回の住宅は 平屋
そして 木の外壁です。
木の外壁が意外に長持ちする事実はあまり認識されていませんね。
すごい年月が経ちメンテされていないで朽ちた外壁をご覧になっている印象から多くの方が木の外壁は長持ちしないと勘違いされています。
でも実際は割と長持ちします。水切れが良く乾きやすければ木は長持ちするのです。
そして平屋のパッシブハウス。
当社では初めてかな?
今認定申請の資料作りをしています。パッシブハウスは完成した段階で風量測定などもきちんと行わなくてはなりません。
多くの会社が、24時間換気を設置しながら風量のチェックをしていません。
当社でもパッシブハウスに取り組む以前はやってませんでした。ですが換気の設置の仕方によってきちんとした風量が出ていないことが解りました。きちんと風量が出ていないのはまずいことですね。ほとんどのハウスメーカー工務店が、風量チェックをしていません。
風量チェックをしているかしていないかを聞くことは、換気の大切さを理解しているか理解していないか住宅会社を見極めるのに、良さそうですね。
パッシブハウスでは性能を確実に出すために様々なチェックをしています。
南側に大きな窓を設置するために、水回りや玄関は北側にしました。
熱いときにはロフトの窓から排熱できるように計画してあります。
南側の大開口がある明るいリビング
作り付けの本棚、オープン階段などもあります。おしゃれですね。
リビングはロフトまで続く勾配天井でとても開放感があります。
子供室にもロフトがあります。
4.5畳×2室です。広さを補うためロフトを設置しました。
そのほか見所たくさん
本当のパッシブハウスを真冬に体験できるチャンスです。
見学会お申し込み受付しています。受付フォームです。
https://forms.gle/3FU59HiqksRzyEjy6
上記リンクから申し込みをお願いいたします。
国際資格の取得です。
2011年にパッシブハウスを作ってから11年。ようやくパッシブハウスの国際資格を取得できました。
「パッシブハウスデザイナー」です。パッシブハウスのコンサルが全世界でできます。でも言葉の壁があるから現実的にはダメですけど。
国際資格としては2つめのゲットです。もうひとつはアメリカのパッシブハウス資格これは使いそうもないな。勉強したくてとった感じです。
建物のエネルギーを評価するのにBELS(ベルス)という評価方法が日本では用いられます。
最終的にこのようなラベルが発行されます。
日本式のエネルギー計算をして認定されるのです。この住宅は67%削減ということですごいエネルギー性能だと言うことが一目でわかります。
パッシブハウスなのですから楽勝ですね。5つ星もらってますがもっと★があれば10個くらいもらえたりして(笑)
今回も審査の段階で審査ストップして疑われました。
大きな吹抜があったりドアのない玄関ホールとつながる広いリビング空間に6畳用エアコンはおかしいというものです。
審査員さんがにわかに信じられないのも無理ないですね。
20年、30年先を見越した性能ですから。
普通の常識では、この広い空間を6畳用エアコンで冷やすなんて間違いに違いないと思うのも無理ないですね。
でも本当はもっとすごいのです。
今回計画中のPHPPのverificationシートの抜粋です。
黒い四角が家全体の有効床面積が100㎡ 赤い四角が暖房負荷で10W/㎡ 青い四角が冷房負荷で18W/㎡です。
何を現しているかというと一番寒いときの必要な暖房量、冷房量が解るのです。
暖房を例にとると 100㎡の家で床面積1㎡あたり10W必要と言うことですから 100×10=1000
ということで 一番寒いときに1000Wの暖房エネルギーを作れる暖房機器が必要と言うことになるのです。
冷房だと 100×18=1800W 冷房時の方が多いですね。1800W必要です。
冷房 2.2kW すなわち2200W 暖房2.5kW 2500Wです。
先ほどの計算で冷房 1800W 暖房1000W必要と計算されていました。
本当に6畳用で間に合うのが解りますね。むしろ暖房は3畳用エアコンで良さそうです。(笑)(そんなの無いと思いますけど)
先ほどの審査員の質問は「リビングのエアコン6畳用で大丈夫ですか?」でした。でもこの計算は「家全体が6畳用でOKです。」なのです。
あらあら、とんでもない性能ですね。家全体を6畳用エアコンでとは。(笑)
こんなこと審査員さんには面倒なので説明しませんけど、実際のことなのです。
当社以外で家を作った皆さん。信じたくないですよね。聞かなかったことにした方がいいです。
当社の住宅は6畳用エアコンで十分と言うことが解りました。
しかし、これは平常時の話。様々な想定が必要ですね。
万が一壊れたら?
お客さんが大勢訪れたら?
ホットプレートで焼肉!夏にも鍋が食いたい!など
リスクは様々です。
そのため当社ではエアコン2台体制。吹抜の上とリビング
何かあって暑ければもう一台付ければ良いし、2台を弱く動かすのでもOKです。
万が一の故障時ももう一台あれば大丈夫。2台同時に壊れることはあまりないですからね。
11月17日 今朝は寒かったですね。
外気温1.3℃ 室温20.4℃まで下がりました。
もちろん11年たった秩父パッシブハウスでは暖房は全くしていません。
暖房費0円が11年も これから先エネルギーの値段が上がっても安心ですね。
国際パッシブハウスオープンデー2022が終わりました。
たくさんのかたに来ていただきありがとうございます。
たくさんの人とお話ができました。
その中でお聞きした切実なお話。
良いおうちを建てたい!パッシブハウスを建てたい!と思っても業者がいないと言うこと。
探しても探しても見つからない。といっていました。
当社は現在の受注残で秩父以外対応しないことになりましたので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
確かに私もおすすめ出来るところを思いつかない。
本庄、深谷近辺で誰かできないかな?
パッシブハウスまでとは言わなくてもほどほどの性能なのに高すぎると嘆いていました。
ハウスメーカーのもうけ主義は解っているのでハウスメーカーには頼みたくない。
だけど工務店は見つからない。
設計事務所は。。。。。○○共催は。。。。。
そんな話をされているかたもいらっしゃいました。
まあまあかなと思った工務店も見積もりとったら高すぎる。
当社の話を聞いていたのでなおさらそう思ったようです。
最近は、きちんと勉強しているかたがたくさんいらっしゃいます。
そしてパッシブハウスを知ってしまうと、それ以外では考えられなくなってしまいます。
スマホを知ってしまったら特別な理由が無い限りガラケーには戻れないですよね。
カラーテレビ見てしまったら白黒テレビには戻れないですよね。
パッシブハウスの技術者を増やさなくてはなりません。
良い家を建てたがっている人はたくさんいます。
そのため当社でコンサルのようなことをしても良いかなと思います。
お値段はご確認ください。
工務店 設計事務所さん お客様どなたでも結構です。ビルダーさん。メーカーさんでも良いですよ。
ある程度の高断熱のスキルが無いとダメだとは思いますし、一生懸命やっても、ものにできる人は一握りです。
本当に本人次第。能力とヤル気!ものにならなくてもノークレームでお願いします。
教え方が悪くてもノークレームでお願いします。
ここ数年 パッシブハウスジャパン主催の養成講座をお手伝いさせていただいてますが、できるようになった人は10人に一人くらいです。数名いっぺんに教えるのでそうなってしまうのだと思います。
森さんが現在やっている3社だけに絞ったセミナーを先日お手伝いしました。3社に絞って、6回の講習で講習ごとにその次までの作業課題が出ます。実際に自社でパッシブハウスにする物件を持ち寄ってその物件を実際にパッシブハウスにする作業ですから、何が何でもこなします。そのやり方ならどの会社も無理矢理できるようになるかも知れません。
ですが、それだけでは続けてできるようにはならないかも知れません。私も何度も繰り返し勉強し試行錯誤して覚えました。まだ覚え切れていないこともたくさんあります。
かなり険しい道のりですが、一歩を踏み出さないと前に進めません。
私も忙しくてなかなか時間がとれないですが、良い家を少しでも増やすためにお手伝いしたいと思います。ライバルを増やすことになるのですが、世の中のためですから私も頑張らなくちゃですね。
そんなわけでパッシブハウスを作りたい人、作りたい会社のかた お問い合わせください。
皆様 たくさんのお申し込みありがとうございました。
昨日、現在打合せ中のかたを 夜7時から9時頃までご案内しました。
日中の暖かさが室内には十分残ってます。
暖房していないにもかかわらずとても心地の良い暖かさ。
玄関入った瞬間から本当に気持ちの良いほっとしたあたたかさにつつまれます。
玄関が開いて冷気がいっぱい入っても、家の中全体。壁も柱も天井も床もみんな同じように温まっているので、何事もなかったようにすぐに温度は戻ります。
びっくりですね。
明るく広々したLDKももちろん包み込まれるような暖かさです。
どこかで暖房しているのではないかと疑われても仕方ありません。しかし暖房している暖かさとは全く違います。
2階の荷重を支える柱がどうしてもリビングに必要になりました。
でも 太柱をアクセントに使い逆にかっこよくなりました。
どっしり感が良いですね。
階段の先にあるスキップフロアーが書斎です。
大きめの玄関収納はムーミンの壁紙。お施主さんも遊んでますね。
それにしても棚がいっぱいで便利そう。こういうところも張り物の新建材ではなく集成材でしっかり作るところが、髙橋建築。
新建材の張り物の板は剥がれたり反ったり痛みやすいですからね。10年、20年のサイクルで考えないで100年、200年で考えたいと思って頑張ってます。
室内のブログ公開はここまでにしておきますね。
素敵な洗面脱衣室や工夫された階段下収納。
ダイニングのスタディーコーナー
食品庫やファミクロ、スキップフロアーや1段持ち上がった寝室。子供室のロフト階段も本箱階段。
エアコンのダクトシステムなど見所たくさん。
とっても気持ちの良いお客さんだったので結構サービス工事もありましたが、とても良いおうちになりました。
こちらの提案を信頼して受け入れてくださると、本当に頑張っちゃいますね。
私たちもとてもやりがいのある、本当に楽しく仕事の出来た現場でした。
JBNの災害対応住宅研究委員会が主催のセミナーを受けてきた。
地域で大きな災害を受けてその復興を支えてきた人たちが講師です。
行政と一緒に復興住宅を作ったり、今後の対策など考えてきた人たちです。
実際の災害を受けたからこそ、確かな情報。確かな対策をしてきた話です。
本当にためになりました。
数十年に一度というような災害が頻繁に起こってますね。
それでも甚大な被害ですが、数百年に一度というような大災害もあるかも知れません。
当社の住宅は100年200年持たせたいと思って作ってますから少なくとも数十年に一度という災害は普通に起こりえますし、数百年に一度と言う災害に見舞われることも十分あり得ます。
その研究会で災害対応住宅の内容をまとめてくださいました。
もちろん 地震に対しては耐震性を上げる。台風に対しては耐風性能を上げるなど基本的なこともありますが我々が気がつかない、実際の災害から気がついたそれぞれの情報が盛り込まれていました。貴重な情報です。
この知識技術がいかせて良かったなどと言うような災害がなければ良いと思います。
2022年11月12日(土)13日(日)は、数年ぶりの「国際パッシブハウス・オープンデー」です。
このイベントは世界で同時開催です。世界中のパッシブハウスが見られます。
日本のページ https://passivehouse-japan.org/event/15192/
世界のページ https://passivehouse-international.org/index.php?page_id=262
当社も認定申請物件を公開します。まだ認定はとれてませんが認定取得予定です。
完成間近 現在急ピッチで工事中です。
ほぼ真南向き。日射がかなり入る場所なので、とても温かいおうちになりました。
写真はもう少し出来たら ブログに公開しますね。
最終的にはどのくらいの数字で落ち着くか解りませんが、暖房需要、負荷とも余裕の値です。
気密性能は仮の値です。多めに入れています。
暖房はあまりいらないで住めそうな予感です。
エアコンは6畳用エアコンですがオーバースペックですね。(笑)
3畳用エアコンがあればそれでもいけそうです。
本庄市なので秩父より暖かい気候が幸いしているようですね。でも風は冷たいので外は大変ですけど。
受付アドレスです。ご記入をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdGzHzRF2yB9QjoQ-HX6i23bdl2KT60P9Qj2d2USgmw0WJt1g/viewform?usp=sf_link
駐車場が少ないので入れ替え制となります。1時間に1組受付です。よろしくお願いします。
靴下ははいてきてください。
おトイレは使えません。
飲食は出来ません。
お子様はご一緒でも大丈夫ですが、注意してあげてください。
傷など付けてしまわぬようご注意ください。
熱橋部分の計算についてです。
PHPPに熱橋の数値を入れますが、いろいろな部位があります。
例えばオーバーハング床
熱橋計算では入隅が不利な数字となります。それは面積を断熱の外側で拾っているから。
室内の暖かい部分の面積は大きくなるので当然のような気がしますが、そういう理解では少し違います。
左側がオーバーハング出隅 右側が入隅です。
暖かい空気に触れる部分が多いので熱が逃げそうなイメージがあります。
本当は実際に逃げる熱というより、ψ値の計算根拠の違いです。
出隅の外気に触れる長さは3.129m 入隅は2.871m もうすでに、この長さでエネルギーロスを計算してあるところから、このモデルでの熱損失を引きます。
外皮の長さから計算して、出隅は0.387W/mK逃げる 入隅は0.357W/mK逃げるがベースです。
そしてモデルの熱損失は 出隅が0.384W/mK 入隅が0.371W/mKです。
それぞれ引くとψ値です。
出隅のψ値は -0.003W/mK 入隅は0.014W/mKとなります。
これが熱橋の基本的な考え方です。
入隅は割と大きいですね。
高断熱住宅になると壁や屋根が厚くなりますね。
日本の断熱基準では外皮の面積を計算するときに壁は柱の中心の面積で計算します。
屋根は軒桁の高さです。
床は床の仕上がり面ですね。
断熱の厚さを全く考えていません。
充填断熱と外張り断熱では断熱している位置が全く違うので、外気に接する面積も大きく変わりますが、全く考慮しません。
壁や、屋根の断熱が厚くなると、どうなるのでしょう?
高断熱になり外張り断熱などで外に大きく壁がでても同じです。当社のように高性能なネオマフォームの断熱材なら、90mm程度外に出すだけですが、グラスウールで同じくらいの性能を確保しようとすると200mm位出さなくてはなりませんね。
大分違います。
このグラウスール外張りと、充填断熱だけを比べたら 35坪くらいの家だと外皮面積が10㎡くらい違っちゃいそうです。(笑)
きちんとした根拠を持って計算しないともったいないですね。
パッシブハウスでは断熱方法によらずエネルギー計算ができるだけ正確に出来るように 断熱材の外側で面積を計算すると言うことになっています。 赤が断熱材の一番外側です。
外の冷たい空気に接する面積を計算すると言うことです。これならきちんとした計算が出来そうですね。
計算ではできるだけ正確さを求めるのですが、使い方による差が大きいので、省エネな人と使い放題の人は全く違うので(笑)(笑)
今年の夏に見学会を行った小鹿野町の住宅が 「秩父パッシブハウス2022」としてパッシブハウス認定を受けました。
オーナー様 おめでとうございます。
ちょっと南西向きで 大きな吹抜があったので認定ギリギリです。
パッシブハウス基準はすごく難しい基準ですから、ギリギリでもすごいことです。ちなみにUA=0.22W/㎡k HEAT20 G3ですね。
冬の日射量の多い秩父で南西向きなのでこんな感じでしょうか?
今回の認定は太陽光発電がたくさん載っているのでPassiveHouse Plus の認定です。
私の基本的な考え方は、安全、安心、長持ちする家を作ること
温熱環境的には、一年中ストレス無く快適な住まいを作ることです。
快適な温熱環境を求めていますがどのくらいの温湿度をターゲットにするか?とても悩みますね。
夏と冬では快適と思う温度が違いそうです。
例えば夏に20℃では寒く感じるでしょうが、冬に20℃なら暖かいと感じます。
夏に25度なら涼しいですが、冬に25度では暑いですね。
パッシブハウスでは冬は20℃維持するエネルギー量を計算し 夏は25℃です。
私もこのくらいが現実的かなと思います。
冬の20℃は少し肌寒いと感じる人もいらっしゃりそうですね。そんなときはちょっと薄手の上着でも羽織ましょう。
長袖着るとか薄手のカーディガンとか。22,3℃まで暖房するとエネルギーを食いますから、お洋服で調製したいですね。
22,3℃まで暖房すると動いている人は暑いですし、寝苦しいです。快適ではないですね。でも高断熱住宅を作った人は冬に暑いのがうれしくて、冬に暑いのは我慢します。(笑)
大体の皆さん最初にこういう状況で過ごします。ちょっと暑すぎる冬。それでも暖かいおうちでうれしい。
なれてくると、きちんと快適にしのげる温度までしか暖房せずに、お洋服で微調整。
パッシブハウスレベルだと20℃に維持するのと22℃に暖房するのでは1.5倍もエネルギー消費量が違ったという計算結果もありました。
それでも普通の家に比べればすごく少ないですけど。
春って気持ちいいですよね。爽やかでほんのり暖かい。ちょっと肌寒いときもあるかな?
そんなときは、お洋服で微調整しませんか? 肌寒ければ1枚羽織る。暑ければTシャツになる。
そういう感じで衣類で調整することも楽しいですよね。
おうちの中で春のような生活。
ちょっと羽織ったり、脱いだり
決して寒すぎず、暑すぎず。
高橋建築はそんな空間を目指しています。
パッシブハウスの基準は20℃を維持するためのエネルギーを計算します。
1年間の暖房需要が15kWh/㎡ 35坪くらいの家だとパッシブハウスの計算床面積は100㎡くらいですから年間1500kWh/㎡の一次エネルギーです。ピンときませんね。
もう一つの基準がわかりやすいかもしれません。一番寒くて暖房が必要なときのピークの必要な暖房エネルギーです。
暖房負荷といいます。それはわずか10W/㎡。100㎡だと 10*100=1000Wです。一番寒いときに1000Wの暖房で20度が維持できると言うことです。
どういうことかというと、6畳用エアコンが2200W位なのでその半分と言うことになります。
半分だから3畳用エアコンかな?3畳用のエアコンがあれば35坪の家が20度の快適な温度になると言うことです。
それも家中。ちょっとは温度ムラがありますが概ねこんな感じです。
リビングも廊下もトイレも寝室もみんな20度近い温度。
一番寒いのは朝でしょうか?
これはおすすめしているわけではありませんが、省エネの技ともいえるかもしれません。
この寒い朝をやり過ごせれば暖房はほとんどいらないかも。
寒い朝と言ってもパッシブハウスですから暖かいです。
そのときの朝の温度は 前日の天気次第。(笑)
前日お日様の恵みが受けられ室内が暖かくなっていれば、次の朝でもまあまあ暖かい。18度くらいはあるかも。
お日様ってありがたい!!
残念ながら曇りが続いていてお日様で温めることが出来なかったら15度を下回ることもあるかもしれませんね。
お天気が気になるんですよ。
この寒い朝をやり過ごせれば省エネですね。省エネ住宅の大先生の南先生はこれを【生殺しの温度】と言っています。(笑)素晴らしいネーミング
でも、パッシブハウスなら しのげそうでしょ。
冬でも、室内は春ですから。
一枚羽織って。 無理に暖房しなくても(笑)
でも、皆さん暖房したいんです。
ちょっと暖房するだけで家中暖かいのですから。
それほど暖房費もかからないですし。
せっかくのパッシブハウスだし!
「真冬に24度にしたって、他のハウスメーカーの住宅よりよほど省エネ。暖房して何が悪いんだ!」
そんな声も聞こえてきそうです。
当社のホームオーナー様でもそういう生活をされている方はいらっしゃいます。
真冬でもムンムンする暑さ!
常夏の国が好きなのかな?(笑)
おうちで、ハワイや沖縄を体感しているのか?(冗談です)
パッシブハウスが一年中春を楽しめる住宅だと考えましょう。
そうすればそんなに無理に暖房したり、冷房したりする気持ちがわかなくなるかも。
あなたのパッシブハウスレベルの家は暖かいです。涼しいです。
無理矢理、快適温度の中心に持って行かなくても。
自然な環境で、成り行きの環境であまり温度が維持できない低レベルなおうちと違います。
無理矢理、冷暖房で温度を維持する。そんな家とは違います。
パッシブハウスなら自然の恵みで心地よいレベルになります。
たまにしのぎにくいときには、「今日はさむいね!」そう言いながら小さなエアコンを少し付ければ良いのです。
春だって ちょっと寒い日やちょっと暑い日があります。
それを楽しんでください。
パッシブハウスレベルの高断熱住宅が増えてきました。G2レベルの住宅も増えてますね。
そういうお住まいに住む方が省エネかというとすべてがそうでない場合があるようです。
「暖かいおうちが出来た!」と喜んで 「おうちの中どこでも同じ温度、冬でも半袖半ズボンで過ごせます!」
という発信をたくさん見かけるようになってきました。
G2というだけで省エネですか?もちろんきちんと計画ていて日射取得などで暖房をほとんど使わないレベルなら省エネですね。
ですが、G2位の少しだけ断熱がされているレベルで、きちんと日射取得やや熱橋が計画されていなければ、むしろ増エネになる場合が多いです。(パッシブハウスから見ればG2は少しだけ断熱されているレベルという判断になる場合が多いです。)
HEAT20のサイトでも言われてますが、G2では全館連続暖房をするとエネルギー減少にならない。それどころか半袖半ズボンで過ごせるところまで暖房すると増エネになってしまう危険性も。
パッシブハウスレベルの計算がなされていれば、22℃まで暖房してもそれほどエネルギーが増えなそうですが、割と増えてしまいます。「秩父パッシブハウス2022」で計算してみると、私の試算では14.8kWh/㎡が21.8kWh/㎡になってしまいます。約1.47倍の増エネです。2℃しか高くないのにすごい増エネですね。
それではどうしましょう? 簡単です。 半袖半ズボンを改めて、長袖長ズボンにすれば良いのです。(笑)無理に半袖半ズボンの生活をして、エネルギー無駄にしてまで、高断熱生活を謳歌する必要がありますか?自慢する必要がありますか?
それよりも、生活を工夫して生活することにより少ないエネルギーで住むことの方がかっこよくないですか?
「ほとんど暖房してません」かっこいいですね。
私は18℃くらいで無理なく住むことが出来ないか考えています。パッシブハウスレベルでも暖房しないと18℃以下に下がることは割とありますがそれほどの頻度ではありません。そして少しの暖房で18℃くらいは保てます。
ちなみに先ほどの住宅を18℃でシミュレーションしてみると9.3kWh/㎡。なんと20℃の時の63%の暖房で住むことが出来ます。さらに一番寒い朝方の「生殺しの温度」を許容できれば暖房なんて全くいらないかも。これを上手く生活の仕方で楽しみながら実践できないか?
たまに15℃有りなら3.6kWh/㎡ここまで来ればほとんど暖房いらないかもという結果ですね。
それが出来れば、物価上昇や、エネルギー価格高騰も全く問題ないですね。
*「生殺しの温度」 断熱評論家の南雄三先生が展開している話。それほど我慢できない温度でもない温度。たとえば、朝方15℃を下回るような温度になろうともそれは朝忙しく身支度などしている一時のこと。それを上手くやり過ごせば、お日様は昇りすぐに快適な温度になる。この短い時間なら我慢できる程度の微妙な温度のこと。(理解が間違っていたらごめんなさい)
私はパッシブハウスジャパンの理事を務めております。
定期的にコラムを書かせていただいているのですが今回は基礎断熱についてです。
床断熱 基礎内断熱 基礎外断熱
皆さんはどれが良いと思いますか?
私なりに考えていることを書きました。皆さんのお考えの参考になるとありがたいです。
https://passivehouse-japan.org/journal/14759/
以下同じ内容の転記です。
基礎断熱を考える
パッシブハウスジャパン理事 髙橋慎吾
パッシブハウスを作るには、この断熱方法で無いとダメということはありません。
きちんと断熱量が確保され気密ライン断熱ライン、防湿ラインがしっかりして、安全性が確保されていれば良いのです。これまでのパッシブハウスでも様々な手法がとられています。
今回は基礎の断熱について考えてみたいと思います。これは私の個人的な考え方でパッシブハウスジャパンの公式見解ではありませんのであらかじめご承知おきください。私は5地域をメインに4から6地域で仕事をしているので寒冷地の方や、すごく温暖地の方は違和感があるかもしれません。
基礎断熱 床断熱
まず、基礎断熱にしなくてはならないのか?床断熱ではダメなのか?というところから。
もちろん床断熱でもOKです。多くの実務者さんも床断熱、基礎断熱を両方とも試されていると思います。
床断熱の利点は床下が暖房領域でなくなりますから暖房需要が減ります。床下の空間ばかりでなく、大きな熱容量を持つ基礎のコンクリートを温めなくてすむということも大きいです。大引きや根太などの熱橋を少なくして上手に断熱出来ればとても効果があります。しかし、玄関やシステムバス周りなど一部基礎断熱が必要な部分も出てきます。ここを断熱しないと台無しです。ハウスメーカーさんは床断熱が多いですが、やはり玄関やシステムバス周りは基礎断熱で対応しています。シロアリを問題にして床断熱を採用していると言う会社もありますが、一部基礎断熱を併用してしまっていると言うことはどういうことなのかとても理解に苦しみます。近年では絶対に基礎断熱を使わないと玄関土間も基礎上まで上げたり、システムバスも持ち上げたり床断熱に一貫して取り組んでいる会社もあるようです。すごいですね。
床断熱だと給排水の配管が床下の外気になります。寒い地域では凍結の恐れがあります。温水配管も冷めやすくなりますから給湯の消費エネルギーも増えてしまうようです。また、メンテのための床下点検口も断熱しにくい。気密がとれにくいという欠点もあります。
基礎断熱の場合は、水道配管は断熱空間なので凍結の心配は無いですし、温水も少し冷めにくいですね。そして実務者の皆さんならお気づきの通り、気密がとりやすいです。誰でも簡単に気密がとれてしまいます。様々なメリットデメリットがありますが、気密性能向上のためだけに基礎断熱を採用している人も多いのではないでしょうか?
基礎内断熱 基礎外断熱
基礎の室内側に断熱をするのが基礎内断熱。
基礎の外側に断熱するのが基礎外断熱です。
基礎に断熱する場合はプラスチック系のボード状の断熱材が多いですね。繊維系やガラス発泡系のものもありますが圧倒的にEPSやXPSが多いです。
それでは基礎の外側、内側どちらが良いのでしょうか?様々なご意見の中で一番取り上げられるのがシロアリの問題でしょう。プラスチック系断熱材はシロアリに食われて、シロアリの通り道となりやすいというものです。だから外側に断熱せずに内側の方が良いという方がいますね。確かに一見正しそうに感じますがここで疑問。内側の断熱材なら食べられないのか?蟻道を作られないのか?「基礎が完全で入られないから。」という人もいますが、飛んでくるものや人間が持ち込んだものについている場合も多いようなので絶対に大丈夫と言うことはなさそうですね。
断熱性で比較
ここが重要です。我々が基礎外断熱にしている理由は主にここです。
基礎の外張りの断熱と基礎内の断熱を断熱性で比較してみましょう。
基礎の外側は空間がいくらでもありますからたくさん断熱できます。基礎の内側では、ユニットバスや配管などに断熱材が干渉することもあり、断熱しにくいです。玄関もそうですね。ある程度は断熱できるけど工夫が必要です。内側なら水の関係が無くなりますので、ネオマなどのフェノールフォームも使えるかもしれません。熱伝導率が低いので有利ですね。
熱抵抗ではどちらが有利、不利かという明確な差は言いにくいでしょうか?
熱橋の違い
しかし基礎外と基礎内断熱では大きな違いがあります。それは熱橋です。パッシブハウスレベルになると基礎内断熱の熱橋は致命的です。基礎内断熱しかしないと言うことは全く考えられないほど大きな弱点となります。
まずは基礎外周から中通りの基礎梁の接合部。
わかりやすいように図示しました。
ここは明らかに断熱ラインが切れてしまいますね。基礎立ち上がりに折り返しの断熱をしても基礎は熱伝導率が高いですから熱がどんどん伝わってしまいます。
どのくらいの差があるのか?
まずは断熱無し
このモデルは長さ3mの基礎。W150です。基礎に断熱がないと253.16W/mの熱が逃げています。内外温度差20℃です。
次に基礎内にパフォームガード(EPS特号λ=0.034W/㎡K)100mm厚
35.335W/m(3m)です。さすがに断熱材を貼ると効果がありますね。地上の基礎の面積が26㎡あると35.335/3*26=306Wの熱が逃げますね。パッシブハウスレベルだと致命的ですね。UA=0.3W位の建物でも大きな割合を占めるのが解りそうですね。是非計算してみてください。
折り返しを付けてみました。27W/mまで改善しました。
実際にはベース方向や土台方向にも逃げるのでこのようなT字基礎の部分の熱の損失は折り返しても少ししか効果が無いかもしれません。
外張りしてみると18.878W/m
単純な内張と比較すると効果は全く違うことが解ります。
折り返しありと比較しても全く違いますね。
そして大きな違いが基礎の温度が高いと言うこと。蓄熱材として温度が安定します。
基礎が熱橋として熱を損失させる部分になるか、蓄熱材として役に立つか大きな違いですね。断熱の入れる位置だけでこれほど違うなんて知っていましたか?
表面温度を考える
そして表面温度です。
中から見えるところの基礎表面で一番低いのが12.5℃ですね。(青い字)
冬なら結露しないですみそうです。ですが安心してはいけません。内張の基礎断熱のリスクは断熱材の裏に空気が回ってしまうこと。基礎にぴったりと断熱材を隙間なく貼ることはとても難しい作業です。断熱材の裏の温度は1.174度(赤い四角)断熱材裏に空気が回り込んだらと思うとぞっとしますね。結露が起こりカビなど生えないと良いですがどうなるでしょうか?。少しの隙間なら空気が動かないのではないかと言う人がいますが少しの隙間ってどのくらいまで許容されるのでしょうか?
基礎外断熱の中から見えるところの表面温度は19.17度高いですね。
そして断熱材の裏側でも18.777度
土台部分の熱橋は?
基礎が冷たいと土台に熱が伝わるのは当たり前ですね。
土台の取り合いです。上半分が外壁土台があって下が基礎です。
内張の場合の5.1度
かなり冷たいです結露しそうですね。基礎内梁断熱で床下エアコンのように屋内の空気を循環させるときには注意してください。最低でも基礎や土台に熱が伝わらないように断熱処理しましょう。
そして次が基礎外張り断熱。
外張りが18.08度
全く違います。
マニアックな人ならψ値の差が知りたいでしょう。
その差は0.17W/m
これがどのくらいかというと、パッシブハウスを計算したことのある人なら困り果ててしまうくらいです。
現在当社で計画しているパッシブハウスは基礎外断熱です。
パッシブハウスの性能ですね。
しかし基礎内梁断熱のψ値の差を計算すると
なんと17.9kW/㎡ 3kW/㎡も増えてしまいます。
このレベルの建物になると0.1W/㎡削るのにすごい努力をします。削りに削ったところからさらに削減するのは大変ですね。それがこの一撃ですべての努力が水の泡。
大変なことです。
基礎の断熱量は他の部位とのバランスを考えよう。
断熱しやすいのは屋根、天井です。次には壁。難しいのが基礎ですね。
高断熱住宅は各部位を欠点の無いように断熱することが肝心です。屋根と壁をいくら断熱しても基礎がおろそかなら全くダメです。できる限りバランス良く断熱しなくてはなりませんね。
当社では、基礎外、基礎内にダブルに断熱することが当たり前です。それでも壁などに比べると弱いです。コストや施工性なども考えながら今の断熱となっています。
シロアリのリスクは?
外張り断熱でやり玉に挙がるのがシロアリリスク。
温暖化が進む日本では、あらゆるところでシロアリが発生するようです。
これまで当社では全く被害はありません。
基礎外張りの断熱材メーカーの話では施工マニュアル通りに適切に工事している建物では被害がないそうです。たびたび被害写真がネットなどで流れていますがそのほとんどが施工ミスによるもの。マニュアルに則って施工していないものですね。基礎内断熱でも、床断熱でも適切な施工でなければシロアリの被害はたくさん報告されていますから、どこで断熱すると言うよりマニュアルに従った適切な施工が重要と言うことですね。
パッシブハウスを作るために
基礎の断熱の方法で性能が大きく変わることが解りました。パッシブハウスを実現するためには性能の面からも基礎外断熱を選択することが有利なようです。
我々の仲間の多くが基礎外断熱を採用しています。
パッシブハウスを目指し性能を上げてくると、基礎外断熱以外は選択しにくくなります。
ほどほどの断熱の家でしたらコストを考え施工が楽な基礎内断熱の選択もありそうですが、私は10年後、20年後を見据えた家づくりをしたいので、パッシブハウスレベルにしやすい基礎外断熱を採用しています。
基礎外断熱に全くリスクがないとは言いません。しかしそれ以上にメリットがあります。他の断熱方法もシロアリのリスクもありますし、熱的にたくさんのリスクがあります。
今までの住宅では床断熱がメインで基礎断熱はまだまだ少ないかもしれません。しかし、多くの実例が出来てきましたし様々な方法が試みられています。
これからもさらにより良い方法が考案されていくことでしょう。今回は基礎断熱についてお話ししましたが、私がお話ししたことすべてが正しいということではなく思い込みや勘違いもあるかもしれません。ほかの良い方法もあります。皆さんも積極的に情報を入れ勉強し実践してみてください。私を含め一部の人の言動に惑わされることなく、自分自身の知識できちんと判断できるようになってください。ネットの曖昧な情報に踊らされることなく、きちんと勉強しましょう。
これからも皆で一緒に頑張りましょう。正しい情報、判断で良い家をたくさん作りましょう。
いよいよ明日7/16(土)明後日7/17(日)見学会です。
(プロの方はご遠慮ください。プロの方には有料でコンサルを承っております。)
手作りのちらしが明日の朝刊で小鹿野町近辺のみ入れる予定です。
今、新聞を取っている人少ないのですね。
ほとんど昔からとり続けている人だけで、若い人は少なそうですね。
ネットで情報が得られる時代ですから。新聞折り込みの効果はほとんどなさそうですが、地元でやっている工務店としてはたまには存在感を示さなきゃかなと思い、折り込みを入れることにしました。
ですが、予算を絞るためにデザインは私。そしてプリントパック。
印刷代は安くなりましたね。
とはいえ、折り込み代金は高いです。小鹿野近辺だけでもまあまあかかります。
今回は、パッシブハウスレベルの住宅の完成見学会がメインですが、そちらを見に来てくださった方を構造見学会にもご案内出来ます。構造見学会の現場は2世帯住宅の大きめな家です。
場所は近いので是非ご覧いただけたらと思います。
完成現場見学会の会場で地図をお渡しいたします。
完成現場見学会の方は、飛び込みもOKですが、事前予約が確実です。
https://forms.gle/gvp1HbmhUsEC9FJ99
今回のこの物件はパッシブハウスの認定を目指してます。
高性能なパッシブハウスの認定に欠かせないのが「熱橋」の計算です。
『熱橋』とは文字通り熱の橋 熱が通りやすいところです。
構造に必要な木材などがあり、断熱材が連続できていないところなどですね。
熱橋の位置、長さを図面上で確認します。
このような場所が熱橋です。
2階の床を支える胴差部分もそうですね。
そのほかもたくさんありますが、企業秘密もあるので納まりの公開は出来ません。
熱解析をしてみるとこんな感じですね。
外張り断熱をしてあるのでほとんど熱橋になっていません。素晴らしいですね。
断熱材で覆っているので構造部材の木材が弱点となっていないのが解ります。
これほど効果があるのに外張り断熱していない建物がまだまだ多いのは残念ですね。
私はどんなにきれいな素敵な建物でも外張り断熱していない建物には住みたくないですね。
二つを比較してみましょう。
上が外張り断熱あり したが外張り断熱無しです。
高さ3mのモデルです。大体建物の1階分ですね。
青い文字がこのモデルの熱の流れる量。すなわち熱損失です。
なんと熱の逃げる量は3倍も違います。これだけでも外張り断熱ありとなしの
圧倒的な違いがわかります。外張り断熱無しで高断熱と言っている人は怪しいですね。(笑)
そして赤い文字が熱橋。
0.009W/mKと0.107W/mKですから10倍くらい違います。びっくりですね。
このような計算はUAの計算では検討されていません。
先ほどの計算を見ればわらるように 一般部分の熱の逃げがすごく大きいので、熱橋部分と大差ないからなのです。
断熱がしょぼいうちは熱橋を計算しなくても影響が少ないと言うことですね。あらゆるところから熱が逃げていますから。
高断熱になればなるほど、熱橋の影響が大きくなります。
熱橋をいかに少なくなる納まりを作るかが我々の力なのです。
「熱橋計算なんていらないでしょ。」という人がいたら注意してくださいね。
それは、「熱橋を計算するほどの断熱をしていない。」と言うことなのです。
皆さんが工務店、設計者を見極めるのに聞いてみると良いですね。
パッシブハウスジャパン理事 髙橋慎吾
パッシブハウスを作るには、この断熱方法で無いとダメということはありません。
きちんと断熱量が確保され気密ライン断熱ライン、防湿ラインがしっかりして、安全性が確保されていれば良いのです。これまでのパッシブハウスでも様々な手法がとられています。
今回は基礎の断熱について考えてみたいと思います。これは私の個人的な考え方でパッシブハウスジャパンの公式見解ではありませんのであらかじめご承知おきください。私は5地域をメインに4から6地域で仕事をしているので寒冷地の方や、すごく温暖地の方は違和感があるかもしれません。
まず、基礎断熱にしなくてはならないのか?床断熱ではダメなのか?というところから。
もちろん床断熱でもOKです。多くの実務者さんも床断熱、基礎断熱を両方とも試されていると思います。
床断熱の利点は床下が暖房領域でなくなりますから暖房需要が減ります。床下の空間ばかりでなく、大きな熱容量を持つ基礎のコンクリートを温めなくてすむということも大きいです。大引きや根太などの熱橋を少なくして上手に断熱出来ればとても効果があります。しかし、玄関やシステムバス周りなど一部基礎断熱が必要な部分も出てきます。ここを断熱しないと台無しです。ハウスメーカーさんは床断熱が多いですが、やはり玄関やシステムバス周りは基礎断熱で対応しています。シロアリを問題にして床断熱を採用していると言う会社もありますが、一部基礎断熱を併用してしまっていると言うことはどういうことなのかとても理解に苦しみます。近年では絶対に基礎断熱を使わないと玄関土間も基礎上まで上げたり、システムバスも持ち上げたり床断熱に一貫して取り組んでいる会社もあるようです。すごいですね。
床断熱だと給排水の配管が床下の外気になります。寒い地域では凍結の恐れがあります。温水配管も冷めやすくなりますから給湯の消費エネルギーも増えてしまうようです。また、メンテのための床下点検口も断熱しにくい。気密がとれにくいという欠点もあります。
基礎断熱の場合は、水道配管は断熱空間なので凍結の心配は無いですし、温水も少し冷めにくいですね。そして実務者の皆さんならお気づきの通り、気密がとりやすいです。誰でも簡単に気密がとれてしまいます。様々なメリットデメリットがありますが、気密性能向上のためだけに基礎断熱を採用している人も多いのではないでしょうか?
基礎の室内側に断熱をするのが基礎内断熱。
基礎の外側に断熱するのが基礎外断熱です。
基礎に断熱する場合はプラスチック系のボード状の断熱材が多いですね。繊維系やガラス発泡系のものもありますが圧倒的にEPSやXPSが多いです。
それでは基礎の外側、内側どちらが良いのでしょうか?様々なご意見の中で一番取り上げられるのがシロアリの問題でしょう。プラスチック系断熱材はシロアリに食われて、シロアリの通り道となりやすいというものです。だから外側に断熱せずに内側の方が良いという方がいますね。確かに一見正しそうに感じますがここで疑問。内側の断熱材なら食べられないのか?蟻道を作られないのか?「基礎が完全で入られないから。」という人もいますが、飛んでくるものや人間が持ち込んだものについている場合も多いようなので絶対に大丈夫と言うことはなさそうですね。
ここが重要です。我々が基礎外断熱にしている理由は主にここです。
基礎の外張りの断熱と基礎内の断熱を断熱性で比較してみましょう。
基礎の外側は空間がいくらでもありますからたくさん断熱できます。基礎の内側では、ユニットバスや配管などに断熱材が干渉することもあり、断熱しにくいです。玄関もそうですね。ある程度は断熱できるけど工夫が必要です。内側なら水の関係が無くなりますので、ネオマなどのフェノールフォームも使えるかもしれません。熱伝導率が低いので有利ですね。
熱抵抗ではどちらが有利、不利かという明確な差は言いにくいでしょうか?
しかし基礎外と基礎内断熱では大きな違いがあります。それは熱橋です。パッシブハウスレベルになると基礎内断熱の熱橋は致命的です。基礎内断熱しかしないと言うことは全く考えられないほど大きな弱点となります。
ここは明らかに断熱ラインが切れてしまいますね。基礎立ち上がりに折り返しの断熱をしても基礎は熱伝導率が高いですから熱がどんどん伝わってしまいます。
どのくらいの差があるのか?
まずは断熱無し
このモデルは長さ3mの基礎。W150です。基礎に断熱がないと253.16W/mの熱が逃げています。内外温度差20℃です。
次に基礎内にパフォームガード(EPS特号λ=0.034W/㎡K)100mm厚
35.335W/m(3m)です。さすがに断熱材を貼ると効果がありますね。地上の基礎の面積が26㎡あると35.335/3*26=306Wの熱が逃げますね。パッシブハウスレベルだと致命的ですね。UA=0.3W位の建物でも大きな割合を占めるのが解りそうですね。是非計算してみてください。
折り返しを付けてみました。27W/mまで改善しました。
実際にはベース方向や土台方向にも逃げるのでこのようなT字基礎の部分の熱の損失は折り返しても少ししか効果が無いかもしれません。
外張りしてみると18.878W/m
単純な内張と比較すると効果は全く違うことが解ります。
折り返しありと比較しても全く違いますね。
そして大きな違いが基礎の温度が高いと言うこと。蓄熱材として温度が安定します。
基礎が熱橋として熱を損失させる部分になるか、蓄熱材として役に立つか大きな違いですね。断熱の入れる位置だけでこれほど違うなんて知っていましたか?
そして表面温度です。
中から見えるところの基礎表面で一番低いのが12.5℃ですね。(青い字)
冬なら結露しないですみそうです。ですが安心してはいけません。内張の基礎断熱のリスクは断熱材の裏に空気が回ってしまうこと。基礎にぴったりと断熱材を隙間なく貼ることはとても難しい作業です。断熱材の裏の温度は1.174度(赤い四角)断熱材裏に空気が回り込んだらと思うとぞっとしますね。結露が起こりカビなど生えないと良いですがどうなるでしょうか?。少しの隙間なら空気が動かないのではないかと言う人がいますが少しの隙間ってどのくらいまで許容されるのでしょうか?
基礎外断熱の中から見えるところの表面温度は19.17度高いですね。
そして断熱材の裏側でも18.777度
基礎が冷たいと土台に熱が伝わるのは当たり前ですね。
土台の取り合いです。上半分が外壁土台があって下が基礎です。
内張の場合の5.1度
かなり冷たいです結露しそうですね。基礎内梁断熱で油化したエアコンのように屋内の空気を循環させるときには注意してください。最低でも基礎や土台に熱が伝わらないように断熱処理しましょう。
そして次が基礎外張り断熱。
外張りが18.08度
全く違います。
マニアックな人ならψ値の差が知りたいでしょう。
その差は0.17W/m
これがどのくらいかというと、パッシブハウスを計算したことのある人なら泣いちゃうくらいです。
現在当社で計画しているパッシブハウスは基礎外断熱です。
パッシブハウスの性能ですね。
しかし基礎内梁断熱のψ値の差を計算すると
なんと17.9kW/㎡ 3kW/㎡も増えてしまいます。
このレベルの建物になると0.1W/㎡削るのにすごい努力をします。削りに削ったところからさらに削減するのは大変ですね。それがこの一撃ですべての努力が水の泡。
大変なことです。
断熱しやすいのは屋根、天井です。次には壁。難しいのが基礎ですね。
高断熱住宅は各部位を欠点の無いように断熱することが肝心です。屋根と壁をいくら断熱しても基礎がおろそかなら全くダメです。できる限りバランス良く断熱しなくてはなりませんね。
当社では、基礎外、基礎内にダブルに断熱することが当たり前です。それでも壁などに比べると弱いです。コストや施工性なども考えながら今の断熱となっています。
外張り断熱でやり玉に挙がるのがシロアリリスク。
温暖化が進む日本では、あらゆるところでシロアリが発生するようです。
これまで当社では全く被害はありません。
基礎外張りの断熱材メーカーの話では施工マニュアル通りに適切に工事している建物では被害がないそうです。良く被害写真がネットなどで流れていますがそのほとんどが施工ミスによるもの。マニュアルに則って施工していないものですね。基礎内断熱でも、床断熱でも適切な施工でなければシロアリの被害はたくさん報告されていますから、どこで断熱すると言うよりマニュアルに従った適切な施工が重要と言うことですね。それを基礎外断熱だけが危険なような情報を流す人がいるのはとても残念ですね。
基礎の断熱の方法で性能が大きく変わることが解りました。パッシブハウスを実現するためには性能の面からも基礎外断熱を選択することが近い道のりとなりそうです。
我々の仲間の多くが基礎外断熱を採用しています。
基礎外断熱の必要性に気がつけないと言うことは、まだまだそれが気にならないレベルの住宅を作っていると言うことかもしれません。パッシブハウスを目指すならほぼ必要になるということからも解ると思います。
リスクがないとは言いません。しかしそれ以上にメリットがあります。他の断熱方法もシロアリのリスクもありますし、熱的にたくさんのリスクがあります。
今までの住宅では床断熱がメインで基礎断熱はまだまだ少ないかもしれません。しかし、多くの実例が出来てきましたし様々な方法が試みられています。
これからもさらにより良い方法が考案されていくことでしょう。今回は基礎断熱についてお話ししましたが、私がお話ししたことすべてが正しいということではなくほかの良い方法もあります。皆さんも積極的に情報を入れ勉強し実践してみてください。私を含め一部の人の言動に惑わされることなく、自分自身の知識できちんと判断できるようになってください。
これからも皆で一緒に頑張りましょう。正しい情報、判断で良い家をたくさん作りましょう。