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髙橋建築

日記・想い

この住宅は住宅設備等の商社さんの開発した、ZEHです。

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問題点の指摘に見に来てほしいと、企画者からお誘いを受け大宮に建てられているモデルの施工現場に行ってきました。

フエノールフオーム断熱材を充填と外張りに使っています。高性能断熱材です。

サッシはAPW330 LOW-Eペア。

モデルのUA0.45。

まだG2には届きませんが、基本の構成はうまくできています。

外張り断熱材の厚みとガラスの選定次第で、4,5地域なら余裕でG2狙えるでしょう。

設備の商社さんだけのことはあって、換気システムや太陽光、蓄電池なども安く揃えられます。

基本の構成部材がパッケージとして提供されますので取り組んだことのない工務店や、ビルダーも簡単に取り入れ高性能住宅を作ることができます。

このような商品が出てくると、高性能住宅が一般的になりますね。

日本にとっては良いことだと思います。

基本的な構成は拡張可能なので問題点を若干直して、スペックで調整すれば関東ならパッシブハウスも可能でしょう。

お知らせ

建築業界でも他の業界と同じように資材の値上げが続いています。
値上げを定着させようとパナソニックも見積もり取るたびにこの紙が入ってきます。


もううんざりですね。

他のメーカー 材木や合板なども上げっています。人件費も上がってます。特に職人は若い人が急激に少なくなっているため大変な状況です。
職人の奪い合い状態も始まっています。
困りましたね。

品質を落とし 価格を維持している工務店もあるようですが、それではまずいですね。

残念ながら当社も価格維持は限界のようです。この後のお見積もりから新価格の対応となりますのでご了承ください。
今後も少しでも良いものを低価格で作ることは続けて努力して参ります。
ですが、高橋建築が赤字でつぶれたり、職人の手配ができずに現場が止まるような事態を招いてはいけませんので、皆さんのご理解を御願いいたします。

お知らせ

家は住む人の生命を守るものですから強くなくてはなりません。

今では耐震等級3は当たり前です。

木造の住宅ではとにかく壁をたくさん作り配置していく事が出来れば、計算上はクリアーできます。

しかし、実際には地震時の力を負担する壁をどこにでも配置すれば良いというわけでもありません。

効果的に機能するように配置しなくてはなりませんし、構造計算の手法で決められた条件での配置が必要です。

いろいろな図面を見る機会が有りますがプロでもあまり理解していないと思うことが多いです。

ましてや一般のお客さんでは動線やオープンな間取り作りに夢中でそこまで考えながら壁や窓の位置を考えられる方はいません。

お客さんの要望を叶えながら間取りを作っていく訳ですが、初回プランは私がかなり深いところまで考えて図面を出すので構造的には安定しています。

安定している構造は無理な納まりがなく強いですし、特別な材料も必要なくコストも押さえられます。さらに長期に渡って歪みが出にくいので長持ちもします。

しかし、打ち合わせが進んでいくと「ここはこうしたい」「ここはああしたい」とほかで見てきた真似っこのような間取りの変更を要求されて、どんどん変わっていきます。

そうすると構造は難しくなりおかしくなっていきます。打ち合わせをする度に本当におかしくなっていってしまう事がほとんどです。プロですから、できるだけ無理させないで安定的な構造にしようとするのですが、本当に大変です。

木造ですから、かなり自由に間取りを作れるのですが、無理をしてる間取りは弱いしお金はかかるし、長持ちしないのです。

間取りも不自然になっていき本質を見失ってると思うこともあります。

でも家をたてるお客さんのことを思うと一生に一回のことだから、できるだけ想いを叶えてあげたい気持ちもあります。

お客様の要望を安全に叶えるため多少は無理した設計も必要です。

ですが、設計者はどこまで出来るか?どのようなリスクがあるか?完全に把握しておかなくてはなりません。

より高度な技術的な勉強が必要になります。

今日も東大で最高の勉強会が開かれ参加してきました。とても難しかったのですが役に立ちそうな情報をたくさん得ることができました。このような勉強もすべてはお客さんのため。

頑張っています。

写真は三次梁の設計方法。

三次梁はないにこしたことがないですが万が一のために。

ほかにも色々。頭がパンクしそうです。

お知らせ

2012、3年に森みわさんとオフグリッドに取り組んだことがあります。

森さんの公演でその頃の事が語られているのでリンクを張っておきます。

http://www.tohoku-juken.co.jp/index.php?itemid=66

文書中には20kWhと書いてありますが実際はわずか12kWhの鉛蓄電池。出し入れできる量は頑張って8kwhというかなりの無謀さでした。

良くある我慢した生活をしてでのオフグリッドは意味がないと考えましたし、薪なども入れない完全なオフグリッドを目指しました。

太陽光発電と太陽熱温水器がエネルギー源です。

すんでいる人には我慢しない普通の生活をしてもらいました。パッシブハウスですから冷暖房にかかるエネルギーはほとんど必要ありません。

しかし、やはり蓄電池の容量不足

晴れた日なら良いのですが、曇りではまったくダメです。お日様がでない日が続くこともありますから、30kWh暗いの蓄電池を用意するか、コジェネやシンプルな発電機をつけてバックアップする必要がどうしてもありそうです。

原発事故直後でしたので東京電力と繋ぎたくないという気持ちは強かったのですが、大金をかけた大がかりな設備をつけて維持していくより、東電などの系統に連携して、小さな設備で済ませた方がエコだろうと言うことになりました。

日中は工場やオフィスなどでたくさんの電気を必要とします。ですから住宅の屋根で作った電気を買ってもらって、夜は電気を売ってもらう。その方が世の中のためにも良いと思いました。それに小さな蓄電池を備えて、ピークカットをしていく。そのような使い方が理想です。

無理にオフグリッドしなくても良いと気がつきました。

世の中の電力網と切り離すのは、生き方としてカッコいいと勘違いしていたころが懐かしいです。