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髙橋建築

お知らせ

今回のG3の発表で驚いたのは、今まで外皮が大事と言っていた方たちの意見。

ハイレベルな私たちの仲間に苦言です。


外皮が大切だと、煽っていたのは私たちですよね。
他の団体が外皮が大切だと言い始めると、不必要な競争だとか、外皮の他に大切なものがあると言い始める。
おかしくないかな?


別に強制しているわけでもなく、今回のHEAT20の発表はこのくらいが最高水準の限度だろうと示しただけなので、そんなに意識しなくていいのではないかな。
発表会場でも先生方が言っていたけど、他の方法を組み合わせて同じようなレベルに持っていくことは可能です。
それは日射でも良いし換気でも良い。蓄熱もあるかもしれないし、今より進んだ設備かもしれない。
でも、まず外皮を優先すべき。まったく外皮がダメな状態で他の手法はあり得ないことも我々はわかっていますよね。


では、どこまで外皮をやれば他の手法の効果を発揮させることが出来るのか?
バランスがとても大切なことも、皆さんなら考えられるはず。
外皮だけ上げていくのは、途中からコストパフォーマンスが悪くなるのもとてもわかります。だからバランスが大切だと言うのも。
バランスをどこでとるかは自由。
自分で考えればいいこと。
コストだけならG1で高性能エアコンに頼ればいいのかもしれないし、エネルギー消費量が大切ならG2位が良いのかもしれない。

快適性を考えるなら少なくともG2


様々な解答があるはず。


外皮の重要性を言うならG3位がMAXかな?と示された指標だと私は理解しました。
これ以上やっても意味はないという道しるべが示されたと思います。


だから、今まで外皮が重要と言ってきた我々が、我々でもなかなか困難な水準が示されたからと言って、それがやりすぎだとか、競争をあおっているだとか、他に重要なことがあるのになにやっているの?だとか、バランスを考えてないだとか言うのはやめましょう。惨めです。
やり過ぎにならない素晴らしい頂が示されたと喜びましょう。
乗り越えたら反対側の崖から落ちる。位の感覚で。


この水準のシナリオを見直してください。
実は、昨年のHEAT20の意見交換会でG3は必要か?
と聞かれ私は必要ないと答えました。
今の皆さんと同じような感覚だったからだと思います。
でも、今は違います。HEAT20の先生方の考えていたことがわかったからです。
やはり外皮は大切です。もちろん外皮ばかりをやる前に他に考えることは沢山あります。そんなことは、分かっていての水準です。

私のまとめの意見。G3は、我々のギリギリの水準を示してくれたものでとても必要だと思っています。

でも、無理してこれを超える必要はありません。より良いものを目指して行く到達点と考えたら言いと思います。

様々な手法使って性能をあげ、もちろんG2でも良いと思います。十分な住み心地省エネ性能が発揮されます。

できるならG3位まではまだやる意味は残されています。効果的な他の手法を行った上で余力があればやれば良いと思います。

なにもしないで外皮だけG3ももちろんありです。G3レベルにすれば他の手法の影響も少なくなります。日射なんて邪魔なだけだし、蓄熱もどうでもいい。熱交換換気せんもプラスマイナスがあるし。

G3批判の人たち、みんなわかってるのかな?