パッシブハウスジャパン東北支部の勉強会は 西方先生の力の入ったプレゼンがメインでした。
すごくいいプレゼンでエネルギーについて考えさせられる内容でした。
西方先生のお住まいの秋田県の能代市は冬場に日射があまりありません。
私も何度かお邪魔していますが、どんより曇りの日が続くのです。
いかに、少ない太陽の日射熱と太陽の光の明るさを上手に取り込む。
そのための様々な努力が勉強になりました。
我々埼玉県は太陽のエネルギーにとても恵まれています。
現在熊谷に建築中のパッシブハウスでも太陽のエネルギーの利用が重要になっています。
この太陽エネルギーの利用割合で大きく変わります。
これだけ恵まれた地域ですから、きちんと利用しないともったいないですね。
秋田ではすごく断熱しても、日射を工夫しても推奨ゾーンまでで、パッシブハウスにはなりません。
秩父や熊谷、飯能あたりなら余裕です。
我々の地域なら日射の使い方さえ上手にできればもっと断熱が薄くコストをかけずともパッシブハウスとなります。
本当に恵まれています。ここでパッシブハウスにしない、できない理由があるでしょうか?
明るいおうちはきもちい!
お部屋の中が明るいと気持ちいいですね。
西方先生は部屋の明るさをかなり考え設計しております。
エネルギーと明るさ。両立させなくてはなりません。
これもとても難しいです。
窓を大きくすれば明るくはなるが熱は逃げる。
ガラスの熱貫流率 日射熱侵入率 方位、影の影響、そして大きさが重要となります。
明るいおうちは気持ちよく、気分が健やかになります。
暗いおうちで育った子供と明るいおうちで育った子供と差が出ないでしょうか?
狭っ苦しく、ものにあふれたおうちと、広々した清潔なおうちでの生活は差が出ないでしょうか?
広々した明るい空間のおうち。さらに地域の特性を生かした,超省エネなおうちが作りたいです。
余分な機器にはお金を使わず,シンプルでローコストな易しい雰囲気の木のおうち。
そんなおうちを実現したいです。
多くの人の手に届く価格で本当に省エネ健康な生活が送れるパッシブハウスを目指したいと思っています。