この発表には少し驚きました。なんとなく解ってはいましたが。
住宅生産団体連合会(住団連)が公表しました資料です。
建築費高騰 住宅至徳金額増
資材の値上がりなどの影響でしょう。建築費が高騰していますね。
住団連は主に大手ハウスメーカーの会員が多いですが、工務店も少しいるようです。
ですが、数が多い大手中心のデーターと考えて良いでしょう。
40才くらいで家を作り 土地込みで6681万円
建物だけでも4566万円です。
平均延べ床面積は123.5㎡だそうです。37.42坪割と大きいですね。
坪単価は122万円とのことです。
贈与額が1286万円というのもびっくりですね。
平屋の増加
住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf
平屋が増えています。その傾向はこのあたりでも同じに感じます。
契約期間が短い
半数が3ヶ月で契約。94.2%が1年以内に契約です。
お客様も家を作りたいと気持ちが盛り上がったら、早く契約したいということなのでしょうか?
ハウスメーカーが他にお客を逃がさないために契約を急がせるのでしょうか?
待っていて建てていただいている当社としてはなかなか信じがたいことです。
30台が大半
30歳代で建てるかたが大半です。
子育て世帯ですね。子育ては大変ですが、狭いアパートで周りを気にしながらというより、新しいおうちで、広々、賑やかに、たのしく生活が理想的ですね。
お子さんがいらっしゃるなら、子育ての期間におうちが持てるということは本当に幸せなことだと思います。
耐震等級3 断熱等級5が主流
さすがに耐震等級3が必要と言うことは認知されてきました。
地震の被害など映像で見ることも多くなってきたので、わかりやすいですね。
建築費が高騰しても、皆さんこれは絶対に落とせないのでしょう。
一方断熱等級も必要だという認識が上がってきています。ZEHで必要とされる等級5以上が8割になりました。
私は最低でも等級6は必要と思っていますが、大手ハウスメーカーでもまだ四分の一程度です。
ですが明らかに等級6は必要という認識に変わっていると言うことですね。
予算の都合で削られ易いのでZEH相当で我慢と言うことになってしまっているようです。
将来を考えるなら、できれば等級7にしておきたいところですが、まだ1%しかありません。
10年、20年後は等級7が大半になることが予想されますから、資産価値など考えるとできれば目指しておきたいところです。
住宅建築に大切なもの
家を建てる人がどのようなことに重視しているのでしょうか?
やはり 間取り、耐震性、断熱性が上位です。
これは絶対に外せませんね。
そして 上位10項目まで青で囲ってみました。
「家族の集いや交流を促す間取り」というのもとても大切にしたい項目ですね。
日々の生活を大切にされているのだと思います。
家事効率という項目がありませんでしたが、これは間取りと言うことなのでしょう。
生活しやすく、家族の笑い声が絶え間なく聞こえるような、生き生き生活できる楽しいおうちを作りたいですね。
まとめ
今回の内容はいかがでしたか?
割と自分の考えと近いと思った人や、皆さんお金かけているなと思ったりもしたのではないでしょうか?
より性能高く、より住みやすく、より安く。
我々建築業者もさらに精進していかなくてはなりません。
高橋建築ではお客様目線でハウスメーカー以上の高性能住宅ををより安くご提供することに努めています。
お気軽にご相談ください。
一級建築士
パッシブハウスジャパン 理事
高橋建築株式会社代表取締役
髙橋慎吾