国際資格の取得です。

2011年にパッシブハウスを作ってから11年。ようやくパッシブハウスの国際資格を取得できました。
「パッシブハウスデザイナー」です。パッシブハウスのコンサルが全世界でできます。でも言葉の壁があるから現実的にはダメですけど。
国際資格としては2つめのゲットです。もうひとつはアメリカのパッシブハウス資格これは使いそうもないな。勉強したくてとった感じです。
国際資格の取得です。
2011年にパッシブハウスを作ってから11年。ようやくパッシブハウスの国際資格を取得できました。
「パッシブハウスデザイナー」です。パッシブハウスのコンサルが全世界でできます。でも言葉の壁があるから現実的にはダメですけど。
国際資格としては2つめのゲットです。もうひとつはアメリカのパッシブハウス資格これは使いそうもないな。勉強したくてとった感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=JxtWm-hbczI&t=5s
パッシブハウスの計算をするのが大切だけど日本の計算も理解しなくてはならない。いまG3が はやり始めてますが それの問題など説明してくれてます。このあたりのことをお客さんより深く理解していないとパッシブハウスの違いも上手く話せないので実務者の皆さんも見ておいた方が良いですね。お客さんに負けないように!!
そして話の中で出ている、ぼんぼりの図も添付します。G2レベルだと全館暖房にするとエネルギー削減にならない。エネルギー削減するにはG3が必要
http://www.heat20.jp/…/18-3_suzuki_sunagawa_nonaka.pdf
シナリオも確認しておくことが必要だと思います。
http://www.heat20.jp/grade/ua_dtl.html
パッシブハウスの計算はもちろんそのあたりは考慮済み
さらに ヒートブリッジや近隣の日射影響なども考慮。
窓の計算やいろいろが精密です。
UAが低く高性能になってくると、外皮の断熱性能以外のところの影響が大きくなるので、きちんと計算することが必要です。
その辺は、HEAT20の委員会などでもお話しさせていただいてます。もちろん先生方はそのあたりは理解していらっしゃいますが,しがらみも有り、なかなか先へ進められない。ハウスメーカーさんなどからも最近嫌がられ始めているような気もするのでおとなしくしています。
私たちの仲間が作る家がしっかり作られていれば、お客様がその違いに気がつき、今の日本の計算手法では、ちょっと物足りないというのが、広く認知されていくと思います。
スマホが流行ったように、大きな変換は、あっという間に始まり進みます。今がそのときの始まりかな?
ガラケー買わされて、後で後悔しないようにしたいですね。
住宅の暖冷房のエネルギー計算は、WEBプログラムで主に外皮の平均熱損失と 日射取得を用いて計算します。
建物内の部屋を3種類の分類にわけそれぞれの面積を出します。この辺はご存じですね。
リビングなど「主たる居室」
寝室や子供室など「そのたの居室」
物入れや廊下、トイレなど「非居室」
主たる居室は暖冷房する時間が長く、その他の居室は暖冷房する時間が短い。
その居室だけを冷暖房するのが「部分暖房」 家全体を暖房するのが「全館暖房」です。
そして 常時、連続で暖房するのが「連続暖房 いるときだけ暖房するのが「間歇暖房」です。
普通のおうちはリビングや寝室などを、人がいるときだけ暖房するから「部分間歇暖房」となります。
家全体を連続で暖めるのが「全館連続暖房」です。
現在の一次エネ計算ではこれらのように分類し計算してきました。
しかし、超高断熱住宅の出現によりこの計算方式が当てはまらなくなってきたのです。
そこで現在、新しい計算方法の検討が行われています。
当社はその検討の委員会に入り意見を言わなくてはならないのですが、なかなか難しい。
超高断熱住宅だけに的を絞れないからです。
UA0.3以下の建物だけになれば、家中ほぼ同じ温度なので、細かく様々なことを検討する必要もなさそうです。でも性能がほどほど以下の建物だと、暖房していないと寒い部屋ができたり、いるときといないときで冷暖房の仕方が大きく変わるので、様々なことを考えなくてはならなくなります。計算ロジックも大変です。
この委員会には、国の研究所のかたや大手ハウスメーカー、そして最先端の工務店がいます。
議論しているとハウスメーカーと工務店の考え方が違うような気がします。
私たちの方が大分性能が良いのが原因みたいです。
国の研究機関のかたはさすがに優秀なかたが多く我々の立場を理解してくださいますが、様々なタイプの建物を計算しなくてはならないので調整が難しいみたいです。
しかし新しい計算方法の概要は見えてきています。まだ、そうなると決まったわけではないのでここでは詳しくお伝えできませんが、今までの方法より柔軟性が有りかなり進化します。我々の作っているような高性能住宅でも計算できるようです。
もう少し時間はかかりそうですが楽しみですね。
今日は、講師として省エネ建築診断士の講師をしました。
パッシブハウスにするにはどうしたらよいか、説明をしていたのですが途中でバッテリーがありませんというメッセージ。
電源がつないであるのに?
大丈夫だろうと思って続けていたら突然パソコンがシャットダウン。
50名以上のかたへの講義が途中で終わってしまいました。
なんとかスマホで入り直すことができたのですが、森さんが途中から変わってくれていました。
ほっとしました。
受講生の皆さん。森さん。ごめんなさい。
後半は復活できました。
午前中は自宅でやってました。事務所では来客や電話が多いので自宅に隠れていたのです。
午後事務所でパソコンを付けたら動きます。
自宅のパソコンの電源アダプターの不具合でした。
本当に迷惑を掛けてしまいました。
次は予備のパソコンでも準備しておこうかな?
今回の省エネ建築診断士の課題は、自立循環型住宅のモデルプランをパッシブハウスにする課題が出されます。
まず、パッシブハウスの計算ツール PHPPの入力の仕方を説明します。
細かいところは説明しきれないので、本当に大まかなところです。
断熱や、窓、換気などがメインです。
そこら辺を大雑把にいじれればなんとなくパッシブ設計のやり方が解ります。ソフトを使って自分で工夫してパッシブハウスにしていく。その楽しさを解っていただければ良いのです。
今回は熊本でパッシブハウスにする。という課題です。
熊本の 気温 日射量です。
冬の日射量がそれほどでもないかな?
夏は暑いですね。あまり日射を取りに行けないかも知れませんね。
でも冬の気温は高い。
このような特性を美味く把握して、仕様を決めていくことが大切です。
私も見本を作らなくてはなりませんのでこれからやってみます。
皆さんが驚くようなスマートな仕様のパッシブハウスが作れると良いなと思います。
建物のエネルギーを評価するのにBELS(ベルス)という評価方法が日本では用いられます。
最終的にこのようなラベルが発行されます。
日本式のエネルギー計算をして認定されるのです。この住宅は67%削減ということですごいエネルギー性能だと言うことが一目でわかります。
パッシブハウスなのですから楽勝ですね。5つ星もらってますがもっと★があれば10個くらいもらえたりして(笑)
今回も審査の段階で審査ストップして疑われました。
大きな吹抜があったりドアのない玄関ホールとつながる広いリビング空間に6畳用エアコンはおかしいというものです。
審査員さんがにわかに信じられないのも無理ないですね。
20年、30年先を見越した性能ですから。
普通の常識では、この広い空間を6畳用エアコンで冷やすなんて間違いに違いないと思うのも無理ないですね。
でも本当はもっとすごいのです。
今回計画中のPHPPのverificationシートの抜粋です。
黒い四角が家全体の有効床面積が100㎡ 赤い四角が暖房負荷で10W/㎡ 青い四角が冷房負荷で18W/㎡です。
何を現しているかというと一番寒いときの必要な暖房量、冷房量が解るのです。
暖房を例にとると 100㎡の家で床面積1㎡あたり10W必要と言うことですから 100×10=1000
ということで 一番寒いときに1000Wの暖房エネルギーを作れる暖房機器が必要と言うことになるのです。
冷房だと 100×18=1800W 冷房時の方が多いですね。1800W必要です。
冷房 2.2kW すなわち2200W 暖房2.5kW 2500Wです。
先ほどの計算で冷房 1800W 暖房1000W必要と計算されていました。
本当に6畳用で間に合うのが解りますね。むしろ暖房は3畳用エアコンで良さそうです。(笑)(そんなの無いと思いますけど)
先ほどの審査員の質問は「リビングのエアコン6畳用で大丈夫ですか?」でした。でもこの計算は「家全体が6畳用でOKです。」なのです。
あらあら、とんでもない性能ですね。家全体を6畳用エアコンでとは。(笑)
こんなこと審査員さんには面倒なので説明しませんけど、実際のことなのです。
当社以外で家を作った皆さん。信じたくないですよね。聞かなかったことにした方がいいです。
当社の住宅は6畳用エアコンで十分と言うことが解りました。
しかし、これは平常時の話。様々な想定が必要ですね。
万が一壊れたら?
お客さんが大勢訪れたら?
ホットプレートで焼肉!夏にも鍋が食いたい!など
リスクは様々です。
そのため当社ではエアコン2台体制。吹抜の上とリビング
何かあって暑ければもう一台付ければ良いし、2台を弱く動かすのでもOKです。
万が一の故障時ももう一台あれば大丈夫。2台同時に壊れることはあまりないですからね。
11月17日 今朝は寒かったですね。
外気温1.3℃ 室温20.4℃まで下がりました。
もちろん11年たった秩父パッシブハウスでは暖房は全くしていません。
暖房費0円が11年も これから先エネルギーの値段が上がっても安心ですね。
住宅の太陽光発電設置が当たり前になってきました。
東京都もいよいよ義務化するようです。
今後、多くの地域で、後を追うように義務化されていくでしょう。
当社では、20年以上前から太陽光発電を設置する工事をしています。
その長い年月で取り付け方法も進化してきました。
建築を知らない電機メーカーが作るものですから、取り付けの安全性、耐久性も机上の空論です。
とても怖い設置方法もあります。
初期の頃は10年間雨漏りしなければ良いというような方法ばかりでした。
当社ではその方法の中でも一番雨漏りしなそうな方法を選択し、それを進化させ工事を行って来ました。
一般的には、本当に、それで大丈夫なのか?という方法もあります。
建築工事をしていない太陽光発電設置業者のものは本当に残念です。
我々建築業者ならそのやり方はNGというような方法をとっています。
メーカーの設置基準に合っているからOKと思っているのだと思いますけど、そもそもメーカーの基準は雨漏り市内のは10年くらいしか考えていませんよ。
ようやく、設置のガイドライン作りが始められようとしています。
NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構というところで作るようです。
なんか長い名前ですね。
今日は当社が取り付け工事の問題点についてお話しさせていただきました。当社が太陽光発電設置に関しても評価されていることがわかりますね。
当社で気がついている太陽光発電設置の問題点などを中心にお話しさせていただきました。NEDOでもすでに気がついていることも多かったのですがそれを設置基準に反映させられていないことが解りました。
そしてさらなる当社の情報にも驚いている様子でした。
このプロジェクトはまだ準備段階のようです。これから委員会を設置しそれから話し合われ、ガイドラインを作りそれを元に法整備みたいな流れのようです。
なんとも遅いですね。この情報化の世の中こんなのんびりして無くても良さそうですが、本当に残念ですね。