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髙橋建築

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新住協。様々な団体の勉強会を渡り歩く。
私は、様々な団体の勉強会に顔を出します。 価値がありそうな様々な団体に所属しテーマや講師の先生で選び勉強会に出ています。 勉強会は基本最前列の中央の席。プロジェクターの熱で暑いときも多いですし、先生も私の反応を見ながら講義を進めてくれます。 メチャクチャお得です。 その後の懇親会も先生の隣か正面をゲットします。 秩父なので帰りの電車の都合などもあり参加できないこともありますができるだけ参加します。セミナーで話せなかったことや裏話なども聞けるからです。 今日は新住協の鎌田先生と群馬の新井さん。 こっちに来て一緒に写真を撮ろうと鎌田先生に言っていただき記念に一枚(笑) 鎌田先生は 高気密高断熱を広めた第一人者です。新井さんは関東での高気密高断熱の先駆者です。 私は、勉強できればどこにでも行ってしまうタイプです。 これまでも様々な団体に所属し勉強会などに出席していましたが、現在は絞られてきています。 過去には スパイだと思われクビにされたところもありました。その団体は最初からさほどのレベルではないと思っていたので、ちょうど良かったです。そのほかも脱退下団体もあります。情報がないとわかるとすぐ見切りを付けてしまいます。 今日の団体の新住協さんは パッシブハウスのように極めている感じではないですが、とても技術を大事にしていて、新しい納まりやコストダウンの面で勉強になるところがあります。 いくらでもお金をかけてもいいから最高の技術で作るのが良いという団体だと、最先端の技術では勉強になるのですが,実践で使うのは難しいです。多くの人の家を作っていくには無理があります。お金持ちのためだけの技術になってしまいます。その点、この団体の勉強会は実践的ですのでとても役に立つのです。 今日も、テーマがとても実践に役に立ちそうなので参加しました。「100年後にも通用するエコハウスを考える」というテーマでした。 内容の一部をご紹介します。 壁の付加断熱の仕様による熱貫流率の違いです。 グラスウール断熱一押しの鎌田先生もいよいよ性能を上げるためネオマ採用やむなしというところが解ります。 簡素化された標準構法によりコストダウンをしていきます。 地域によって暖房負荷がだいぶ違うことが解ります。わかりやすく灯油消費量換算での比較です。   筑波の建築研究所のLCCM住宅の内容の説明です。あまり良いと言えません。その住宅を改良した場合のシミュレーション結果です。     日本でパッシブハウスレベルの住宅を目指すべきかの考察です。北海道などの地域ではパッシブハウスレベルの住宅建築は困難で現実性がないけど 関東以南では割と簡単に作れるのではないかと考えられます。当社も基本的に全棟そのレベルにしています。 省エネルギー住宅のカテゴリー分けです。ZEHやLCCMは太陽光発電を載せた量で決まるため建物の内容はたいしたことなくても実現できます。建築の性能としては全く意味のない規格です。 建築研究所の一次エネルギー計算WEBプログラムがあまりにもお粗末だという話。私は目安として使うには良い方法だと思いますけど鎌田先生からすると役に立たないと言っていました。確かにPHPP Qpex等のプログラムと比較すると いい加減だとは思いますが、一般的に多くの人が使うには仕方ないのかなと思います。
長期優良住宅制度のご存じですか?

住宅の建て替えの年数は30年と言われています。

住宅は皆さんの財産です。

高価な買い物ですからわずか30年で壊れたら困りますね。

国民が貧乏になってしまいます。

長持ちする住宅を作らなくてはなりません。

そこで作られた制度が長期優良住宅です。

国の定めた様々な基準をクリアーするとこの認定が受けられます。

様々な認定の基準があります。

耐久性や耐震性。省エネ性能などです。

これらをクリアーする長持ちする住宅には特典もあります。

今日、秩父市役所に申請に行って来ました。

今年度の現在の申し込みが12件。

当社が3分の1の4件です。

他の住宅会社さんはどうしたのでしょうね。(笑)

こんな言い訳する住宅会社は選ばない方がいいですよ。

当社は長期優良住宅の仕様なのですが手続きにお金がかかるので認定までとってません。

長期優良住宅をとると定期検査でお金がかかったりメンテナンスでお金がかかりますよ。

当社は長期優良住宅以上の住宅を作っているので認定基準に会わないのです

認定に時間がかかるので損ですよ。(確かに秩父市役所は遅い(笑))

色々な言い訳があります。(笑)

それでも、認定は絶対とるべきです。

細かい規定をクリアーさせることで長持ちしますし、構造の計算なども第三者機関が厳しくチェックしてくれます。チェックされていない構造計算書信用できますか?

近年、1棟1棟、構造計算しています。省エネ計算しています。と言い始めている工務店さんが増えてますがチェックされていない計算書大丈夫ですかね。

私が秩父で現場を見るとアウトな建物見ますので皆さん注意してくださいね。

最低、長期優良住宅認定を取って貰ってください。

本当に最低クリアーしなくてはならない必要な基準ですので。

エアコン 全館空調 YUCACO

快適な室内空間を作るために 住宅でも全館空調が行われるようになってきました。

その一例のシステムとして YUCACO というシステムをご紹介いたします。

このシステムの仕組みを開発された坂本先生に直接お聞きする機会に恵まれました。

エアコン室に5.6kWのエアコンです。お家は約40坪 UA=0.4位 暖かい姫路市なので この断熱なら 暖房はオーバースペック
冷房負荷で決まっているものと思われます。

このW=1820 D500 H1000位の 箱の中で 冬は26度 夏は22度運転です。

この下に各部屋に送風するためのチャンバー室があります。

そこに 弱運転で100m3の送風ファンが14台あります。 DCモーターの5Wのファンです。 半分はダクトで二階の各居室に送風しています。

下の半分の送風ファンは一階の床下にまとめて送風しています。

このファンが欲しいです。

1Fの各居室の床のガラリからキッチンやリビングなどに エアコンの風を出します。

二階の居室には役100m3の空気が送られてきていますから 入り口のドアを閉めていると 空気の出口が足りません。
出るところを作らなくてはなりません。

各部屋からダクトで廊下に送ります。

この仕組みならエアコンで除湿が促進され さらさらになった空気が各部屋に送られ気持ちよさそうですね。

エアコンは一台で済むわけですから、これからの設備コストは安く済みます。

ランニングの電気代は エアコンが少し大きいので あまり負荷のかからない時間帯や 季節には少し多めにかかると思います。

小さなエアコンを効率よく動かした方が効率が良いですね。でもピークの負荷の時のことを考えるとこの大きさが必要です。

猛暑の時や大勢のお友達などが訪れ内部発熱が急激に増えたときなどですね。お子様付けの家族が2組来て焼き肉パーディ子供が大騒ぎこんなありそうなシュチュエーション時に負荷が間に合いません(笑)

全館空調を一台のエアコンで行おうとするとどうしてもこの問題に行き着きます。 負荷が小さいときは小さなエアコンを動かし負荷が大きくなったときにはさらに大きめなエアコンで対処するというような方法の方がランニングコストが下がります。

エアコンが壊れたときも困ります。壊れるのはだいたい使い始めかすごくたくさん使っているときです。そのときは他の家庭でも同じ状況ですから修理が多発します。メーカーも修理対応で大忙しとなりなかなか来てくれません。

今年の夏の猛暑時には、修理がなかなか来ないでエアコンが使えずお年寄りが亡くなる事件が起きました。修理に数週間かかることも有ります。

その様なことを考えると 一台だけで冷房するのはとてもリスクがあります。バックアップ用にどこかにエアコンを付けておくべきですね。それが効果的に負荷が急激にあがったときのための補助エアコンとして機能すれば一石二鳥です。当社ではこのようなことも考えエアコンを二台で運転させるわけです。

このシステムはダクトもたくさん使います。ダクトの設備費、清掃性、点検性など考えるとちょっと面倒です。

住宅ですからもう少しシンプルにしても良いのでは無いかと思いました。

換気システムは パナソニックの全熱交換換気扇

廊下に集中してSA(給気)してエアコンに取り込み各部屋に送風廊下に戻りトイレなどのダーティーゾーンからRA(排気)です。
疑問はエアコンが動かないときにチャンバー室のファンをとめると居室の空気が動かないこと。
エアコン稼働時でも廊下→居室→廊下→トイレと廊下で混じること SAの位置をうまく取ることでこれはそれほど問題にならないかもしれません。

工事費は100万円ちょっとかかるとのことですが この手のシステムだとおとても安く とてもうまくできています。

同じようなシステムでZ空調というのがありますがこのシステムのほうが安くよりいいかなと思います。

坂本先生と居酒屋で焼酎です。(笑)当社のシステムの話も聞いていただきました。

 

太陽光発電 蓄電池 どうなっていく?

九州電力で出力制御があったり FIT(固定買い取り制度)後のことなど 太陽光発電 蓄電池について マスコミでおもしろおかしくネガティブな情報を流しているので 皆さんに正確な世界の情報をお伝えしたくて 数年前のデンマークの情報をお伝えします。 これを見るとヨーロッパの電力の進化の報道に日本のマスコミは情報源としては役に立っていないことが解ると思います。

 

将来はこんな感じです。数年前の投稿ですがヨーロッパではずでにこのようになっています。というかなりつつあります。電気も蓄電池と太陽光のある家庭では使い放題プランなども出ています。たとえば自分の電気自動車でスーパーに買い物に行きそこで充電したとしてもあたかも自分の家の太陽光発電で作った電気で充電したというようなことになります。
電気の出し入れを需要供給に合わせてコントロールして電気代が安いときには自宅の蓄電池に貯めて、電気の需要が多く電気代が高くなった時に蓄電池から放出し売ってもうける。ということが可能となり、家庭用の蓄電池太陽光に大きな期待が寄せられています。
電気の需給バランスに応じて発電量をコントロールするには、原子力発電、水力発電は全く向きませんし、火力発電なども時間がかかります。
もちろん,太陽光発電や風力発電も全くだめですが、家庭用の太陽光発電の場合蓄電池との組み合わせで一番コントロールができます。
そのため ヨーロッパでは家庭用太陽光発電や蓄電池の組み合わせに大きな期待が寄せられているのです。
日本では、情報不足で皆さん何も知らされていません。
マスコミも中途半端な情報で危機感をあおったり、おもしろおかしく伝えることがメインなので全く役に立ちません。
先日も、その手の情報に詳しい人がコメンテーターとして出演していましたが話を切り取られ全く違う内容で伝えられていました。
恐ろしい国です。
もしかすると、東京電力などの既得権益を守るため 日本ではあまり進んでいかないかもしれませんが 、環境問題をクリアにするためには、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを増やして行くにはこの技術が必要です。
皆でがんばらないと 世界でとても遅れた国となってしまいます。
もちろん 中国や韓国でもこの技術を積極的に取り入れる方向で進んでいます。
日本国民だけだまされています。(笑)

日本エコハウス大賞2018

日本エコハウス大賞の授賞式に行ってきました。

当社は東京大学の前真之先生の審査員特別賞をいただきました。

温熱性能とその工夫をとても評価いただきました。

大賞は飯塚さん。

グランドピアノを中心としたかっこいい室内空間でした。無理なデザインはなくとても洗練されたものでした。温熱重視では無い感じですが一定以上はクリアしてます。

仲間の丸山さんは都内の狭小住宅でチャレンジしています。

惜しくも大賞は逃しましたが、狭い敷地をとても上手に生かした設計でした。

飯塚さんのプレゼンが旨かったかな?

来年もこのコンテストは。行われるようです。

このコンテストに出すのは日本の強者ばかりなので、ちょっと勇気が要りますが、来年も出せるように一棟一棟きちんと作りたいと思います。

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