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お知らせ,環境・エネルギー,設計 デザイン

世界基準の快適さをその手に。PHPPセミナーで講師を務めて数年になります

こんにちは!高橋建築株式会社、代表の高橋慎吾です。

普段は家づくりを通して、皆さまの住まいがより快適で、健康的で、そしてエネルギーを無駄にしないものになるよう取り組んでいます。

今日は、これからの家づくりにおいて欠かせない「パッシブハウス」と、その設計に不可欠な計算プログラム「PHPP」についてお伝えします。

私自身、この世界基準の設計手法を広めるため、PHPPセミナーの講師として登壇して数年が経ちました。多くの設計者や工務店の方々と共に、学びを深めてきた経験を今回も皆さまへお届けしたいと思っています。

なぜ、今「PHPP」を学ぶ必要があるのでしょうか?

家を建てる際、「断熱材をこれくらい入れて…」「窓はこうして…」と、感覚や経験だけで決めてしまっていませんか?

もちろん経験も大切ですが、それだけでは「住んでみたら思っていたより寒い」「夏場にエアコンが効きにくい」といったギャップが生まれてしまうことがあります。

PHPP(Passive House Planning Package)は、建物のエネルギー消費量や室内環境を、精密に予測・計算するための世界共通のプログラムです。

簡単に言えば、「この家がどれくらい省エネで、どれくらい快適か」を、建てる前に正確にシミュレーションできる魔法のツールなのです。

私の願い:計算を通じて「冷える(冴える)」体験を

今回のセミナーで、受講される皆さんにはぜひ「冷える」という感覚を掴んでいただきたいと思っています。

……あ、もちろん「寒くて凍える」という意味ではありませんよ!

・物理法則に基づいた、賢い設計ができるようになること ・計算を通じて、建物の性能が見通せるようになること

数字や理論がクリアに見えてくると、設計者としての頭の中がスッキリと「冷(冴)える」瞬間が訪れます。この感覚こそが、世界基準の快適な住まいを実現するための第一歩なのです。

数年の講師経験の中で確信しているのは、この計算力を身につけることで、家づくりの質が劇的に変わるということです。私の経験を総動員して、皆さんの学びが深まるよう全力でサポートさせていただきます。

ご興味のある方は、ぜひ以下の詳細ページもご覧ください。

【セミナー詳細・お申し込みはこちら】 https://passivehouse-japan.org/training/archive/21268/

皆さまの家づくりが、より良い未来につながることを願っています。 今後とも、高橋建築株式会社をよろしくお願いいたします。

→ お問い合わせ・資料請求はこちら

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

メディア掲載・受賞,耐久性・災害対策

性能も長持ち!

こんにちは。高橋建築株式会社の代表、高橋です。 私は一級建築士として、そして「パッシブハウス」の設計・コンサルティングを行う専門家として、日々「本当に心地よい家とは何か」を追求しています。

皆さんは、家を建てた後の「15年後」を想像したことがありますか? 一般的には「あちこちガタがくる頃」「光熱費が上がっていく時期」と思われるかもしれません。

しかし、私たちが手掛ける家は違います。

15年前の情熱が、今も「快適さ」として続いている証

先日、私が設計・施工を担当した住宅が、建材メーカーの特集記事に取り上げられました。
「森みわ」さんの指導のもと、私が初めて作ったパッシブハウスです。

▼その記事がこちらです [15年経っても変わらない性能。高橋建築の事例紹介(メーカーサイトへ)]
https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/insulation/case-study/case01.html

この記事で紹介されている家は、実は15年前に建てられたものです。 取材に立ち会って改めて感じたのは、「パッシブハウスの基準で建てた家は、時間が経っても資産価値も住み心地も色褪せない」ということでした。

パッシブハウスデザイナーとして伝えたいこと

私は「PHI公認パッシブハウスデザイナー」および「PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント」という、世界基準の省エネ住宅に関する資格を持っています。

なんだか難しい肩書きに見えるかもしれませんが、私がやっていることはシンプルです。

  • 魔法瓶のような断熱性能: 冬の暖房、夏の冷房を最小限にする。
  • 計算し尽くされた設計: 太陽の光をどう取り込み、どう遮るかをシミュレーションする。
  • 健康を守る空気: 24時間、常に新鮮で心地よい空気が流れる仕組みを作る。

これらを突き詰めると、15年経っても「冬に裸足で過ごせる」「結露しない」「光熱費を気にせず快適に暮らせる」家が実現します。

断熱材の性能も、徐々に悪くなります。しかし性能低下がほとんどないのが「ネオマフォーム」。
末永く安心して済んでほしい。
断熱材選び1つからこだわり抜いています。
ネオマフォームは25年経ってもほとんど性能が落ちないことがわかっています。

「100年先まで愛される家」を、ここから。

家づくりは、建てて終わりではありません。 15年、30年、そして次の世代へと住み継いでいくものです。

専門的な知見(パッシブハウスの理論)と、地元の工務店としての丁寧な手仕事を掛け合わせ、皆様に「この家に決めてよかった」と言っていただける住まいをご提案します。

「パッシブハウスって、普通の高気密高断熱と何が違うの?」 「15年後のメンテナンスはどうなるの?」

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

高橋建築株式会社代表取締役 高橋 慎吾

  • 一級建築士
  • PHI公認パッシブハウスデザイナー
  • PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント

[お問い合わせはこちらから]

日記・想い,耐震・構造

安全な家造りを!

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。

一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、日頃から「快適で、何より安全な家づくり」を追求しています。

今日は、これから家を建てる方にぜひ知っておいていただきたい「地震と住まいの性能」に関する大切なお話です。先日、国土交通省から「令和6年能登半島地震」における建物の被害分析について、非常に重要なデータが発表されました。

2000年以降の家でも「3割」に被害が?

まずは、こちらのグラフをご覧ください。

この調査は、特に被害の大きかった石川県輪島市や珠洲市などで行われたものです。 注目すべきは、現在の建築基準(2000年基準)を満たして建てられた比較的新しい木造住宅でも、約3割以上が何らかの被害を受けているという点です。

出典:新建ハウジングhttps://www.s-housing.jp/archives/406525

「新しい家だから大丈夫」と思っていた方にとっては、少しショッキングな数字かもしれません。中には倒壊や大破してしまったケースも報告されています。

「耐震等級3」の圧倒的な安心感

しかし、その一方で明るい兆しも見えています。 グラフの右側、「耐震等級2以上」や「長期優良住宅」の認定を受けている住宅に注目してください。

なんと、9割以上が無被害でした! さらに、倒壊や大破といった大きな被害は一棟も確認されていません。

出典:新建ハウジングhttps://www.s-housing.jp/archives/406525

この結果からも、国が定めた基準(耐震等級1)をクリアするだけでなく、さらに一歩進んだ性能を確保することが、どれほど地震被害の軽減に直結するかが分かります。

高橋建築が「耐震等級3」を基本にする理由

私たち高橋建築では、お客様の大切な資産と命を守るため、「耐震等級3(最高等級)」での設計を基本としています。

今回の調査結果を見ても、耐震等級を高く設定しておくことは、単なる数字の問題ではなく、地震が起きた後も「そのまま住み続けられるかどうか」の大きな分かれ道になるのです。

「インスタ映え」と「構造の安全」の両立について

最近、お客様から「インスタで見つけたこの間取りにしたい!」というご相談をよくいただきます。開放感のある大きな吹き抜けや、仕切りのない広いリビングなど、どれも素敵ですよね。

ただ、ここで一つ、建築士としてお伝えしたいことがあります。 SNSで見かける魅力的な間取りの中には、残念ながら「構造(強さ)」を無視してしまっているケースも少なくありません。

柱を抜きたい、壁を減らしたい……。 そのご要望をそのまま形にしてしまうと、せっかくの「耐震等級3」が維持できなくなってしまうことがあるのです。

家づくりにおいて、デザイン(間取り)と構造(強さ)は、車の両輪のようなもの。 どちらかが欠けてもいけません。

私たちは、お客様が理想とする「憧れの暮らし」を大切にしながらも、プロとして「地震に負けない骨組み」を責任を持ってご提案します。

「この間取りだと地震の時は大丈夫かな?」 そんな不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。 デザインも、暖かさも、そして何より「強さ」も。すべてを叶える家づくりを一緒に考えていきましょう!


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

設備・空調

エコキュートは370Lで十分!パッシブハウス設計者が教える「給湯器の効率」と「無駄のないサイズ選び」
高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。一級建築士として、そしてパッシブハウスデザイナーとして、日々「本当に豊かで無駄のない住まい」を追求しています。
家づくりにおいて、間取りやデザインと同じくらい大切なのが「給湯器選び」です。実は家庭で消費されるエネルギーの約3割は「給湯」が占めています。ここをどう選ぶかで、将来の光熱費と地球への負荷が大きく変わります。
今日は、プロの視点から「給湯器の真の効率」と、よくある「タンク容量の誤解」について、深掘りしてお話しします。

1. 給湯器の「効率」を燃料別に比較してみる

まずは、世の中にある給湯器がどれくらい効率的なのかを見てみましょう。
エコキュート 電気 300% 〜 400%
大気の熱を利用するヒートポンプ式
エコジョーズ ガス 約95%
排気熱を再利用する高効率ガス給湯器
エコフィール 灯油 約95%
排気熱を再利用する高効率石油給湯器
従来型給湯器 ガス・灯油 約80% 〜 83%
標準的な燃焼式の給湯器
電気温水器 電気 約90%
ヒーターでお湯を沸かすタイプ
ここで驚くのがエコキュートの「300%〜400%」という数字です。「100%を超えるなんて怪しい!」と思われるかもしれませんが、これには理由があります。
エコキュートは電気を直接「熱」に変えるのではなく、「空気中の熱をかき集めるための動力」として電気を使います。1の電気を使って、空気から2〜3の熱を拾ってくる。だから合計で3〜4の熱が手に入る、というわけです。

2. 「PEF(一次エネルギー換算)」というプロの視点

一級建築士やパッシブハウスデザイナーが設計する際、必ず考えるのが「PEF(一次エネルギー換算係数)」という指標です。
これは「家で使うエネルギー」だけでなく、「発電所などで燃料を燃やした段階まで遡って、地球全体の資源をどれだけ使ったか」を考えるものです。電気は発電所での燃焼や送電ロスがあるため、1の電気を届けるのに約2.7倍の燃料(一次エネルギー)が必要です。
「じゃあ電気は効率が悪いの?」と思われがちですが、ここでエコキュートの凄さが際立ちます。
電気温水器(ヒーター式): 一次エネルギー効率 約33%
ガス(エコジョーズ): 一次エネルギー効率 約86%
エコキュート: 一次エネルギー効率 約133%
発電所でのロスを差し引いても、空気の熱を利用するエコキュートは、化石燃料をそのまま燃やすよりも効率が良いのです。これこそが、脱炭素時代に私たちが自信を持ってエコキュートをお勧めする理由です。

3. なぜ370Lで十分なのか?「大は小を兼ねる」の罠

さて、本題です。エコキュートを選ぶ際、多くの方が「370Lか460Lか」で悩みます。そして多くの場合、業者は「安心だから460Lにしましょう」と勧めます。
しかし、私はあえて言います。「高性能な家なら、370Lで十分すぎるほど足ります」
その理由は、計算すれば明らかです。
エコキュートのタンクには90℃の熱湯が入っています。これをお風呂で使う40℃に水で薄めて使うと、どれくらいの量になるでしょうか?(冬場の水温10℃を想定)
370L × (90℃ – 10℃) ÷ (40℃ – 10℃) = 約986L
なんと、40℃のお湯が約1,000リットルも作れる計算になります。
一般的な4人家族の1日の使用量は約600L程度。実は、7人家族であっても370Lのタンクで十分にまかなえるのです。

4. 高橋建築の家が「370L」を使いこなせる3つの理由

なぜ、当社のお客様は7人家族でも370Lで満足されているのか。それは「家そのもの」が給湯を助けているからです。
① 「基礎断熱」で配管が冷えない
当社の家は基礎断熱を採用しているため、床下空間も室内と同じくらい暖かいです。給湯配管が冷たい外気にさらされないため、蛇口に届くまでの熱ロスが最小限。ムダな「捨て水」も減ります。
② 浴室と浴槽の「超断熱」
高性能な断熱浴槽は、4時間経っても温度低下がわずかです。「追い焚き」はタンクの熱を激しく消費しますが、そもそもお湯が冷めにくい家なら、追い焚きの回数が劇的に減り、タンクの熱が守られます。
③ 「体感温度」が高いから低設定でOK
断熱性能が高い家は、壁や床からの放射温度が高いのが特徴です。冬でも浴室自体が暖かいので、42℃の熱いお湯でなくても、38〜40℃のぬるめのお湯で十分に「温かい!」と感じることができます。この「設定温度の低さ」が、お湯の使用量をぐっと抑えてくれるのです。

AI画像文字化けすみません。

5. 「小さなタンク」こそが真の省エネ

「安心のために大きなタンクを」と思われるかもしれません。しかし、エコキュートはあらかじめお湯を作って貯めておく設備です。
タンクが大きくなればなるほど、表面積が増え、そこから逃げていく熱(放熱ロス)も大きくなります。
例えるなら、「毎日1Lしかお茶を飲まないのに、5Lの特大魔法瓶にお湯を沸かし続けている」ような状態です。これは非常にもったいないですよね。
「小さなタンクで、無駄なく賢く暮らす」
たまに来客があってお湯がたくさん必要な時は、その時だけ「沸き増し」をすればいいだけです。今のエコキュートはスマホアプリからも操作できます。年に数回あるかないかのイベントのために、365日ずっと大きなタンクで熱を逃がし続けるのは、合理的ではありません。

まとめ:住まいの性能が「設備」をコンパクトにする
家そのものの断熱性能が高ければ、過剰な設備は必要ありません。
「設備を大きくして解決する」のではなく、「家の性能で設備の負荷を減らす」
これこそが、パッシブハウスデザイナーとして私が辿り着いた、最も効率的で心地よい住まいのカタチです。
「自分の家族構成ならどっちがいい?」「今のプランで大丈夫?」
そんな疑問があれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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高橋建築株式会社
代表取締役 高橋 慎吾
(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

換気・空気,見学会・相談会・イベント情報,間取り

【いよいよ見学会初日!】パッシブハウスの知恵が詰まった「家事ラク&開放感」の見どころ紹介

こんにちは!高橋建築の高橋です。

いよいよ本日から完成見学会がスタートします! 一級建築士として、そしてパッシブハウスデザイナーとしてのこだわりをギュッと詰め込んだお家が完成しました。

「専門的な話は難しそう…」と思われるかもしれませんが、実はパッシブハウスの考え方は「いかに毎日をストレスなく、心地よく過ごすか」という、とっても身近なものなんです。

今日は、見学会に来られない方のためにも、特におすすめのポイントを写真と一緒にご紹介しますね!


1. 毎日の家事が楽しくなる「洗面脱衣ランドリースペース」

まずは、共働きのご家庭や子育て世代にぜひ見ていただきたいこのスペース。

  • 大容量の棚: 下着やタオルはもちろん、洗剤の買い置きもたっぷり収納できます。
  • 大きなシンク: 泥汚れの予洗いや、頑固な汚れの「つけ置き洗い」にも大活躍!
  • 便利なカウンター: アイロン台として使ったり、洗濯物を畳んだり。座って作業もできる高さです。

ここで一つ、気になるポイントがありませんか? 写真の右上に「エアコン」が見えますよね。

「えっ、脱衣所にエアコン?」と思われるかもしれませんが、実はこれこそがヒートショックを防ぎ、家中を一定の温度に保つパッシブハウスの工夫の一つなんです。なぜここにあるのか、その秘密はぜひ会場で直接聞いてみてください!


2. キッチンからの眺めは、家族の笑顔が見える特等席

次は、キッチンに立った時の視界です。

キッチンからは、リビングでくつろぐ家族の様子がひと目で分かります。

  • 吹き抜け×スキップフロアー: 縦の空間を活かした「スキップフロアー」がつながり、どこにいても家族の気配を感じられる設計です。
  • 開放感たっぷりの大きな窓: 外の景色を楽しみながらお料理ができます(今日は日差しが強かったのでカーテンを閉めていますが、開けた時の開放感は抜群ですよ!)。

木のぬくもりに包まれながら、自然の光と風を感じる。 そんな、数値だけでは測れない「心地よさ」を大切に設計しました。


本日からの見学会、皆様にお会いできるのを楽しみにしています! 家づくりの小さなお悩みから、専門的な省エネ性能の話まで、何でも気軽にご相談くださいね。


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高橋建築株式会社代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

断熱・気密

氷点下5度でも「無暖房」!?驚きの実測データから見えるパッシブハウスレベルの真価

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋です。

私は一級建築士として、そしてPHI公認パッシブハウスデザイナー、PHIUS公認パッシブハウスコンサルタントとして、日々「本当に快適な住まいとは何か」を追求しています。

今日は、現在実際にお住まいいただいている「M様邸」から届いた、驚くべきデータをご紹介します。 「高性能な家」が、冬の暮らしをどれだけ自由にするのか。グラフと一緒に紐解いていきましょう!
ちなみに当社の標準仕様です。特別な仕様ではありません。


■ 氷点下でもエアコンいらず?驚きの実測データ

まずは、こちらの温度グラフをご覧ください。

注目していただきたいのは、1月21日(日)からの数日間。 朝方の外気温はマイナス5度を下回る、震えるような厳しい寒さとなっています。

ところが、室温のカーブを見てください。外の寒さに連動してゆるやかに動いていますが、極端な落ち込みがありません。

実はこの間、暖房器具を全く使っていないのです。(プロが見ると暖房を使っているかすぐわかります。)

室温が18度を切る時間帯もありますが、オーナー様は「無暖房チャレンジ」をゲームのように楽しまれながら、軽やかに冬を過ごされています。


■ 「18度」なのに寒くない。その秘密は「壁の温度」にあり

「室温18度って、ちょっと寒いんじゃない?」と思われるかもしれません。 でも、パッシブハウス基準の家には、数値以上の「体感の暖かさ」があります。

  • 家全体が魔法瓶の状態 断熱性能が極めて高いため、空気だけでなく壁・床・天井の表面温度もほぼ18度に保たれています。
  • 「冷輻射(れいふくしゃ)」がない 普通のお家だと、外に熱が逃げて壁や床が10度くらいまで冷え切ってしまうことがあります。そうなると、空気は暖かくても、体から壁に熱を奪われてゾクゾクと感じるのです。

M様邸の18度は、例えるなら「穏やかな春の陽気」の中にいるような感覚。 「ポカポカ温かい」とまでは言いませんが、「あまり寒さを感じない」という、不思議で快適な空間が実現しているんです。


■ 快適さを支える「湿度」のコントロール

次に、湿度のデータ(青い線)を重ねてみましょう。 冬の乾燥や、逆に結露の原因となる湿気は、家づくりの大敵です。 グラフを見ると、室内湿度は常に40〜50%という理想的な数値をキープしています。

💡 ちょっと専門的なお話:ダンプネスに注意!

湿度が高くなりすぎると、カビやダニが発生しやすくなる「ダンプネス(湿潤)」という状態になり、住む人の健康に悪影響を及ぼします。 M様邸では、お家の高い性能とオーナー様の「上手な暮らし方」によって、このリスクを完璧に回避されています。


■ 最後に:家づくりの「答え」は性能にある

一級建築士、そしてパッシブハウスデザイナーとして多くの家を設計してきましたが、このように「太陽の光」と「建物の器」だけで冬を乗り切れる性能には、改めて感動を覚えます。

エアコンをガンガン回して無理やり暖めるのではなく、「そもそも熱が逃げない家」を作ること。 それが、住む人の健康を守り、家計にも地球にも優しい暮らしの「答え」だと確信しています。

M様、素敵な暮らしのデータを共有していただき、本当にありがとうございました!


「自分の家ならどうなるの?」と気になった方へ

パッシブハウスの仕組みや、光熱費を極限まで抑えた快適な住まいづくりについて、もっと詳しく知りたい方はぜひお気軽にご相談ください。 専門的な視点から、あなたのご家族にぴったりの「心地よい暮らし」をご提案します。

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高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

換気・空気

こんにちは。高橋建築株式会社の高橋です。

一級建築士、そしてパッシブハウスジャパンの理事として、日々「本当に健康を守れる家」を追求しています。

今日は、私たちが昨年お引き渡しした住宅で測定した、ある「驚きのデータ」をもとに、日本の空気環境の現実と、私たちが提案する「空気の質」についてお話しします。

日本の「環境基準」は、世界から取り残されている?

皆さんは、ニュースで聞く「PM2.5」の基準値を意識したことはありますか?

実は、日本の環境省が定めている基準(1日平均 35μg/㎥)は、世界保健機関(WHO)が健康を守るために推奨する最新基準(1日平均15μg/㎥)に比べて、倍以上も「甘い」のが現実です。

さらにWHOは、長期的な健康リスクを避けるために**「1年間の平均を5μg/㎥ 以下にすべき」という極めて厳しい指針を出しています。 これに対し、日本では大気汚染や黄砂の影響で、時に「外出自粛」が推奨されるレベル(70μg/㎥)まで汚染される日が現実に起きているのです。

「目に見えない微粒子」が引き起こす、本当の恐怖

PM2.5は、髪の毛の太さの30分の1以下という、気が遠くなるほど小さな粒子です。

これほど小さいと、鼻や喉のフィルターを通り抜け、肺の奥深くまで入り込み、さらには血管を通じて全身に回ります。

  • 喘息やアレルギーの悪化
  • 心筋梗塞や脳卒中のリスク上昇
  • 肺がんのリスク増加

「外の空気を吸うこと」が、知らず知らずのうちに健康を蝕むリスクになっている……。大気汚染が進む現代において、家は単なる寝床ではなく、「家族の命を守るシェルター」でなければなりません。

驚愕のデータ:わが社の住宅は、世界基準のさらに「半分以下」

そんな厳しい環境に対し、私たちが造る住宅の中はどうなっているのか?

独自のエアーハンドリングユニット(空気清浄機エアコン)を搭載した住宅の、実測データをご覧ください。

  • WHOの最厳格な基準(年平均):5μg/㎥ 以下
  • わが社の住宅の平均値:1~3μg/㎥ 前後

見てください。グラフの黒い線(平均値)は、WHOが理想とする「5」という数値のさらに半分以下、ほぼ「ゼロ」に近い状態を維持しています。

「平均濃度(黒い線)」を見ると、ほとんどの期間で 5μg/㎥ を大きく下回り、1~3μg/㎥ 前後 で推移しています。これは、世界で最も空気がきれいな地域と同等のレベルを室内で実現していることになります。外が大気汚染で外出禁止レベルになろうとも、家の中は常に「病院の手術室」並みのクリーンな空気が保たれているのです。

「1日80円」で買える、家族の健康と安心

これほど高度な清浄システムを動かすと、電気代が心配になりますよね。

しかし、この1月のHEMSデータを確認したところ、システム全体の消費電力は、1日わずか約80円でした。
これには空気清浄ユニットばかりではなく24時間換気システムや室内あらゆるところでムラのない状態に保つ循環換気も含まれています。

缶コーヒー1本分にも満たないコストで、家中のPM2.5をほぼゼロにし、家族をアレルギーや疾患のリスクから守り抜く。これこそが、私たちがパッシブハウスの設計を通じて実現したい「真のバリアフリー」であり、プロの仕事です。

専門家としてお伝えしたいこと

「窓を開けて換気するのが一番いい」というのは、もはや過去の常識かもしれません。

一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、私はこれからも「数値で証明できる健康」を追求し続けます。

「うちの空気はどうかな?」と不安になった方は、ぜひ一度、見学会でこの「澄み切った空気」を体感してみてください。きっと、今までの家との違いに驚かれるはずです。


高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

見学会・相談会・イベント情報

また横瀬町に高性能住宅ができました。

こんにちは。高橋建築の高橋です。

日ごとに春の気配を感じる季節になりましたね。 現在、秩父郡横瀬町にて進めてまいりました新しいお住まいが、まもなく完成を迎えようとしています。

施主様のご厚意により、3月28日(土)・29日(日)の2日間、完成見学会を開催することになりました。本日は、その「プレ発表」として、一足先にこの家の見どころをご紹介します。

数字の裏側にある「本当の快適さ」を体感してほしい

今回のお住まいは、私たちプロの視点で見ても非常にスペックの高い「超高断熱」な住宅です。

数値で言うと UA値=0.20W/㎡K。 と言ってもピンとこないかもしれませんが、これは「魔法瓶」の中に住んでいるような、あるいは「冬でも家全体が薄手のシャツ一枚で過ごせる」ような、そんな圧倒的な断熱性能です。

外壁には耐久性の高いヘーベルパワーボードに加え、一部に天然木を採用しました。性能だけでなく、美しさも大切にしています。

毎日がちょっと楽しくなる、木と大空間のデザイン

ドアを開けると、そこには木をふんだんに使った心地よい香りが広がります。

一番の自慢は、このダイナミックな吹き抜けと、2層にわたってかかる木製階段。 「開放感」という言葉では足りないくらいの、伸びやかな空間が広がっています。

キッチンは人気のペニンシュラタイプ。 奥様たちの憧れ、ドイツの高級家電「Bosch(ボッシュ)」の食洗機も完備しています。家事の負担を減らし、家族との時間を増やすための工夫です。

「暮らしやすさ」は、見えないところに宿る

デザインがかっこいいのはもちろんですが、長く住む上で大切なのは「収納」と「空気」です。

  • 冷暖房・空気清浄システム: どこの部屋にいても温度差がなく、空気がいつも綺麗。
  • たっぷり収納: 「どこに何を置くか」を徹底的に考えた収納スペース。
  • 広いロフト: 7.75坪もの小屋裏収納は、季節のものや思い出の品を仕舞うのに十分すぎる広さです。

さらに、屋根には11kWの太陽光パネルを搭載。高い断熱性能と合わせることで、家計にも地球にも優しい「コスパに優れた家」を実現しました。

「家づくりのものさし」としてお使いください

私たちは、流行りのデザインだけを追うのではなく、「50年、100年先も快適で丈夫であること」を真面目に考えて家を建てています。

「もう他のハウスメーカーと打ち合わせ中だよ」という方も、ぜひ一度遊びにいらしてください。

「この断熱性能だと、空気の感じがこんなに違うんだ」 「無垢の木の階段は、足触りがこんなに優しいんだ」

そんな風に、私たちの家を「ご自身の家づくりのものさし」にして比較していただければ、一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、これほど嬉しいことはありません。


【開催概要(プレ案内)】

  • 場所: 埼玉県秩父郡横瀬町(詳細はご予約時にお伝えします)
  • 日時: 3月28日(土)・29日(日)
  • 時間: 9:00 〜 17:00

現在(3/20)建築途中でご案内内容が乏しいですが、徐々に情報を追加いたします。まずはカレンダーにチェックを入れて、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
予約申し込むフォームからご予約できます。
https://forms.gle/eEZPNpyd5TuCTKUm6

皆様にお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしております。


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋慎吾

日記・想い

皆さん、こんにちは。高橋建築の高橋です。

最近、ニュースを見るたびに「これからどうなるんだろう」と不安になるような話題が多いですね。特に今、世界情勢の影響でエネルギー価格の高騰が深刻な問題になっています。

「ガソリン代が200円を超えた」「このままだと300円、いや500円になるかも…」なんて話も耳にします。車社会の私たちにとって、これは死活問題ですよね。

でも、実は本当に怖いのは、車に使うガソリン代だけではありません。私たちの暮らしに直結する**「電気代」**にも、大きな波が押し寄せようとしています。


電気代が今の2倍、3倍になる未来?

今の世界情勢を踏まえたAIの予測データを見ると、驚くような数字が出ています。

国名現在の価格 (1kWhあたり)悲観的な場合
日本約31円100円超
ドイツ約85円200円超
イギリス約65円150円前後

現在、日本では政府の補助金などでなんとか抑えられていますが、もしエネルギーの輸入がストップするような事態になれば、電気代は今の3倍以上になる可能性があるのです。

ひと月3万円だった電気代が、もし9万円になったら……。

想像するだけで、ゾッとしますよね。

供給が途絶えると、これ以上になる予想もつかないような値段になることも考えられるそうです。


「性能の高い家」は、家族を守るシェルターになる

そんな「何が起こるかわからない」不安定な世の中だからこそ、私が一級建築士として、そしてパッシブハウスデザイナーとしてお伝えしたいことがあります。

それは、**「家の性能を上げることが、最大の生活防衛になる」**ということです。

断熱性能や気密性能を極限まで高めた「パッシブハウス」のような家は、魔法瓶のようなものです。

  • 少ないエネルギーで夏涼しく、冬暖かい
  • 外の気温に左右されにくい
  • 電気代が高騰しても、家計へのダメージを最小限に抑えられる

これからの家づくりは、単におしゃれで快適なだけでなく、**「エネルギー不足や価格高騰から家族の暮らしを守る」**という視点が不可欠です。


「安心」を買うという選択

「性能にこだわると建築費が高くなるのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これから30年、40年と住み続けるなかで、電気代を払い続けるコストを考えてみてください。エネルギー価格が上がれば上がるほど、最初に「性能」に投資した家の方が、トータルでの支出は圧倒的に安く済みます。

何より、**「外で何が起きても、この家の中にいれば光熱費を気にせず家族が笑顔で過ごせる」**という心の平穏。これこそが、これからの時代における本当の「贅沢」であり「安心」なのだと私は信じています。


最後に

不安定な世の中だからこそ、私たちは地に足をつけ、未来を見据えた家づくりをしていかなければなりません。

どんな事が起こるかわからない時代。

だからこそ、私たちは**「住むだけで安心できる、安全な家造り」**を、これからも追求し続けていきます。

皆さんも、一度「家とエネルギーの未来」について考えてみませんか?

不安なことがあれば、いつでも専門家としてアドバイスさせていただきます。

一級建築士
PHI認定パッシブハウスデザイナー 
PHIUS認定パッシブハウスコンサルタント
高橋慎吾

秩父で安心・安全な家造り 高橋建築株式会社
秩父パッシブハウス

日記・想い

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋です。

「高断熱の家は暖かい」というのは今や常識になりつつありますが、実は「暖かい」と「快適」の間には、ちょっとした魔法のような差があるのをご存知でしょうか?

今回は、一級建築士として、そしてパッシブハウスデザイナーとしての視点から、皆さんが意外と見落としがちな**「本当の心地よさ」**の正体についてお話しします。


1. 「室温22度」でも寒く感じるのはなぜ?

よく「体感温度」の計算式として、プロの間ではこんな風に言われます。

体感温度 =(室温 + 壁や天井の温度)÷ 2

例えば、エアコンの設定を22度にしていても、壁や窓がキンキンに冷えて10度しかなければ、体感温度は16度。これではコートを脱げませんよね。

だからこそ、私たちは壁や窓の断熱を徹底し、家全体を「魔法瓶」のように包み込む設計をしています。でも、実はこれだけでは**「不快感ゼロ」**には届かないのです。


2. 盲点は「足の裏」にあり!

皆さんが家の中で一番長く「直接触れている場所」はどこでしょうか? そうです、**「床」**です。

どんなに部屋の空気が暖かくても、足の裏から熱がスルスルと奪われていくと、人は「冷え」を感じ、不快感を覚えます。

「床暖房なら解決じゃないの?」という疑問

ここで多くの方が「じゃあ床暖房を入れればいいじゃない」と思われますよね。 確かに床がポカポカするのは気持ちいいものです。

しかし、床暖房で「あ、暖かい!」と実感するためには、床の温度を30度近くまで上げる必要があります。人の体温(約36度)に近い温度ですね。 ただ、最近の超省エネな高断熱住宅では、そこまでガンガン温めると逆に「暑すぎてのぼせる」「足元だけ違和感がある」という声も増えています。


3. 「熱を奪わない」という考え方

私たちが大切にしているのは、「積極的に温める」ことよりも「熱を奪わせない」ことです。

同じ温度の「鉄」と「木」を触り比べたとき、鉄のほうがヒヤッとしますよね? これは鉄が冷たいのではなく、鉄の方があなたの体温を奪うスピードが速いからなんです。

床材も全く同じです。

  • 一般的な合板フローリング: 熱が逃げやすく、ヒヤッとしやすい。
  • 無垢のフローリング(オークなど): 合板よりはマイルド。
  • 無垢の柔らかい木(スギなど): 空気をたっぷり含んでいるため、熱が逃げにくい。

「床暖房ですか?」と驚かれる理由

当社のモデルハウスや完成したお家を体験された方は、よく「これ、床暖房が入ってるんですか?」と驚かれます。

実は、床暖房は入っていません。 **「室温と同じくらいまで床の表面温度を上げること」と、「足裏から熱を奪いにくい素材(無垢材)」**を組み合わせているだけなんです。

自分の体温を自分で守る。これが一番自然で、身体に負担のない「究極のバリアフリー」だと考えています。


最後に:小さなこだわりが、一生の快適に。

「どの断熱材を使うか」も大事ですが、「どの床材を素足で踏むか」も、同じくらい豊かな暮らしには欠かせない視点です。

「寒くない」のその先にある、「空気に包まれるような、不快感のない暮らし」。 そんな住まいを、私たちはこれからも床材一つからこだわって作り続けていきます。


「本物の木の暖かさ、実際に触って確かめてみませんか?」 もし興味を持っていただけたら、ぜひ当社の見学会で「素足」の感覚を体験してみてくださいね!