当社のお隣に9月より新築住宅の工事が始まりましたので、工事の流れなど一緒にみていきましょう。
地盤が大切!!地盤がダメなら全部ダメ。
地震に強かったり長持ちするために、建物をどんなにしっかり作っても、地盤が弱かったら何もなりません。
そのまま建物が傾いてしまって、ドアの開け閉めが上手くいかなかったり、水道の水漏れなども起こりかねません。
建物をまっすぐに維持するためにはきちんとした地盤の上に作ることが重要です。
地盤がきちんとしているのか まずは地盤調査をしましょう。
信頼できる地盤調査会社を探しましょう。
注意!建築会社にだまされることもある。
ここで注意が費用です。
地盤調査は建築会社との契約後に行いますね。
地盤調査の結果によって、地盤改良の工事や杭工事が別途必要になる場合がありますと説明があります。
もちろん別費用です。
どういうことが起こる可能性があるのでしょうか?
建築会社は契約後ですので、万が一地盤が弱くても費用の負担はありません。それどころか、工事が増えるわけですから売り上げが増えるのです。
地盤の改良会社を入れると工事が増えた分、その割合で儲かります。
地盤が弱いと儲かるのです。
そうするとどういう建築会社が出てくるでしょうか?
そうです。 やたらに地盤が弱いという判定を出して地盤工事が必要と言ってくるのです。
怖いですね。
30坪くらいの家でしたら地盤工事は50万とか100万とかかかると思います。
建築主さんにとっては大金です。でも地盤工事をしないと工事が進んでいかない。
泣く泣く了承せざる追えないのです。
できることはある。自分でも確認しよう。
周辺の状況から推測することはできます。
近隣の建築工事で、くい打ちなど行われていたのか?
聞いてみるのも良いですね。
地盤調査会社が出している地盤マップなどもあります。
https://supportmap.j-shield.co.jp/#14,35.6939,139.7918
地質図なども参考になりますし、古い地図なども参考になります。
岩盤の地層とか、昔は堀だったとか解る場合もあります。
https://gbank.gsj.jp/geonavi/
それでも納得いかなかったら、セカンドオピニオン
地盤調査を自分で頼むのも手ですね。
地盤調査会社はたくさんあります。調査会社に調査を頼んでみましょう。5万円はしないと思います。
地盤の保険会社などで本当にその補強工事が必要か顕彰してくれるサービスもありますよ。
S様邸地盤調査
家が建つ位置を調査します。
調査方法
今回はスクリューウェイト貫入試験という方法です。
先端居付くドリルはこれです。
これを地面に突き刺していきます。
100KGのおもりをかけてぐりぐり回していくのです。
詳しくは下の図を見てください。
結果は?とても堅い安定した地盤
試験結果はどのポイントも良好でした。
堅いですね。
2.29mのところで進まなくなっています。家を建てるには申し分ない地盤ですね。
しかし!問題点もあります。浄化槽!!
お隣だから解っているのですが、この下は岩盤です。(笑)
浄化槽が上手く入るかが心配の種です。
浄化槽は深く掘って埋めます。
下は岩盤。浄化槽に当たらなければ良いけど。
そして岩盤の上には地下水。
地下水面が高いと浄化槽を持ち上げてしまいます。
この地域ならではの問題点です。
実際に掘ってみるしかないですね。
皆さん。 おうちを建てるときにはきちんと地盤調査をして、結果をきちんと考察しましょう。
そして建築会社にだまされないようにしましょう。