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髙橋建築

断熱・気密,耐震・構造

当社、直近の住宅の性能がどうなっているのか気になる方がいらっしゃるようなので、ちょっと公開

長期優良住宅認定なの?

もちろん 長期優良住宅認定物件です。当社ではきちんと認定取得が基本です。
自社基準、審査ではありません。
長期優良住宅相当と言うのは気をつけてください。残念ですが認定とらない会社は相当と書かなければならない理由があります。
当社ではきちんと認定を受けます。

耐震等級は?

許容応力度計算で耐震等級3です。ずっと以前から基本的に全ての住宅で耐震等級3に言われなくてしています。
等級3をクリアーさせるのは大変です。100軒以上計算をこなしている私でも上手くいかないこともありますし、思いがけない考え違いによる不整合もあります。
ですから審査機関できちんとチェックを受けることが大切なのです。
お施主様も安心ですが我々建築会社も安心です。

外皮性能、UA値は?

今回の住宅は0.20W/㎡K
ここ数年はほぼ同じ断熱仕様です。
家の形や窓の大きさなどで数値が前後します。
今年度1年は 0.19~0.25W/㎡kの範囲でした。

断熱等級は?

このソフトは現行基準なので等級5と表示されていますが等級5は0.60以下。この住宅はその等級5の3倍の性能です。
これから始まる基準だと等級7です。

HEAT20のグレードは?

G3です。
HEAT20は日本の断熱性能を引っ張っていく最先端の組織です。私もそこで学者さんやメーカーの研究員とともに活動させていただいております。
HEAT20の出版物には当社の建物の写真や、データー。構造の詳細などが事例として記載されています。
ですから、日本最高の技術で建築しているというお墨付きをいただいていると考えています。

気密性能は?

0.1c㎡/㎡です。当社ではほぼ0.2を上回るあることはありません。
日本では減圧時の試験しか行いませんが、当社では国際的なやり方で、加圧時の気密測定もします。
加圧の試験とは、室内を正圧(圧力が高い状態)にして試験する気密測定です。
玄関ドアなど外に開きますよね。そのため室内の圧力が高くなるとより空気が漏れやすいのです。
ですから加圧試験もとても重要です。
今回の住宅では加圧時でも0.1c㎡/㎡でした。


BELS性能は?

5つ星です。
これは最高等級になるのは簡単です。
67%削減です。
きちんと計算すれば、もっと大幅に良いと思いますが、工事中の設計変更で計算の手直しがあると面倒なので
設備に頼らない計算手法です。
設備のグレードは実際にはとても良いものですが、一般品で計算しています。
通風や、照明計画、給湯計画なども、施主さんの住み方にもよりますし、機器の買い換えなどもありますので
念のため、安全側計算で効率の良いもので計算していません。
それでも余裕でクリアーしてしまうので、計算手間を省いたり、将来の変更があっても安全側になる用にしています。

たいしたことない基準ですけど、この、プレートは見栄えが良いですね。
お客さんには刺さりそうです。(笑)

ZEHなの?LCCMなの?

ZEHやLCCMは子供だましの基準です。
普通の等級5レベルの住宅に ZEHなら5kW位 LCCMなら8kW位の太陽光発電をのせればクリアーできます。
当社では計算しなくてもクリアー出来ることが解っているので、打合せ時に話題のもしません。
住宅会社でZEHを売りにしているのは、とても寂しいことです。
太陽光発電の容量を気にした方が良いと思います。
226%削減とは、通常の高断熱の家で使われるエネルギーの2倍以上の発電をしていると言うことです

太陽光発電は?

17.02kWです。ちょっと多めです。当社では通常10kW以上を目指しています。
今回は屋根が大きかったので目一杯のせました。

当社は私たちが考えるBESTしか作っていません

ハウスメーカーで良くある、見せるものと作るものは別!と言うのでは決してありません。

当社ではこれが標準です。お施主様によって性能を下げることはありません。

広告だけ良いものを出して、実際に撃っているものは全く違う。
それが建築業界です。

当社では、日本有数のハイスペックな住み心地の良い住宅を、標準仕様として作っています。

コスパ最高。見積もり無料(限定)

この内容で、この価格はとてもコストパフォーマンスに優れています。
是非比べてみてください。
他社図面をお持ちいただければ、当社仕様でお見積もりいたします。
(当社での建築の可能性がある場合に限らせていただきます)


メディア掲載・受賞,日記・想い

建築の環境性能を考える団体である「環境共生住宅推進協議会」というのがあります。

この団体は、影響力のある大手メーカーが中心の団体です。

そして当社のような工務店が各県に1社づつになるよう増やしていこうとしています。

当社は埼玉県で選ばれたと言うことのようです。他にもたくさん優秀な工務店さんはおりますが当社が選ばれたと言うことは大変名誉なことですね。頑張らなくてはなりません

当社もホームページで紹介されていますので是非ご覧ください。

https://www.kkj.or.jp/contents/introduce_action/index_jco_m.html

環境に関しては、エネルギーを減らすことが特に重要です。
もちろん 緑を残すなども重要ですが、CO2排出などのことを考えると、家での消費エネルギーを減らすこと特に重要ですね。

この団体は、エネルギーを減らすと言うことも頑張ろうとしていますが、自然環境との融合のような考えを重視しているようにも感じます。
 その辺は外構計画にも大きく関わりますからお施主さんそれぞれが頑張ってほしいですね。

 それぞれの家に小さくともビオトープとかが作れると面白いと思います。
 皆さんのお知恵をかりながら増やしてみたいですね。

こんなホームページがありました。後でじっくり見てみたいと思います。


日記・想い

YKKAPさんのビルダーズコンベンションにご招待いただきました。
当社の規模の工務店は珍しく、大きな影響力のあるビルダーさんがよばれています。
ちょっと場違いな感じです。
埼玉県では数社のレベル。

どうして呼んで貰えたか確認したら、やはり超高性能住宅で業界をリードしているからとのこと。
規模じゃなくて良かった。理由があって。遠慮無く飲み食いさせて貰おう!(笑)

取締役の重役さんたちも私の席までご挨拶に来てくださり恐縮していました。
割と当社のことを知っているのでこちらがびっくり。ありがたい。

社長さんが来たので証拠写真にと一緒に写真を撮ってもらいました。ミーハーですね。
そのとき社長さんが、「髙橋さん。ちゃんとSNSに乗せてくださいよ。」とお願いされたので載せておきますね。
冗談かも知れませんが私は本気にしましたよ。(笑)

これも、当社を支持してくれた皆さんのおかげです。
私を信じてくれパッシブハウスまでたどり着かせていただきました。
本当に感謝です。

追伸
コンラッド東京」というホテルで最高の料理でした。

日記・想い,耐震・構造

耐震の説明動画ご紹介

当社ではオーナー様のLINEグループがあります。
そこであるオーナー様から良い動画を紹介していただきましたのでリンクを張っておきます。
https://youtu.be/j3A1wYBc2U0?si=kVcY6v0UcAyFytjt

佐藤先生の構造の説明は解りやすいですね。
私の構造設計の恩師ともいえる人です。

私は今までの人生で、その分野トップの人から上手く学んで来ているのがとてもラッキーです。
と言うか、実力のある本物の人を探しとその人から学ぶのが得意です。
中途半端な人から学んでも時間の無駄ですよね。
いまのYOUTUBE乱立でいい加減な人の発信を信じてしてしまっている一般のユーザーはとても気の毒ですし、われわれもそれを信じたお客様が理解し直して貰うために説明し直しが必要になるなど、とても打合せが大変になってきています。

実際に見て地震の恐ろしさを感じる

今回の地震は、まだ全貌が明らかになっていないですが、落ち着いたら社員と行っててみようと思っています。
実際の建物の壊れ方を見るのはとても勉強になります。
不謹慎と思わないでください。
設計側と作る側がきちんと地震の怖さを理解していないと、このくらいで良いだろうという感覚になってしまいがちです。
地震の恐ろしさを我々建築業者の体にしみこませることはとても大切です。
熊本も2度行きました。
能登半島、全部を見て回るわけにも行かないので、特長がでている場所に限定しなくちゃですね。

熊本地震で壊れた社寺建築

温熱設計と構造設計の融合は難しい

温熱設計と構造設計を融合させるのは、かなり難易度が高いです。
温かい省エネな家を作るには、太陽の日射熱取得のために南面に大きな開口が必要になります。そしてそこに広いリビング、温かい家になると大きな吹抜も可能になります。
南側の壁量や、水平構面がたりなくなりやすいです。
太陽光発電のパネルなども南面に載せるので片荷重になりやすいです。
その辺の理解が少ない実務者が多いですね。
ホームページやチラシなど見ても「ちょっとまずいのでは?」というのを見かけます。
今デザインを売りにしている秩父の工務店さんの悪口となるといけないですけど、佐藤先生が言うように「形になるからと何でもやって良い」という訳ではありません。

地震の怖さを施主様にも認識して貰う。

地震の怖さを施主様に十分伝えられるかはとても大切です。そこを理解して貰っていると打合せもスムーズです。
私が書く図面も初期プレゼンの間取りが一番構造がしっかりしています。
今のお客さんはインスタなどで見てそれが良いと思えば、こうしたい、あーしたいとかなりの要望が出てきます。
そして構造的に不安定になっています。
それをどうにかするのもプロとしては当然なのでなんとかつじつまを合わせようと努力します。当社の住宅はもちろん許容応力度計算で耐震等級3です。それも準耐力壁などの雑壁までは計算しないで確保しています。ですから余力がある等級3です。
でも、最近のお客さんの要望をかなえつつ構造を満足させるには本当に苦労しています。見た目や、動線を必要以上に重視しますから。インスタなどではそこしか解りませんかららね。一流の建築会社は構造もしっかりさせながらデザインも満足させますのですごいですね。
まどりのために、「どんどん構造的に不安定になっていく」施主さんがいらっしゃいます。
「あまり良くないですよ。」といっても【できないのですか?】「できなくはないですけど、・・・」
そんな流れで 無理矢理つじつま合わせの 等級3となって行ってしまいます。
つじつま合わせのなんとか等級3にした建物より、「構造的に安定したすんなり綺麗に等級3になる建物」がより安心出来ますね。
当社の建物が割とシンプルで、私がシンプルにしたがるのはその辺の理由からなのです。
シンプルな建物の中に、上手く空間の広がりやダイナミックさが表現出来ると良いですね。
シンプルな多々ものが長い目で見ても綺麗だと思っています。
お客さんを無理矢理説得するのも良くないと思うので、上手に説明しながらできるだけご要望をかなえるのは難しいです。

地震の怖さを忘れないで!

今回の地震は、被災者はとても気の毒ですけど、耐震設計が大切だと皆さんが認識してくれるきっかけになったと思います。
耐震の設計の重要性が、解って貰いながら設計出来ます。
ですが、阪神淡路や熊本の時もそうでしたが、「耐震のためなら間取りを我慢してその構造でお願いします。」と言うのも、短期間ですぐ無くななってしまうのかな。残念ですけど。
皆さんには地震の怖さを忘れないで貰いたいです。

等級3相当 "相当"の曖昧さ

等級3と言っても 等級3相当 というのは気をつけてくださいね。 ”相当”と言うのは第三者機関で審査を受けているわけではないですから。
その設計している人のスキルがどのくらいのものか?疑ってみないと。
私もずっと構造の勉強してます。それでも100%の自信は無くグレーもある。
構造塾佐藤先生からも学び、木の建築フォラムが東京大学で行っているの最先端のセミナーなども出席し続けても解らないところもあります。
素人同然のその辺の建築士、建築の免許も持っていない営業の設計。そんな人の言うことが信じられますか?
皆さんが思っている以上に工務店の構造設計のレベル差は大きいです。
ですから、きちんと第三者機関の審査を受けていないと安心出来ませんよね。
自分の身を守るには、工務店さんがなんと言おうとも、長期優良住宅など第三者機関の審査を入れた方が良いと思います。

必ず許容応力度計算の耐震等級3を目指そう!

私がいうまでもないですが、必ず許容応力度計算はして貰ってください。
今や当たり前ですね。

そして第三者機関のお墨付きを貰ってください。



断熱・気密,日記・想い

付加断熱(外断熱)の雨漏りなどのリスクのヒアリングありました。
国交省の社会資本整備審議会で、高断熱をしていくと雨漏り、内部結露などが増えるのではないかという意見を受けて、そういったことが増えないようにまずは状況を調べることが始まりました。
変なところにお金をかけますね。

まずは先日、先進的な工務店として当社がヒアリングを受け受けました。
そして、パッシブハウスジャパンのメンバーなら様々な断熱方法の人がいるのでもっと事例も有り役に立つだろうと紹介しました。

昨日のヒアリングの様子

パッシブハウスジャパンのコンサルチームです。
パッシブハウスジャパンでは会員相互に情報交換や勉強などをしてかなりレベルが高いので、もちろん雨漏りなどの事例はありません。
内部結露なども日本で行われているレベル以上のことを実践していますから、安心です。

事故は付加断熱のせいではない。

付加断熱が増えると事故が増えると勘違いしている社会資本整備審議会の委員はどなただったのか?

付加断熱が増えると困る人が、邪魔をしているのかも知れませんね。

工務店のレベルの差は本当にあります。レベルの低い工務店が、付加断熱を見よう見まねで取り組めば、事故は起こりやすいでしょう。
さすがに建築の工程は増えますし、難易度は上がります。
しかし、知識の少ない工務店は、付加断熱しなくても様々なリスクが起こりやすいです。
付加断熱が瑕疵の原因となるのではなく、レベルの低い工務店にきちんとした勉強して貰い、丁寧な施工をして貰うことがとても大切なのです。

パッシブハウスジャパンの取り組み

やはり、工務店がそれぞれレベルを上げることが重要です。

勉強が大切ですね。

パッシブハウスジャパンでは、会員のレベルアップができるよう、勉強したり、皆で助け合ったり、する仕組みが充実しています。

入門編としては 「省エネ建築診断士」セミナー すでに数千人の診断士が誕生しました。

次には「PHPP集中講座」パッシブハウスの計算を学ぶハイレベルな講座です。

「コンサル養成講座」 パッシブハウス建築をお手伝いしたり申請を出したりできるレベルになるような講座です。

そして普段は、日本全国の支部で行われる 支部主催のセミナーや現場見学会などもあります。どの支部の勉強会にも参加出来とても充実しています。

本部のセミナーや、イベントなども随時開催され情報満載で勉強出来ます。

レベル差、違いはわからりにくい。

このような勉強を積み重ねている工務店と、していない工務店の技術差は歴然としています。

しかし、違いはわかりにくいでしょう。

私の地域でも、見た目はこだわっているけど、建築の内容的には解っていない工務店が見受けられます。そういう工務店が事故を起こしてしまうのでしょうね。

そういった内容はお客さんにはわかりませんね。工務店本人にも解っていません。
構造の見学会のチラシに 「それじゃだめでしょう。」と言う写真が堂々と載ってますから。工務店も気がついていれば載せませんよね。勉強不足で間違っていることにも気がついてないのですね。

知識の無い人に説明しても理解出来ませんし、気がつくこともできませんね。解りやすい「見た目」と、わかりにくい「技術の差」。解りやすいところだけでの判断だけだと、後で後悔することになりそうです。

勉強して知っているからこそ、それがとても大切だと判断できるのです。

まとめ

付加断熱(外断熱)で事故が増えるのではない。

勉強している工務店と していない工務店では作っているものが全く違う。

工務店本人もお客様もその違いに気がつくことはできない。