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換気・空気,日記・想い

【8/8・9開催】完成現場見学会のおしらせと、我が家の「熱の逃げ道」を塞ぐ最新のこだわり

みなさん、こんにちは!
高橋建築の代表を務めております、高橋慎吾です。
一級建築士として、そして「パッシブハウス(世界基準の超省エネ住宅)」の専門家として、毎日「本当に快適で長持ちする家づくり」を追求しています。
本日 8月8日(土) と、明日 8月9日(日) の2日間、お客様のご厚意により完成現場見学会を開催しております!
まずは、普段からお付き合いのあるお客様向けのLINEグループでお送りしたご案内を、こちらにも掲載させていただきますね。


LINEでお送りしたご案内メッセージ
高橋建築も、みなさんのご紹介などをいただき、この不景気な中でも安定的に受注をいただけています。本当にありがとうございます。
なので、本来は営業目的で行う現場見学会ですが、当社では**「OBのお客様やみなさんと楽しくお話しできる機会」**くらいに考えております(笑)。
今回も美味しく召し上がっていただけるバーベキューをご用意しています! 新規のお客様にガンガン営業活動をするより、みなさんの近況を聞いたり世間話をしたりするほうが楽しいという、ちょっと変わった工務店ですが……(笑)。
ぜひ遊びに来ていただいて、お話を聞かせてくださいね!


※LINEグループはここ10年ほどのお客様を中心にご案内しているため、グループに入っていない方や、これから家づくりを検討される方に向けて、こちらにも同じ内容を掲載させていただきました。

今回のおうちの「見どころ」をちょこっとご紹介!

今回の住宅は、敷地の条件的に「太陽の光(日射熱)を取り込んで暖かくする」という効果がそこまで大きく見込めない立地でした。
そこで重要になるのが、「とにかく家の中から熱を逃がさない(エネルギーロスを徹底的に減らす)」という設計アプローチです。
高断熱な家というのは、壁や屋根、窓から逃げる熱は本当に少なくなっています。 では、どこから熱が逃げてしまうのか?
実は「換気(空気の入れ替え)」なんです。
部屋の換気
もちろん「第一種熱交換換気」を入れて、空気はきれいに保ちつつ、熱だけを逃がさない仕組みにしています。
お風呂の熱対策
ここも高橋建築独自のノウハウでバッチリ対策済みです!
最後の難敵「キッチンのレンジフード」に挑む
今までなかなか手を付けにくかったのが、「キッチンのレンジフード(換気扇)」でした。
料理中の煙を吸い出すため、レンジフードは家全体の換気システムの「2倍〜3倍」という凄まじい勢いで部屋の空気を外へ吐き出します(だいたい毎時300立方メートル以上!)。
外の空気がお部屋の空気とそのまま入れ替わらないように「同時給排」という仕組みをつけるのが一般的ですが、それでもかなりの暖かさ・涼しさが外に逃げてしまうのが悩みどころでした。
そこで今回は、久しぶりに「循環型レンジフード」を採用しました!
循環型レンジフードとは?
部屋の暖かい(涼しい)空気を外に捨てず、高性能なフィルターで油やニオイだけをろ過して、綺麗な空気にして部屋に戻す仕組みです。
これなら、せっかく快適にしたお部屋の温度を壊さずに料理ができます。
気になる方は、ぜひ「富士工業 循環型レンジフード」などで検索してみてくださいね!(※現場でも実物をご覧いただけます)
家づくりのプロとしてのこだわりはもちろん詰まっていますが、現場見学会自体はいつもの通り、アットホームでゆるやかな雰囲気です。
場所は  埼玉県秩父郡横瀬町横瀬3646 付近です。


「高橋建築の家ってどんな感じなんだろう?」と気になっている方も、ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね!

高橋建築株式会社
代表取締役 高橋 慎吾
(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

平屋,見学会・相談会・イベント情報

【見学会ご案内 第2弾】開放的なリビング・エネルギー計算の秘密・遊び心あふれる寝室をご紹介!


こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋慎吾です。
前回の見学会ご案内ブログに引き続き、今回は「見どころ満載のリビング」「パッシブハウスのエネルギー計算の裏側」、そして「豊かな自然と遊び心が詰まった寝室」についてご紹介します!
一級建築士・パッシブハウスデザイナーとしての専門的な視点も交えつつ、わかりやすくお伝えしていきますね。

1. 開放感抜群!こだわりが詰まったリビング空間

まずご紹介するのは、住まいの中心となるリビングです。
大きな窓の向こうには、広いお庭と美しい山並みが広がります。この開放感は、思わず「こんなところに住めたら素敵だな…」と羨ましくなってしまうほど!
このリビングには、工夫とこだわりがギュッと詰まっています。
特殊な床の貼り方
写真を見て「おや?」と気づいた方はいらっしゃいますでしょうか?実は、少し特殊な床の貼り方をしているんです。その仕組みや理由は……現地で実物を見ていただくと「なるほど!」とびっくりされるかもしれません!
杉厚板の造作フロートカウンター
仮置きされたソファの後ろにそっと隠れていますが、造作で仕上げた杉の厚板フロートカウンターも味わい深くとても素敵です。
木の温もりを感じる勾配天井と間接照明
板張りの勾配天井が空間に伸びやかな広がりを生み出し、柔らかな間接照明が上質な雰囲気を演出してくれます。
お施主様ご自身が施工された「珪藻土の塗り壁」
そして何より驚きなのが、このリビングの壁です。
なんと、お施主様ご自身がDIYで施工されたんです!
当社でお世話になっているプロの左官屋さんに1日しっかりとレクチャーを受け、数日かけて丁寧に仕上げられた力作。自然素材である珪藻土(けいそうど)のおかげで、室内に一歩足を踏み入れると、とても綺麗で清々しい空気をご実感いただけますよ。

2. 日当たりが心配?「パッシブハウスの計算」で冬も夏も快適に

今回の敷地は山に近いため、冬場の日当たりという点では少し不利な条件があります。ですがその分、「広くゆったりとした土地をリーズナブルに取得できた」という大きなメリットがありました。
ただ、パッシブハウスや省エネ住宅に詳しい方なら、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
「パッシブハウスって、太陽の熱を取り込むことがすごく大事だよね?」
「冬の日差しが控えめで、こんなに大きな窓と広いリビングがあって寒くないの?」
そう思われた方、とてもよく勉強されていますね!
ですが、どうぞご安心ください。
【冬の対策】日差しが少なくても大丈夫な「暖房負荷計算」
パッシブハウスの設計では、あらかじめ「日が当たらない条件」をシミュレーションに組み込み、1年間の暖房エネルギーや必要なエアコンの大きさを割り出す暖房負荷の計算を行います。
しっかりと断熱性能を高めることで、計算上は「6畳用エアコン1台」で冬の暖房が十分まかなえる仕様になっています。
【夏の対策】平屋ならではの暑さ対策も万全!
「平屋で屋根が大きいと、夏が心配…」というお声もよくいただきますが、夏の対策も一切抜かりはありません!
高断熱化
効果的な排熱計画
日射を遮る遮熱技術
これらの技術をフル活用して、快適で省エネな暮らしを実現しています。計算上は夏も6畳用エアコンで十分ですが、今回は余裕を見て、より効率の良い14畳用エアコンを1台選定しました。
ちなみにこのエアコン、壁掛けタイプですが高気密・高断熱住宅用の特殊なものです。(※大人の事情により詳しくはお伝えできませんが、気になる方は現地でこっそりお尋ねください!)
今回の見学会では快適な「夏の空間」をご体感いただけますが、「冬の温かさも試してみたいな」と思ってしまうほどの心地よさですよ。

3. 朝の目覚めが楽しみになる寝室と、大工さん渾身の仕掛け

最後にご案内するのが、毎日の疲れを癒やす寝室です。
寝室からもお庭や山並みの美しい景色が見渡せます。
朝、電動シャッターがすーっと開き、大きな窓から爽やかな光に包まれる……なんとも言えない最高の目覚めが味わえそうです。
そして、この寝室にはワクワクする仕掛けが隠されています!
びっくりする広さ!大容量の屋根裏収納


寝室からは、広々とした屋根裏収納(ロフト)へ上がることができます。
天井は低めですが、たくさん収納できる驚くほどのスペースが広がっています!「こんなに収納できるの!?」と、きっと驚かれるはずです。
遊び心が光る!大工さん手作りの階段
その屋根裏収納へと続くのが、大工さんが手作りしたこちらの階段です。
単なる階段ではなく、飾り棚や本棚も兼ねた、とってもおしゃれなデザインになっています!職人さんの技と遊び心が感じられる、世界にひとつだけの空間ですね。
ぜひ現地で「本当の快適さ」をご体感ください
写真や文章だけではお伝えしきれない「自然素材の空気感」や「温熱環境の心地よさ」、そして暮らしを楽しくする工夫の数々。ぜひ完成見学会の会場で直接ご体験ください!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。


[→ 見学会申込フォームはこちらです。]

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

見学会・相談会・イベント情報,設計 デザイン

【完成現場見学会のご案内】開放感あふれる平屋のお家|可変性のある子供部屋&こだわりの半造作キッチン

こんにちは!高橋建築株式会社の代表・高橋 慎吾です。

いよいよ本格的な夏の暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、8月8日(土)・9日(日)に開催いたします「完成現場見学会」のご案内です!

お客様のご厚意により、完成したばかりの素敵なお住まいをご覧いただける貴重な機会となっております。 今回のテーマは、ご家族の暮らしに寄り添う「開放的な間取りの平屋」。見どころがたくさんある中で、今回は特に注目していただきたい2つのポイントをピックアップしてご紹介します!

開催概要

  • 日時:8月8日(土)・8月9日(日) 9:00 〜 16:00
  • 場所:ご予約・お問い合わせいただいた方に詳細をお知らせいたします。

見どころ①:暮らしの変化に寄り添う「リビング一体型の子供部屋」

まず1つ目の見どころは、リビングと一続きになった開放的な子供部屋です。

お子様が小さいうちは、リビングと一体となった広々とした空間で、ご家族の気配を感じながらのびのびと過ごせます。

そして特徴的なのがロフトスペース! 秘密基地のようなワクワク感があり、立体的で無駄のない空間活用を行っています。 実はこのロフト、後日取り外すことができる可変設計になっています。お子様の成長や将来のライフスタイルの変化に合わせて空間を柔軟に変えられる、建築士ならではの工夫が詰まったお部屋です。

見どころ②:使い勝手とデザインを追求した「こだわりの半造作キッチン」

2つ目の見どころは、施主様のこだわりが詰まった半造作キッチンです!

毎日使う場所だからこそ、デザイン性と家事効率のどちらも妥協せずに仕上げました。

充実の収納スペース 背面のカウンター収納はもちろん、対面側にもたっぷりと収納を設けており、リビング周りの小物もすっきり片付きます。

【キッチン対応に関する大切なお知らせ】

今回ご紹介した半造作キッチンは、職人の手仕事と緻密な設計が必要となるため、非常に手間がかかる特別な仕様となっております。実物をご覧いただくと「ぜひ自分の家でも採用したい!」と思っていただける仕上がりですが、施工体制の都合上、ご対応は限定的とさせていただきます。 本当にご希望される方へ一邸一邸丁寧にお応えしていきたいため、あらかじめご了承いただけますと幸いです。

見学会で「心地よい暮らしのアイデア」を体感してみませんか?

平屋ならではの開放感や空間の使い方、こだわりの素材感など、写真だけでは伝えきれない魅力が満載です。家づくりをご検討中の方は、ぜひこの機会にご体感ください。

皆様のご来場を心よりお待ちしております!

[→ 見学会ご予約フォームはこちらです。]

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

お知らせ,平屋,見学会・相談会・イベント情報

こんにちは!高橋建築株式会社設計担当、高橋祐哉です。

今回は完成見学会のお知らせです。

現場に行くと…

外はジリジリと照りつける夏の太陽と強い湿気。でも一歩家の中に入ると、まるで深呼吸したくなるような清々しい空気に包まれます。ふわりと漂う優しい木の香りと、足元から伝わる無垢床のさらりとした触感が、一瞬で夏の暑さを忘れさせてくれました。

今回のお家は、シックで深みのある美しい色合いの外壁に、あたたかみのある木目のデッキや庇が映える素敵な平屋です。

設計士として感動した「遊び心と心地よさ」

室内に入ると、壁一面に施された自然素材の珪藻土が、やわらかく光を反射していました。珪藻土ならではのさらっとした肌触りと調湿効果で、湿気の多い夏でも空気はどこか軽やかです。

さらに目を惹くのが、木の温もりがたっぷり詰まった「2段の空間(スキップフロア)」!

階段を少しのぼったりくぐったり、まるで秘密基地のようなワクワク感がある間取りになっています。

「エアコン1台で、どうしてこんなに家全体がサラッと涼しいんだろう?」

そう実感するたび、設計の奥深さと楽しさを再発見しています。断熱性能を表す「UA値=0.19」という驚くような数値や、パッシブハウスとしての綿密な計算……詳しい理論は社長のブログに譲りますが(笑)、この圧倒的な計算とこだわりがあるからこそ、この「理屈抜きの心地よさ」が生まれているんだなと実感しました。

【夏のパッシブハウス体感】完成見学会のご案内

「真夏のパッシブハウスって、実際どれくらい快適なんだろう?」

そんな疑問をお持ちの方にこそ、ぜひこの心地よさを直接体感していただきたいです!

ご家族みんなで「住んだ後のリラックスした暮らし」を想像しながら、木の香りいっぱいの空間を歩いてみませんか?

  • 日時: 8月8日(土)・8月9日(日) 9:00 〜 17:00(最終受付 16:30)
  • 場所: 埼玉県秩父郡横瀬町(※詳細はご予約時にお伝えいたします)

現在(7/28)建築途中でご案内内容が乏しいですが、徐々に情報を追加いたします。まずはカレンダーにチェックを入れて、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

予約はこちらのフォームから

https://forms.gle/fEVa3vRH3tckL7VG7


家づくりは、数値やスペックだけでなく「そこでどんな時間を過ごすか」が何より大切だと私は思っています。皆様の理想の暮らしについて、ぜひ現場でお話をお聞かせください。

皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております!

平屋,断熱・気密,日記・想い


こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。
皆さんは「HEAT20(ヒートにじゅう)」という言葉を聞いたことはありますか? 建築業界ではとても有名な団体なのですが、一般の方なら「G2(ジーツー)」や「G3(ジースリー)」といった、『国の基準を超える、ものすごく断熱性能が高い家』の水準を作ったところ、と言えばピンとくるかもしれません。
日本の住宅の「冬寒く、夏暑い」をなくすために、最先端の occupant(居住環境)を研究している、まさに日本の家づくりを引っ張っているトップランナーの団体です。
実は、私たち高橋建築もそのメンバーの一員。今回は、そのHEAT20で行っているワクワクするような取り組みについてお話しします!

日本全国で選ばれるのは「一握りの家」だけ
HEAT20では、研究者の先生やハウスメーカー、建材メーカー、そして私たちのような地元の工務店が集まって、日々さまざまな研究をしています。
その中に「検証部会」というグループがあり、ここでは「断熱性能の違いで、実際の暮らしにどんな変化が起きるのか?」をリアルに調査しています。
地域(気候)の違いでどう変わる?
窓の付け方や、間取りの違いは?
家族構成によって室温はどう変化する?
これらを調べるために、毎年日本全国から「20〜30軒」の住宅だけを選び、実際に性能を測る調査を行っているんです。
全国に何万とある家の中から選ばれるわけですから、そのハードルは超一級品。そしてありがたいことに、「高橋建築の家は日本トップクラスの性能だから」と、ずっと以前からこの調査にお声がけいただき、お手伝いをしています!
これまでに秩父はもちろん、熊谷や本庄方面など、たくさんのOB様宅で実測データを重ねてきました。

データを取って、改善して、また進化する
私たちが提供したデータをもとに、日本の「これからの家づくりの基準」が話し合われていきます。
つまり、私たちの建てる家は「日本の家づくりの未来の指標」になるということ。だからこそ、私たちは常に最先端を走り続け、挑戦を止めてはいけないなと身が引き締まる思いです。
最先端の設計をして、家を建てる
実際に温度や湿度を「測定」する
データをHEAT20に提供し、研究者の意見をもらい、議論する。
気づいた改善点を、次の家づくりに活かす
この最高のサイクル(PDCA)を回しているからこそ、高橋建築の家は建てるたびに進化しているんです。

【実測データ公開】猛暑の上里町で、エアコン1台の驚きの結果
「じゃあ、実際どれくらいすごいの?」気になりますよね。 これからの季節「夏」を迎えるにあたって、熊谷の少し北部に位置する上里町で行った、ある平屋のリアルな実測データ(8月18日〜9月1日)をご紹介します。


グラフを見ていただくとわかる通り、外の気温は毎日のように35℃オーバー。中には39℃という、とんでもない酷暑の日もあります。
ですが、お家の中を見てみてください。 室温は26℃前後、湿度は50%くらいをずっとキープしています。
しかもこれ、エアコンはたったの1台しか動かしていません! お家の大きさは、延床38坪+ロフト4.5坪という、かなり大きめの「平屋」です。
平屋は屋根の面積が広いため、どうしても太陽の熱(日射熱)をまともに受けやすくなります。さらにこのお家は、冬に暖房がいらなくなるくらい太陽の光を取り込めるよう、南側に大きな窓を配置しています。「夏は暑くなっちゃうのでは?」と心配になりますよね。
それでも、しっかりとした遮熱と断熱の設計をしていれば、エアコン1台でこれだけの快適さを保てるのです。

私たちのノウハウが、これからの日本の家を変えていく
検証部会で実際に測ってもらい、改善点を見出して、それを次の家づくりに役立てる。 そして、その貴重な知見は、日本全国の工務店へとフィードバックされ、日本の家全体のレベルアップに繋がっていきます。
本音を言えば、自社の苦労して得たノウハウをあまりオープンにさらけ出したくはない気持ちもちょっとだけあります(笑)。ですが、日本の家を良くするため、そして何より私たちを信じて選んでくださるお客様に「最高の快適」をお届けするため、これからも検証部会の重要メンバーとして、全力で協力していきたいと思います!
「これからの時代、本当に快適な家ってどういうもの?」と気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

日記・想い,耐震・構造

安全な家造りを!

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。

一級建築士として、またパッシブハウスデザイナーとして、日頃から「快適で、何より安全な家づくり」を追求しています。

今日は、これから家を建てる方にぜひ知っておいていただきたい「地震と住まいの性能」に関する大切なお話です。先日、国土交通省から「令和6年能登半島地震」における建物の被害分析について、非常に重要なデータが発表されました。

2000年以降の家でも「3割」に被害が?

まずは、こちらのグラフをご覧ください。

この調査は、特に被害の大きかった石川県輪島市や珠洲市などで行われたものです。 注目すべきは、現在の建築基準(2000年基準)を満たして建てられた比較的新しい木造住宅でも、約3割以上が何らかの被害を受けているという点です。

出典:新建ハウジングhttps://www.s-housing.jp/archives/406525

「新しい家だから大丈夫」と思っていた方にとっては、少しショッキングな数字かもしれません。中には倒壊や大破してしまったケースも報告されています。

「耐震等級3」の圧倒的な安心感

しかし、その一方で明るい兆しも見えています。 グラフの右側、「耐震等級2以上」や「長期優良住宅」の認定を受けている住宅に注目してください。

なんと、9割以上が無被害でした! さらに、倒壊や大破といった大きな被害は一棟も確認されていません。

出典:新建ハウジングhttps://www.s-housing.jp/archives/406525

この結果からも、国が定めた基準(耐震等級1)をクリアするだけでなく、さらに一歩進んだ性能を確保することが、どれほど地震被害の軽減に直結するかが分かります。

高橋建築が「耐震等級3」を基本にする理由

私たち高橋建築では、お客様の大切な資産と命を守るため、「耐震等級3(最高等級)」での設計を基本としています。

今回の調査結果を見ても、耐震等級を高く設定しておくことは、単なる数字の問題ではなく、地震が起きた後も「そのまま住み続けられるかどうか」の大きな分かれ道になるのです。

「インスタ映え」と「構造の安全」の両立について

最近、お客様から「インスタで見つけたこの間取りにしたい!」というご相談をよくいただきます。開放感のある大きな吹き抜けや、仕切りのない広いリビングなど、どれも素敵ですよね。

ただ、ここで一つ、建築士としてお伝えしたいことがあります。 SNSで見かける魅力的な間取りの中には、残念ながら「構造(強さ)」を無視してしまっているケースも少なくありません。

柱を抜きたい、壁を減らしたい……。 そのご要望をそのまま形にしてしまうと、せっかくの「耐震等級3」が維持できなくなってしまうことがあるのです。

家づくりにおいて、デザイン(間取り)と構造(強さ)は、車の両輪のようなもの。 どちらかが欠けてもいけません。

私たちは、お客様が理想とする「憧れの暮らし」を大切にしながらも、プロとして「地震に負けない骨組み」を責任を持ってご提案します。

「この間取りだと地震の時は大丈夫かな?」 そんな不安があれば、ぜひお気軽にご相談ください。 デザインも、暖かさも、そして何より「強さ」も。すべてを叶える家づくりを一緒に考えていきましょう!


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

日記・想い

こんにちは、高橋建築の高橋慎吾です。 先日、建築の確認申請などをチェックする「建築安全センター」の担当者さまと、ある技術的な議論になりました。

プロ同士のかなりマニアックなやり取りだったのですが、実はこれ、皆さんの「家の寿命」に直結する、とても大切な話なんです。

「重すぎると地震に不利?」という心配

担当の方からいただいたのは、「断熱材をパンパンに詰め込むと、その重みで地震の時に不利になるんじゃないか?」という懸念でした。
この担当者さんもきちんと良い家にしてあげようと考えていらっしゃるための質問だと思います。ありがたいですね。
最近は法に沿った杓子定規なことしか言えない行政マンが多いなか、このような技術的なことに興味を持たれる方がいることは素晴らしいことです。(子供でもできるような書類の不整合チェックしかできない人が多いと感じています。AIやパートで十分では?と思います。)

確かに、家は軽いほうが地震の揺れには有利です。しかし、断熱性能を上げるために使う「木質繊維系の断熱材(ウッドファイバーやセルロースファイバー)」は、密度を高くして吹き込む必要があります。

ここで私がお伝えしたのは、「安全の引き出し(余裕)」の話です。

計算には「目に見えない余裕」を持たせています

実は、私たちの設計では、あえて「厳しすぎる条件」で地震の計算をしています。

  • 計算には入れない「準体力壁」
  • 重量を余裕思って重めにしておく
  • 計算には入れない「石膏ボード」の強さ

これらを合わせると、実は計算結果よりもずっとずっと強い家になっています。 行政の方が心配されるポイントを、設計段階で「最初から余裕を持ってクリアしておく」。これがプロの仕事だと考えています。

本当に怖いのは「断熱材の手抜き」

私がむしろ心配しているのは、地震よりも「断熱材が数年後に縮んで、隙間ができること」です。 密度をケチって吹き込むと、中で断熱材が沈んでしまい、そこから熱が逃げて結露の原因になることもあります。ヒートブリッジや湿気の移流ですね。

「地震に強い」のは当たり前。その上で「数十年後も隙間なく暖かい」を両立させる。 行政の担当者さまとこうした深い議論ができるのも、私たちが一切の妥協をせずに数字と向き合っている証拠だと思っています。


記事案②:「ハウスメーカーなら安心」は本当?セカンドオピニオンで見える現実

導入

一級建築士として仕事をしていると、時々「ハウスメーカーで建てようと思っているけれど、この図面で大丈夫でしょうか?」「現場を見に来てください。」「完成後の機密測定」」というセカンドオピニオンの依頼をいただくことがあります。

実は「有名な会社だから安心」とは言い切れないのが、今の住宅業界の難しいところです。

プロが「危うい」と感じるポイント

私たちが行政の担当者さまと議論するのは、「どうすればもっと安全で、もっと省エネになるか」という高いレベルの話です。 しかし、世の中には残念ながら:

  • 計算上はクリアしていても、現場の施工が追いついていない
  • 基準ギリギリで余裕がない設計

といったケースも見受けられます。 私は行政の方に、「ハウスメーカーさんの建物でも、現場の実態を見るとハラハラすることがあります」と、正直な現状をお伝えしました。

私たちが「知識に飢えている」理由

私はPHI公認パッシブハウスデザイナーという資格を持っていますが、今でも新しい知識を吸収することにどん欲でありたいと思っています。

今回、行政の方からいただいた疑問に対しても、 「どこかに失敗事例がありましたか? ぜひ教えてください。私たちの学びにしたいんです」 と逆質問させていただきました。

「自分たちのやり方が絶対だ」と胡坐をかくのではなく、常に最新の事例を学び、行政とも対等に議論する。その積み重ねが、お客様に提供する「安心」の根拠になると信じているからです。

最後に

工務店もハウスメーカーも、レベルは本当にピンキリです。 だからこそ、私たちは「行政が驚くほどの根拠」を持って、一軒一軒の家づくりに向き合っています。

家づくりで不安なことがあれば、いつでも「プロのセカンドオピニオン」として頼ってくださいね。


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

断熱・気密

秩父で本当に「暖かい家」をつくるには?G3と等級7の意外な真実

こんにちは!高橋建築株式会社の代表、高橋 慎吾です。

私は一級建築士として、そして「パッシブハウスデザイナー」という世界の省エネ基準を扱う専門家として、日々「本当に心地よい住まいとは何か?」を追求しています。

最近、家づくりを調べていると「断熱等級7」や「HEAT20 G3」という言葉を耳にしませんか? 「数字を満たせばいいんでしょ?」と思われがちですが、実はここには「秩父ならではの落とし穴」があるんです。

今日は、プロの視点から「秩父で快適に暮らすための本当の指標」をわかりやすくお話しします。


「数字」よりも大切なのは「冬の室温」

まず知っておいていただきたいのが、私が所属している「HEAT20」という団体の考え方です。

一般的な基準は「断熱材をどれだけ入れたか(UA値)」という数字ばかりに注目しますが、HEAT20は違います。

「その家で過ごす人が、冬にどれだけ暖かく、どれだけ光熱費を抑えて暮らせるか」

という「住み心地(シナリオ)」を一番大切にしているんです。

秩父は「5地域」。G3が目指す驚きの暖かさ

国が定めた区分では、秩父市は「5地域」に分類されます。

この地域で最高グレードの「G3」を目指すと、暮らしはこう変わります。

  • 朝起きた時も寒くない: 冬の明け方でも、室温がおおむね15℃以上をキープ。
  • 家中の温度差がほぼゼロ: 15℃を下回る場所が家全体で2%未満(トイレも脱衣所もポカポカ!)。
  • 暖房代が激減: 昔の基準の家に比べて、暖房にかかるエネルギーを80%も削減できます。

注意!カタログの数字を信じすぎてはいけない?

ここからが大切なポイントです。

よくカタログに載っている「G3はUA値0.23」という数字。これはあくまで代表都市(宇都宮など)の計算結果なんです。

実は、秩父で同じ快適さを実現しようとすると、もっと厳しい基準が必要になります。

基準一般的な指標(代表都市)秩父で必要な数値
HEAT20 G3UA = 0.23UA = 0.22以下
断熱等級7UA = 0.26 UA = 0.24以下(代表都市の水戸レベルのエネルギー削減を目指すと 自社目標としての数値)

お隣の熊谷市(6地域)なら「0.28」で済むところが、秩父では「0.22」を目指さないと本当のG3レベルの快適さは手に入りません。秩父の冬は、私たちが思う以上に厳しいからですね。平野部や海岸部と比べて内陸の山間部は寒いです。

秩父市UA=0.22W/㎡Kで計算

まとめ:その土地に合わせた「オーダーメイドの計算」を

「等級7だから安心」「G3相当だから大丈夫」という言葉だけで判断するのは少し危険です。

大切なのは、「秩父の冬の寒さを考慮して、きちんと計算し直しているか?」ということ。

私たち高橋建築では、その土地の気候に合わせた緻密な設計を行い、数字以上の「本当の暖かさ」をお届けしたいと考えています。

せっかくの家づくり。

一生、心地よく過ごせる住まいを一緒に考えてみませんか?


高橋建築株式会社

代表取締役 高橋 慎吾

(一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

換気・空気,設計 デザイン

こんにちは!高橋建築株式会社設計担当、高橋祐哉です。

昨日は「窓」をテーマにしたHEAT20のセミナー「窓から考える 住まいの環境・省エネ設計」に参加し、 最新の窓ガラスなど学んできました。講習の題のとおり窓から考える設計の可能性がぐんと広がる予感が膨らみました。

今日はお施主様との打ち合わせでも話題にのぼる、「窓と心地よさのバランス」について僕が感じたことをお届けします。


窓を「我慢」しなくていい時代へ

「性能を上げるなら、窓は小さくしないとダメですよね?」 そんな風に、デザインや明るさを諦めようとしている方にこそ伝えたいのが、今の技術の凄さです。

ひと昔前なら、大きな窓は「寒さの入り口」でした。でも今は、高性能なガラスを選ぶことで、壁と同じくらいの安心感を持って景色を楽しむことができます。 「断熱のために外が見えない」のではなく、「外の景色を楽しみながら、魔法瓶のような温かさも両立する」。 そんな欲張りな暮らしが、今の家づくりでは当たり前に叶うようになっています。

「眩しさ」も計算して、ちょうどいい木漏れ日を

セミナーでは、「南側に大きな窓を作りすぎて、逆に眩しすぎる」というケースについても議論されました。眩しさや夏と冬の日射取得に関しては太陽の通り道を考えて、庇(ひさし)で遮ったり、アウターシェードを提案したり。

僕が目指したいのは、夏はキリッと日差しを遮り、冬はぽかぽかと陽だまりができる、「サングラスをかけなくても心地よいリビング」です。 現場で大工さんが窓枠をミリ単位で調整しているのを見ると、「この精密さが、家族の団らんを支えるんだ」と、改めて手仕事の尊さを実感します。

「風」ではなく「涼しさ」をデザインする

最近は、窓を開けずに24時間換気で過ごすのが多いですが、「外気冷房」という考え方があります。

ただ窓を開けて風を通すだけでなく、季節の変わり目に外の涼しい空気を上手く取り込んで、家の中の熱を逃がしてあげる。

「通風」という言葉を超えて、外の涼しい空気を効率よく室内に取り込む「外気冷房」。 例えば夜、涼しくなった空気をそっと招き入れて、家の中にこもった熱を逃がしてあげる。 数値上のエネルギー節約はもちろんですが、何より「あ、今、外の空気が美味しいな」と感じる瞬間を、大切にデザインしていきたいなと思いました。


「この窓、付けてよかったね」 そう笑い合える家づくりを、これからも一緒に目指していきましょう!

日記・想い

こんにちは!高橋建築の高橋 慎吾です。

今はスマホ一つあれば、InstagramやYouTubeで、おしゃれなインテリアや最新の住宅設備の情報をいくらでも手に入れられる時代ですよね。「こんなキッチンにしたい!」「この設備が便利そう!」と夢を膨らませるのは、家づくりの醍醐味でもあります。

しかし、最近の現場でよくお聞きするのが、「情報が多すぎて、何を信じればいいのか分からなくなってしまった……」という切実な悩みです。

今回は、一級建築士、そしてパッシブハウスの専門家という立場から、情報があふれる現代だからこそ大切にしてほしい「家づくりの信頼関係」についてお話しします。

「インフルエンサーの言葉」と「建築士の責任」の違い

SNSで発信される情報は、個人の成功体験や、一部のメリットを強調したものが少なくありません。もちろん、それらはとても参考になります。

ただ、一つだけ心に留めておいていただきたいことがあります。 それは、「その発信者は、10年後のあなたの家造りに無責任」ということです。インターネットやSNSに溢れる情報(企業のポジショントーク、個人の断片的な成功体験、知識の浅い発信者の意見など)に惑わされ、何が本当に自分にとって最適なのか判断しにくいですね。

私たち建築会社は、設計して建てて終わりではありません。お引渡しをした後、10年、20年、30年と、その家でお客様が安全に、快適に暮らしていけるよう責任を負う立場にあります。

「SNSで流行っているから」という理由だけで採用した間取りや設備が、使いにくかったり、数年で壊れてしまったり、メンテナンスが非常に困難だったりしては、本当の意味での「良い家」とは言えません。

高橋建築が「商材」を選ぶ、ゆずれない基準

家を構成する部材や設備は、何千、何万とあります。その中から私たちがプロの目で選定する際、大切にしている優先順位があります。

  1. 耐久性(何より壊れにくい、長持ちすること)
  2. 使い勝手(日々の生活でストレスがないこと)
  3. コスト(価格と性能のバランスが良いこと)

例えば、最近のトイレは自動開閉や乾燥機能など、驚くほど多機能です。でも、機能が増えれば増えるほど、故障のリスクも上がります。「本当にその機能、毎日使いますか?」と、あえてブレーキをかけるようなお話をすることもあります。

新しい考え方や設備などがどんどん出てきます。
私たちは、全国の同業者ネットワークから「どのような間取りが便利で実際に使い勝手が良いか」「どの製品が不具合が少なかったか」「メーカーの対応はどうだったか」といった、カタログには載っていない生の情報を取り入れ、厳選しています。
お客様の感想や、研究者、同業者の意見など本物の情報がもとても参考になることが多いのが事実です。

「こだわり」を教えてください。そこからがスタートです

もちろん、「こういう間取りにしたい!」「こういうデザインにしたい!」「どうしてもこのメーカーのデザインが好き!」というこだわりは、家づくりにおいて素晴らしいスパイスになります。

一番もったいないのは、情報の海で迷い、不信感を抱いたまま打ち合わせが進んでしまうことです。

  • 「ネットでこう見たけれど、実際はどうなの?」
  • 「どうしてもこの設備を使いたいけど、デメリットはある?」

そんな疑問やこだわりを、ぜひ真っ直ぐにぶつけてください。 私たちはあなたの価値観を理解した上で、プロとして「その選択が10年後の幸せにつながるか」を誠実にお答えします

「住めば住むほど、良さがわかる」家を目指して

家づくりのプロセスを、情報の精査に追われる「苦しい時間」ではなく、信頼できるパートナーと共に作り上げる「楽しい時間」にしてほしい。それが私の願いです。

完成したときよりも、10年経って「高橋建築さんに頼んでよかった」「住んでみて、この提案の理由がわかった」と言っていただけること。

そんな、時間の経過とともに価値が増す家づくりを、一緒に進めていきましょう。


高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)