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日記・想い

—大手なら安心なの?

昨日、打ち合わせしたお客様のご友人の多くが大手ハウスメーカーで家づくりをされているということを聞きました。
大手ハウスメーカーのことをよく知っていて大手ハウスメーカーへの仲介をしている「まかろにお氏」を思い出したので久しぶりにその動画を見てみました。とても面白い動画がありましたのでご紹介します。https://www.youtube.com/watch?v=GpANKwl0gPo&t=1648s
少し認識が違うところもありますがおおむね同意見ですので要約を記載してみます。

住宅業界において、大手ハウスメーカーは「安心・安全・高品質」というブランドイメージを武器に高価格帯の住宅を販売しています。しかし、その「安心の根拠」を深掘りしていくと、論理的に説明がつかないブラックボックスが次々と現れます。まかろにお氏はこの動画で、施主が営業マンに投げかけるべき「急所」を解説しています。


1. 住宅の「ボリュームディスカウント」のパラドックス

大手ハウスメーカーの営業マンが必ず口にするのが、「弊社は年間数千棟、数万棟を建てているので、キッチンやトイレ、建材を安く仕入れられます。だから高品質なものを安く提供できるんです」というロジックです。

隠されたコスト構造

まかろにお氏は、ここで強烈な違和感を提示します。

  • 事実は逆である: 仕入れが安いはずの大手ハウスメーカーの坪単価は、地元の工務店よりも圧倒的に高い。普通、大量仕入れでコストを下げれば、それは価格競争力(安さ)として顧客に還元されるべきですが、現実はそうなっていません。
  • 消えたディスカウント分: 大量仕入れによって浮いたコストは、施主の財布に戻るのではなく、以下の「住宅性能とは無関係なコスト」に注ぎ込まれています。
    • 住宅展示場の維持費: 月に数百万円とも言われる出展料。
    • 莫大な広告宣伝費: テレビCMやカタログ。
    • 肥大な組織の維持費: 営業、設計、工務、本社スタッフの人件費。
  • 結論: 「ボリュームディスカウントがあるからお得」という説明は、施主側から見れば嘘になります。実際には「仕入れコストを下げて、その浮いた分でブランドを維持する費用を捻出している」のが実態です。

2. 「長期保証」という名の収益モデル

ハウスメーカーが誇る「30年保証」「60年保証」という制度。これは施主にとっての「安心」に見えますが、メーカー側から見れば「超長期の顧客囲い込み(ロックイン)」というビジネスモデルです。

メンテナンスの強制力

  • 有償工事が条件: 保証を延長し続けるためには、ハウスメーカーが指定する時期に、ハウスメーカーが指定する「有償メンテナンス」を受けることが必須条件です。
  • 競争原理の排除: 施主は、他社の安いリフォーム業者に依頼することができません。他社で工事をした瞬間に保証が切れるからです。その結果、メーカー側は「相見積もり」を気にすることなく、言い値の価格(市場価格の1.5倍〜2倍)を提示できます。
  • 「安心」の対価: 施主は、30年後に「保証を失う恐怖」から、本来払わなくていい数百万の余計なメンテナンス費用を支払うことになります。これは保証ではなく、将来の工事代金を人質に取った「定期集金システム」であると、まかろにお氏は喝破しています。
  • 実際にはほとんどない無償メンテ: 不具合が起きても無償メンテに至ることはほぼありません。有償メンテへと導きます。無償メンテをしなくて済むための仕組みであると言及しています。

3. シロアリ(防蟻)対策における科学的矛盾

多くのメーカーが「シロアリ対策は万全です。5年ごとに薬剤をまきます」と説明します。しかし、これは現代の住宅構造と照らし合わせると、論理的に説明がつきません。

物理的防備 vs 薬剤散布

  • ベタ基礎の意味: 現代の住宅は床下がコンクリート(ベタ基礎)で覆われています。シロアリが地中から侵入するには、このコンクリートを突き抜けるか、基礎の外側を登るしかありません。
  • 侵入経路の遮断: 本来、重要なのは「薬剤をまくこと」ではなく、配管の貫通部や基礎の継ぎ目に「物理的なバリア」を施すことです。
  • なぜ5年ごとの散布なのか?: 合成殺虫剤の有効期限が5年だからです。メーカーが薬剤散布を勧めるのは、それが「5年ごとに発生する継続収益」になるからです。物理的に侵入できない構造を作れば、薬剤散布は不要なはずですが、メーカーはそれを説明しません。

4. 化学物質と「健康住宅」の嘘

「わが社の家はF☆☆☆☆(フォースター)の建材を使っているので、シックハウスの心配はなく、空気も綺麗です」という営業トーク。これも、知識のない施主を騙す代表的なトークです。

指定物質以外への無関心

  • F☆☆☆☆の限界: この基準は「ホルムアルデヒド」などの特定の物質に対する放散量を制限しているだけで、それ以外の無数の化学物質(可塑剤や防腐剤など)については規制が緩い、あるいは無規制です。
  • 換気設備への責任転嫁: 「安全です」と言いつつ、法律で24時間換気が義務付けられているのは、建材から出る汚染物質を外に出さなければ健康を維持できないからです。
  • 真の健康住宅とは: 本当に空気を綺麗にしたいのであれば、基準値ギリギリの建材を換気でごまかすのではなく、化学物質をそもそも含まない天然素材や、放散量が極めて少ない接着剤を使用するべきですが、量産型のハウスメーカーではコスト的に困難です。

5. 「これ説明できる人いる ?」の真意:施主が持つべき問い

動画のクライマックスでまかろにお氏が強調するのは、施主が「無知なカモ」にならないための具体的なアクションです。

営業マンへの「キラークエスチョン」

「これ、具体的に説明してもらえますか?」と、以下のポイントを突くべきです。

  1. 原価と価格の乖離: 「大量仕入れで安くなっているはずなのに、なぜ建物価格は他より高いのか? その差額は何に消えているのか?」
  2. 保証の経済合理性: 「保証を維持するために必要な有償メンテナンス費用の累計額はいくらか? それは他社でリフォームした場合と比べて、いくら高いのか?」
  3. 防蟻の物理的根拠: 「薬剤の再散布が必要な理由を、基礎の構造図を見せながら物理的な侵入経路の観点で説明してほしい。」
  4. 化学物質の網羅性: 「ホルムアルデヒド以外に、この家にはどんな揮発性有機化合物がどの程度使われているのか?」

結論:本物を見極める眼

まかろにお氏は、ハウスメーカーの全ての仕組みが「悪」だと言っているわけではありません。**「説明できないまま、イメージだけで売っていること」**が問題だと言っています。

もし、これらの意地悪な質問に対し、嫌な顔をせず、論理的なデータや物理の法則に基づいて「説明できる人」がいたら、その担当者は信頼に値します。しかし、多くの場合は「会社が決めた基準ですので」「皆さんにご納得いただいています」という、中身のない回答に終始します。


📌 要約のまとめ:住宅攻略のためのマインドセット

この動画が伝えたかった最も重要なことは、**「住宅業界の常識を疑え」**ということです。

  • 数値や言葉の魔力: ボリュームディスカウント、長期保証、高気密・高断熱、F☆☆☆☆。これらは全て「安心」を売るためのバズワードです。
  • ロジックの徹底: 施主は、感情的な「安心」にお金を払うのではなく、その裏側にある「ロジック」にお金を払うべきです。
  • 自衛の知識: 住宅は人生最大の買い物です。だからこそ、メーカー側が隠しておきたい「不都合な真実(収益構造やメンテナンスの罠)」を理解し、彼らと同等の、あるいはそれ以上の知識を持って商談に臨むこと。

まかろにお氏のこの動画は、施主が「ブランド力」という催眠術から目を覚まし、自分の資産と家族の健康を守るための、まさに住宅攻略のバイブルと言える内容です。

耐久性・災害対策

シロアリが出たと報告が。

もうありはいなくなった写真ですけど。

このおうちは当社で修繕工事などをお世話になっているおうちです。
某ハウスメーカーの住宅なのですが、おうちのメンテは必要です。

このシロアリが出た場所は、浴室の出入り口です。

お風呂の出入りで濡れ易いところです。
濡れた状態が長く続くとしっかり作ってあっても痛んでしまいます。

ここが濡れないようにするには?

湯ががりには、脱衣場では無く、できるだけ浴室内で体を拭きましょう。
そのためには浴室内部から手が届く位置にバスタオルがある必要があります。
浴室出口にタオル掛けがあるとか、ドアの裏にタオル掛けがあるといいですね。

そして、バスマット。
濡れたままで置かないでくださいね。
最後にお風呂に入った人はバスマットを上げて乾かしましょう。

高橋建築の住宅は大丈夫?

当社では、シロアリを寄せ付けない方法をとっています。
2重3重の防ぐ仕組みです。
シロアリの勉強は相当しているつもりです。
ベイト工法のシロアリ駆除のライセンスなども持ってます。

ですが、当社の建物であっても安心は禁物。
先ほどお話ししたように常時濡れたりするのはだめです。
シロアリはどこからともなくやってきて、生き延びてしまう強い生物です。
本当に気をつけてくださいね。

それともう一つ注意していただきたいのが、家の周りを清潔に保つこと。

家の周りにいろいろなものを立てかけたり、おいたり、陰になる空気が通らない場所を作ってはだめです。
シロアリは暗いところジメジメしたところが大好き。
シロアリを呼び寄せているようなものですね。

おうちも周りを清潔にきれいに保ちましょう。
もの置く場合には隙間をたくさん空けて空気が流れるようにしてくださいね。

草むしりなどもしましょうね。

S様邸 工事の流れ,パッシブハウス

地盤の転圧がすんだら、捨てコンクリート、そして型枠組です。

黄色い板が型枠です。

基礎断熱は外張りが性能高い。

白いのが断熱材。EPS特号です。λ=0.034W/㎡K です。もちろんシロアリが食べない防蟻仕様。それを防蟻の接着剤でつなげていきます。

基礎外断熱と基礎内断熱の議論があるけど圧倒的に性能が良いのが基礎外断熱。

  • 熱橋が大幅に減らせます。
  • 基礎が蓄熱体になります。
  • 基礎表面温度が上がり結露のリスクが減ります。
  • 基礎が風雨にさらされないので耐久性が向上します。

デメリットとしてシロアリの被害があげられますが、きちんと防蟻対策をしていれば大丈夫。
当社も何重にもしています。
逆に基礎内断熱や床断熱の方が基礎内側に結露の恐れがあったり、乾燥状態を保つのが難しいのでシロアリリスクが高いともいえます。

防湿シートは重要

地面からの湿気を室内に入れないためのシートです。基礎の中に湿気を入れると、木材が腐ったりカビが生えやすくなります。
必ず敷きましょう。

厚いものが耐久性が高いです。写真のように職人が工事中上りますからすぐ切れてしまうような雨水ものではダメですね。

下に敷いてあるこのグレーのものが、防蟻の防湿シート。丁寧な住宅会社はこれを使っています。これを使っているかいないかで、会社選びをしても良いかも。本当にお客さんのことを考えたらまずこれを使うと思います。まあ当たり前のことなんですけど。使っていないところがまだあるので、これから家を作る人は使って貰ってくださいね。
http://www.9-techno.com/tamidansheet.html