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髙橋建築

お知らせ

将来に不安を持っている人は多いでしょう。

政府の発表では 景気が良くなっていると言うけれども 私たちの実際の生活は楽になっている気がしません。

鈴木亘(学習院大学)可処分所得のグラフを引用


これは 学習院大学の鈴木先生が作ったグラフです。
今後はますます社会保障費などの負担が増えていきます。そのため自分で自由に使えるお金がどんどん減っていくのです。

このことをふまえ、将来のことを考えて家を作っておく必要があります。

それでは、家を作らずにアパートでいいと考える人もいるかもしれません。しかし、使えるお金が減るのですから、アパート代金は大変な負担となります。物価も高くなるでしょうし支払い続けるのが難しくなるかもしれません。

私は、将来を考え自宅を持ち アパート代金を払わずにすむというのが良いのではないかと思っています。今、住宅ローンを組めば金利も安いですし、物価が上がってもローンは増えないですから、相対的にはローン代金は安くなります。アパート代は物価に応じて上がっていくでしょうから。
さらに、光熱費ができるだけかからない省エネ住宅を作っておけば、将来、電気代、ガス代が上がっても安心です。レベルの低い住宅では、光熱費の負担で苦しむことになります。電気代が上がって一ヶ月3万円 家賃が10万円なんてこともあり得るかもしれませんね。もちろん下がる可能性も少しはあるとは思いますが。

メンテナンス代も負担になりますから 長持ちするメンテナンスが楽な住宅を作ることや、壊れにくい設備機器を使っておくことも重要です。

困難な世の中になることも視野に入れながら家づくりをしましょう。

お知らせ

平屋と2階建てのメリット、デメリットは何でしょうか?

平屋のメリットはなんと言っても移動が楽なことでしょう。
2階建てのメリットは、日当たりが良くなったりすることでしょう。

それと一番に言われるのがコストが2階建ての方が安いと言うことです。
確かに一般的に言うと同じ面積なら、平屋より2階建ての方が安くできます。

それは基礎の面積、屋根の面積が2階建ての方が少ないからです。

しかし、実際にはどうなのでしょうか?

たとえば36坪の平屋と同じ36坪の2階建てがあったとします。
2階建ての住宅には階段が必要です。1階に1坪、2階に1坪の面積を使います。メーターモジュールの家やスウェーデンハウスなどは階段が広いですからもっとありますね。
尺モジュールの家でも2坪使うのです。2階建ての家は階段を除くと床の面積は34坪しかないことになります。階段は他に利用できないですからむやみに広いのはもったいないですね。

さらには、2階の階段の前には廊下も必要だったり、2階にトイレが必要だという人も多いでしょう。洗面化粧台を付ける人もいるかもしれません。
そうするとそれだけでまた1坪か2坪必要になってしまいます。
そうすると使える面積はさらに減って33坪32坪かもしれません。36坪のはずが実際に使える面積はそうなってしまうのです。

3坪4坪も変わると面積当たりの単価は2階建ての方が高くなってしまうこともありそうです。

さらには2階建てだとバルコニーを設置するかもしれません。バルコニーの代金が100万円かかるかもしれませんね。洗濯物が干せて便利という考えもあるかもしれませんが、2階まで洗濯物を干しに行く手間も大変だという方もいます。バルコニーが必ず必要と言うわけでもなさそうです。

平屋にはなんと言っても、移動が楽というメリットがあります。平面上を動くだけで上ったり降りたりがありません。これはとても楽です。
年を取ったらそのありがたみが いやと言うほど解るかもしれません。普段私たちも買い物など行くと近くに階段があってもそれを使わず わざわざ離れているエスカレーターに乗ったりエレベーターに乗ったりします。そのくらい階段は面倒なのです。
ですが、自宅となると毎日の階段の上り下りを当たり前だと受け入れるのです。なんかおかしいですね。

「私だって平屋が建てられる土地があれば建てるよ。」そんな声も聞こえてきそうです。
確かにあまりにも土地が小さければ無理かもしれません。しかし、前述のように36坪の2階建てを作るつもりでいたのなら33坪の平屋でOKと考えれば、もしかしたら可能かもしれませんよ。
土地にめいっぱい建てることは損ではありません。基本的に自動車やアプローチの計画がしっかりできれば、余分な土地は少ない方がいいと思います。土地が余ると、草むしりする面積も増えますし、外構工事の費用もかかります。

まずは、平屋でできるかどうかを考えてみることをおすすめいたします。
もちろん採光の問題などで2階建てが有利な場合もあります。日射取得熱を有効利用するために高い位置に窓が必要になりこともあるでしょう。
その様なことも設計次第でうまくできます。敷地や日当たり動線などいろいろな条件をクリアーさせるためにはやはりプロに設計を任せた方が良いと思います。

お知らせ

 当社は、他社を圧倒する高性能と言うだけではなく コストについても追求しています。

さすがに、超ローコストとは言えませんが、内容の割にとても安く提供しています。仲間の、工務店や設計事務所さんもどうしてそんなに安くできるのかと良く驚かれます。

今、住宅造りを一番されている20才代から30代のかたたちは、すごく好景気を体験していないせいか、堅実に合理的にきちんと見分ける傾向にあるように思えます。勉強をして良く見比べてくれる方は、たくさんのハウスメーカーを見てもほとんど当社を選んでいただきます。

お金に余裕のある方は、ネームバリューやファッション性などで他社を選ぶこともあるようです。たくさんお金を払うのだから良いものだろうと思うのも無理はありません。

今、若い方の中には、将来に不安を抱いているかたも おおいようにも見受けられます。

確かに、実際に使えるお金は減っているような気がします。同じくらいの給与でも、社会保障費が上がってきていたり、通信費などの必要な経費も増えています。使える残りのお金は減ってしまいます。

日本の借金が膨らみ財政破綻などを心配されているかたもいらっしゃいますし、物価の上昇が今後も続き、生活費の負担が増えることも考えられます。

さらには、老後の不安もあります。今のように年金がもらえるかは解りません。

お家は建てたら終わりではなく、ローンを返しながら、メンテナンス、修理をしながら、住み続けなくてはならないのです。

ですから、お家の予算をできるだけ抑えようという考え方は とても納得できます。

住宅建築の金額を落とすのに、内容で落とすことはとてもまずいと思います。使う材料の質を落として作ることはしてはいけません。質を落としたものを使うと長持ちしないので、時がたつととても痛み修理にお金がかかります。ムクではないフローリングなどが最たるものですね。

断熱材を薄くしたりトリプルガラスをペアガラスにグレードダウンしたりするのも良くありません。住み心地が全く違うからです。住み始めてから気がついて、断熱材を加えたりガラスをトリプルにしたりとかは基本的にはできません。住み心地が悪いばかりではなく光熱費がとてもかかりかえってお金がかかってしまいます。

外装材の質を落としたりすれば張り替えの時期が早まりお金がかかりますし、外の音が入ってきたり中の話し声が外に漏れたりしやすくなります。

他にもいろいろあげれば切りはないですが、質を落とした安い住宅はあまり価値もありませんし、将来お金もかかるのでかえって損するの可能性があるのです。

それでは、どうやってコストを落とすのでしょう。

まずはシンプルにすること。シンプルな住宅は使う材の種類も数量も少なくなります。使い慣れた決まった材料なら安くなりますし、安定してます。量が少なくなれば、もちろん安く作れます。その分よりグレードの高い良い材料を使えたりするかもしれません。シンプルなら工事費も安くなります。将来の変更や修理等も楽でしょう。シンプルなものはバランスも良くかっこいいですね。変なデコレーションはお金もかかるし、メンテも大変です。

そして、なるべく小さめに作ること。小さい方がさすがに安いです。あまり必要の無い部屋は思い切って無くしたり、他の部屋と兼用したりすれば良いでしょう。極端に言うと寝室も寝るだけなら6畳でもベッド2台おけます。子供室もベッドと机だけなら4.5畳で十分です。小さめに作ることは、コストが抑えられるばかりではなく、固定資産税が安くなる。将来の修理費も少なくなる。掃除する面積が少なくて楽。冷暖房費が少なくてすむ。子育てが終われば 将来、すむ人数が減る可能性もありますので無駄に大きくしておく必要はないとおもいます。

窓などの付け方も重要です。窓は、採光が取れる場所、通風が取れる場所にきちんと効果的に配置すれば良く余計な窓は付けない方が良いと思います。窓はあるだけで冬には寒いです。近年は照明がLEDになり省エネになりました。計算するとトイレの窓位の小さなサイズであってもその窓からにげる熱の暖房するエネルギーの方が電気代よりも高くなります。トイレの窓を付けない方が省エネなのです。浴室もそうですね。お風呂の掃除は面倒なので窓がないと掃除も楽になるというメリットもあります。裸の姿を覗かれもしないですし。
窓を付けずにすめばそこは壁となりますので地震に強くなります。外壁で汚れるのは窓周辺ですから見た目も綺麗になります。
不必要な窓があると、それだけ覗かれる原因にもなりますのでプライバシーの確保の面では不利ですし、防犯の面でも不利になります。
道路の前の窓やお隣が近い窓などは、結局一年中カーテンをかけっぱなしだったりシャッターを閉めっぱなしと言うこともありそうです。
その様な窓は元々窓がなくても良かったのかもしれません。窓は金額もかかりますので余計な窓がなくなれば相当安くなります。

間取りの検討で無駄を省きシンプルに小さめな家を作ることが将来を考えると良いのかもしれません。
もちろん、これは個人の考え方が大きく左右します。
大きな家にあこがれのあるかたもとても大勢います。
大きな家は小さな家にはないゆとりがあるのは確かです。小さな家でもまどりの工夫次第で大きく見せたりすることは可能ですが限界もあります。
デコレーションが好きな方もたくさんいらっしゃいます。
それができ無ければ家を作る意味が無いというかたもいらっしゃいます。
家を作ると言うことは一生の一大事です。
満足していただくことが、一番大事なので、建て主さんのご要望はできるだけ尊重して家づくりは勧めます。
ですが、今回の話を住宅建築の一つの方法として考えの参考にしていただけると良いと思います。