快適な建物を作るには建築地の気象が重要
建物を作るときに建築地の気象を把握することが重要です。
大げさに言うと 北海道と東京、九州で作るのは全く違います。
その地域の気温や湿度、日射、雨、雪、風様々なデーターをみて、特徴を理解しないとなりません。
気象庁で調べる
気象庁でアメダスデーターが保存されています。何十年分も保存されているので過去データーと比較するのも面白いです。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
でもこれでは数字の羅列で見にくいです。直感的にわかりにくいですね。
気象の特徴がわかりやすいサイトが出来た
建築設計者のために建築研究所で作ったらしい。
7月に見学会をする小鹿野町を出してみました。
今建築中の本庄市
本庄市の1月変ですね。
-10度以下
熊谷、伊勢崎 、寄居など周辺の気象台のデーターはアメダスとそれほど変わらないのでおかしいですね。
本庄市には気象台がないので 周辺の気象データーから 高度など解る違いを考慮して推測していると思いますが、変ですね。
建築研究所の方に連絡しておきます。
パッシブハウスでは独自のロジック
パッシブハウスの計算ではアメダスの気象データーをパッシブハウス計算用に作り直しているそうです。
日本でまだ各地域のデーターが揃っていないですが秩父はあります。寒いですけど冬の南面の日射に恵まれているのが特徴ですね。
気象データーで窓の付け方、断熱量を最適化
特徴を把握すれば、無駄な断熱をしなくてすんだり効果的な窓の配置が出来ます。当社は秩父地域がメインなので秩父地域似合わせて断熱をしています。熊谷、深谷、本庄市も多いです。少し特性が違います。暖かいので若干段炎津が減らすことが出来そうです。しかし、敷地の大きさや近隣建物の影響で冬期の日射取得量が十分でない場合が多いので、結局秩父地域で建てるのと同じくらいの断熱としてしまうことがほとんどです。
今度、群馬の山の中のおうちを建てることになると思うのでどのくらい断熱量を変化させなくてはならないかちょっと楽しみです。
コストバランスを考え気象条件を考え最適化する作業は重要ですね。