トルネックスさん来社
当社の全館空調空気清浄システムの確認にトルネックスさんが見に来ました。
メーカーさんが売り込みではなく当社のシステムを調べに来てくださるというのは大変名誉なことです。
お互いにメリットがあるならお会いしようと思いました。
秩父の名物「わらじかつ」もごちそうしました。
メーカーとWINWIN
お互いに最先端の情報を確認。
当社も解らないことなど確認したいですし、周りの動向も教えて貰ったり、技術的なアドバイスが必要です。
メーカーも実際の工事を伴った場合にどのようなの方法が最適か?
良い商品でも建物への設置、使い方が重要です。
使い方の工夫などは当社のような工務店の方が得意です。
最先端技術の開発スピード
メーカーさんが驚くのは当社のスピード
どんどん最先端の知見を採り入れ、実践しながら研究開発し、それをこなれた技術として行きます。
今、多くの住宅会社が行っているZEHはすでに20年以上まえ。
GXレベルも15年前。
パッシブハウスでさえ14年経ちます。
当初の状況。上手くいかないことの洗い出し
当社でシステムとして本格的に設置し始めてから1年です。3年くらい前からHEAT20省エネ換気SWGにて勉強はしていました。
教えていただいたことや、建物と実際に組み合わせる方法のアイディアはたくさんありました。
最初はアイデアがどこまで上手くいくか心配もあります。
アイディア、計算などはずっとしておりましたが、実装は昨年の4月からです。
1号機、2号機は当社事務所に設置し基本的なことを確認しました。
基本的な機能は十分発揮されることは確認されましたが、問題点、改善点も数多く解りました。
音の問題や、空気の搬送、熱の搬送、そして今回のプロジェクトで一番大切な空気の清浄化。
様々な課題があります。
ここを直せば上手くいくと言うことが解りましたので、本格的に進めることとなりました。
お客様のおうちに実装開始
約半年後にはお客様のところに実装開始です。
まだ改善点は残ると思いますが、かなり良い状態にできる確信がありました。
そのため3号機はお客様のところに設置です。
ちなみに3地域なので寒いです。
現場に何度も足を運び職人たちと確認しながらの作業となります。
慎重に進め、稼働し始めました。
性能を確認
性能を確認すると、温湿度もちょうど良いですし
消費エネルギーも抑えられています。
一番の目標である空気清浄度もとても良い。

一番下の折れ線グラフがトルネックスで空気清浄されたものです。
そのほかの室内も5μg以下なっています。
外気からも微粒子が入ってきますが、生活をすると室内で発生する微粒子もとても多くなります。
普通だと何十、何百マイクログラムという値になるようです。
それがどこのお部屋でもとても良い値。
家電量販店で売っているような置き型の空気清浄機では、小さな一部屋だけ空気清浄できても、おうち全体。どの部屋デモというわけには行きませんね。
トルネックスのかたからも、とても素晴らしと言っていただきました。
なかなかここまでできないみたいです。
家庭用空気清浄機1台の電力で家全体を空気清浄できます。
さらに改善は進む。高度な助言を受けることが重要。
3号機を改良した4号機も稼働し始めました。
搬送するダクトなどの改善。
エアハンドリングユニットの循環空気取り入れの改善です。
これは当社の訪問したエアコンメーカーさんの技術者さんの助言で改善されました。
とてもありがたかったです。
当社では技術をオープンに公開しています。
さすがに誰にでもという訳ではありません。
この人すごいな。知識があるな。技術があるな。と言う人だけです。
お互いにメリットがある場合のみです。
その分野で能力がある人の助言は重要です。
メーカーの技術者さん。博士などの学者さんが中心です。
同業者の場合もあります。
違った手法も検討
5号機の実装、4号機の実装も進んでいます。
これはこれまでの手法とはかなり異なります。
以前までのものがVer1だとすると 明らかにVer2と言えるほど違います。
大きな変更を加えての実装ですから、気がつかない失敗があるかも知れません。
そのため万が一を考えVer1の要素を残したまま、Ver2の実装となります。
このような場合は乃費用はもちろん当社負担で進めます。
これが上手くいくとかなり画期的です。
メーカーさんもこのアイディアには少しびっくりされていました。
そのアイディアに関してはここで公開はできません。
最後に当社が現在考えていることです。
HEAT20で使ったプレゼンシートの1ページです。

私が重視していることは 特殊な機械を作りたいと言うことではありません。
きちんと性能が発揮され誰でも取り扱いやすく、メンテもしやすいと言うことです。
一緒に協力してくれるかたを募集しています。