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髙橋建築

日記・想い

面白い資料を見つけました。皆さんの参考になるのでは無いかと思いますので、かいつまんで紹介したいと思います。

住宅取得はどのようになっているのか?
住団連の調査結果を考察してみましょう
詳しくは住団連ホームページの資料をご覧ください。

2023年のデーターなので今年はさらに変化していると思ってください。

戸建注文住宅の大きさ

延べ床面積は年々小さくなってきていますが123.5㎡です。
37坪です。割と大きい印象ですね。

高騰する価格!

37万/㎡です。坪単価に直すと125万円ですね。だいぶ高いです。
当社のような高性能住宅ではないにもかかわらずだいぶかかりますね。

10年で1.44倍です。価格高騰がすごいです。
今は2025年 ここ2年の値上げもすごいです。
益々買いにくい価格になってきました。

当社ではできるだけ値上がりしないようにあらゆる努力をしていますが、世の中ではこんなになっているのだとびっくりしています。

平屋が増えている

平屋がとても増えてます。
3年間だけみてもすごい増え方ですね。
3階建ても5%ありますが都会の影響でしょうね。

すぐに契約させられる

このデーターが一番びっくりです。
初回面談から3ヶ月で73%の方が契約します。
ハウスメーカーの営業力すごいですね。ちょっと怖いレベルです。

これでは皆さん比較検討する期間がほとんど無いですね。

そんなので良い建築会社と巡り会い、良い建物が建てられるのでしょうか?

契約から着工までは3ヶ月から6ヶ月

契約から3ヶ月以内に着工が16.4%。
早いです。
契約したらすぐに図面など資料作りをして役所に申請だと思います。
間髪入れずに。すごいです。その施工力が当社にもあれば皆さんをお待たせしないですむのに!!

一方、一般的には4ヶ月から6ヶ月。
54.5%です。
当社でもこんな感じです。

省エネ水準はほぼ等級4,等級5

断熱等級は4、5が当たり前になりましたね。
当社では等級7です。

30歳が家づくりの中心

43%が30歳代です。
子育て中に家があると一番良いですね。

長期優良住宅が当たり前!

このデーターはきちんとした住宅会社のみのデーターです。
ハウスメーカーや当社の所属しているJBNに入っている工務店です。
そのため85%以上というデーターです。
長期優良住宅が当たり前ということです。
ですが建て売りや近隣の工務店を合わせると全体の認定長期優良住宅は30%と言われています。

この差はなんなんでしょうか?
長持ちする家づくりをしている住宅会社とそれ以外という差だと思います。
業界のこの構図を皆さん認識していないですね。

きちんと長期優良住宅を作っている会社とそれ以外がわかれてしまっています。

秩父市は長期優良住宅がとても少ない!

秩父市では長期優良住宅がとても少ないです。これは先日、秩父市役所から入手した生のリアルデーターです。

約8%しか建ちません。秩父市やばすぎます。
秩父市は異常ですね。

大手ハウスメーカーもたくさん建てていますが、秩父市では申請をしないと言うことですね。
これは秩父市が長期優良住宅の認定で意地悪しているからと感じています。(笑)(私は時間にゆとりがありすぎてやることがないので余分なしごとをしている結果とみています。)
民間審査期間で長期優良住宅の確認を下ろしても秩父市でさらに審査をするという愚かな行為をしているからです。

完全な越権行為かも知れません。
本来なら、他で下ろした確認は秩父市に届け出のみで済むはずですが内容までチェックして直させるのです。
大手ハウスメーカーも秩父市にはうんざりしていて、提出しないというのが現状のようです。

他の市町村では提出すると1日2日ですぐ認定となるのですが、秩父市だけは内容審査に1週間
そしてそれを民間の長期優良住宅審査期間に差し戻してお金をかけて最申請しなくてはならない。
そして秩父市に再提出
(笑)
ハウスメーカーがつくる長期優良住宅は申請してもしなくても、建てている住宅は変わりませんから 秩父市役所住宅課には提出しないという作戦みたいですね。

当社も秩父市には今後提出しないですまそうと考えています。長期確認はとるけど秩父市には提出しないという意味です。
時間にゆとりのある秩父市住宅課に付き合いきれないと言った感じです。
ハウスメーカーからも見放されてしまっている秩父市にお住まいの皆さんは損をしています。

でも、普通の工務店でつくる場合には、皆さんきちんと長期優良住宅の認定とってくださいね。
長期の仕様だと言っている工務店の工事をみたことがありますが、だまされてますよ。(笑)

変動金利がほとんど

フラット35が思ったより少ないですね。
金利が高くなっているとは言え、まだまだ安いですから変動有利と言うことでしょうか?

年収の約7倍の金額をかけ年収の5倍かりる!

平均的に年収の6.8倍住宅取得にお金をかけていますね。
500万の年収なら3400万円 夫婦で1000万の年収なら6800万円です。

そして500万の年収なら2550万円の借り入れ 1000万の年収なら5100万円の借り入れですね。

資金援助は受けてるの?

30代ではおよそ25%の人が資金援助受けてますね。
4人に1人と言う割合です。
もっと親が援助出来ないものでしょうか?
若い世代にゆとりが持てないと日本はダメになると思うのですが。

基本性能は高くなっている

きちんとした住宅会社は、長期優良住宅が標準ですから
耐震等級3
劣化対策等級3
維持管理対策等級3

当たり前ですね。
本当に普通です。あなたのつくる工務店ができてなかったら考えましょう。

断熱等級7はわずか1%
等級6までは外張り断熱無しでできる地域が多いから等級6までで止めると言うことでしょう。
等級7になるとさすがに外張り断熱が必要になりますから、等級7は一気に少なくなりますね。

外張り断熱するかしないかで圧倒的に性能が変わるのですけど、お金もとてもかかりますからされないのでしょうね。
せっかく家を作るのにとても残念です。
長期優良住宅は100年持つことを見据えて家を作るわけですから、もっと考えたいですね。
きちんと断熱しておかないと住み心地が悪くて建て替えたくなりそうです。
建物の耐久性があっても住み心地が悪くて建て替えとなる。本末転倒ですね。

家づくりで重視すること

1位 間取り
2位 耐震性
3位 断熱性
4位 広さ
5位 収納

意外にもコストが下位です。
当社は性能の割に金額が安いと言うことを狙っているせいか、コストを重視するお客さまがとても多いですけど。

設計ではもちろん間取りに時間をかけます。
当社では待っていただく時間が長いですから十分な設計期間がとれます。
ですから良い間取りになりますし、お客さんも時間をかけて検討出来ますからとても満足した家づくりができます。

耐震性はもちろん許容応力度計算耐震等級3で長期認定をとります。

断熱性能は ほとんどの物件がUA=0.20前後なので等級7が当たり前
ZEHは遙かに超えているので話題にすらなりません。

収納の検討もバッチリです。

どこに住みたいの?

1位 通勤通学
2位 広さ日当たり
3位 町並み景観
4位 水害の受けにくさ
5位 日常の買い物

親子の距離は順位が低いですね。
親が近くに住んでくれていると子育てを手伝って貰ったり便利だと思うのですが?
あまり重視していないみたいですね。
当社のお客さまは、近くに住みたいという方がとても多い印象だったのでこれは意外でした。

1位の通勤通学ですが秩父地域には良い働き口がなくて残念ですね。
大学とかも遠いですし。
過疎化が進むのはやはり通勤通学が困難と言うことでしょう。

2位の広さ日当たりについて。これに関しては秩父は有利ですね。
でも近隣建物で日射が遮られる難しい建物もあります。
これは高度なシミュレーションなどで適切な窓を付けたりして上手く計画しましょう。

3位 町並み景観 
秩父の景観は良いですね。どこでも山並みが見えて綺麗です。
落ち着きます。
電柱電線の計画がちょっと残念で見苦しいですけど。ヨーロッパのようにどうにかならないでしょうか?

4位 水害の受けにくさ。
崖崩れ以外の自然災害には強いですね。
崖崩れも秩父地域で本当に限られた場所でたまにですからそれほど影響無いですね。
災害にはとても強い地域だと思います。

5位 日常の買い物
これはとても難しい場所が多いです。
スーパーは点在しているので自動車があれば全く大丈夫ですが、自動車がないと生活しにくい場所がほとんどですね。
コンビニサイズの日常品が手に入るお店を行政が所々につくってくれると良いですね。
半径2kmごとくらいにあると良いなと思いますがコスト的に成り立たないでしょうか?

採用した高性能設備

太陽光発電は当たり前になってきました。
蓄電池も2割以上
エコキュートも3割以上
全館空調も2割以上
空気清浄システムも多いですね。

太陽光は必須アイテムだと思います。損はないでしょう。

蓄電池は入れられれば是非。初期投資はかかりますが普段の光熱費が下がり安心ですね。
住宅金利が安いので蓄電池分も借り切れればお得とも考えられますね。

エコキュートは当社ではマストです。
地球環境を考え一次エネルギー消費まで考慮すると、ガスや灯油の生炊きではなくヒートポンプを使ったエコキュートに省エネ性能は軍配が上がります。そして太陽光発電と組み合わせると、毎日の給湯費用が格安になりますね。

全館空調は微妙です。当社のレベルまで来ると必ずしも大げさな全館空調がいらないからです。
上手く空気が循環すればどこでもすずしいし、暖かい。
将来メンテナンス費がかかる大げさな設備は避けたいですね。
できるだけ単純な設備で全館空調出来ればと思います。家電量販店,ホームセンターで手に入る汎用品でつくられていると良いですね。

高性能換気・空気清浄システム
換気と空気清浄を別けて考えて見ましょう。
高性能な換気システムと言えば第一種全熱交換換気システムでしょう。熱ロスが少なく確実に換気され空気を綺麗にします。
これには高性能フィルターが入ってますから、空気清浄システムと言うことも出来そうです。
ですが当社ではそれでは不十分と考え、電気集塵フィルターを組み合わせています。
エアドッグのようなものです。
室内の空気を循環させ綺麗する仕組みを作っています。

新型コロナの影響

テレワークスペースの設置が増えましたね。当社でも計画が多くなっています。

そして居住性の確保。家にいる時間が長くなったので住み心地を重視しているようです。
当社では最初から高いレベルで実現していたので、あえてそれを要望されることはありませんでした。

そして多いのが玄関に近い手洗いスペース
小さな手洗いを玄関に付けている辞令をよく見ますが、それでは洗いにくくてあまり使われません。
メインの洗面スペースを玄関からの動線に入れる工夫が大切です。
間取り作りが重要ですね。

大変長くなりましたが参考になりましたか?
これらの資料は住団連のホームページが出典元です。
2023年度戸建注文住宅の顧客実態調査結果の要約及び考察」

もっと詳しい資料ですので、より詳しく知りたい方はご覧になってください。