省エネ・エネルギー消費量を少なくする。
夏に一番消費電力が大きいのは、エアコンです。
省エネにするには、まずエアコンの稼働を下げることが重要です。
冷房負荷を下げる
冷房負荷を下げるのに効果的なのは、日射遮蔽。
太陽の光を遮ること。
これについては疑う余地はないですね。
太陽の光の熱はすごい量です。
遮らないと窓にストーブがあるくらい熱が入ってきていると思ってください。
窓がストーブ!!怖いですね。
断熱も重要です。
外が35度もあったら内部を25度に保つには10度の温度差を維持しなくてはなりません。
壁や屋根の面積は300平方メートルくらいありますから全体ではすごい熱ですね。(笑)
10℃の差が300㎡ 一体どのくらいの熱が?(笑)
忘れがちなのが換気・気密性能
熱い空気が隙間から入ってきたら?
換気システムの熱も大変。普通の家では100m3位の換気をします。
10℃差の空気が100m3大変ですね。
外のきれいな空気も直接取り入れるのでは無く熱交換されて入ってくれば?
これは温度の成分だけで無く、湿度も大きくかかわります。
ジメジメした空気はいやですね。ジメジメ空気を直接取り入れてしまうことを想像することができますか?
除湿しなくては!!
そして冷房
冷房はエアコンに頼ることになります。
できるだけ性能の良いエアコンを選びましょう。(い)を満たすエアコンにしましょう。

光熱費から見る省エネ
上に挙げた対策をして冷房負荷を下げルことは大切ですが、ある程度のところで効果があまり変わらなくなります。
やり過ぎてももったいないのです。バランスが大事。
太陽光発電や蓄電池を使うことも考えましょう。光熱費は格段に下がります。
光熱費を下げるには太陽光発電、蓄電池です。
今年の夏の電力消費量の実測結果は以前のブログでお伝えしましたが、その中で蓄電池のついたおうちの光熱費を記載します。
一番光熱費が安かった例ですので、すべてこうなるわけではありません。おうちは30坪くらいです。
東京電力に支払った実際の光熱費です。
7/17-8/16 2038円
8/17-9/16 2004円
9/17-10/16 1935円です。

えっ!
一ヶ月の電気代が2000円。
今年の夏暑かったですよね。
基本料が1870円ですから基本料プラス200円?位ですね。
日射遮蔽、断熱、気密、換気がしっかりしていればこその金額ですが、この金額はびっくりです。
ちなみにオール電化住宅ですので、ガス代、灯油代は0円
洗濯物はすべてドラム型の乾燥洗濯機で電気で乾かしているそうです。
上手にすんでいますね。
すみ方をレクチャーしてもらいたいですね。
正直、ここまでは難しそう。
でも、3000円台のご報告も多いので、太陽光発電、蓄電池はさすがです。
太陽光発電、蓄電池があれば良いのか?
太陽光発電、蓄電池は光熱費削減には絶大な効果がありますが、設置費用もかかります。
太陽光10kW、蓄電池10kWhで250万くらい。
そして日中使った分は売電が減るわけです。
それでも光熱費がこんなに少ないのは安心ですね。
電気代がどんなに上がってもあまりダメージを受けません。
普通の家庭では2,3万円払っているでしょうから、毎月2,3万円家計に差が出るのは大きいですね。
高性能な住宅に高性能な設備で安心生活を送りましょう。
日射遮蔽、断熱、気密、熱交換換気の基本的な要素は必要ということをお忘れ無く
これができていないおうちは、太陽光発電・蓄電池がついていてももっともっと多いですよ。
このご紹介した住宅は、エアコンつけっぱなしでどこでもほぼ25度から26度くらい。家全体が快適爽やか。
決してエアコンをつけないでせこい生活をしているわけではありません。(笑)






