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髙橋建築

メディア掲載・受賞,建築費・光熱費,設備・空調,設計 デザイン

当社の築5年の住宅の取材がありました。

HEAT20で高断熱住宅の奨励の本を作るそうです。
その事例として、このお客様の住宅が選ばれました。

このオタクはG3ほぼパッシブハウスクラスの住宅です。
とても温かい住宅です。

ほとんど暖房が必要無いレベルの住宅なのですが、「こたつ」がついています。

掘りごたつです。

写真でも解るとおり、真冬なのにエアコンのコンセントが抜かれていますね。
すごいですね。(笑)

秩父にお住まいの方にお話を伺うと、こたつ大好きな方が多いですね。

私も大好きです。こんな素晴らしい日本の文化があるのに、わざわざ西洋のまねをしなくても良いのにと思います。

現実的には、お客様の希望でソファの提案がほとんどですけど。

皆さんこたつの良さが解っていないのでは無いかなと思います。

こたつの消費電力を見てみましょう

1月のこたつの消費電力(Wh)

60台のご夫婦がお住まいで多くの時間をこたつで過ごすことが多いそうです。

1月中の毎日の消費電力の平均は、わずか1.532kWh
とても少ないですね。これはパッシブハウスレベルのおうちにこたつだからできる省エネ性能。
普通の家だとすごいことになりますので注意してくださいね。

昨年のパッシブハウスジャパンで行ったアワードが行われました。私はそこで審査員としてエネルギーを分析し発表いたしました。
エントリーされているのはパッシブハウスクラスのおうちでエアコンを使用しています。
日本全国の住宅がエントリーされていましたが、静岡のパッシブハウスを除く建物の冬の一日の暖房が10kWh位でした。

パッシブハウスクラスでも10kWhですよ。当社のこたつ住宅が1.5kWh

それと比較すると、この家の性能! 生活の工夫での省エネのすごさが解るでしょう。

パッシブハウスで「こたつ」は相性バツグン

パッシブハウスレベルの住宅の性能なら、暖房しなくてもさほど寒くないです。

2023年1月6日~13日

1月のリビング室温です。1週間分です。もちろんエアコンなどの暖房器具は付けてません。
室温は17.8度まで下がってしまっている日がありますが、日中は20度を超えていて暖かそうですね。

この室温で「こたつ」がつけばとても快適ですよね。

上半身が少し涼しく、下半身が温かい。とても理想的です。
床暖房は足裏だけですから(笑)足全体が暖かいこたつは優秀です。

ここで重要なのは、パッシブハウスクラスの住宅なら、室温があまり下がらないため、メインの暖房がいらないと言うことです。

エアコンやファンヒーターなど無くても大丈夫なのです。

こたつの内部の温度は?

朝晩、こたつを付けているみたいですね。
こたつ内は35度くらいになると温かいと感じ、スイッチを切るかもしくはサーモスタットが働きスイッチが切れるみたいですね。
それほど高くないことが解ります。
掘りごたつもXPSできちんと断熱がなされていますから一度暖まると、しばらくは暖かいみたいですね。保温性バツグンです。

それほど運転しなくても大丈夫と言うことです。
「スイッチが入っていなくても自分の足の熱で暖かく感じることある」とも言ってました。

寝室も気持ちいい。寝やすい

高断熱の住宅は、少しの暖房でどのお部屋も暖かくなると言うのがメリットですが、そこまで暖かくない方が良いという部屋がありますね。

それは寝室です。

もちろん、呼吸に影響があるほど寒いのは良くありません。10度以下に下がってしまうようでは、ダメですね。健康を害します。

当社の高断熱の建物ではリビングを22℃とかに暖房すると寝室まで22度になってしまうと言うのは良くあります。寝室は暖房しなくてもです。家中どこでも温かいというのは都合が悪いこともあります。
お客様から住み心地を聞くとこんな回答があります。
 毛布1枚だけで冬を過ごした。
 羽毛布団が無駄になってしまった。
 布団をかけて寝たいけど熱くて寝苦しい
など。

寝室が暑いのは良くないですね。
「少し涼し目でお布団を軽く掛けて寝る」というのが快適そうです。
それではこの家の寝室温度を見てみましょう

寝室の室温(℃)

日中は、日射取得熱の影響で20度を超えていますが就寝時は17℃から20℃くらいですね。
とても良い感じです。
これならお布団を掛けて寝るのが気持ちよさそうです。

家事も快適

リビングにくつろぐひとに合わせると言うことは、室温を高めにしなくてはなりません。
家事をしながら動き回っているひとにとっては、暑く感じます。
少し涼しいくらいの方が、動き回るのには楽ですね。

パッシブハウスで「こたつ生活」なら、それほど室温を上げる必要もありませんから、家事をするひとも楽ですね。
室温低めというと、寒がりの女性には大変になるとお感じになるかも知れませんが、そうでもありません。
なぜなら、室温が18度の時に壁や床や天井などの温度もほとんど変わらない温度だからです。
気持ちの良い、5月くらいの温度を想像してもらえると解りやすそうです。
暖房をしなくても、全く温度を意識しなくて快適な時期。そういう感じなのです。

活発な子供も快適

パッシブハウスレベルの住宅だと動き回る子供が冬なのに汗ばんでいる姿を見ることがあります。

子供にとっては暑いのでしょうね。

子供は活動的ですから、発熱もすごそうです。
子供のことを考えずに、リビングでくつろいでいるお父さんに合わせる必要があるのかな?
そう常々考えていました。「お父さんのためだけの家じゃないぞ!」そう思います。

「子供のために暖かく」と考えがちですが、パッシブハウスレベルの家はそれほど寒くはなりませんから、子供のためには暖房はいらないかも知れませんね。パッシブハウスレベルのこたつの家なら、くつろぐひとはこたつ、室温は少し低め。それが実現できそうです。

家族が集まる

家族のコミュニケーションは必要ですね。
楽しくわいわい。

せっかく作った新しいおうちで、家族がバラバラに生活する。
コミュニケーションもとれない。
そんなので良いですか?

お父さんがソファーでごろっとしていたら、他の人はどこに?
近くののテーブル?
ご飯食べたら自分の部屋に戻っちゃうかも。

快適なこたつなら自然に人が集まります。
皆で集まり、テレビを見たり、ゴロゴロしたり。

スペースが多彩に利用可能! 省スペースにも有効

こたつスペースは、食事もできます。

くつろぐスペースにもなります。

ゴロゴロもできます。

お客様を接客もできます。

子供の勉強にも使えます。

そのほかいろいろ・・・・・・・

これらをするのに、それぞれのスペースを作ったら大変ですね。
こたつスペースならすべて可能です。
すごくないですか?

テーブルにソファー。それぞれすごくスペースとりますよね。
せめて10畳くらい必要ですよね。狭苦しいリビングダイニングは貧素でカッコ悪く見えます。
テーブルソファーに憧れていたんだろうな。なんて感じます。
小さめのせこいテーブルや小さなソファーは残念ですね。

同じ10畳なら6畳の畳コーナーのこたつスペースと4畳の多目的スペースにしたらどうでしょうか?
子供が遊んだりするスペースとして広々残しても良いですね。
6畳の部屋なら1畳くらいある大きなこたつが置けますよ。
この大きなこたつが当社では人気です。大勢がいっぺんに座れますから。

最初の写真の家は8畳に地袋がついてます。とても広くて快適です。
周りに収納がついていて手を伸ばせばとれるので便利ですね。

地袋カウンターにお気に入りのモノなど飾って楽しむのも良いでしょうね。

高橋建築が進める新しい考え方

このような考え方が今まではありませんでした。

「寒い家にこたつ」それが常識でしたから。

「高断熱住宅にこたつ」

この新しい考え方をHEAT20で発表したのは、もうずいぶん前です。

今回、HEAT20の書籍を作るに当たり、高断熱住宅を推進したいという他に、これからの断熱住宅を考えていきたい。高断熱住宅ならではの新しい住まい方を考えたいと言うことで、当社のこの建物が推選されたようです。

「リビングにソファ」?

憧れはあるかも知れませんけど、

「リビングにこたつ」

一度考えてみませんか?


パッシブハウス

本庄パッシブハウスの認定がおりました。

なんとパッシブハウスプレミアム。

普通のパッシブハウスではなくプレミアムです。

パッシブハウスプレミアム

パッシブハウスプレミアムはパッシブハウスに再生可能エネルギーを搭載しているばかりではなく、再生可能エネルギーを使わなくても一次エネルギー消費量が少なくなくてはなりません。

45kWh/㎡をクリアーしなくてはならないのです。暖房、冷房、家電を合わせてなので至難の業ですね。

今回はギリギリのクリアー。全く余裕がありませんでした。すごく難しいですね。

クリアーすれば、めちゃくちゃ省エネ住宅なのは確かです。

今後もプレミアム目指して頑張りたいとおもいます。!!

建築費・光熱費

洗濯の仕方で消費エネルギーはどのくらい変化するのか調べてみました。

おうちによって 洗濯の量がずいぶん違うと思うのであくまでも目安です。
でも解ることはたくさんあります。

洗濯のコストは?

量や洗濯モードによって大きく違いそうです。

念入りに洗うモードや、すすぎ回数などでも大きく違います。

Wh

例を2軒分 3日づつです。
洗濯は、あまり電気を食わなそうですね。
大まかには、1回あたり50Wh、100Wh位ですね。 電気代が40円/kWhと考えても 一回の洗濯で5円くらいのようです。
他のおうちも数件測定していますが概ねこのような感じです。洗濯機の大きさの差などもありますのではっきりは解りませんが、斜めドラムより縦型の方が少なめに見えました。

洗濯・乾燥のコストは?

洗濯乾燥機 Wh

このおうちのデーターがとても解りやすいので見てみましょう。

最初の2日は洗濯乾燥機を4回 3日目は3回使っています。
洗濯乾燥1回あたりの消費電力は991Whです。
同じように40円/kWhで計算すると、39.6円です。およそ40円ですね。
この洗濯乾燥機はヒートポンプ式なので省エネですね。

ちなみにヒートポンプ式ではないところは60~70円くらいでした。

まとめ

洗濯のコストは 5円くらいの電気代なのでそれほど気にしなくても良さそうです。

乾燥は40~70円くらいかかります。当社の別のアンケートで子育て世帯のかたは、一日に平均2回くらい洗濯していることが解っているので、およそ100円くらいですね。電気代で月に3000円。
私の印象では、家事労働が削減できるので、乾燥機の使用は有りだと思いました。しわや縮みなどの問題もありますので好みは分けれますね。
太陽光発電の電気で洗濯乾燥機を動かせば今の売電価格だと半値です。
乾燥機を2回回してもひと月に1500円。
安い!!
お日様が出ているときに動かすようにできると良いですね。

皆さん光熱費削減の参考になりましたか? 頑張りましょう。!!

建築費・光熱費

今年の冬も寒いですね。
電気代も値上がりし、光熱費がとても高くなっています。
電気代が高くならないように、エアコンを我慢しての生活のかたもいらっしゃるようです。

電気や灯油、ガスの値上がりで、ひと月の光熱費が4万円、5万円になってしまったというお話も聞きます。

当社の高性能住宅ではどのような住まい方が可能なのでしょうか?


当社の住宅のオーナー様で、快適に住みながらも、上手に工夫され、とても光熱費が安くなっているかたがいらっしゃいます。
今回はそのご紹介です。

一般的な髙橋建築の住宅

光熱費は?

皆さんのおうちの、光熱費はどのくらいですか?
電気、灯油、ガスを合わせた金額は?
2万円?3万円?

当社の住宅のアンケートでは、12月分が1万円から1.5万円くらいが標準的でした。

この金額でもすごいですよね。オール電化住宅なので 灯油は0円、ガスも0円
横軸は対象住宅の築年数です。電気代のみの金額です。

12月の光熱費 横軸は築年数

平均は13,382円でした。

これでさらに太陽光発電による売電の収入もありますから、実質0円の光熱費で住んでいらっしゃるかたがほとんどです。

そしてこのおうちのかたは、決して我慢をして光熱費削減をされているわけではございません。
パッシブハウス並みの当社の住宅ですからもちろん、「ぬくぬく生活」
薄着で活動的な住まい方できます。

暖房温度は?

今回のアンケートはリビングの温度です。
平均室温ではなくて、何度以下なら暖房するか?
暖房時の温度です。
エアコンの設定温度ですね。
パッシブハウスレベルの家では、室温はほぼ設定温度です。
リビングばかりではなく、ほぼ家中この温度に近い室温になっていると思います。1,2℃寒いところもあるかも知れませんけど(笑)

12月の暖房温度 横軸は築年数

暖房温度はというと、17℃から25℃くらいでお住まいのようです。
これは平均温度ではなく、エアコンの設定温度を集計しました。
ですから住んでいる平均室温はもう少し高いと思います。日射熱や内部発熱がありますから。

今回のアンケートの平均温度は21.8℃
21.8℃を切ると暖房をするというのは、なんとも贅沢な住み方ですね。

17℃での住み方

17℃のかたがいらっしゃいますね。17℃は一般的に言うと少し涼し目ですが、当社の住宅では、室温が17℃のときには、壁などの表面温度も大体17℃。一般的な住宅では暖房つけて室温20℃になったけど、壁や、床が10℃しかない!なんて住宅もありますね。それでは寒いです。
気温も周辺の温度も17℃というのは、少し涼し目な春のようなイメージです。
ちょっと余計に着れば寒くなさそうです。
この住宅でも、日中や夕方は20度以上の生活をされているようです。朝だけ少し涼しい感じの住み方ですね。

私は17℃生活は 「有り」だと思っています。ちょっと着込めば十分です。「こたつ」があれば最高ですね!

髙橋建築の住宅で工夫されて住んでいる方。

今回のアンケート後に、当社のホームオーナー様から、喜びのLINEをいただきました。
ブログ記載OKを貰いましたので公開いたします。

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お世話になります。○○です。
電気代に関しまして、1月使用分がかなり減っておりましたのでご参考までにご連絡です。

我が家はちょうど年末のタイミングで、
①給湯器の時刻設定変更
②ハニカムの上げ下ろしタイミング変更
を行いました。①②により、どのくらい電力使用量を下げられたか、わかりやすいと思いまして、ご連絡させていただきました。

電気代】
12月使用分(TEPCOでは、1月料金と表示)  13,823円
1月使用分(TEPCOでは2月料金と表示)   9,972円

【使用電力】
12月使用分 285kWh
1月使用分  173kWh

1月の方が寒波などで寒い日が多かったですが、おかげさまで、約4000円も減らすことができ、夫婦で驚いております。かつ、暖かく過ごせているので、電力高騰が叫ばれる中、うれしい悲鳴です。
どうもありがとうございます。

* * * * * * * *

すごいですね!
1月の電気代が1万円切ってます。
さらにこの続きがあります。

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電気代の件、続きがありましたので、ご連絡です。
昨日まで、1月の使用料金(9,972円)は未確定料金だったのですが、今日、料金が確定し、更に下がっていました(8,731円)(ぽっ)
使用電力量は、173kWhのままです。12月比で▲5,000円となりました。

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8731円/月!!

びっくりですね。このおうちも、もちろんオール電化住宅です。灯油、ガス代金はもちろん0円

上手に住まわれています。テクニックを教えて貰いたいですね。
当社の高性能住宅なら、工夫すれば快適な生活を送りながら、とても省エネ、経済的な生活が送れることを証明していただきました。

この方の生活を学ばせていただき、参考にしながら当社のホームオーナーさんと共有していこうと思います。

このときの売電価格、太陽光発電は? 家建てた方がお得?

売電価格は12,308円

うわぁ! マイナスですね。

普通の家だと 住宅ローン + 光熱費 

この家だと 住宅ローン + 光熱費 - 太陽光売電

普通の家と数万円は違いますね。

アパート家賃6万円で光熱費が3万 だと 9万円

9万円の住宅ローンなら おうち建てられたりして。(笑)

3000間年を1%で35年借りると 月々85000円の返済みたい。

髙橋建築の「快適エコ研究所」

「快適エコ研究所」 通称 「快適エコラボ」は 髙橋建築のホームオーナーさんが任意で参加可能なコミュニティーです。

省エネ生活の方法など、意見交換しています。

私も、最新の情報をお伝えして役立てて貰ったり、ホームオーナーさんが生活の中で気がついたことなど共有しています。

参加者全員が「快適エコラボ」の研究員

より省エネに

より快適に

より住宅を長持ちさせる

そんな情報が話し合われています。
皆さんも、髙橋建築の住宅のオーナーになって 参加してみませんか?

お待ちしております。!!

見学会・相談会・イベント情報

前日、19:30
完成現場見学会を現場で準備中。

太陽の光で明るい昼間も良かったけど夜も良いな。

結局工事はカーテン屋さんが間に合わず明日になってしまいました。

無暖房で見学会やります。
今日の天気が鍵だったけど、あいに半分曇り。ちょっと日射熱取得量がたりなかったみたい。(笑)

でも、ちょうど良いかな。そんなときの翌朝の温度測れるし。体感できるし。

作り付けの洗面もなかなか良い感じ


たくさんしまえる棚もついてるし

子供部屋にもロフトあります。

見学会の場所は秩父市太田の農協の近くです。

https://goo.gl/maps/oUg9Y9jGMtK9EYQV6

秩父郡市で建築お考えの方、是非ごらんになってみてください。

見学会・相談会・イベント情報

いよいよ、明日 完成現場見学会です。
工事がギリギリで最後の最後まで職人が出入りしています。

窓を開けて作業しているので、思うようにおうちが暖まっていないみたいです。

そこで、本日最後の悪あがき (笑)
これが職人に送ったメール。
普通ではあり得ない内容なので、 皆さんに読んでいただけると面白いのでは無いかと思い
ブログに載せてみます。

- - - - - - - - 

協力業者の皆様 
工事を間に合わせていただきありがとうございました。

予定通り 明日明後日、○○様邸の完成現場見学会を行います。

今日の○○さんの家ですが、明日からの現場見学会に備えて おうちを温めておく必要があります。おうちを暖めると言ってもエアコンなどはついていませんから「太陽の日射熱」のみです。
いつも通り「無暖房」状態で見学会を実施します。

本日作業されるかたは、 「窓開けをしない。」「玄関はすぐに閉じて」作業を進めてください。
今日、どこまでお部屋を暖められるかが、明日の朝の温度を左右します。
日中熱をためられないと、明日の朝寒くなってしまいます。
明日の朝、暖かくなるよう配慮をお願いします。

ですから、内部で一生懸命作業をして「発熱する」のは大歓迎です。(笑)人間一人で100W位は熱が出せると思います。

よろしくお願いします。

- - - - - - - - - - -

この時期、無暖房で見学会開催。

それも、できたばっかりの家を(笑)

日記・想い

パッシブハウスジャパン 近畿支部のセミナーで 神崎さんと飯塚さんの発表がありました。

神崎さんは奈良で活躍されている設計士さん。ブログをたくさん書いてます。
http://watamatusekkei.seesaa.net/

飯塚さんは有名な設計士さん。本もたくさん出されています。
https://iplusi.info/

性能を高めながら、デザインや住み心地を高めていく。
今までの「間取り」ありきの設計手法ではなく、住み心地や魅力作りをしていきながら、空間作りをし、間取りは最後に考える。
そんな話に感銘を受けました。

構法やコンセプト 素材使い 中間領域 窓 架構 。。。。。。そういったところから考えを進めていく。間取りはあとで。

今のお施主様との打合せは、間取りの打合せばかり。

一般的な人はそこしか見えていない。

とても残念。

私は最初には 建築士として魅力ある家を提案しているつもりだけど、表面上の間取りに固執するお施主さんがどんどん要望を積み重ね直していき、デザインも住み心地も構造もボロボロに。打ち合わせすればするほど空間に魅力が無くなり悪くなっていくパターンがおおいですね。こちらがプロとして考えを話しても聞いてもらえない。

最近はますますそんなパターンが多く、私もだんだん力尽きていき、お施主さんの言うことのイエスマンに。それが楽だから。
説明しても解ってもらえないし。「ハイ解りました。これでいいですか?」そんなやりとりになっていきます。

そんなのじゃダメなのは解っているけど仕方ないですよね。

当社の住宅で、皆さんから「いい家だね。」「こういう家に住みたい。」
雑誌に載ったり賞を取ったりしている住宅はほとんど私の原案に近いモノです。
せっかく本気で考えても、がっかりな図面に変わって行ってしまうのはつらいですね。

それと、コスト。要望が多い割にお金は出せないという人も多いです。逆にきちんと当社の価値が解って、お金のことはあまり言わない人もいます。そういう人はこうしたいという考えがしっかりあって、それは重視するけど細かいところはあまりこだわらず、「いい家になる用に高橋さんにお任せ」という人が多いような気がします。そういう人はやりやすく、こうすればよくなるという提案もしやすいです。どんどん良い家になっていく傾向があります。

そしてコストで大切なのは、コストを突き詰めすぎないこと。メリハリを付けたり、きちんとかけるところにかけることで、見た目も性能も,良くなりますし、長い目で見ても満足度も上がります。「何でもかんでも最低限」という家はつまらない家になってしまいますね。最近は「家にコストをかけないでどうでも良いモノにコストをかけるなぁ」という人もいます。価値観はそれぞれだから良いですけど、プロから見るともったいないなと思うことも多いです。後で直せないところなんかだとなおさらですね。

今回、飯塚さん、神崎さんとセミナー後にお話をしました。当社の建物が、内容の割にとても安いことを知っているので、もっと高所得者だけ相手にした方が良いのでは?とアドバイスされたりしてしまいました。本当に「そんなに安くやってるの?」とびっくりされるレベルです。当社の住宅の価値が解っている人から見るとめちゃくちゃ安いのです。

価値が解ってくれて、それで判断してくれているのなら良いのだけど、ただ「高い」「もっと安く!」って言われても。
建て売りレベルの家と比べられてもダメですよね。

最近、見積もりを出すと根拠もなく「もっと安く!」という人がいます。私は「それなら他で見積もりをとってきて比べてください」と言います。「当社じゃなくても良いんじゃないですか?」と言います。

当社と同じような内容で当社より安いのならそちらで建てた方が良いですよね。私もそう思いますからそうして貰ってかまわないのです。私も時間に限りがありますから、当社のことを信じてくれて当社の価値を解ってくれて、喜んでくれる人のために時間を使いたいです。

飯塚さんに言われて本当にそう思いました。「髙橋建築の価値を安売りするのはもったいない。」そう言っていただきましたが、私はこれまで通りできる限り安く良い家を提供していきたいです。
でもそれは、当社の価値を解ってくれて、信じてくれ、一緒に良い家を作りたいと思ってくれる人のために。

高くて良い家より、皆が手に入れられる価格で良い家を作っていきたいと思います。

日記・想い

現在、HEAT20 躯体ワーキングでは、壁体内の内部結露を検証するための研究が行われています。

高断熱になってくると異種の断熱材を組み合わせたり構造面材が途中に挟まったり壁構成が複雑になります。

その様々な壁体の熱水分移動を計算で求め、壁構成の安全性を見極めようとしています。

HEAT20でもそのようなことをきちんと考えていかなければと言うことで始まりました。

研究者の皆さんがたくさん参加する中、実践派の工務店として当社も参加しています。
このような機会がいただけ、著名な先生方とお話ししながら、取り組みに参加できるのは、本当にありがたいです。

詳しし仕様はお出しできないので 一般的な話の画像のみ。

このような研究を通して、先生方と話ができ、様々なノウハウが蓄積されていきます。

それを当社の住宅に生かしていく。

中嶋先生の隙間を通しての壁体内のCFDはとても参考になりました。
気流の動き方。どこの隙間が影響が大きいか?
そして、本間先生の質問からの展開は本当に勉強になりました。

このような最先端の勉強が、私にとってのモチベーションになります。
より良い家を作っていこうとさらに思いました。

見学会・相談会・イベント情報

今回の完成現場見学会は駐車スペースも広いので、飛び込み参加可能です。

場所は秩父市太田の農協の近くです。農協の脇の道を入ってすぐのところ。

https://goo.gl/maps/x7EuqA8EdnKgBSKP6

わかり易い場所です。

本当のパッシブハウスを真冬に体験できるチャンスです。

見学会お申し込み受付しています。受付フォームです。お時間が解るかたは是非申し込みフォームにご記入ください。
優先的にご説明など対応させていただきます。

https://forms.gle/3FU59HiqksRzyEjy6

上記リンクから申し込みをお願いいたします。今回は申し込み無しでの飛び込み参加も有りです。

先日もパッシブハウスを知らないで家づくりを始めてしまい、とても後悔され当社に相談してきました。

「知ってればお願いしたのに。」

そう言われても、もう後戻りできません。

パッシブハウスの内容をきちんと知っている上で、それでも他社を選ぶのであればそれほど後悔しないで済むでしょう。

家づくりが始まっていないかたは是非ご覧になることをおすすめします。

逆に、始めてしまったかたは見ない方が良いです。
体感しない方が良いです。

当日も無暖房でお待ちする予定です。

皆さんのお越しをお待ちしております。

メディア掲載・受賞

ガイアの夜明け。暖かいおうちの特集でした。既存の住宅をどのように断熱補強するか?と言う内容やエクセルギーハウス、パッシブハウスが出ていましたね。

エクセルギーハウスは、以前から少し知っていましたが、ますます怪しさが増してますね。(笑)

エクセルギーの概念自体は宿谷先生が考えられてとても素晴らしいものです。私も何年間か都内まで夜の月一の勉強会に参加させていただいていました。数名で直接教えていただいていましたので、本当にありがたかったです。
エクセルギーについては、今後振れていきたいと思います。

今回のエクセルギーハウスは、その理屈を一部切り抜き、住宅に生かそうと試行錯誤されいます。しかし、私から見ると疑問符ばかりでちょっとまねしたり取り入れたりはとてもできないと感じました。宿谷先生もこの方の取り組みには残念に感じているのではないでしょうか?

結果、テレビ局もパッシブハウスメイン、森みわさんメインになっていったのだと思います。
パッシブハウスの理論は世界では当たり前。普遍的な考え方の元にきちんと成り立っています。

森みわさんのこれまでの取り組みや努力が上手に紹介されてましたね。気密が出なかった下りは番組を盛り上げるために逆に良かったのかも。(笑)

私も途中たくさん取材を受けましたが話しているところは5秒くらいしか映りませんでした。(笑)

番組を見た当社のホームオーナーさんが画面を写メしてくれたので載せますね。

この字幕の通りで、パッシブハウスを初めて知ったときには衝撃的でした。めちゃくちゃ勉強して日本の最先端技術で家づくりをしているつもりでしたが、とても技術の差にびっくり。30年くらい違うイメージです。

圧倒的な差がある内容で作っているわけですから、一般の多くの人に理解されないのは仕方ないですね。

黒電話しか見たことない人に、スマホの話をしても理解できないでしょうから。(笑)

あまりお客様が来ても困るので当社はブログを書くくらいで宣伝をしていません。
昨日も新規のお客さんから当社を見つけることができてとても運が良かったと言っていただきました。

とてもうれしいですね。
喜んでくれる人のために一棟一棟、少しずつですが一生懸命作っていきたいと思います。

当社の建物に影響受けて、建築業界全体の高断熱住宅のレベルが上がっていくと良いと思っています。