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外壁の選定 当社がALC(パワーボード)の理由

様々な外壁の種類

近年の一番多いのが窯業系のサイディングです。
モルタル
ガルバなどの金属サイディング
木材
EPSなどの断熱材に塗装
タイル
などがメジャーなところでしょうか?

どれが良いというのは、デザインなどの好みでも分かれますね。
すっきりした外観なら、モルタルやEPS塗装などになるでしょう。
レンガやタイルも素敵ですね。

それぞれの特徴

それぞれのメリット、デメリットを詳しくお話ししたいのですが、全館空調の時のように炎上するのがいやなので、ブログには書かないでおこうと思います。
皆さん調べてみてください。
それぞれの特徴を言っているサイトがありますので、それぞれの外壁業者になったつもりで、他社製品の良い点や弱点など考えると良いかも知れません。
でも、それが本当の弱点なのか?それが本当に必要なことなのか?
住宅は長期間にわたり使うものです。
使った後も資産として売却したりもあるかも知れません。
長期的な視点で考え、比較し選定することが大切ですね。

当社の選択は ALC

当社ではALCを選んでいます。
具体的には「ヘーベルパワーボード」と言う商品です。

以前はALCと言えば高級品でした。
ハウスメーカーなども高級なグレードで採用されていました。
歴史も長く、超高層ビルなどでも使われています。
実績があるといういうのは安心ですね。

ALCとは

ALCは軽量気泡コンクリート
簡単に言うと、コンクリートは重たいので、コンクリートの性質をそのままにして軽くするために、空気の泡を混ぜたものです。詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/

素材が長持ち、長期間経った後でも見た目が良い

外壁のいたみは、10年後、20年後に目立ってきます。

周りに建っているおうちも、完成時は素敵だったのに、ちょっと古びて綺麗じゃなくなってしまった。というのに気がつくと思います。
偽物のタイル柄が色あせて。。。。。
外壁がゆがみ、まるで倉庫?と思うような外観に見えたり。
20年後、30年後にどのように見えるかって大切ですよね。
そのときに住み続けたいか、新しいおうちに憧れてしまうか。大きく気持ちが変わる原因になると思います。

ALCは機材がコンクリートですから とても長持ちします。

出展:旭化成建材ホームページhttps://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/durability.html

ゆがみ、剥がれ、伸縮による隙間など見た目も考慮すると、さらに圧倒的な差があると思っています。
タイルでも下地の機材が窯業系サイディングだと残念なことにそちらの耐久年数に左右されてしまいますね。
ALCは機材はほぼ傷みませんから表面の塗装を上手に繰り返すことで、新築時にほぼ戻るような感じです。
当社では長年建築業を営み、様々なリフォームなどお手伝いしてきていますが、リフォームしたときに「ALCで良かった。」と思います。

音が静か

厚い外壁です。住宅用でも37mmもあります。それもコンクリート。
音をとても遮ります。

当社でもお客様の希望でたまに様々な外壁材を使いますが、圧倒的に遮音性が高いです。
びっくりするほど違います。見学会など開催したときなど、違いをとても感じで改めて思い知らされます。
新しい住宅街などで様々な住宅メーカーの建物があるわけですが、夜行ったりすると解りやすいですね。
室内の話し声などが良く聞こえるおうちがあります。残念ですね。

出展:旭化成建材ホームページ https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/block.html?sct=0

先日、当社が10年くらい前に建築した建物のとなりに建て替えをされるお客様統治合わせをしました。
「高橋さんが以前建てたお隣には元気なお子さんが二人いるはずなのに夜はいないかのようです。」とお話ししていました。
他にも様々な外壁の住宅が近くにたくさんありますが、当社の住宅だけ特別と言うことでした。
それも、当社を選んでいただいたきっかけのようでした。

防火性能がすごい

防火性能の高さは、他に類を見ないレベルです。

実は以前、家が寒いのでと言うことで、古い木造住宅の隣に新しく住宅を建築しました。同じ方が住むので古いおうちと新しいおうちはほとんど離れていません。くっついてはいませんでしたが人が通れるほどでした。
古いおうちに悪い人が放火してすごい大火事になり全焼してしまったのです。
ですが、新しいおうちはほぼ被害無し。ALCのすごさを本当に感じました。
塗装の補修とテレビアンテナの取り替えぐらいですんでしまいました。

これが他の外壁だったらと思うと、本当に恐ろしく感じました。

https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about_pb/point/fireproof.html?sct=0

もちろん他の外壁でも防火性能は満たしています。

でも防火性能とはどのようなものかご存じですか?
防耐火性能は、逃げられる時間を確保出来る性能なのです。
私も木造の防耐火性能の第一人者の安井先生の講座に通って勉強しました。
それも2回も(笑)(先生にはあきれられました)

そこで詳しく学びましたが、疑問も残りました。
倒壊しないで逃げられる時間を確保できるのが、基準です。
様々な外壁や、窓などが防耐火基準をクリアーしています。

木の外壁であっても、壁の中にダイライトのような燃えない耐力面材や、グラスウール、内側に石膏ボードなどあれば一定時間は室内まで燃え抜けませんね。
それでクリアーなのです。
壁は燃えてしまっても良いのです。燃え抜けるまでの時間が確保出来れば。

外壁によって、燃え方が全く違い、その後に使用出来るか?使用出来ないか?
それこそ無くなってしまうか?ちょっとの補修ですむかも違ってしまいます。

家を建てる施主さんは、そこまで考えているのでしょうか?

当社も木を使った家づくりは得意です。
私も木の外壁はとても好きです。
外壁に木を使うこともあります。でもお施主さんにリスクも説明しますし、隣家が十分に離れているところにしか木の外壁は使いません。

他の外壁材でも、性能が十分でない場合は、外壁材と内部の石膏ボートとの組み合わせで防耐火の認定をとる場合が多いようです。室内にたくさん木を用いたい場合などはなかなか難しくなります。
ALCなら外壁材だけで十分な防火性能を持っているので内装材に気を使う必要が少なくなりますね。

より安心、より安全を考えると ALCの外壁をおすすめしたいと思ってしまうのです。

将来のメンテナンス

基本的なメンテナンスは20年30年ごとくらいに塗装をし直すこと。
これはどうしても必要です。
そして、万が一悪くなったところがあればパネル1枚だけでも取り替えることができます。
それはとても良いですね。
デザインが豊富なサイディングだと、数年後にはそのデザインがなくなっており、張り替えするとそこだけ目立ってしまうと言うことがあります。数枚悪くなっただけなのに、全て貼りかえなんて話も聞いたことがあります。

デメリットはないのか?

このようにALCの外壁は、外壁に要求される性能を高い基準で満たしています。
では、悪いところはないのでしょうか?

大きなところはデザイン性ではないでしょうか?
その素材性からどっしりした重厚な感じになりがちです。
それを好まない方も多いのではないでしょうか?

デザインが少ないですね。私は十分だと思いますがたくさんの中から選びたいという人も多いと思います。

多色で塗りにくい。窯業系のサイディングはプリンターで印刷していると聞いています。様々な素敵な柄が有り、テクスチャーも本物さながら。良くできていて偽物とは思えないようなものもあります。
ALCは現場で貼って、塗装ですから、細かく塗り分けることができません。
のっぺりした感じになりがちですね。ですがカラフルなサイディングでも将来は現場塗装ですからのっぺりします。同じタイル柄であっても板が厚いALCの方が目地の堀が深く影が出ますから塗り替えるとALCの方が断然素敵に見えますね。

工期がかかる。サイディングは貼ってコーキングすれば終わりです。ですが、ALCの場合そこからさらに時間がかかります。ALC用の塗料の吹きつけです。1週間以上余分に工期がかかると思います。
普通の住宅なら内部の大工さんの作業のあいだにできるので、全体の工期に影響はありませんが、建売住宅のように工程にゆとりがない場合には敬遠されるようです。

職人が少ない。 あまりメジャーとはいえないので職人が少ないようです。
当社は、いつも頼んでいるので大丈夫ですが、普段ALCを取り扱っていない工務店さんは、職人捜しに苦労するらしく、良いと解っていてもALCにされないところも多い用です。それでも工務店社長の自宅は、ALCにしたりするのを見ることがありますから微妙ですね。

値段が高い。冒頭に書きましたが、決して高いと言うことではないです。安いバリエーションがないと言うことです。サイディングなどでしたら、お求めやすいラインナップがあります。ローコスト住宅用のものですね。ですが、ALC(パワーボード)は、全てが厚いどっしりしたもののみです。デザインにより価格差はありますけど、安いとはいえません。とはいえ、長持ちしますから、将来まで考えるととても安いと言うことになるのですけどね。

材料選び 構法選び 設備選びは重要

住宅建築には様々な材料や、作り方(構法)、そしてキッチンなどの住設機器などがあります。
それらを選ばなくてはなりません。

youtubeやブログ インスタなど様々な情報がありますが、それらはポジショントークがほとんどです。
本当に知らないか?知っていても自分の製品を売るために行っているというのがほとんどです。

最近は、家を建てたお客様が情報発信されているケースも多いです。
一生懸命勉強し、選んだのですから自慢したくなるのも解ります。
これしかない。これを選んで大正解でした。みたいなのをよく見かけます。
でもその方が参考にした情報源が、同じような、先に建てた方の自慢話だったり、メーカーのポジショントークだったりを信じて選んだものというのがほとんどです。

実際に、勉強を繰り返し、長い間、きちんと見たり実際に使ったりして公平に判断していると思える情報は少ないです。
私が書いたこの情報もそうかも知れないと疑ってみてください。
今回の外壁の話も、別の角度から見ると私とは異なった選択になるかも知れませんね。

信頼出来る業者さんと巡り会え、本当の情報できちんと判断出来る環境ができると良いと思います。
なぜそれを選んだか?聞いてみてください。しっかり説明出来てその説明が納得出来るならとても良いと思います。それが大切ですね。

皆さん家づくり頑張ってください!!

全館空調ってどうなの?全館空調を考える

様々な全館空調がありますね。
それらの全館空調がどんな仕組みでどのような感じなのか考えたいと思います。

全館空調比較、メーカーに直接聞く

全館空調がブームになり、どのような仕組みが良いのか、どのメーカーのシステムが本当に良いのか?
おうちを建てたい皆さんお悩みだと思います。
我々工務店もその内容の違いなど把握して設計に生かしてきました。
そのため、工務店の全国組織であるJBNで勉強会をしようと言うことになりました。
JBNのなかの環境委員会というオタクの集まりで企画することになりました。

東京に30名集まりZOOMで150名ほど。メーカーはこちらで選ばせて貰いました。

特徴あるメーカーを選定

たくさんのメーカーがありますが、全ての話を聞くのは大変です。
特徴があるとか、メジャーだったりするところに絞りました。

我々が選んだメーカーは 

OMソーラー
ひのきや
キムラ
ダイキン
ゼンダー
ユカコ

です。
それぞれについて説明を聞きましたので私の感想付き解説です。


私の理解の範囲の 私個人的な意見なので、皆さんで判断くださいね。
私なりの解釈なので、間違えていたら教えてください。都度訂正させていただきます。

**********************************
本文 削除

申し訳ございません。一部の参加メーカーさんから、ご意見をいただきました。
メーカーさんに都合の悪いことを書いてしまい申し訳ございませんでした。
内容を削除させていただきます。
私の理解の範囲で控えめに書いたつもりなのですが、メーカーさんにご迷惑をかけると申し訳ないので本文を削除しました。
全館空調も様々なメーカーさんが出していて、一般の方や工務店にとって、どれが良いのか解らない状態でした。
それを考える会でした。
建物と設備のバランスが大切です。
住み心地を、設備の力のみで無理矢理解決するのに疑問もあります。
私は、過剰な設備を使わずに、まずは建物の性能を上げ負荷を減らした上で、建物にあった設備を選択出来れば良いと思っています。
建物の性能、住まい手が望まれる住み方などで、設備の選択が変わると思います。
将来の変化への対応なども大切です。
住まい方などの違いで、エネルギーを使いすぎたり、温度ムラができたり、除湿不足になったり、様々なことが起こると思います。
今回のJBNの環境委員会のイベントはとても楽しみで、そこまで皆さんと議論し、様々な全館空調について考えたいと思いました。
私のブログは、そういった内容の本当に端の方をかいつまんだだけのつもりでした。もっと専門的な話までできれば良いと本当に思いました。そのため、誰でも気がつくであろうところまでの解説でとどめたつもりでした。
ですが、メーカーさんにとっては厳しい内容ととられてしまったのだと思います。
とても反省しております。申し訳ございませんでした。

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最後に

私の理解力不足でところもありましたがところもありましたが、各社、今までの施工例なども踏まえて改良されてきている結果が、現時点のシステムだと思います。
良いところもありますし、私にとって疑問点もあります。
もう少し詳しく話を聞きたい部分もありました。

ある程度の知識を持って今までトライアンドエラーを繰り返してきた人なら私の中途半端な説明の裏にある内容も解ってくださると思います。
今回はあまり難しいところには踏み込まず、一般の人でも詳しい人なら読み取ることができる解りやすいところをお話しました。

私もいろいろ試しています。
詳しい聞きたい人は是非話を聞きにいらしてください。当社で建築を考えてみたい方大歓迎です。

補足説明
私が考える全館空調の考えは、断熱性のをあげ、できるだけ設備能力をを小さくすることです。
設備能力が小さくなると言うことは、風量も少なくて済むと言うことですので、気流感が少なくなります。
運転が弱運転ですめば、音も小さくなります。
小さい設備は値段も安いです。
ですが、他に考慮すべきことと相反することも出てきます。
例えば小さな能力の機械は、思いがけない負荷に対応しにくいと言うことです。夏場に予想以上に大勢が集まりパーティをすると言うことなどあると内部発熱が多くなり小さな能力の機械では間に合わないことがあるかも知れません。子供室なども、高性能のゲーミングマシンが動いたりすると負荷が多くなります。そのようなことが予想される場合には負荷に対応することができるように余力がほしいところです。
エアコンの風量が多いと言うことはエアコンの効率が上がると思います。効率を優先させるなら多少の気流感や、音などを我慢するという人もいるかも知れません。
人それぞれ、考えることが違いますので設計の仕方も変わるでしょう。
今回のブログはメーカーさんを比較して優劣を言っているのではなくて、私が理解した範囲での特徴を書いたに過ぎません。
皆さんそれぞれが良く検討をして、計画してくださいね。

「住まい方ガイド」発刊


令和5年度 国土交通省補助事業「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅を住みこなす住まい方ガイド」が発刊されました。
高断熱住宅の上手な住まい方を記載した冊子です。

高断熱住宅は、快適な温度で暮らすことができます。
ですが、住み方が悪いと、あまり光熱費を減らすことができなかったりする場合もありますし、上手に住むと光熱費がそれほどかからなくできます。

特に当社レベルの住宅だと、暖房無しで生活できる場合もあります。実際に暖房を全く使わないというおうちや、今年は数回エアコンを付けただけというおうちも多くなってきました。

住み方はとても重要なのです。

住み方を 建築では 住まい方と言いますが、上手に工夫して住みこなすみたいな意味があると思っています。

パッシブハウスはこの冊子で想定している以上の性能がありますので、少し考え方も違うこともあります。
住まい方も違う場合があります。
より上手な住まい方で、より性能が発揮できます。

ですから、当社でこの冊子に少しコメントを入れました。

私もこの冊子作りに少し関わっています。とても高断熱な住宅の住まい方と言うことで、意見を求められました。
この追記した内容はお伝えしたのですが、まだ周りがこのレベルには全く到達していないと言うことです。あまり特殊なレベルの事例は載せにくいとの判断のようですね。

このような方々で作られた冊子です。

他の団体を通してもいろいろお世話になっている方々ばかりです。こういうところに参加させていただけて、情報も得られる立場でいられることは大変ありがたいです。
当社のレベルは、ここで話し合われている内容よりも高いレベルですが、当社では気がつかない参考になる内容もたまにあります。
あまり先に進みすぎると、目に入らないこともあるのです。「灯台もと暗し」でしょうか?

情報は大切です。さらに勉強していきます。
今後も頑張って、良い家を安く作れるように頑張りたいと思います。

参考になると思いますので皆さんも読んでみてください。

当社のオーナーさんには、私の欠き込みのある冊子をお渡しします。
ご連絡ください。

PHIUS パッシブハウス デザイン認定

PHIUS パッシブハウス認定 取得

現在、建築中の物件で PHIUS と言う団体の パッシブハウスのデザイン認定を受けました。
この認定は、この仕様できちんと作ればパッシブハウスになりますとお墨付きを貰ったということです。
この後はきちんと工事を進め、本認定を取得します。
データーベースはこちら

PHIUSとは

パッシブハウス基準と言えばドイツが発祥です。すでに30年経ちます。
そして現在では、世界中多くの国で、この基準が標準的なものとして利用されています。

一方、PHIUSはアメリカの団体です。
アメリカでは、アラスカのように限りなく寒い地域もありますし、フロリダのように これ以上無いというような高温多湿の地域があります。

パッシブハウスが始まり、多くの建築が立ち始めたときに、このような超寒冷地や常に高温多湿の地域に、パッシブハウス基準がなじまないことから、アメリカでパッシブハウス建築を試みる人たちが、パッシブハウス基準を見なおすために作った団体がPHIUSです。

現在では、とても大きな組織になり、アメリカ全体の基準の一つとして利用されるまでになってきました。
世界中でもたくさんのPHIUS認定のパッシブハウスが増えています。
とても緻密ですが、合理的でも有り、とても良い基準です。

現在では 本家PHI(パッシブハウス研究所)の基準も 超寒冷地や 沖縄のような高温多湿の地域にも、上手く合うようにカスタマイズされています。このように世界基準は、世界中の事例を集めながら、常にブラッシュアップされています。

「パッシブハウス基準はドイツの基準だから日本の住宅には合わない」と言っている人がいたら、遠慮無く笑い飛ばすか、無視ししていただいて良いと思います。
そういう人とお話ししても時間の無駄です。
私は、話を聞きながら相づちは打ちますが、左の耳から右の耳へと素通りさせてます。(笑)

本当に、世界のスピードは速いです。日本大丈夫なのでしょうか?

PHIUSでも認定を受ける理由

当社では普段は ドイツ発祥の世界基準であるパッシブハウス基準で家づくりをしていましたが、さらに良い家を作るために、多方面から検証しようと思いました。
見落としもあるかも知れません。

一つの側面から見て「良い家だ!」というのは片手落ちです。

日本の基準でも最高を目指し、より進んだ世界基準でも最高を目指します。

そのため最高の世界基準の一つであるPHIUSの知見も学びそれを家づくりに行かそうと思ったのです。

日本の基準 世界の基準

今回、PHIUSの認定をとるに当たり、約3年間勉強しました。4年だったかも?
そこで解ったことがあります。

建築でも日本の基準はガラパゴスと言うこと。
とても遅れていると言うこと。

PHI(パッシブハウス研究所)の計算手法も 国際基準であるISOのものがベースです。

PHIUSの基準も ISOがベースです。

ですから、計算の仕方などはほぼ変わりません。ほぼ建物の違いによるターゲットや計算ツールが違うだけです。
そのため、すんなり理解出来、計算結果もほとんど差がありません。
温熱設計に重要なところはきちんと抑えてあります。

しかし、日本の基準は、できない人のための基準となっています。
高断熱をきちんと作ることのできない業者のための基準です。
解りやすく、簡単に計算することを優先しすぎで、誤差だらけだったり、本質が全く解っていなくて、超高断熱住宅にとって意味の無い計算手法です。

レベルの低い住宅のために作られた基準のままなのです。
スマホのための基準ではなくガラケーのための基準みたいな感じです。

HEAT20 G3になったら 国際基準で計算しよう

日本でも高断熱化が進んでいます。今やG3も珍しくなくなってきました。

でも日本の計算手法は、G3レベルの建物ではあまり意味をなしません。

あまり考えていないG3の建物よりG2できちんと考えて建てた建物の方が省エネで温かいということは普通に起こります。

G3レベルの建物では、ダンネツされた部分から逃げる熱よりも、そのほかから逃げる熱の方が大きくなったり、日射熱取得の影響の方がよほど大きくなります。

それらの影響をきちんと計算しないとG3なのに残念な結果となってしまいます。
国際基準に沿った計算は大切です。

はじめの方で欠きましたが、日本は遅れてしまっています。
パッシブハウス基準はドイツの基準だから日本の基準で家造りした方が良いと本気で思っている人がまだいたら、とてもかわいそうですね。
そろそろガラケーからスマホに乗り換えた方が良いのではないかな?

 

Kamisato Passive House(仮)

上里町初となる,パッシブハウスが完成します。

最後の仕上げ作業が進んでいます。
昨日も日曜日にもかかわらず、電気屋さんが工事してくださいました。

私も1日中、工事の最終チェック
パッシブハウス認定申請を行うのに、図面との整合性を確認します。
整合性を確認しながら、認定申請書の資料作りを現場で行います。

エアコンの冷房運転の試運転で寒かったです。(笑)
でも、ドレイン水がきちんと流れるかの確認は大切ですね。
冬なのにどんどん冷やすことができました。(笑)

リビカウンターカウンターがあるととても助かります。(笑)
デスク代わりに使わせていただけます。
厚い杉板、当社作成の格子の引き戸かっこいいですね。
性能はバッチリなので、断熱性能は全く問題ありません。

ヒートブリッジが入力されていませんが、現在こんな感じ

ヒートブリッジ入力しても暖房需要15kWh/㎡年は余裕でクリアー出来ますね。

気密性能もバッチリです。C値も0.1台です。
50Pa時換気回数も0.5回を切っています。

後は風量測定。
換気が計画通りに機能するのかしっかり見なくてはなりません。
各グリルの風量(SA,RA)や全体の風量(OA,EA)を測定し、計画通りの風量になる用に調整します。
この作業が大切です。

資料も大半ができてきました。
今回は、屋根がグラスウールのブローイングなので、熱橋計算を直す必要があります。ちょっと大変です。

この下に 調湿シートを施工した。

すかっとシートプレミアムです。湿度が過剰に上がると、水蒸気を逃がすことができます。

この下駄箱すごすぎる。

きちんと完成したら 写真を撮らせていただきます。
とても楽しみです。

高断熱住宅は 健康に良い?

高断熱住宅に住むと健康に良いというのは本当でしょうか?

多くのハウスメーカーや工務店が「高断熱住宅に住み替えると健康になる」という話をします。

病気が治るなら、家族のために家を建てよう!
と、決断する人も多いでしょう。

温かい家は病気が治るというのは本当なのでしょうか?

岩前先生の研究 健康改善効果

まずは良く目にする有名なグラフです。

HEAT20でとてもお世話になっている岩前先生の研究です。
グラフは横軸が断熱性能です。 左に行くほど高断熱です。

高断熱住宅の方が改善率が高いですね。

様々な研究で、断熱性が高くなると、様々な病気の改善がなされることが多いと言うこと解っています。
病気がよくなる可能性が高いと言うことは、間違いなさそうです。

でも、このグラフでは、どのくらいの人がどのくらい改善したのかが解りません。

高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

上のタイトルの論文が最近発表されました。
慶応大学の伊香賀研究室で出したようです。

20才から49才の266名の調査です。割とサンプルは多く信頼性も高そうです。

子育て世代の女性は、仕事や家事、育児など忙しく、自身への健康意識が薄れやすく、体調が悪くなりやすかったり、不調を訴える人も多いので女性中心に変化を見たようです。
体の不調を訴える女性は多いですね。

調査対象の住宅の断熱レベル

建物は 本当に高断熱の等級6、等級7を対象にしたとのこと。
等級4やZEHレベルの等級5ではないところが評価出来ます。
このレベルでは高断熱とはとてもいえません。
今回はきちんと高断熱の住宅で調査したと言うことです。

平均で3地域 UA=0.27W/㎡k 
4地域 UA=0.29W/㎡k 
5地域 UA=0.33W/㎡k
6地域 UA=0.37W/㎡k
7地域 UA=0.43W/㎡k だそうです。

一般的なレベルと比較すると、良い断熱だと思います。

実際の暖かさの感じ方

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

転居後は、様々な部屋であまり寒さを感じなくなっています。
乾燥感は住み始めは変かなく乾燥を訴えていますが、数年経つとなれるようで、乾燥感を訴える人は減っています。
暗さや匂い藻減りますね
今回の内容とあまり関係ないですが、面白いのは外からの視線が改善しないことです。この辺に注意して設計したいですね。当社では、透明ガラスをあまり使わず、視線の気になりにくい型板ガラスを多めにしています。良かったです。

住まいでの諸症状の変化(女性)

それでは本題です。
体調は改善するのでしょうか?

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

これを見ると、明らかに改善した人がいることは解ります。
しかし、それほどの割合ではないですね。

例えば「体がだるい」という人を見ると、毎日のように体のだるかった人が15%位が12%ぐらいに減っているだけに見えます。

頭痛に至っては増えているようにも見えますね。
そのほかも大差なく、微妙な現象です。

大きく変化が見えるのは「手足が冷える」と言うところくらいでしょうか?

睡眠の質の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

睡眠の質は 女性の改善率が良いですね。
およそ50%悪いという状況から、25%位まで減っています。
男性は 25%位から20%位です。

特に女性は、よく寝られる人が多くなっています。
ただこれは、家を建てると決断したときには、赤ちゃんができた頃で、家ができたときには少し大きくなっているので夜泣きなどの対応が減ったとかは、データーから見えません。そういった生活の変化の影響も多そうです。

主観的健康状態の変化

出展 日本建築学会論文集817号 高断熱住宅への転居が子育て世代の女性の健康に及ぼす影響

健康になったかどうか?と言う問いです。
全く良くない、良くない、あまり良くないと言う人が
女性は25%位から22%位
男性は24%位から18%位
思ったほど変化ないですね。

今回の論文で思うこと

高断熱住宅にして、温かい家にすることで住み心地は本当に変わります。快適になるのは間違いないです。

そして体の負担が減り、体調が良くなる人が多いのも事実のようです。

しかし、皆が全て、体調改善するわけではありません。

住宅会社は、宣伝のため温かい家にすれば健康になるようなことを言いますが、全ての人に当てはまるわけではなく、あまり変化ない人の方が多いことも事実です。

今回の論文では、そのあたりのことが明らかになったと思います。

「健康になるために高断熱住宅を作る」と過度な期待をすると大変です。
我々住宅会社も説明に気をつけなくてはならないですね。

これから家を建てる人は、住宅会社の都合の良いデーターでの説明には気をつけてくださいね。
実際の様々な知識、説明なしに、この辺を強調して来る住宅会社には、ご注意ください。
きちんとした数値などで比較出来ることが大切ですね。
「当社の住宅は暖かいですよ。」
「この断熱レベルで十分ですよ。」
「長持ちしますよ。」
「地震に強いですよ。」
そして
「暖かい家は健康になりますよ。」
そうした、抽象的な話は、解らないですね。
きちんと比較検討したいですね。

今回の論文は、私もとても勉強になりました。

Posted by 管理者