電話をかける

問合せ

ブログを読む

トップへ戻る

髙橋建築

最新のブログ

パッシブハウスジャパン関東支部セミナー

セミナーも今やオンライン!
皆さんもZOOM等活用されてますよね。

パッシブハウスジャパンの関東支部のセミナーも50名以上参加してくれました。
youtubeで有名なラクジュの本橋さんも参加されてますね。勉強家ですね。


発表。たてもの燃費ナビがフルバージョンアップ

パッシブハウスを計算するのはPHPPというソフトです。歴史が長く理論だけでは無く実際の建物のデーターなどからブラッシュアップされ続けてきました。
とても精度の高いソフトです。ほかのシミュレーションソフトより精度が高いのですが、入力が細かく面倒です。

それを簡略化するのが建物燃費ナビ
入力が簡略化されていたり3次元cadで入力されたデーターから自動でたくさんのデーターがPHPPに転送されます。

とても便利なソフトです。

このソフトがもうすぐフルモデルチェンジです。

さらに使いやすくなるそうです。
とても楽しみですね。

住宅の補助金もらおう!

新築住宅の補助金も各種あります。

近年では省エネに関する補助金が多いようです。
国土交通省 LCCM 
経産省 ZEH+
環境省 ZEH

等が有名なところですね。

そのほか国土交通省のグリーン化事業というのがあります。

昨年の補助金実績

LCCM 8件 
ZEH+ 1件
グリーン化 1件
いただきました。
全部で1200万円越です。

当社の住宅が国で認める最先端の住宅であることが解りますね。
お客様にもとても喜んでいただいております。

令和2年度の補助金 予定

今年度もたくさん補助をもらう予定です。

今年度もすでに採択通知が来ております。

【高橋建築LCCM先導プロジェクト】

長期優良住宅の認定とLCCMの性能をセットにした住宅です。
昨年の秩父郡市の長期優良住宅のおよそ3分の1が高橋建築の建物です。
LCCMを言っている工務店もありますが、長期優良住宅の認定がとれていなければ、長持ちする住宅とはいえませんからそもそもLCCMか怪しいですね。

補助金が使えるお客様は?

これについては謝らなくてはなりません。
補助金を使えるお客様が大半ですが、補助金の受付時期の問題などで使えないお客様も出てしまいます。
それと最近の補助金は環境に配慮した省エネ住宅のために出るものがほとんどですから、ある程度の太陽光発電システムを乗せなくてはなりません。

基本的な性能は高橋建築の家ですから十分です。
性能を上げるための仕様変更は必要ありません。
断熱性能、耐震性能、耐久性能などすべて最初から圧倒的な性能でクリアーしています。

ポイントは「タイミング」と「太陽光発電」ですね。

一軒当たりの補助金の額は下がっている

以前は一軒当たり300万円くらいもらえた時もあります。
年々下がっていますね。
太陽光発電設備もすごく安くなっていますからやむを得ないでしょう。
近年は1件当たり100万前後となっています。
詳しくは割愛します。

簡単な補助金もある。

実際には簡単な補助金もあります。
時期は問題になりますが9月くらいから翌年5月くらいまで上棟なら長期優良住宅の認定くらいでとれるものもあります。
これは、簡単なので皆さん住宅会社さんに頼んでもらってもらってください。
1つの工務店で1件くらいなら簡単です。
これが使えない工務店は少し??と考えて良いかもしれませんね。
当社は使いすぎでわくが少ないです。(笑)

せっかくなのでうまく利用してくださいね。

スウェーデンハウス相見積もり結果

またもや,スウェーデンハウスの相見積もり

個人が特定できないように配慮して書かせていただきます。

とても良くある定期的にある事案です。

スウェーデンハウスのかわいさ。木製窓に憧れて本当に建てたいのだと思います。

でも、皆さんご承知の通りスウェーデンハウスはとても高いですね。
お金に余裕のある方や、将来に不安のない職業のお客さんなら、そのままスウェーデンハウスで建てるのでしょう。

しかし、普通のサラリーマンでは本当に覚悟がいりますね。

今回のお客様も土地からお考えなので35年借りたとしても大変なローンの金額となってしまいます。

それで調べ尽くして当社に声をかけてきたのでしょう。

当社では、そのようなお客様でも安心して建てられるように日々コストダウンに取り組んでおります。

大きな価格差が出ました。

図面がありましたのでその内容での見積もりです。

スウェーデンハウスはかなり高額
小さめのおうちですが当社とは400万円くらい違いました。

もちろん内容の差はあります。
当社の方が圧倒的な性能ですし使っているものもグレードが高いものです。
それなのにこの価格差。びっくりですね。

お客さんはスウェーデンハウスというブランドに、住宅展示場に,営業マンにお金を払っていると言うことですね。でもそれもありだと思っています。

以前からお話ししているように、私もハウスメーカーの中ではスウェーデンハウスが一番好きです。
昔から木製サッシを使い高断熱の住宅を作り続けてきました。
素晴らしい実績があります。
最初から全くぶれません。
すごいと思います。

だからこそ、あのような住宅がもっと安く普通のサラリーマンの手に届くようにならないかと思うのです。

価格差に気がつき当社を選んでくれるお客様もたくさんいます。
勉強している人がとても多いです。
しかしその方たちは、スウェーデンハウスを希望していたのにもかかわらず当社に来ると木製サッシではなく樹脂サッシに変えてしまうのです。
それも残念です。

確かに樹脂サッシの方がメンテもしやすいし,不具合も起こりにくいでしょう。
でも,見た目では木製が良いですね。
将来の取り替えも木製の取付方の方が楽に交換できそうです。

スウェーデンハウスで建てたいと言っていても最終的には普通になってしまっています。当社の悩みです。
そのままスウェーデハウス風で建ててくれる人を募集します。

それにしても消費税が高い。(笑)

SDGsハウス

SDGsの第一人者である 慶応大学の蟹江先生のコラムのご紹介です。

SDGsについては皆さんご存じの方が多いと思います。
様々な目標を持って持続可能な社会を作っていこうという取り組みですね。

その研究の中心人物である蟹江先生の家が、SDGsの観点からつくられました。

設計者は 川島範久先生

イケメンですね。当時は東工大の先生。イケメンですね。当時は東工大の先生。今は明治大学の先生のようです。
この先生から依頼を受け当社でお手伝いをいたしました。

朝日新聞のホームページから引用


https://miraimedia.asahi.com/kanie_06/?fbclid=IwAR01WMUUVjlKaYY2H3GgXu_byU3otVHHgYmh3rF5aGCbSGPtaorIyhbNO4U
当社が 断熱施工アドバイスをしています。

現場での施工指導の様子 現場には納戸も足を運び施工指導 施工チェック。

朝日新聞から引用

気密測定の様子です。緊張する一瞬です。
大工さんの頑張りもありC=0.1。

写真も一番大きく写ってます。体が大きいだけ?
下の方に名前もありますね。
工事も当社職人が指導をしながら行いました。

近年はこのような指導を依頼されるケースも増えてきました。
日本の家が良くなるように、今後もこのようなお手伝いができればと思っています。

仕様変更のお知らせ

今年度設計開始の物件から仕様変更をしています。
さらなる性能アップです。
5年ほど前から採用している今までの仕様でも 他社に比べて十分すぎるほどなのですが、さらなる先を目指して頑張りたいと思います。

「どこまでやるの高橋建築」

このフレーズは、同業他社が当社によく言う言葉です。
断熱、耐震、耐久性に関して目標値が他社とかけ離れてしまっていたため、設計を手伝ってくれる人。工事を手伝ってくれる人がどれだけ頑張れなくてはならないのか解らないでこう言われます。

当社では,よりよい住まい作りを一生懸命やっているだけで当たり前なのですが、ほかから見るとずいぶんやり過ぎとうつるようです。

今までのレベル

今までの仕様は、パッシブハウスクラスを狙って仕様が造られていました。しかし、その仕様でパッシブハウスにするには十分ではない場合がかなりあります。
実際には周りのおうちの影の影響をうけると十分な日射熱取得涼が得られずパッシブハウスの基準をクリアーできなかったり、建物が南向きでは無い場合などにはクリアーがほとんど不可能でした。

UA=0.23(平屋)0.25~0.28、2階建ての位の断熱性能です。

今回の仕様はHEAT20 G3相当

今回はUA=0.20平屋 0.23 2階建てくらいまで持って行っています。
HEAT20のG3ですね。

この数字くらいまで行くと秩父ではパッシブハウスに近い性能を満たすのが楽になってきます。

このたぐいまれな断熱性能に第一種換気を組み合わせて行きます。

どのように実現するか。

当社は、性能向上と施工性を両立させ,さらにメンテナンス性を考えています。
工事を強みとする会社の為、ただ断熱を厚くしてお金をかけたり工事に手間をかけすぎたりはしません。また、あとでお客様が負担になるような特殊な設備に頼る方法は絶対に良くありません。
あくまでもシンプルに確実な施工ができる方法を目指しています。
具体的な仕様、施工方法に関しては企業秘密です。

断熱性能はどこを目指すべきか?

一般の方から、断熱性はどこを目指すべきか質問があります。

これを言い切るにはいろいろな視点からの判断で異なると思いますので大変なことです。

断熱量は多い方が良いのか?

まずはコストなどのことを考えず、断熱量は多い方が良いのか?
という問題です。

多ければ多いほど、外と中の温度の出入りを遮断します。熱の損失が少なくなると言うことです。
単純に冬の暖房が少なくて済みます。
場合によっては秩父パッシブハウスのように冬場に全く暖房がいらない。エアコンもストーブもこたつもいらない家をつくることもできます。
省エネで光熱費もとても安くなります。

こう考えると断熱はたくさんした方が良いと言うことになります。

歴史的な背景から今後の断熱量の変化。

時代の流れとともに断熱量も変化してきています。
どんどん多くなる傾向にあります。

これは、ほかのことでもそうですね。地代に応じて変化していくのです。進化していきます。

たとえがふさわしいか解りませんが、情報を伝えるのに のろし→ラジオ→テレビ→インターネットと変わってきました。
今更 のろしには戻れません。でもラジオ等もまだたくさん利用されています。情報量は少なくてもシーンによってはラジオの方が良い場合もありますね。

断熱量も 新省エネ基準ができ 平成11年には次世代省エネ基準 25年、28年基準、と少しづつ進化してきました。
その流れをより強化したHEAT20のG1、G2というのも提唱され,広く普及し始めています。昨年にはG3も発表されました。
国際的には パッシブハウス基準もあります。

現在つくられている断熱等級4は 平成11年基準とほぼ同等です。
なんと20年前のレベルです。
平成11年当時、そんなに断熱するのはお金の無駄と言って、新省エネ基準レベルでほとんどの家が作れていました。

ですが,世の中は進化し現在ではG1が当たり前。G2で家をつくる人もいます。

10年、20年前にきちんと新しい技術を取り込み 次世代省エネ基準で建てた方は、ずっと温かい家に住めましたし今建てられてているほかの家とさほど変わらないので建て替えを考えるほどでは無いと思います。

しかし、わずか20年しかたたないのに、そのときに古い技術で建ててしまった方は、もう建て替えたくなってしまいます。
実際に当社のお客様でも20年で建て替えしたいと言う方がおります。

いま、ギリギリの基準で建てると、10年後、20年後には古びた仕様となり建て替えたくなってしまう恐れがあるのです。
家は、自動車やスマホのように買い換えできませんから、せめて20年くらい先を見込んで考えた方が良いのでは無いでしょうか?

今はこれで十分と感じても、すぐに不満が出てしまう恐れがあります。
そういう観点から考えると 最低G2 できればG3 パッシブハウスとした方が良いと思います。

エネルギーの観点から

断熱すればするほど、省エネになり,ランニングコストは減ります。
どのくらい減るのでしょうか?

これは HEAT20のグラフを見るとわかりやすいので、それを見ながら説明します。 一番多い6地域のグラフで説明します。HEAT20のホームページからの抜粋となります。

http://www.heat20.jp/members/data/2019/18-3_suzuki_sunagawa_nonaka.pdf
秩父地域の方はこれよりももっとエネルギーを使いますので注意してください。

青いラインが 戸建て住宅 赤いラインが集合住宅です。
戸建ての青いラインで説明します。

断熱された暖かいおうちにすると皆さん家中を暖かくすると思います。
リビング階段や吹き抜けをつくることも多くなりますね。
そうすると家中暖房するようなかんじになります。

それまでは、LDKしか暖房していなかったり、子供部屋や寝室などを暖房するレベルで廊下やトイレなどは暖房せず寒いままでした。

それが断熱されたおうちでは家全体を温めるようになるのですから、少々の断熱では暖房費が増えてしまうのです。

グラフを見てみましょう。
基準はUA=0.87 断熱等級4 約平成11年に作られた基準のおうちを、今まで通り LDK 寝室などを人がいる時だけ暖房した時です。
そのときのエネルギーを基準に0%とします。


人がいるお部屋を 人がいる時だけ暖房する という設定です。
ほかの部屋は寒いですし、お部屋に入って暖房が効くまでは寒いです。
さらに熱損失は大きいですから、輻射面温度は低くあまり快適な環境とはいえません。しかし人がいるお部屋だけは目標温度に達します。

その基準で建てられた家を全館暖房したら。暖房費が2.5倍

そのレベルのおうちを、あまり寒くないように全館暖房したらどうなるでしょう。吹き抜けがあったりリビング階段だったりするとこの条件に近くなりますね。

このグラフが表すように 現在の最高等級である等級4の断熱をしたとしてもおうちの中全体に暖かくすると、140%位。
なんと 暖房エネルギーは2.5倍くらいに増えてしまうのです。
恐ろしいですね。

暖かく快適な家をつくったつもりが、暖かくするには今までの倍以上もエネルギーを使ってしまう。

このレベルの家では、リビング階段はつくらない方がよさそうですね。
しかし、まだ多くの家がこのレベルです。
ハウスメーカーの営業マンは「断熱最高等級の家ですから省エネで暖かい家ですよ。」と説明するでしょう。

G1グレードで断熱したら5割増し。

そして次は G1グレード。省エネ基準レベルのおうちにちょっとガラスでも良くすれば到達できるレベルです。

1.5倍くらいのエネルギーを投入すれば 全館連続暖房も可能です。
ハウスメーカーのレベルがこのレベルですね。
まだまだ、このレベルではエネルギーを使いますから、このレベルで建てた人はもったいなくて全館連続運転にできずに、寒いのを我慢しながら住む人も多いようです。

せっかく造ったおうちなのに快適な生活が送れないのはかわいそうですね。
10年後、20年後には大半の人が建て替えたくなってしまうのでは無いでしょうか?

G2グレードで断熱したら。ほぼ同じ

次にG2グレードレベルにしてみましょう。私が考える最低レベルです。

このグラフを見て解る通り、全館連続暖房をしてもエネルギーの増加は1割以内に抑えられます。
光熱費はさほど気にせず、家中どこでも暖かいというのを体験できるわけです。

G2レベルまでしてやっとこれが実現できます。私が最低G2と言っているのはこの理由もあるのです。

いよいよG3 ほぼ半分の燃費

おすすめレベルのG3です。

やく40%削減できます。大体半分ですね。

ここまで下がると、エネルギーが減った。とても省エネだと大きく実感できるでしょう。

ということは、全館連続暖房をする限り、G3に近い性能にしないと エネルギー、ランニングコストは減ったと実感できないことになります。

我慢しながら冷暖房をしないとさほど省エネにならないと言うことです。

ですから HEAT20では G3を提唱し始めたのでしょう。

G2を超えてG3に近づくほど、体感性能は変わります。
この辺は実際に住んでみたりつくったことのある人で無いと解りません。
つくれなければ、知らないほうが幸せかもしれませんね。

G2,G3の性能は?

HEAT20のホームページから抜粋したHEAT20の性能表です。

UA値
1、2,3地域で0.20
4,5地域で0.23
6、7地域で0.26
となります。

当社のある秩父地域は4,5地域なので0.23ですね。
これは当社でもかなり大変です。

断熱を補う方法 いろいろあります。

コストの問題もあります。家の大きさや,形などでそこまでUA値が上げられないこともありますね。

暖かさや省エネ性は断熱だけでは決まらないので、ほかの要因も重要です。

ほかの要因をきちんと考えれば、断熱量は少なくすることができるともいえます。

大きな要因の一つに日射があります。
太陽の熱は無料ですし、とても膨大です。

きちんと太陽熱を取得しその熱がため込めれば良いのです。その分断熱は少なくて済みますね。

家の形や間取りも重要です。
UA値はあくまでも壁や床、屋根や窓などの断熱量の平均値です。
この数字が良くても、おうちがでこぼこしていて壁の量がとても多かったりするのではダメですね。
その反対に、とてもシンプルにつくられた、外に面する面積が少ないおうちは有利となります。
間取りによっては室内の空気が大きな対流が起きてしまう場合もあります。そういった場合には、大きく熱が拡散し余分にエネルギーを使ってしまう場合もありますから注意してください。

換気システムで熱を回収する方法もあります。健康に住まうには、24時間換気が必須です。
換気をすると言うことは室内の熱を捨てていることと同じです。
その熱を回収できればその分暖かくなりますから、断熱は少なくてすみますね。

まとめ

ほかにも理由はありますが、私が現時点でおすすめできる断熱性能は最低G2、できればG3ということになります。

おまけ

気密性能に関しては 換気の仕組みなどで違いますが私は最低 C=0.5以下
目標0.3くらいにしたいです。
現状大半が0.1台ですが。

Posted by 管理者