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髙橋建築

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建築主さんのためにどこまでできるか?

 当社は自由設計で、できるだけ建築主さんの希望に添って間取りづくりや、デザインづくりを進めています。

 近年の建築主さんは、雑誌を見たり、お友達の家を見たり、住宅展示場を見たり、インターネットで調べたりして、とてもたくさんの情報を持ちです。

 そして、その気にいったところを自分のお住まいにも取り入れたいと考えます。それはとても良いことだと思います。昔なら全く情報がなく、大工さんや家相の人の言いなりでお家を作るしかなく、工夫のない住みにくい間取りで我慢せざる終えなかったと思います。家は三度建てなくては思った家が建たないというのは,情報がなかったせいだと思います。

 インターネットの発達などで,情報はいくらでも取り入れられる時代になりましたし、住宅産業がサービス業化していますので、建築主さんの思いが家に反映しやすい状況になっています。とても良いことですね。当社もご要望をお聞きしてできる限り建築主さんのご要望をかなえたいと思っています。

 当社の打ち合わせの進め方としては、ご要望をお聞きしてできるだけかなえる図面をまずは提出させていただいたり、他社と打ち合わせされてきた図面をさらに煮詰めた良い間取りにしたりと言うことが多いともいます。他の建築会社さんで多いのですが、建築の免許などなかったり勉強したことがない営業さんが、建築主さんと打ち合わせしたりしています。当社では主に建築士である私か堀合さんが打ち合わせをします。どちらも勉強を重ねているので、法や施行などに関して熟知しています。そうすると、どうしても建築主さんのご要望通りにすると安全性が損なわれたり将来不具合が発生しやすくなったり、住みにくいとおしかりをいただくことが予想されてしまうこともあります。

 その様なことを伝えずに、建築主さんの言うとおりに「はい、解りました。」と知らないふりをしてやりよいように進めてしまえば良いのかもしれません。その方がよほど楽ですから。

スウェーデン風住宅

かわいい感じのお家の図面を書いてみました。


壁はちょっとグリーンがかった色にして見ましたが、好みが分かれそうですね。庭にお花が似合いそうです。柴犬と庭やウッドデッキであそぶ。
一階はLDK+玄関+玄関収納+洗面脱衣室+浴室+トイレ+収納たくさん 2階は寝室2つ ウォークインクローゼット2つ
もちろん 当社の圧倒的な性能
お値段もお求めやすくご提供(笑) 

誰か試しに作ってみませんか?

良い住宅を作る?売れる住宅を作る?

久しぶりの展示場巡りをして、ハウスメーカーさんたちも試行錯誤していろいろがんばっているのだと思いました。

各社特徴を出そうとがんばっています。デザインも一生懸命がんばって、お客うけを狙っています。でも偽物の素材がとてもいやらしく見えました。お客さんによっては全く気がつかず、住んでからだんだん解ってきたり、お友達が建てたのと比べたときに気がついてしまって、後でがっかりしてしまうことになるのだろうと思いました。素材が悪いと長持ちせずに、あるときに急に傷んだように見えてきます。そうなりそうな家ばかりでした。買ってもらうときにだけよく見えれば良いのですから無責任なものです。数年で建て替えを繰り返す住宅展示場はまやかしだと思いました。

その中でもSハウスは木製サッシや木製の室内ドアなど本物の素材が多用されており、経年変化が起こってもそれが味わいと見えると思いました。若干妥協があってそれがなくなればいいなとも思いましたが、コスト競争があるのでやむを得ないですね。

プロから見ると、営業さんのトークも嘘っぽいのが多いし、カタログもそうだし、お客さんを勘違いさせて、契約させられればそれで良いのか?見たいな感じを受けました。

断熱技術に関しては、当社の方がかなり進んでいるのでとても安心しました。多くのメーカーが、18年前に建てた私の自宅レベル位でしょうか?
当社のような工務店がハウスメーカー以上の性能というのに疑問をお持ちになる方も多いと思いますが、まあそういうものなのです。良いものを作ろうというより、売れるものを作ろうと努力をしているのがハウスメーカーだと再認識しました。

私は、住み心地が良くて、安心して暮らせる、省エネで、長持ちする住宅が良い住宅だと思います。

全館空調どうなの?

展示場ネタ第3弾

全館空調が売りのハウスメーカーに行きました。

ある程度は解っていたので行くつもりはなかったけど、営業さんに引き留められて。

この仕組みの全館空調は熱交換換気システムとダクト式のエアコンを組み合わせたものです。

1階2階のそれぞれの天井にダクト式エアコンが組み込まれて、各居室にダクトで暖めたり冷やしたりした空気が送られます。

断熱性能はそこそこなので、エアコンからの風量はかなり多くなくてはなりません。換気で必要な風量の何倍も必要となります。ですから太めの配管が張り巡らされています。さらにこのダクトは冷房にも使いますから結露を起こさないように断熱されています。ですから断熱材も足された太い配管です。取り回しが大変そうです。
各部屋のニーズに応じた風量調整は難しいでしょうから温度ムラの管理が大変です。西日が当たる暑い部屋がどうなるのか?ちょっと心配です。実際にかなりクレームも多いと聞きます。

このシステムで行くなら、もう少し断熱、日射遮蔽が必要です。外からの影響が少なくなれば、コントロールできるでしょう。パッシブハウス並みの熱性能にすれば、換気風量だけを冷暖房するだけでいけます。換気システムとエアコンをくっつけるのならもっと断熱しなくてはならないと再確認できました。

でも、そのパッシブハウスレベルの断熱レベルになるとまた違った考え方も出てきます。
特殊なシステムはメンテナンスや、取り替え時に大変です。とてもお金がかかります。パッシブハウスレベルの断熱性能になるとわざわざエアコンと換気をくっつけなくても良いのです。負荷がとても少なくなりますから 小さな エアコンがどこかにあれば良いのです。普通の家庭用のエアコンは安くて性能が良いですからそれをどこかに付けます。買い換えの時も楽です。特殊な工事がいりません。
付ける場所、付け方は様々な条件で変わります。
より省エネ。より快適。そして将来のメンテナンスが楽なように、最先端のノウハウでがんばっています。(笑)

エアコンだらけの展示場

スキップフロアー。中間階の1.4mの収納。小屋裏収納などたくさんある、空間利用が上手な工務店の天井を見ました。

スキップフロアー部分にはなんと暖炉がありました。びっくり。ここでお酒を飲みながらゆっくりと読書。そんな生活を想像させます。
来場者に夢を与えるのも住宅展示場ですね。
70坪以上もあるからこんなこともできるのでしょうが、うらやましいです。

展示場ですから、多くのお客さんが来てもお客さん同士がよけて通らなくても良いように、階段が複数あったりしていますし、先に触れた小屋裏収納や中間収納、スキップフロアーがあるのでアップダウンがたくさんあります。まるで迷路。楽しいです。

室内は ワイルドな感じの仕上げで オークの節有りムクのユニのフローリング。テーブルなどもわざと古く見せるエイジング加工などされている家具。でもドアはシートばりのアンティーク調。質感にちょっと違和感がありましたが、コストの問題でやむを得ないでしょう。

断熱は壁、屋根 吹き付けウレタンに遮熱シート。高断熱に遮熱シートはあまり役にたたないことは知られていますが、少ない断熱には効果が期待できます。一般の方には説得力がありますから良いアピールとなっていそうです。

「この家は一台のエアコンで暖まります。どうですか?暖かいでしょう。ご覧になっている間に暖まるのが解りますよ。」とエアコンを付けて見せてくれました。「すごいですね。どのくらいの大きさのエアコンなんですか?」と聞くと「15畳用くらい」との回答。
この断熱量、このサッシ、この大きな家であり得ない。とすぐ解りましたので、見終えた後、この住宅の裏に行きエアコンを見ました。そうしたら、定格暖房能力が9.0kWのエアコン。それが3台も動いていた。(笑)他にも動いてないエアコンが数台。
展示場怖い。だまされるところだった(笑)

当社は高断熱で性能高いのですよ。と言ってもやたらエアコン付いてますね。展示場の裏に行ってみてください。
すごいですよ。
お部屋にもたくさん付いてますね。
展示場の人に理由を聞いたら、多くの人が来るからとのこと。
一体、何十人いっぺんに入るのでしょうか?
冬はお客さんが多いほど人体の熱での内部発熱量が多くなるので暖かくなるはずだから、エアコンは少なくなって良いはず。
夏だって人間一人100W換算としても、14畳用エアコン(4000W)1台あれば40人分の熱が冷やせる。お客さんの出入りが多いからと言うのはいいわけだと解ります。理由はきっと温度ムラを感じさせないため。

皆さん。展示場は裏まで見てくださいね。(笑)
それと、説明員の言うことやカタログはあまり信じない。
数字も都合の良いところだけ取り上げて書いてあるので、信じられない場合が多いと言うことがとても解りました。
こういうところと比べられるのだから、とてもいやになってしまいます。

普通の人は大きい会社が嘘言っているとは思わないし、都合の良いことだけばかりしか言っていないとは思ってないですし。

真面目に良い家を作ろうと思っていたけど、かなしいです。

鵜野さんのブログ

この方は、高性能住宅を広めていた方の一人で有名な方でした。
辛口の評論家としても知られていました。
すでに一昨年 お亡くなりになっているのですが、まだブログが残っていて当社の記事が載っていたので懐かしくなり読み返しました。

辛口のかたなのですが、当社のことはとても良く思っていてくれたようです。リンクを張っておきます。

http://unohideoblog2016.seesaa.net/article/433439831.html

Posted by 管理者