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髙橋建築

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パッシブハウスジャパン8周年記念大会
先日 行われたパッシブハウスジャパンの記念大会で 高橋建築の取り組みを発表してくれと言われ 発表しました。 全棟 パッシブハウスレベルの建築にしているという先進的な取り組みが評価され どうしてそこまでできるのかという疑問にお答えする感じでした。 当社の場合は 待ってでも当社で建てたいというありがたいお客さまの存在で成り立っています。 だいたい2年待ちです。 そのお客さまが当社のことを信頼してくださり、 当社が考えた様々な内容の実践につきあってくださっています。 まさに1棟1棟が最先端の実物実験のようになっていて当社の技術を支えていただいています。 ハウスメーカーのように考え企画して実物を作って実験してと大変な手間暇をかけているのにたいして 当社はその都度どんどん新しい取り組みを実践して改良していくというスピードが全く違います。 それをお客さまに支えていただき その集大成が次のお客さまに生かされたり 大手メーカーの技術開発のお手伝いや特許取得へと役立っているのです。 発表では時間配分がうまくいかず3分の2ぐらいしか話せませんでした。 その後の質問コーナーで森さん松尾さんにフォローいただき まあまあな内容は話せました。 本当に当社のお客さま一人一人のおかげです。 現在は断熱、気密、冷暖房が行き着くところまで言った感じなので さらなる快適さ、IOTに向けて試行錯誤中です。 当社の「快適エコラボ」の皆さんこれから建築する皆さんよろしくお願いします。
大工さん募集 監督さん 設計士さん 事務員さん募集です。

大工さんを募集しています。

年齢は問いません。

未経験者の方でも当社で指導いたします。

 

ご存じの通り 当社は高断熱を得意とする技術集団です。

大手メーカーからも技術のノウハウ提供の依頼を受けることもあります。

そのノウハウも徐々に覚えていただけます。

 

当社で対応できるだけ建てて行ければ良いと考えておりましたが

着工待ちも2年となりお客さまが増えすぎてしまうので現場見学会もオープンでできない状態です。

これだけ良い住宅を作れるノウハウがあるのに作っていかないのは

社会的な責任をきちんと果たしていないのではないかと思いました。

 

当社に期待してくださる方を裏切らないためにも着工数を増やす努力を始めたいと思います。

大工さん

設計士さん

監督さん

事務員さん

を募集いたします。

 

詳細は私にお問い合わせください。

info@ta-k.jp です。よろしくお願いします。

もちろん社会保険などかけてます。

真面目な会社です

エコハウスアワード審査

昨日はエコハウスアワードの事前審査でした。

私は審査員としての出席です。

初めてのことなのでどのように審査が行われていくのかとても興味があります。

昨年、一昨年と私も作品を応募させていただいたアワードです。

私としては自信作を出したのですが賞には至りませんでした。

今年も作品を出そうと思って準備をしていたのですが、

審査員をやってもらえないかと声がかかり作品は出せませんでした。

 

前回は堀合さんとのコラボ作品でとても自信があったのですが

賞にえらばら無くていったいどう言うことなのかと思っていたので

選考基準がどんなことになっているのか見れるのは本当に良い機会だと思いました。

 

短い時間でみな見なくては行けません。

細かいところは実は見れないのです。応募の文章など見る余裕もありません。

ですから写真の判断比重が多くなります。

写真がダメだとダメなのです。

 

次には外観デザイン

普通のおうちはプロポーションがよくてもそれほど評価が高くならないということがわかりました。

悪くはないけど良いという評価がつきにくいのです。

 

本来はコストが低く性能も良いのがかなりの評価の対象ですが、コスパ賞はとれても大賞は狙えません。

大賞はやはり見た目です。

どんなに性能がよくても外観の見た目 LDKの見た目が重要です。

お金をかけて見せ場を作れた住宅が上位に来やすいようです。

 

性能に関しては工夫をどんなにしてあっても工夫のことはそれほど評価の対象にはなりません。

それを審査したりしている時間はないからです。

性能値もほぼ見ません。その基準を満たしているグループに入っていればOKという感じです。

窓の付け方に工夫の余地を残していても形がいびつで熱損失がとても不利な形状でも良いのです。

見た目がよければ。

構造に関してもこの住宅は構造の基礎ができていないなと言う間取りでもOKです。

ここに出してくるのだからどうにか成り立たせているのだろうと言う感じでほぼ見ません。

エコハウスアワードとはいいながらやはり見た目がとても重要なのです。

審査員の一人はアワードとして発表するのだから

色々なところで取り上げられたときに見た目が良いものを出さないとならないといっていました。

見た目 写真なのです。

そこにお金をかけられないとダメなのです。

ただバランスよくてきれいと言うレベルではダメです。

 

そういうことがわかり 今後の当社の設計においてどこを重視していくか迷います。

お金をかけずにきれいにまとめ性能を出すと言うことを主眼に設計していましたが、

賞を狙うなら圧倒的な見せ場を作るべきですね。

お金がかかってしまいます。

そういう場所にお金を使うのをお客さんがどこまで理解してくれるかですね。

木造の可能性

カナダでの木の建物の話です。

6階建て以下の建物はほとんどが木造となっているそうです。

最近では18階建てというものまであります。

6階建て以下の建物で木造が多いのはやはりコストが安いから。

日本との違いは耐震と防火でしょう。

耐震に関しては地震が起こらないわけではないのである程度の強度は保たれています。

日本ではもう少し耐震要素が必要になりそうです。

 

大きく違うのは防火です。

カナダで基準が甘いのではありません。

日本の基準は燃えないようにするというのが強いです。

しかしカナダではスプリンクラーなどで消すということを重視しています。

今の日本の基準では木に石膏ボードでたくさん耐火被服をしなくては行けません。

木は見えなくなりますし、重くなります。工事量おも増えますね。

木のよさが失われてしまいます。

 

18階建ての大学の学生寮を見ました。

ユーチューブで見ることができます。https://youtu.be/GHtdnY_gnmE

木の骨組みは3ヶ月かからずに作ってしまいます。

これは日本でも利用始めているCLTという部材を使って作る方法です。

中央の大きな2本のコアで地震に耐えます。

そのコアは設備の配管やエレベーターシャフトとして利用されます。

 

さすがに18階となると今のところ少しコストがかかるようです。

現在これを安くできるように研究中とのことです。

アメリカ カナダ耐久性

22日から28日の一週間耐久性の勉強に北米に来ています。

アメリカの東海岸のデュポンの研究所でレクチャーを受け西海岸のバンクーバーへ今日は移動日です。

最初の日が12時間と2時間、今日は2時間と?時。乗り継ぎ含めて1日。

最後もきっと10時間くらい。

ハードスケジュールです。

ナイアガラの滝のそばにいきつつ見ない。(笑)

スミソニアン博物館を素通り

二度と来られないかもしれないのにもったいない。

勉強だからやむ終えないにしても半日くらい自由行動があったらな(笑)

 

昨日のデュポンの研究所はすごく良かった。

テレサ博士のレクチャーも最高でした。

デュポンはタイベックという防水透湿シートを作っている会社です。

日本では様々な類似品が出回っていますが昔からデュポンのタイベックが最高の品質と言われています。

きちんと長持ちを考えている工務店はタイベックを使っていますね。

他のものとの品質の違いがわかる試験センターに行って様々な性能値を調べる試験も見せてもらいました。

他社製品との露骨な比較を見ると、他社のものは全く使う気になれませんね。

本当に別物という印象です。

当社は真面目にタイベックを使っていますので皆さんご安心下さいね。

 

環境委員会からみた仮設住宅

環境委員会の来年度の内容を決めるために東京で会議が行われました。

その中の雑談で熊本の地震の話題が出ました。

地震の直後に仮設住宅を作るわけですが、ハウスメーカーが作った住宅はとても寒く住み心地が悪く、

工務店が作った仮設住宅はとても住み心地が良いということでした。

東京大学の前先生や慶応大学の伊加賀先生たちがそれぞれ調査をしているそうです。

1棟あたりの予算は決められていてその予算の範囲で建てるわけですが、

工務店のグループは真面目に被災者が健康に暮らせるよう工夫種手ぎりぎりの金額で作るそうです。

ハウスメーカーの建物はご想像の通りです。

その内容の差に 自治体などは気がついているのですが、いろいろな大人の事情で今の形になるそうです。

大学の先生方のデーターも一般のかたがた向けに発表されるかは微妙ですね。(笑

 

そこに参加していた熊本の工務店の方はまだ休み無くご尽力されているそうです。

最近はきちんと寝られるようになってきたと言っていました。

あの熊本地震が首都圏で起こったら本当に大変なことになるだろう。そう言われて本当に心配になりました。

自分のところではそんなことは起こらないと思っていますから。

熊本の方もそう思っていたそうです。自分のところは大丈夫だと。

日本に大丈夫なところはありません。

Posted by 管理者