電話をかける

問合せ

ブログを読む

トップへ戻る

現場レポート,設備・空調

市役所建築主事のの完了検査がありました。
若い新人をお供につけての検査です。

「今回も素敵な建物ですね。髙橋建築さんの建物は楽しみなんです。」そう言っていただけました。

 当社の換気方法についてどうしてこうしているのか聞きたかったと言ってくださいましたのでご説明しました。ある程度わかっている方ではないと疑問にすらならないと思いますがさすが秩父市の建築主事。当社の換気方法について疑問を持っていただけました。

建築主事の鋭い質問 

当社の換気は建築確認申請では第一種換気がメインで、第三種換気を組み合わせています。そこで「第一種換気の給気が不足するのでは?」と鋭い質問

 確かに理屈ではそうなのです。入り口と出口を設けてバランスをとる設計をするのが基本です。
  特に当社のような高性能住宅になると気密性能が高すぎて、中途半端な給気口では、内外圧力差が生じてしまいきちんと排気量が確保できなくなります。

第三種換気の仕組み

 排気に換気扇(ファン)をつけると屋内と屋外の圧力差が生じます。その圧力差を利用して給気口から自然に空気を取り込むのが第3種換気です。
  しかしそんなにうまくいきません。実際には隙間から入ったり、換気扇の出口に風が吹いて圧力がかかっているときちんと排気できなかったり。
  当社でも以前は第三種換気を超すと有線でつけル場合もありましたが、実測すると、あまり機能しない場合がほとんどでした。

給気にもファンをつける第一種換気

 換気は健康な生活をする上でとても大切です。第三種換気ではきちんと換気できません。そのため当社では第一種換気としました。給気側にもファンをつけるのです。これで必要な換気量が確実に確保できるようになりました。

ダクト式にする理由

換気量がきちんと確保されてもそのきれいな空気をきちんと分配したり。汚い空気がきちんと排気されるように換気経路をしっかりする必要があります。
せっかくきれいな空気を取り込んでも、室内の汚い空気と入れ替わらずにそのまま出て行ってしまったら何にもならないですね。そのため空気がきちんと入れ替わるように換気経路を作る必要があるのです。
 きちんと計画換気を行うにはダクトを使い、空気の流れを計画しましょう。
 これを考えないメーカーはコストや施工のやりやすさのみで判断し、お客様のことを考えず第三種換気のままです。

換気による熱ロス

 高性能な住宅になってくると、屋根や壁、窓からの熱ロスが少なくなります。そうなると換気での熱ロスが目立ってくるのです。
  換気による熱ロスが無視できなくなってきます。せっかくの暖かい空気が換気することによって外の寒い空気と入れ替わる。もったいないですね。

熱交換換気扇を使おう

そこで出てくるのが熱交換換気扇。出て行く空気の熱を利用し、入ってくる空気を暖める。
  まるで魔法のような装置です。

ローヤル電機ホームページより

ローヤル電気さんのホームページから引用しました。まあ、お得と言うことです。説明ははしょります。
  この機械がいらないという言い訳をするという建築会社さんがいますが、性能がほどほどの建物だと自らいっているようなものです。残念ですがほとんどの高性能住宅には必ず必要です。

換気風量のチェック

当社では気密測定と一緒に各グリルの換気風量のチェックを行います。一般的な機械ならきちんと性能が出ているか検査するのは当然のことですよね。
 市役所の建築主事さんも風量測定の重要性はとても理解されていました。でも住宅でやっているというのは初めて聞いたとのこと。当社の本気度に感心されていました。

長くなってきてしまいました。
今回はここまでとします。
あまり突っ込んだ内容ではなく表面的な内容のみですが、長くなりましたね。
それぞれの項目で大事な話があるのですが、マニアックな内容になりすぎるので機会があったらまた(笑)

日記・想い,設備・空調

一体型の便器が はやり始めて15年くらいたつでしょうか?

スタイリッシュでかっこいいですし、人が近づくと蓋が開いたり高機能ですね。

アラウーノなんて泡で便器を洗浄してくれてお掃除が楽ちんです。

当社では今まで相当な数の新築住宅を建て、たくさんのリフォームをしてきました。
そのため修理のお問い合わせもとても多いです。

特に多いのがトイレ。
最近は一体型の便器の修理依頼がとても多いのです。
TOTO LIXIL(INAX) Panasonic
どのメーカーも同じように修理依頼がたくさんあります。
便器は今や電気製品ですから10年くらいで修理がたくさん始まるのは当たり前ですね。

部品切れで修理できない

困るのが部品切れ。
修理ができないのです。
部品もユニット化されていてそのケーブルユニットがないからと言う理由で修理できないと言われたこともありました。
電気製品の心臓部の基板がないと言うこともよくあります。

40万の便器が買い換えに

TOTOの40万の便器の部品切れで修理不能と言われてしまったときにはお客様はとてもがっかりしていました。
「こんなに高い商品なのに治せないの?」
本当に気の毒でした。
修理ができないときには、便器ごと丸々買い換えになってしまうのです。
もったいないですね。

2世帯住宅で両方取り替え

2世帯住宅で両方とも一体型便器。最初から調子が悪く何度か修理した便器です。今回壊れたのは1台だけですが、壊れにくい便器に取り替えたいと、2台とも取り替えました。この方は一体型はもうこりごりだと言っていました。

ウォシュレットは必要?

ほとんどの方がウォシュレットになれていますので、ウォシュレットなしという洗濯筋はなさそうです。たまにウォシュレットもいらないという方もいらっしゃいますけど過去に数件です。
ウォシュレットは電気製品なので10年おきの修理はやむを得ません。
それでは、ウォシュレットがつけられて、掃除がしやすく、買い換えも苦にならない安いトイレはないのでしょうか?

安くて高性能な便器は存在する

高性能と言っても、イオンを撒いたり音楽を流したりという機能まではありません。
あくまでも一般的に欲しいような機能がある便器です。

縁レスで掃除がしやすい。
渦を巻いて洗浄するので汚れがつきにくい。
節水で5L以下で洗浄
汚れがつきにくい加工がしてある陶器
ウォシュレット
脱臭
節電
便座ヒーター
操作のしやすい壁付けリモコン

これで十分じゃないかと思いませんか?

当社ではこのような便器を格安で提供することを心がけています。
将来壊れても買い換えが気軽にできるお求めやすい価格です。

それでもアラウーノ?

もちろんそれもありです。掃除もしやすいですし高機能です。
今の便器で一番掃除しやすいと言われていますね。
座り心地も抜群。便座が広いです。
当社の事務所もアラウーノです。
15年くらい前、定価35万くらいだったでしょうか?高かった!
そろそろ部品がなくなると思うので修理できなくなるかもしれません。
壊れないことを祈るばかりです。
壊れたら次はどうするのかな?迷います。

修理や買い換えまで考えてそれを理解した上で、それでも一体型便器を買うことはありだと思います。
毎日使うものだから、座りやすく掃除しやすく、便利な機能があるということは重要ですね。
便器に手すりもつけられて使いやすい。
「こんなに違うのだから10万くらい高くても安い買い物!」そう思えなくもないですね。
省エネ性も高いので少々高くても安い便器の買うより良いかもしれません。

当社では選択をお客様にお任せしています。自分に合った選択をしてください。
コスパ重視! 快適重視! 性能重視! 清掃性重視! 省エネ重視!
何がいいのかな?

断熱・気密,設備・空調

皆さん樹脂サッシをお使いですね。

未だにアルミサッシはないですね。

SMARTWINレベルの木製の高性能サッシをお使いならとてもすばらしいですね。

樹脂サッシは当たり前ですが、樹脂サッシにもかなり違いがあるのはご存じですか?

左がAPW430 右がAPW330です。
ガラスがトリプルとペアなのは見れば解る違いですが、そのほかに解ることありますか?
大きな違いがありますね。樹脂の肉厚です。
耐久性の向上が見込めます。APW330のコストダウンはちょっと怖いですね。そのほかガラスのスペーサーやパッキン、チャンバー数も違います。性能の差がおおきく出そうです。

やはり一番気になるのは樹脂の厚みですね。APW430は海外製のようにごつくて長持ちしそうで安心です。当社では430標準です。ご安心ください。

日記・想い,設備・空調

皆さん、様々な省エネ頑張っていますね。

電気やガスなどのエネルギーの省エネもさることながらお水の省エネも重要ですね。

家庭でのお水の使用量を見てみましょう。


一番はお風呂、二位がトイレ、三位が炊事、そして洗濯です。

今日は洗濯時の節水です。

お風呂の残り湯を使おう!どこまで使う?

お風呂にはかなりのお湯が残されています。

すでに利用されている人も多いと思います。

洗濯のみに利用したり1回目のすすぎに利用したり。
日本の洗濯機は優秀ですからボタンでどこまで使うか洗濯できて便利ですね。
どこまで利用するかは、様子を見ながら決めればいいと思います。

匂いが気になったり、いろいろありますね。
各家庭で、人数の違い、年齢の違いなど様々な違いで、お湯の汚れ具合が大きく違いますので。

もうこれは考え方の差ですね。「残り湯なんて絶対に使いたくない!」という方もいらっしゃいますね。「節約よりも清潔が第一」それも考え方の一つです。

節約を意識されている方は残り湯を利用される方が多いですが、どこまで利用しているのでしょうか?洗濯のみ?1回のすすぎまで?最初から死後まで全部?

当社の住宅のオーナー様で組織する 「快適エコ研究所」(快適エコラボ)で、アンケートを採ってみると、多くの研究員の方が、洗濯のみの利用とお答えになっていました。

やはり、匂いなどを気にして、という意見が多かったです。

残り湯で洗って臭くないの?

これも研究員のアンケートの結果なのですが匂いが気になるという方はいらっしゃいませんでした。

しかし、「乾きが悪そうなときには、残り湯を使わない」など使い方の工夫をしていらっしゃる方もいました。

当社の住宅は、冬も暖かいので、洗濯物は乾きやすいようです。以前の洗濯物乾き具合のアンケートでも夜、洗濯して干しておくと朝には乾いているとほとんどの方がおっしゃっていました。

汚れの落ちは?

普通の水道水の温度は、低いですね。

残り湯は、入った直後なら40℃くらい。翌朝でも30℃くらいはありそうです。最近の浴槽は高断熱浴槽ですからとても冷めにくく作られています。

高い温度の方が、汚れが落ちやすいというのは皆さんご存じですよね。
では、実際にはどうなのでしょうか?

科学的に検証したわけではなく、あくまでも皆さん個人的な意見結果です。

汚れがよく落ちている気がするという人は、少ししかいませんでした。大半の人が「あまり実感が無い」と言うことです。
比較している訳では無いですからはっきりはわかりませんね。

残り湯取り装置知ってますか?

残り湯取りと聞くと、皆さんバスポンプをイメージすると思います。

「お風呂に入れたり、片付けたり面倒だな」皆さんそう思われるでしょう

しかし、便利な装置があるのです。

TOTOカタログから引用

これはあらかじめ、システムバスと洗濯機の間の配管をしておくのです。

建築時に設置しておくことで、ボタンを押すだけで残り湯を汲むことができます。
日本の優秀な洗濯機ならあらかじめ登録しておくことで、毎日、考えもせずに利用することもできます。便利ですね。

設置や片付け。片付け時に床にポタポタ水が垂れてしまって拭かなくちゃということもありません。

当社では、これを標準的につけております。

どれくらい節約できるの?

洗濯時の残り湯利用で一体どのくらい節約できるのでしょうか?

実験してみました。

私の家のパナソニック斜めドラム。洗い時に水道水でメーターを測定。
衣服は軽く普通の量?1回分(普通がわからないけどちょっとではなくぎゅうぎゅうでもなく。かるく)
メーター683.5→738.0 54.5Lです。
大人二人下着に上下の衣服 バスタオル靴下くらいかな?
子供の分がないので少ないです。
1回の洗いだけです。斜めドラムなので少なめと言うことだとは思いますけど。
1年だとだと54.5L*365日=19.8925m3です。
使う量で金額が変わるのですが一般家庭の3、4人世帯のうちでは一月20m3を超えることがほとんどですから2月では40m3
飯能市を例にとると2ヶ月で20~40m3が104.5円/m3 41~60m3が176円m3です。
多めに使う家庭は単価が跳ね上げる仕組みです。
秩父では151円、181円(税込み)です。熊谷は231円242円です。
この41m3を超えるか超えないかが鍵ですね。
皆さんいかがですか?

秩父の181円で計算すると年間3600円ということになります。
それに下水道料金
秩父市だと126.5円/m3なので2516円です。
(浄化槽の人はあまり関係ないけど浄化雄の維持費の方が高いかもです。点検検査費用でぼったくられていますし電気代が高い)

上下水道合計で年間6116円!!
洗濯一回毎日で。
お子さんがいて毎日2回だったり、シーツを洗ったり、冬は洗濯物が多くて夏より回す回数が多いかもしれません。
毎日2回動かすと上下水代金が12000円?
これが節約できるのか?
そう考えると残り湯取り装置優秀ですね。

残り湯取り装置の設置代金は?

残り湯取りの装置が15000円くらいそれに配管代金、取付代金ですから3万円前後です。

普通の家庭で2,3年で元が取れそうですね。子育て世代などで洗濯回数が多いご家庭ではもっと早く元が取れそうですね。

元が取れるとれないと言うことより水資源を大切に使うということからもおすすめです。皆さんおうちを建てる際には是非ご検討ください。

建築費・光熱費,設備・空調

冷暖房をするのに設備の選択は重要です。

昔は木材を燃やして暖をとるしか有りませんでした。それも囲炉裏や暖炉です。

多くの熱が上に逃げていき捨てられ効率の悪いものでした。それがきちんと密閉されたストーブ等に変わり効率が上がりました。

燃料も木だけではなく、灯油やガスなども用いられ、徐々にそれらの比率が上がっていきました。

しかし、それらの化石燃料が持つすべてのエネルギーを暖房エネルギーとして利用できるわけではありません。煙突から逃げていったり、不完全燃焼をしたりとか、ロスがあります。効率は100%以下です。

しかし、エアコンは、ヒートポンプという熱を入れ替える技術を使い100%以上の効率となります。条件にもよりますが400% 700%等ととても高い効率です。

1のエネルギーから4の熱や7の熱を得ることができるのです。

そのため、欧米では新築の住宅では、オール電化を原則としなくてはならないと言うところが多くなってきているとのことです。

ワシントン在住の建築士さんに確認したところ、新築の省エネ住宅では調理も電気とすることになっているようです。ガスは基本的に使えないとのこと。
電気調理器の種類を聞いてみたらIHだそうです。
日本ではガスメーカーなどのネガティブキャンペーンでIHは危ないとの噂が広がり、オール電化にするのに、ラジエントヒーターをわざわざ選択する人もいるくらいです。その方の話だとラジエントヒーターの選択はほとんど無く皆IHだと言っていました。他のアメリカの建築士さんもみなIHにしていると言っていました。

ガスはエネルギーの多くが鍋に伝わらす周りや換気扇に逃げて行ってしまいます。IHは直接鍋を温めます。効率の差は一目瞭然です。
日本でもエネルギー削減にようやく取り組む兆しが見えてきましたから、いずれは同じような認識に変わっていくでしょう。
日本人は保守的ですし、インターネットの中途半端な情報多いですから、しばらくはガスやラジエントヒーター選択の人もいるでしょう。
もちろん欧米人の判断がすべて正しいわけではないです。しかし蓄熱ヒーターなども欧米で売れなくなったものを日本に売り込まれ使わされて、実際に今は見向きもされなくなったわけですからガス調理器やラジエントヒーターも同じような流れになりそうな気がします。数年後れで日本でもそうなるといういつもの流れですね。

住宅を省エネにするには高効率なエアコン、IHと言うことになりそうですね。

そして触れませんでしたが、給湯はやはりエアコンと同じヒートポンプの技術を使ったエコキュートと言うことになります。

間違いなくオール電化という選択になります。
住宅のエネルギー源は電気ということになっていくと言うことです。

電気が止まった時を心配する人がいますが、災害時には電気が一番早く復活します。
特に住宅の場合には太陽光発電により電気は自宅で作れます。
ガスや、灯油は世界情勢が不安定になったり、新興国などの需要増など安定した供給ができなくなったり、価格がとても上がったりする懸念があります。そのようなリスクを減らすためにもオール電化を進めているようです。

さらには太陽光発電+蓄電池で自分の家のエネルギーは自分の家でまかなうと言うことが必要になって来るようです。そのときのためにも準備をしておいた方が良いですね。効率の良い設備を選択しておかないとまかないきれませんから。

お知らせ,設備・空調

アフターメンテナンスって大切ですね。

建物はとても壊れにくく長持ちするようになってきています。

しかし、設備機器は短いですね。

当社も、たくさんの建物を作ってきましたので修理依頼が山のように来ます。ほとんどが建物本体ではなく設備機器の修理です。そのため当社には設備の職人がいてすぐに現場から駆けつけられるようにしていますが、ほとんどが複雑な設備でメーカー修理となります。

電気製品ですから仕方ないのかもしれませんが、殆どのものが10年から15年くらいで寿命ですね。

そのくらいで壊れると、部品がなく修理が不可能だったり、修理ができても大金がかかったりして、買い替えの提案をさせていただくことになってしまいます。

壊れるのが早い場合もありますね。

使い方にもよると思いますが、ウオシュレットや食器洗い機などで数年で壊れ、修理費が3万円なんてのを繰り返さなくてはならない人がいます。ハズレの機械があるというのも、経験から頷けます。そのためできるだけこなれた機械を選定するのも大切なことです。

40万円もする食器洗器が10年たたないで多額の修理費。10年経ったら寿命が近いと言われ買い替えを促される。今のものはより良いですよ。進化してますよ。みたいな感じです。

海外製が長持ちも幻想だと感じています。やはりこわれます。修理に時間がかかったり、高かったり。メーカー撤退なんてこともありました。ヨーロッパ製なので長持ちするは幻想みたいですね。

当社は長年地元で工務店をやってますので、修理の依頼はとても多いのです。一日に数件あります。

どのような機械が修理が多いか?修理費がかかるか?だいたい把握しています。

長い年月そこでお暮らしになる方の負担を考えると高い設備機器よりシンプルで修理がしやすく安い設備をおすすめしたいです。

高い高機能な設備を使ってみたかったり海外製品へのあこがれもあると思います。それを否定はしませんが、無理して夢を叶えてそこで満足できても、あとの負担は大変ですよ。

こんなに修理にがかかるのか?あんなに高かったのにもう買い替えなんて困る。ドイツ製だから長持ちすると思ってたのに。部品がないなんて無責任じゃないのか?当社に当たる人がいます。当社の職人は優しいですから、同情しながらお話は聞きますが、どうしてあげることもできません。

こんなことを言われた。とか報告は受けますが、お客さんも文句を言われる職人も気の毒です。メーカーから委託を受けている修理の人も、クレームが大変のようです。どうしてあげることもできませんから。

高い設備を入れるために、建物の仕様を落としたり、小さくしたりする人がいます。そこまで断熱しなくても。という人までいます。小さな家でも自分が思っている住まい方ができるならそれでいいです。長く住むつもりがないなら、安い外壁でもいいですね。我慢強くて、ずっと若くて健康でいる自信があるなら寒い家で心身を鍛えるなんて考えもありそうです。そして、高級な設備に囲まれた生活が重要なら。

今の住宅設備機器は、家電製品になってきてしまって、壊れやすいものばかりです。本当にこれで良いのでしょうか?

メーカーにも長持ち重視の商品作りをしてほしいです。それには、購入する私達がそういうのを望まなくてはなりません。長持ちしないと売れないという世界を作らなくてはなりません。大量生産大量消費。地球にも悪そうですね。

消費者が賢くなるしかありせん。環境問題や自分自身の将来の負担。

皆さんも住宅設備機器に関して、よく考えて選んでくださいね。皆さんの行動が、メーカーや世の中を変えていきます。

建築費・光熱費,設備・空調

店員差のすすめは気をつけて!

電気屋さんでエアコンを買うのに大きさの選定は迷いますね。
店員さんはクレームを回避するためだったり、売り上げを上げるためだったり、大きめなエアコンを勧めてきます。

そもそも6畳の部屋に6畳用のエアコンは必要なのでしょうか?

エアコンの大きさを決めるのはどのように考えたら良いのでしょうか?
まずはエアコンのカタログに書いてある6畳用というのがどのように決められているか見てみましょう

6畳エアコンの能力

JIS C9612にエアコンの冷暖房負荷の条件が決められています。

それを見ると木造住宅の場合西向きのお部屋が一番冷房負荷が大きく230W/㎡です。6畳ならおよそ10㎡ですから、2200Wの出力のエアコンが6畳用というのはここから来ているのですね。
条件は換気回数が1.5回/h 3人 窓が床の30%位、電気が100W、夏の外気温が33℃になる時でも27℃にできる。天井は普通。他には熱を出す機器はない。日が当たる窓にはブラインドが下ろしてある。

このような条件のようです。

換気50W窓から250W人間300W照明100Wとざっくり仮定すると壁から外皮から逃げる熱は2300-700=1600W 床は冷房時は関係ないとして6畳の壁天井窓の面積約40㎡から逆算すると熱貫流量40W/㎡ ??
UA=40/6=6.6W/㎡K ?ほぼ断熱してない前提?仮定はアバウトだけどこんな感じかな?

ですから断熱されている住宅はだいぶ小さなエアコンですみそうですね。
運転の仕方で大きく変わりますし,除湿分もあるので注意が必要ですけど。

パッシブハウスは

計算してピークの冷房負荷が10W/㎡というのがあります。
6畳だと100Wですね。23倍の性能差。
30坪の家がおよそ100㎡ですから1000W
家一軒、温度を下げるだけなら3畳用エアコンですね。
しかし除湿分もありますからもう少し大きなエアコンにしなくてはなりません。
除湿に関してはまたいずれ。
さらに考えると真夏にお友達たくさん呼んでホットプレートで焼き肉パーティーしたらちょっと恐い。(笑)
10畳用くらいにはした方が良いかな?

いくらパッシブハウスでもイレギュラーなことを想定すると10畳用くらいにした方がよさそうかな?(笑)
故障も考えて1Fと2F2台体制もとっておきたいですね。住宅の性能から冷房負荷だけで考えて1台でまかなっている住宅メーカーは故障時にどうするつもりなんでしょうね。
私はちょっと恐いかな?
住宅性能がどんなに上がってもイレギュラーなことを考慮に入れることも大切ですね。

設備・空調

文化シヤッターさんのご協力を得て、電動ブラインドシャッターを付けています。
IOT対応です。
事務所は新規、自宅は手動シャッターを電動化。取付ていただき、試しています。
文化シヤッターさんありがとうございます。
手動だったので電動によりとても楽になりました。

詳しくはこちらをどうぞ
http://bunka-s-pro.jp/product/mm-smarttype/

お好みにあった様々な設定ができます。日の出であいて、日射を取り入れる。お昼ご飯時にはブラインドを半開状態にして目線を遮りつつも明るさは取り入れる。そしてまた全開。日の入りとともに閉まる。

もちろん外出先からもスマホで開け閉めできます。外出中でもペットのために開け閉めしてあげたりできちゃいます。(笑)

さらにグーグルホームでシーンを作りシーンに応じて自動開閉も。
賢くなってきました。

文化シャッタさんに頼まれて、現在作っている新築の住宅にも設置します。家一軒まるごとIOT電動シャッター。朝の目覚めが爽やかな日の光と心地よい音楽。
このような住宅が当たり前になりそうですね。

朝、仕事をしたりブログを書いたり。
今まさに静かに自動で開きました。日の出と少しずれてるな。(笑)
時間設定の方が良いかな?

断熱・気密,設備・空調

今とてもはやっている床下エアコンの熱の逃げを解析してみました。

以前お話ししたように当社の住宅のレベルでは、床暖房や床下エアコンを必要としない断熱性能です。

しかし、ほどほどの断熱の住宅では、快適さを維持するのに床下エアコンを使う例が増えています。

床下エアコンはゆっくり長時間動かすため、温度変化が少なくなりますし、G2レベルならまあままの電気代で暖房できそうです。

たくさんエネルギーを使っても快適なら良いと言う方は、床下エアコンで良いでしょう。断熱工事があまり得意でない工務店は床下エアコンで解決したがる傾向があるように感じます。
地面に熱を垂れ流しにするのは良くないですね。

断熱工事をきちんと理解していれば、きちんと断熱し床下エアコンを使わずにすんだ方が、長期的には安く暮らせるでしょう。

地盤への熱の逃げの 熱画像 まずは床下エアコン無し L字基礎内断熱

基礎断熱でもハウスメーカーなどがやっているレベルです。
立ち上がり内側に100mmのXPS(スタイロフォームなど)
ベースコンクリートの外周うわ面に幅910mmでXPS50mmです。
地面に相当な熱が逃げているのが解ります。

次に同じ断熱で床下をエアコンにより25度にした場合

次に30度にした場合

すごい熱の伝わり方ですね。どんどん逃げるのが解ります。

実際はエアコンの吹き出し温度はもっと高いですから、もっと逃げるかもしれませんね。

改善するためにベースの上端全面にXPSを貼ってみましょう

かなり抑えられました。

この解析は地面への熱の逃げ方をわかりやすく解析したものです。
実際に逃げる熱量は、季節の移り変わりの蓄熱などの問題がありますので計算するのが複雑なので省略します。

皆さんが床下エアコンが必要ないくらい、きちんと断熱設計ができると良いですね。

建築費・光熱費,設備・空調

実際の冷暖房費はいくら?

建築のブログやYOUTUBEなどで冷暖房費が安いと宣伝している住宅会社がたくさんありますね。
でも実際の冷暖房費はどのくらいなのでしょうか?

実際の冷暖房費はあまり公開されていませんね。
安いと言いながら公開していないと言うことは実際にどうなのか?

高断熱で有名な設計士さんや、工務店に聞いたことがあるのですが、皆さん正直に話してくれません。8千円くらいかな?1万円くらいかな?なんて曖昧な答えも聞いたことがあります。
一条工務店などもひと月1万円以上になっている例などもありますし、安いと言っても、それほど安くなさそうです。

なぜ安くないのか?

昔に比べて、とても断熱してますし、効率の良いエアコンを使っているわけですから冷暖房費は安くなって当たり前です。

ですが実際にはあまり安くなっていません。どうしてでしょうか?

理由1
昔の家より温める面積が大きい。
昔は人が集まり、その集まっている部屋しか暖房をしていませんでした。しかし現在は全館冷暖房ですね。ほとんどの部屋が同じくらいの温度になります。
大きな面積を温めるのですからエネルギーを食うのは当たり前です。
省エネ基準のおうちの部分間欠暖房とHEAT20のG2の全館暖房の家が同じくらいの冷暖房費と言われていますから、あまり減らないはずです。

理由2
昔の家より暖かい。
昔の家は暖房したとしてもそれほど温度を高くしていなかった人も多いと思います。しかし現在のおうちでは20度以上にしっかり暖房するのが普通です。なれてくると23度くらいで常に過ごす人もいますね。半袖半ズボンで冬越す生活も当たり前です。当社のお客様でも冬に26度くらいで住んでらっしゃる方もいます。

実際の冷暖房費?

今月の建築誌に、「すごい省エネ住宅」の事例として、実際の光熱費が載っていました。

皆が目標とするような有名な工務店です。
当社より暖かい地区 6地域の工務店です。ですから当社より冷暖房費は少ないはずです。「G2だけどG3並の住み心地を実現」みたいな記事です。光熱費も安くてすごいと書いてありました。

このような金額が載っていました。
私が今まで、断熱の強者たちに聞いてきた数字より若干良いかもしれませんが、6地域なので実際はそれほどでもないと感じてしまいます。

当社の事例です。ちょうどあった7件のデーターです。加工はしていません。普通の家です。逆に無暖房住宅などの事例はあえて抜きました。むしろ多めな方も乗せてみました。

しかし建築誌で「すごい省エネ住宅」として取り上げられているものより圧倒的に省エネなようです。

もちろん当社でもこれ以上にエネルギーを使っている住宅もたくさんあると思います。これよりも少ない住宅もあります。たまたまあったデーターがこれです。

当社で作ると光熱費がかからないと過剰に期待されても困るので、正直に公開いたします。

床下エアコンはエネルギーを食う。

この事例で出ていた住宅は床下エアコンです。
当社の事例で一番エネルギーを食っているのも床下エアコンです。
(床暖房だともう少し多くなると思われますが事例がありません。設置しても不必要と感じてしまわれる方が多く、スイッチを入れてもらえません。)

床下エアコンは快適なのですが、エネルギーの消費量は多めになることは以前から知られています。しかしそこをあまり突っ込む人はいません。
お部屋を直接暖めるのではなく床下を暖め2次的にお部屋を暖めるのですからエネルギーの消費量が大きくなるのは当たり前ですね。熱容量の大きい基礎を暖めたり地面を暖めるのはとても不経済だと私は感じています。

しかし、床が冷たくないのは魅力的です。

そのために基礎まで暖める必要があるのか疑問ですね。

私は、そのことを考え、床が冷たいと感じないレベルまで断熱しています。
そのためお部屋を少し暖めるだけで良いのです。

お部屋を少し暖めるだけですから、とても小さなエアコンで十分です。
さらに強く動きませんから音も静かですし、大きな風量になりませんから快適です。

効率的に良くない床下エアコンや床暖房を必要としないレベルまできちんと断熱するというのが私の考えです。

そこまで断熱していますから万が一エアコンが壊れてもそれほど室温が急激に下がることはありません。安心ですね。

究極を目指して。

エネルギー削減には、設計が重要です。
日射取得がきちんとできる土地、建物。
日射遮蔽と内部発熱の削減
もちろんきちんとした断熱気密 換気による熱回収

それらすべてがうまくいくことが大切です。
当社の秩父パッシブハウスは10年前の建物ですがそれらがとてもうまく行きました。暖房費は0円です。究極の住宅と言えそうです。

皆さんも是非無暖房住宅にチャレンジしてみてください。