家の値段の実際はどうなのでしょう。
信頼できる公的機関の調査を見てみましょう。
今回はフラット35の調査を元に解説します。
フラット35って?
住宅金融支援機構という独立行政法人が運営している 住宅専用の金融機関ですね。35年の固定金利でお金が借りられます。固定金利というところがミソです。銀行より少し高いですが、金利が変動して慌てることがありません。35年間同じ金利なので安心ですね。でもちょっと高いままかもしれないので、自分の経済状況と合わせて慎重な判断をしてくださいね。
住宅資金を借りた人の年齢
30代39.8% 40代 25.4%と3分の2が30~49歳ですね。
50歳以上の方が役2割もいるというのも印象的です。現代は長生き出来ますから60歳で建てて100まで生きると40年も住めるわけです。
40年間寒い家で住むより暖かく快適な家で住んだ方が良いですね。
光熱費が年間2万円安くなったとするとおよそ1千万円節約できます。
健康で過ごせて医療費が減ったら?
さらにお布団もあまりいらないし、部屋着も薄いので十分
おうちは端から端まで暖かいので広く使えるし。
そう考えると50すぎになってから建て替えても十分元が取れますね。
アパート住まいの方ならなおさらです。5万円の家賃があったらどうでしょう。更新の費用を考えなくても40年で2400万円。
40年住む前提なら新しいおうちを建てた方がずっと安いことがわかります。
これは、若い方にも言えますね。アパートで子育てするか?新しいおうちで子育てするか?
家族数
家を建てた人の家族人数です。結婚してこどもを育てていくという方が多いので2,3,4人が多いのはわかります。
1人、2人が多いのに注目ですね。若夫婦も多いでしょうが、高齢の方も多いのかと想像が出来ますね。
世帯年収
おうちを取得しようという方の世帯年収です。申込者本人と収入合算社の合計なので、一人の収入だけで借りられた場合には他の人の収入は含まれていません。その場合は世帯収入じゃないことに注意です。世帯収入はもっとずっと多いと考えられます。
400から600万という方が多いですね。400万未満という方も22%いらっしゃいます。高齢者で働いていない場合も含まれますのでわかりずらい統計ですね。
所要資金
注文住宅の購入金額です。首都圏では3808万円です。土地付きだとなんと5162万円。
お金を借りる時に実際の見積書を提出して借りるわけですからかなり正確な値です。人によっては事情があっていろいろな費用を入れたり、抜いたりして、高く見せたり安く見せたりしますが、これが実際に借りるときに提出する見積書の契約金額。実際には皆さんずいぶん払っていることがわかるでしょう。
広告や、インターネットで言われている金額はなんなんだと言うことになりますね。それらは全くの嘘の金額です。
年収倍率
平均で年収の6から7倍のお金を借りているみたいですね。400万の年収の方なら2800万借りる。 600万の人なら4200万借りていると言うことです。
6倍くらいに抑えればまあ安全 7倍までなら普通だよ。という噂は本当のようですね。
返済負担率
これは毎月の給与とローンの返済額の割合です。
25から30%の人が多いですね。
40万円の給与で25%なら10万円のローンということです。4分の一も3分の一も住宅ローン?と思っちゃいますよね。
でもアパート代に消えるよりは良いでしょうか?住み心地の悪アパートに毎月毎月お金を費やし、それでも自分の物にならない。お金を捨てている感じですね。とてももったいなくはないでしょうか?
住宅を取得すればこどもたちに残すことも出来ますし、万が一の時には売ることも出来ます。
住宅面積
住宅の大きさです
マンションは20坪
建て売りは30坪
戸建ては37.7坪
きれいに約10坪くらいづつ並びましたね。
当社でも35から40坪くらいが多いようです。
まとめ
住宅取得の実際を見ると、若い方が多いけど50以上も増えている
世帯人数は少なくなっている
年収400から600万が多い。
平均取得額は3800万円
年収の6から7倍借りる人が多い
月々の返済は給与の4分の1から3分の一
住宅の面積は35から40坪
ということでした。皆さん頑張っておうち作りをしましょう。所得があるのに我慢して小さすぎるおうちにしている人もいますね。後で増やしたり建て替えたりは大変です。
返済額には気をつけましょう。お友達がたくさん借りているから自分も大丈夫というのではなく、身の丈に合った、借り入れにしましょう。
資金の計画のアドバイス出来ますのでお気軽にご相談くださいね。