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髙橋建築

日射取得 南ばかりに気をとられると。。。

断熱・気密

冬期の日射取得はとても大切ですね。
太陽の光の熱は無料です。
それを採り入れない手はありませんね。

南側が空いていることがとても重要なのですが、真南ばかりに気をとられていませんか?

太陽の軌道を良く考えてみましょう。

南東から出て真南に来て南西に沈みます。
日の出と日没は太陽高度が低いですね。

朝早くから夕方遅くまで太陽の光を取り入れるためには南東 南西に遮蔽物が無く、真南には少しの高さの建物があっても大丈夫ですね。

この図をご覧ください。

オレンジ色 黄色の点が太陽の通る軌道です。弧を描いて下から12月1月と続き上の方が6月7月ですね。

上部のグレーのところが庇の影 下部のグレーが南の建物の影です。

夏場はバルコニーの出っ張りが庇代わりになり窓に日が差し込まないのが解ります。

一方、冬は 南の家の上を太陽が上手に通り日が入りますね。

しかし青く示されたところが影になっているのが解ります。

南西の建物が日の光を遮るのです。冬の最後の2時間くらいがこの建物の影響を大いに受けるのが解ります。

南の建物はきちんと距離がとれていれば、OKなのです。

なかなか難しいですね。

日の当たり方が完璧な土地を見つけるのは大変です。
できるだけ長い時間日射熱を取り入れられれば良いのですが、取り入れられなくても悲観することはありません。
その土地に合わせて上手に設計すれば,その弱点をクリアーできる方法があるかもしれません。

完璧な土地を探すのは難しいですし,見つからなくてもできることはたくさんあると言うことを知っておいてください。
その方法はまたの機会にお話しします。

Posted by 髙橋 慎吾