良い家をつくるには
良い家をつくるには、きちんと勉強していて家づくりに一生懸命な人にに頼むのが良いと思います。でもそれだけではないですね。
ハウスメーカーの建物は値段の割には、ほどほどの建物ですね。
昨日、住宅展示場に行ってきましたが、営業の人の熱心さには感心させられます。
実際は、熱心なところと言うより、違うところに感心します。自分の会社の家が良い家だと無理矢理信じて、(信じてない人もいそう)お客様に熱心に説明して売る。本当に感心します。あの価格と内容でどうしてそこまで熱心にお客さんを説得できるのか?
お客さんもあれだけ熱心に丁寧に勧められて、とても腰が低くて感じが良くて。
気持ちの優しい人ならきっと説得されてしまいますね。
あまり人を疑わない良い人ならなおさらです。
一方、当社に来るお客さんは、調べて調べて疑って来る人がほとんどです。
価格も安いですから、値段が安い方が良いと値段ばかりの人もいます。
そして私の話を聞いて私を信じてくれて任せてくれる人と、最後まで疑っている人がいます。
その人の正確もあるのでしょうが、あまり疑われているのも正直気分が良いものではないですね。
「やりたいように他の工務店で作れば」と言ってやりたくなることもあります。
そういう人の家は、こちらも途中から力が入らなくなっていきます。
文句言われないレベルにつくればいいや。という考えになっていきます。
打合せも大変です。
お客さんが何が重要で何を考えているか全く解らないため、こうしたらよくなるという提案ができないのです。
本当に何を考えているのか解らなくなるのです。
何がしたいのか解らなくなるのです。
ですから打合せしながら「お客さんがこうしたい。」といえば、「ああそうですか。直しました。これでいいですか?」という対応のみになっていきます。
建築学科を卒業し、30年以上も毎日住宅のことしか考えてこなかった私の知識なんて全く参考にしてくれません。ネットで得たお客さんの知識の方が価値あると思っているのだからどうしようもありません。
そういう流れでできた設計でつくる家は魅力も無くつくるのも、力が入りません。
もちろん性能は高橋建築レベルで、トップクラス。
仕事の内容も手抜きはせずしっかり作ります。
それでも他の工務店なんかよりはずっとい家という自信はありますけど。
そういう工務店や設計者の苦悩を書いてくれているブログを見つけました。
この方も一生懸命頑張っている方です。良い家をつくっています。
ご覧になってみてください。