柱の引抜力2
実際の建物の事例です。
このように地震の力、風の力が働くと考えます。
1階と2階を別けて計算します。
1階にはとても大きな力がかかるのがわかりますね。
緑色が耐力壁です。
耐力壁がある柱のところに大きな引抜力がかかるのがわかります。
とくに建物の隅が大きいですね。
建物の外周部に耐力壁が配置されていることもありますが、中央部は建物の自重もありますので大きな引抜力は出ないのです。
「に6.5」ここに大きな金物が必要そうですね。
「ぬ」と書いてあります。
金物の強さの違いは い、ろ、は、に・・・・で現します。
計算して「い」出あれば ほぞが差してあればOK。金物はいりません。
「ろ」「は」「に」「ほ」は土台と柱を接合する金物を付けます。
「へ」だと基本は基礎からのホールダウン金物ですが、施工力アップのため、土台のアンカー屋座金を確りすることでホールダウンにしなくても良い金物もあります。
「と」以上はホールダウン金物使っています。使わないものもある用ですけど土台とアンカーの接合がどうかなと思うので。
具体的な金物の写真が「タナカ」のホームページにあったので見てみましょう。
いろいろありますね。
い ろ は ・・・・でそれぞれ使い分けるのは大変です。
当社では、3種類くらいに絞りより強いものにしています。
例えば、「ろ」も「は」も「は」の金物
「に」「ほ」「へ」は「へ」の金物というふうに。
在庫も大変だし、現場作業も大変です。単純にしてミスを無くす作戦です。(笑)
大工さんも知識が必要ですね。
安全な建物を作るには大工さんの力が大切ですね。
一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
髙橋慎吾