生活の音を考える
前回のブログで心地よい暮らしを送るために、熱的な性能や視覚、匂い、粉塵、気流、そして音について考えなくてはと言うお話をしました。
音についても奥が深そうです。
心地よい音と騒音のようないやな音。あまり意識していないけどノイズのような雑音もありますね。
いやな音を減らし、心地よい音に包まれる。
そんな住宅を作りたいです。
外からの音を防ぐ
外からの音は道路や鉄道などが近くにある場合もありますから大変です。
自動車や電車の音がします。
救急車などのサイレンなどもあります。
防災無線もうるさいですね。当社のような田舎では「熊が現れました!」みたいなのもあります。近くではなくて遠くの時には教えなくても良いのにと思いますが、町中に一斉にお知らせしているのでやむを得ないのでしょうね。非常時の放送なのでやめてくれとも言えません。
近隣が学校や、幼稚園保育園などもうるさいという人もいますね。子供が元気に活動しているのだから、良いじゃないかと思うのですが、夜勤で日中寝なくちゃならない人などは騒音と感じるでしょう。
空港とか近かったらとても大変ですね。飛行機の音はとてもうるさいですね。世界中から飛んでくるのですから、真夜中もやむを得ないです。
断熱をたくさんすることで少しは音が減りますが、やはり思い外壁や複数の素材を組み合わせることが効果的のようです。
木製外壁とヘーベルパワーボードでは音驚いたことがあります。驚いたことがあります。
木の外壁は素敵ですが音の面では気をつけなくてなりませんね。
遮音が大切です。
https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/about-pb/point/sound-insulation.html

家の中の雑音を少なくる
換気システム
住宅の設備でなくてはならないものが、換気システムです。
健康のためには必要です。
様々な換気システムがありますが、音には気をつけたいですね。
お部屋の壁にFANを付けるものは音が気になる場合があります。
寝ているときに「ブーン」とファンの音。一定なものはまだ我慢出来ますが、給気と排気を繰り返すものは嫌がる人が多いようです。
きちんと選定しましょう。
当社では集中型の熱交換換気システム。
集中型なので壁に付けるものよりFANが大きい。そのため音が大きくなります。
きちんと考えなくてはなりません。ですが、設置位置を気をつければ、大丈夫です。
寝室などからできるだけ離れたところに設置しましょう。
そうすれば、聞こえにくくなります。お部屋にファンがありませんから静かです。
エアコン
次にエアコン。エアコンの音もうるさいですね。
特に強く動かすととてもうるさいです。
断熱が弱くてエアコンが強運転にならないようにきちんと断熱をしたり、多少大きめなものを選定するなど余裕を持って計画することが大切ですね。
やはり寝室には設置せず、離れたところから冷気を送った方が良さそうです。
リビングなどでも、注意が必要ですね。
静かに映画を見ていたり、音楽を聴いたりするときにはとても気になる場合があります。
静かに生活したい時間帯には強運転にならないように計画することが大切です。
そしてくつろぐ位置から離したところに計画するなど必要です。
冷蔵庫
冷蔵庫も動いたり止まったり気になります。
冷蔵庫はうるさくないと思う方は、外からの音などがまだまだ入ってくるおうちかも知れません。
おうちの中が静かになると、本当に気になるのです。
どうにかならないものでしょうか?
この連休に家電量販店で冷蔵庫調査をしてみたいと思います。
これが一番むずかしいかも知れません。
年がら年中動いたり止まったりしてますから。
洗濯機
洗濯機はとてもうるさいですね。
脱衣室に設置する場合やランドリールームを作り設置する場合があると思います。
前回書きましたが、夜間にお洗濯する人が増えています。
洗濯する時間をずらして日中洗濯すれば良いと思いますが、共働きで夜洗濯して室内干し前提の方はそうも行きません。
私も共働きですが、干す時間も無いので、日中、全自動洗濯乾燥機で人がいないときに動かすようにしました。
家にいるときに動かさないと言うことで我が家では解決しました。
ですが人がいるとき洗濯しなくてはならない場合は、なるべく音が漏れないような仕組み。ライフスタイルをお聞きして、できるだけ生活の邪魔にならないような位置に設置することを考えることも重要ですね。
空気清浄機
空気清浄機もかなり音がします。
皆さん気になりませんか?
自動で強くなったり弱くなったりするので余計気になることもあります。
音が気にならないレベルの風量にして常時動かすことで少し気にならなくなります。
やはり放れたところに置きたいですね。我が家ではエアドッグを少し離れたところに置いています。
家電製品の音問題は奥が深いです。
これらの家電がなくなれば良いのにと本当に思います。
心地よい音
騒音、雑音の一方、心地よい音もありますね。
窓を開けたら鳥のさえずり。清流のせせらぎ。波の音。
私は料理の音も心地よく感じます。
特に自然の音が好きです。
室内でそういうのを再現出来ないかとも考えています。
作られたような音ではなく、耳を澄ますと自然に聞こえる。かすかに聞こえる程度で。
それを実現するレベルだと、室内の静寂姓がとても必要ですね。先ほど触れた家電の音は邪魔です。
機械の音を無くさなければ。
どうする?本当に今年の課題です。
そして良い音には、室内の仕上げなども重要。
これは以前、高級アンプなどを設計している人のおうちを作ったときに教えていただきました。
変な反射音は素材で変わります。
いやな音がする建材がありますね。
変な反響があったりしたら自然観は失われます。
このあたりは、高級オーディをマニアの方々が詳しそうです。
当社でもオーディをにこだわる方がオーナーさんがたくさんいます。
これまで、その方々の話をたくさん聞いたり、仕上がっておうちで音を聞かせてもらったりしました。
憧れるくらい素晴らしい音色です。本当に異次元の音です。
音楽を聴かせていただくのですが、これが森の中の自然の音が再現出来ないかなと思っています。
様々なアドバイスをいただきながら、オーディオの世界も勉強してみるつもりです。
オーディオに詳しいオーナーさんご指導お願いします。
本当に奥が深そうですね。
お金もかかってしまうかも知れません。
どこまでできるか?
自然な音の追求。心地よさを求めて。
調べてみると立体音響みたいなのもとても流行っているようです。
最近のコンピューターの進歩で空間オーディオとか言うのもできるみたいです。
家の中に自然の音を再現出来るのでしょうか?
試してみますが、音ができるだけしないのがベースになくてはなりません。
様々なチャレンジをしていきたいと思います。