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髙橋建築

S様邸 工事の流れ

採石入れです。

地盤を締め固めるのが主な目的です。採石(40-0)を入れます。
きちんと入れ、よく転圧することが大切です。

ランマーという機械で転圧をします。

そしてもうひとつの目的は、断熱材の下地を平滑に作るためです。
ここが平らにできないと、断熱材がきちんと並べられませんね。

数日前にここまで終わってますが、上里町の上棟などで現場が開いてしまっています。予定では今週あたりに、次のステップに入る予定です。

S様邸 工事の流れ

水盛り工事です。

建物の位置高さを確定します。

建物をが直角にできるよう、直角のレーザー機などをつかいそれを基礎から離れたところの板に控えていきます。

今回の地盤は少し低いので基礎の耐圧盤コンクリート基礎の断熱材の下を現在の地盤にしています。
この上に基礎を作っていき後で周囲を埋めていきます。
基礎スラブのコンクリートの上端は周囲に水平に配置された木材のところまで来ます。高くなりますね。

鋤とり

この地面の上に採石、XPS(断熱材)、そして鉄筋コンクリートです。まだ30cmは高くなります。分厚いです。

そのため鋤とりは周囲の基礎梁の部分だけとなります。秩父では凍結深度の設定がありませんが、万が一凍結して基礎が持ち上げられてしまわないように、外周部は土に埋もれていることが大切です。

工事現場をご覧になりたい方は、ご案内しますので当社にメールでご連絡ください。
メールアドレスはinfo@ta-k.jpです。

他の工務店 ハウスメーカーとは違うので参考になるかも知れません。
(他社で建築依頼された方はみない方が良いと思います。)

S様邸 工事の流れ

当社のお隣に9月より新築住宅の工事が始まりましたので、工事の流れなど一緒にみていきましょう。

地盤が大切!!地盤がダメなら全部ダメ。

地震に強かったり長持ちするために、建物をどんなにしっかり作っても、地盤が弱かったら何もなりません。

そのまま建物が傾いてしまって、ドアの開け閉めが上手くいかなかったり、水道の水漏れなども起こりかねません。

建物をまっすぐに維持するためにはきちんとした地盤の上に作ることが重要です。

地盤がきちんとしているのか まずは地盤調査をしましょう。

信頼できる地盤調査会社を探しましょう。

注意!建築会社にだまされることもある。

ここで注意が費用です。
地盤調査は建築会社との契約後に行いますね。
地盤調査の結果によって、地盤改良の工事や杭工事が別途必要になる場合がありますと説明があります。
もちろん別費用です。

どういうことが起こる可能性があるのでしょうか?

建築会社は契約後ですので、万が一地盤が弱くても費用の負担はありません。それどころか、工事が増えるわけですから売り上げが増えるのです。
地盤の改良会社を入れると工事が増えた分、その割合で儲かります。

地盤が弱いと儲かるのです。

そうするとどういう建築会社が出てくるでしょうか?

そうです。 やたらに地盤が弱いという判定を出して地盤工事が必要と言ってくるのです。
怖いですね。
30坪くらいの家でしたら地盤工事は50万とか100万とかかかると思います。

建築主さんにとっては大金です。でも地盤工事をしないと工事が進んでいかない。
泣く泣く了承せざる追えないのです。

できることはある。自分でも確認しよう。

周辺の状況から推測することはできます。
近隣の建築工事で、くい打ちなど行われていたのか?
聞いてみるのも良いですね。

地盤調査会社が出している地盤マップなどもあります。

https://supportmap.j-shield.co.jp/#14,35.6939,139.7918

地質図なども参考になりますし、古い地図なども参考になります。
岩盤の地層とか、昔は堀だったとか解る場合もあります。

https://gbank.gsj.jp/geonavi/

それでも納得いかなかったら、セカンドオピニオン

地盤調査を自分で頼むのも手ですね。
地盤調査会社はたくさんあります。調査会社に調査を頼んでみましょう。5万円はしないと思います。
地盤の保険会社などで本当にその補強工事が必要か顕彰してくれるサービスもありますよ。

S様邸地盤調査

家が建つ位置を調査します。

調査方法

今回はスクリューウェイト貫入試験という方法です。

先端居付くドリルはこれです。
これを地面に突き刺していきます。
100KGのおもりをかけてぐりぐり回していくのです。

詳しくは下の図を見てください。

結果は?とても堅い安定した地盤

試験結果はどのポイントも良好でした。

堅いですね。

2.29mのところで進まなくなっています。家を建てるには申し分ない地盤ですね。

しかし!問題点もあります。浄化槽!!

お隣だから解っているのですが、この下は岩盤です。(笑)

浄化槽が上手く入るかが心配の種です。

浄化槽は深く掘って埋めます。

下は岩盤。浄化槽に当たらなければ良いけど。

そして岩盤の上には地下水。
地下水面が高いと浄化槽を持ち上げてしまいます。
この地域ならではの問題点です。

実際に掘ってみるしかないですね。

皆さん。 おうちを建てるときにはきちんと地盤調査をして、結果をきちんと考察しましょう。
そして建築会社にだまされないようにしましょう。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスアパートの視察の受け入れと、認定の現地調査です。

日本を動かす超大手の視察

視察されたのはなんと、日本最大規模ともいえる財閥系のデベロッパー

こんな田舎の工務店が作るアパートをわざわざ3人で見に来ていただきました。

世界の流れを踏まえると、このような高性能住宅はいずれ取り組まなくてはならないということで勉強に来たみたいです。

木造賃貸なのに本当に静か。
そして、1住戸全体をエアコン1台で冷暖房。その圧倒的な性能にとても驚いていました。

多岐にわたる質問、この方たちの優秀さが解ります。

新聞社、雑誌社などまだまだ視察予定があります。

日本最先端技術の実感!!高橋建築頑張っています!

パッシブハウス認定現場検査

現場がきちんとできているか、検査して貰いました。

断熱、寸法、周囲の影の影響。そのほか様々。

認定とりたくて、虚偽の申請書を作ってしまうような人もいるかも知れないので、抜き打ちの現場検査は必要ですよね。

もちろん当社は、そんなことするはずもありません。

当社の職人さんも、まずは正直者の信頼できる人という、人格第一で選んでいます。

建築は表面しか見えなくなります。

中はどうなっているか解りません。へばりついていてずっと監視するわけには行きませんから、ズルをしない正直な人柄といううのが一番大切です。

腕や、知識も大切ですがそれは徐々にできるようになります。まずは正直な人柄。私たち設計者や職人に求められる一番のスキルはそこでは無いかと思うのです。

それと向上心も!!(笑)

数は作れなくても、1棟1棟大切に作ります。


見学会・相談会・イベント情報

皆野町に超高性能住宅完成です。

完成現場見学会は2023年 9/23(土)24(日) 9時~16時入場
場所は皆野町皆野955-5 です。
時間外においでくださる方はあらかじめご連絡ください。info@ta-k.jpにメールください。

性能はパッシブハウスレベル。当社認定パッシブハウスと同じ仕様で建てられています。

UA=0.22W/㎡k(等級7)  気密性能はC=0.13c㎡/㎡

もちろん耐震等級3(第三者機関認定)です。

2階リビングで明るい!!

南に二階建ての大きなおうちがあり今までのおうちはとても暗いおうちでしたが、2階リビングとすることで採光を確保しました。
とても明るいですね。

写真を見てお気づきかも知れませんが、南にはすぐとなりのおうち。
透明な窓でも景色を楽しむことはできません。
さらに、透明なガラスだと生活の様子が丸見えになりますね。
普通は、覗かれるのがいやなのでカーテンを掛けっぱなしにしてしまいます。
カーテンを掛けると、たとえ白いレースカーテンでも、多少暗くなりますし、冬場の日射熱取得量は大きく下がり暖房費用が増えてしまいます。
そこで今回は、透明ガラスではなく型板ガラスとしました。

当社の住宅をご覧になりたい方はぜひお越しください。
googlemap
https://maps.app.goo.gl/fyjzAFugm9RgE8z56

お知らせ,断熱・気密

「住まい方ガイド」国の事業で住まい方ガイドの作成をするとのことで、当社も意見させていただきました。

【住まい方ガイド】なぜ住み方まで国で指示?

国で住まい方のアドバイスまで考え指示しなければならない事態。
新築の住宅において住み方を指示しなくてはならないほどエネルギーが増えてしまっているのでしょうか?
それほど大問題なのでしょうか?
想像すれば簡単です。ですが、あえてどうして【住まい方ガイド】を作ることになったか経緯を聞いてみました。

新築 ZEH住宅の消費エネルギーの増大

問題は、様々な調査によりZEHクラスの断熱水準の住宅の消費エネルギーがとても多いと言うのがわかり始めたことにあります。
ZEHやLCCMなどの研究をされていた先生があまりにも消費エネルギーが多い住宅があるので衝撃を受けてしまったらしいです。
「断熱水準が上がれば消費エネルギーが減る」と暗に思い込んでいたらしいです。
今まで国で進められていたZEHやLCCMなどの事業で消費エネルギーのデーターが数多く集められてきてようやく気がついたのだと思います。

今更気がつくのが遅い

中途半端な断熱性能だとエネルギー消費量が増えてしまうのは、高断熱にきちんと取り組んでいる工務店なら周知の事実です。

我々は20年前にはすでに気がついてました。
北海道など寒い地域にお住まいのかたはもっと早くから気がついていたでしょう。
断熱性をあげていくと、急にエネルギー消費量が上がるタイミングがあるのです。
それは住み方の変化によるものです。
実際に経験していればそのようなことは簡単に想像できるはずでした。

今までは「部分間けつ暖房」

建て替える前の住み方はどのような感じでしょうか?

居間だけを暖房し、廊下やトイレは寒いのではないでしょうか?
子供部屋や寝室も暖かいとはいえない状態だったり、使うときだけエアコンで暖房。しかし夜間、寝るときには止めてしまう。
そのような使い方ですね。
特定の場所だけ暖房するのを【部分暖房】家の全部を暖房するのを【全館暖房】と言います。

そして、ずっとエアコンやファンヒーターなどを付けっぱなしにするのを【連続暖房】
お部屋にいるときにだけ付け、さらに寝てるときには切るのを【間けつ暖房】と言います。

これまでの暖房方法は 人が常時いる場所だけを人がいるときにだけ暖房するわけですから【部分間けつ暖房】ですね。

新築で思い描く暖房方法は?【全館連続暖房】

このブログをお読みの皆さんは新築をお考えか、おうちを作ったかたですね。
どのような住まい方を思い描いて家を建てますか?

暖かい住まい。!家でジャンバー来たくない。
家中暖かい!
トイレでもお風呂でも寒くない!
朝起きても寒くない!

新しく家を建てるのですから、少なくもこのくらいは思い描いていらっしゃると思います。

半袖半ズボンで住みたい。
無暖房でくらしたい。

そこまで望んでいるひとは少ないでしょう。
当社もそこを狙っているわけではありません。
家のどこでも快適に住めれば多少の暖房エネルギーは使った方がコスパは良さそうです。

そうです。皆さんが普通に新築で思い描く生活は、家のどこでも寒くない。朝でも夜でも寒くない。
「全館連続暖房」の家なのです。

これからの住まい方は【全館連続暖房】が必須

皆さんの理想が間違っているわけではありません。

健康快適に暮らすには必要なことです。
体にストレスはかかりませんし、カビなどの繁殖も少なく健康的です。
どこでも暖かければ家も隅ずみまで使えます。
広い家なのに暖かい部屋がリビングだけだと、狭い家に住んでいるのと変わらないですよね。

それなら健康快適に暮らすためにどの家も【全館連続暖房】にすれば良いのではないかと思いますね。
ですが、大きなネックがエネルギーの問題です。

ZEHレベルの家の実情

そもそもZEHという建物はどんなレベルの建物でしょうか?

断熱性能では等級5くらいで、太陽光発電で冷暖房、換気、給湯、照明のエネルギーをゼロにできるという基準です。
ですがその暖房に関しては普通はそれまで住んでいた家と同じ【部分間けつ暖房】での消費エネルギーが基準ですので全く消費エネルギーが違います。
「部分間けつ暖房」と「全館連続暖房」ではこのレベルの住宅だと全く消費エネルギーが違うのです。

ZEH+(ゼッチプラス)で断熱性能を現すUAが0.5W/㎡kと言うことなのですが、とても残念ですね。これでは「全館連続暖房」は大変です。

もちろんZEHやZEH+の住宅が「全館連続暖房」できないというわけではありません。
いろいろな場所に暖房器具を分散して動かし続けたり、大きな暖房機から様々な部屋の隅々まで空気をかき混ぜるような循環する仕組みを作ればできますね。

ZEH,ZEH+など低レベルの日本基準の説明が間違っているかも知れません。普段気にしていないのでだいたいの把握しかしてません。おおよそこのくらいで間違いないと思いますが、違っていたらごめんなさい。笑い飛ばしてください。

HEAT20ぼんぼり図

この図が断熱レベル、暖房方法のエネルギー消費量を解りやすく現しています。

HEAT20の鈴木先生の図です。

HEAT20 ホームページより

青いラインがG1レベルの断熱 ZEHレベルくらいです。
緑のラインがG2レベル 赤のラインがG3です。
6地域の図なので秩父のかたはこれよりシビアになると思ってください。

とても比較がしやすいのでこの図で説明していきます。

H28年基準をZEHレベルまで断熱すると?

H28年基準ではさすがに部分間けつ暖房でしょうから部分間けつ暖房で比較します。
ZEH(ほぼG1)まで断熱してみましょう。
UA0.87 から WA0.56ですから断熱効果がありますね。暖房消費エネルギーが3分の2くらいまで減りました。

でもわずか3分の1減っただけですよ。ZEHってもっとすごいと思ってませんでしたか?(笑)
住宅会社や宣伝にだまされていたでしょ。皆さんもっと期待してますよね。

でも、これって?
前提が部分間けつ暖房。
今までのように、リビングだけ暖かいやつ。トイレは寒い。やばい!

でも暖房しない部屋でも9度位にはなるという感じなのでなんとかなりそうですね。

でもこれが夢に描いた新築住宅とはがっかりですね。

さらに追い打ちをかける情報

ZEH(ほぼG1)を全館連続暖房したら?

どうなるでしょうか?怖いですね。

想像通りですか?

高断熱にしたつもりがエネルギーが1.5倍にも増えてしまうのです。

全館連続暖房にするのが悪いのでは?
全館連続なんて贅沢しなければ良いじゃない。
そんな声が聞こえてきそうですね。

でも、皆さん大金を払って作る新築住宅。
思い描いている理想があります。
そして、勘違いも
家中暖かくなって省エネだと思っていませんでしたか?

住宅メーカーの担当者が、言ってますよね。
「当社の住宅は暖かいですよ。」
「省エネでこれまでより光熱費が下がりますよ。」
「どこに行っても暖かく、健康的ですよ」
信じた皆さんは、とても素直な良い人です。あなた方が悪いのではありません。
勘違いするように仕組まれた巧みな営業トークに引っかかってしまっただけです。
営業マンも嘘はついていません。使い方次第で実現できますから。

ZEHレベルで建ててしまった人。悔しいですね。勘違いしてしまって。
契約しただけなら違約金払ってでも計画し直しも考えた方が良いかも。当社にはそういうお客様もたまにいます。

新築住宅ではエネルギーは減らない

ようやく、国のお役人さんも、偉い学者さんも気がつきました。

一部のかたは気がついていましたが、基準作りの人が気がついていないのは問題がありますよね。
ZEHを増やしても全く省エネにならない。

今頃対策しようとしたってできることは限られます。

そこで、出てきたのが住まい方というわけです。

あなたの家は高性能ではないと言うことを認識させる

この報告書を作る方々がどこまで踏み込めるかにかかっています。
遠慮や忖度は、国のためになりません。

「あなたの家は高性能ではない。」それを認識させることが重要です。

ZEHレベルではそもそも全館連続暖房には向いていません。
穴の空いた鍋に水を入れているようなものです。
こんなレベルの家で全館連続使用なんてことが間違っています。
それを伝えなくてはなりません。

住まい方をアドバイスするなら、この冬から「部分間けつ暖房にしろ」
家を温めないで「こたつに戻せ」と言うことです。
もちろん強制はできないでしょうから、G1レベルの住まい方は部分間けつ暖房をおすすめしますという柔らかい言い回しにするしかなさそうですね。

全館連続暖房したい人は

せっかくの新しい住まいですから、快適に住みたいですね。

そのような人は迷わず最低でもG2(付加断熱有りの)。できればG3にしてくださいね。
これからの住宅は等級7必須でしょうね。

偉い人たちも、わかりきっていることなんだけど、いろいろ言い訳考えますね。(笑)
市場が
ニーズが
コストが

そんなこと言ってたら世の中良くなりませんよね。

パッシブハウス

いよいよ仮計算の結果です。
当社のこの仕様ならパッシブハウスはほぼ間違いないとは思ってますが、上里で平屋は初めてです。
どのくらいの暖房需要、暖房負荷になるのでしょうか?

暖房需要8.3kWh/㎡年 基準の6割くらいですね。余裕でクリアーです。
暖房負荷も9.6W/㎡。いちばん寒いときでも6畳用のエアコンでおうち全部暖められます。

冷房需要は18.8kWh/㎡年 パッシブハウスはクリアーしていますが少し多めですね。
冷房負荷は13.2W/㎡少ないけど当社のパッシブハウスの中では多めかな?6畳用エアコンで冷やしきるレベルですけどもうちょっと余裕がほしいかな?

冷房負荷をへらす!

冷房を減らすのは少し大変です。西日本の人たちはこれで苦しんでいます。暖房を減らすのはめちゃ断熱すれば良いだけだけど冷房減らすのは、難しいのです。さあ頑張るぞ。

パッシブハウス

デザインPHで外皮やTFA、影の影響など入力できたらいよいよPHPPの登場です。

デザインPHからデーターをエクスポートして、そのデーターをPHPPに流し込みます。

PHPP パッシブハウスプランニングパッケージ

PHPPとはパッシブハウスプランニングパッケージの略

パッシブハウスを計算するソフトです。このソフトが肝なのです。
30年の歳月をかけブラッシュアップされてきたソフト。
精度が高い。
チューニングがされ続けてきたのですから当たり前ですね。

地域を調整 気象データー Climate

建築地は「上里町」、PHPPに収録されている気象データーでは「前橋」が近そうです。
climateシートで前橋を選択しましょう。
前橋の観測地点標高は112mですが 建築地が68mなので高さを入れて補正します。

標高で大きく気象が違いますから大切な作業です。
日本のUAの地域区分は相当アバウトですよね。範囲がいい加減広いし、標高も考慮されない。(笑)

南面の日射熱のデーターも良いですね。太平洋側はとても有利ですね。冬に日射が多い。ラッキー!
この日射を上手に取り込めばパッシブハウスにできそうです。
さあ?仮計算の結果は? 
つづく

パッシブハウス

近隣の建物

近隣の建物の影の影響を見ます。
とりあえずなのでgoogleの情報から近隣建物を入力しました。
最終的にはきちんと測定し入力します。

建物は6mぐらいで入れておきました。庇先端の写真データーなので厳しめかな?

ジオロケーション

そして土地の情報。高低差などの情報を取り込みます。

上里は平地なので秩父と違って山の影響などなさそうですね。良かったです。

影の影響

いよいよ一枚一枚の窓の影の情報が出せます。

この窓はダイニングのFIX
12月の太陽の軌跡です。
リビングが張り出しているので13時くらいから窓に影ができるのが解りますね。

南東の建物の影響もほんの少しありそうです。8時頃まで影を作ります。

夏は?

7月の太陽軌跡

9月の軌跡

日射がかなり入りますね。
アウターシェードに日射遮蔽は委ねているのでこれで良いのです。
アウターシェードに頼らないならもう少し長くしても良いかもしれません。
でも建物のバランス的にこのくらいが綺麗かな?

デザインと屋根のガルバの制約もあるのでこれで進めたいと思います。

パッシブハウス

パッシブハウスはエネルギー計算の基準となる床面積の根拠がシビアです。
人が使うことができないスペースは面積に入れることができません。

壁の厚みは面積から除く

壁の中には住めないですよね。そこは面積に入れられないのです。
細切れな小さな部屋が多い日本の住宅はとても振りかも知れませんね。
大きめの部屋の方が壁が少なくて有利ですね。(笑)

階段も含めない

階段は上り意外には利用できないと考えて面積に入れることができません。
これは厳しいですね。上り下りだけとはいえきちんと利用できるのですから面積に入れさせてほしいですね。

天井高が低いお部屋は割引

天井高が2000mm以下は50%の計算です。1000mm以下は計算対象にもなりません。階段下収納などは100%の面積にはならないので注意してくださいね。

収納や機械室など注意が必要

メインの解から使うことができない収納などはさらに割り引き。小屋裏収納や地下室などですね。使いにくいからと言うのが理由でしょうか?厳しいですね。
1400mmしか天井高がとれない、小屋裏収納などは50%*60%で30%になります。30%視化面積参入できないのは本当に厳しいですね。

実際の面積は?

この建物は125.45㎡+18.21㎡(小屋裏)=143.66㎡

でもパッシブハウスの計算上は102.12㎡

分子となる外皮面積は大きめ。分母となる面積は小さめ厳しいです。

これでエネルギークリアーさせるのだから大変です。