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髙橋建築

日記・想い,耐震・構造

耐震の説明動画ご紹介

当社ではオーナー様のLINEグループがあります。
そこであるオーナー様から良い動画を紹介していただきましたのでリンクを張っておきます。
https://youtu.be/j3A1wYBc2U0?si=kVcY6v0UcAyFytjt

佐藤先生の構造の説明は解りやすいですね。
私の構造設計の恩師ともいえる人です。

私は今までの人生で、その分野トップの人から上手く学んで来ているのがとてもラッキーです。
と言うか、実力のある本物の人を探しとその人から学ぶのが得意です。
中途半端な人から学んでも時間の無駄ですよね。
いまのYOUTUBE乱立でいい加減な人の発信を信じてしてしまっている一般のユーザーはとても気の毒ですし、われわれもそれを信じたお客様が理解し直して貰うために説明し直しが必要になるなど、とても打合せが大変になってきています。

実際に見て地震の恐ろしさを感じる

今回の地震は、まだ全貌が明らかになっていないですが、落ち着いたら社員と行っててみようと思っています。
実際の建物の壊れ方を見るのはとても勉強になります。
不謹慎と思わないでください。
設計側と作る側がきちんと地震の怖さを理解していないと、このくらいで良いだろうという感覚になってしまいがちです。
地震の恐ろしさを我々建築業者の体にしみこませることはとても大切です。
熊本も2度行きました。
能登半島、全部を見て回るわけにも行かないので、特長がでている場所に限定しなくちゃですね。

熊本地震で壊れた社寺建築

温熱設計と構造設計の融合は難しい

温熱設計と構造設計を融合させるのは、かなり難易度が高いです。
温かい省エネな家を作るには、太陽の日射熱取得のために南面に大きな開口が必要になります。そしてそこに広いリビング、温かい家になると大きな吹抜も可能になります。
南側の壁量や、水平構面がたりなくなりやすいです。
太陽光発電のパネルなども南面に載せるので片荷重になりやすいです。
その辺の理解が少ない実務者が多いですね。
ホームページやチラシなど見ても「ちょっとまずいのでは?」というのを見かけます。
今デザインを売りにしている秩父の工務店さんの悪口となるといけないですけど、佐藤先生が言うように「形になるからと何でもやって良い」という訳ではありません。

地震の怖さを施主様にも認識して貰う。

地震の怖さを施主様に十分伝えられるかはとても大切です。そこを理解して貰っていると打合せもスムーズです。
私が書く図面も初期プレゼンの間取りが一番構造がしっかりしています。
今のお客さんはインスタなどで見てそれが良いと思えば、こうしたい、あーしたいとかなりの要望が出てきます。
そして構造的に不安定になっています。
それをどうにかするのもプロとしては当然なのでなんとかつじつまを合わせようと努力します。当社の住宅はもちろん許容応力度計算で耐震等級3です。それも準耐力壁などの雑壁までは計算しないで確保しています。ですから余力がある等級3です。
でも、最近のお客さんの要望をかなえつつ構造を満足させるには本当に苦労しています。見た目や、動線を必要以上に重視しますから。インスタなどではそこしか解りませんかららね。一流の建築会社は構造もしっかりさせながらデザインも満足させますのですごいですね。
まどりのために、「どんどん構造的に不安定になっていく」施主さんがいらっしゃいます。
「あまり良くないですよ。」といっても【できないのですか?】「できなくはないですけど、・・・」
そんな流れで 無理矢理つじつま合わせの 等級3となって行ってしまいます。
つじつま合わせのなんとか等級3にした建物より、「構造的に安定したすんなり綺麗に等級3になる建物」がより安心出来ますね。
当社の建物が割とシンプルで、私がシンプルにしたがるのはその辺の理由からなのです。
シンプルな建物の中に、上手く空間の広がりやダイナミックさが表現出来ると良いですね。
シンプルな多々ものが長い目で見ても綺麗だと思っています。
お客さんを無理矢理説得するのも良くないと思うので、上手に説明しながらできるだけご要望をかなえるのは難しいです。

地震の怖さを忘れないで!

今回の地震は、被災者はとても気の毒ですけど、耐震設計が大切だと皆さんが認識してくれるきっかけになったと思います。
耐震の設計の重要性が、解って貰いながら設計出来ます。
ですが、阪神淡路や熊本の時もそうでしたが、「耐震のためなら間取りを我慢してその構造でお願いします。」と言うのも、短期間ですぐ無くななってしまうのかな。残念ですけど。
皆さんには地震の怖さを忘れないで貰いたいです。

等級3相当 "相当"の曖昧さ

等級3と言っても 等級3相当 というのは気をつけてくださいね。 ”相当”と言うのは第三者機関で審査を受けているわけではないですから。
その設計している人のスキルがどのくらいのものか?疑ってみないと。
私もずっと構造の勉強してます。それでも100%の自信は無くグレーもある。
構造塾佐藤先生からも学び、木の建築フォラムが東京大学で行っているの最先端のセミナーなども出席し続けても解らないところもあります。
素人同然のその辺の建築士、建築の免許も持っていない営業の設計。そんな人の言うことが信じられますか?
皆さんが思っている以上に工務店の構造設計のレベル差は大きいです。
ですから、きちんと第三者機関の審査を受けていないと安心出来ませんよね。
自分の身を守るには、工務店さんがなんと言おうとも、長期優良住宅など第三者機関の審査を入れた方が良いと思います。

必ず許容応力度計算の耐震等級3を目指そう!

私がいうまでもないですが、必ず許容応力度計算はして貰ってください。
今や当たり前ですね。

そして第三者機関のお墨付きを貰ってください。



断熱・気密,日記・想い

付加断熱(外断熱)の雨漏りなどのリスクのヒアリングありました。
国交省の社会資本整備審議会で、高断熱をしていくと雨漏り、内部結露などが増えるのではないかという意見を受けて、そういったことが増えないようにまずは状況を調べることが始まりました。
変なところにお金をかけますね。

まずは先日、先進的な工務店として当社がヒアリングを受け受けました。
そして、パッシブハウスジャパンのメンバーなら様々な断熱方法の人がいるのでもっと事例も有り役に立つだろうと紹介しました。

昨日のヒアリングの様子

パッシブハウスジャパンのコンサルチームです。
パッシブハウスジャパンでは会員相互に情報交換や勉強などをしてかなりレベルが高いので、もちろん雨漏りなどの事例はありません。
内部結露なども日本で行われているレベル以上のことを実践していますから、安心です。

事故は付加断熱のせいではない。

付加断熱が増えると事故が増えると勘違いしている社会資本整備審議会の委員はどなただったのか?

付加断熱が増えると困る人が、邪魔をしているのかも知れませんね。

工務店のレベルの差は本当にあります。レベルの低い工務店が、付加断熱を見よう見まねで取り組めば、事故は起こりやすいでしょう。
さすがに建築の工程は増えますし、難易度は上がります。
しかし、知識の少ない工務店は、付加断熱しなくても様々なリスクが起こりやすいです。
付加断熱が瑕疵の原因となるのではなく、レベルの低い工務店にきちんとした勉強して貰い、丁寧な施工をして貰うことがとても大切なのです。

パッシブハウスジャパンの取り組み

やはり、工務店がそれぞれレベルを上げることが重要です。

勉強が大切ですね。

パッシブハウスジャパンでは、会員のレベルアップができるよう、勉強したり、皆で助け合ったり、する仕組みが充実しています。

入門編としては 「省エネ建築診断士」セミナー すでに数千人の診断士が誕生しました。

次には「PHPP集中講座」パッシブハウスの計算を学ぶハイレベルな講座です。

「コンサル養成講座」 パッシブハウス建築をお手伝いしたり申請を出したりできるレベルになるような講座です。

そして普段は、日本全国の支部で行われる 支部主催のセミナーや現場見学会などもあります。どの支部の勉強会にも参加出来とても充実しています。

本部のセミナーや、イベントなども随時開催され情報満載で勉強出来ます。

レベル差、違いはわからりにくい。

このような勉強を積み重ねている工務店と、していない工務店の技術差は歴然としています。

しかし、違いはわかりにくいでしょう。

私の地域でも、見た目はこだわっているけど、建築の内容的には解っていない工務店が見受けられます。そういう工務店が事故を起こしてしまうのでしょうね。

そういった内容はお客さんにはわかりませんね。工務店本人にも解っていません。
構造の見学会のチラシに 「それじゃだめでしょう。」と言う写真が堂々と載ってますから。工務店も気がついていれば載せませんよね。勉強不足で間違っていることにも気がついてないのですね。

知識の無い人に説明しても理解出来ませんし、気がつくこともできませんね。解りやすい「見た目」と、わかりにくい「技術の差」。解りやすいところだけでの判断だけだと、後で後悔することになりそうです。

勉強して知っているからこそ、それがとても大切だと判断できるのです。

まとめ

付加断熱(外断熱)で事故が増えるのではない。

勉強している工務店と していない工務店では作っているものが全く違う。

工務店本人もお客様もその違いに気がつくことはできない。

メディア掲載・受賞

小鹿野町にある当社が建築した住宅が雑誌に記載されました。
タイトルは世の中の状況に合わせてG2だけど 当社の紹介された家はG3!

HEAT20で発刊した雑誌です。
岩前先生の調査に協力していたので選んでいただいたみたいです。

当社では様々な家が候補に挙がりましたが、岩前先生が是非この家を取り上げたいと言うご希望だったのでこの家になりました。

炬燵暖房の家です。とても素敵ですね。
エアコンはほぼ使わず、炬燵メインでの生活です。

食べるのもくつろぐのも炬燵。ゴロゴロ生活うらやましいです。

気になる方は是非、雑誌を手に取ってみてください。

S様邸 工事の流れ,パッシブハウス

地盤の転圧がすんだら、捨てコンクリート、そして型枠組です。

黄色い板が型枠です。

基礎断熱は外張りが性能高い。

白いのが断熱材。EPS特号です。λ=0.034W/㎡K です。もちろんシロアリが食べない防蟻仕様。それを防蟻の接着剤でつなげていきます。

基礎外断熱と基礎内断熱の議論があるけど圧倒的に性能が良いのが基礎外断熱。

  • 熱橋が大幅に減らせます。
  • 基礎が蓄熱体になります。
  • 基礎表面温度が上がり結露のリスクが減ります。
  • 基礎が風雨にさらされないので耐久性が向上します。

デメリットとしてシロアリの被害があげられますが、きちんと防蟻対策をしていれば大丈夫。
当社も何重にもしています。
逆に基礎内断熱や床断熱の方が基礎内側に結露の恐れがあったり、乾燥状態を保つのが難しいのでシロアリリスクが高いともいえます。

防湿シートは重要

地面からの湿気を室内に入れないためのシートです。基礎の中に湿気を入れると、木材が腐ったりカビが生えやすくなります。
必ず敷きましょう。

厚いものが耐久性が高いです。写真のように職人が工事中上りますからすぐ切れてしまうような雨水ものではダメですね。

下に敷いてあるこのグレーのものが、防蟻の防湿シート。丁寧な住宅会社はこれを使っています。これを使っているかいないかで、会社選びをしても良いかも。本当にお客さんのことを考えたらまずこれを使うと思います。まあ当たり前のことなんですけど。使っていないところがまだあるので、これから家を作る人は使って貰ってくださいね。
http://www.9-techno.com/tamidansheet.html


換気・空気

換気システムの大切さ

家の中は意外と空気が汚れます。化学物質が含まれる建築材料をなるべく使わずに、自然素材で作ったとしても、持ち込まれるものでかなり空気は汚れます。
芳香剤、脱臭剤、除菌剤のようなものでも健康被害があるようです。香害などと言われます。
そして人間が生活すると、料理や、トイレのにおいのみならず体臭もありますし、CO2濃度も高くなります。

それらの化学物質や匂い、CO2をきちんと除去しなくてはなりません。換気は絶対に必要なのです。

換気量の確保が重要

建築基準法で換気すべき空間の空気が二時間に1回入れ替わるようにしましょうというのが、建築基準法です。1時間あたりに直すと0.5回ですね。1時間で半分空気を入れ換えろと言うことです。
一般的には簡単な換気扇を設置して、家の中の空気を外に出します。トイレなどに付いている小さなファンを利用することが多いです。空気を出した分だけはどこからか取り入れます。フィルターの付いた給気口がお部屋に付いている例が多いです。サッシに空気の入り口があるのもありますね。自然に空気を取り込むようになっています。今作られているおうちでこの仕組みのものは、安い性能が低いおうちはほぼこの仕組みです。今この仕組みで作られているとしたらちょっと残念です。
この仕組みのおうちは、仕組み上、あまりきちんと計算通りの換気量は確保されません。

きちんとした換気量を確保するなら第一種換気システム

きちんと計画通りに、換気量を確保するなら、空気が入るところ、空気が出るところにファンが付いている必要があります。それが第1種換気システムです。きちんとした工務店はほとんどこの仕組みを取り入れています。

この仕組みで、きちんと経路を計画し、ダクトなどの圧力損失を計算し、さらに適切な配管工事を行えば、ほぼ計算通りの換気量が確保できます。

計画、計算、工事がとても大切です。

風量測定もしましょう。

きちんと計画をして、計算して、工事をしたとしても実際の現場では、風量が確保できていないことがあります。

それを確認するために風量測定が必要なのです。計算通りに風量が出ているか?出なければ計算よりも少しボリュームを上げることが必要です。
上手に配管ができていると、計算よりもボリュームを落として良いこともあります。省エネですね。
これも実際に量ってみないと解りませんね。

風量を絞ってより快適省エネに

建築基準法では換気回数は0.5回と決められていますから、ここからの説明は建築士としておすすめするのではなく、私個人の考えで、私が自分で実戦したりしている方法です。まねされる方は自己責任でお願いします。

真冬に0.5回も換気をすると暖房した空気が外に排出される量が多くなり、ちょっと無駄すね。匂いが取れ、CO2濃度、VOC濃度が上がらなければ、換気量は少ないに越したことはないですね。

どのくらいまで絞れるか?目安はあるのでしょうか?
様々な目安がありますが、私は住む人の人数*30m3と言うのを基準に考えることが多いです。4人家族なら4*30=120で120m3となります。

換気量を絞ると、エネルギー損失は少なくなりますし、モーターの電気使用量も少なくなります。
音も小さくなりますのでとても良いですね。

実際にどこまで絞るか。風量曲線で

実際に今の換気の母流無をどこまで絞ったら良いでしょうか?

現在180m3の換気量の住宅を120m3にしてみましょう。

ボリューム9で調整してありましたが、3くらいにできそうです。

これを行う場合、9の時にきちんと計画通りの風量が出ていれば3にしたときに計算通り120m3出る可能性が高いですね。

実際には調整後もきちんと測定することができると良いと思います。

換気量が確保できているか、調べる方法

換気量が確保できているか調べる方法としてCO2濃度を測定する方法があります。
換気がされていないとお部屋のCO2濃度が上がります。

このおうちはCO2濃度が多いときで650ppm位 少ないときは450ppm位ですね。
朝8時頃お出かけになって、誰もいなくなるので徐々に空気が外の空気のCO2濃度に近くなっていくのが解ります。18時頃帰宅され、また皆さんの呼吸で空気が汚れていくのが解ります。

このようにCO2濃度をみることできちんと換気がされているかいない課が解ります。すごいですね。

目安としてはCO2濃度が1000ppmを超えないように換気するのが良いという意見が多いですね。厳密なエビデンスはないらしいですけど。人が多い寝室などでは2000ppmとかなることもありますけど、それほど心配することはないそうです。

CO2濃度計は、通販などで簡単に購入可能です。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/co2+%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC/

以前購入してみましたが、安いものでも十分使えました。皆さんも是非測定してみてください。
データーを蓄積できてグラフにできなくても、その場でみられるだけで十分です。
CO2濃度が上がり気味になるなら、少し換気のボリュームを上げる。下がりすぎるならちょっと絞ってみる言う具合に、臨機応変に調整すれば、それぞれの家庭のベストなボリュームが見つかると思います。

あくまでも自己責任でお願いします。

S様邸 工事の流れ

採石入れです。

地盤を締め固めるのが主な目的です。採石(40-0)を入れます。
きちんと入れ、よく転圧することが大切です。

ランマーという機械で転圧をします。

そしてもうひとつの目的は、断熱材の下地を平滑に作るためです。
ここが平らにできないと、断熱材がきちんと並べられませんね。

数日前にここまで終わってますが、上里町の上棟などで現場が開いてしまっています。予定では今週あたりに、次のステップに入る予定です。

S様邸 工事の流れ

水盛り工事です。

建物の位置高さを確定します。

建物をが直角にできるよう、直角のレーザー機などをつかいそれを基礎から離れたところの板に控えていきます。

今回の地盤は少し低いので基礎の耐圧盤コンクリート基礎の断熱材の下を現在の地盤にしています。
この上に基礎を作っていき後で周囲を埋めていきます。
基礎スラブのコンクリートの上端は周囲に水平に配置された木材のところまで来ます。高くなりますね。

鋤とり

この地面の上に採石、XPS(断熱材)、そして鉄筋コンクリートです。まだ30cmは高くなります。分厚いです。

そのため鋤とりは周囲の基礎梁の部分だけとなります。秩父では凍結深度の設定がありませんが、万が一凍結して基礎が持ち上げられてしまわないように、外周部は土に埋もれていることが大切です。

工事現場をご覧になりたい方は、ご案内しますので当社にメールでご連絡ください。
メールアドレスはinfo@ta-k.jpです。

他の工務店 ハウスメーカーとは違うので参考になるかも知れません。
(他社で建築依頼された方はみない方が良いと思います。)

S様邸 工事の流れ

当社のお隣に9月より新築住宅の工事が始まりましたので、工事の流れなど一緒にみていきましょう。

地盤が大切!!地盤がダメなら全部ダメ。

地震に強かったり長持ちするために、建物をどんなにしっかり作っても、地盤が弱かったら何もなりません。

そのまま建物が傾いてしまって、ドアの開け閉めが上手くいかなかったり、水道の水漏れなども起こりかねません。

建物をまっすぐに維持するためにはきちんとした地盤の上に作ることが重要です。

地盤がきちんとしているのか まずは地盤調査をしましょう。

信頼できる地盤調査会社を探しましょう。

注意!建築会社にだまされることもある。

ここで注意が費用です。
地盤調査は建築会社との契約後に行いますね。
地盤調査の結果によって、地盤改良の工事や杭工事が別途必要になる場合がありますと説明があります。
もちろん別費用です。

どういうことが起こる可能性があるのでしょうか?

建築会社は契約後ですので、万が一地盤が弱くても費用の負担はありません。それどころか、工事が増えるわけですから売り上げが増えるのです。
地盤の改良会社を入れると工事が増えた分、その割合で儲かります。

地盤が弱いと儲かるのです。

そうするとどういう建築会社が出てくるでしょうか?

そうです。 やたらに地盤が弱いという判定を出して地盤工事が必要と言ってくるのです。
怖いですね。
30坪くらいの家でしたら地盤工事は50万とか100万とかかかると思います。

建築主さんにとっては大金です。でも地盤工事をしないと工事が進んでいかない。
泣く泣く了承せざる追えないのです。

できることはある。自分でも確認しよう。

周辺の状況から推測することはできます。
近隣の建築工事で、くい打ちなど行われていたのか?
聞いてみるのも良いですね。

地盤調査会社が出している地盤マップなどもあります。

https://supportmap.j-shield.co.jp/#14,35.6939,139.7918

地質図なども参考になりますし、古い地図なども参考になります。
岩盤の地層とか、昔は堀だったとか解る場合もあります。

https://gbank.gsj.jp/geonavi/

それでも納得いかなかったら、セカンドオピニオン

地盤調査を自分で頼むのも手ですね。
地盤調査会社はたくさんあります。調査会社に調査を頼んでみましょう。5万円はしないと思います。
地盤の保険会社などで本当にその補強工事が必要か顕彰してくれるサービスもありますよ。

S様邸地盤調査

家が建つ位置を調査します。

調査方法

今回はスクリューウェイト貫入試験という方法です。

先端居付くドリルはこれです。
これを地面に突き刺していきます。
100KGのおもりをかけてぐりぐり回していくのです。

詳しくは下の図を見てください。

結果は?とても堅い安定した地盤

試験結果はどのポイントも良好でした。

堅いですね。

2.29mのところで進まなくなっています。家を建てるには申し分ない地盤ですね。

しかし!問題点もあります。浄化槽!!

お隣だから解っているのですが、この下は岩盤です。(笑)

浄化槽が上手く入るかが心配の種です。

浄化槽は深く掘って埋めます。

下は岩盤。浄化槽に当たらなければ良いけど。

そして岩盤の上には地下水。
地下水面が高いと浄化槽を持ち上げてしまいます。
この地域ならではの問題点です。

実際に掘ってみるしかないですね。

皆さん。 おうちを建てるときにはきちんと地盤調査をして、結果をきちんと考察しましょう。
そして建築会社にだまされないようにしましょう。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスアパートの視察の受け入れと、認定の現地調査です。

日本を動かす超大手の視察

視察されたのはなんと、日本最大規模ともいえる財閥系のデベロッパー

こんな田舎の工務店が作るアパートをわざわざ3人で見に来ていただきました。

世界の流れを踏まえると、このような高性能住宅はいずれ取り組まなくてはならないということで勉強に来たみたいです。

木造賃貸なのに本当に静か。
そして、1住戸全体をエアコン1台で冷暖房。その圧倒的な性能にとても驚いていました。

多岐にわたる質問、この方たちの優秀さが解ります。

新聞社、雑誌社などまだまだ視察予定があります。

日本最先端技術の実感!!高橋建築頑張っています!

パッシブハウス認定現場検査

現場がきちんとできているか、検査して貰いました。

断熱、寸法、周囲の影の影響。そのほか様々。

認定とりたくて、虚偽の申請書を作ってしまうような人もいるかも知れないので、抜き打ちの現場検査は必要ですよね。

もちろん当社は、そんなことするはずもありません。

当社の職人さんも、まずは正直者の信頼できる人という、人格第一で選んでいます。

建築は表面しか見えなくなります。

中はどうなっているか解りません。へばりついていてずっと監視するわけには行きませんから、ズルをしない正直な人柄といううのが一番大切です。

腕や、知識も大切ですがそれは徐々にできるようになります。まずは正直な人柄。私たち設計者や職人に求められる一番のスキルはそこでは無いかと思うのです。

それと向上心も!!(笑)

数は作れなくても、1棟1棟大切に作ります。


見学会・相談会・イベント情報

皆野町に超高性能住宅完成です。

完成現場見学会は2023年 9/23(土)24(日) 9時~16時入場
場所は皆野町皆野955-5 です。
時間外においでくださる方はあらかじめご連絡ください。info@ta-k.jpにメールください。

性能はパッシブハウスレベル。当社認定パッシブハウスと同じ仕様で建てられています。

UA=0.22W/㎡k(等級7)  気密性能はC=0.13c㎡/㎡

もちろん耐震等級3(第三者機関認定)です。

2階リビングで明るい!!

南に二階建ての大きなおうちがあり今までのおうちはとても暗いおうちでしたが、2階リビングとすることで採光を確保しました。
とても明るいですね。

写真を見てお気づきかも知れませんが、南にはすぐとなりのおうち。
透明な窓でも景色を楽しむことはできません。
さらに、透明なガラスだと生活の様子が丸見えになりますね。
普通は、覗かれるのがいやなのでカーテンを掛けっぱなしにしてしまいます。
カーテンを掛けると、たとえ白いレースカーテンでも、多少暗くなりますし、冬場の日射熱取得量は大きく下がり暖房費用が増えてしまいます。
そこで今回は、透明ガラスではなく型板ガラスとしました。

当社の住宅をご覧になりたい方はぜひお越しください。
googlemap
https://maps.app.goo.gl/fyjzAFugm9RgE8z56