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パッシブハウス,日記・想い

世界基準の快適さをその手に。PHPPセミナーで講師を務めて数年になります


こんにちは!高橋建築株式会社、代表の高橋慎吾です。
普段は家づくりを通して、皆さまの住まいがより快適で、健康的で、そしてエネルギーを無駄にしないものになるよう取り組んでいます。
今日は、これからの家づくりにおいて欠かせない「パッシブハウス」と、その設計に不可欠な計算プログラム「PHPP」についてお伝えします。


私自身、この世界基準の設計手法を広めるため、PHPPセミナーの講師として登壇して数年が経ちました。多くの設計者や工務店の方々と共に、学びを深めてきた経験を今回も皆さまへお届けしたいと思っています。
なぜ、今「PHPP」を学ぶ必要があるのでしょうか?
家を建てる際、「断熱材をこれくらい入れて…」「窓はこうして…」と、感覚や経験だけで決めてしまっていませんか?
もちろん経験も大切ですが、それだけでは「住んでみたら思っていたより寒い」「夏場にエアコンが効きにくい」といったギャップが生まれてしまうことがあります。


PHPP(Passive House Planning Package)は、建物のエネルギー消費量や室内環境を、精密に予測・計算するための世界共通のプログラムです。
簡単に言えば、「この家がどれくらい省エネで、どれくらい快適か」を、建てる前に正確にシミュレーションできる魔法のツールなのです。
私の願い:計算を通じて「冷える(冴える)」体験を
今回のセミナーで、受講される皆さんにはぜひ「冷える」という感覚を掴んでいただきたいと思っています。
……あ、もちろん「寒くて凍える」という意味ではありませんよ!
物理法則に基づいた、賢い設計ができるようになること
計算を通じて、建物の性能が見通せるようになること
数字や理論がクリアに見えてくると、設計者としての頭の中がスッキリと「冷(冴)える」瞬間が訪れます。この感覚こそが、世界基準の快適な住まいを実現するための第一歩なのです。
数年の講師経験の中で確信しているのは、この計算力を身につけることで、家づくりの質が劇的に変わるということです。私の経験を総動員して、皆さんの学びが深まるよう全力でサポートさせていただきます。
ご興味のある方は、ぜひ以下の詳細ページもご覧ください。


【セミナー詳細・お申し込みはこちら】 https://passivehouse-japan.org/training/archive/21268/


皆さまの家づくりが、より良い未来につながることを願っています。 今後とも、高橋建築株式会社をよろしくお願いいたします。

高橋建築株式会社 代表取締役 高橋 慎吾 (一級建築士 / PHI公認パッシブハウスデザイナー / PHIUS公認パッシブハウスコンサルタント)

パッシブハウス,環境・エネルギー

PHIUS WUFIPassive  PHI PHPPの計算結果を比較してみました。
おまけに日本の一次エネ基準も。

パッシブハウス基準と言えば、世界的には ドイツPHIの基準です。

しかし、その基準をベースに変更を加えたアメリカ PHIUSのパッシブハウス基準があります。

どちらにも特徴があり、良い悪いと言うことはありません

今回は同じ家での計算結果を皆さんにご紹介したいと思います。

まず WUFI Passive

そして次に PHPP

そして最後に 日本の一次エネ基準

これを表にすると、

日本の現在の基準では、冷房負荷、暖房負荷を厳密に計算できていないので除きました。

まずHeateing demand 年間の暖房エネルギーですね。日本では暖房需要と言います。
()内はそれぞれの認定基準です。WUFI Passiveの方が少し多めに出ました。
ですがPHPPとそれほど変わらないと言えます。
ほとんど計算ロジックは同じだからです。
しかし日本式の計算は33.19kWh/㎡年と大きく違います。
日射の影響の考慮などが上手く入れられないことが原因でしょうか?
計算も前者2つの方法と比較するとかなりパラメーターも少なく乱暴な方法なのでやむを得ないかも知れません。
今まで当社で建てたパッシブハウスの実測では、パッシブハウスの計算より少し少なめです。
PHPPが精度高そうです。実際はもっと低いですけど。まだ日本のようなヨーロッパに比べると暖かい地域に関しては、厳しすぎる感じがします。
日本の基準は今までのスカスカ住宅を基本に計算しているので、いきなりパッシブハウスのような超高断熱の数値を入れてもとても外してしまうのでしょうね。読み切れていないのでは?と思ってしまいます。
日本の計算方式は、簡単に計算できると言うことを一番に考えているらしく、ちょっと残念というか、もったいない気がします。
せっかく計算するのだからもう少しきちんと計算できるようにした方が良いのでは無いかと思うのです。
(日本のほとんどの建築士さんが付いてこれていないと馬鹿にされているようです。)

次はCooling demand
こちらは、割と外皮の影響が少なく、日射の影響、潜熱負荷(除湿)の取扱の影響が大きく出ます。
PHIUS基準は特に潜熱の負荷の計算に注力していると以前聞いたことがあります。
そのせいでしょうか?28.03kWh/㎡年と大きな値ですね。PHPPでも16.36kWh/㎡年です。
日本の計算値8.83kWh/㎡年はちょっと無いかなと思います。
きっと潜熱負荷をきちんと計算してないからでしょうね。
この数字に関しても実測しているとPHPPがかなり精度高く当たります。
ただし、より快適にと除湿をさらにするとPHPPの予想値を少しだけ超えることもあります。
PHIUSの予想数値まではとても行かないと思いますが、冷房需要はまあまあ大きいです。
今後益々、温暖化が進みますから、冷房需要は少し多めに考えておいて良いかも知れませんね。
PHIUSの数値ぐらいを見据えて太陽光発電や、蓄電池の容量を考えても良いかもしれませんね。

各LOADについてはほぼ同じですね。
一番寒いとき、一番暑いときでも 6畳用エアコンあれば十分との結果です。
これだけ複雑なシミュレーションをして WUFI Passive PHPPとも同じくらいの数値をたたき出してくるのはすごいですね。
びっくりです。

これらの計算は、建物の大きさや形状、用途、日射のあたり方などで、計算結果が変わります。
今回は真南向きで、日射を遮るものが無い建物の結果でした。
今後、全く違う条件の建物でも比較してみたいと思っています。