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髙橋建築

パッシブハウス,日記・想い

12/1 寒くなってきましたね。


世界的にはPHIのパッシブハウスが元祖です。
我々が普段からこのロジックで計算しています。
この計算手法に異を唱える団体がアメリカで出てきてそれがPHIUSです。
PHIの方法を改良しています。ですがPHIはさらに改良してより良くしようと進化しています。
それらの団体の日本拠点がPHJ と PHIJP
どちらが良いとか悪いとかじゃなくターゲットなどが違うだけ。同じ国際的な手法に基づいて計算していますので考え方は同じです。
それぞれの中心人物が 森みわさんと 岡田早代さんです。 両方女性です。

私はお二人と知り合いなのでこの機会にお会いしていただき交流を深め日本でのパッシブハウスのさらなる発展につながればと思いました。

森さんのご厚意で、岡田さんを森さんの家にご案内出来ることになりました。
その席にエクセルギーの世界的な権威である宿谷先生ご夫妻、パッシブハウスジャパンの関東エリアリーダーの畑中さんが同席してくださいました。

畑中さん撮影なので畑中さんが入っていなくて残念

この方々が一緒にいて、深い話が聞ける機会はなかなか無いです。役得ですね。段取って良かったです。
先日までボストンで設計されていた岡田さんの話では、欧米はホームレス用の宿泊施設までいよいよパッシブハウスだそうです。
そしてパッシブハウスのきめ細かいロジックによる計算が、評価されており、公共施設や、補助金の申請でも利用されているとのこと。
日本は本当に遅れていますね。

当社のブログを読んでくださり、パッシブハウス建築をできる人は本当にラッキーですよ。
当社で建てなくても良いのです。パッシブハウスを目指してこのロジックで計算し検討した家を作ってくれれば。

知らない人は本当にかわいそうです。

パッシブハウス,断熱・気密

パッシブハウスでも窓の結露?

窓の結露はいやですね。
窓が結露してしまうとご連絡をいただきました。
パッシブハウスレベルの家でも窓の結露は起こってしまうのでしょうか?
答えは起こってしまいます。
残念ですが全く起こらないわけではないのです。条件が揃うと起こってしまいます。
とても良い樹脂サッシを使っても、木製サッシを使っても起こってしまうのです。
以前なら樹脂トリプルサッシならほぼ起こらなかった結露も、起こってしまうことがあるのです。
パッシブハウスならではの高性能がもたらす新たな課題ですね。
簡単に室温・湿度が上げられてしまうことが原因です。

窓の結露の仕組み

窓の結露はどうして起こるのでしょうか?
このブログを読んでいる皆さんなら多分ご存じだと思うので、あまり難しい説明は避けます。
簡単に言うと冷たいお水の入ったコップの外側に結露するのと同じですね。
家だと、外が寒くてサッシが冷たくなるとサッシ面で結露が起こります。
サッシのフレーム部分だったりガラス部分だったり。
理論的に当社が使っている樹脂サッシだと一番はじめはガラスのコーナーに近い部分に結露するのでは無いかと思います。
サッシの種類によっては取付方法により異なりますが、フレームで最初に結露が起こる場合もあります。

パッシブハウスレベルでのサッシ結露の原因

パッシブハウスレベルになると,本当に結露は起こりにくくなります。ですが最初にお話ししたように条件が揃うと結露は起こしてしまいます。
条件としては外気温と室内の温湿度ですね。
・外がとても寒い。
・室内の室温の割に湿度が高い。
室内の
と言うことですね。
どんなに良いサッシを使っても外がめちゃくちゃ寒ければサッシは冷たくなりますからある程度の湿度があれば結露します。
また、外気温がそれほど低くなくても室内の絶対湿度が高ければ結露起こしますね。これは室温との兼ね合いもありますから単純なものではないのですけど。カーテンなどで室内とサッシが遮られているとサッシの表面温度がより低くなり結露を起こし易くもなります。

パッシブハウスは高い温度、高い湿度で住むことが簡単にできますから、22℃以上50%以上というのは普通になってきましたね。
以前のように室温20度で湿度30%、40%というのは違いますね。
住宅にとってかなり厳しい住み方をするようになってきました。冬の室内での高温多湿は住宅を早く傷めるのでできるだけ22度50%位を意識して住んでほしいと思います。

結露を少なくする方法

外気温を上げるわけには行きませんから、室内の条件をコントロールする方法を考えましょう。
パッシブハウスは室内の温度を高く保つのが得意です。
室内の温度が高くなれば、一般的には湿度(相対湿度)は下がります。室温が高いと言うことは、サッシ表面温度も高くなりますから結露は起こりにくくなります。しかしこの場合でも、カーテンやハニカムサーモスクリーンなどで遮られているとサッシの温度は下がりますから、結露は起こりますね。カーテンやハニカムサーモスクリーンの断熱性を犠牲することになりますが少しカーテンを開けると結露しにくくなりますね。
当社の住宅の場合、冬に過ごしやすくするために、湿度を高めに保てる工夫がしてあります。
そのため、一般的な高断熱の家に比べて結露は起きやすいはずです。
お客様がどこまで許容できるかにより、住み方を工夫しながらコントロールをしていただくことになると思います。
流れるほどの結露ではなくうっすらの結露は許容できるとか、そういうこともありますね。
当社の住宅でできる具体的な方法を考えてみましょう。
一番大切なのは室内の水分量(絶対湿度)をコントロールすると言うことです。
室内で発生する量を減らすには、
お風呂はきちんと蓋をする
入浴中はお風呂の循環換気扇をきちんと止める。
料理中は換気扇を回す。(弱で十分です)
洗濯物は室内干しではなく、乾燥機など。
それと効果的なのは、24換気の換気量を増やすことです。換気量が増えれば外の乾いた空気と室内の空気が入れ替わりますから、室内の湿度が下がります。
これらの方法は暖房エネルギーが増えることもありますし、乾燥しすぎになってしまう場合もあります。
できないことはやらなくて良いと思いますので、取り組みやすいところからやってみてください。
(乾燥を防ぐために湿度を上げたいときにはこの逆をすると良いですね。)

住まい手さんの経験が大切。
当社のパッシブハウスは高性能とはいえ、住まい手さんの上手なコントロールが必要です。
温湿度が機械ですべてコントロールできるようなシステムは高価ですし、メンテも大変です。そしてエネルギー消費量も多いです。
当社では、イニシャル、ランニングコストがかからないように、より単純な仕組みを用いて快適に住める家づくりを目指しております。
それには住まい手の皆さんの住まい方での協力が必要です。
いろいろ試してみて住んでみてください。楽しいですよ。
そして思いがけない発見があるかも知れません。
そのときはご連絡ください。お待ちしております。

パッシブハウス,見学会・相談会・イベント情報

国際パッシブハウスオープンデー

今年も 国際パッシブハウスオープンデーが行われます。

https://passivehouse-international.org/index.php?page_id=262

世界中のパッシブハウスが同時に公開されます。
日本でも数多くのパッシブハウスを見ることができます。
https://passivehouse-japan.org/event/17421/
当社では日本初の木造賃貸住宅のパッシブハウスを公開します。

秩父でアパートをかりてみたい方は是非どうぞ。
味わったことのないような住み心地が体感できるかも知れません。

これまでに無い高性能アパート

ゆとりを持った2LDKです。戸建て以上の住み心地を求めてあらゆる面から計画をしました。
各住戸は70㎡以上。そしてロフトが8.28㎡。
21.25坪+2.5坪です。
LDKは15畳以上とアパートにはあまり無い広さです。広々したリビングは2階なので大きな窓のカーテンを開けて生活しやすく、明るく気持ちの良い生活ができます。
このアパートはとても高性能!!私が依然書いたコラムをご覧ください。
https://passivehouse-japan.org/journal/16606/

注目されています。

メデイアでも多数紹介されております。
https://www.s-housing.jp/archives/324929

高性能住宅政策ではナンバーワンの鳥取県庁からも視察に来ていただきました。

大手デベロッパーや設計事務所などの見学も受け入れていましたが、今回のイベントで最後となります。

予約フォーム

混雑を避けるため業者の方は必ずご予約をお願いします。業者の方は入場をお断りする場合がございます。
アパートをかりるご予定のある方はご予約無しでも常時見学可能です。

https://forms.gle/kTW5rdsKEW8TumG79

世界では当たり前の性能を日本でも広めるために

世界では当たり前となってきているパッシブハウスレベルの賃貸住宅がようやく日本でも完成しました。

日本は本当に遅れています。中国でもすでに多くの建物がパッシブハウスレベルで当たり前に作られています。
我々の国の日本は本当に貧困国家になってしまいました。

我々の生活の基本である住まいがきちんとしていないと、豊かな生活はできないと思います。
まずは、豊かな生活ができる住まいを考えましょう。

そのためにも、このような賃貸住宅が増えていかなくてはなりません。
少しでも多くの人に知ってもらうために、今回のイベントをボランティアで参加させていただくことになりました。
業者の方には会場運営費として1名5000円いただきます。
PHJ会員の方は無料です。

住所は 秩父市中村町となります。西武秩父駅 あるいは 秩父駅から1.5kmくらいです。

https://maps.app.goo.gl/8nV3tZwoEFV8mD9m9

お気軽にお越しください。

S様邸 工事の流れ,パッシブハウス

地盤の転圧がすんだら、捨てコンクリート、そして型枠組です。

黄色い板が型枠です。

基礎断熱は外張りが性能高い。

白いのが断熱材。EPS特号です。λ=0.034W/㎡K です。もちろんシロアリが食べない防蟻仕様。それを防蟻の接着剤でつなげていきます。

基礎外断熱と基礎内断熱の議論があるけど圧倒的に性能が良いのが基礎外断熱。

  • 熱橋が大幅に減らせます。
  • 基礎が蓄熱体になります。
  • 基礎表面温度が上がり結露のリスクが減ります。
  • 基礎が風雨にさらされないので耐久性が向上します。

デメリットとしてシロアリの被害があげられますが、きちんと防蟻対策をしていれば大丈夫。
当社も何重にもしています。
逆に基礎内断熱や床断熱の方が基礎内側に結露の恐れがあったり、乾燥状態を保つのが難しいのでシロアリリスクが高いともいえます。

防湿シートは重要

地面からの湿気を室内に入れないためのシートです。基礎の中に湿気を入れると、木材が腐ったりカビが生えやすくなります。
必ず敷きましょう。

厚いものが耐久性が高いです。写真のように職人が工事中上りますからすぐ切れてしまうような雨水ものではダメですね。

下に敷いてあるこのグレーのものが、防蟻の防湿シート。丁寧な住宅会社はこれを使っています。これを使っているかいないかで、会社選びをしても良いかも。本当にお客さんのことを考えたらまずこれを使うと思います。まあ当たり前のことなんですけど。使っていないところがまだあるので、これから家を作る人は使って貰ってくださいね。
http://www.9-techno.com/tamidansheet.html


換気・空気

換気システムの大切さ

家の中は意外と空気が汚れます。化学物質が含まれる建築材料をなるべく使わずに、自然素材で作ったとしても、持ち込まれるものでかなり空気は汚れます。
芳香剤、脱臭剤、除菌剤のようなものでも健康被害があるようです。香害などと言われます。
そして人間が生活すると、料理や、トイレのにおいのみならず体臭もありますし、CO2濃度も高くなります。

それらの化学物質や匂い、CO2をきちんと除去しなくてはなりません。換気は絶対に必要なのです。

換気量の確保が重要

建築基準法で換気すべき空間の空気が二時間に1回入れ替わるようにしましょうというのが、建築基準法です。1時間あたりに直すと0.5回ですね。1時間で半分空気を入れ換えろと言うことです。
一般的には簡単な換気扇を設置して、家の中の空気を外に出します。トイレなどに付いている小さなファンを利用することが多いです。空気を出した分だけはどこからか取り入れます。フィルターの付いた給気口がお部屋に付いている例が多いです。サッシに空気の入り口があるのもありますね。自然に空気を取り込むようになっています。今作られているおうちでこの仕組みのものは、安い性能が低いおうちはほぼこの仕組みです。今この仕組みで作られているとしたらちょっと残念です。
この仕組みのおうちは、仕組み上、あまりきちんと計算通りの換気量は確保されません。

きちんとした換気量を確保するなら第一種換気システム

きちんと計画通りに、換気量を確保するなら、空気が入るところ、空気が出るところにファンが付いている必要があります。それが第1種換気システムです。きちんとした工務店はほとんどこの仕組みを取り入れています。

この仕組みで、きちんと経路を計画し、ダクトなどの圧力損失を計算し、さらに適切な配管工事を行えば、ほぼ計算通りの換気量が確保できます。

計画、計算、工事がとても大切です。

風量測定もしましょう。

きちんと計画をして、計算して、工事をしたとしても実際の現場では、風量が確保できていないことがあります。

それを確認するために風量測定が必要なのです。計算通りに風量が出ているか?出なければ計算よりも少しボリュームを上げることが必要です。
上手に配管ができていると、計算よりもボリュームを落として良いこともあります。省エネですね。
これも実際に量ってみないと解りませんね。

風量を絞ってより快適省エネに

建築基準法では換気回数は0.5回と決められていますから、ここからの説明は建築士としておすすめするのではなく、私個人の考えで、私が自分で実戦したりしている方法です。まねされる方は自己責任でお願いします。

真冬に0.5回も換気をすると暖房した空気が外に排出される量が多くなり、ちょっと無駄すね。匂いが取れ、CO2濃度、VOC濃度が上がらなければ、換気量は少ないに越したことはないですね。

どのくらいまで絞れるか?目安はあるのでしょうか?
様々な目安がありますが、私は住む人の人数*30m3と言うのを基準に考えることが多いです。4人家族なら4*30=120で120m3となります。

換気量を絞ると、エネルギー損失は少なくなりますし、モーターの電気使用量も少なくなります。
音も小さくなりますのでとても良いですね。

実際にどこまで絞るか。風量曲線で

実際に今の換気の母流無をどこまで絞ったら良いでしょうか?

現在180m3の換気量の住宅を120m3にしてみましょう。

ボリューム9で調整してありましたが、3くらいにできそうです。

これを行う場合、9の時にきちんと計画通りの風量が出ていれば3にしたときに計算通り120m3出る可能性が高いですね。

実際には調整後もきちんと測定することができると良いと思います。

換気量が確保できているか、調べる方法

換気量が確保できているか調べる方法としてCO2濃度を測定する方法があります。
換気がされていないとお部屋のCO2濃度が上がります。

このおうちはCO2濃度が多いときで650ppm位 少ないときは450ppm位ですね。
朝8時頃お出かけになって、誰もいなくなるので徐々に空気が外の空気のCO2濃度に近くなっていくのが解ります。18時頃帰宅され、また皆さんの呼吸で空気が汚れていくのが解ります。

このようにCO2濃度をみることできちんと換気がされているかいない課が解ります。すごいですね。

目安としてはCO2濃度が1000ppmを超えないように換気するのが良いという意見が多いですね。厳密なエビデンスはないらしいですけど。人が多い寝室などでは2000ppmとかなることもありますけど、それほど心配することはないそうです。

CO2濃度計は、通販などで簡単に購入可能です。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/co2+%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC/

以前購入してみましたが、安いものでも十分使えました。皆さんも是非測定してみてください。
データーを蓄積できてグラフにできなくても、その場でみられるだけで十分です。
CO2濃度が上がり気味になるなら、少し換気のボリュームを上げる。下がりすぎるならちょっと絞ってみる言う具合に、臨機応変に調整すれば、それぞれの家庭のベストなボリュームが見つかると思います。

あくまでも自己責任でお願いします。

S様邸 工事の流れ

採石入れです。

地盤を締め固めるのが主な目的です。採石(40-0)を入れます。
きちんと入れ、よく転圧することが大切です。

ランマーという機械で転圧をします。

そしてもうひとつの目的は、断熱材の下地を平滑に作るためです。
ここが平らにできないと、断熱材がきちんと並べられませんね。

数日前にここまで終わってますが、上里町の上棟などで現場が開いてしまっています。予定では今週あたりに、次のステップに入る予定です。

S様邸 工事の流れ

水盛り工事です。

建物の位置高さを確定します。

建物をが直角にできるよう、直角のレーザー機などをつかいそれを基礎から離れたところの板に控えていきます。

今回の地盤は少し低いので基礎の耐圧盤コンクリート基礎の断熱材の下を現在の地盤にしています。
この上に基礎を作っていき後で周囲を埋めていきます。
基礎スラブのコンクリートの上端は周囲に水平に配置された木材のところまで来ます。高くなりますね。

鋤とり

この地面の上に採石、XPS(断熱材)、そして鉄筋コンクリートです。まだ30cmは高くなります。分厚いです。

そのため鋤とりは周囲の基礎梁の部分だけとなります。秩父では凍結深度の設定がありませんが、万が一凍結して基礎が持ち上げられてしまわないように、外周部は土に埋もれていることが大切です。

工事現場をご覧になりたい方は、ご案内しますので当社にメールでご連絡ください。
メールアドレスはinfo@ta-k.jpです。

他の工務店 ハウスメーカーとは違うので参考になるかも知れません。
(他社で建築依頼された方はみない方が良いと思います。)

S様邸 工事の流れ

当社のお隣に9月より新築住宅の工事が始まりましたので、工事の流れなど一緒にみていきましょう。

地盤が大切!!地盤がダメなら全部ダメ。

地震に強かったり長持ちするために、建物をどんなにしっかり作っても、地盤が弱かったら何もなりません。

そのまま建物が傾いてしまって、ドアの開け閉めが上手くいかなかったり、水道の水漏れなども起こりかねません。

建物をまっすぐに維持するためにはきちんとした地盤の上に作ることが重要です。

地盤がきちんとしているのか まずは地盤調査をしましょう。

信頼できる地盤調査会社を探しましょう。

注意!建築会社にだまされることもある。

ここで注意が費用です。
地盤調査は建築会社との契約後に行いますね。
地盤調査の結果によって、地盤改良の工事や杭工事が別途必要になる場合がありますと説明があります。
もちろん別費用です。

どういうことが起こる可能性があるのでしょうか?

建築会社は契約後ですので、万が一地盤が弱くても費用の負担はありません。それどころか、工事が増えるわけですから売り上げが増えるのです。
地盤の改良会社を入れると工事が増えた分、その割合で儲かります。

地盤が弱いと儲かるのです。

そうするとどういう建築会社が出てくるでしょうか?

そうです。 やたらに地盤が弱いという判定を出して地盤工事が必要と言ってくるのです。
怖いですね。
30坪くらいの家でしたら地盤工事は50万とか100万とかかかると思います。

建築主さんにとっては大金です。でも地盤工事をしないと工事が進んでいかない。
泣く泣く了承せざる追えないのです。

できることはある。自分でも確認しよう。

周辺の状況から推測することはできます。
近隣の建築工事で、くい打ちなど行われていたのか?
聞いてみるのも良いですね。

地盤調査会社が出している地盤マップなどもあります。

https://supportmap.j-shield.co.jp/#14,35.6939,139.7918

地質図なども参考になりますし、古い地図なども参考になります。
岩盤の地層とか、昔は堀だったとか解る場合もあります。

https://gbank.gsj.jp/geonavi/

それでも納得いかなかったら、セカンドオピニオン

地盤調査を自分で頼むのも手ですね。
地盤調査会社はたくさんあります。調査会社に調査を頼んでみましょう。5万円はしないと思います。
地盤の保険会社などで本当にその補強工事が必要か顕彰してくれるサービスもありますよ。

S様邸地盤調査

家が建つ位置を調査します。

調査方法

今回はスクリューウェイト貫入試験という方法です。

先端居付くドリルはこれです。
これを地面に突き刺していきます。
100KGのおもりをかけてぐりぐり回していくのです。

詳しくは下の図を見てください。

結果は?とても堅い安定した地盤

試験結果はどのポイントも良好でした。

堅いですね。

2.29mのところで進まなくなっています。家を建てるには申し分ない地盤ですね。

しかし!問題点もあります。浄化槽!!

お隣だから解っているのですが、この下は岩盤です。(笑)

浄化槽が上手く入るかが心配の種です。

浄化槽は深く掘って埋めます。

下は岩盤。浄化槽に当たらなければ良いけど。

そして岩盤の上には地下水。
地下水面が高いと浄化槽を持ち上げてしまいます。
この地域ならではの問題点です。

実際に掘ってみるしかないですね。

皆さん。 おうちを建てるときにはきちんと地盤調査をして、結果をきちんと考察しましょう。
そして建築会社にだまされないようにしましょう。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスアパートの視察の受け入れと、認定の現地調査です。

日本を動かす超大手の視察

視察されたのはなんと、日本最大規模ともいえる財閥系のデベロッパー

こんな田舎の工務店が作るアパートをわざわざ3人で見に来ていただきました。

世界の流れを踏まえると、このような高性能住宅はいずれ取り組まなくてはならないということで勉強に来たみたいです。

木造賃貸なのに本当に静か。
そして、1住戸全体をエアコン1台で冷暖房。その圧倒的な性能にとても驚いていました。

多岐にわたる質問、この方たちの優秀さが解ります。

新聞社、雑誌社などまだまだ視察予定があります。

日本最先端技術の実感!!高橋建築頑張っています!

パッシブハウス認定現場検査

現場がきちんとできているか、検査して貰いました。

断熱、寸法、周囲の影の影響。そのほか様々。

認定とりたくて、虚偽の申請書を作ってしまうような人もいるかも知れないので、抜き打ちの現場検査は必要ですよね。

もちろん当社は、そんなことするはずもありません。

当社の職人さんも、まずは正直者の信頼できる人という、人格第一で選んでいます。

建築は表面しか見えなくなります。

中はどうなっているか解りません。へばりついていてずっと監視するわけには行きませんから、ズルをしない正直な人柄といううのが一番大切です。

腕や、知識も大切ですがそれは徐々にできるようになります。まずは正直な人柄。私たち設計者や職人に求められる一番のスキルはそこでは無いかと思うのです。

それと向上心も!!(笑)

数は作れなくても、1棟1棟大切に作ります。


お知らせ,設計 デザイン

今回はデルタの水栓付けてみました。

自動水栓が流行っていますね。

とても便利なのですが、反応しないことがあるといらつきませんか?

できるだけきちんと反応してほしい。どこかにそんな水栓無いかなと思っていたら、お客様がデルタの水栓が良いと菊池さんという建築計youtuberが言っていたと数ヶ月前に教えて貰いました。

菊池組さんご紹介

菊池さんは当社と同じようにパッシブハウスをきちんと作る工務店です。
そしてすごいのがデザインなども優れていること。
当社も視察に行きましたたが本当に素晴らしいです。

https://www.kikuchi-gumi.com/

お客様から教えていただいた工務店が、当社の知り合いでしたので早速確認しました。
採用するに当たり、いろいろなノウハウも伝授して貰いました。

デルタ水栓

カタログはこちら

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/http://www.concept-b.co.jp/conceptB/PDF/delta-2023-v2.pdf

他のメーカーのものとセンサーの仕組みが違うようです。本当に反応が良いです。
乾電池なので電源が引いて無くても水栓だけ取り替えることができます。

9113T-DST ESSA

9113T-DST ESSA という定番の商品です。

こちらが 9113T-DST すきっとしたグースネックです。もちろんシャワーに切り替えたり、ホースが延びたりもします。クローム仕上げで高級感があります。

とにかく反応が良いのがありがたいです。

今回の見学会の現場でみることができますので是非どうぞ!!

9178T-AR-DST Leland

こちらは 9178T-AR-DST 落ち着いたステンレス色です。
水量を多くするとシャワー強いけどはねる!!(笑)
普段は水を弱くして使っています。節水しなくちゃですよね。

この水栓はShieldSprayと言うモードが付いてます。ボタンを押しながら使うのですが、これがすごいのです。
輪のように水が広がり集中し汚れを流します。
このモードは水ハネも少ないです。

ホースが伸びる

今時当たり前ですけどホースが伸びます。

伸ばしたり縮めたりするのがスムーズではない蛇口もありますけど、デルタはスムーズですね。
良かったです。

できるだけお求めやすく頑張ります。

輸入なので元々が高いのですが、輸入元と交渉の結果とても安く仕入れることができるようになりました。
さらに、当社の利益は安い水栓を売るときに得られる利益にとどめます。
できるだけ良いものをお客様に使っていただけるように頑張りたいと思います。