電話をかける

問合せ

ブログを読む

トップへ戻る

髙橋建築

換気・空気

第3種換気は室内の空気をファンの力で外に出し、その分の空気を給気口から自然に取り入れる方法です。

第一種換気は 給気と排気の両方をファンの力で行います。
その際に入ってくる空気と出て行く空気を交差させ熱を入れ替えます。
排気とともに捨てられてしまう熱を回収するのです。

ローヤル電機さんのホームページから引用 令和元年5月14日
http://www.royal-elec.co.jp/shop/info/ventilationdetail.php?shopflg=0&rootid=4&category_id=34&product_id=286&quantity=1

このように熱を回収できる換気システムを熱交換換気システムと言います。熱と一緒に湿気も入れ替えられるものを 全熱交換換気 と言い 熱だけ入れ替え湿気は入れ替えないものを 顕熱交換換気 と言います。

とてもすごい換気システムと言うことになりますが弱点もあります。

まずは給気と排気の両方をダクトを使うので工事が大変です。
さらに機械が少し高いです。
そしてモーターが給気用と排気用と2台になってしまいます。

せっかく熱を回収して省エネなのですが、電気代は倍になってしまいます。冬は暖房費が減りますのでとてもお得なのですが 春や秋、夏の夜などは室内と外の温度差は少ないですから 熱交換はあまり必要ありません。それなのにモーターは電気を食ってしまいます。

北海道のように寒い日が多い場所の場合は明らかに得でしょう。でも関東の平野部のようなところはそれ程でもありません。温暖地の場合、省エネ性能では第3種で十分ということになります。

しかし、電気代で比べるとそれほど得ではないと言うことになりますが、住み心地はとても違います。第三種換気の場合、外の空気がそのまま入ってきてしまい給気口の近くではとても寒く感じます。ですが、熱交換換気扇の場合、外の温度がとても寒くても熱交換してある程度暖まって入ってきますから寒さを感じにくくなります。
エネルギーだけの話ではないのです。

さらに当社の作っているような高性能住宅の場合は第一種熱交換換気扇しか選択筋は無いと思います。

熱が逃げないように断熱性能を高めてありますので、壁や屋根や窓などからにげる熱は本当に少なくなります。それに比べて換気による熱の損失がとても大きくなるのです。

計算をすると、第三種を使ってしまうと半分近い熱が換気で逃げてしまうことになります。どんなに断熱しても換気の影響の方が大きくて意味が無くなってしまうのです。
ですから高断熱の住宅と熱交換換気扇はセットなのです。
換気の電気代は少し増えますが、冷暖房エネルギーはとても減りますし、快適性はとても高くなります。

断熱がほどほどレベルの高断熱の住宅ならば、換気の熱損失以上の熱が壁や窓、屋根などの外皮から逃げていますからそれほど気にならないでしょう。その分たくさん暖房すれば良いというレベルになります。

第三種か第一種どちらが良いかと言うことは、地域によっても違いますし、断熱レベルによっても違うと言うことになります。

結論としては秩父地域の場合は朝の冷え込みがとてもすごいですから、きちんと断熱して第一種熱交換換気扇と言うことになると思います。

日記・想い

きちんと計画通りの換気を行うためには住宅の気密性能が必要です。隙間だらけの家では、どこから空気が入ってどこから空気が出て行くか解りません。

子供部屋には綺麗な空気を入れて健康に過ごせるようにしてあげよう。皆さんそう考えます。
ですから、外部からの新鮮空気の取り入れ口を取り付けてトイレなど壁のファンから排気する計画をします。安い家の第3種換気の計画はほとんどこの方法です。
ですが、この計画はあまりおすすめできません。1階に隙間があればその隙間から空気が入りそれが暖房で暖められ2階にある子供部屋から出て行くということになることが多いようです。
トイレの換気扇から出る空気はどこからか入った空気を排出するために動きそれで終わってしまいます。子供部屋の給気口から空気を引くと言うことはないのです。
暖かい空気が冷たい空気よりも軽いので上に行くというのは理科で習いましたね。
綺麗な空気を取り入れるための子供部屋の給気口が室内の温度の影響で空気の出口となるのです。
以前は質の悪いVOC(化学物質)のたくさん出る建材が使われていましたから、隙間から入った空気が汚れて子供部屋に集まるのです。
健康のための換気が 病気になるための換気になってしまう可能性もあるのです。

さらに、1階の隙間から入った空気は冷たいので、床が冷えます。床が冷たいのはとても不快ですね。

この計画は隙間の影響がものすごく出ます。本当に小さな住宅なら隙間の大きさよりトイレのファンの風量の影響の方が大きいですから何とかなりそうな気はします。

一方きちんと計画された、ダクト式の第三種換気の場合は、ダクトが引かれた場所ごとに計画的な排気の風量が確保されますから、少しの隙間ならそれは給気口代わりになるだけですので隙間の影響は少なくなります。
給気口と隙間から入ってくる空気の量は排気の量と同じになるのです。ですから影響はほとんどありません。それでもC=2.0以下くらいにしないと隙間の影響の方が大きくなります。

第一種換気の場合は排気も給気もダクトを使って行われます。給排気のバランスが取れていますから 隙間は換気システムの影響をさほど受けずに自由に空気の出入りができてしまいます。
第一種換気の方が隙間の影響を受けやすいので機密性能をより高くする必要があります。だいたいC=1.0以下できればC=0.5以下にしたいところです。

グラフを見ていただければ解りますね。左が第一種 右がダクト式第3種です。気密性能の違いで漏気量が全く違うのが解りますね。

「気密はそれほど必要ない。意味が無い。」という住宅会社さんは要注意ですね。たぶん全く根拠はありません。他のことでも自分に都合の良いでまかせを言っている可能性がありそうです。気密性能はあるにこしたことはないです。

日記・想い

日本の建築基準法では換気量は0.5回と決まっています。

この0.5回というのは 1時間で半分(0.5)の空気を入れ替えると言うことです。入れ替えなくてはならないのは LDKや寝室など常時人がいるところで、廊下や階段、トイレ、収納などは換気しなくて良いことになっています。しかし、LDKの空気を最後はトイレの換気扇で抜くというような場合には、廊下やトイレも換気の対象面積となります。

この0.5回という空気の量は 20年位前のシックハウス法で決まりました。その頃の建材は人体に有害な化学物質が多く使われ それを吸って病気になる人が多かったからです。その化学物質を安全な濃度にするために考えられた換気量が0.5回なのです。現在は危険な物質も少なくなってきていますから、この考え方からするともう少し換気量は少なくても良いと言うことになりそうです。

もう一つの考え方が 人間に必要な空気の量が30m3/h位と言うことです。人間が生活しているとco2も出ますし、水蒸気も においも出ます。それを希釈するにはこのくらいの量が必要です。4人家族なら4×30で120m3です。30坪くらいの家ならこの計算方法でも0.5回くらいの換気量となります。

ですから、安全な建材となってきたとしても、やはり0.5回くらいの換気量を確保した方が良いと言うことですね。

ですが 家が大きい、住んでいる人が少ないなどの場合には、少ない換気量にしても良いかもしれません。換気が多いと言うことは、冷暖房費も余計にかかってしまいますから。

あまり絞りすぎると生活臭が残りますので気をつけてください。自分は解らなくても、来た人にはよくわかるのもです。ですから当社の換気計画では少ない換気量で生活臭が残りにくいような設計としております。

お知らせ

将来に不安を持っている人は多いでしょう。

政府の発表では 景気が良くなっていると言うけれども 私たちの実際の生活は楽になっている気がしません。

鈴木亘(学習院大学)可処分所得のグラフを引用


これは 学習院大学の鈴木先生が作ったグラフです。
今後はますます社会保障費などの負担が増えていきます。そのため自分で自由に使えるお金がどんどん減っていくのです。

このことをふまえ、将来のことを考えて家を作っておく必要があります。

それでは、家を作らずにアパートでいいと考える人もいるかもしれません。しかし、使えるお金が減るのですから、アパート代金は大変な負担となります。物価も高くなるでしょうし支払い続けるのが難しくなるかもしれません。

私は、将来を考え自宅を持ち アパート代金を払わずにすむというのが良いのではないかと思っています。今、住宅ローンを組めば金利も安いですし、物価が上がってもローンは増えないですから、相対的にはローン代金は安くなります。アパート代は物価に応じて上がっていくでしょうから。
さらに、光熱費ができるだけかからない省エネ住宅を作っておけば、将来、電気代、ガス代が上がっても安心です。レベルの低い住宅では、光熱費の負担で苦しむことになります。電気代が上がって一ヶ月3万円 家賃が10万円なんてこともあり得るかもしれませんね。もちろん下がる可能性も少しはあるとは思いますが。

メンテナンス代も負担になりますから 長持ちするメンテナンスが楽な住宅を作ることや、壊れにくい設備機器を使っておくことも重要です。

困難な世の中になることも視野に入れながら家づくりをしましょう。

お知らせ

平屋と2階建てのメリット、デメリットは何でしょうか?

平屋のメリットはなんと言っても移動が楽なことでしょう。
2階建てのメリットは、日当たりが良くなったりすることでしょう。

それと一番に言われるのがコストが2階建ての方が安いと言うことです。
確かに一般的に言うと同じ面積なら、平屋より2階建ての方が安くできます。

それは基礎の面積、屋根の面積が2階建ての方が少ないからです。

しかし、実際にはどうなのでしょうか?

たとえば36坪の平屋と同じ36坪の2階建てがあったとします。
2階建ての住宅には階段が必要です。1階に1坪、2階に1坪の面積を使います。メーターモジュールの家やスウェーデンハウスなどは階段が広いですからもっとありますね。
尺モジュールの家でも2坪使うのです。2階建ての家は階段を除くと床の面積は34坪しかないことになります。階段は他に利用できないですからむやみに広いのはもったいないですね。

さらには、2階の階段の前には廊下も必要だったり、2階にトイレが必要だという人も多いでしょう。洗面化粧台を付ける人もいるかもしれません。
そうするとそれだけでまた1坪か2坪必要になってしまいます。
そうすると使える面積はさらに減って33坪32坪かもしれません。36坪のはずが実際に使える面積はそうなってしまうのです。

3坪4坪も変わると面積当たりの単価は2階建ての方が高くなってしまうこともありそうです。

さらには2階建てだとバルコニーを設置するかもしれません。バルコニーの代金が100万円かかるかもしれませんね。洗濯物が干せて便利という考えもあるかもしれませんが、2階まで洗濯物を干しに行く手間も大変だという方もいます。バルコニーが必ず必要と言うわけでもなさそうです。

平屋にはなんと言っても、移動が楽というメリットがあります。平面上を動くだけで上ったり降りたりがありません。これはとても楽です。
年を取ったらそのありがたみが いやと言うほど解るかもしれません。普段私たちも買い物など行くと近くに階段があってもそれを使わず わざわざ離れているエスカレーターに乗ったりエレベーターに乗ったりします。そのくらい階段は面倒なのです。
ですが、自宅となると毎日の階段の上り下りを当たり前だと受け入れるのです。なんかおかしいですね。

「私だって平屋が建てられる土地があれば建てるよ。」そんな声も聞こえてきそうです。
確かにあまりにも土地が小さければ無理かもしれません。しかし、前述のように36坪の2階建てを作るつもりでいたのなら33坪の平屋でOKと考えれば、もしかしたら可能かもしれませんよ。
土地にめいっぱい建てることは損ではありません。基本的に自動車やアプローチの計画がしっかりできれば、余分な土地は少ない方がいいと思います。土地が余ると、草むしりする面積も増えますし、外構工事の費用もかかります。

まずは、平屋でできるかどうかを考えてみることをおすすめいたします。
もちろん採光の問題などで2階建てが有利な場合もあります。日射取得熱を有効利用するために高い位置に窓が必要になりこともあるでしょう。
その様なことも設計次第でうまくできます。敷地や日当たり動線などいろいろな条件をクリアーさせるためにはやはりプロに設計を任せた方が良いと思います。

お知らせ

 当社は、他社を圧倒する高性能と言うだけではなく コストについても追求しています。

さすがに、超ローコストとは言えませんが、内容の割にとても安く提供しています。仲間の、工務店や設計事務所さんもどうしてそんなに安くできるのかと良く驚かれます。

今、住宅造りを一番されている20才代から30代のかたたちは、すごく好景気を体験していないせいか、堅実に合理的にきちんと見分ける傾向にあるように思えます。勉強をして良く見比べてくれる方は、たくさんのハウスメーカーを見てもほとんど当社を選んでいただきます。

お金に余裕のある方は、ネームバリューやファッション性などで他社を選ぶこともあるようです。たくさんお金を払うのだから良いものだろうと思うのも無理はありません。

今、若い方の中には、将来に不安を抱いているかたも おおいようにも見受けられます。

確かに、実際に使えるお金は減っているような気がします。同じくらいの給与でも、社会保障費が上がってきていたり、通信費などの必要な経費も増えています。使える残りのお金は減ってしまいます。

日本の借金が膨らみ財政破綻などを心配されているかたもいらっしゃいますし、物価の上昇が今後も続き、生活費の負担が増えることも考えられます。

さらには、老後の不安もあります。今のように年金がもらえるかは解りません。

お家は建てたら終わりではなく、ローンを返しながら、メンテナンス、修理をしながら、住み続けなくてはならないのです。

ですから、お家の予算をできるだけ抑えようという考え方は とても納得できます。

住宅建築の金額を落とすのに、内容で落とすことはとてもまずいと思います。使う材料の質を落として作ることはしてはいけません。質を落としたものを使うと長持ちしないので、時がたつととても痛み修理にお金がかかります。ムクではないフローリングなどが最たるものですね。

断熱材を薄くしたりトリプルガラスをペアガラスにグレードダウンしたりするのも良くありません。住み心地が全く違うからです。住み始めてから気がついて、断熱材を加えたりガラスをトリプルにしたりとかは基本的にはできません。住み心地が悪いばかりではなく光熱費がとてもかかりかえってお金がかかってしまいます。

外装材の質を落としたりすれば張り替えの時期が早まりお金がかかりますし、外の音が入ってきたり中の話し声が外に漏れたりしやすくなります。

他にもいろいろあげれば切りはないですが、質を落とした安い住宅はあまり価値もありませんし、将来お金もかかるのでかえって損するの可能性があるのです。

それでは、どうやってコストを落とすのでしょう。

まずはシンプルにすること。シンプルな住宅は使う材の種類も数量も少なくなります。使い慣れた決まった材料なら安くなりますし、安定してます。量が少なくなれば、もちろん安く作れます。その分よりグレードの高い良い材料を使えたりするかもしれません。シンプルなら工事費も安くなります。将来の変更や修理等も楽でしょう。シンプルなものはバランスも良くかっこいいですね。変なデコレーションはお金もかかるし、メンテも大変です。

そして、なるべく小さめに作ること。小さい方がさすがに安いです。あまり必要の無い部屋は思い切って無くしたり、他の部屋と兼用したりすれば良いでしょう。極端に言うと寝室も寝るだけなら6畳でもベッド2台おけます。子供室もベッドと机だけなら4.5畳で十分です。小さめに作ることは、コストが抑えられるばかりではなく、固定資産税が安くなる。将来の修理費も少なくなる。掃除する面積が少なくて楽。冷暖房費が少なくてすむ。子育てが終われば 将来、すむ人数が減る可能性もありますので無駄に大きくしておく必要はないとおもいます。

窓などの付け方も重要です。窓は、採光が取れる場所、通風が取れる場所にきちんと効果的に配置すれば良く余計な窓は付けない方が良いと思います。窓はあるだけで冬には寒いです。近年は照明がLEDになり省エネになりました。計算するとトイレの窓位の小さなサイズであってもその窓からにげる熱の暖房するエネルギーの方が電気代よりも高くなります。トイレの窓を付けない方が省エネなのです。浴室もそうですね。お風呂の掃除は面倒なので窓がないと掃除も楽になるというメリットもあります。裸の姿を覗かれもしないですし。
窓を付けずにすめばそこは壁となりますので地震に強くなります。外壁で汚れるのは窓周辺ですから見た目も綺麗になります。
不必要な窓があると、それだけ覗かれる原因にもなりますのでプライバシーの確保の面では不利ですし、防犯の面でも不利になります。
道路の前の窓やお隣が近い窓などは、結局一年中カーテンをかけっぱなしだったりシャッターを閉めっぱなしと言うこともありそうです。
その様な窓は元々窓がなくても良かったのかもしれません。窓は金額もかかりますので余計な窓がなくなれば相当安くなります。

間取りの検討で無駄を省きシンプルに小さめな家を作ることが将来を考えると良いのかもしれません。
もちろん、これは個人の考え方が大きく左右します。
大きな家にあこがれのあるかたもとても大勢います。
大きな家は小さな家にはないゆとりがあるのは確かです。小さな家でもまどりの工夫次第で大きく見せたりすることは可能ですが限界もあります。
デコレーションが好きな方もたくさんいらっしゃいます。
それができ無ければ家を作る意味が無いというかたもいらっしゃいます。
家を作ると言うことは一生の一大事です。
満足していただくことが、一番大事なので、建て主さんのご要望はできるだけ尊重して家づくりは勧めます。
ですが、今回の話を住宅建築の一つの方法として考えの参考にしていただけると良いと思います。

日記・想い

自立循環型住宅の仕組みを作っている先生方が、様々な話題で話し合われているYOUTUBEが有ります。
ここのところ エアコンの話題。

https://www.youtube.com/watch?v=XrIujJ_JnbQ

おもしろいので皆さんどうぞ見てみてください。

エアコンの畳数は昔の家を基準で決まっている。
エアコンの仕組み。ヒートポンプ
効率の話
エアコンの能力の比べ方。

建物の性能にあったエアコン選びが大切ですね。高性能なお家には小さなエアコンで間に合いますが、それでもエアコンの使い方によります。
連続運転を基本とする使い方なら本当に小さくてすみます。当社の住宅では6畳用エアコン1台で家全体をまかなっているお家もあります。
でも普段は止めておいて、急に暖めたり 急に冷やしたりしたいならやはり大きめなエアコンが必要でしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=XrIujJ_JnbQ

お知らせ

今年度の補助金が決まり説明会が始まっています。

今日はその説明会を聞きに東京に来ました。
国土交通省のLCCMの補助金です。
今年は 2年間と複数年度なので工期に関しては少し楽になりそう。
でも建物は年度またぎできないとのことなので 当社で初年度できるの1,2件。2年目は4件ぐらい対応できそうな感じ。

わずか1時間半の説明会ですが、ネットにアップされている情報だけだと肝心なことまでわかりません。

このような説明会で、重要なことが話されるのです。

大手のメーカーさんも軒並み参加しています。

当社では順番に待っていただいているので、ベストタイミングなかたに使ってもらう以外ありません。当社の建物はハイスペックなのでどの家も対応できますが 不公平無く本当にタイミングが良かった人のみとなります。
タイミングは役所次第。
ごめんなさい。

日記・想い

近年、ミニマリストという生活の仕方が流行ってきています。

持つものを最小限にしてシンプルに生活をする方法です。
本当に必要最小限のものだけにして不買う頻度の少ないものや、用途が他で代用できるものは極力持ちません。

ものであふれかえる現代の生活から考えると、不便そうですが、高度経済成長前までは日本でもその様な暮らしが当たり前でした。

衣類も数点に絞り上手に着回す。おしゃれなフランス人は少ししか服を持っていなくて上手に着回すみたいな本もありましたね。

調理器具もお鍋は一つ。フライパンも一つ。食器類も少量にして、料理家電も使わない。

そのほかいろいろものを持たない工夫はできそうです。

ものを持たなければ それを購入する費用もかかりませんし、修理、買い換えもありませんからとても経済的です。片付けやお掃除に費やさせる時間もとても少なくなります。

実際の生活を振り返ると このような耐久消費財を買うため、維持するために一生懸命働き、お金を稼ぎ、さらには時間まで費やしていることに気がつきます。

ミニマムな生活ができれば、自然に自分のための時間をより多く確保できて、豊かに生活できる時間が増やせるかもしれません。

「心地よい自分の居場所でゆったりと生活する」その様なことができれば、私にはそれが最高の生き方に思えます。
最小限の選ばれた自分の好きなものに囲まれ、自由な時間で、自然に溶け込み、好きなことをする。その様な生活が送りたいと思っています。

今の経済論では、消費を増やしお金を循環させることが良いとされています。それとは、真逆なことになりますが、人が多くなり消費が多くなることが、地球全体にとって良いことだとは思えません

エネルギーの消費量を減らすことが、環境のためにも良いことだと知られています。エネルギー消費量を減らすにはどのようなことが良いのでしょうか?

生活する上で省エネ機器を選んだり、使うのを控えたりして努力することもとても大切です。太陽光発電などでエネルギーを作ることも大切かもしれません。

エネルギーを使わない省エネ住宅を作ることもとても大切です。現在の国の基準での省エネ性能は、エネルギーの使用量で決まります。高断熱にして冷暖房エネルギーを削減したりエコキュートなどの高効率な給湯器を付けたり、してエネルギーの使用量を減らします。

ここで言うエネルギーの使用量は、家一軒の使用量を計算するのですが、省エネの基準は、この使用量と普通に作られている住宅の使用量で割った値です。何割削減できたが評価の基準なのです。ここで矛盾が生じます。

たとえば 30坪の普通の家が100エネルギーを使うところ80にできたら20%の削減です。
50坪の普通の家が150のエネルギーなのに120にできれば同じ20%の削減となります。
しかし、よく考えると 30坪の家も50坪の家も生活する人数が同じなら 50坪の高性能な家より30坪の普通の家の方が 20も省エネと言うことになります。

もちろん当社のスペックになると大きくても小さな普通の家より省エネな場合が多いのですが、ここでは一般論です。(皆さんご安心ください)

しかし当社の内容で小さな家を建てればさらなる省エネ住宅となり、30坪の家で50以下と言うことになります。ですから小さな家だから省エネなのできちんと作らなくてもいいじゃないかということではありません。

ここで言いたいのは、小さな家は大きな家よりもとても省エネになると言うことです。不必要に大きな家にする必要は無いのでは無いかと言うことです。

小さな家は建築時のエネルギーもとても少なくなります。大きさが半分なら建築時のエネルギーも半分近いでしょう。

でも、建築時のエネルギーに関しては、別に大きな重要な要素があります。
それは耐用年数です。いくら小さな家で建築時のエネルギーが小さくても、普通の家と同じように30年くらいで壊されたらだめなのです。

長期優良住宅レベルの家はとても長持ちします。適切なメンテナンスをしていれば200年以上も可能でしょう。国で計算する値は平均で90年くらいとされていますから普通の家の3倍です。

それを考えると 30坪の普通の家より 長期優良住宅の50坪の家の方が一年当たりの建築時エネルギーが半分くらいであると言うこともできます。大きさが小さくなくても長持ちさせることで、省エネとなるのです。

それでも、エネルギー的にベストなのは、当社レベルの省エネで、長持ちする住宅をできるだけ小さく作ると言うことになります。

小さくと言うのは、ライフスタイルの問題で 大きな家でゆったり住みたいという人の方が圧倒的に多いと思いますので難しいかもしれませんね。当社レベルの住宅でしたら、十分省エネで長持ちするので無理に小さくする必要も無いかもしれませんね。

ですが、小さくシンプルに住みたいという方もいらっしゃると思います。

その様な、志のある方のために、小さな家を考えてみました。スモールハウスです。ミニマムハウスとも言えるかもしれません。

延べ床面積5坪+ロフト2.5坪です。若いご夫婦にちょうど良さそうです。
田舎暮らしのお家にも良さそうですね。

もっと小さいお家の可能かもしれませんが、私が快適に住むとしたらこのくらい欲しいと思って書きました。
玄関入ってすぐ小さなLDK。しっかりお湯につかりたいのでお風呂も作りました。シャワースペースならもっと小さくできますね。

洗面、洗濯、トイレは同じへやになってしまいましたが、きちんと取りました。洗面をキッチンで兼用するなら、お風呂を大きくするとかLDKを大きくするなどできそうです。

これらのことは、人によってバランスが違うでしょうし、もう少し全体的に大きくとか、小さくとかもできますね。

前回提案した スウェーデン風の住宅も小さめで住みやすそうでしたが、さらに小さく考えてみました。

小さいと建築費も安くなりますので見積もりもして見たいですね。

日記・想い

 当社は自由設計で、できるだけ建築主さんの希望に添って間取りづくりや、デザインづくりを進めています。

 近年の建築主さんは、雑誌を見たり、お友達の家を見たり、住宅展示場を見たり、インターネットで調べたりして、とてもたくさんの情報を持ちです。

 そして、その気にいったところを自分のお住まいにも取り入れたいと考えます。それはとても良いことだと思います。昔なら全く情報がなく、大工さんや家相の人の言いなりでお家を作るしかなく、工夫のない住みにくい間取りで我慢せざる終えなかったと思います。家は三度建てなくては思った家が建たないというのは,情報がなかったせいだと思います。

 インターネットの発達などで,情報はいくらでも取り入れられる時代になりましたし、住宅産業がサービス業化していますので、建築主さんの思いが家に反映しやすい状況になっています。とても良いことですね。当社もご要望をお聞きしてできる限り建築主さんのご要望をかなえたいと思っています。

 当社の打ち合わせの進め方としては、ご要望をお聞きしてできるだけかなえる図面をまずは提出させていただいたり、他社と打ち合わせされてきた図面をさらに煮詰めた良い間取りにしたりと言うことが多いともいます。他の建築会社さんで多いのですが、建築の免許などなかったり勉強したことがない営業さんが、建築主さんと打ち合わせしたりしています。当社では主に建築士である私か堀合さんが打ち合わせをします。どちらも勉強を重ねているので、法や施行などに関して熟知しています。そうすると、どうしても建築主さんのご要望通りにすると安全性が損なわれたり将来不具合が発生しやすくなったり、住みにくいとおしかりをいただくことが予想されてしまうこともあります。

 その様なことを伝えずに、建築主さんの言うとおりに「はい、解りました。」と知らないふりをしてやりよいように進めてしまえば良いのかもしれません。その方がよほど楽ですから。