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髙橋建築

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BELSを取得しよう!

今、確認申請を受けている物件は、BELSも取得します。

BELSの評価は建物のエネルギー性能の評価です。
簡単に言うと自動車の燃費性能のようなものです。

UA値の外皮の性能にプラスして、設備機器や太陽光発電などの性能も評価します。
ZEH等で用いられる計算手法です。

BELSの計算は、UAの計算が終わっていればとても簡単です。
一般の方でも楽勝なのでチャレンジしてみてください。

設計士さんに頼めば、簡単なことなので、きちんと性能がある住宅なら喜んでやってくれると思います。
やりたくないとか,無駄だとか言ったら、そのおうちの性能、その設計士さんの能力を疑った方が良いかもしれませんよ。(笑)

認定にはお金がかかりますが、だまされないためにも第三者機関できちんとチェックを受けた方が良いですね。
大きな住宅会社だから安心と思ったら大間違いです。

https://house.lowenergy.jp/
このページにWEBプログラムがありますのでどなたでも使えます。

https://www.hyoukakyoukai.or.jp/bels/siryo.html
こちらがBELSの計算シートです。

このような結果シートが出せます。

これで大まかな暖房エネルギーなど解りますが、実際の性能はきちんと評価しきれません。
やはり,パッシブハウスの計算で用いられる「PHPP」というソフトを用いて計算した方が良いと思います。
ですが、それをできる人は限られています。
残念ですが、ほとんどの方は、無理でしょう。
やむを得ないですね。
そこまでできなくても、BELS位はやってもらいましょうね。

数値の勝負ではないので競う必要は無いと思いますが、何十年も住む家ですから省エネにしておきたいですね。

当社ではそれほど数値にこだわりがないので、使用設備は最低限のもの。通風設定や照明の設定、節水の設定も悪くして計算しています。
実際には良いものを使いますけど、お客様が後で悪いものに変えるかもしれませんから。
ですからほぼ躯体の断熱性能だけで評価しています。
それでもこの性能。
それが解っていただける人は「プロ」ですね。

省エネ建築診断士 セミナー

パッシブハウスジャパンでは、省エネな住宅を増やすために,省エネ建築診断士と言う資格制度を作り,技術者を育成しています。

以前は各地で開催していましたが,コロナの影響もあり現在はオンラインセミナーです。

今回も日本全国から多くの方に参加いただいています。

現在は東海地区のエリアリーダーの鎌倉さんのデザインPHの説明です。

こと後、私のセッションになります。

私のセッションは、実務に近いパッチ部ハウスレベルの建物の実現の仕方。
プレゼンも不慣れですがの準備もで来ているので頑張りたいと思います。

パッシブハウスジャパンの理事就任のご報告

10月からパッシブハウスジャパンの理事となりました。

松尾さんの後任となります。

大役ですので、気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

パッシブハウスジャパンは、高性能な住宅を目指すとてもレベルの高い団体です。
世界では 高断熱な住宅と言えば、まずパッシブハウスと思い浮かべるそうです。
各国の高断熱の基準はパッシブハウスを目標に作られたりもしています。

その日本の正式な団体であるパッシブハウスジャパン。とても注目を集めている団体です。その団体の理事と言うことですから本当に責任重大です。

頑張るしか無いですね。皆さん応援お願いします。

HEAT20 窓と外皮の断熱性能

今日のHEAT20の会議では 窓と外皮性能のバランスの話が出ました。

もちろん地域により要求される性能は変わります。

断熱性能を上げるのにはどうしたらよいでしょう。窓を除く外皮の性能が 悪くても窓だけ良くしてある程度のUAにすることも可能です。でも、それではあまり意味がありませんね。
大半の面積を占める壁の性能が低いと輻射熱の影響で住み心地がとても悪くかんじるでしょう。
また、すごい壁や屋根の断熱をしても窓があまり良くなければ、窓で結露が起きやすくなります。それも困りますね。

結論は単純で、できるだけバランス良くという話になるのですが、それはどのくらいになるのかという話です。

皆さんご存じのように、樹脂サッシのトリプルガラスでもU値は1.0W/㎡K程度。ちなみに一般的に使われているアルミ樹脂複合サッシのペアガラスは2.0W/㎡K以上です。
それに比べて 当社の仕様の例でお話しすると、壁は0.145W/㎡K 屋根は0.136W/㎡Kです。
壁や屋根と比べると高性能な樹脂のサッシでトリプルガラスでも、窓は6倍以上の熱の逃げやすさです。

しかし、窓の面積は壁や屋根に比べて少ないですね。
37坪のおうちの図面がちょうど近くにあったので一例を挙げると、
屋根が70㎡ 壁が190㎡ 窓は25㎡です。

窓は全体の10分の1くらいの面積です。
面積が小さいので影響が出にくいようですが、壁に比べて性能がとても低いので影響は大きいですね。
トリプルガラスのサッシでさえこれですから、せっかくの高断熱の住宅で性能の悪いサッシを選ぶのは命取りです。
当社レベルの住宅ではトリプルガラス以外の選択筋はありません。

窓の性能の影響が大きいのでできるだけ窓を小さくしようという考え方もあります。
しかし、日中でもお部屋が暗くなるとか開放性が下がるとか、通風が少なくなる,太陽熱のエネルギーも取り込めない、などのデメリットもあります。
ある程度の面積を確保するためにも窓の性能を上げざる終えないですね。

高性能な窓は金額も高いです。コストの問題もありますので、やたらと良い窓を使うと言うことはできませんが、バランスを考えた窓選びがしたいですね。


住宅のIOT

今日は、大手メーカーの開発規格?技術の人と打合せがありました。
住宅のIOTについてです。

私が考えていることをヒアリングしていただきました。

大会社が地方のいち工務店に意見を聞くなんてすごいことですね。
私も良い商品を作っていただきたいのでありったけのアイデアを出させてもらいました。

住宅にも様々な機器が付いてます。
玄関の電気錠
テレビドアホン
照明や
エアコン
換気扇
便器や
食器洗い機
IH
電動シャッター

とりついていなくても

TV
洗濯機
電子レンジ
など など

様々な電気機器がありますね。

それらの機器をネットでつなぐのです。
様々な機器がつながり、便利に連動して行きます。

それがIOTです。

便利にしたり 健康に良かったり 生活を豊かにしたり。とても期待のできる技術です。

議論内容については最先端の事柄なので守秘義務!

どうでも良いふざけた内容のページをあげます。(笑)


将来、とても便利な世の中になる第一歩ですね。

この分野は、世界でも激しい競争が始まろうとしています。

日本企業が アップルやグーグルに負けないように頑張ってもらいたいですね。

皆で応援しましょう。

皆さんもできるだけ日本製品を優先して買ってくださいね。それが最終的には巡り巡って自分たちのためになりますね。

日射取得 南ばかりに気をとられると。。。

冬期の日射取得はとても大切ですね。
太陽の光の熱は無料です。
それを採り入れない手はありませんね。

南側が空いていることがとても重要なのですが、真南ばかりに気をとられていませんか?

太陽の軌道を良く考えてみましょう。

南東から出て真南に来て南西に沈みます。
日の出と日没は太陽高度が低いですね。

朝早くから夕方遅くまで太陽の光を取り入れるためには南東 南西に遮蔽物が無く、真南には少しの高さの建物があっても大丈夫ですね。

この図をご覧ください。

オレンジ色 黄色の点が太陽の通る軌道です。弧を描いて下から12月1月と続き上の方が6月7月ですね。

上部のグレーのところが庇の影 下部のグレーが南の建物の影です。

夏場はバルコニーの出っ張りが庇代わりになり窓に日が差し込まないのが解ります。

一方、冬は 南の家の上を太陽が上手に通り日が入りますね。

しかし青く示されたところが影になっているのが解ります。

南西の建物が日の光を遮るのです。冬の最後の2時間くらいがこの建物の影響を大いに受けるのが解ります。

南の建物はきちんと距離がとれていれば、OKなのです。

なかなか難しいですね。

日の当たり方が完璧な土地を見つけるのは大変です。
できるだけ長い時間日射熱を取り入れられれば良いのですが、取り入れられなくても悲観することはありません。
その土地に合わせて上手に設計すれば,その弱点をクリアーできる方法があるかもしれません。

完璧な土地を探すのは難しいですし,見つからなくてもできることはたくさんあると言うことを知っておいてください。
その方法はまたの機会にお話しします。

Posted by 管理者