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髙橋建築

パッシブハウス,日記・想い

講師としてPHPP集中講座やってます

パッシブハウスの計算をするシミュレーションソフト「PHPP」
これを使いこなすための講習会を 行っています。
3日間の集中講座。
ようやく中日。
講師を務めさせていただいています。

初日 概要説明 エリア入力 U値など

一日目は 建物の設定入力や 外皮の部位ごとのU値(熱還流率)の計算
面積の拾い方です。
ヒートブリッジに関しても説明いたします。

2日目 コンポーネンツ ヒートブリッジ詳細 窓入力 デザインPH

二日目が一番パッシブハウスならではの難しいところ。

この辺が一番つまづくところ。

ヒートブリッジの仕組みや コンポーネンツに入力する 換気機器 窓のinstall ψも含む窓やガラスの性能など

この詳細な計算があるから、パッシブハウスは確実な性能が出せるのですね。
これらを知っているのと知らないのとでは全く違います。

ですがとても難しいです。

この難関をクリーできればあと一歩

最終日は 設備や申請資料作り

一次エネ計算に必要な設備の仕様などを入力します。

消費エネルギーや 内部発熱にかかわる大事なところです。

そして認定資料作り。これも大変です。

一般的なパッシブハウスの認定のコンサル費用は50万から100万円ぐらいと聞いています。

そして認定費用が30万円(日本の審査とドイツPHIの登録費)

今後増えていくパッシブハウス
   

今後ますますパッシブハウスは増えていくでしょう。

現在私のところにも 大手メーカーさんや 一年で何百棟も作る住宅会社。
当社レベルの地場工務店などから コンサル依頼が来ています。

宮崎では年間100棟クラスのパッシブハウスビルダーが誕生します。
すべての物件をパッシブハウスにすると考えています。

断熱競争。最終的に行きつくところは?

次世代省エネ基準でOK 等級4でOKなんて数年前に言われてました。

現在は レベルが低いところで ZEHで十分とか言っていますが、まあまあなところでG2じゃないと不十分と言ってますね。

ちょっと勉強しているところは G2.5 G3とか言ってますね。
これらの人たちでさえ少し前はG2で十分と言っていました。

なんという変わり身の早さ。

我々は、パッシブハウスを目指そうと言ってきています。
周りからは「やりすぎ」と言われてきました。
ですが徐々に世の中が近づいてきています。

パッシブハウスを「やりすぎ」と言っていた人たちも、もう少しでパッシブハウスを目指そうと言わざる負えなくなると思います。

そのくらいパッシブハウスの性能、計算ロジックはよくできているのです。

いつ頃、皆さんが「パッシブハウスが必要」と言い始めるか楽しみです。

その時当社で建てたお客様は、引き続き安心して満足感の中で住んでいただけます。
しかし、今、パッシブハウスレベルで建てられない多くの方々は後悔するでしょう。本当に残念です。
かわいそうです。

すべての住宅会社がパッシブハウスを作れるようになることを願います。 
そのためにもこの講座をやってパッシブハウスを設計できる建築士を増やしていきたいと思います。

お知らせ,パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

パッシブハウスオープンウィークスで公開するもう一軒は 「秩父の家」

2018年完成の物件です。

パッシブハウス認定は取得していませんが、パッシブハウスレベルの高性能な住宅です。

この家は日本エコハウス大賞で東京大学の前先生の審査員特別賞をいただいた物件です。

最高の性能にこだわりつつもデザインもこだわった住宅です。

建築系のトップyoutuber ラクジュの本橋さんにもご紹介いただきました。

https://www.youtube.com/watch?v=E-AhxhzDGxc

暖房需要10kW/㎡ と高性能なうえ
冷房需要にもこだわりました。暖房需要10kW/㎡ と高性能なうえ

冷房需要にもこだわりました9kWh/㎡(燃費ナビ)

公開は 2月5日(土)2月6日(日)10:00~16:00

申し込みフォームはこちらです。
https://forms.gle/vLTrxipQW1mZtcwB6 

お待ちしております。

お知らせ,パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

2011年に日本で4棟目となるパッシブハウスとして完成した秩父パッシブハウス。

今年2022年 11年目を迎えました。

数々の 賞を受賞したり 数多くの書籍や新聞で取り上げられたり、たくさんの研究者方々の受け入れなどもしてきました。

また、 東京ビックサイトで行われた「エコプロダクツ」のイベントでも 大企業である旭化成さんのブースで紹介されました。
YKKAPさんの研修の場として「本物の高性能住宅を学ぶ」ためにも利用されてきました。

建築業界からも注目され多くの設計事務所さんやハウスメーカーの研究者、工務店なども受け入れをしてきました。

床下に巨大な倉庫もあります。 高基礎構造で床下物置となっています。

大きな吹抜

ロフトもあります。

これだけ豊かな空間を持ちながらなんと「無暖房住宅」です。

こたつや、床暖もありません。

それほどの高性能がどうして可能なのか?

そして11年目のパッシブハウスは、どうなのか?

性能劣化がないのか?

暖かさの違いは体験してみないとわかりません。

家づくりで後悔しないために

ぜひ秩父パッシブハウスを体感してみてください。

違いが分かりやすいよう特別に「夜のパッシブハウス」を公開いたします。

2022年2月11日 12日 17時から20時の限定公開です。

申し込みフォームはこちらです。
https://forms.gle/vLTrxipQW1mZtcwB6 

お待ちしております。

パッシブハウス,日記・想い

新年 明けましておめでとうございます。

皆さんも今年の目標立てましたか?
目標を作ることは大切ですね。
目標がないと頑張り続けることは難しいです。

私も目標を作りました。
いきなり作ったわけではなく近年ずっと取り組んできたことですけど今年こそ成果を出していく年にしたいと思います。

目標はというと、多くの人が手に入れられる価格で、たくさんのパッシブハウスを作ること。
この快適な住まいに一人でも多くの方に住んでいただくことです。
アパート住まいからの脱却を応援したいです。

 この寒い冬に、ストレス無く住めるおうちがあることを知ってもらい、そういう家に住んでもらいたい。

 ほとんどの方がそういう家があるのを知らないと思うのです。
 当社で建てた人たちは、初めての冬を迎えると本当にびっくりします。今年も喜びの声の年賀状がたくさん届きました。
  書いているのは昨年末だと思います。お正月休みにはさらに喜びを深めているでしょう。

 「お友達の家に行ったら寒くて帰りたくなってしまった。」当社のお客さんからよく聞く声です。お友達の新築住宅でさえ寒く不快に感じます。

 当社の住宅は【異次元】です。

 その住宅を皆さんに体感しより多くの方に住んでいただきたいのです。

 アパート住まいで一生を終える方も多いと思います。

 狭くて寒い。お隣にも気をつかい続けて。

 家を作るのが多いのが子育て世代です。アパートでは狭いから。そんな理由だと思います。しかし、私は単身者でアパート住まいのかた。子育てが終えて夫婦で過ごす方。シングルマザーで子育てを頑張っている方。

 そんな方たちにこそ、快適な空間でゆとりを持って楽しく暮らしてほしいと思っています。

 大きい家はいりません。

 ガチャガチャしたデザインの家はいりません。

 シンプルで、長持ちして、住み心地がよく、光熱費が安い。

 できるだけ家計に負担のないおうち。

 そんなおうちを実現させたいです。

昨年 そのプロトタイプとも言えるおうちが1棟出来ました。値段も安く、住み心地もよく本当に素敵なおうちです。

このおうちをさらに進化させ、皆さんの手に届きやすい価格でのパッシブハウスを作りたいと思います。

ご興味がある方。お問い合わせください。

住宅ローン・補助金,建築費・光熱費,日記・想い

家の値段の実際はどうなのでしょう。

 信頼できる公的機関の調査を見てみましょう。
今回はフラット35の調査を元に解説します。

フラット35って?

 住宅金融支援機構という独立行政法人が運営している 住宅専用の金融機関ですね。35年の固定金利でお金が借りられます。固定金利というところがミソです。銀行より少し高いですが、金利が変動して慌てることがありません。35年間同じ金利なので安心ですね。でもちょっと高いままかもしれないので、自分の経済状況と合わせて慎重な判断をしてくださいね。

住宅資金を借りた人の年齢


30代39.8% 40代 25.4%と3分の2が30~49歳ですね。

50歳以上の方が役2割もいるというのも印象的です。現代は長生き出来ますから60歳で建てて100まで生きると40年も住めるわけです。

 40年間寒い家で住むより暖かく快適な家で住んだ方が良いですね。

 光熱費が年間2万円安くなったとするとおよそ1千万円節約できます。
  健康で過ごせて医療費が減ったら?
  さらにお布団もあまりいらないし、部屋着も薄いので十分
  おうちは端から端まで暖かいので広く使えるし。

 そう考えると50すぎになってから建て替えても十分元が取れますね。

 アパート住まいの方ならなおさらです。5万円の家賃があったらどうでしょう。更新の費用を考えなくても40年で2400万円。
  40年住む前提なら新しいおうちを建てた方がずっと安いことがわかります。

 これは、若い方にも言えますね。アパートで子育てするか?新しいおうちで子育てするか?

家族数

 


 家を建てた人の家族人数です。結婚してこどもを育てていくという方が多いので2,3,4人が多いのはわかります。

 1人、2人が多いのに注目ですね。若夫婦も多いでしょうが、高齢の方も多いのかと想像が出来ますね。

世帯年収

 おうちを取得しようという方の世帯年収です。申込者本人と収入合算社の合計なので、一人の収入だけで借りられた場合には他の人の収入は含まれていません。その場合は世帯収入じゃないことに注意です。世帯収入はもっとずっと多いと考えられます。

400から600万という方が多いですね。400万未満という方も22%いらっしゃいます。高齢者で働いていない場合も含まれますのでわかりずらい統計ですね。

所要資金

注文住宅の購入金額です。首都圏では3808万円です。土地付きだとなんと5162万円。

 お金を借りる時に実際の見積書を提出して借りるわけですからかなり正確な値です。人によっては事情があっていろいろな費用を入れたり、抜いたりして、高く見せたり安く見せたりしますが、これが実際に借りるときに提出する見積書の契約金額。実際には皆さんずいぶん払っていることがわかるでしょう。
  広告や、インターネットで言われている金額はなんなんだと言うことになりますね。それらは全くの嘘の金額です。

年収倍率

 平均で年収の6から7倍のお金を借りているみたいですね。400万の年収の方なら2800万借りる。 600万の人なら4200万借りていると言うことです。
  6倍くらいに抑えればまあ安全 7倍までなら普通だよ。という噂は本当のようですね。

返済負担率

これは毎月の給与とローンの返済額の割合です。

 25から30%の人が多いですね。

40万円の給与で25%なら10万円のローンということです。4分の一も3分の一も住宅ローン?と思っちゃいますよね。

 でもアパート代に消えるよりは良いでしょうか?住み心地の悪アパートに毎月毎月お金を費やし、それでも自分の物にならない。お金を捨てている感じですね。とてももったいなくはないでしょうか?
  住宅を取得すればこどもたちに残すことも出来ますし、万が一の時には売ることも出来ます。

住宅面積

住宅の大きさです

 
マンションは20坪

建て売りは30坪

戸建ては37.7坪

  きれいに約10坪くらいづつ並びましたね。

 当社でも35から40坪くらいが多いようです。

まとめ

 住宅取得の実際を見ると、若い方が多いけど50以上も増えている

 世帯人数は少なくなっている

 年収400から600万が多い。

 平均取得額は3800万円

 年収の6から7倍借りる人が多い

 月々の返済は給与の4分の1から3分の一

 住宅の面積は35から40坪

  ということでした。皆さん頑張っておうち作りをしましょう。所得があるのに我慢して小さすぎるおうちにしている人もいますね。後で増やしたり建て替えたりは大変です。

 返済額には気をつけましょう。お友達がたくさん借りているから自分も大丈夫というのではなく、身の丈に合った、借り入れにしましょう。

 資金の計画のアドバイス出来ますのでお気軽にご相談くださいね。

お知らせ,パッシブハウス,日記・想い

テストページです。

パッシブハウスオープンウィークス2022を開催します。

パッシブハウスを全国で一斉公開するイベントです。
お近くでパッシブハウスまたはローエナジービルディング相当の建物をご覧いただけます。
1年に一度しかないまたとないチャンスです。

是非お近くのパッシブハウス ローエナジービルディング相当の建物を体感してください。

開催地map

 個人情報保護のため近くを表示しています。詳細な住所は参加企業にお申し込みいただきご確認ください。

https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&mid=1uL45XsfL-ojjVdfx4xeE3YSg2D3JBGnD&ll=35.708689561728164%2C136.6399935&z=7

詳細は各社リンクからご確認ください。 参加企業一覧

埼玉県 髙橋建築株式会社 https://www.ta-k.jp  mail:info@ta-k.jp

鳥取県 やまのすみか https://yamanosumika.jp/ mail:agami@yamanosumika.jp

福島県  菊田工務店  http://www.kikuta-koumuten.com/ 
kikuta@kikuta-koumuten.com

愛知 中日サニオン https://www.facebook.com/sanionsanion/ 
sanionsanion@gmail.com

#passivehouseopenweeks2022

#パッシブハウスオープンウィークス2022

お知らせ,パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

日本中でパッシブハウスが公開されます。

パッシブハウスも日本中でたくさん建てられるようになってきました。
皆さんにパッシブハウスを知ってもらうため全部じゃないですが、皆で一斉に公開することになりました。


認定パッシブハウス

https://passivehouse-database.org/#s_1a18f37c69af428b84a0b321cdd7e588

もちろん当社も参加します。
今回公開するパッシブハウスはこちら

https://passivehouse-database.org/#d_2237

冬の間中全く暖房に頼らず、無暖房で住んでいる住宅です。
建てられてからすでに10年以上

性能は維持されているのか?

2022/2/11、12 17時から20時

日が落ちて寒くなってからの状態を見ていただきます。

間近になったら、ご予約フォームを公開しますのでそれまでお待ちください。

#パッシブハウスオープンウィークス2022
#passivehouseopenweeks2022

お知らせ,パッシブハウス,日記・想い

高性能住宅の最高峰のパッシブハウス

そのパッシブハウスを計算するツールが「PHPP」です。

これを使いこなせれば温熱計算は鬼に金棒。

逆にこれ以外のソフトはG1,G2レベルの計算はほどほどにできてもG3、パッシブハウスのレベルの計算には片手落ちです。

一般のソフトは屋根や、壁などの面の計算をするレベル。ホームズ君などでようやく影の計算を若干します。

 PHPPは高断熱用のシミュレーションソフトなのでさらに影響が顕著に表れてくるヒートブリッジやサッシの取り付けによる影の影響、インストールψそのほか諸々まで計算します。

その高精度なシミュレーションソフトを使いこなすことで、暖かく、省エネなおうちを確実に作ることができるのです。

その講座を来月行います。

皆さん是非ご参加いただき、パッシブハウスを作ってください。

一般の方でも理解して、工務店にアドバイスするにも使えると思います。

https://passivehouse-japan.org/ja/training/stepup/

断熱・気密,日記・想い

HEAT20では部会ごとに様々なことが検討されています。

私も末席で参加してますが、躯体ワーキンググループは楽しいです。

大学の先生方やメーカーの方たちと、これからの高断熱住宅の技術について検討しています。

私はパッシブハウスレベルの建物を作っているので、会議中にとても意見を求められます。たいしたことないのですけどね。

WEB会議なのですが、とても充実してます。

パッシブハウスと比べてとても遅れていると感じるので、私たちではすでに計算していることですが日本のために話題提起もしました。



 昨日は壁体内の水分移動の話から、隙間の風量、換気の風量による熱や水蒸気の移動の話でした。

今後どのような実験を行いながら新しい技術を作り検証していくか話し合われました。

高断熱住宅を快適にする熱、水蒸気の移動

当社のような高断熱住宅になると6畳用エアコンでも40坪の家の冷暖房ができます。

しかし、ドアを閉めた個室にその熱をどのように送るかが問題になります。

近年のメーカーが行っている全館空調だと1500m3位の風量を循環させたりします。これはとても大きな風量です。

大風量だと 気流を感じたりファンの音がしたりあまり快適とはいえないですね。

その問題をどのように解決していくのか?

パッシブハウスのように外皮性能を高めていき、小さな風量で閉じられたお部屋も快適にできるのか?

そのときの風量はどのくらい必要なのか?

ドアのアンダーカットで十分なのか?

当社では答えが出ているのですが、もう少し低いこれからのレベルでは大変なようです。

プライバシー確保、音や気流の問題を解決するためには、やはりきちんとした断熱性能、日射遮蔽性能が重要です。それは換気風量くらいの風量で送れる熱エネルギーでお部屋を快適にできなくてはならないと言うことです。ピーク時でも100m3以下にはしたいですね。

そのくらいなら ドアのアンダーカットでも音も出ずにうまく空気が入れ換えられます。お客様のご協力によりトライアンドエラーを繰り返しうまくいくようになりました。

アイデアをシミュレーション、検証を繰り返しさらに進化を続けます。
そしてHEATを通じて世の中にお伝えしていけたらと思います。

パッシブハウス,日記・想い

省エネ建築診断士の学科試験の後は実技講習です。

PHPPというソフトを使い実際にパッシブハウスレベルのおうちのシミュレーションを行います。完全に実践型の役に立つ講習会です。

 PHPPというソフトはパッシブハウス研究所が作った。暖冷房負荷や一次エネルギー消費量を計算するソフトです。

 使い方の講習を受けていただき2週間程度で課題を仕上げ提出いただきます。

自立循環型住宅モデルプラン 場所は長野市

 間取りは自立循環型住宅のモデルプランです。温熱の計算のモデルとしてよく使われるプランですね。
  ちょっと間取りが昔っぽいですが、南面に大きな窓が並ぶ太陽の日射熱取得がたくさんあるプランです。
  今回の建築地は長野を想定しました。隣家はなく日当たりの良い場所に建つ想定です。上手に日射熱を取り込むことができそうです

パッシブハウスを作る

 この住宅を断熱性能を上げたり窓を変えたりそのほか様々なことをしながら、受講生がパッシブハウスの性能に引き上げてい行きます。

 その手法は様々です。試行錯誤しながら仕上げていきます。この様々なシミュレーションをすることが、知識経験を深めていくのです。トライアンドエラーが大切な過程なのです。

添削も大変

 およそ50名の参加者が提出してくれました。

 私たち講師側も大変です。皆さんが一生懸命考えてくれたそれぞれのパッシブハウスを添削します。

 ほとんどの方が、無理矢理にでもパッシブハウスとなる性能にしてきてくださいました。できない方もいらっしゃいましたが、できなくてもOKです。
  今回の課題はシミュレーションの大切さを理解していただくこと。
  試行錯誤してもらい、シミュレーションするとしないとでは全く理解が違うことをわかってもらうことが目的です。

すべて「YES」になればパッシブハウスです。すごい!!

それぞれの考え方が素晴らしい。

パッシブハウスにしていく過程を書いてもらいます。
 どのように性能を高めていったか?
 この講習会にチャレンジする人のレベルは様々です。
 かなり理解している人は順序立ててうまく性能を上げて言っているのがわかります。人を特定できないと思うのでちょっと回答を公開。

たまに私でもはっとするようなソリューションがあります。

自社仕様がしょぼいことがわかる

このセミナーに参加してくれる人の中には自信満々な人もいます。

 自社はすごく暖かい家を作っていると思っている方ですね。

 まず自分のところの仕様を入力するのをおすすめしていますが、パッシブハウスには全く届かないことにびっくりします。


この受講者も高断熱だと思っていた自社仕様で入力すると 暖房需要が55kWh/㎡とのこと。パッシブハウスの基準は15kWh/㎡なので全く違う性能差です。

 ほとんどの人がパッシブハウスをとてつもなく達成しがたい高性能住宅だと言うことを認識します。そして自分が「井の中の蛙」だったことがわかるのです。

 それでいいのです。今の世の中はYOUTUBEやSNSが進化し、言った物勝ちのような側面がありますね。
  多くの住宅会社が、自分のところがすごい住宅だとPRします。
  でも、ほとんどの住宅がパッシブハウスにはほど遠い性能なのです。

 それが認識できて、今後きちんとシミュレーションを行いきちんとした住宅を作っていけばいいのです。
  お客さんをだますようなことにならなければいいのです。

  パッシブハウスレベルを普段から作れるのは日本中で皆無に近い状態です。我々の仲間の本当に数社程度です。
  今回の受講者も パッシブハウスレベルの住宅を作り続けることがどんなに大変なことかわかったと思います。

受講者に一般参加者?

 今回は受講者に建築関係者ではない一般参加者がいらっしゃいました。

 自宅を建築するので学びに来たと言うことです。

 確かに、先ほどお話ししたように住宅会社は井の中の蛙が多いですから、自分で知識をつけ「自分の身は自分で守る」以外にはないのかもしれません。

 この講習会は4日間 すごい内容です。この講座を受講したのと受講しないのとでは家づくりが全く変わります。
  本来は住宅供給者がきちんと理解して家づくりをすればいいのですが、そういうわけにもいきませんね。建築業界はレベルの低い営業マンが、お客様を言いくるめて家を建てさせるというような状態です。本当に情けないです。

 この一般の受講者さんもかなり理解して、パッシブハウスのレベル、シミュレーションの大切さを認識されました。きっと家づくりは良い方向に行くでしょう。後は工務店選びですね。

何はともあれ、受講者の皆さんお疲れ様でした。