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髙橋建築

設備・空調

秩父市で新築住宅に引っ越したご家族からのLINEが来ましたのでご紹介。

ホームオーナーさん初入浴

オーナーさんのそのままのコメント引用します。

***
まだ引っ越ししてないのですが、家族4人で銭湯に行く感覚で入浴してきました。

無暖房で室温25℃ありましたので、浴室から出る時のヒヤっとする感覚が皆無なので
不思議な体感に思わず笑ってしまいました(笑)
そのままタオル一枚で家中をウロいてしまいました(笑)
あと驚いたのは入浴して1時間経っても手足がポカポカして、熱いです!(笑)

アパートの時と同じ40℃で、かつ省エネの為に、浴槽の保温は直ぐに切ってしまったので、体感で38℃くらいのヌルイ湯に浸かっていたのに係わらず、入浴後の身体はまるで草津の天然温泉に入った後の様な感覚です。
アパートであれば入浴中も、追い焚きをして41℃、出た後は寒くて堪らないのに…

いかに住宅の性能が健康と直結しているのか…本当に恐ろしいほどに体感した入浴初日でした…(笑)

追伸
ユーティリティの換気扇はアドバイス通りに入浴後に回しっぱなしで回遊導線の各扉は全開にして、アパートに帰りました🌀

*****
暖房無しでポカポカの不思議な体験を上手に書いていただきましたのでご紹介しました。

ぬるめのお湯で大丈夫 健康にいい!

皆さんお風呂の温度は何度ですか?
 入浴前に体が冷え切っていたり、脱衣室や浴室が寒かったりすると暖まりたくて熱めのお湯につかったり熱めのシャワーが気持ちいいと言うことになりますね。

 ですが、お部屋が暖かいとどうでしょう。体は冷え切ってませんし、浴室も寒くありませんから、温めのお湯で十分と感じます。温めのお湯にゆっくりつかることによって体のしっっまでポカポカ。
  このホームオーナさんのお声にあるように湯上がりでも冷めにくい。温泉みたいな心地よさを味わえるのです。お部屋が寒くないというのが絶対条件ですね。

浴室内での体感温度が重要 ユニットバス選び

これはあまり耳にしない話かもしれません。

お部屋で過ごすときに室温ではなく輻射熱の温度なども含めた体感温度が重要だと言うことは皆さんご存じだと思います。

 お風呂でも同じなのです。近年はユニットバスが多いので新築住宅ではめちゃくちゃ寒いと言うことはないと思いますが、普通の断熱性能で普通のユニットバスを選んでしまったら全くダメです。

 おうちの断熱性能とユニットバス選びで入り心地に大きく差が出ます。「うちは高気密高断熱だから大丈夫」そんな声も聞こえてきそうですが、中途半端な断熱性能ではダメ。特に床断熱構法のおうちでは注意が必要です。ユニットバス周りの床下の断熱性能はとても低いです。玄関とともに冷えやすくなっています。冷たい空気がユニットバス周りを覆い尽くす構造です。

 そして重要なのはユニットバス周りの断熱。ローコストを歌う住宅会社はお客様が気がつかないところはとことん手を抜きます。
  ユニットバス本体のの壁や天井の断熱を確認してください。ひどいのは全く断熱していない。してあっても薄い発泡スチロールだけ。そのようなものがほとんどです。
  メーカーによって断熱方法が全く違うので要注意です。カタログに書いてあるのは浴槽の保温力のみお湯が冷めにくいかどうかだけですね。
  入り心地はそこではありません。浴だけではなく、浴全体が暖かくないとダメなのです。
  本当にメーカーの姿勢が出てきます。住むひとに心地よく入ってもらい健康に過ごしてほしいのか?カタログスペックだけあげて売れればいいのか?

 住宅会社のユニットバス選びでなんとなくその住宅会社の姿勢がわかりますね。知らないのか?知っていても売れればいいと考えるのか?

 おすすめはまるごときちんと断熱されているユニットバスを選ぶこと。表面温度が冷たいと感じない素材を選ぶこと。私が体感した中では○○さんのものが良いようです。たまにお客様のどうしてもという希望で他社を使うことがありますがちょっと残念な結果となってしまうことが多いです。

クリナップ ホームページから

シャワーだけ?

 暖かいおうちだと体が冷えてないためシャワーだけという人も多くなる傾向です。
  ゆっくり使って体を温めなくてもきれいになればいいのでしょうか?最近サワーのみと言うひとが増えている気がします。
  私はゆっくりつかる派です。今朝もお風呂の中で読書やメールチェック。気持ちいいですよ。真冬でもおうちが寒くないので一日二回入浴多いです。(笑)

裸でうろうろ

ホームオーナーさんのお便りにもありましたが、入浴後体ポカポカで裸でうろうろ。
  笑っちゃいました。うちでもそう!子供も私も少しの間裸だったり下着だったりで うろうろしています。(笑)
  真冬でも!お部屋の中は一年中快適ですから 湯上がりは一年中薄着です。
寒くてすぐ服を着なくちゃなんて思いません。ゆっくり体を冷ましながら、くつろいでます。

快適さは体感しないとわからない。

今回のホームオーナーさんもかなり勉強して詳しい方でしたが、体感して衝撃を受けたみたいですね。

 住宅会社のひとでも体感していないひとは全くわかっていません。残念ですね。ガラケーしか使ったことがないひとがスマホのことを語っている感じです。(笑)
 20年後くらいに気がつくのかな?普通の高気密高断熱とパッシブハウスクラスの住宅の違いが。

 住宅会社の方がわからないのに、一般の方がわからないのは無理ないですね。
  

現場レポート,設備・空調

前回の続きです。

第一種換気に小さな第三種換気を組み合わせる

秩父市役所の主事が疑問に思った最大のところは一種換気に三種換気を組み合わせて吸気不足にならないかと言うこと。
 結論から言うとなりません。
 実測もしました。

第一種換気の給気量が増える

測定をすると第一種換気の給気量が少し筒づつ増えるのです。
 第一種換気では給気もファンを回しています。その負荷が減るせいか、各級機構の給気量が微妙に増えます。割とバランスがとれてしまいます。

換気量はどのくらい?

日本のシックハウス法では1時間あたり0.5回の換気が求められます。言い換えると2時間で1回ですね。
 おうち全体の空気を2時間でそっくり入れ換えるのです。
 きちんと気密がとれ換気経路がしっかりしている住宅ならそれが可能です。
 2時間に1回空気を入れ換えると寒くなってしまいますね。それだけ暖房するのも大変です。そこで前回お話しした熱交換換気扇により熱を回収するのです。
  35坪くらいのおうちならおよそ300m3なので1時間あたり150m3の空気を入れ換えます。熱交換換気扇を使えば、50m3位の空気を入れ換えるのと同じくらいの熱損失ですむと言うことになるのです。高性能なものなら15m3位のものもあります。

さらに効率を上げる

そもそも日本の法律の0.5回の換気というのが割とアバウトです。住宅に使われる建材に毒が多いのが原因なのでやむを得ないですね。
 当社ではできるだけ毒が出ない建材を使っています。
 建材から毒が出ないとすると空気の汚れは人間の生活からの発生です。
 欧米では国によって違いますが、家の大きさではなく住む人間の数で決めることが多いようです。
 概ね一人あたり30m3 4人住まいなら4×30=120m3となります。
 寝室の数で決める場合もあるようです。寝るお部屋が3つなら4人。なぜかというと一つのお部屋は夫婦で使うと考えるからです。
 今回の住宅は3LDKなので4人と考え120m3
 メインの第一種熱交換換気扇は120m3での設計としました。

日本の法律を満たすために

第一種換気をメインの省エネ性能と基本的な空気の清浄する装置と考え、補助的な第3種換気により日本の法律をクリアーさせています。
 普段使いは第一種換気できちんと効率よく換気させる。そういった設計です。

秩父市役所建築主事えらい!

よくぞ気づいてくれました。といった感じですね。

今まで説明する機会もなく、理解してくれる人もいませんでしたから。

ですがこれが特殊なわけではありません。

欧米の高性能住宅では当たり前です。

日本の北欧風住宅メーカーは日本風にアレンジしてしまったのでまあ日本のレベルになってしまっているようですけど。

設計通りの風量か?

でも問題の本質はここではないです。

実際に設計通りの風量が出ているかが重要です。ほとんどの場合、設計通りの風量は出ていませんし出すのはとても難しいです。

適切な計画、施工が必要です。本当にきちんとした知識がないとダメなのです。

役所の設計時の審査は、その機械が風量を満たしているか、大きさを確認するのみ。
完了検査は、計画した機械がついているかのみ。

それだけなのです。きちんとした設計通りの風量が出ているかどうかなんて全く確認しません。あるいは確認しても全く出ていないことを知っているのかもしれませんね。

当社ではお客様に健康に生活してもらえるように最後に風量測定を行っています。

風量測定報告書

他社で家を建ててしまってご心配な方。
測定させていただければ無料で行いますよ。もしかしたらうまくいっているかもしれませんから。お気軽にご相談ください。
先着3名とさせていただきます。(同じメーカーは除く)

現場レポート,設備・空調

市役所建築主事のの完了検査がありました。
若い新人をお供につけての検査です。

「今回も素敵な建物ですね。髙橋建築さんの建物は楽しみなんです。」そう言っていただけました。

 当社の換気方法についてどうしてこうしているのか聞きたかったと言ってくださいましたのでご説明しました。ある程度わかっている方ではないと疑問にすらならないと思いますがさすが秩父市の建築主事。当社の換気方法について疑問を持っていただけました。

建築主事の鋭い質問 

当社の換気は建築確認申請では第一種換気がメインで、第三種換気を組み合わせています。そこで「第一種換気の給気が不足するのでは?」と鋭い質問

 確かに理屈ではそうなのです。入り口と出口を設けてバランスをとる設計をするのが基本です。
  特に当社のような高性能住宅になると気密性能が高すぎて、中途半端な給気口では、内外圧力差が生じてしまいきちんと排気量が確保できなくなります。

第三種換気の仕組み

 排気に換気扇(ファン)をつけると屋内と屋外の圧力差が生じます。その圧力差を利用して給気口から自然に空気を取り込むのが第3種換気です。
  しかしそんなにうまくいきません。実際には隙間から入ったり、換気扇の出口に風が吹いて圧力がかかっているときちんと排気できなかったり。
  当社でも以前は第三種換気を超すと有線でつけル場合もありましたが、実測すると、あまり機能しない場合がほとんどでした。

給気にもファンをつける第一種換気

 換気は健康な生活をする上でとても大切です。第三種換気ではきちんと換気できません。そのため当社では第一種換気としました。給気側にもファンをつけるのです。これで必要な換気量が確実に確保できるようになりました。

ダクト式にする理由

換気量がきちんと確保されてもそのきれいな空気をきちんと分配したり。汚い空気がきちんと排気されるように換気経路をしっかりする必要があります。
せっかくきれいな空気を取り込んでも、室内の汚い空気と入れ替わらずにそのまま出て行ってしまったら何にもならないですね。そのため空気がきちんと入れ替わるように換気経路を作る必要があるのです。
 きちんと計画換気を行うにはダクトを使い、空気の流れを計画しましょう。
 これを考えないメーカーはコストや施工のやりやすさのみで判断し、お客様のことを考えず第三種換気のままです。

換気による熱ロス

 高性能な住宅になってくると、屋根や壁、窓からの熱ロスが少なくなります。そうなると換気での熱ロスが目立ってくるのです。
  換気による熱ロスが無視できなくなってきます。せっかくの暖かい空気が換気することによって外の寒い空気と入れ替わる。もったいないですね。

熱交換換気扇を使おう

そこで出てくるのが熱交換換気扇。出て行く空気の熱を利用し、入ってくる空気を暖める。
  まるで魔法のような装置です。

ローヤル電機ホームページより

ローヤル電気さんのホームページから引用しました。まあ、お得と言うことです。説明ははしょります。
  この機械がいらないという言い訳をするという建築会社さんがいますが、性能がほどほどの建物だと自らいっているようなものです。残念ですがほとんどの高性能住宅には必ず必要です。

換気風量のチェック

当社では気密測定と一緒に各グリルの換気風量のチェックを行います。一般的な機械ならきちんと性能が出ているか検査するのは当然のことですよね。
 市役所の建築主事さんも風量測定の重要性はとても理解されていました。でも住宅でやっているというのは初めて聞いたとのこと。当社の本気度に感心されていました。

長くなってきてしまいました。
今回はここまでとします。
あまり突っ込んだ内容ではなく表面的な内容のみですが、長くなりましたね。
それぞれの項目で大事な話があるのですが、マニアックな内容になりすぎるので機会があったらまた(笑)

日記・想い,設備・空調

一体型の便器が はやり始めて15年くらいたつでしょうか?

スタイリッシュでかっこいいですし、人が近づくと蓋が開いたり高機能ですね。

アラウーノなんて泡で便器を洗浄してくれてお掃除が楽ちんです。

当社では今まで相当な数の新築住宅を建て、たくさんのリフォームをしてきました。
そのため修理のお問い合わせもとても多いです。

特に多いのがトイレ。
最近は一体型の便器の修理依頼がとても多いのです。
TOTO LIXIL(INAX) Panasonic
どのメーカーも同じように修理依頼がたくさんあります。
便器は今や電気製品ですから10年くらいで修理がたくさん始まるのは当たり前ですね。

部品切れで修理できない

困るのが部品切れ。
修理ができないのです。
部品もユニット化されていてそのケーブルユニットがないからと言う理由で修理できないと言われたこともありました。
電気製品の心臓部の基板がないと言うこともよくあります。

40万の便器が買い換えに

TOTOの40万の便器の部品切れで修理不能と言われてしまったときにはお客様はとてもがっかりしていました。
「こんなに高い商品なのに治せないの?」
本当に気の毒でした。
修理ができないときには、便器ごと丸々買い換えになってしまうのです。
もったいないですね。

2世帯住宅で両方取り替え

2世帯住宅で両方とも一体型便器。最初から調子が悪く何度か修理した便器です。今回壊れたのは1台だけですが、壊れにくい便器に取り替えたいと、2台とも取り替えました。この方は一体型はもうこりごりだと言っていました。

ウォシュレットは必要?

ほとんどの方がウォシュレットになれていますので、ウォシュレットなしという洗濯筋はなさそうです。たまにウォシュレットもいらないという方もいらっしゃいますけど過去に数件です。
ウォシュレットは電気製品なので10年おきの修理はやむを得ません。
それでは、ウォシュレットがつけられて、掃除がしやすく、買い換えも苦にならない安いトイレはないのでしょうか?

安くて高性能な便器は存在する

高性能と言っても、イオンを撒いたり音楽を流したりという機能まではありません。
あくまでも一般的に欲しいような機能がある便器です。

縁レスで掃除がしやすい。
渦を巻いて洗浄するので汚れがつきにくい。
節水で5L以下で洗浄
汚れがつきにくい加工がしてある陶器
ウォシュレット
脱臭
節電
便座ヒーター
操作のしやすい壁付けリモコン

これで十分じゃないかと思いませんか?

当社ではこのような便器を格安で提供することを心がけています。
将来壊れても買い換えが気軽にできるお求めやすい価格です。

それでもアラウーノ?

もちろんそれもありです。掃除もしやすいですし高機能です。
今の便器で一番掃除しやすいと言われていますね。
座り心地も抜群。便座が広いです。
当社の事務所もアラウーノです。
15年くらい前、定価35万くらいだったでしょうか?高かった!
そろそろ部品がなくなると思うので修理できなくなるかもしれません。
壊れないことを祈るばかりです。
壊れたら次はどうするのかな?迷います。

修理や買い換えまで考えてそれを理解した上で、それでも一体型便器を買うことはありだと思います。
毎日使うものだから、座りやすく掃除しやすく、便利な機能があるということは重要ですね。
便器に手すりもつけられて使いやすい。
「こんなに違うのだから10万くらい高くても安い買い物!」そう思えなくもないですね。
省エネ性も高いので少々高くても安い便器の買うより良いかもしれません。

当社では選択をお客様にお任せしています。自分に合った選択をしてください。
コスパ重視! 快適重視! 性能重視! 清掃性重視! 省エネ重視!
何がいいのかな?

断熱・気密,設備・空調

皆さん樹脂サッシをお使いですね。

未だにアルミサッシはないですね。

SMARTWINレベルの木製の高性能サッシをお使いならとてもすばらしいですね。

樹脂サッシは当たり前ですが、樹脂サッシにもかなり違いがあるのはご存じですか?

左がAPW430 右がAPW330です。
ガラスがトリプルとペアなのは見れば解る違いですが、そのほかに解ることありますか?
大きな違いがありますね。樹脂の肉厚です。
耐久性の向上が見込めます。APW330のコストダウンはちょっと怖いですね。そのほかガラスのスペーサーやパッキン、チャンバー数も違います。性能の差がおおきく出そうです。

やはり一番気になるのは樹脂の厚みですね。APW430は海外製のようにごつくて長持ちしそうで安心です。当社では430標準です。ご安心ください。

日記・想い,設備・空調

皆さん、様々な省エネ頑張っていますね。

電気やガスなどのエネルギーの省エネもさることながらお水の省エネも重要ですね。

家庭でのお水の使用量を見てみましょう。


一番はお風呂、二位がトイレ、三位が炊事、そして洗濯です。

今日は洗濯時の節水です。

お風呂の残り湯を使おう!どこまで使う?

お風呂にはかなりのお湯が残されています。

すでに利用されている人も多いと思います。

洗濯のみに利用したり1回目のすすぎに利用したり。
日本の洗濯機は優秀ですからボタンでどこまで使うか洗濯できて便利ですね。
どこまで利用するかは、様子を見ながら決めればいいと思います。

匂いが気になったり、いろいろありますね。
各家庭で、人数の違い、年齢の違いなど様々な違いで、お湯の汚れ具合が大きく違いますので。

もうこれは考え方の差ですね。「残り湯なんて絶対に使いたくない!」という方もいらっしゃいますね。「節約よりも清潔が第一」それも考え方の一つです。

節約を意識されている方は残り湯を利用される方が多いですが、どこまで利用しているのでしょうか?洗濯のみ?1回のすすぎまで?最初から死後まで全部?

当社の住宅のオーナー様で組織する 「快適エコ研究所」(快適エコラボ)で、アンケートを採ってみると、多くの研究員の方が、洗濯のみの利用とお答えになっていました。

やはり、匂いなどを気にして、という意見が多かったです。

残り湯で洗って臭くないの?

これも研究員のアンケートの結果なのですが匂いが気になるという方はいらっしゃいませんでした。

しかし、「乾きが悪そうなときには、残り湯を使わない」など使い方の工夫をしていらっしゃる方もいました。

当社の住宅は、冬も暖かいので、洗濯物は乾きやすいようです。以前の洗濯物乾き具合のアンケートでも夜、洗濯して干しておくと朝には乾いているとほとんどの方がおっしゃっていました。

汚れの落ちは?

普通の水道水の温度は、低いですね。

残り湯は、入った直後なら40℃くらい。翌朝でも30℃くらいはありそうです。最近の浴槽は高断熱浴槽ですからとても冷めにくく作られています。

高い温度の方が、汚れが落ちやすいというのは皆さんご存じですよね。
では、実際にはどうなのでしょうか?

科学的に検証したわけではなく、あくまでも皆さん個人的な意見結果です。

汚れがよく落ちている気がするという人は、少ししかいませんでした。大半の人が「あまり実感が無い」と言うことです。
比較している訳では無いですからはっきりはわかりませんね。

残り湯取り装置知ってますか?

残り湯取りと聞くと、皆さんバスポンプをイメージすると思います。

「お風呂に入れたり、片付けたり面倒だな」皆さんそう思われるでしょう

しかし、便利な装置があるのです。

TOTOカタログから引用

これはあらかじめ、システムバスと洗濯機の間の配管をしておくのです。

建築時に設置しておくことで、ボタンを押すだけで残り湯を汲むことができます。
日本の優秀な洗濯機ならあらかじめ登録しておくことで、毎日、考えもせずに利用することもできます。便利ですね。

設置や片付け。片付け時に床にポタポタ水が垂れてしまって拭かなくちゃということもありません。

当社では、これを標準的につけております。

どれくらい節約できるの?

洗濯時の残り湯利用で一体どのくらい節約できるのでしょうか?

実験してみました。

私の家のパナソニック斜めドラム。洗い時に水道水でメーターを測定。
衣服は軽く普通の量?1回分(普通がわからないけどちょっとではなくぎゅうぎゅうでもなく。かるく)
メーター683.5→738.0 54.5Lです。
大人二人下着に上下の衣服 バスタオル靴下くらいかな?
子供の分がないので少ないです。
1回の洗いだけです。斜めドラムなので少なめと言うことだとは思いますけど。
1年だとだと54.5L*365日=19.8925m3です。
使う量で金額が変わるのですが一般家庭の3、4人世帯のうちでは一月20m3を超えることがほとんどですから2月では40m3
飯能市を例にとると2ヶ月で20~40m3が104.5円/m3 41~60m3が176円m3です。
多めに使う家庭は単価が跳ね上げる仕組みです。
秩父では151円、181円(税込み)です。熊谷は231円242円です。
この41m3を超えるか超えないかが鍵ですね。
皆さんいかがですか?

秩父の181円で計算すると年間3600円ということになります。
それに下水道料金
秩父市だと126.5円/m3なので2516円です。
(浄化槽の人はあまり関係ないけど浄化雄の維持費の方が高いかもです。点検検査費用でぼったくられていますし電気代が高い)

上下水道合計で年間6116円!!
洗濯一回毎日で。
お子さんがいて毎日2回だったり、シーツを洗ったり、冬は洗濯物が多くて夏より回す回数が多いかもしれません。
毎日2回動かすと上下水代金が12000円?
これが節約できるのか?
そう考えると残り湯取り装置優秀ですね。

残り湯取り装置の設置代金は?

残り湯取りの装置が15000円くらいそれに配管代金、取付代金ですから3万円前後です。

普通の家庭で2,3年で元が取れそうですね。子育て世代などで洗濯回数が多いご家庭ではもっと早く元が取れそうですね。

元が取れるとれないと言うことより水資源を大切に使うということからもおすすめです。皆さんおうちを建てる際には是非ご検討ください。

建築費・光熱費,設備・空調

冷暖房をするのに設備の選択は重要です。

昔は木材を燃やして暖をとるしか有りませんでした。それも囲炉裏や暖炉です。

多くの熱が上に逃げていき捨てられ効率の悪いものでした。それがきちんと密閉されたストーブ等に変わり効率が上がりました。

燃料も木だけではなく、灯油やガスなども用いられ、徐々にそれらの比率が上がっていきました。

しかし、それらの化石燃料が持つすべてのエネルギーを暖房エネルギーとして利用できるわけではありません。煙突から逃げていったり、不完全燃焼をしたりとか、ロスがあります。効率は100%以下です。

しかし、エアコンは、ヒートポンプという熱を入れ替える技術を使い100%以上の効率となります。条件にもよりますが400% 700%等ととても高い効率です。

1のエネルギーから4の熱や7の熱を得ることができるのです。

そのため、欧米では新築の住宅では、オール電化を原則としなくてはならないと言うところが多くなってきているとのことです。

ワシントン在住の建築士さんに確認したところ、新築の省エネ住宅では調理も電気とすることになっているようです。ガスは基本的に使えないとのこと。
電気調理器の種類を聞いてみたらIHだそうです。
日本ではガスメーカーなどのネガティブキャンペーンでIHは危ないとの噂が広がり、オール電化にするのに、ラジエントヒーターをわざわざ選択する人もいるくらいです。その方の話だとラジエントヒーターの選択はほとんど無く皆IHだと言っていました。他のアメリカの建築士さんもみなIHにしていると言っていました。

ガスはエネルギーの多くが鍋に伝わらす周りや換気扇に逃げて行ってしまいます。IHは直接鍋を温めます。効率の差は一目瞭然です。
日本でもエネルギー削減にようやく取り組む兆しが見えてきましたから、いずれは同じような認識に変わっていくでしょう。
日本人は保守的ですし、インターネットの中途半端な情報多いですから、しばらくはガスやラジエントヒーター選択の人もいるでしょう。
もちろん欧米人の判断がすべて正しいわけではないです。しかし蓄熱ヒーターなども欧米で売れなくなったものを日本に売り込まれ使わされて、実際に今は見向きもされなくなったわけですからガス調理器やラジエントヒーターも同じような流れになりそうな気がします。数年後れで日本でもそうなるといういつもの流れですね。

住宅を省エネにするには高効率なエアコン、IHと言うことになりそうですね。

そして触れませんでしたが、給湯はやはりエアコンと同じヒートポンプの技術を使ったエコキュートと言うことになります。

間違いなくオール電化という選択になります。
住宅のエネルギー源は電気ということになっていくと言うことです。

電気が止まった時を心配する人がいますが、災害時には電気が一番早く復活します。
特に住宅の場合には太陽光発電により電気は自宅で作れます。
ガスや、灯油は世界情勢が不安定になったり、新興国などの需要増など安定した供給ができなくなったり、価格がとても上がったりする懸念があります。そのようなリスクを減らすためにもオール電化を進めているようです。

さらには太陽光発電+蓄電池で自分の家のエネルギーは自分の家でまかなうと言うことが必要になって来るようです。そのときのためにも準備をしておいた方が良いですね。効率の良い設備を選択しておかないとまかないきれませんから。

お知らせ,設備・空調

アフターメンテナンスって大切ですね。

建物はとても壊れにくく長持ちするようになってきています。

しかし、設備機器は短いですね。

当社も、たくさんの建物を作ってきましたので修理依頼が山のように来ます。ほとんどが建物本体ではなく設備機器の修理です。そのため当社には設備の職人がいてすぐに現場から駆けつけられるようにしていますが、ほとんどが複雑な設備でメーカー修理となります。

電気製品ですから仕方ないのかもしれませんが、殆どのものが10年から15年くらいで寿命ですね。

そのくらいで壊れると、部品がなく修理が不可能だったり、修理ができても大金がかかったりして、買い替えの提案をさせていただくことになってしまいます。

壊れるのが早い場合もありますね。

使い方にもよると思いますが、ウオシュレットや食器洗い機などで数年で壊れ、修理費が3万円なんてのを繰り返さなくてはならない人がいます。ハズレの機械があるというのも、経験から頷けます。そのためできるだけこなれた機械を選定するのも大切なことです。

40万円もする食器洗器が10年たたないで多額の修理費。10年経ったら寿命が近いと言われ買い替えを促される。今のものはより良いですよ。進化してますよ。みたいな感じです。

海外製が長持ちも幻想だと感じています。やはりこわれます。修理に時間がかかったり、高かったり。メーカー撤退なんてこともありました。ヨーロッパ製なので長持ちするは幻想みたいですね。

当社は長年地元で工務店をやってますので、修理の依頼はとても多いのです。一日に数件あります。

どのような機械が修理が多いか?修理費がかかるか?だいたい把握しています。

長い年月そこでお暮らしになる方の負担を考えると高い設備機器よりシンプルで修理がしやすく安い設備をおすすめしたいです。

高い高機能な設備を使ってみたかったり海外製品へのあこがれもあると思います。それを否定はしませんが、無理して夢を叶えてそこで満足できても、あとの負担は大変ですよ。

こんなに修理にがかかるのか?あんなに高かったのにもう買い替えなんて困る。ドイツ製だから長持ちすると思ってたのに。部品がないなんて無責任じゃないのか?当社に当たる人がいます。当社の職人は優しいですから、同情しながらお話は聞きますが、どうしてあげることもできません。

こんなことを言われた。とか報告は受けますが、お客さんも文句を言われる職人も気の毒です。メーカーから委託を受けている修理の人も、クレームが大変のようです。どうしてあげることもできませんから。

高い設備を入れるために、建物の仕様を落としたり、小さくしたりする人がいます。そこまで断熱しなくても。という人までいます。小さな家でも自分が思っている住まい方ができるならそれでいいです。長く住むつもりがないなら、安い外壁でもいいですね。我慢強くて、ずっと若くて健康でいる自信があるなら寒い家で心身を鍛えるなんて考えもありそうです。そして、高級な設備に囲まれた生活が重要なら。

今の住宅設備機器は、家電製品になってきてしまって、壊れやすいものばかりです。本当にこれで良いのでしょうか?

メーカーにも長持ち重視の商品作りをしてほしいです。それには、購入する私達がそういうのを望まなくてはなりません。長持ちしないと売れないという世界を作らなくてはなりません。大量生産大量消費。地球にも悪そうですね。

消費者が賢くなるしかありせん。環境問題や自分自身の将来の負担。

皆さんも住宅設備機器に関して、よく考えて選んでくださいね。皆さんの行動が、メーカーや世の中を変えていきます。

建築費・光熱費,設備・空調

店員差のすすめは気をつけて!

電気屋さんでエアコンを買うのに大きさの選定は迷いますね。
店員さんはクレームを回避するためだったり、売り上げを上げるためだったり、大きめなエアコンを勧めてきます。

そもそも6畳の部屋に6畳用のエアコンは必要なのでしょうか?

エアコンの大きさを決めるのはどのように考えたら良いのでしょうか?
まずはエアコンのカタログに書いてある6畳用というのがどのように決められているか見てみましょう

6畳エアコンの能力

JIS C9612にエアコンの冷暖房負荷の条件が決められています。

それを見ると木造住宅の場合西向きのお部屋が一番冷房負荷が大きく230W/㎡です。6畳ならおよそ10㎡ですから、2200Wの出力のエアコンが6畳用というのはここから来ているのですね。
条件は換気回数が1.5回/h 3人 窓が床の30%位、電気が100W、夏の外気温が33℃になる時でも27℃にできる。天井は普通。他には熱を出す機器はない。日が当たる窓にはブラインドが下ろしてある。

このような条件のようです。

換気50W窓から250W人間300W照明100Wとざっくり仮定すると壁から外皮から逃げる熱は2300-700=1600W 床は冷房時は関係ないとして6畳の壁天井窓の面積約40㎡から逆算すると熱貫流量40W/㎡ ??
UA=40/6=6.6W/㎡K ?ほぼ断熱してない前提?仮定はアバウトだけどこんな感じかな?

ですから断熱されている住宅はだいぶ小さなエアコンですみそうですね。
運転の仕方で大きく変わりますし,除湿分もあるので注意が必要ですけど。

パッシブハウスは

計算してピークの冷房負荷が10W/㎡というのがあります。
6畳だと100Wですね。23倍の性能差。
30坪の家がおよそ100㎡ですから1000W
家一軒、温度を下げるだけなら3畳用エアコンですね。
しかし除湿分もありますからもう少し大きなエアコンにしなくてはなりません。
除湿に関してはまたいずれ。
さらに考えると真夏にお友達たくさん呼んでホットプレートで焼き肉パーティーしたらちょっと恐い。(笑)
10畳用くらいにはした方が良いかな?

いくらパッシブハウスでもイレギュラーなことを想定すると10畳用くらいにした方がよさそうかな?(笑)
故障も考えて1Fと2F2台体制もとっておきたいですね。住宅の性能から冷房負荷だけで考えて1台でまかなっている住宅メーカーは故障時にどうするつもりなんでしょうね。
私はちょっと恐いかな?
住宅性能がどんなに上がってもイレギュラーなことを考慮に入れることも大切ですね。

設備・空調

文化シヤッターさんのご協力を得て、電動ブラインドシャッターを付けています。
IOT対応です。
事務所は新規、自宅は手動シャッターを電動化。取付ていただき、試しています。
文化シヤッターさんありがとうございます。
手動だったので電動によりとても楽になりました。

詳しくはこちらをどうぞ
http://bunka-s-pro.jp/product/mm-smarttype/

お好みにあった様々な設定ができます。日の出であいて、日射を取り入れる。お昼ご飯時にはブラインドを半開状態にして目線を遮りつつも明るさは取り入れる。そしてまた全開。日の入りとともに閉まる。

もちろん外出先からもスマホで開け閉めできます。外出中でもペットのために開け閉めしてあげたりできちゃいます。(笑)

さらにグーグルホームでシーンを作りシーンに応じて自動開閉も。
賢くなってきました。

文化シャッタさんに頼まれて、現在作っている新築の住宅にも設置します。家一軒まるごとIOT電動シャッター。朝の目覚めが爽やかな日の光と心地よい音楽。
このような住宅が当たり前になりそうですね。

朝、仕事をしたりブログを書いたり。
今まさに静かに自動で開きました。日の出と少しずれてるな。(笑)
時間設定の方が良いかな?