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換気・空気

換気システムの大切さ

家の中は意外と空気が汚れます。化学物質が含まれる建築材料をなるべく使わずに、自然素材で作ったとしても、持ち込まれるものでかなり空気は汚れます。
芳香剤、脱臭剤、除菌剤のようなものでも健康被害があるようです。香害などと言われます。
そして人間が生活すると、料理や、トイレのにおいのみならず体臭もありますし、CO2濃度も高くなります。

それらの化学物質や匂い、CO2をきちんと除去しなくてはなりません。換気は絶対に必要なのです。

換気量の確保が重要

建築基準法で換気すべき空間の空気が二時間に1回入れ替わるようにしましょうというのが、建築基準法です。1時間あたりに直すと0.5回ですね。1時間で半分空気を入れ換えろと言うことです。
一般的には簡単な換気扇を設置して、家の中の空気を外に出します。トイレなどに付いている小さなファンを利用することが多いです。空気を出した分だけはどこからか取り入れます。フィルターの付いた給気口がお部屋に付いている例が多いです。サッシに空気の入り口があるのもありますね。自然に空気を取り込むようになっています。今作られているおうちでこの仕組みのものは、安い性能が低いおうちはほぼこの仕組みです。今この仕組みで作られているとしたらちょっと残念です。
この仕組みのおうちは、仕組み上、あまりきちんと計算通りの換気量は確保されません。

きちんとした換気量を確保するなら第一種換気システム

きちんと計画通りに、換気量を確保するなら、空気が入るところ、空気が出るところにファンが付いている必要があります。それが第1種換気システムです。きちんとした工務店はほとんどこの仕組みを取り入れています。

この仕組みで、きちんと経路を計画し、ダクトなどの圧力損失を計算し、さらに適切な配管工事を行えば、ほぼ計算通りの換気量が確保できます。

計画、計算、工事がとても大切です。

風量測定もしましょう。

きちんと計画をして、計算して、工事をしたとしても実際の現場では、風量が確保できていないことがあります。

それを確認するために風量測定が必要なのです。計算通りに風量が出ているか?出なければ計算よりも少しボリュームを上げることが必要です。
上手に配管ができていると、計算よりもボリュームを落として良いこともあります。省エネですね。
これも実際に量ってみないと解りませんね。

風量を絞ってより快適省エネに

建築基準法では換気回数は0.5回と決められていますから、ここからの説明は建築士としておすすめするのではなく、私個人の考えで、私が自分で実戦したりしている方法です。まねされる方は自己責任でお願いします。

真冬に0.5回も換気をすると暖房した空気が外に排出される量が多くなり、ちょっと無駄すね。匂いが取れ、CO2濃度、VOC濃度が上がらなければ、換気量は少ないに越したことはないですね。

どのくらいまで絞れるか?目安はあるのでしょうか?
様々な目安がありますが、私は住む人の人数*30m3と言うのを基準に考えることが多いです。4人家族なら4*30=120で120m3となります。

換気量を絞ると、エネルギー損失は少なくなりますし、モーターの電気使用量も少なくなります。
音も小さくなりますのでとても良いですね。

実際にどこまで絞るか。風量曲線で

実際に今の換気の母流無をどこまで絞ったら良いでしょうか?

現在180m3の換気量の住宅を120m3にしてみましょう。

ボリューム9で調整してありましたが、3くらいにできそうです。

これを行う場合、9の時にきちんと計画通りの風量が出ていれば3にしたときに計算通り120m3出る可能性が高いですね。

実際には調整後もきちんと測定することができると良いと思います。

換気量が確保できているか、調べる方法

換気量が確保できているか調べる方法としてCO2濃度を測定する方法があります。
換気がされていないとお部屋のCO2濃度が上がります。

このおうちはCO2濃度が多いときで650ppm位 少ないときは450ppm位ですね。
朝8時頃お出かけになって、誰もいなくなるので徐々に空気が外の空気のCO2濃度に近くなっていくのが解ります。18時頃帰宅され、また皆さんの呼吸で空気が汚れていくのが解ります。

このようにCO2濃度をみることできちんと換気がされているかいない課が解ります。すごいですね。

目安としてはCO2濃度が1000ppmを超えないように換気するのが良いという意見が多いですね。厳密なエビデンスはないらしいですけど。人が多い寝室などでは2000ppmとかなることもありますけど、それほど心配することはないそうです。

CO2濃度計は、通販などで簡単に購入可能です。
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/co2+%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC/

以前購入してみましたが、安いものでも十分使えました。皆さんも是非測定してみてください。
データーを蓄積できてグラフにできなくても、その場でみられるだけで十分です。
CO2濃度が上がり気味になるなら、少し換気のボリュームを上げる。下がりすぎるならちょっと絞ってみる言う具合に、臨機応変に調整すれば、それぞれの家庭のベストなボリュームが見つかると思います。

あくまでも自己責任でお願いします。

換気・空気,設備・空調

「40坪の家を1台の6畳用エアコンで冷暖房する」。これは信じられない話のように聞こえますが、実際に可能なのです。ただし、これはエネルギーの観点からの話であり、実際の実現にはいくつかの困難が伴います。エアコンが作る熱エネルギーを効率よく全ての部屋に配分する必要があります。

□冷房:難易度高

全体を快適にするためには、熱エネルギーを均一に配分し、温度のムラを最小限にする必要があります。しかしながら、冷房空気をうまく配分するのは難しい課題です。部屋に人がいたり、日光が当たると部屋は暖かくなります。これは暖房の時には有利ですが、冷房の場合は逆効果です。人間や電化製品から熱が発生し、日射も特に日の当たる部屋を温めます。

高断熱の家では、壁や屋根から入ってくる熱が少ないため、お部屋への外気の影響は極端に少なくなります。
そのため、窓からの日射や室内の発熱が大きく影響します。これが部屋ごとの温度差につながります。

□エアコンの設置方法:冷房効率を最大化する

エアコンの数を可能な限り減らすため、エアコンは最適な位置に設置する必要があります。特に冷房の場合、暖かい空気が集まりやすい位置が最適です。逆に、冷たい空気が溜まる場所に設置すると、エアコンが冷えたと誤解し、運転を停止してしまう可能性があります(サーモオフ)。これを防ぐためには、エアコンが稼働中、途中で頻繁に停止しない場所に設置することが重要です。

□エアコンからの空気の配分

エアコンからの冷気を部屋全体に効率よく分配するための計画が必要です。大型の循環ファンを用いて空気を配分する手法もありますが、それにはファンのエネルギー消費や騒音の問題が伴います。
特にエアコンが稼働しない中間期でもお部屋の空気をファンの力で循環させなければならない方法はナンセンスです。

理想的には、特別なファンを使わない最小限のエネルギーでうまく熱エネルギーを分配する方法が最善です。そのために、今回は新しい仕組みを考案しました。エアコンが効率的に運転し、適切に空気を分配することは可能でしょうか?

□建築工事によるダクト作成

我々は、暖かい空気が集まる層と冷気を配分する層をXPSで分離し、試作しました。この仕組みにより、エアコンの吸い込み口には暖気集まり、そして冷たい空気はダクトを通じて遠くへ直線的に送られます。それぞれの部屋にはこのダクトから必要な分だけ冷気が供給されます。

□試運転結果

多くのエアコン設置方法を試してきた結果、今回の方法がかなり効果的であることが確認できました。各部屋への冷気の分配が上手くいきました。建築くじで作られたダクトでエアコンの音も軽減されるようです。

□冷気の余剰:洗濯物干しコーナーへ

そして余った冷気は洗濯物干しコーナーに送ります。除湿した空気が洗濯物に当たることで、洗濯物の乾燥が早まることでしょう。これは住居者にとっての小さな楽しみとなるでしょう。
建築の仕組み次第で、様々な効果かを得ることができます。

この方法の効果を示すスモーク試験を行いました(安全かつ無臭のスモークを使用)。この結果からも、洗濯物干しコーナーへ適切に気流が送られていることが確認できました。

換気・空気,日記・想い,設備・空調

洗濯機を取り上げますが、

汚れが落ちるかとか
繊維が傷まないかとか
毛玉がとか、
しわが
見たいな洗濯機の一般的に求められる性能の話ではありません。高性能な住宅専門の建築士、目線での話です。

今回の検討は空気質観点が課題です。

消費エネルギー 

たくさんのおうちのデーターをとってますが細かく分析してもしょうが無いので大雑把に。
洗濯機はとても優秀です。1回の洗濯脱水なら10円もかからないです。
乾燥機能のあるものはヒートポンプ式なら50円ヒーター式なら100円そんなイメージです。

水道代


過去ブログ 見てください。https://ta-k.jp/post-1496/
下水道代金を含むと大金です。 洗濯1回で20円くらいですね。これは使用水量の少ない斜めドラムの場合なので縦型はもう少し増えそうです。残り湯使えればもう少し減りそうですね。

音、振動

寝室の横とか避けたいですね。私は洗濯機がうるさいと寝にくいです。
ですが最近の良いものは静かですね。ここはそれで終わり。(笑)

空気質

今回はここを考えたいと思いました。
室内の健康を調べていたら、カビなどの影響がとても大きいということが解りました。
大きな発生源の一つが洗濯機。
カビの発生には栄養 温度 水 が必要ですね。
洗ってすすいで脱水するのですから洗濯機内部は衛生的になって良さそうです。水は残っても栄養はなさそうでは?と思ってしまいます。
しかし違ったのです。水位などの変化から洗剤の泡などが洗濯機上部に残ってしまうことが多くそれが残り栄養源となるとのこと。
ですから洗濯槽の上部ほどカビが生えやすい状態になっています。
そのカビが洗濯機から空気中に飛び出していると言うこと。それもかなりの量らしいです。

洗濯機からカビがまき散らかされているのを想像するといやですね。
おうちの中が快適なのにカビがたくさん浮遊しているのは困ります。

その洗濯槽のカビは洗濯すすぎをしても若干は水の中に残るようで衣類に残ります。ゆっくり乾いたときに残る匂いの原因はその辺かも。

ドラム式の方が洗剤のこりが少ないのでかびにくい。(本当かな)

洗濯機の蓋はきちんと開けておくことも大切です。内部を乾かすことが重要です。

洗濯機の乾燥機能

乾かすと言えば、衣類の乾燥機能も効果絶大です。
一体型の乾燥洗濯機は衣類を乾かすときに洗濯槽も乾かすのでカビ菌の発生がとても少ないようです。
週に2,3回乾燥機能を使うことで衛生的に保てる。ということです。

そうすると、空気質の観点からは衣類乾燥機を別置きにしないで一体型を選んだ方が良いと言うことになりますね。
日中、太陽光発電で発電した電気で乾かせば、環境負荷もないですし。罪悪感も少ない。(笑)


最近のドラム式洗濯乾燥機は割とふっくらしわも少なく乾きますね。良い感じです。
空気質の観点から、たまには乾燥機能を使うのも良さそうです。
別に毎日使っても良いですね。太陽光発電でエネルギー作っているのですから。(笑)

結論

カビをまき散らかさないためには乾燥機能一体型の洗濯機で衣類乾燥まで使うのが効果的ということでした。

換気・空気,日記・想い

高気密高断熱化により快適性の向上

建築の高気密高断熱化によって温度、湿度が安定した室内空間が作れるようになり、快適性はとてもあがってきました。

家中どこでも、リビングでも寝室でもトイレでも冬は20℃、夏は25℃そんな空間が作れるようになってきました。

今年の夏も暑いですが、日中でも、夜でも快適です。暑い昼間でも暑さを感じず活発に活動できますし、夜も寝苦しいなんてことはありません。
本当にありがたいことです。

健康性は向上したか?

 快適に暮らせるようになってきましたが、さらに視点を上げ、健康に暮らせるかを考えてみましょう。

 住宅で健康を考える場合、体に与える影響は何でしょうか?

 温度・湿度はとても重要ですね。寒くてヒートショックなど起こるようではダメですし、暖かい住居で、高めの体温を維持しやすいことは免疫力が高まることも解っています。寒い、暑いはストレスです。精神的にも悪いですね。
 夏場に寝苦しくなく、ぐっすり休めることも、疲労回復に効果がありますね。

 ですが、温湿度の他にもう一つ大切なことがあります。空気質です。

空気質を見てみよう。

 空気質を見てみましょう。大きくはこれらです。

 ・建材、家具などからのホルムアルデヒドなどの化学物質や人体から排出される二酸化炭素

 ・微粒子やホコリなど。PM2.5などの粉塵や花粉なども外から入ります。

 ・カビや細菌、ウィルスなどの微生物。

多少なら気がつきません。健康に顕著な影響も気がつきません。しかしそれが原因で深刻な病気になり苦しんでいる人も多いと聞いています。

化学物質や二酸化炭素

二酸化炭素も化学物質ですがここではわけて考えます。

 10年以上前になりますが、化学物質の健康被害が増え、シックハウス法が出来ました。指定された物質をできるだけ放出しないように、建材類にランクが付けられました。最高の等級がF☆☆☆☆(えふふぉーすたー)です。これらのマークがついた建材は化学物質の放散が少なく比較的安全とされています。しかし全く放出されていないわけでもありません。
 そして生活していれば人間の呼吸で出来る二酸化炭素。
 全く閉じきった空間では二酸化炭素濃度はどんどん上がっていきます。
 そのため換気して屋外のきれいな空気と入れ替える必要があります。

 室内の化学物質による空気のきれいさを測るにはどうしたらよいでしょう。住宅内の化学物質として代表される、ホルムアルデヒドなどの物質を測り、監視することは容易ではありません。ですが二酸化炭素を測ることは簡単です。
 そのため二酸化炭素の濃度を測ることで代表して空気のきれいさを見ています。

 空気をきれいにするには、発生源をなくすことと換気により希釈することです。
 なるべく有害な物質を使わない建材で家を作ることが重要ですね。見えるところばかりでなく見えないところにも気を遣ったり、できるだけ自然素材で仕上げるなど工夫します。自然素材でも化学物質を発生するものがありますので気をつけましょう。

 そして換気。これが重要です。発生源を全くなくすことは出来ませんし、人間が生活すれば空気が汚れます。日本の基準では最低でも家の室内の空気を2時間で一度入れ替えるだけの換気が必要とされています。家の大きさで違いますが100~200立方メートルを1時間で入れ替えるくらいです。
 パッシブハウスの基準ではキッチンや浴室、トイレなど匂いや湿気が排出される場所の数や住んでいる人間の人数などから換気量を決めます。合理的ですね。

微粒子やホコリ

PM2.5や排気ガス、花粉など外部から入る微粒子、室内で発生するホコリなども健康に悪いですね。
近年ではこれらは天気予報でも報じられるほど問題視されています。

きちんとした換気システムには高性能なフィルターなどを付けることが出来ます。ある程度は除去できるでしょう。静電気などを利用して微粒子をとるトルネックスなどの空気清浄機を換気システムのOA側(外気取り入れ側)に付けることもとても効果があります。

 室内で発生するホコリに関しては、清掃などでしょうか?空気清浄機も良さそうですね。おうちの掃除なども重要そうですね。

 空気質には入れませんがダニなども影響がありそうですね。

微生物(カビや細菌)

こちらがやっかいな問題です。微生物には すごく小さいコロナウィルスなどウィルスも含まれます。私の中ではウィルスよりもっと大きいのが細菌。もっと大きいのがカビなどの菌類のイメージです。
本当は遺伝子的、細胞的、増え方などで分類されているようです。

 浜田信夫著 「人類とカビ」の歴史からまとめてみます。

微生物

 ーウィルス

 ー細菌

 ー菌類
   カビ
   キノコ
   酵母

 住宅で大きく問題となるのが カビや細菌です。外からも少しは入りますが、住宅内で増えるからやっかいです。
増えやすいところは、湿気の多いところ。結露する場所などは発生しやすいですね。住宅の部位だと

窓、壁、押入の中、見えないところだと壁の中などもあります。
これらの部位はきちんとした家を作ることである程度防げますね。パッシブハウスレベルの家ではかなり安全です。

問題はここです。
 生活する上で発生するカビ、細菌など。
 水を使う場所で発生してしまいます。

浴室、洗濯機、キッチンや洗面所トイレなどの水回り、エアコン

これらで発生したカビなどが空気中にたくさん浮遊します。匂いを感じるレベルでは相当な数が含まれるようです。

これらは生活していると日常的に使うものです。使わないわけにもいかないのでいかに衛生的に保つかが重要です。
建物は優れていても、生活によって発生するカビなどが大量なら、健康被害が起こりかねません。
衛生的に上手に生活していただくことがとても重要だと言うことなのです。

建物の性能が良いので室内の温湿度は良好です。ですから、浴室や洗濯機、エアコンなども上手な運転、清掃を心がけてもらえば衛生的に保つことが出来るようです。一般的な家より乾燥しやすく、菌の増殖を抑止できます。
このあたりは実際に生活している皆さんの方が知識をお持ちだと思います。(私は掃除が苦手です(笑))

パッシブハウスレベルの高性能住宅ならではの住まい方もあるのではないでしょうか?皆さんのお話を伺いながらまとめる機会が持てればと思っています。
高橋建築オーナー会議など企画したいです。そのときはご参加くださいね。皆さんでわいわいガヤガヤ話し合いましょう。

 

換気・空気,日記・想い,設備・空調

皆さんF式エアコンというのをご存じでしょうか?

ツイッターなどで様々な方がつぶやいているエアコンの設置方法です。

私の理解では、吹抜や階段の上部など熱のたまる位置にエアコンを付けそのエアコンで全館冷暖房するというもの。

暖かい熱は上に行くので普通に考えるとそこに付けるということはまず思いつきますね。

そして高断熱の住宅ならそのエアコン1台で家全体の冷暖房をしてしまえば良いのではないかと。

一番暖かいところにエアコンを置くことでエアコンの稼働率が上げられます。

すぐに冷えて止まってしまうと言うことが防げるわけです。

一般の方で家づくりをしているときにこれを思いつくというのはすごいですね。普通はデザインや間取りに気をとられてそこまで気が回らなそう。

我々のようなプロなら、一棟一棟試行錯誤を繰り返してますから、何も考えていないのはむしろ手抜き的なところですが、今の施主さんはすごいです。

このようにプロ顔負けの施主さんを「プロ施主」と言うらしいです。

ツイッターやブログを見ると自分の家でエアコンの設定温度を変えたり吹き出しの風量を変えたりしてエアコンを上手に動かしています。

上手に動かすというのは、省エネな運転はもちろん 除湿を促進させる運転。高性能住宅では湿度が高くなりがちですが、それを再熱除湿などの機能を使わずに、エアコンの使い方で冷房時の潜熱比を上げようというのだからすごい。

私が今まで取り組んできたことが、一般の施主さんが始めているなんてびっくりです。

すごいな!

F式エアコン

このエアコンは3台目。20年以上前にF式エアコンしていた。UA=0.5W/㎡くらいだから冷房時には1台のエアコンでまかなえても、暖房はダメでした。(笑)(暖まるけど消費電力が大きすぎで)

このところ暑いので今年は早めに動かし始めました。

F式エアコン よく調べたら 吹抜(ふきぬけ)式エアコンじゃなく フエッピーさんが考えたエアコン方式らしいですね。

昨日は35度くらいだったらしいのでそれなりに消費電力多いね。

夜間の低負荷時にも除湿すれば良いけど、「プロ施主」さんが言うようにあまり除湿は進まない。ちいさなエアコンじゃないとだめだね 。40坪40エアコンは夜間では大きいのかな?

この辺は全く解らないや。成り行きなので。「プロ施主」のブログで勉強しよう。!!

日本中で試しているのでとても参考になる。(笑)

こういう時代なんだな。

パッシブハウス,換気・空気,断熱・気密,日記・想い,環境・エネルギー,設備・空調

高断熱住宅は夏暑い!

そういうお話を聞きませんか?

それは正しいです。高断熱住宅は一般の住宅より室内の温度が高くなり易いです。
一般の住宅は、断熱されておらず熱は逃げ放題。
スカスカなので風は入り放題です。
ですから室内の温度は外気温に近づきます。

パッシブハウスが夏暖かくなってしまう原因

原因は主にこれらが考えられます。

断熱での保温力

内部発熱

地中放熱

放射冷却

隙間風

これらの原因が重なり合い、室内のお温度が高くなってしまいます。

保温力による室温維持

まずはわかりやすい保温力です。

一般的な住宅では、断熱が少ないですから室内の熱が逃げていきます。

人間に例えるとわかりやすいですね。

パッシブハウスがダウンジャケット。 普通の家が薄手のシャツ。

体温は36度くらい有、外気温が30度だとすると薄手のシャツなら体温が放熱されて涼しそうですが、ダウンジャケットだと暑いです。
パッシブハウスは夏にもダウンジャケットを着ているようなものかもしれません。

内部発熱

人は生活すると多くの熱を発します。

人間の体温も36度ありますから、わずかですが熱を出し室温を暖めます。

テレビを見れば熱が出ます。テレビも触ると暖かいですね。300Wの消費電力のテレビは300Wの熱を出しているのと同じです。
 料理をすれば熱も出ます。炊飯器も電子レンジもポットも。電気やガスを使った分だけ熱に変わるのです。

照明もそうですね。LEDの電球も暖かいですね。洗濯機もスマートホンも熱を出します。

これらの熱で自然に室内は暖まっていきます。先ほどの保温力がこれらの熱を逃がしません。室内で作られた熱が室内にとどまってしまうのです。

夜間の放射冷却

夜間は外気温が低くなると言うこともありますが、無視できないのが放射冷却現象です。
宇宙は寒いですから、空に向かって熱が放射されています。

普通の家なら屋根から放射される熱の影響で室内が涼しくなります。
しかしパッシブハウスですときちんと断熱されていますから放射冷却の恩恵は受けられません。夏の夜間だけ断熱がとれれば良いのではないかと思うのですがそういうわけにもいきませんね。

地中への放熱

地中の温度は安定しています。外気温に比べて夏は涼しく冬は暖かいです。地中の深くは一年の平均気温位の温度となっています。
 パッシブハウスでは基礎の下にもきちんと断熱をしますから、地面に熱を逃がしません。冬は良いのですが、夏は地面に熱が吸い取られた方が良いですね。
 普通の家は基礎の下に断熱をしませんから暑くなった室内の熱を地面に流せます。地面の冷たい熱が室内に入り込むイメージです。

隙間風

隙間のが多い一般的な家では外の空気がどんどん入り込み空気が入れ換えられます。これは換気と同じです。室内の暖かい空気が外に排出されると言うことです。外が涼しければ室内も涼しくなります。

しかしパッシブハウスでは計画された換気のみです。それ以外の換気は行われませんから熱も入れ替わりません。

パッシブハウスは本当に夏暑いのか?

ご安心ください。パッシブハウスは快適です。
先にデメリットとしての原因を並べておきました。これだけ聞くと不安になりますよね。
これからパッシブハウスのすごさの解説をしながら皆さんの不安を取り除きましょう。

保温力は涼しさも保温する

保温力がすごいと言うことはどういうことでしょうか?

室温が高ければ高いまま。室温が低ければ低いままにしやすいと言うことです。
簡単に言うと、暑ければ暑いまま 寒ければ寒いままということですね。

それでは、快適な温度なら快適なままだと言うことです。

パッシブハウスでは決して無暖房、無冷房を目指しているわけではなく、最小限のエアコンなどの稼働は許容している規格です。めちゃくちゃ暑い日や寒い日にまでエアコンいらない家を作るより、ちょっとだけはエアコン使う家の方がコスパ良いですよね。

冷房の許容される大きさは除湿量の違いから地域によって違うので、今回は暖房に習って 冷房負荷を10W/㎡として解説します。

35坪くらいの家はパッシブハウスの床面積の考え方ではおよそ100㎡

その家を冷やすのには10W/㎡×100㎡で1000W必要だというのがパッシブハウスです。
一番暑いときに1000Wです。すごいと思いませんか?

6畳用のエアコンが2200Wです。

一番暑いときでさえ 35坪くらいの家が6畳用エアコン半分で冷えます。

本当のピーク時以外はとても少ない電力で大丈夫ですね。ほとんどの場合、弱く動いているだけだったり、止まっている時間が長かったりします。笑い話みたいですが、あまりに動いている時間が短いので「エアコンが壊れている」とお客様から言われたことがあるくらいです。

ですから、ちょっとの冷房で室内は涼しくなり、その涼しい快適な温度を維持するのが得意というわけです。大きなエアコンがうなっている室内と小さなエアコンがゆっくり動いているだけの室内どちらが良いですか?

エアコン嫌いの方にもおすすめです。無理矢理冷たい空気で冷やすと寒くてだるくなったりしますね。パッシブハウスでは無理矢理冷やすのではなくマイルドに冷やします。
私は暑さも涼しさも感じない快適な空間を目指しています。なかなかたどり着けないですけど。

内部発熱分を冷やす

室温が高くなる原因は、外気温が壁や屋根から伝わる。隙間風から入り込む。太陽の日射で暖まる。そして内部発熱です。

パッシブハウスでは最初の三つは設計力と性能でカバーします。高断熱により熱を入れない。高気密により隙間風を入れない。日射遮蔽により太陽熱を入れないと言うことですね。

ですが、最後の内部発熱だけはどうしようもありません。

室内での生活するのは一緒ですから。むしろパッシブハウスではおうちの中かが快適なため、あまり出かけたくなくなりおうちにいる時間が長くなるようです。
 内部発熱が増えてしまいますね。(笑)

ですがご安心ください。パッシブハウスはきちんと設計されています。内部発熱分だけ冷やしてしまえば良いと言うことです。エアコンを適切に使い、まんべんなく家中を空気が回るような計画をすることで、おうちの中どこにいても涼しくなります。快適な空間が広がりますから余計活動的になりまた内部発熱増えるかもしれませんね。
 余談ですが、快適なのでお友達が集まりやすくなった。という話も良く聞きます。これも内部発熱が増えますけど、楽しい時間を過ごすために少しエアコン稼働させるのはやむを得ないですね。お友達5人内部発熱があってもパッシブハウスなら理理論的には冷房費は1時間あたり10円も増えませんよ。(笑)

放射冷却を活用できるか?

これに関してそのままのパッシブハウスでは難しいですね。

何らかの設計の工夫が必要です。

屋根の通気そうから冷気を室内に送るとか、その冷気を基礎に蓄熱させるとか。

工夫をすれば何かしら出来そうです。でもなぜ髙橋建築はやらないのか?

それは、コストと安全性です。

そのような仕組みを作るためにはコストがかかります。それだけコストを掛けたとしてもエアコンをなくすことは不可能でしょう。ですからすべて追加費用ですね。パッシブハウスではエアコンの効率がとても良いですから、底に掛けた費用をペイすることは出来ないでしょう。それならそこに費用は掛けずに少しエアコンを多く動かした方が良さそうです。
 地球環境のために少しでもエアコンの稼働を減らしエネルギー削減をしたいという方がいらっしゃるかもしれません。しかし、その費用を太陽光発電設備に使えば余るほどの電気が作れます。余分な仕組みを作らずに太陽光発電+エアコンの方がコスパは断然いいですね。
放射冷却で冷やされた外気を取り込むと言うことは温度は下がりますけど、湿気もたくさん持ち込むのでそれを除湿するエネルギーは膨大です。放射冷却利用がうまくいかない理由がそこにもあります。

基礎から放熱 地中熱利用は得か?

皆さんこれも理論的に考えてみてください。
夏に基礎から放熱させて、室内を冷やすと言うことは、冬にも熱が逃げていると言うことですね。

冬の熱の逃げは大きいです。何しろ冬の方が期間がないですから。

夏ちょっと得でも冬は大分そんです。

ですがこれは地域によって大きく状況が変わります。沖縄などは夏が長いので基礎下には断熱しない方が断然得なようです。

宮崎あたりだと薄い断熱のようです。秩父だとまあまあ。東北北海道だと大分必要になります。

この断熱量はシミュレーションをして夏冬考え最適なところを見つけてください。

隙間風をどうするか?

隙間が多い住宅は、夜間外が涼しくなってくると、外の空気が入り込んで家の中も涼しくなっていきます。

ですがパッシブハウスでは自然に涼しくなって行きませんね。

風で涼しくなると言うのは、快適というのとはちょっと違いそうです。もちろん暑いときに爽やかなそよ風みたいなのがあると気持ち良いです。しかし、夏に涼しく感じるほどの風をずっと当たり続けるのは不快ですね。扇風機は涼しいですけどずっと扇風機に当たり続けることが快適ですか?

外気温が率い時の隙間風は少し涼しいですが、大きな問題があります。それは湿気です。
夏の外気はたくさんの湿気を含んでいます。
本当の快適な空間を作るには、その湿気を取り除かなくてはなりません。

エアコンで湿気を取るしかないのですが、温度を下げるより湿気を取り除く方が難しいですし、エネルギーも使います。

ですから、本当に暑い日が続くときには、外気はできるだけ取り込まず、室内の涼しい快適な空気を維持することを務めた方が良いのです。この辺を勘違いしている人が多いですね。

地域や時期にもよりますので一概には言えませんが、私たちの地域では、夏に外気はできるだけ取り込まないというのが良さそうです。

結論:夏のパッシブハウスは暑いのか?

普通の家より快適で省エネ。

当たり前ですね。

絶対にエアコンは使いたくないという方は除きます。
パッシブハウスはエアコン使っている感が少ないのでエアコン嫌いの方にもおすすめなことは間違いないですけど、エアコン使うのはポリシーに反するというかたくなな方は、パッシブハウスじゃない方が良いかもですね。

ですが、ちょっとだけエアコンを使うことにより快適な空間で生活できます。室内が適切な環境に維持され、カビや、だになども少なくなり健康にも良いとなったらいかがでしょう?

パッシブハウスが夏暑いという、理論的でない、感情だけで、思いつきで情報を発信している人がいますが、残念ですね。

皆さんはそういう人に惑わされないでくださいね。

換気・空気,断熱・気密

本日のHEAT20の躯体ワーキングの情報です。

南先生お話から。

断熱レベルごとに換気エネルギー損失の割合を考えてみました。

私なりにグラフを作って見ました。

まずは第3種換気

左が省エネ基準レベル 右に行くほどレベルが高い住宅となります。一番右がG3です。段熱量はパッシブハウスに近いですね。

高断熱でも換気の量は同じです。
高断熱だからといって換気量を減らすと空気が汚れ健康を害します。
断熱レベルが低い家では換気の熱損失の占める割合が少ないのでそれほど気になりませんね。しかし高断熱の家では換気以外の熱損失が少ないので換気の熱損失が目立ちますね。
換気の割合が4割にもなってしまいます。

せっかく断熱で熱損失を少なくしたのに換気の熱損失が大きすぎて残念ですね。

熱交換換気に買えたらどうでしょうか?

90%熱交換です。簡単に第三種の熱損失の1割の熱損失にしてみました。

省エネ基準レベルの住宅では換気以外の熱損失が多いためにあまりメリットがあるように見えません。

第3種と熱交換換気の違い

しかし高断熱の建物は効果がはっきり出ますね。

断熱で出せた省エネ効果をいかせますね。第3種換気ではもったいないことも解ります。

今回は換気で比較しましたが、高断熱になってくると、今までは無視できたようなことが大きく目立ち足を引っ張ります。

様々な要素に目を向け、一つ一つ真剣に検討することが大切ですね。

換気・空気,断熱・気密,日記・想い

秩父市でまた高性能な新築の住宅が増えました。

ホームオーナーさんは、よく勉強されていてその辺の建築関係者より詳しい方です。

住宅の本質をきちんと理解されております。
住まいに求められることがどのようなことなのか?
住み心地、省エネ姓、安全性に関してとても理解が深い方でした。

最近は、インターネットが発展していて情報が豊富です。その中できちんとした本物の情報を見抜くのは大変なことです。
  多くの人は、ぱっと見の見た目や、大げさに言う情報発信者の話を鵜呑みにしてしまいがちです。その発信者がどのような人なのか?どれだけの知識があるのか?そういったことを考えずに話を聞くと大げさに言う発信者の情報を信じてしまいがちですね。複数の人が言っていると言っても、間違った情報が伝達されているだけでその範囲で本当のように語られていることも多いです。 
  多くの人は、一度その話を信じると、それが絶対に正しいと思い込み、それに都合の良い情報ばかりしか耳に入らず、さらに間違った情報を確信していきます。

 今回のホームオーナーさんは、間違った情報と、正しい情報をきちんと見分けられるスキルをお持ちでした。

オーナーさんが求めたこと

最初にオーナーさんが私に出したご要望は、住宅に求められる本質的な性能が高いこと。

そしてローコスト

お金をかけるべきところは、見た目より性能とおっしゃってました。
それは私も普段考えていることです。

まずは基本性能の高さ。そしてゆとり。そして見た目です。
もちろん見た目をおろそかにすると言うことではありません。
お金をかけずに見た目のバランスをとりながら性能を高めていきます。

耐震性能 省エネ性能 耐久性 遮音性 そのほか。。。。

ローコストを目指す。

私の考えととても合っているお客様なので、当社も最大限協力することにしました。
コストをかけない間取り、建物の形など基本計画から、構造計画、断熱性能の計画様々な事柄を練っていきます。

運良く当社と旭化成建材さんと研究開発している断熱納まりの計画がありましたのでその断熱のプロトタイプとすることで、材料費も抑えることができました。

また、ホームオーナーさんの理解が高く、無駄を抑えることが上手にできています。

工事面積は33.25坪 この高性能な内容なのに設備まで含めた建物価格は○ ○ ○ ○円です。当社のような高性能住宅を作っている仲間からはとても信じられないとびっくりされています。

スキップフローなどの遊び心も

 住宅の性能ばかりが良くてもダメですね。家族で仲良く楽しく暮らせたりの工夫 も必要です。
 スキップフロアーで空間の広がり、つながりを出したり、家族の居場所がわかる広い空間を作りました。
 当初は、平屋で空間のつながりを考えていましたが、吹抜スキップフロアーを作ることで2階の各部屋とのつながり感を確保しました。
 当社レベルの構成の住宅なら温熱環境において1階も2階もありません。普通の高断熱住宅では熱ロスや温度ムラが大きくて危険ですね。

家事もらくに

共働き世帯が多いですね。
奥様もお忙しそうです。
 毎日の家事が楽にスムーズにできるようにできるだけ配慮しました。
 キッチン-洗面脱衣室ーファミリーウォークインクローゼットーユーティリティーーLDKーキッチンと回遊動線になっています。

少しでも家事が楽になるといいですね。

温かい温度ムラのない家では家事も楽になることが知られています。

また、浴室も乾きやすいです。カビなど生えにくくお掃除も楽々。
新しい浴室や洗濯干し室となるユーティリティーの換気の仕組みもあり、きっと喜んでいただけると思います。

洗面化粧台は合理的に使い勝手を重視しました。深くて大きなボールの洗面化粧台を採用。おしゃれに造作の洗面台も考えたのですが、使い勝手、収納を重視。つけ置き洗いもしやすい洗面台です。

お子さんの様子を見ながら家事

スタディーコーナーもキッチンから見える位置にあります。家族の近くで勉強するのは良いみたいですね。安心感もあるし、集中力を高める練習にもなるみたいですね。優秀な学校の生徒がどこで勉強をしていたか調べた調査では、家族がいるLDKで勉強していた子が多いという結果だったそうです。
そして、目につくところ、手の届くところに本棚があると言うことはとても良いみたいですね。

省エネで静かな冷房システム

各個室にはエアコンや換気扇はありません。ですから音がとても静かです。ゆっくりお休みいただけます。普通の住宅ではエアコンの音のなかで住んでいるわけですからこの違いは大きいですね。

この住宅は 1F、2Fに1台づつのエアコンです。

この冷房システムは数年後の国の一次エネルギーの計算方法を作る上での参考とされています。

性能は?

もちろん長期優良住宅の認定を取得しています。

断熱性能は?

UA=0.22W/㎡K これがどんなにすごいかわかりますか?
今後出てくる断熱性能基準の等級7に相当します。現在は等級4が最高性能なので比較は難しいですね。
HEAT20のG3といった方がわかりやすいでしょうか?

耐震等級は許容応力度計算 耐震等級3

構造計算しない工務店さんで、強い家を作っているなんてことを言っているところは危険ですよ。当社くらいなれている工務店でも実際に計算してみないとわからないことはたくさんありますから。
この家も階段、吹抜、スキップフロアーの位置関係で計算にはとても苦労しました。これで安全だろうは全くダメですね。

断熱仕様 超高気密高断熱

今回の断熱仕様はロックウール+ネオマフォーム

皆さんご存じだと思いますが、当社の断熱仕様は半端ではありません。世間の高気密高断熱住宅と言われている建物とは全く別物です。

外張りのネオマフォームで断熱性能の7割を発揮させ、そしてロックウールで補います。
  この仕様は、新しいHEAT20の解説本にも記載されるほどの良い納まりです。当社のでティールを紹介しています。
  合理的に高断熱を安全に。
  内部結露に関しては定常計算、非定常計算ともに確認しクリアー
 メーカーの協力もうけています。 ネオマフォームの旭化成建材さん ロックウールのニチアスさんありがとうございます。
  ロックウールは重量があるのでとても静かです。遮音性能がすごいです。いつもの髙橋建築の物件より静かなはずです。事務所での実験ではかなりの性能向上がありました。
  実棟での測定が楽しみなところです。

 大学との共同研究対象。

ホームオーナーさんのご協力をいただきセンサーを60カ所以上つけています。温湿度測定をさせていただき始めました。
このような研究成果が、次の髙橋建築の標準的な技術となっていきます。

気密性能

実は気密がとれすぎていて測定不能でした。

ですが、測定結果を出さなくてはなりません。とりあえずわざと穴を開けて測定可能な状態まで性能を下げ無理矢理測定となりました。

加圧法で0.16 減圧法で0.12です。

私が望んでいること

家は何十年も住むものです。さらに100年200年と長持ちさせ住み継いでいくことが重要と考えます。

地球環境のためにも今までの建てては壊す、スクラップアンドビルドではダメななのです。

壊れにくい家、壊されない家作りを目指さなくてはなりません。

そのためにも、今後の世の中の変化、性能の向上の先取りをした家づくりをすることがとても重要です。
今回、国土交通省から2050年に向けて目指した家づくりの案が出されました。まさに髙橋建築が作っている家が2050年の目標の家。

30年後でも通用する家だと言うことが証明されました。

30年後なんてあっという間です。
そのときに、時代遅れの家になるのか?そのときの標準になるのか?
周りに性能の良い家が建ち始めたときに立て直したくなってしまうなんて気の毒ですしとても無駄なことです。

建て替えたくならない家づくりをしていきたいです。高性能で愛着のわく家。住み心地がよく安らぎのある家。
これからも勉強してしていきます。
当社の家づくりに共感してくれる方。一緒に家づくりをしてみませんか?

今回のお客様はそんな髙橋建築の家づくりを理解して実戦してくれたかたなのです。

本当にありがとうございました。

換気・空気

最近のお客様のご要望で多いのが洗濯干し室。

ランドリールームと言ったり、ユーティリティーと言ったりもしますね。

様々な言い方はあると思いますが洗濯物を干すスペースです。

間取りの打合せをしていると洗濯動線や、洗濯干しの位置や大きさにこだわる人がとても多いと感じます。

アパート住まいではリビングに洗濯物?

洗濯室、洗濯動線にこだわるのはアパート住まいで特に小さなお子さんがいる若い方にとても多いですね。
どうしてそこまでこだわるのか推測してみました。
小さなアパートで子育てしながら家事をして大変だったり、アパートは狭いので洗濯物がリビングに常につるされていて とても困っているのでしょうね。

洗濯物がつるされたお部屋でご飯を食べたり子育てしたり、くつろいだり。
そういう経験からとても洗濯物干しのお部屋を重視されるのだと思います。

洗濯物を遠ざけたい。煩わしい。そう思っているのでしょうね。

乾燥機が主流になってきている?

欧米では洗濯物を干すのは限られたお洋服だけとなってきているという話も聞きました。
多くの方が乾燥機を上手に利用されているみたいです。
日本でも増えてきているみたいです。
洗濯物は基本的にすべて乾燥機という人も多くなってきました。
しかし、日本ではまだまだ、洗濯物は乾燥機で乾かしたくない。きちんとつるして乾かすのが主婦の仕事。日光に当てて消毒しないと。
様々な理由でなかなか乾燥機を使うのが進まないようですね。
食器洗い機以上に家事負担が減ると思うのですがどうなのでしょう?

そういう秩父の私の家では、妻は割と乾燥機を使わずにやはりほすタイプです。洗濯して干して、たたんで。何も考えなくて作業しているのが気持ちいいと言っております。そういう考え方もありますね。ですからわざわざ2階まで持っていってきちんと干してます。「一回行くだけじゃ無い。」そう言ってますが、取り込みもありますから2階ですね。(笑)
飯能の方のおうちでは100%乾燥機という感じです。
男の子、3人で住んでいたのですから、当たり前と言えば当たり前です。

でも実際には洗濯物を干したり取り込んだりを考えると
家事負担を減らすためだったら乾燥機が近道ですね。

乾燥機のコスト

私は乾燥機の電気代を長年計ってきてました。

結果をお話しすると安いモデルの乾燥機で50円 ヒートポンプ式で25円くらいでした。もちろんメーカーや洗濯物の量によりますので参考程度にしてください。ちょっと古い機械なので最近のはもっと良いでしょうね。

いかがでしょうか?
割とかかるな?と思った方もいらっしゃるでしょうし、共働きで子育てまでして日々大忙しの方には「エッツそんなもの?」と思った方も多いと思います。

私も最初は測定ミスかと思いました。あんなに長い時間動きっぱなしで、暖かくなっているのに。すごい技術ですね。

ひと月1000円かかったとして1年だと1.2万円くらいですね。こう考えると毎日,365日頑張る。と言う方もいらっしゃるかもしれません。
もう洗濯干しやめよう!なんて方もいらっしゃるかもしれません。


一番良い場所が!

ここからが本題です。

普段の生活を営むのに 炊事、掃除、洗濯等の家事や、子育てや疲れをとったり
癒やしなど 家に求められる機能はたくさんありますね。

洗濯物も大切な生活の一部ではあります。

しかし、洗濯干しを重視するあまりとんでもない間取りが増えている気がするのです。

洗濯干し室がおうちの一番良い場所を占拠したりして。(笑)

洗濯干しをするためのおうちですか?

そう言いたくなることもあります。

日当たりの良い、眺望の良い、庭とのつながりがあるそんな良いところが洗濯干し場。そしてリビングはかろうじて日の当たる場所。

人より、洗濯物!

それならリビングに干せば! 人にも良いと思います。洗濯物と人で時間やシーンに応じて空間をシェアすれば。(笑)

日中人がいないなら洗濯物優先で良いじゃない。そんな声も聞こえそうです。

洗濯動線を確保するために他がめちゃくちゃ。

洗濯機がある脱衣室から南側にある洗濯干し場まで最短でまっすぐな動線を作りたい。
そのために他が犠牲に。
収納が少なくなったり。他の動線がめちゃくちゃになったり。
洗濯動線をつくる為に何歩か余計歩けば良いのでは?普通の住宅レベルでそれほど移動量変わりませんよ。洗濯機も全自動なので昔みたいに行ったり来たりしなくて大丈夫ですよね。一日に10回も20回も行ったり来たりするわけではないですね。

他に重要な動線無いですか?
収納は少なくなって良いですか?
見た目は?

洗濯室も坪数増えてますよ。

お金のことをあまり言いたくはないですけど洗濯干しスペースだって面積が必要ですね。子育て世代には一坪じゃ狭すぎるし、2坪あれば良いなぁ。そんな感じでしょうか?

一体洗濯干し室にいくらかかっているのかな?他のスペースをうまく使えないのかな?
廊下の一角とか、吹抜の端とか、寝室も良いと思うし。

その分リビングが広くなった方が生活が豊かになりそうな気もするけどなぁ。空間も素敵になるし。

洗濯以外の住宅の役割は?

洗濯室を重要視するあまり、リビングが狭くなったり、くつろぎ感の無い間取りになったり。
洗濯以外の住宅の役割はおろそかになってしまいますね。
こうすれば使いやすそうなのに。雰囲気良いのに。子供と楽しく過ごせるのに。庭とうまくつながって広がりのある空間が作れるのに。
LDKのそれぞれの居場所ができて、
家族のつながりができて、
空間が豊かになって、
そんなことより洗濯ほし室なのかな?

まあ大切なことなんだろうけど

暖かい家の洗濯干し場を考えよう

今まで何百件も家をつくり温度の実測をしている住宅も数十軒有ります。

実測をお願いしている当社のホームオーナーさんに洗濯干しの実態をお聞きしたことがあります。

そこで解ったことは、リビングとつながりが良い空間ならどこでも良く乾くと言うこと。

高断熱住宅の特徴でしょう。
24時間換気もあるし、温湿度もコントロールされているし。

アンケート結果では 夜洗濯して干してしまう人が多いのにとても驚きました。
共働きが多いからなのでしょう。
本当に大変ですね。お疲れ様。
21時,22時頃に干す人が多いみたいです。

リビングの一部や吹抜、それに面した廊下や洗濯干しコーナーに干している人は翌朝にはほぼ乾いてしまう見たいです。スウェットのような厚手のものはもう少し時間がかかるとの意見も。

でも結構早く良く乾くとのことです。ですから匂いなども気にならないようです。

逆に小さなお部屋。 小さな洗濯干し室、洗濯干しができる大きめな脱衣室などに干す人はなかなか乾かないとのこと。
そういう場所にも積極的に空気の流れを作るように設計時に計画をしますが、それでも風量が足りないみたいですね。
大風量を送り込むとかの工夫が必要みたいです。
余分なFANなど付けあまり設備に頼りたく無いですけど。どうせ壊れますから。

やはり広いリビングに面していてリビングの空気とごちゃ混ぜにできることが重要のようです。

そうはいってもお客さんの意見が重視

私はできるだけくつろぎの邪魔にならずに見えにくく それでいてリビングと空間のつながりがあるところに洗濯干し場を作りたいと思っています。

それか、隅の方なら洗濯物があっても良いじゃない。
そう考えます。

適度な動線は考慮しますが、洗濯物のためのおうちはもったいないと思ってしまいます。

でもお客さんの要望が最優先。
一度は説明しますがこれ以上言っても変わらないな。と判断するとすんなり引き下がります。
自分でも住みたくなる家の設計を心がけていますが、私が住むわけではなくお客さんが住む家ですからやむを得ないですね。

私には解らない、すごく重要な要素があるのかもしれません。

責任持ってアドバイスしろと言われそうですが、生活の仕方はそれぞれですから、その当たりに一級建築士のプライドはありません。(笑)

ちょっと残念に思っているだけです。

皆さんも、洗濯干し室について考えてみてください。
私も完全否定しているのではないのです。
実際私の家にもあって便利に使っていますから。(位置は吹抜隣の2階ホールです)
もうちょっと工夫して見たら?
優先順位はそれでいいですか?

それが言いたかったのです。

良い間取りになるように家づくり頑張ってくださいね。

換気・空気,断熱・気密

高断熱住宅では、室温が高く維持されますし、きちんと換気も行われますので、相対湿度は下がり気味になってしまいます。
乾燥対策をきちんとしないと、室内の乾燥は抑えられません。

このおうちは少し乾きすぎていますね。

そこでお金をかけずにできる乾燥対策を書き留めておきます。

基本は、余分な換気をしない。

室内で湿気の発生源を作ると言うことです。

キッチンの換気扇を多用する家は湿度が低くなりがち。少なめにする。
湿度を上げるには観葉植物が効果的
入浴後は浴室の換気扇は使わずドアを開けておく
室内に洗濯物を干す
24h換気の風量を絞る
居住人数を増やす
水槽などを置くのも良さそうですね。

湿度改善対策として、皆さんすでにご存じで実践されているかたも多いと思いますがメモ代わりに書き留めておきますね。

試していただき、どのくらい改善できたかご報告をお待ちしております。