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髙橋建築

柱の引抜力1

耐久性・災害対策

自身の力は主に横から押し倒すようにかかると考えます。

そうすると耐力壁には回転しようとする力が働きますね。

回転する力は 柱で考えると 左側の柱が引き抜く力。

右側が押し込む力です。

柱が土台から引き抜けてしまうと大変ですね。
柱が土台にめり込んでしまっても大変です。

ですから柱が引き抜けないように金物を付けるのです。

出展:田中ホームページ

当社ではこのような金物を使っています。
ホールダウン金物です。

ボルトは基礎に埋め込まれます。基礎から出たアンカーボルトをホールダウン金物を使い柱に取り付けます。

ビスが多ければ多いほど頑丈にとりつきますね。

弱い壁は自信の力を大して受けられませんから、引き抜く力はそれほどありません。
強い壁は大きい地震力を負担しますから、引き抜き緑芽とても大きくなると考えます。

強さに応じて使い分けます。
1kNはおよそ100kgの力ですから、一番右の35kNのホールダウン金物は3.5t(トン)の力で引き抜かれるのに耐えると言うことです。

すごいですね。

ちなみにめちゃくちゃ強い壁にするともっと強いかのものが必要になることがあります。
当社でも使うことがありますがこちらです。

出展:カネシンホームページ

すごいビスの数です。
大工さんも大変ですがとても大切です。
アンカーボルトも強いものにして、基礎から引き抜けないように基礎にも深く埋め込みます。

出展:カネシン

きちんと専用のものがありますから、普通の汎用のものを使うのではダメです。
対応のものが使われているか、検査員も見抜けない出しょうけど、ズルはダメです。
値段が何倍もしますけどこれ使ってくださいね。

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
髙橋慎吾

Posted by 髙橋 慎吾