あってはならない工務店の倒産 安心の家造りするために
建築業界が不景気で倒産が多くなっているようです。
最近、私が知っている工務店も倒産?廃業?しました。
とても真面目な社長さんで一生懸命努力されておりましたが上手くいかなかったようです。
過去には大手でも倒産していますから本当に注意してくださいね。
YOUTUBEにこんな投稿がされていました。
https://youtu.be/6g7Xm0kkjPs?si=MdxSUWNFM40LiyjV
【工務店倒産】損害額1000万円以上/未完成の家でルームツアーをしながら事の経緯をお話します。悲惨すぎる【音声あり】【注文住宅】
このかたは、すでに2140万円振り込んでいたそうです。
現在の出来高が1000万円分しか出来ていない。
この時点で1140万円分が消えてしまったとのことです。
引き継いでくれる工務店が見つかったようですから、今後かかるお金を払えば完成はさせられると思いますが、1140万円分はまた払わなくてはならないですね。
支払いは 頭金(契約金) 中間金 最終金と3回に別けて支払うことが多いと思います。
4回のところもありますね。
ここで持ち逃げされないために良い方法があります。
ハウスメーカー工務店にお金を支払うときに、工事の出来高以上に支払わないようにすると、持ち逃げされることがなくなります。
かかっているお金以上には払わないことです。
経営状態の悪い住宅会社は、資金ぐりが悪いですからお客さんから早く早くとお金の支払いを催促して貰おうとします。
あまり催促する住宅会社は「?」と思いましょう。
そして支払う額です。
それまでにかかった額に見合う金額以上には払わないことです。
当社の事例でお話ししましょう。
まずは初回面談、仮見積もり 設計契約
当社ではお客さまと面談し、お客さまのご要望の間取りで見積をします。
そしてだいたいの内容と価格を把握していただきます。
それで当社を選んでいただけるということであれば、本格的な打合せに入るための設計申し込み契約をしていただきます。
ここで設計申し込み契約をしていただくと10万円の申込金をいただきます。
見積用の図面作成、そして詳細な見積をしています。お客さまとの打合せなどの経費もありますのでこれくらいはかかっています。
ここで申し込みをしなければお客さまは払う必要が無いのでお客さまは0円ですみます。
ノーリスクです。
注意:ここで他の住宅会社は本契約を要求してきますので注意してください。
途中で断ると多額の違約金がかかります。
打ち合わせしているとその住宅会社の建物の内容の悪さに気が付くことがあります。
良い会社を見つけることもあります。
違う建築会社に換えたいと思っても基本的にはできません。
断って当社に乗り換えてくれたひとが何人かおりますが、100万から300万くらいの違約金を支払われているようです。(当社で直接聞いた話。もっと高額もあると聞いたこともあります。)
まだ図面をほとんど書いてもいないのに200万とられたとか500万位要求さ皆さんが知っている超大手です。皆さんが知っている超大手です。複数ですので大手はどこでもだと思います。
注意:見積は詳細なものを見せて貰いましょう。
内容により後で多額な追加費用がかかります。
入っているもの、入っていないものを把握します。
そして追加が出そうなものは最初に金額を確認しておきましょう。多くの住宅会社が契約後は追加費用を高く設定しています。
サッシを増やしたら?コンセントを増やしたら?
床を無垢にしたら?
アクセントクロスは?
キッチンなど設備を変更したら?
ちょっとした変更でとても高額を請求してくる住宅会社があります。変更を儲けしろにしているのです。
図面打合せ 本契約
ここから敷地の調査や、本格的な打合せです。
細かく打ち合わせし、お客さまのご要望の間取りデザインの図面をつくっていきます。
そして、詳細な見積をつくります。
打合せ、見積確認を何度か繰り返し納得出来たら本契約です。
当社ではここで断ることもできます。
その場合はこれまでかかった打合せ経費、図面作成費、調査経費などをいただきます。
普通の住宅で初期の段階なら10万円程度。かなり進んだ段階でも100万円になることは無いと思います。
打合せの量で決まりますからすごい大きなプロジェクトで打合せの数が多いと高額になる場合もありますね。
それまで打ち合わせした図面や見積などありますから、ここでもお客さまに損はありません。
安心ですね。
注意:工事が始まっていないのに多額の中間金を要求する住宅会社があります。
ハウスメーカーでも多いです。逃げられないようにするためです。
先にお金払うのはちょっとこわいですね。
建築確認申請 着工 耐震工事→中間金
契約ができたら、本格的な図面作成です。
審査期間や役所にチェックして貰います。
各種図面や 構造計算 外皮計算をします。
役所チェックが終わるまで約2ヶ月。
そして基礎工事
上棟
屋根工事
耐震工事
外断熱工事
サッシ取付と進んでいきます。
そして第三者機関のチェックです。

ここまででおよそ3分の1から半分の工事が終わります。
当社ではここで総工費の3分の1をお支払いいただきます。
3分の1以上の工事が済んでいますからお客さまに全く損はないわけです。
注意:工事の出来高以上のお金は払わないようにしましょう。
ここで高額を要求してくる住宅会社は経営内容が悪いと考えられます。
木工事、内外装工事 完成→最終金
そして 様々な工事が進んでいき完成します。
完成したら建物のチェックをして不具合などがある場合は補修をしていただき、引き渡しを受けると同時に最終金の支払いをします。
当社の場合は途中で変更された工事などもできるだけ安くするために精算が遅れる場合もあります。
その場合は契約金額をお支払いいただき住んでいただいたあとで差額を精算していただく場合もあります。
そうすることで完成と同時に早く住むことができます。完成してから様々な手続きが済まないと住めないという状態が続くともったいないですね。完成しているのに1ヶ月以上待たされるという話も良く聞きますね。
注意:工事途中での変更は金額の注意が必要です。高額を請求される場合があります。
当社では契約時と同じ割引率で精算します。(資材の値上げが無い場合)
施主支給品の取扱も注意してください。持込取扱量がかかるか?持ち込んだことで不要になった商品の分は減額してもらえるのか?取り付け費はいくらなのか?
まとめ
このように、工務店で持ちだしている費用以上にお金を支払わなければ損はしません。
前もって高額なお金を請求してくる会社は気をつけましょう。
資金繰りが悪い可能性があります。
当社では基本的にかかった費用で請求 精算します。
とても安心ですね。
できるだけお客さまに安心して家づくりを楽しんでいただくために、頑張っています。
この安定した資金繰りができるのも、これまでのお客さまに恵まれたり、きちんと工事を行ってきたからだと思います。
今後もこの安心、信頼の経営が続けられるように努力していきます。
追伸
私たちもお客さまを警戒しています。
悪意のあるお客さまに引っかからないように考えています。またカスタマーハラスメントも警戒しています。
メンテナンスも重要です。会社を守れないと今まで当社で建築していただいたお客さまにご迷惑をかけることになります。
信頼関係が築けない契約は行いません。当社の努力が解っていただけて、良い家を作りたいとお互いに思えるような人と家づくりをしたいと考えています。