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髙橋建築

断熱・気密,日記・想い

一般の方から、断熱性はどこを目指すべきか質問があります。

これを言い切るにはいろいろな視点からの判断で異なると思いますので大変なことです。

断熱量は多い方が良いのか?

まずはコストなどのことを考えず、断熱量は多い方が良いのか?
という問題です。

多ければ多いほど、外と中の温度の出入りを遮断します。熱の損失が少なくなると言うことです。
単純に冬の暖房が少なくて済みます。
場合によっては秩父パッシブハウスのように冬場に全く暖房がいらない。エアコンもストーブもこたつもいらない家をつくることもできます。
省エネで光熱費もとても安くなります。

こう考えると断熱はたくさんした方が良いと言うことになります。

歴史的な背景から今後の断熱量の変化。

時代の流れとともに断熱量も変化してきています。
どんどん多くなる傾向にあります。

これは、ほかのことでもそうですね。地代に応じて変化していくのです。進化していきます。

たとえがふさわしいか解りませんが、情報を伝えるのに のろし→ラジオ→テレビ→インターネットと変わってきました。
今更 のろしには戻れません。でもラジオ等もまだたくさん利用されています。情報量は少なくてもシーンによってはラジオの方が良い場合もありますね。

断熱量も 新省エネ基準ができ 平成11年には次世代省エネ基準 25年、28年基準、と少しづつ進化してきました。
その流れをより強化したHEAT20のG1、G2というのも提唱され,広く普及し始めています。昨年にはG3も発表されました。
国際的には パッシブハウス基準もあります。

現在つくられている断熱等級4は 平成11年基準とほぼ同等です。
なんと20年前のレベルです。
平成11年当時、そんなに断熱するのはお金の無駄と言って、新省エネ基準レベルでほとんどの家が作れていました。

ですが,世の中は進化し現在ではG1が当たり前。G2で家をつくる人もいます。

10年、20年前にきちんと新しい技術を取り込み 次世代省エネ基準で建てた方は、ずっと温かい家に住めましたし今建てられてているほかの家とさほど変わらないので建て替えを考えるほどでは無いと思います。

しかし、わずか20年しかたたないのに、そのときに古い技術で建ててしまった方は、もう建て替えたくなってしまいます。
実際に当社のお客様でも20年で建て替えしたいと言う方がおります。

いま、ギリギリの基準で建てると、10年後、20年後には古びた仕様となり建て替えたくなってしまう恐れがあるのです。
家は、自動車やスマホのように買い換えできませんから、せめて20年くらい先を見込んで考えた方が良いのでは無いでしょうか?

今はこれで十分と感じても、すぐに不満が出てしまう恐れがあります。
そういう観点から考えると 最低G2 できればG3 パッシブハウスとした方が良いと思います。

エネルギーの観点から

断熱すればするほど、省エネになり,ランニングコストは減ります。
どのくらい減るのでしょうか?

これは HEAT20のグラフを見るとわかりやすいので、それを見ながら説明します。 一番多い6地域のグラフで説明します。HEAT20のホームページからの抜粋となります。

http://www.heat20.jp/members/data/2019/18-3_suzuki_sunagawa_nonaka.pdf
秩父地域の方はこれよりももっとエネルギーを使いますので注意してください。

青いラインが 戸建て住宅 赤いラインが集合住宅です。
戸建ての青いラインで説明します。

断熱された暖かいおうちにすると皆さん家中を暖かくすると思います。
リビング階段や吹き抜けをつくることも多くなりますね。
そうすると家中暖房するようなかんじになります。

それまでは、LDKしか暖房していなかったり、子供部屋や寝室などを暖房するレベルで廊下やトイレなどは暖房せず寒いままでした。

それが断熱されたおうちでは家全体を温めるようになるのですから、少々の断熱では暖房費が増えてしまうのです。

グラフを見てみましょう。
基準はUA=0.87 断熱等級4 約平成11年に作られた基準のおうちを、今まで通り LDK 寝室などを人がいる時だけ暖房した時です。
そのときのエネルギーを基準に0%とします。


人がいるお部屋を 人がいる時だけ暖房する という設定です。
ほかの部屋は寒いですし、お部屋に入って暖房が効くまでは寒いです。
さらに熱損失は大きいですから、輻射面温度は低くあまり快適な環境とはいえません。しかし人がいるお部屋だけは目標温度に達します。

その基準で建てられた家を全館暖房したら。暖房費が2.5倍

そのレベルのおうちを、あまり寒くないように全館暖房したらどうなるでしょう。吹き抜けがあったりリビング階段だったりするとこの条件に近くなりますね。

このグラフが表すように 現在の最高等級である等級4の断熱をしたとしてもおうちの中全体に暖かくすると、140%位。
なんと 暖房エネルギーは2.5倍くらいに増えてしまうのです。
恐ろしいですね。

暖かく快適な家をつくったつもりが、暖かくするには今までの倍以上もエネルギーを使ってしまう。

このレベルの家では、リビング階段はつくらない方がよさそうですね。
しかし、まだ多くの家がこのレベルです。
ハウスメーカーの営業マンは「断熱最高等級の家ですから省エネで暖かい家ですよ。」と説明するでしょう。

G1グレードで断熱したら5割増し。

そして次は G1グレード。省エネ基準レベルのおうちにちょっとガラスでも良くすれば到達できるレベルです。

1.5倍くらいのエネルギーを投入すれば 全館連続暖房も可能です。
ハウスメーカーのレベルがこのレベルですね。
まだまだ、このレベルではエネルギーを使いますから、このレベルで建てた人はもったいなくて全館連続運転にできずに、寒いのを我慢しながら住む人も多いようです。

せっかく造ったおうちなのに快適な生活が送れないのはかわいそうですね。
10年後、20年後には大半の人が建て替えたくなってしまうのでは無いでしょうか?

G2グレードで断熱したら。ほぼ同じ

次にG2グレードレベルにしてみましょう。私が考える最低レベルです。

このグラフを見て解る通り、全館連続暖房をしてもエネルギーの増加は1割以内に抑えられます。
光熱費はさほど気にせず、家中どこでも暖かいというのを体験できるわけです。

G2レベルまでしてやっとこれが実現できます。私が最低G2と言っているのはこの理由もあるのです。

いよいよG3 ほぼ半分の燃費

おすすめレベルのG3です。

やく40%削減できます。大体半分ですね。

ここまで下がると、エネルギーが減った。とても省エネだと大きく実感できるでしょう。

ということは、全館連続暖房をする限り、G3に近い性能にしないと エネルギー、ランニングコストは減ったと実感できないことになります。

我慢しながら冷暖房をしないとさほど省エネにならないと言うことです。

ですから HEAT20では G3を提唱し始めたのでしょう。

G2を超えてG3に近づくほど、体感性能は変わります。
この辺は実際に住んでみたりつくったことのある人で無いと解りません。
つくれなければ、知らないほうが幸せかもしれませんね。

G2,G3の性能は?

HEAT20のホームページから抜粋したHEAT20の性能表です。

UA値
1、2,3地域で0.20
4,5地域で0.23
6、7地域で0.26
となります。

当社のある秩父地域は4,5地域なので0.23ですね。
これは当社でもかなり大変です。

断熱を補う方法 いろいろあります。

コストの問題もあります。家の大きさや,形などでそこまでUA値が上げられないこともありますね。

暖かさや省エネ性は断熱だけでは決まらないので、ほかの要因も重要です。

ほかの要因をきちんと考えれば、断熱量は少なくすることができるともいえます。

大きな要因の一つに日射があります。
太陽の熱は無料ですし、とても膨大です。

きちんと太陽熱を取得しその熱がため込めれば良いのです。その分断熱は少なくて済みますね。

家の形や間取りも重要です。
UA値はあくまでも壁や床、屋根や窓などの断熱量の平均値です。
この数字が良くても、おうちがでこぼこしていて壁の量がとても多かったりするのではダメですね。
その反対に、とてもシンプルにつくられた、外に面する面積が少ないおうちは有利となります。
間取りによっては室内の空気が大きな対流が起きてしまう場合もあります。そういった場合には、大きく熱が拡散し余分にエネルギーを使ってしまう場合もありますから注意してください。

換気システムで熱を回収する方法もあります。健康に住まうには、24時間換気が必須です。
換気をすると言うことは室内の熱を捨てていることと同じです。
その熱を回収できればその分暖かくなりますから、断熱は少なくてすみますね。

まとめ

ほかにも理由はありますが、私が現時点でおすすめできる断熱性能は最低G2、できればG3ということになります。

おまけ

気密性能に関しては 換気の仕組みなどで違いますが私は最低 C=0.5以下
目標0.3くらいにしたいです。
現状大半が0.1台ですが。

お知らせ,日記・想い

住宅造りでとても勉強が必要なのはみなさんにお話ししましたね。

住宅の営業マンは家を売るのが仕事で,良い家を造るのが仕事では無い。というお話しでした。売るためには嘘もつきますし,適当なことをたくさん言う人も多いようです。

レベルが低い、売るために人をだます営業マンから 自分の身を守るには、お客様自身が知識を付け、相手のレベルを見極めレベルの低いメーカーさんはすぐに断ることが必要です。

youtubeで勉強 正しい情報もあります。

動画はわかりやすいですね。一般の方にはまずはyoutube等の動画で勉強し、その後本、セミナーなどの勉強と進んでいくと思います。
インターネット youtubeも嘘の情報や配信者の都合の良い情報もあるため注意が必要です。

そのため今まではちょっとyoutubeの勉強をおすすめしませんでしたが 最近は以前ご紹介した、松尾さんの動画のように内容がしっかりしたものもありますのそのような正しい内容のもので勉強できると良いですね。

コメント 質問欄も見ると良い

同じように家づくりをしている人たちがあげているコメント欄をみるのもいいですね。

レベルの高い質問からあまり参考にならない質問までありますが、勉強になるものもたくさんあります。

松尾さんも時間の許す限りお答えになっていますが、さすがに質問が多すぎて困っているみたいですね。

補足説明始めます。

私もyoutubeで動画を配信すれば良いのですが、時間もとれませんので、youtubeにあげられた人気がある動画の、補足説明をしようと思います。

説明仕切れていないところの補足説明や、コメント欄の一般の方の質問への回答、また間違いの訂正、違った考え方など載せていきます。

新しい試みです。

客観的にプロの目で情報を精査

youtuberの都合の良い情報にだまされないように、第三者のプロの目で情報を精査します。

決して揚げ足をとるのが目的では無く、違った考え方や、違うソリューション、さらに進んだ考え方などをお伝えします。

次回ブログから時間がとれる時に

こちらで選んだ補足説明 解説から始めますが みなさんから、補足説明してもらい動画がありましたらメールください。

日記・想い

焼き肉屋さんこだわり!

美味しい焼き肉を食べたい!

おすすめの焼き肉屋さんは 和銅バーベキューセンターさん。

店主のこだわりがすごいのです。

「美味しいお肉を安く腹一杯食べてもう。」

その信念が感じられます。

当社も普段から 「将来ずっと高性能で住み心地が良い家を安く提供したい。」

と思っているので、ここの店主とは気が合います。

いくら安くても 美味しくないものはダメ!

精一杯美味しいものを安く提供していければ。お客さんに喜んでもらえれば。

そんな考えの店主です。

現在でもお店は営業していますが、コロナの影響でお客様は激減してしまったようです。

消毒や、衛生に気をつけて営業されております。広い店舗なので、ほとんど密接、密集などありません。もちろん焼き肉屋さんなので、換気は十分すぎるほど。密閉もありません。

どのようなルートでどのようにお肉を吟味しているかは、企業秘密かもしれませんが、とても美味しくてボリューミーで大満足なのは確かです。

炭火で網焼きというのが、お肉の味をさらに引き立てるのでしょう。
私は住宅馬鹿で料理についてはほとんど知りませんが、炭の遠赤外線が良いのでしょうね。

熱の三要素のうちの輻射熱でしょうか?

住宅の住み心地も輻射熱で決まりますから。

お店で味わう美味しい焼き肉をお手軽におうちで。

美味しいお肉が食べたい!!

そんな要望に店主が応えてくれました。

「テイクアウト焼き肉」

そのアイディアすごいですね。

でも、本当にお店の味が再現できるの?
疑問がわきます。

テイクアウト焼き肉、早速お試し!!

和銅バーベキューセンターさんお電話して(実際には私はラインで連絡)

焼き肉セットを受け取りに行きます。

今回は6人分。

本来の1セット2人前はの内容はこんな感じです。

ペール缶の中に あらかじめ炭が仕掛けられていて説明書が一番上に載っていました。
大きなお皿が三枚 取り皿、お箸、お手拭きが2組
網とトグル、チャッカマンです。
さらに最後のゴミ片付け用のビニル袋もあります。七輪返品時にゴミまで処分してくれるとのことです。
店主のこの気配りがすごいですね。
私も見習わなくちゃ。

忘れてならないのがお肉。!!銀色の保冷袋に入れてあります。

 美味しいお肉とご対面! お店と変わらないのか?

真空パックに生のお肉と野菜、手作りウインナーが入ってます。この辺にもこだわりが感じられます。

安易に凍らせてしまわず、真空パックまでしてしまうとは!!

タレは辛口と甘口が付いてます。

付属のお皿に盛り付けてみた!

これがほんとに2人前?
量がやばいです。
大満足間違いなし

美味しいお肉を厚切り!!

お肉の種類は カシラ、シロ、タン、ハツ、トントロ

よだれが出始めた。(ごめんなさい)

さあ!食べるぞ!その前に炭に着火

慌ててはダメです。

炭はきれいにセットしてあります。

着火しやすいように下に着火しやすい炭、上に普通の炭です。
これが着火しやすい炭です。

下に入っているこの炭めがけてチャッカマンで20秒 一点集中で狙います。

最初は煙が出ますが だんだん落ち着きます!

火力が上がるまで約20分!! この待ち時間が さらに 食欲を高めます。!!

火力が上がった!さあ食べるぞ! バトル開始!

お兄ちゃんが焼く係? 弟が食べる係!

お店の味!! 本当に美味しい!!

素晴らしい!! 手間いらずで美味しい焼き肉!!

みなさんも是非試してみて。!!

電話 24-0250 和銅バーベキューセンター

日記・想い

良い家を造りましょう。

せっかく造るのですから住み心地が良く、健康で楽しく生活できる家にしたいですね。

お友達にも自慢できる素敵なおうちを造りたいですね。

そして本当に重要なのは、長持ちをする家を造ることです。

家づくりには大金がかかります。
2度、3度造れるのなら良いですが、普通の方には1度造るのが精一杯ですね。

やり直しはきかないのです。

勉強が大切

みなさん家づくりをするのに情報を集めて、いろいろ楽しみながら間取りの検討や性能の検討をしていると思います。

ハウスメーカーの住宅展示場に行っていろいろお話を聞いたりもしますね。

本や、雑誌、インターネットなどから情報を集めたり勉強したりもできます。

たくさん勉強して良い家が建てられるようにがんばりましょう。

その情報は正しいのか?

勉強していて問題なのはその情報が正しいのか?ということです。

例えば雑誌。
ほとんどの情報が割と正しいのですが、編集者さんが理解仕切れて無くて肝心なところで間違っている情報も多いようです。
 レベルを一般の普通の人に合わせすぎて 普通に建てられているおうちレベルで話が進んでいきます。本当に高性能な高いレベルの話は間違えているところも多いですね。
建築会社の紹介の安い本は建築会社が広告費を払って作っている雑誌ですから内容は二の次。

インターネット
ブログや、YouTubeも注意が必要です。
特にお客様が書いたものは、ハウスメーカーに書かされているものなどもあったりしてハウスメーカーに都合の良い内容になっているものもあります。
そうで無くても、少ない知識での思い込みなどで書かれていたり、自分の家の一部分を自慢するだけの特別なケースの事例なども多いようです。
プロが発信する情報でも、工務店の売りを宣伝するための偏った内容であったり、閲覧数を増やすための内容で極端なキャッチコピーで話を展開したり、ひどいものもあります。
その中で、役に立つ情報をきちんと見分けるのも大変です。
また、レベルの高い人たちの間で議論されている内容から比べると、まだまだ時代遅れの内容でとどまっているものも多いです。
見やすくて楽しいですが時間の無駄になるかもしれません。


住宅造りに関する本もたくさん出ています。
内容のレベルも様々です。
やはり、ハウスメーカー、工務店の宣伝のために書かれた本や、ジャーナリストが自分の知名度アップのために出版した本などもあります。
比較的きちんとしているのが、プロ向けの技術情報誌などで、プロのために連載されたものをまとめ直して出版した本です。内容もしっかりしていて間違っている内容はとても少ないです。基礎知識が無いと読みにくいかもしれません。最先端に近い内容が書かれています。

セミナー
ハウスメーカーや工務店が主催するセミナーは 都合の良い偏った内容になりがちなのは言うまでもありません。
国の機関などがやるセミナーは若干レベルが低い場合も多いです。
おすすめは、高性能な住宅作りを目指している団体などが行っている、プロ向けのセミナー。参加が可能なものもあります。
ハイレベルになればなるほどハイレベルな設計士さんや工務店が集まっていますから良い情報に出会える可能性も高いです。
ちょっと敷居が高いかもしれませんが勇気と時間があれば是非おすすめです。上級者向けですね。

勉強するしか自分の身を守れない

現代は情報がたくさんあります。良い、ためになる情報もありますが、どうでも良い情報や間違えている情報もとてもおおいのが実情です。
いや、どうでも良い情報であふれかえっていると言っても過言では無いです。
時間の無駄になるかもしれません。

住宅会社も自分のところの家を売りたくて、お施主さんをだまします。
自分のところが一番良いと思い込ませるのです。

だまされないようにするには、自分で知識を付けるしかありません。

きちんと勉強をするしか自分の身を守る方法はないのです。

大半の建築業者が、家を売ることだけに熱心で、良い家を造ることはおろそかにしている現実を解ってください。

そしてそれを見極められる目を養ってください。

みなさんにお勧め情報

私も職業柄、建築に関するネットなどの情報をたまには見ています。

見るに値しない適当なものがほとんどといえる中、きちんとした情報が発信され始めました。

松尾さんのyoutubeです。

https://www.youtube.com/channel/UCMzddq7FBK8DiP9-KPzhj9Q

普段は工務店や設計士さんなどに技術指導なども行っていてとても忙しいかたなのですが コロナの影響で時間がとれたということで動画を作り始めました。

私も昔からの知り合いで、情報交換をさせていただいておりますが、理論立ててきちんと整理できるところがすごいと尊敬しています。話を聞いているととても勉強になりすっきりすることが多いです。

住宅建築に関する知識が半端ない人です。

パッシブハウスジャパンの理事を 森みわさん 竹内さんと 務められております。(私は相談役)

このyoutubeの内容はプロも意識して造られているため、いきなりレベルの高い専門用語なども出てきますが、何度も聞いていると理解できてくると思います。
松尾さんは一般向けのつもりらしいですがプロも勉強になり話題です。
プロの方から松尾さんの内容について私のところに質問が来たりもしています。
すごい影響力です。

まだ始まったばかりですが、松尾さんの知識レベルだとネタ切れするには相当時間がかかると思いますし、どんどんレベルが高い内容になっていく可能性もありますので早めに聞き始めて知識レベルを高めていくのがおすすめです。

情報に惑わされない。情報を見極める。そして見つけ出す。

最後に重要なのは情報に惑わされないと言うことです。

自分の思い込みで 考えた家が 残念な家になってしまう人も多いようです。
良い部分だけまねした薄っぺらな住宅だったり、肝心なことを見落とした住宅だったりしてしまうかもしれません。

個人で専門知識をすべて網羅することはできませんから、結局プロの力を借りることになります。
そして、信用して頼んだ ハウスメーカーや設計士さんがあまりレベルが高くなく失敗してしまうかもしれません。

結局は、きちんと勉強している専門家に出会えることが一番の良い家を造る近道です。

情報をきちんと選り分けて勉強して身を守ると言うことは、レベルの高い専門家をうまく見つけ出し出会うと言うことかもしれません。レベルの違いを見極められる知識を付けることなのです。

みなさん 良い建築業者、設計士さんと出会え良い家ができると良いですね。

日記・想い

自宅を一生懸命設計しても 住み始めてから気がつくこともあります。きちんと勉強して家づくりをしましょう。

家づくりには勉強が必要

 住宅建築は一生に一度の方が多いですから、経験を積んで見落としを少なく作るというのは難しいですね。住宅を建てようと思ってから勉強する期間も長くても2年程度。多くの人は計画から図面の完成まで3ヶ月、半年くらいしかかけられなかったという人も多いでしょう。それではとても短いですね。断片的な知識しか身につきません。
 我々、建築士は 何年も建物のことばかり朝から晩まで考えています。それでもまだまだ勉強が必要なのです。
 事実私も30年間住宅の設計をしていますが、10年前、20年前を見返すと、多くの見落としや考え違いもあり反省をしています。
 何年も、毎日勉強し実戦している私たちでさえそうですから、一般の方がわずか数ヶ月で、分かったつもりになって設計をすると言うことが、大変なのはおわかりになると思います。
 

ネットの間違った情報には気をつけよう

 現在ではインターネットの発達により様々な情報が簡単に手に入るようになってきました。
 情報の量は膨大です。その中から真実の情報を見極めていかなければなりません。
 インターネットの情報が正しいでしょうか?
 発信されている情報を我々プロが見ますと、とても間違っている情報もたくさんあります。
 もしそれが、最初に目に触れる情報で宍道湖尊になってしまったらとても危険と思える情報も存在します。
 きちんと建築の基礎を勉強して判断できるならよいですが、その間違った情報を元に家づくりをしてしまい大きな失敗をしてしまった人もいます。家づくりはやり直しか利かないですから、本当に注意したいですね。

自分で家づくりに本当に大切なことは何か?

 皆さん、家づくりを始めた動機は何でしょう。
 住む場所が手狭になったから?
 家が寒くてどうしようもないから?
 耐震性が気になるから?
 ・・・・・
 たくさんの思いがあるかと思います。
 しかし、一番根底にあるのは、「家族と豊かな幸せな時を過ごしたいから」ではないでしょうか?
 心地のよい空間で、暑くも寒くもなく、ゆったりとしたくつろぎの時間を過ごす。時には子供たちの賑やかな笑い声が聞こえ、時にはお友達を招き楽しくホームパーティ。夫婦でゆっくりと映画鑑賞。様々な豊かな時を過ごすことを夢見るでしょう。

 そういった、夢を形にしていくのが住宅の建築です。設計はとても楽しい時間ですね。

 しかし、その楽しい時間を楽しめない人もいます。
 現実的には 予算にも、スペースにも限りがあります。そのこととうまく向き合っていかなければならないのです。

 ネットに、たくさんお写真がアップされ、それを素敵だと感じうちもこうしたい。この写真のこれをまねしたい。こっちの写真のこれを取り入れたい。このおうちのようにしたい。一生に一度の家づくりですからすべての木に板よいところを取り入れたいのは分かります。しかしそれでは家はとても大きくなってしまいますし、ちぐはぐな感じにもなってしまいがちです。

 気に入ったすべてのことを取り入れるのは不可能です。自分の大切にしていることに一番近いことを重視して、諦められるところは諦めましょう。
 そうしないと、一番重視したいところにしわ寄せが来て中途半端なものになってしまいます。
 当社のお客様を見ていると、これもほしいあれもほしいという方が最終的には後での不満が多い気がします。あまりにも細々した要望を詰め込んだ間取りになりすぎ、狭苦しい建売住宅のような間取りになってしまい、空間的な豊かさを台無しにする傾向が多いような気がします。
 豊かなくつろぎの空間よりも玄関の外出着掛けのスペースが重要だったりする人もいます。ちょっと残念ですね。外出するのが便利にするために家づくりをしたのでしょうか?
 家事動線にこだわるあまりに間取りがガタガタになる人もいます。
 少しさみしい気がしますね。
 家事動線はとても大切なことですが家事の効率を上げるためだけにに家を作るのでしょうか?

ネットの写真に惑わされる

 打ち合わせをしているときに、判断に迷うと打ち合わせ中なのにネットの写真を検索し始める人がいます。
 ネットに上がっている写真はその人が自慢したい写真をきれいにとって自慢するためにあげています。それに付いているネットの記事もそうです。
 自分の家づくりを失敗したと言う人は少ないですね。
 間違えた考え方でもさもそれが一番正しいように書いてあります。その写真の情報は何個も選択筋がある中のほんの一つでしかありません。
 それが一番正しいのではないのです。
 その記事を書いた人はそれしかないようなことを書いていますが、ほとんどの場合素人さんが散っている範囲のことを、自分が一番正しいというように書いているだけです。
 それを信じ込んでしまってそれを実現するためにほかのことがボロボロになる人がいます。
 人それぞれその人に会った間取りがあります。一つのことにだまされて執着せずにほかのあった考え方がないかいろいろな選択筋を考えましょう。
 そのためには知識をつけることが必要ですし、実際のおうちをたくさん見ることが重要です。展示場は広さや豪華さなど、現実とかけ離れているので見てもあまり勉強にならないことがほとんどです。
 展示場の間取りをまねしようとしても無理矢理っぽいまどりになり素敵なおうちになりません。5000万円以上おうちにかけられる人なら参考になるかもしれませんね。



作った後の満足度調査

 リクルートの調査で建築後の自宅の満足度を調査した結果があります。
 その内容を記載します。
 家を作った後の満足度調査をひもとくことで少し見えて来ることもありそうです。

1 収納スペース
2 防音姓
3 駐車場スペース
4 断熱性
5 コンセントの位置や数
6 キッチンの広さ
7 風呂設備
8 部屋数
9 キッチンの設備
10 省エネ・創エネ

 以前からのアンケートでもそうでしたが 収納スペースはいつでも上位ですね。
 新しいきれいなおうちなのにものであふれてしまっては台無しですね。

 防音姓は、まさしくすんでからでないとわかりにくいですね。現在多く作れている住宅は、15mmから18mm位しかない窯業系サイディングの外壁に吹きつけウレタン、あるいはグラスウールの断熱材の構成が多いでしょうから、あまり防音姓は期待できませんね。外からの音が聞こえると言うことはおうちの中の会話なども外に漏れていると言うことですから怖いですね。

 上位にランクした駐車スペースは意外ですね。調査の地域が記載されていないので分かりませんが、住宅街なのでしょうね。

 4位の断熱性は 調査によってはより上位のことが多いです。この調査は新築後間もない方を対象にしているようなので、今までのおうちより暖かいのでそれほど意識されなかった結果だと思います。
 住み続ければ住み続けるほど、満足度に差が出てくるのがこの項目です。間取りや使い方によるところは皆さんすむにつれて住みこなしていくのでそれほど不満が多くはならないのですが、物理的に寒いということには 不満が積もり重なっていくようです。

 5位のコンセントの位置や数ですが これは計画段階で工務店側がお客さんに考える知識をいかにつけられるか?実際の現場でシミュレーションしながら打ち合わせできるかにかかっていると思います。
 設計段階でお客様の知識だけで打ち合わせした内容で工事を進めてしまうと後で使い難いことが多いようです。
 設計士さんが 今までの経験を踏まえてしっかりアドバイスをして一緒に考える。それを現場で様々なシミュレーションをしながら確認し、不具合がありそうなら修正すると言うことが需要ですね。

 6位のキッチンの広さもありそうです。
 まず、素人に近いハウスメーカーの営業さんが書いた図面を度々見ますが、本当に大丈夫かな?と思うことがあります。キッチンで考慮することはたくさんありますね。実際に料理を作ったりそれに基づきおうちを作ったり繰り返ししてみないと気がつかないこともたくさんあります。
 広さに関して言うと 動くための作業スペースもそうですが調理台のスペース、シンクの広さ、冷蔵庫のスペースもそうでしょうね。
 料理家電置きスペース。ゴミ箱のスペース、食器のスペース、調理器具のスペース、調味料、布巾やラップ、など様々な置き場を考慮する必要があります。
 これについては、深いので別の機会にお話ししましょう。

 7位風呂設備 戸建ての住宅ならお風呂は1坪くらいはほしい気がします。ゆったり足を伸ばして湯船につかったり、体を洗ったりするにはこのくらい必要ですね。子育て中で小さなお子さんと一緒に入るにも十分です。
 暖かい家なら浴室暖房乾燥機は必要ありません。お風呂でもあまり寒いとは感じないからです。ジェットバスなどもとても気持ちがよく満足度が高いものですが、機械なので壊れたときの修理費用取り替え費用が心配ですね。
 私が浴室選びに重視しているのは 掃除のしやすさ、浴槽ばかりではなく浴室全体の断熱性の高さです。掃除がしやすければ家事の負担は減りますし、浴室全体の断熱性が高いお風呂は壁や天井の輻射熱が少ないですからとても心地よい入り心地となります。お湯が温かくても壁が冷たいままのお風呂はだめですね。

 8位部屋数。これはコメントが難しいです。家族構成の変化によって必要なお部屋の数は変化するかもしれませんね。
 子供が複数いるときに 親の願いとして大きな子供部屋を 子供たちが上手にシェアすればよいと考えても子供がほしがるなど起こったのでしょうか?それとも親を引き取ることになったとかでしょうか?
 ある程度想像が付けば前もって用意しておくことも必要ですし、スケルトンインフィルのような考え方を使って間取りが可変できるように考えておくことも重要かもしれません。

 9位 キッチンの設備ですが これも詳細が分からないとコメントしにくいですね。キッチン本体が価格の安いあまりよいものではなくて不満と言うこともあるでしょう。安いものとまあまあのものでは細部の作りが全く違います。排水口一つとっても掃除のしやすさなど全く違いますし、水切りネットなども作りが全く違います。お友達のおうちのキッチンなどと比較してそれに気がついてしまったのでしょうか?
 それとも食器洗い機がほしかったなどと言うことでしょうか?食器洗い機も機械なので10年くらいで壊れてしまうものも多いです。そうすると取り替え費用が10万円以上かかります。高いので食器洗い機を修理しないでそのまま食器庫代わりにしている人もいますね。機械はできるだけ少ない方がいいと感じています。

10位 省エネ・創エネ 大して省エネではない住宅と本当の省エネ住宅では光熱費が全く違いますね。それが住んでいる間ずっとというと本当に恐ろしいですね。光熱費が一月1万円かからず太陽光発電で2万円稼ぎ出す住宅は付きの光熱費がマイナス1万円と言うことができます。普通の住宅は2万円くらいのようですからその差は一月で3万円 一年で36万円 30年で1080万円です。怖いですね。
 省エネの住宅は暖房費がかからないと言うことですから断熱性がしっかりしていて住み心地もとてもよいです。ストレスも少ないですしカビやダニも少ないですから病気にかかりにくく医療費も少なくてすむという調査結果もあります。
 最初に少しお金をかけてしっかり作っておけば、それ以上にお得なことはわかりきったことなのです。それでもハウスメーカーにだまされてしょぼいおうちのなんて多いことか。とても残念ですね。

まとめ

 住宅作りはとても難しいですね。たくさんいろいろ考えたつもりでも住んでみて気がつくことも多いです。

 失敗をゼロにすることは不可能でしょう。

 それでも少なくすることはできます。

 そのためには、自分で勉強をできるだけして、知識を身につけだまされないようにする。

 経験豊かなプロの力を引き出す。これが特に重要ですね。

 素人野営業さんと話をしても時間の無駄ですよ。自分の言う通りに図面を書いてもらって満足した家ができているつもりでも、住み始めたら検討不足と言うことになりかねませんよ。

 一生に一度の家づくりです。やり直しは効きません。信頼できるプロにきちんと相談して家造りされることをおすすめします。

皆さん家づくり頑張ってください。

 




日記・想い

住宅とは関係ないお話です。

今日は打ち合わせが終わってからBSのオートバイのレースの中継を見ながら図面を書いていました。
16歳で中型自動二輪の免許を取り走り回っていたのでオートバイは大好きでした。学生寮でも夜はオートバイの話をしているか、勉強しているかの毎日だったような気がします。
YAMAHAのバイクに乗っていたのでYAMAHAを応援していました。
8時間の耐久レースで1位KAWASAKI 2位YAMAHAで迎えた最終ラップ。
妻が「最後に一位がころぶよ」といった直後、最終ラップで1位のKAWASAKIが本当に転びました。

ビビりました。応援していたYAMAHAが優勝したのですが その予感を的中させたことにびっくりしすぎてしまいあまり喜べませんでした。
妻も 「こんなところで運を使い果た」とがっかり。
これで日曜日が終わりました。(笑)

追加記載
今朝(翌朝)、早起きして仕事てたらyahooニュースに出てきた。 KAWASAKIが抗議して KAWASAKIが優勝ということに。でもこれも暫定。まだ正式ではないみたい。どうなるのかな?


日記・想い

先日、本を読んでいたら何のために働かなくてはならないのか?
そんな内容の本でした。

物への執着を減らし、モノを持たたない生活にすれば、お金がかからないと。

住居(アパートの家賃や住宅の取得)
自動車
携帯インターネットなど通信費

確かにこれらはかなりの費用がかかりますし、かけ方次第でおおきくかわります。
当社もより安く家を作るように努力し、住み始めてからの 光熱費を削減できる高性能な住宅を目指したり、メンテナンス費用ができるだけかからないように耐久性の高い資材を使っています。

この本でおや?と思ったのは、お金がとてもかかるリストに
配偶者
子供
と書いてあったことです。

事実かもしれませんが つまらない本を読んでしまったと思いました。

日記・想い

今日も、設計士さん工務店の視察を受け入れました。

今日来ていただいた 設計士さんは東工大の助教授 東大の博士さんです。
こういう偉い人に色々聞かれて説明するのは たまにはいいものです。
普段は普通の工務店さんや設計事務所さんが多いので。

さすがに、話がすぐに通じます。私が説明したことをどんどん理解してくれて、それを取り込んだ指示を工務店さんにどんどん出していきます
ふつうは、そこでメモを取り、持ち帰りそのあとで現場に回していくのだと思いますが、この先生はその場で私が言っていることの重要性がすぐに把握できてメモを取るより早く、工務店さんに確認指示していきます。
とてもスピーディーで確実です。
私が言っていることが正しいとすぐ判断できるのもさすがだと思いました。

先生はSDGSも専門にされているらしく 私がいろいろ教えていただくことも多くとても有意義でした。

この記事の家を作るためのおさまりの勉強みたいです。

https://miraimedia.asahi.com/kanie_03/

こんなすごいプロジェクトに役に立つなんて当社もすごいですね。(笑)

先生と何か一緒にできるといいなと思いました。



日記・想い

いままでもハウスメーカーの研究所の方たちが 当社にたくさん視察に訪れていましたが、そのトップの方々とはなかなかお会いする機会はありませんでした。

機会があり、その研究所の偉い方々とお話させていただく機会に恵まれました。

飲み会ですけど(笑)

私の周りは 三井ハウス、住友林業、ミサワホーム、セキスイハウス。そして大学の先生。

某メーカーのかたから、「高橋建築さんは我々より進んでいる」と言われとても有頂天になってしまいました。(笑)

様々な住宅の話になりました。「そこまでやってたのですか」とびっくりされたり、湿度を取る話など、とても細かい話、どのようなソフトでどのようなシミュレーションを行っているか?耐震はどう考えているかなど。

当社の技術は本当に当社で建ててくださっている皆さんのおかげだと思いました。ハウスメーカーさんとスピード感が全く違うようなのです。当社ではホームオーナーさんの協力で様々なことをどんどん試していけます。

旭化成さんの体験棟も当社で作ったといったら、ハウスメーカーさんもああいうのを作るのがあこがれだけどなかなか実現できないと言っていました。

皆さん優秀な方たちの集まりなので直ぐにでもできそうですが、大きな会社はなかなか動きが取れないみたいですね。また、「髙橋さんは楽しそうでいいな。」と言われてしまいました。

私のことを知っているかたからたまに髙橋さんは高橋建築の後を継いでなかったら研究者になっていたね。といわれることがありますが、いまの方が自由にできるのでとても良かったです。大きなところではやりたいことができなかっただろうとつくづく思いました。

朝、満員電車に乗り通勤も大変そうだし、品川でサラリーマンが通勤する姿を見ていたら、秩父の田舎で最先端の家づくりをさせてもらって、ホームオーナさんからは喜んでもらえて、とても良かったと思いました。

ビルではなく山の方が落ち着きますね。

通勤も満員電車に揺られてり、無表情で黙々と早あるきするのではなく、かわいい柴犬と畑に囲まれた道を歩きながら、作業場や事務所に散歩しながら向かうのが最高です。

断熱・気密,日記・想い

HEAT20の報告会に参加してきました。新たな水準であるG3が発表されました。当社のエリアである4,5地域ともUA=0.23すごい基準です。外皮の断熱基準としては一気に世界一何ではないかと思わせる水準です。当社ではこの水準にあう建物もありましたがほとんどが0.25から0.3なので少し足りません。しかしこの水準に追い付いていないかというと、実は当社の方が性能良いのです。この水準は外皮の性能はすごいのですが第三種換気前提であったり日射取得がそれほどきちんと考えられていません。でも、ちょっとの変更でこの水準になるなら仕様を少しいじろうかな?とも思います。

この基準のシナリオは 4,5地域の場合 エアコンを付けたり止めたりする間欠運転を前提にしています。寝るときに暖房を止めて次の日、起きたときに15度を切ってしまうことが3%以下という目標値です。

本当に寒いときに15度ですから 普段ほどほどに寒いときならほぼ暖房はいらない水準ですね。

当社のように日射取得と全熱交換換気扇を使えばかなり無暖房に近くなると思います。

暖房エネルギーの面で見ると、こうなります。 いままではG2が最高でした。 G3はG2のほぼ半分のエネルギーで暖房可能です。

しかし、G2とG3が体感で解るかというと いままで体験したことのない人は難しいと思います。

当社の建物がほとんどG3に近い基準で建てられていて とても省エネですがG2くらいの建物できちんと暖房計画ができていればそれほどの体感の差は感じないと思います。

でも、高性能な家に住んだことある人にははっきり解ります。

何の商品やサービスでもそうですが、良いものを知らない人はそれまでなのです。知っている人はわかり、それを感じることが出来、とても満足することができるのです。

北総研の鈴木先生もこのすごい水準の意味を説明されていましたが、G3という水準は建築ででいる最高水準を示したのであって、みんなが目指せるというものではない。最高の指標と考えてください。とのことでした。