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髙橋建築

お知らせ,パッシブハウス

いよいよ一条工務店がパッシブハウス認定をとりましたね。

https://passivehouse-database.org/index.php

パッシブハウスのデーターベースで見ることができます。

今回の一条の登録物件はこちら。

https://passivehouse-database.org/index.php?lang=en#d_6715

小田原市での取得です。

プレスリリースでもされたら、この公表されているデーターから読み取れることを皆さんにシェアしますね。

この認定で気をつけることは すべての一条工務店の家がパッシブハウスではなく、一生懸命頑張ったこの一軒のみがパッシブハウスと言うことです。

地域や、土地ごとの影の影響、もちろん間取りの影響などありますのでその辺は注意が必要ですね。

ですが基本的には条件がそろえばパッシブハウスも作れることができるという証明にはなりました。素晴らしいです。

ほかのハウスメーカーや工務店も見習ってほしいですね。

パッシブハウス,断熱・気密

パッシブハウスレベルの超高断熱住宅は、良いことばかりかというと、住み方を制限するような欠点?もあります。

 過乾燥しやすい

まず皆さんがよく耳にするのが乾燥ではないでしょうか?

おうちが暖かいので 寒い家と水分量が同じでも相対湿度は下がりますね。
  そしてきちんと24時間換気するのですから、冬の外の乾いた空気を取り込みます。乾燥してしまうのは当たり前ですね。

 でもそれは、湿度をリカバリーする全熱交換換気扇の使用や、洗濯物の屋内干しや、観葉植物、浴室のドアを開けておくなど様々な方法で、防ぐことができます。
  当社のホームオーナーさんも40%から50%位で上手に住んでいただいております。
  そんなに心配することではないですね。

 音が響く

 普通の家より室内の音がうるさいと言うことも耳にします。
 これも、少し誤解がありそうです。
 新しいおうちに引っ越してまもなくですと、アパートなどにお住まいの時より物などが出ていなくて吸音されません。音が響きやすいというのはありますね。
  家具や、カーテン、そのほかいろいろな物が置かれてくるたびに徐々に和らいでいくようです。
  設計段階で吸音しやすい素材を仕上げに使うのも効果的ですね。
  そして音の大きさですが実はそれほど大きくなっていません。
  パッシブハウスクラスの家になると、外の音はとても入りにくいです。当社の建物は外壁がパワーボードですから木の外壁やサイディング、ガルバなどと比べてとても静かです。当社も建て主さんの好みで様々な外壁で家づくりをしますが、パワーボードが段違いに静かです。そしてほとんど隙間がないですし、ガラスは3枚ですから本当に静かです。そのため、冷蔵庫の音などもとても目立つと言うことになります。今までと同じ音の大きさでも、室内が静かなので目立つのですね。
  

 薪ストーブが使えない

 ちょっと残念なのが薪ストーブが使えないと言うこと。
 炎を見ながら暖をとるのも気持ちいいですよね。
 でも薪ストーブを設置すると高断熱過ぎておうちが厚くなりすぎます。すぐに暖まってしまうのです。どうしてもというなら窓開けしながら使うというのもありますけど。
 暖房には6畳用エアコンが1台あれば十分な性能ですから、どんなに小さな薪ストーブでも大きすぎてしまいます。ちょっと残念。
 パッシブハウスで薪ストーブを入れた仲間の工務店さんはほとんど燃すことができなくてとても残念がってました。

当社の事務所は 等級4位のしょぼい断熱なので薪ストーブが使えます。図面かきながら煮込み料理中。温度のちょうど良い位置でコトコト煮てます。

私が本当に残念なのはこのことくらいかな?


パッシブハウス,建築費・光熱費

世界基準の高性能住宅。秩父パッシブハウス2019の省エネ性能を、皆さんにわかりやすく光熱費でご説明したいと思います。パッシブハウス工務店 高橋建築の新築住宅の性能です。

基本性能

世界的にはパッシブハウスと言うだけですごい家という認識ですが、日本ではなかなか通じません。わかりやすく日本の基準でご説明します。
秩父パッシブハウス2019は、延べ床面積150.71㎡あります。45.5坪です。大きめですね。これに。ロフトが4.97㎡小屋裏収納19.87㎡ 併せて7.5坪あります。総床面積は53坪。屋外ですが工事面積としてほかにポーチもあります。吹抜もあります。
これだけ大きな家だと言うことを頭に入れておいてくださいね。
UA=0.25W/㎡ C=0.065c㎡/㎡ すごい断熱性能 気密性能です。
これがとてつもなくすごいというのがわかる方は住宅性能マニアです。(笑)
さらには 許容応力度計算での耐震等級3です。熊本地震のような大きな地震でも安心ですね。
そして太陽光発電10.36kW。十分すぎるくらい載っています。LCCM余裕ですね。

耐久性に優れた建物の証。長期優良住宅の認定取得も言うまでもありません。

まずはシミュレーション結果

シミュレーションだと毎月9,462円の電気代の支払いですみそうです。こんな大きな家なのに大丈夫でしょうか?
この大きな家を家中快適に保ったり、お風呂わかしたり、テレビ見たり冷蔵庫、洗濯、料理。家中の光熱費全部ですよ!!

もしこれが可能なら??大事件!!

寒いところがない快適な家で?そんな家ってあるの?

いよいよ、光熱費公開します。

お待たせしました。嘘のないデーターです。

2020年パッシブハウス光熱費

2020年の一年で使った電気代が89,659円 
振り込まれた電気代が316,632円
なんと226,973円の儲けです。

わかりやすいように月々の支払いで見てみましょう。
7,472円払って 26,386円もらって 差し引き18,914円の利益
おうちがお金を稼いでいます。(笑)

オール電化住宅なので ガス代はもちろん灯油代も0円です。

信じられますか?

18,914円もらいながら電気使って快適に生活できる。

「高いお金払って太陽光発電つければ儲かって当たり前じゃない。」そういう批判も聞こえそうですが10.36kWの太陽光発電が200万以下なのです。それも、実発電量の多いソーラーフロンティア。すごいですね。6年ちょっとで元が取れそうですね。太陽光発電のおかげもありますが、決め手は高性能な家。断熱以外にも省エネの工夫があります。

我慢しているのでは?

そんなことはありません。パッシブハウスの性能があるとリビングを暖めれば家中どこでも寒いところはありません。
にわかに信じられないでしょ。うそだと思うでしょ。
それを実現する圧倒的な性能なのです。
ハウスメーカーやその辺の工務店が作っている「暖かい家」というのとは全く違います。(普通の家を建ててしまった人、ごめんなさい。)

覚えていますか?この家の大きさ。
45.5坪ですよ。小屋裏まで含めると53坪!!

これが普通の暖かいと言われる家のレベルの家だったらどんなに光熱費がかかるでしょう。
家全体を暖かくするなんて考えられないし、そんなことをしたら、とんでもない光熱費になるのが想像できますね。あー恐ろしい。

「大きな家は寒いだけ」そんなことはないのです。

今後もエネルギー価格は上がり続ける。

最近のガソリンの値上がりや電気の値上がりはすごいですね。

今後も上がり続けるでしょう。

もし電気代が2倍の値段になったら?3倍の値段になったら?

光熱費だけで一月に10万円とか言うことになったら生活できませんね。

普通の性能の家に住んでいて、燃料代や電気代が高くなったら、寒くても我慢するしかないですね。

あなたのお住まいの光熱費は?

あなたの今のお住まいの光熱費を調べてみてください。
電気代
ガス代
灯油代
これらの合計は?

そしてあなたの家の大きさは?

アパートレベルにお住まいなのに2万円以上もかかっている?
寒い思いをして、結露とか大変で。


良いおうちに住みましょう。
将来を考えて。

中途半端じゃなく。

長持ちして、住み心地が良くて、経済的で。

あなたの家づくりを高橋建築にお手伝いさせてください。
お気軽にお声がけください。
残念な家づくりをする人が増えないように頑張ります。


ブログを見たホームオーナーさんからうれしいコメントいただいたので追記します。

数字にしてみるとすごい稼げててびっくりしました。捕捉ですが…ほんとになにも節電とかしてなくて、むしろ家事をサボりぎみなので笑 食洗機もルンバもフル稼働してます💨💨最近朝晩寒いので、実家や知人の家は、こやつ+暖房など使いはじめているのに暖房器具をなにも使っていないのに暖かいのが本当に不思議なくらいです。

光熱費は安いし、家中快適なので本当に高橋建築さんに頼んで良かったといつも旦那と話してます。

ありがとうございます✨

お知らせ,パッシブハウス

2年前の物件でパッシブハウスプラス認定を取得しました。


2019年に秩父市下吉田で建てた新築住宅です。

パッシブハウスプレミアムを狙っていてなんとかならないかと計算していたのですがあと一歩及ばずパッシブハウスプラスでの認定となりました。

近年高橋建築は秩父という寒い地域にもかかわらずパッシブハウスを量産している工務店として、日本中に認知されてきています。

これかもパッシブハウスビルダーとして頑張っていきたいと思います。

パッシブハウスのオーナーさんに認定取得をお伝えしたところとても喜んでくださいました。このようなコメントもいただきました。

「今年は寒いのですでに暖かい家を楽しんでます笑 冬は本当に幸せですね!!ありがたいです」

当社のお客さんは冬が楽しみな方が多いです。普通は大変に思う冬を待ちわびるのです。(笑)おもしろいですね。

光熱費もさすがに安いです。
オール電化なので灯油もガスもなく 電気のみの生活です。今度また聞いてみてご報告したいと思います。

パッシブハウス

セミナーで福岡の建築家 空設計工房の江藤さんの話を聞く機会がありました。

この方はバウビオロギーの建築を目指しているとても素晴らしい方です。

http://www.sola-web.com/

パッシブハウスジャパンでも仲間として一緒に活動しています。わざわざ当社の建物を見に来てくださったこともあります。

この方には、まだまだ教えてもらいたいことがたくさんあります。

パッシブハウスの利点

知られている大きな利点は 暖かい空間が実現できるということでしょう。

暖かい空間を少しのエネルギーで実現できるということが、設計の目標であり一番の利点です。

それにより 光熱費が大幅に安くなる

設備の機器が少なくて済むので初期の設備費が安い

設備の機器が少ないのでメンテナンスや買い替えの回数が少ない

それらにより、環境にやさしいということがありますね。

また、きちんと設計されていますからお家がとても長持ちします。熱的弱点があるとそこが傷みやすいですね。

気が付きにくいパッシブハウスの利点

江藤さんのZOOM画面を拝借

江藤さんがお話しされていたのがエネルギーなどの話とは関係ない気が付きにくい利点についてです。

建築業界ではこれを Non-Energy-Benefit(ノンエナジーベネフィット)と言っています。
ベネフィット」の意味は「利益」「恩恵」

住んでいて心地よい。気持ちが安らぐ

帰ってくるとホッとする。外部でストレスにさらされてもリセットしやすい。

楽に生活ができる。ストレスが少ない

風邪をひきにくくなった

インフルエンザを家族がもらってもうつりにくくなった。

医療費が少なくなった。介護費が少なくなった。

休日も家にいることが多くなり、余分な出費が減る

厚手の部屋着が不要になる。洗濯物減る。衣類の収納減る

布団の量が減る

ストーブや扇風機、除湿器、加湿器、空気清浄機なども減る。しまう場所がいらなくなる

それらによりお家の中がすっきりする。清潔になる。

シンプルで丁寧な暮らしの実現がしやすくなる。

暑さ寒さをあまり考えなくなる。リモコンを触らなくなる。雑然としたことからの解放。

お母さんにゆとりができ子供にやさしくできる。相手にする時間も増える。

キッチンが寒かったり扱ったりしないのでキッチンに建つ時間が長くなる。料理にも手をかけられる。

家中どこでも寒くないのでお家がすべてちゃんと使える。(寒いお家だとつかわない場所ができやすい。)

家中どこでも寒くないので、行動的になる。(リビングしか暖かくないとその部屋にとどまってしまう場合が多い)

上質な睡眠ができる。疲れが取れる。

学力向上。良い空気質

化粧品代が減る(お肌の保湿に良い高い化粧品いらなくなる)

寿命が延びる

毎日元気にご機嫌な暮らし

家族の健康は幸せの元(身体も心も 精神も魂も)

愛される住まいは長寿命。(大事にされ、手入れもされ建物にとっても幸せ)→建て替えまでの年数長いので環境にも良い。 

他にもあったかもしれませんが、たくさん挙げられていました。
確かに、当社で建てられたハウスオーナーさんからも同様のお話をよく伺います。
これらは江藤さんの個人的な意見というわけではなく、研究などで発表されてきたもののようです。最近様々なセミナーなどで耳にしますね。江藤さんがそれらを上手に抜粋しまとめられてました。

デメリット

これはデメリットなのかわかりませんが、冗談じみたお客様のお声です。

お友達がなかなか帰らなくなった。

重い布団をかけて寝たいのにかけると暑い。

同時期に家を建てたお友達が、嫌味を言う。

まとめ

住んでみないと気が付かないことも多いですね。

パッシブハウスにはたくさんの良いことがありそうです。

「お家で暑い寒いのストレスがない。」ということがどんなことか?

私はすでに20年間そういうお家に住んでいたのでよくわかります。( 今作っている家の比べたら少しレベルが低いですが )
みんな大変なんだろうな。頑張っているな。
あんな家建てちゃってかわいそうだな。

今年の夏もほぼ暑さのストレスなく終わってしまいました。
「自分たちだけ快適で世の中に少し申し訳ないな。」という気も少しはします。
でも仕方ないですね。
家づくりで、家の内容を決断するのは家を建てたオーナーさん自身だから。
みんなきちんと知識を付けて、将来を考えた住宅づくりをしてくれればいいなと思います。


パッシブハウス,日記・想い



新たにパッシブハウス認定がおりました。

秩父市大野原です。
認定書にある通り暖房負荷が9W/㎡
パッシブハウスの有効床面積が117.4㎡なので ピークで必要な暖房エネルギーが1056.6Wです。
6畳用エアコンが2200Wとか2500Wなのでおうち全体を温めるのに3畳用エアコンしかいらないと言うことですね。

びっくり!

今年、冬を越したお客様もとても温かいのでびっくりしていました。
床暖なんてもったいない。(笑)

寒い日でもとろとろエアコンが動くだけです。
ああのうるさいエアコンの音いやですよね。

冷房は除湿もあるので6畳用エアコンくらい必要かな?

こたつが置いてあるのでエアコンとこたつ使っているのかな?確認してみよう!(笑)
私がこんなこというと違和感あるかもですけど全く暖房しないパッシブハウスで軽くこたつつけて住んでみたい!(笑)
炬燵ってなんか幸せを感じる雰囲気ありませんか?

このレベルの建物では こたつに電気通っていないで使っている人多いんですよ。

「オーナ様の感想」

冬は2月頃に朝少しつけるだけであとは日中天気が悪くて肌寒いかな?って言う時に少しつけただけであとはほとんど使いませんでした。
暖房はずっとつけておくと逆に暑くなってしまうので1時間位つけてあとは消してしまえば家の中はしばらく暖かくいれました。
しかも1番寒い朝、無暖房なのに布団から出ても寒い🥶と言う感じは全くなくて本当にビックリしました!
旦那は冬場家の中ではほぼTシャツでいました(びっくり)
ちなみにこたつは出しませんでした!
コタツもストーブも無くて全然快適に過ごせます!

冬場友達が遊びに来て、この家暖房ついてないのにどうしてこんなに暖かいの!?(すごい!)とビックリしてました🤣

本当に快適過ぎです!
もし高橋さん以外で建ててたらと思うとゾッとしますね!笑

** うれしいコメントですね **

パッシブハウス

パッシブハウスジャパンの森みわ代表理事が話していた内容。

森みわさんが依然住んでいた家は当社で施工をお手伝いした家です。

https://passivehouse-japan.org/ja/magazine/award2016_omachi/

森さんが 鎌倉から別なところに引っ越す前に、鎌倉のアパートに借り引っ越しをされました。
いいままでパッシブハウスレベルの住まいだったので、しょぼい家との差がよくわかったとのこと。

空気環境も全く違う。特に湿度。
いいままで爽やかな空気で、室内で洗濯物などもよく乾いたし、気持ちよかったのが、しょぼいおうちでは洗濯物も乾かない室内ジメジメ。
乾太くん 」が必要な理由がわかったとのこと。きちんとした家なら必要ないのにねと言っていました。

床暖房もそうですね。
本当に温かい家は床暖房はいらないというのは、よく知られていることですね。
断熱がしょぼくて暖房の温度だけで表面温度が低い家を作るから床暖房がほしくなるのです。

エアコンもそうですね。
大きいエアコンや各室にエアコンは必要ないです。
しょぼいおうちベースだと各室にエアコンが必要なので、お客様もすべてのお部屋にエアコンをほしがる人がいますね。なかなか説明が大変です。
当社の住宅では40坪くらいなら6畳用エアコン1台で大丈夫な性能なので今までの常識では計り知れないです。なかなか信じてもらえないです。
でもこれが世界基準の住宅の性能なので徐々に当たり前になってくるので、そうなれば認知されやすくなりますね。

パッシブハウス

日本中でパッシブハウスが増えています。

パッシブハウスジャパン九州の事例発表

5年くらい前に九州からわざわざ当社に来てくれていたかたが、いよいよ九州でチャレンジ

かっこいいですね。

秩父の高橋社長に刺激を受けてとか 高橋社長のまねをしてとか何度も言ってくださいましたけど、私なんかよりレベル高いです。(笑)

日本中でどんどん増えているので私も頑張らないとですね。

高性能の住宅として世界で認められる基準はパッシブハウス基準です。
世の中も普通の省エネ基準からG1、ZEH,G2基準とどんどんレベルが上がってきてますね。
数年後には日本でもパッシブハウス基準が多くなってくるでしょう。

皆さんもおうちを建てるときには、後悔しないレベルにしておくことをおすすめします。


パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスジャパン東北支部の勉強会は 西方先生の力の入ったプレゼンがメインでした。

すごくいいプレゼンでエネルギーについて考えさせられる内容でした。

西方先生のお住まいの秋田県の能代市は冬場に日射があまりありません。
私も何度かお邪魔していますが、どんより曇りの日が続くのです。
いかに、少ない太陽の日射熱と太陽の光の明るさを上手に取り込む。
そのための様々な努力が勉強になりました。

我々埼玉県は太陽のエネルギーにとても恵まれています。
現在熊谷に建築中のパッシブハウスでも太陽のエネルギーの利用が重要になっています。
この太陽エネルギーの利用割合で大きく変わります。
これだけ恵まれた地域ですから、きちんと利用しないともったいないですね。

西方先生の資料から

秋田ではすごく断熱しても、日射を工夫しても推奨ゾーンまでで、パッシブハウスにはなりません。
秩父や熊谷、飯能あたりなら余裕です。
我々の地域なら日射の使い方さえ上手にできればもっと断熱が薄くコストをかけずともパッシブハウスとなります。
本当に恵まれています。ここでパッシブハウスにしない、できない理由があるでしょうか?

明るいおうちはきもちい!

お部屋の中が明るいと気持ちいいですね。
西方先生は部屋の明るさをかなり考え設計しております。

エネルギーと明るさ。両立させなくてはなりません。
これもとても難しいです。

窓を大きくすれば明るくはなるが熱は逃げる。
ガラスの熱貫流率 日射熱侵入率 方位、影の影響、そして大きさが重要となります。



明るいおうちは気持ちよく、気分が健やかになります。

暗いおうちで育った子供と明るいおうちで育った子供と差が出ないでしょうか?

狭っ苦しく、ものにあふれたおうちと、広々した清潔なおうちでの生活は差が出ないでしょうか?

広々した明るい空間のおうち。さらに地域の特性を生かした,超省エネなおうちが作りたいです。

余分な機器にはお金を使わず,シンプルでローコストな易しい雰囲気の木のおうち。

そんなおうちを実現したいです。

多くの人の手に届く価格で本当に省エネ健康な生活が送れるパッシブハウスを目指したいと思っています。

パッシブハウス,断熱・気密

パッシブハウスジャパンの会員向けセミナーを行いました。

タイトルは「G3を曳き回せ。

HEAT20が提唱しているG3の水準はとても高いレベルですね。

そのG3の仕様の建物を使って様々な変更を加えながら実際の性能を比べようということです。

「ホームズ君省エネ診断エキスパート」という国の基準で計算できるソフトを使いまずはG3の建物の仕様を決めていきます。

間取りは自立循環型住宅の標準モデルです。



仕様は 当社の標準仕様です。
このプランだとUA=0.24 秩父は5地域なのでギリギリG3にならないレベル。窓の大きさなどちょっと変えればG3になりますけど 会員の多くがいる6地域ではUa=0.26でG3となりますのであえてこのままスタートしました。

建物の角度を変える

性能をよくするために外皮の性能以外はハイスペックで計算です。日射取得率のよいガラスを使い、よい換気システムで入力してあります。

まずは秩父地域に建つと仮定して建物の向いている方位を変えてみました。

やはり真南向きがかなり性能が高くパッシブハウスレベル 

南       南西       西       北西      北

45度触れでも暖房はパッシブハウスですね。


南       南西       西       北西       北

冷房需要は振れると大変ですね。北向きはあり得ないですけどやはり南向きが良さそうです。

窓の大きさ つける向きで大きく違います。

地域で全く違う 秩父の冬はお日様の力を使わないともったいない。

  東京       秩父       松江       広島       青森 

真南に大きな窓をを向けられれば 秩父はほかの地域よりとても有利です。同じ断熱の建物なのに、これらの地域中で一番有利なのはすごいですね。

一方、南に窓がきちんととれていないと?

東京      秩父      松江      広島      青森

日本海側の松江より寒いですね。 さすがに青森は大変です。
南側にきちんと窓がつけられると7kWh/㎡ 窓の付け方が悪いと25kWh/㎡ 
3.5倍も違いますね。
せっかくG3まで断熱しているのにこれじゃだめじゃん!って感じですね。

換気も影響大!

 東京      秩父       松江      広島       青森

熱交換換気が第三種換気になるとどうでしょう。秩父は外気温が低いので南の大開口で十分な日射取得ができてもパッシブハウスではなくなってしまいます。
東京でも暖房需要も増えますが、秩父ほどではないですね。
高断熱になればなるほど換気のウエイトが高くなってきますね。
寒い地域しか熱交換換気が必要ないという会社さんは、あまり断熱性能がよくないと言っているようなものですね。

まとめ

G3レベルの建物でも秩父地域や 太平洋側の地域なら 十分パッシブハウスにできます。
しかし、そのほかの要素がきちんと設計できてと言うことです。
せっかくG3まで断熱しても上手な設計ができてなければ、G2レベルの建物と変わらなかったりもします。
内装などは後でも思うように変えていくことができますけど、家の向きや窓の付け方、基本的な設備計画などは変えにくいです。
イニシャルコストやランニングコストを考え、効率のよい高性能住宅を目指しましょう。