太陽光発電!もとがとれるか?計算してみよう!
ネガティブな情報に惑わされないで。
太陽光発電は高い!とても元が取れないと思っていませんか?
そんなことないですよ。それは高く売りつけられてしまった人が一生懸命に太陽光発電の否定をしているから間違った情報がちまたにあふれているだけ。
得をしている人は、騒がずにお得ライフをエンジョイしています。
まずは太陽光発電システムの現在の価格を把握しよう。
実際に皆さんいくらくらいで購入されているのでしょうか?
最近工務店さんがお客様に提供する価格は20~25万/kW位でしょうか?
例えば5kWのシステムなら100万円から125万円
10kWのシステムなら200万円から250万円くらいでしょう。
元を取るには安く取り付けてもらわなくちゃですね。
もちろん、メーカーによる価格の違いや、屋根材による価格の差があります。
安いものなら20万/kWを切るものも多いですね。
電気代を把握しよう。
現在の電気代をご存じですか?
東京電力でオール電化だとスマートライフプランにご加入されている方が多そうですね。今回はこれで見てみましょう。
日中が25.8円/kWh 夜間が17.78円/kWhです。夜間は1時から6時の間なのでその間だけ安くなります。基本料は別にかかります。
燃料調整費がまた値上げ!
電気代は先ほどの金額だけではありません。燃料価格の変動を調整する燃料調整費というのがあります。
ウクライナの戦争や円安により原油やガスの価格が高騰しています。
そのあおりを受け燃料調整費も毎月上がっています。来月9月分が発表されています。
なんと 6.5円/kWh !! びっくりしますね。
日中の電気代の基本が25.8円でしたが燃料調整費の6.5円を足すと 32.3円です。!
夜間でも17.78+6.5=24.78円
大変なことになっています。
再エネ賦課金もかかってる!
再エネ賦課金って知ってますか?
太陽光発電や風力発電など売り電出来ますね。その売り電のお金は国民みんなで負担しています。電気を使った分だけ負担する仕組みになっています。いわゆるFIT制度。安定した収益を見込めるようにして太陽光発電などの自然エネルギーを作る設備を増やしていきその設備が流行ることにより技術開発が進み安くなっていく。普及を促進する仕組みです。
現在の再エネ賦課金の額は 3.45円/kWhです。
先ほどの金額にさらにこれを加えた金額が本当の電気代です。
普通の時間帯が 25.8+6.5+3.45=35.75円/kWh
夜間の時間帯が 17.78+6.5+3.45=27.73円/kWh
となります。高いですね。
価格の推移
昔は再エネ賦課金はなかったですし、燃料調整費もマイナスのことがありました。ここ数年で1.5倍くらい電気代が上がっていますね。
もっと前だと原子力発電がきちんと動いていて深夜の電気代が6円/kWh位の時もありました。めちゃ安かったですね。夜間電力の熱機器の割引もありましたから、エコキュートなんてほとんど電気代がかからないみたいな感じでした。
現在ではこのように電気代が高いですから家計をとても圧迫します。
太陽光発電の余剰電力の買い取り価格
おうちで太陽光発電のシステムが発電して家庭でその電力を使うわけですが、とても使い切れませんね。
余った電気は捨ててしまうのか?都心配しなくても大丈夫。余った電気は買い取ってもらえるのです。先ほどお話しした固定価格買取制度(FIT制度)があります。
2022年度は17円/kWhですね。
昔は48円なんていうこともありましたが、徐々に太陽光発電設備の普及に伴い、設備の設置費が下がってきたので、買い取り価格も安くなってきました。皆さんが太陽光発電設備を手に入れることが出来るのは、この制度のおかげですね。
100kWhを売れば 1700円ももらえるわけですね。
実際のおうちの1年間の電気使用量
実データーを公開します。当社の建物なのでもちろん超高断熱住宅です。お客様は電気は我慢せず贅沢に使いたい放題使っているとおっしゃってました。延べ床約39坪+小屋裏収納4.5坪なので割と大きな家ですね。
2021年1年間です。HP消費電力といういうのはエコキュートです。
廊下のコンセントというのは除湿機ですね。洗濯物の室内干しで除湿機を使っているようです。少し消費電力が多いですね。1日の電気の使い方などで電気器具の使い方など見てみると工夫すればもう少し消費電力を減らしたり太陽光発電のメリットを出せそうです。ですがあくまでも普通に使ったとき、我慢せず使った時の電気代として良いデーターなのでこのおうちをチョイスしました。
夜間の電力の割合を推測
夜間とそのほかの時間帯で電気の単価が違うので割合を推測してみました。
割合の推測は 季節ごとの普通の日の電気の①時間ごとのデーターを元にしています。ムラのあるものは大体を入れました。
エアコンは1Fは冬の割合 小屋裏エアコンは夏の割合としました。季節的にその季節だけピークが来ますので。
それで出した電気代金がこちらです。電気代がさらに値上げする2022年9月の電気代で計算します。
エコキュートがとても電気を食ってますね。これは運転のさせ方で大分減らせそうです。
太陽光発電がない場合には233,303円の電気代がかかるという計算になりました。(基本料金を除く)
大きな家でオール電化です。石油代金やガス代金はもちろん0円。そして、来月からの値上げの電気代で計算。ひと月2万円ですね。
家中ほぼ同じ温度で快適な生活が出来てこの金額ならむしろ安いかもしれません。
太陽光発電を加えて支払額を計算
太陽光発電を設置すると太陽光発電で発電している最中に使う電気は、東京電力から買わなくて良いことになります。その電気は1995kWhでした。35.75円の高い電気を買わずに済みますね。
その金額は71,331円です。お得ですね。(厳密には夏の朝は夜間電力の分がわずかあります。)
差し引きすると東京電力に支払った額は161,972円となります。月平均13,500円くらいですね。
安い!!(基本料金は除いています)
売り電のお金が振り込まれる!
余った分は売ることが出来るとお話しました。
HEMSデーターでは10,563kWhも売っています。17円の売り電単価ですから
179,577円も年間で振り込まれます。
支払う電気代と受け取る電気代どちらが多い?
支払いが161,972円 受け取りが179,577円 その差額は -17,605円(基本料金は除いています)
石油もガスも使わず、使い放題電気を使うのに なんと儲かっています。
すごいですね。
この先、電気代が上がっても心配なさそうです。
そして経済メリット
太陽区の経済メリットは この売ったお金と 自分の家で使った分のお金ですね。それを足してみましょう
なんと250,907円!! 1年間でこれだけの経済メリットがあるわけです。
当社で建ててくださったお客様は、電気代のことなんてあまり気にしなくなるのがわかります。
元が取れるのか?
仮に太陽光発電システムが25万/kWだとしてみるとこのおうちは8.88kWのシステムですから
250000*8.88=2,220,000円です。
安念で元が取れるか?このシステム価格を太陽光の年間の経済メリットで割ってみましょう。
2,2200,000円÷250,907円/年=8.84年
およそ9年で元が取れるという計算です。
もし20万/kWで買っていれば
200000円/kW×8.88kW÷250,907円/年=7.07年
なんと7年で元が取れます。元を取った後はもちろん すべてもうけですね。
すごく稼げそうです。
ずっと使い続けるとパワコンなどのメンテは必要ですが、たいしたことありません。
このように太陽光発電システムは経済メリット抜群なのです。
そのためには安く買わなくてはなりませんので注意してくださいね。
このシミュレーションは実際のデーターを使いながら推測の部分も入っております。
かなり近いせんをついていると思いますがご了承ください。